マネックスメール 2003年6月26日

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マネックスメール 2003年6月26日

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 マネックスメール(第957号 2003年6月26日夕方発行)
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本日の目次
 マネックス相場概況
 資産設計情報
  サンプラザ中野の株式ロックンロール
  マネックスの投信売れ筋ランキング
  投資信託基準価額
 今朝のめざましBIZ
 コラム ・マネックス社長 松本大のつぶやき
     ・編集長の独り言
 ただ今ブックビルディング中
 「ブリッジレポート」〜あなたの代わりに会社訪問〜
   (4732)ユー・エス・エス
   (4709)インフォメーション・ディベロプメント  
 マネックスメール解除の方法は一番下にあります
 またバックナンバーは以下でご覧頂けます。
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=============<マネックス相場概況>===========<相場概況>
マイナス圏ながら底堅い展開、後場後半には買い戻しを誘い急速に下げ渋り。
日経平均     8923.41(▲  8.85)
TOPIX     887.86(△  3.33)
単純平均      362.86(△  1.19)
東証2部指数   1807.07(△  7.55)
日経店頭平均   1129.34(△  2.75)
東証1部
 値上がり銘柄数     736銘柄
 値下がり銘柄数     659銘柄
 変わらず        130銘柄
 比較できず         2銘柄
 騰落レシオ(25日)117.68%
    注:値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率です。
    一般的に120%台に上昇すると高値圏、70%台に下降すると    底値圏といわれる先行指標です。
    計算は25日ベースで行っており、値上がり銘柄数、値下がり銘    柄数は25日間の累計で計算しています。
 売買高    1296.48(百万株:概算)
 売買代金    716804(百万円:概算)
 時価総額   2578340(億円:概算)
 為替(17時) 118.23円

 本日26日、米国東部時間では25日午後2時過ぎに米連邦準備理事会(FRB)は0.25%の利下げを発表しました。米国株式市場では大型株がジリ安になるなど、ダウは100ドル近い下落、NASDAQは小幅ながら5日続落となりました。

 海外市場の影響を受け易い東エレク(8035)、アドバンテスト(6857)などを始めとする値がさハイテク株の一角に売りが先行、日経平均もマイナス圏で寄り付きました。

 しかしながら、これらの銘柄群は今週に入ってある程度の調整を済ませていたこともあり、朝方の売り一巡後はすぐに下げ止まりました。日経平均はマイナス圏で推移しても下げ幅は小幅に留まりました。

 前場中頃、先物に仕掛け的な売り物が出たことをきっかけに、日経平均は下げ幅を拡大。ただし、高水準の売買高にも支えられていることもあり、そのままズルズルと下げ幅拡大という動きにはつながりませんでした。

 後場は、前場安値水準のもみ合いで始まりました。依然として、個人投資家を中心に中低位株に対する物色は継続。また、自動車株のなかには、為替市場がやや円安に振れている点などから、上げ幅を拡大する銘柄も見られました。
 マイナス圏で推移しながらも、底堅い展開を続けていたことで後場後半には売り方が買い戻しを急ぐ動きが見られました。大引けにかけて先物が急速に下げ幅を縮小、それに追随する形で日経平均も急速に下げ幅を縮小し取引を終了しました。

◆個別銘柄◆
東エレク(8035) 5180円(△50):100株単位
 前日の米国株安を受けて売り先行で始まりました。ただ今週に入ってある程度の調整は済ませていたこともあり、一段と下値を売り込むといった動きは見られませんでした。大引けにかけては指数が急速に下げ幅を縮小したこともありプラスに切り返しました。

日産自(7201) 1088円(△26):100株単位
 為替市場では円が118円台前半まで円高に振れたこともあり、朝方から小幅高で推移しました。昼休み時間中には、SUVパスファインダーの生産を九州工場から米国工場に移管すると伝わりました。為替変動の影響が軽減できるとの期待から、後場はやや上げ幅を拡大。

台糖(2102) 369円(△39)
 ラジオたんぱの番組で注目銘柄として取り上げられたことがきっかけに人気を集めました。過去にもこの番組で取り上げられた銘柄が大幅高を演じた経緯があり目先筋の短期値幅取りの対象となりました。

イオン(8267) 2830円(▲100):100株単位
 ドイツ証券は25日付リポートで投資判断を1段引き下げ、3段階評価で最も低いセルにしました。このことも利益確定売りを出すきっかけとなった様子で朝方からマイナス圏での推移が続きました。

ペンタックス(7750) 487円(△58)
 前日は、デジタル一眼レフ事業への参入。また、本日はDVD機器向け光ピックアップレンズ増産が報じられました。ここにきて収益改善期待で個人投資家などの買いを集めて急伸。

BSL(3113) 98円(△12)
 本日の日経新聞で今期復配見通しが報道されたほか、屋上緑化事業への参入も発表したことが手掛かり材料となり急伸。

ローソン(2651) 3350円(△70):100株単位
 本日大引け後、カード会員56万人の個人情報が社外に流出していたと発表。原因は調査中ながら、氏名・住所・性別・生年月日・電話番号が流出、個人の銀行口座など信用情報は流出していないことを確認したのこと。

◆ランキング◆
東証1部値上がり上位
    銘柄        上昇率   上昇幅    終値   売買高十字屋(8259)   +24.59  △15    76 12578ペンタックス(7750)+13.51  △58   487  4977富士興(5009)   +12.50  △10    90  3882合同鉄(5410)   +12.35  △21   191 28313台糖(2102)    +11.81  △39   369  5822
東証1部値下がり上位
    銘柄        下降率   下降幅    終値   売買高トーセ(4728)    −6.54  ▲74  1056   8.5藤和不(8834)    −5.98   ▲7   110   592さが美(8201)    −5.92  ▲24   381    11共立(6313)     −5.73  ▲20   329  3620日東精(5957)    −5.46  ▲10   173    95
東証1部売買高上位
    銘柄        売買高(千株)    終値     前日比古河電(5801)      48296    333     △30住金(5405)       40480     76       0新日鉄(5401)      31936    159      △3合同鉄(5410)      28313    191     △21石原産(4028)      23070    201     △21りそなHD(8308)    19375     83      △1三菱重(7011)      17758    303      △2昭電工(4004)      15905    208       0鈴丹(8193)       15410    151      ▲7日新鋼(5407)      15324    132      △1
東証1部売買代金上位
    銘柄      売買代金(百万円)    終値     前日比ソニー(6758)      16933   3270       0ソフトバンク(9984)   16688   1920     △79古河電(5801)      15440    333     △30NTTドコモ(9437)   15098 25万9千円    ▲3千円キヤノン(7751)     14746   5430     △20トヨタ(7203)      14016   3070     △30日産自(7201)      12229   1088     △26エプソン(6724)     11929   3380     ▲30三井住友(8316)     10260 25万9千円    △4千円ホンダ(7267)      10039   4470     △80
=============<資産設計情報>==============「サンプラザ中野と松本大の株本(かぶぼん)」 日本経済新聞社より
発売中!!「低金利の時代に株式投資を始めたい」そんな声に
お応えしてサンプラザ中野がやさしく解説いたします。
http://www.nikkei-bookdirect.com/bookdirect/item.php?did=35046

<サンプラザ中野近況報告>

6月25日(水) クロワッサン発売
6月27日(金) BSジャパン「ルック@マーケット」16時〜
6月28日(土) NHK「こんにちは一都六県」」  11時30分〜     
             
7月 1日(火) Domani発売   
7月 2日(水) ヴィセラピ発売

−−−−−−−−−<サンプラザ中野の株式ロックンロール>−−−−−−−

グリーンスタジアム神戸に行ったぞ。サンプラザ中野だー!
あ、間違えた。「YAHOO BBスタジアム」だった。スタジアムの名前だけ企業が買い取ったのだ。東京の調布にも「味の素スタジアム」があるね。大リーグではイチローのマリナーズの本拠地「セーフコ・フィールド」も企業名なのだそうだ。公共事業で作ったはいいが、維持費が馬鹿にならなくて民間の力を借りているわけだね。

10年ほど前ゲームにはまった。コンピュータゲームだった。「シムシティ」というシミュレーションゲームだ。自らが自治体の長となり、荒地を造成して街を起こしていく。家を建て工場を作り、道路を引いて商業地を広げる。すると人がやって来る。画面は都市の俯瞰図である。道路上に車が走り出す。次第に渋滞が起こる。市民から苦情が出る。道路を延ばす。

その自治体の運営は市民からの税金でまかなう。人口が右肩上がりのときは良い。住宅地を作り経済拠点を配置し、街はどんどん大きくなる。郊外を更に造成して、海岸線を埋め立てて。まさに「列島改造論」である。

ゲーム上でも年度が替わる。何年かすると人口が増えにくくなる。よほどバランスが取れていれば別なのだが、いわゆる「成長の鈍化」だ。すると財政が逼迫してくる。網の目のように走らせた道路に、穴ぼこが目立つようになる。そこでやっと気付く。「そうか、道路を作ると維持費がかかるのだ!」と。
タクシーの運転手さんに聞いた。スタジアム周辺は、山を切り崩した新興住宅地。土砂は埋め立てに使われた。山はポートアイランドになったのだそうだ。「うーむ。まさにシムシティ」神戸はまだ海を埋め立てている。空港を作ろうとしている。っていうか、もう作っている。神戸の偉い人は「シムシティ」をやったことがないのだろう、ね。

さておき、YAHOO BBスタジアムは楽しかった。特筆したいのは「フィールド・シート」の存在だ。大リーグ中継でよく観ていた、ファールグラウンドにせり出した客席だ。一塁側のあの席の一番前で観戦できた。興奮した。金網がないのである。視点もグラウンドレベル。手を伸ばせばグラウンドにタッチできるほどだ。「フィールド・シート」の入り口でグローブを借りて、ドキドキしながらファールボールを待つ。ゲームに参加した気分だ。
あれはいい!!パリーグ、頑張っているぞ。


サンプラザ中野:数々の爆発的ヒット曲を生み出してきた「爆風スランプ」で活躍。現在新たに「サンプラザ中野とノンスモーカース」を結成。
自身のホームページでも意外な側面を見ることができる。
http://www.kk.iij4u.or.jp/~sunplaza/
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<マネックスの投信売れ筋ランキング ベスト5>
1.日経225ノーロードオープン
2.HSBCチャイナオープン
3.ブル・ベアセレクト ベアファンド
4.インデックスミリオン
5.ボンドミックスミリオン

(2003/6/16〜2003/6/20 マネックスでの販売金額)
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投資信託基準価額(6月25日現在)
 ザ・ファンド@マネックス          4,856(+13)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
外国投信基準価額(6月25日現在)
<米ドル建>
バンガード・トータル・ストック・M・I・F 22.46(−0.13) バンガード・ウェルズリー・インカム・F   20.87(−0.13) バンガード・スモールキャップ・インデックス 18.08(+0.07) マサチューセッツ・インベスターズ・トラスト 13.64(−0.09) MFS ストラテジック・グロース・ファンド 15.19(−0.11)
 適用レート(6月26日午後2時30分現在)
  買付 118.20(+0.65) 解約 117.70(+0.65)
<ユーロ建>
 フィデリティ・ヨーロピアン・グロース・F  10.22(+0.06)
 適用レート(6月26日午後2時30分現在) 
  買付 136.60(+0.70) 解約 135.60(+0.70)
============<今朝のめざましBIZ>===========このコーナーはフジテレビ系列で月曜日から金曜日、毎朝4:30〜放送されている「めざまし新聞forBIZ」でマネックス社員が話をした部分です。毎朝何らかの形で登場しており、今後も放送内容を掲載していきます。
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今朝のテーマ
 「日銀の金融政策決定会合、連銀による政策決定ミーティングについて」−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
●スタジオ
昨日の日銀の金融政策決定会合の結果は市場ではどう評価されていますか?
◎マネックス
 はい、福井総裁が就任してから今まで5回連続で政策を打ち出してきた日銀ですけれども、今回は初めて追加的な政策がありませんでした。これは福井日銀の機動力が落ちてきたということではなく、最近の株式市場の好況等からみて、ひとまず追加策は一休み、これまで打ち出してきた政策の実行に注力ということだと思います。追加の宿題がないぐらいに適切な政策を打ってきたとも言える訳で、取り敢えず評価できると思いますが、追加政策が出されなかった最大の理由はアメリカの日銀に当たる連銀が利下げに踏み切るかを見極める為だったとも言えると思います。

●スタジオ
その連銀による政策決定ミーティングの結果がつい先ほど出た訳ですが・・・。
◎マネックス
 はい、連銀は今から1時間ほど前に0.25%の利下げを発表しました。株式市場や為替市場にはこの発表を受けても大きな値動きは起きてないので、またしてもグリーンスパン率いる連銀は適切な判断をしたと評価できると思います。連銀の声明文の内容も新しい懸念や事実は含まれておらず、市場や経済に対する安心感が次第に優勢になっていくのではないでしょうか。
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フジテレビ
 「めざまし新聞forBIZ」番組HP
http://www.fujitv.co.jp/jp/b_hp/mezashin/index.html

========<マネックス社長 松本大のつぶやき>=========6月26日       <てんとうむし>

夕方につぶやきのネタを探してふと窓外を見たら、ガラスの外側に小さなテントウムシが留まっていました。19階、しかも一面ガラス張りのビルでどこも隠れるところがありませんし、東京駅の南側の線路に面していて、ただ無機質な空間が拡がっているだけですからから、虫というか生き物を見たのは初めてでした。ガラスの内側から指を当ててみると、今までは知る由もなかったガラスの厚みが初めて分かりました。2センチはあるでしょうか。映画に出てくる刑務所の面会室のガラスのように、屹然と隔てられているのですが、しかしどこかでコミュニケーションもある気がしました。と、その瞬間、テントウムシは羽を広げて小さな宇宙船のように飛び立っていってしまいました。テントウムシの体長が5ミリほど。私の身長は172センチ。19階の高さが仮に75メートルとすると、テントウムシにとってのこの高さは、私にとっての25キロほどの高さと同じでしょうか。エベレストの3倍の高さまで辿り着いた小さな冒険者との、ほんの一時の、素敵なコンタクトでした。

=============<編集長の独り言>=============本日、編集長に代わり見習が独り言を書かせて頂きます。
 昨日、某私鉄に乗った時の出来事です。ひどい満員電車だったのですが私の左斜め前方に立っていた年輩の女性が、何やらごそごそ。はじめはそれほど気にならなかったのですが、アクションは非常に大きく、周りに立っていた他の人も次第に注目し始めました。中には怪訝な顔をする人も出てきました。スーパーのビニル袋に手を突っ込んで何かを探していたようですが、周りの迷惑も考えず、挙句の果てに私はその年輩の女性から強烈な肘打ちをくらってしまいました。少し待っても、「すみません」の一言もありません。とても痛かったですし、気分も悪かったので「混んでるんですから、止めた方がいいですよ」と言ってしまったのですが、「混んでるんだから、しょうがないでしょ(怒)」という返事。彼女の行動にはいまだに納得がいきません。一日の終わりにこういうことがあると、とてもブルーになってしまいます。
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ご意見や、皆様の身近な投資情報は、こちらまでお寄せ下さい。
mailto:feedback@monex.co.jp

==========<ただ今ブックビルディング中>==========当社取り扱いの新規公開銘柄のブックビルディング期間等の日程を掲載します。詳しくはホームページをご覧下さい。

−−−−−−−−−−−<新規公開株の公募/売出>−−−−−−−−−−
<新規取り扱い開始>
 ドワンゴ(3715) マザーズ
  ブックビルディングは 6月30日(月)より

詳細はこちら
http://www.monex.co.jp/visitor/shohin/kabushiki/ipo/meigara/

=====「ブリッジレポート」〜あなたの代わりに会社訪問〜======個人投資家が自ら企業訪問をして取材するのは、実際には難しいのが実情。そこで、(株)インベストメントブリッジが、皆さんの代わりに会社訪問し、事業内容、強み・特徴、中長期の経営ビジョンなどをわかり易くお伝えします。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
今週の企業
(4732)ユー・エス・エス
       「業績好調。業界トップを独走中です」
(4709)インフォメーション・ディベロプメント
       「中計の初年度は順調な滑り出しでした」
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2003年5月29日(木)
http://www.ussnet.co.jp/jpn/top.html

ユー・エス・エスの決算説明会に出席しました。
服部社長、山中財務部長が決算概要、今後の取り組みなどについて説明されました。

●2003年3月期決算概要
出品台数は、1,555千台で前年比+14.3%伸びました。
成約台数は843千台で前年比+15.8%。成約率も前年の53.6%から54.3%へ上昇しました。
こうした結果を受けて、大幅な増収・増益を達成しました。

●今後のオートオークション市場動向
新車販売台数が微減となり、中古車販売台数が横這いの中、オートオークション(AA)出品台数はここ数年毎年約30万台程度増加してきており、2002年は初めて600万台を超え、中古車流通におけるAA会場の重要性が一段と増しています。
1. 流動性:迅速かつ競争力のある仕入・換金機能
2. 信頼性:効率的・確実な決済機能
3. 公平性:公平・透明な価格形成
これらの機能が大きいAA会場ほど多くの中古車が出品されることになります。平成14年の全国の会場別出品台数を見ると、トップのUSS東京(43万台)、2位USS名古屋(35万台)を始め、同社の3会場がベスト10に入っています。

●USSの成長戦略
成長戦略として、以下のような施策を進めています。
1. 新設会場
新東京会場
横浜会場
福岡会場

2. ネットワーク戦略
衛星TVネットワークを中心とした業界再編が進んでおり、JU系、企業系と呼んでいる他社との業務提携を進めています。
3. リサイクルAAの進捗状況
前回のレポートでも紹介したように、リサイクルAAの将来性に注目しています。前期の出品台数は 35.2千台(前年比 +43%)、成約率64.3%と順調に成長しています。
4. マイカー・ラビットAAの進捗状況
一般消費者向けのマイカーオークションも含めた、中古車買取「ラビット」店からの前期の出品台数は72千台(前年比 +61%)、成約率58.6%とこちらも順調に拡大しています。
5. 出品枠拡大策

●2004年3月期業績予想
中古車登録台数の大幅な伸びは期待できない状況で、AA市場の競争もより激しくなると考えています。
そうした中で、「地域一番会場戦略」を継続して既存会場の更なる活性化を図るとともに、「グローブネットワーク」の強化を進めます。
またラビットの店舗数拡大、リサイクルオークションへの出品台数増加に力を入れていきます。
出品台数は162万台を計画しています。

●取材を終えて
業界の競争が厳しくなっている中で、高い「流動性」、「信頼性」、「公平性」のもと
「出品数、参加者が多い  → 価格が公平・妥当  → より良質な出品、参加者、成約が増える」 という好循環が同社の大きな競争力となり成長を支えています。今期は比較的慎重な見方をしているようですが、たまたまこの当日は東京会場のオークション開催日で、9500台ほど出品されているということで、足元の状況は引き続き堅調なようです。
リサイクルオークションの拡大状況など、今後も引き続きフォローアップしていきたいと思います。

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2003年5月20日(火)
http://www.idnet.co.jp/

インフォメーション・ディベロプメントの決算説明会に出席しました。
船越副社長が決算概要、今後の取り組みなどをお話になりました。

●2003年3月期決算概要

最大のポイントは「粗利率の向上」です。
同社では前々期のプロジェクト管理の失敗を踏まえ、外注管理の徹底と生産性改善に取り組んできました。その成果が出てきたと考えています。
セグメント別売上では、ソフトウェア開発が8.6%減となったものの、同社の特徴・強みであるシステム運営管理 +12.8%、データ入力 +8.6%と、業界全体が不振な中で、安定した伸びを示しています。

プロジェクト管理強化は大幅に改善。コンサルティング力強化、品質管理力については引き続き改善中です。
そうした中、「営業力の強化」が新しい課題としてあがっています。

●2004年3月期計画
急速なV字回復ではなく、内部、足元をもっとしっかり固める必要があると、船越副社長は考えています。
子会社では、SDが減収・減益となる一方プライド、スペースリンクの黒字転換を見込んでいます。

●新中期ビジネス戦略
まず中期のビジネス戦略を踏まえた上で、今期の具体的な戦略を説明されました。
*短期ビジョン&戦略(2004年3月期)
<ビジョン>
売上高    125億円
経常利益率   5.8%
<戦略>
・ 既存顧客へのBOO展開
・ コスト削減による利益率保持

*中期ビジョン&戦略(2006年3月期)
<ビジョン>
売上高    160億円
経常利益率    10%
<戦略>
・ 付加価値業務へのシフトによる売上拡大及び利益率アップ
・ 業務工程シフトによる利益率改善。

中長期的に売上高成長率で年平均10−12%増を目指していきます。

2004年3月期のビジネス戦略
アクションポイントとして以下の3点をあげています。
1. 効率的な営業活動
・ 既存顧客へのBOO展開
・ 顧客の選択&営業の集中
2. 生産性の継続改善
コストマネジメントの徹底を図るために、BSC(バランス・スコア・カード)を導入します。
3. 技術競争力の育成

●取材を終えて
船越副社長の言葉によれば「苦労した1年」でした。
前々期はプロジェクト管理の失敗が発生し、前期はその改善を進めその成果を出すことができましたが、今度は景気低迷の中で営業が思ったように展開できませんでした。
今期以降は、生産性向上の仕組みが出来上がった上で、売上高成長を図ります。子会社IDnetを清算し、IDに経営資源を集中。社内の仕組みをもう一度見直して来期以降の回復を目指していきたいと決意を表明されていました。
またコーポレートガバナンス委員会を設置して、社員の意識を調査した上で新たな人事制度構築に着手。また意思決定のスピードアップを目指して執行役員性を導入し、取締役を減らしています。

今期の3つのアクションポイントの進捗状況を中心に引き続きフォローアップしていきたいと思います。

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<今回の企業のIR資料を御希望の方は、「お名前」、「住所」、
「今回の企業名」を明記の上こちらまで。
ブリッジレポートの感想などもお書き添えいただくとうれしいです。>
→>magazine@cyber-ir.co.jp

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提供:「企業と個人投資家を結ぶ架け橋」株式会社インベストメントブリッジ問い合わせ webmaster@cyber-ir.co.jp

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 アドレスの変更の場合、お手数ですが、旧アドレスの解除、新規アドレスの 登録という方法でお願いします。

・まぐまぐ、Macky!、Pubzine、melmaご利用のお客様
 解除をしたい場合は、ご自身がご利用のシステムから行って下さい。

 ▽まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000017399.htm (ID:0000017399) ▽Macky! http://macky.nifty.com/check.htm (マネックスメール)
 ▽Pubzine http://www.pubzine.com/pubzy/tool/unsub.html (ID:002140) ▽melma http://www.melma.com/ (マネックスメール m00015629)

 何れもメールでの解除はできません。HPにアクセスして行ってください。
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●配送できないメールアドレス等の解除について
マネックスメールでは、ご登録いただいたメールアドレスに間違いがありメールを配
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