マネックスメール 2003年6月14日

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マネックスメール 2003年6月14日

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 マネックスメール増刊号 たっぷりご用意しました債券スペシャル
(2003年6月14日発行)
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   <口座開設はこちら(無料)>
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ご無沙汰しています。またお会いしましたね、影の編集長です。
毎度のことながらいつも突然発行される「マネックスメール増刊号」。今回のテーマは債券です。債券スペシャルということでお届けします。

今週月曜日から募集を開始した豪ドル建世界銀行債。4年で4.05%です。外国債券にはどんなリスクがあるの?そもそも世界銀行って何?そんな債券の話を取り上げます。

もちろんいつものように多彩なゲスト、そしてつぶやきスペシャルもあります。そして、あの勉強中の社員も今回帰ってきました。という訳で今回はボリュームたっぷりです。気になるコラムから気楽にお読みください。

それではさっそくマネックスメール増刊号をお楽しみください。

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-本日の目次
まずはちょっと宣伝を・・・マネックス証券から債券のご案内
世界銀行ってどんな銀行?
豪ドルって為替はどうよ?
ファイナンシャルプランナ−深野さんの考える外債投資
今日だけ特別「ひまわり」リターンズ
松本大のつぶやきスペシャル
影の編集長の独り言
プレゼントのお知らせ

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-まずはちょっと宣伝を・・・マネックス証券から債券のご案内

<その1>豪ドル建世界銀行債4年4.05%
世界銀行が発行するオーストラリアドル建債券。こんな商品です。

●世界銀行については下のコラム「世界銀行ってどんな銀行?」をご覧下さい。●4年後の2007年7月10日が満期です。
●半年に1回利払が行われる利付債券です。
●お申込は1,000豪ドル単位。
●先着順の受付となります。
受付は2003年6月30日午後2時までですが、販売額に限りがありますのでお早めにお申し込み下さい。
http://www2.monex.co.jp/j/gaisai/gaiyo1.html

<その2>変動利付き国債のご案内
国債とは国が発行する債券。「個人向け国債」はこんな商品です。
http://www2.monex.co.jp/j/kokusai/gaiyo1.html

どちらの商品も、お申込は・・・
ログイン後画面の「投信・債券取引」→「債券取引 募集申込」から。

マネックス証券では債券購入に伴う口座管理料は一切かかりません。また、募集申込時に前受金が必要となりますのでご注意ください。

==========<世界銀行ってどんな銀行?>===========
さて今回の外債を発行するのは「世界銀行」です。世界銀行って聞いたことありますか?世界銀行の東京事務所の方にご紹介いただきます。

『世銀債とは国際機関の一つである世界銀行が発行する債券です。定期預金証書に似たもの、とお考え下さい。銀行に定期預金をお預けになったことがある方も多いかと思います。最大の違いは、お金の預入先が在日本の銀行か、あるいは海外の国際機関である世銀であるか、という点です。また、債券の期間は2−10年と銀行の定期預金よりも長期に渡る点も違いとしてあげられます。世銀債のより詳しい説明につきましては、こちらをご覧下さい。

http://www.seginsai.com

さて、そもそも世界銀行とは何をしている銀行なのでしょうか?歴史が得意だった方は多少記憶に残っているかも知れません。世界銀行は第二次大戦末期に、荒廃した各国経済再建を援助すべく、国際通貨基金(IMF)と同時に設立された国際機関で、組織上は国連の下に属します。かつては日本も世界銀行にとって最大の融資先だった時期もありました。各地の火力発電設備、東海道新幹線、東名高速道路等、現在でも日本の重要なインフラとなっている数々のプロジェクトに世銀は融資してきました。

世銀についての基本的な説明についてはこちら
http://www.worldbank.or.jp/01tokyo/01about_us/about_us_top.html

日本の世銀からの借入についてはこちら
http://www.worldbank.or.jp/01tokyo/04japan/japan_top.html

皆様が世銀債にご投資されるということは、どういう意味があるのでしょうか?まず、皆様は、世界銀行のAAA/Aaaの高い信用力、金利条件、通貨等様々な要因をご検討頂き、それぞれのリスクに見合う総合リターンを得られる、とご判断頂いた段階でご投資頂くことになると思います。

一方、世銀にとってはご投資頂いた資金は皆様からの借金に他ならず、世銀は社会的意義のある活用をし、満期には元利金満額を皆様にお返しする義務があります。

現在世界銀行は「貧困のない世界の実現」を使命に途上国支援を行っています。具体的には、1日1ドル未満で生活する貧困人口(12億人:世界の人々の5人に1人)を2015年までに半減する「ミレニアム開発目標」を達成すべく、途上国の様々なプロジェクトに融資をしています。皆様からお預かりした資金は、開発途上国における教育・保健衛生・水などの基本的な社会サービスを確保するためのインフラの整備、さらには人材育成のための制度構築、政策助言など様々な分野で活用されます。最近の事例ではアフガニスタンの紛争後復興支援の分野でも、世界銀行は重要な役割を果たしています。

投資家の皆様が世銀債にご投資頂く際には、世銀債のリスクとリターンを分析頂いた上でご投資頂くことが最も重要ですが、開発途上国における貧困問題についても、少しでも関心を持って頂ければ大変嬉しく思ます。

ミレニアム開発目標(MDGs)についてはこちら
http://www.worldbank.or.jp/03agenda/05mdg/mdg_top.html

世界銀行のアフガニスタン復興支援についてはこちら
http://www.worldbank.or.jp/04data/12brochure/pdf_brochure/rs_afghan1.pdfhttp://www.worldbank.or.jp/04data/12brochure/pdf_brochure/rs_afghan2.pdfhttp://www.worldbank.org/af』

========<豪ドルって為替はどうよ?>=============
外債を購入するには満期までの豪ドルの為替が気になりますよね。そんな不安をマネックスFX勉強会でお馴染みのオリエント・トラディションFX、畑さんにぶつけてみました。(内容は執筆者の見解を示したものでマネックス証券の見解を示すものではありません。)

『まず、為替のお話の前にオーストラリアの経済状況について少しお話します。オーストラリアでは1996年以来実施された構造改革により、低い関税率での市場開放・マクロ経済の改革などで、ITを含む新しい国際的なビジネス機会の拡大、経済の競争力増大などの効果が表れており、オーストラリアの輸出基盤も大きく改善されました。また、金融緩和による国内での住宅投資と個人消費に支えられ、ここ5年間では平均して4%程度の高い経済成長を持続しています。本年度も3%程度が見込まれています。

このような理由から、欧米諸国の金利が相次いで引き下げられる中、オーストラリアでは好調な経済状況を受けて、比較的高い金利水準で推移しているのだと思います。またS&Pによる国債格付けは、米国やドイツなどと並び、最高ランクの「AAA」にランクされています。

お金は必ずどこかに流れるもので、高金利というのも1つの選択肢ではあるのですが、やはりその国自体の政治・経済情勢なども重要であると思います。金利は高いんだけど、超インフレで破綻寸前ってなことでは困るわけです。オーストラリアの今の状況は高金利=経済の弱さではなく、逆に経済の強さの表れとみるべきだと思います。日本・米国の経済状況の困難さが低金利につながっていることを考えれば分かりやすいと思います。

では為替の話に入りますが、豪ドルは、先日の豪連邦準備銀行の政策金利発表で金利が据え置かれたことや、豪中銀総裁が豪ドル高容認とも受取れる発言をしたことから1999年7月以来の高値で推移しています。短期的に見ても、対円では2000−2001年に付けた1豪ドル=55円台というレベルから完全に底打ちしており、上昇トレンドに入っていることは間違いないでしょう。また本邦のボーナスシーズンを睨んだ起債絡みの豪ドル買い需要が見込まれており、多少の調整はあるものの高金利通貨選好の動きから堅調に推移するものと思われます。

またここ1〜2年もしくは5年くらいのタームでみても、堅調な経済状況、また主要国経済の低迷を背景に、ドル圏・英語圏通貨の中でも豪ドルは最強通貨になりうると考えます。』

===<ファイナンシャルプランナ−深野さんの考える外債投資>=====
資産運用の世界では「分散投資」とよく言われますが、円の信頼性の低下が見込まれるところから、最近では通貨の分散が投資のキーワードになりつつあります。何を隠そう筆者も円の信任が低下して行くと思っていますので、せっせと通貨の分散をしているくらいですから・・・。おっと話が横道にそれてしまいましたが、通貨の分散というとこれまでは基軸通貨である米ドルをベースにし、ユーロを加えていくと言うのが通貨分散のセオリーのような気がします。
ところが、米ドルやユーロは度重なる金利の引き下げにより、高金利という旨味がなくなっているといっても過言ではありません。高金利を求め外貨預金から外国債券へ、通貨では米ドルやユーロから豪ドルやNZドル、加ドルなどへ投資対象は移りつつあります。各国の金利を相対比較すれば、投資対象の変遷も致し方ないところなのかもしれません。個人投資家は、外債投資あるいは豪ドルやNZドル、加ドルなどへの2番手通貨(米ドルやユーロをメジャー通貨と考えているので、勝手に筆者が2番手通貨とさせていただきました)へどのように投資すればよいのか考えてみることにしましょう。

外債、正確には「外国債券」は、国内債券に投資するのと同じく、円をその国の通貨に替えて債券投資をすることになります。円建ての外債もありますが、外貨建て外債に絞って続けさせていただきます。さまざまな種類の外債がありますが、ここでは基本となる利付債とゼロ・クーポン債(割引債)について見ていきましょう。

利付債券は年1回あるいは2回、定期的に利息が支払われて、満期償還時には額面金額が戻ってきます。定期的に収入を得たい投資家には好都合の債券ですが、お金を殖やしたい投資家は利息を外貨建てMMF等に再投資して、利息部分も殖やすために活用する必要が出てきます。

一方、ゼロ・クーポン債(割引債)は、利息が支払われない代わりに、額面金額よりも割り引かれた価格で購入し、満期償還時には額面金額で償還されるためその差額が収益になります。償還期間が長い債券だと割引率がその分大きくなるので、投資金額だけで2倍、3倍近くに殖えるものもあります(当然、償還期間は何十年となりますが)。投資金額が2倍、3倍と殖えるならば、やや乱暴な言い方をすれば為替レートが今の2分の1、3分の1になっても元本割れをしないことになります。円高対応力が強い債券ということができるので、円安になればさらに収益が殖えることになります。何十年先の老後資金などの準備に適している債券といえるでしょう。利付債、割引債ともに、原則その時々の時価で売却することができると言いつつも、現時点では諸外国の金利も既に相当低下しています。債券の価格は世の中の金利の動きと逆の動きをすることになるので、この先数年内には金利が上昇する可能性は否定できず、その場合は中途売却をすると売却損を被ってしまうことになりかねません。個人投資家にとっては外債は、上手く行ったら売却、しかし実態は満期償還まで持ちきるというスタンスで投資したほうが賢明です。

また外債投資では、大多数の証券会社が口座管理料(消費税込み、年間
3150円)を徴収しています。せっかくの高金利を手数料で相殺されないためにも、口座管理料が無料、あるいはなるべく安い証券会社で購入するということも忘れずに!

相対的な金利の高さから2番手通貨である豪ドルやNZドル、加ドルなどに人気が移りつつあるとお話しましたが、これらの通貨はメジャー通貨よりも市場が小さいため、マーケットが動くと相場が一方通行へ振れやすいという傾向が何度か見受けられます。円を外国の通貨に替える際の為替手数料も、メジャー通貨に比べて割高になることが多いということも忘れてはなりません。通貨がらみのお話は他の諸先生方が述べられていると思われますので、筆者はボロが出ないうちにこの辺で筆を置きたいと思います。投資の世界では、投資コストや税金が安ければ安いほど設けるチャンスは殖えることになりますので、トレンドに乗るというのも投資では大切ですが、常にリスク管理ということだけは忘れないでいただきたいものです。

深野 康彦(ファイナンシャルプランナー)
ワイズマネジメント取締役 個人のコンサルティングを中心として活動するかたわら、日本経済新聞、マネージャパン、日経マネー、あるじゃんなどでも活躍中。またFP養育講座や各種セミナーの講師も担当。

========<今日だけ特別「ひまわりリターンズ」>========
お久しぶりです。ひまわりです。みなさんお元気でしょうか。
今回は臨時増刊号ということで登場しました。「債券スペシャル」だそうですが、他の方が債券の概要や説明を分かりやすく書いていらっしゃるでしょうから、私は単なるコラムにしたいと思います。
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債券といえば元本保証(償還まで保有した場合で、発行した企業等が倒産しなかった場合)で決まった金利が付く商品。
期間が決まっているので、定期預金みたいですよね。(投資家に誤解を与えるため「預金」という言葉を使ってはいけないのですが。)
定期預金みたいなら、一個人としてもお手ごろ。でも債券ってあまり身近な商品ではないと思います。なぜなんでしょう。

債券には、国債や社債(金融債、電力債等)などいろいろあります。
日本で社債というと、流動性は低いものが多く、大口の機関投資家向け発行がほとんど。一個人が少額から購入することは難しいようです。少額から購入する場合は、社債の取り扱いをしている証券会社の窓口で、証券会社が小口にして売買(相対取引)するのが一般的だそうです。

最近、個人向け国債という1万円から購入できる商品ができましたが、まだまだ少額から購入できる商品は少ないですよね。
以前は株も一つ購入するのに大金が必要でした。今は売買単位が引き下げられて、少額からでも購入できる銘柄がだいぶ増えてきましたが。
債券も個人投資家に目を向け、少額から購入できるようになると良いですね。また、どこでいくらで購入できるのか、時価や利率などの情報がもっとあると良いですね。

低金利時代の今日、1%でさえ「高金利だ」と心が動いてしまうようです。でも1%なら、例えば私が去年夏に1株980円で買ったカゴメの株、配当金は1株10円/年の予定なので金利にすれば約1%(これを配当利回りと言います)。トマトジュースなどの株主優待ももらったし、私はヘタな債券よりもこちらの方が良いかなぁ(株価は1割下がっているから金利だとか言ってられないのだけど)。
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<過去のひまわり解説>
過去に、債券について2回書きました。とても参考になることも書いているのでお暇なときに読んでください。下記のURLのバックナンバーからどうぞ。
1.債券の金利と価格の関係 2001/11/21掲載
2.社債と転換社債(転換社債型新株予約権付社債)2002/7/31掲載
http://www.monex.co.jp/visitor/shohin/joho/monex_mail/index.html
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<おまけ>
先日100円ショップに行きました。漫画も100円で売っていました。懐かしい「まいっちんぐマチコ先生」があったので買ってみました。ワンパターンでくだらない、おばかな漫画でした。余りにもくだらなく、おばかなので、腹をかかえて笑ってしまいました。くだらないのも、たまには良いですねー。おわり。

==========<松本大のつぶやきスペシャル>==========
6月14日   <JMのその後>
ジョン・メリウェザー、仲間内での通称はJM、債券界の、少なくとも私にとってのスーパースターです。彼は債券トレーディングの世界に、ロケットサイエンティストによる金融数理・金融工学を持ち込み、アービトラージ(裁定取引)を始め、莫大な利益をソロモンにもたらしました。その後自らLTCMというヘッジファンドを興すと、世界中のスーパートレーダーや(のちの)ノーベル経済学賞受賞者がこぞって参加し、世界中でもてはやされ、ファンドも年率40%というような勢いで儲かっていきました。しかし98年夏にロシア危機に嵌り、一気にファンドは崩壊し、36億ドルに及ぶ緊急協調融資を受け、ファンドは融資団の監視下に置かれました。しかしファンドは1年ちょっとで借金の全てを返済し(!)、LTCMは解散し、99年12月、JMはまた新たなファンドを興しました。その後JMは様々な批判を受けてきました。かつてちやほやしたマスコミなどが、「何でまたファンドをするんだ、不謹慎だ」とか「世のファンドが好調にお金を集める中で、JMのファンドだけは、その信頼の低さから、お金が全然集まらない」などなど。しかしJMは言い訳もせず、毅然とした態度で、きちんとしたファンドの運用を続け、低く抑えたリスクで、手数料を差し引いた後で年率10%程度のリターンを安定して実現し、ファンドの規模もそろそろ10億ドルに達しようとしています。私はJMをトレーダーとしても、ビジネスマンとしても、一人の人間としても、心底尊敬しています。私は債券のイロハを、JMとその影響を受けた人たちから教わりました。今回、個人向け国債に加えて豪ドル建て世銀債という形で、また債券ビジネスに関わることになり、どこか気持ちがウキウキします。私は一種の金融バカです。株式であれ、債券であれ、円債であれ、外債であれ、或いはスワップ、オプションの類まで、金融商品と名の付くものであればほぼ全てのトレーディングやリスク管理に携わってきました。しかし、その全ての基礎は、JM組から教わった債券数理にあります。JMは日本に来るたびに、いつもオフィスに立ち寄ってくれます。一昨日も寄ってくれ、日本の状況や、世界のマーケットについて語り合いました。一番興味深かったのは、アメリカ経済についてです。減税、財政支出、利下げ、ドル安容認などアメリカ政府、連銀はあらゆる手を使って景気を支えようとしている。そして、株価は上がり、企業の信用スプレッドも縮まっている。これから1〜1.5年の間に、アメリカ経済が2%以下の成長しか達成できないと、世界中が大きな、そして長いデフレの波に飲み込まれていくだろう。逆に4%の経済成長が達成できれば、世界中が安定した成長軌道に戻るだろうと、言ってました。

今回JMはマネックスのお客様に素晴らしいプレゼントを残してくれました。「To A Special Monex Client」と株本にサインをしてくれたので、以下のアンケートに答えてくれた方の中から抽選で一名の方に差し上げます。(このプレゼントは、当メールの終わりにある増刊号プレゼントコーナーとは別のものです)

締切り:2003年6月27日(金)深夜12時までにマネックスにメール必着でこちらへメールでご応募下さい→ ans1@monex.co.jp
(増刊号プレゼントコーナーとはメールアドレスが違います)

Eメールへの記入事項
1.顧客口座番号とお名前(メンバーの方に限定させて頂きます)
2.債券の裁定取引が組み込まれたファンドに興味がある・ない
3.世界的優良ファンドであれば、最低購入単位が仮にXドルでも興味がある(Xの最大値をご記入下さい)

当選者にはマネックスよりEメールで直接ご連絡いたします。
ご連絡してお返事が無い場合は別の方にプレゼントする場合もございますのでご了承ください。

===========<影の編集長の独り言>=============
上を見る投資、下を見る投資

実は私、影の編集長の前は外資系の運用会社で債券のファンドマネージャー(FM)をやっていました。担当は円債、外債、為替。今では懐かしい思い出です。当時、所属していたのは債券チームでしたが、隣に株式チームがあって株のFMもいました。彼らと話していて感じたのは、「株は上を見る投資」「債券は下を見る投資」ということです。

株のFMは夢を語ります。企業の将来性、成長予想、収益の伸び、株価の上昇予想・・・まさに上を見る投資です。一方債券のFMはどうでしょうか。投資会議では投資する債券の発行体の倒産リスクから検討をはじめます。債券の保有期間中に破綻するリスク、金利上昇による評価損、元本は返ってくるか・・下を見る投資ですね。株は攻め、債券は守りの商品なのです。

今回マネックスが販売する世銀債。倒産リスクという点からは極めて安全な発行体です。何しろ日本国債より格付が高いのですから。倒産リスクについては下を見て暗くなる必要はありません。問題は為替リスクです。

4年後のオーストラリアドルの為替レートがいくらかは誰にもわかりません。でもクーポン4.05%で4年ですから大雑把にいって4%x4年で16%くらいの金利は確定で受取れるということです。逆にいうとその位までもし円高になったとしても元本を割らないとも考えられます。(あっ、またいつものクセで下を見てしまいました。)

下ばかり見ていても良い投資はできません。今回の豪ドル債券も上を見る投資と組み合わせることが大切です。債券、株、為替・・・リスクをバランス良く取って理想の資産設計を実現してください。

というわけで、今回の増刊号いかがでしたか?
次回のマネックスメール増刊号、いつになるかわかりませんが、またお会いしましょう。

===========<プレゼントコーナー>=============毎回増刊号で好評のプレゼントコーナーです。
今回は2点ご用意しました。しかもサイン入り本です。

A.「サンプラザ中野と松本大の株本(かぶぼん)」 10名
   著者:サンプラザ中野 松本大 日本経済新聞社 1400円

B.「10億円を捨てた男の仕事術」 10名
   著者: 松本大 講談社 1600円

ご希望の方は下記要領にしたがいEメールでご応募ください。
締切り:2003年6月27日(金)深夜12時までにマネックスにメール必着でこちらへメールでご応募下さい→ 2000vd@monex.co.jp

Eメールへの記入事項
1.メンバーの方は顧客口座番号とお名前、メンバーでない方はお名前のみ2.希望商品の番号(A、Bのうちどちらかを指定してください)
3.マネックスメール増刊号についての感想・要望(こんな内容を書いて欲しいなど何でも結構です)
4.債券についてのご意見(ご購入する・しない?その理由は?)

当選者にはマネックスよりEメールで直接ご連絡いたします。
ご連絡してお返事が無い場合は別の方にプレゼントする場合もございますのでご了承ください。

===================================マネックスメールを解除したい時は>

・弊社に直接申し込まれたお客様
 マネックスメールの受信解除、メールアドレスの変更等はこちらへ

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・まぐまぐ、Macky!、Pubzine、melmaご利用のお客様
 解除をしたい場合は、ご自身がご利用のシステムから行って下さい。

 ▽まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000017399.htm (ID:0000017399) ▽Macky! http://macky.nifty.com/check.htm (マネックスメール)
 ▽Pubzine http://www.pubzine.com/pubzy/tool/unsub.html (ID:002140) ▽melma http://www.melma.com/ (マネックスメール m00015629)

 何れもメールでの解除はできません。HPにアクセスして行ってください。
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