マネックスメール 2003年7月3日

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マネックスメール 2003年7月3日

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● いろいろご用意しました。マネックス勉強会
7月5日(土)大阪 為替トレード マネックスFX勉強会
7月9日(水)東京 初登場!株式 セクター別 アナリスト勉強会
7月16日(水)東京 <参加費無料!>口座の無い方も参加可能です
 企業研究会 株式会社ひらまつ、株式会社レントラックジャパン
7月22日(火)東京 初企画! 信用取引勉強会 - マネックスの使い方編http://www.monex.co.jp/visitor/shohin/benkyo/index.html
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本日の目次
 マネックス相場概況
 資産設計情報
  サンプラザ中野の株式ロックンロール
  マネックスの投信売れ筋ランキング
  投資信託基準価額
 コラム ・マネックス社長 松本大のつぶやき
     ・編集長の独り言
 ただ今ブックビルディング中
 「ブリッジレポート」〜あなたの代わりに会社訪問〜
   共立メンテナンス(9616)
   ITX(2725)
 マネックスメール解除の方法は一番下にあります
 またバックナンバーは以下でご覧頂けます。
http://www.monex.co.jp/visitor/shohin/joho/monex_mail/

=============<マネックス相場概況>===========<相場概況>
続伸歩調で始まった後は伸び悩み。一時下落するものの9500円が下支え。
日経平均     9624.80(△ 32.56)
TOPIX     952.44(△  7.20)
単純平均      377.51(▲  2.47)
東証2部指数   1858.59(▲ 18.03)
日経店頭平均   1158.83(▲  4.94)
東証1部
 値上がり銘柄数     466銘柄
 値下がり銘柄数     985銘柄
 変わらず         76銘柄
 比較できず         1銘柄
 騰落レシオ(25日)121.23%
    注:値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率です。
    一般的に120%台に上昇すると高値圏、70%台に下降すると    底値圏といわれる先行指標です。
    計算は25日ベースで行っており、値上がり銘柄数、値下がり銘    柄数は25日間の累計で計算しています。
 売買高    2122.98(百万株:概算)
 売買代金   1715411(百万円:概算)
 時価総額   2762185(億円:概算)
 為替(17時) 118.20円

 前日の地合いを引継ぎ買いが先行して始まりました。日経平均は大幅続伸となり、1万円の大台も視野に入る水準まで上昇する場面がありました。特にハイテク株、銀行株などは買い気配となりなかなか寄り付かないといった朝方でした。

 朝方の買いが一巡すると、連日の大幅高でさすがに利益確定売りも増加、急速に伸び悩む展開となりました。ただこの場面でも、短期間の急騰で過熱感を材料とした新規の売りポジションを取る動きは目立ちませんでした。

 伸び悩みの要因のひとつに、売買高で誤解を生じた面もありそうです。このところ最初に発表される9時15分現在の売買高に注目が集まっています。本日は前日並みの3億株にとどまりました。

 株価は続伸となっているものの、売買高は増えていないといった印象を与えた面があります。実際には9時15分に買い気配のまま売買が成立していない銘柄も多く、その後発表された売買高途中経過は大商いの前日を上回っていました。

 また大商いによって、東証では銘柄毎の株価情報に関して朝方遅れが発生しました。システムトラブルは、証券会社のディーラー達が新規のポジション取りを見送り、既存のポジションを手仕舞う動きを誘うことが多い問題でもあります。これも上昇の勢いを後退させる要因のひとつとなりました。

 明日が金曜日で、直近の上昇に対する利益確定売りが出やすい相場環境でもあります。また7月4日は米国市場が独立記念日で休場となることで、さらに早めの利益確定売りを誘うという面もありました。

 後場に入ってからも利益確定売りが先行、大手銀行株などが特に利益確定売りで下げ幅を拡大する展開となりました。ハイテク株は上げ幅を縮小するものの、辛うじてプラス圏を維持しているといった動きになりました。

 影響を懸念する声は小さくなっていたものの、本日は債券市場が再び大幅安となりました。長期金利が1%を超えており、株式市場ではやや上値を買い進む動きが見送られた面もありそうです。

 後半日経平均は下落に転じる場面もありましたが、9500円という節目水準が下支えラインとなり下げ渋り。結局大引け間際再度上昇に転じ、小幅続伸で取引を終了しました。

◆個別銘柄◆
日立(6501) 597円(△36)
 ハイテク株への物色意欲は継続、軒並み買い気配で始まるといった展開になりました。ただ多くが寄り付き前後を高値として急速に伸び悩み。米国株式市場が4日は独立記念日で休場となるため、利益確定売りが出るのも速い相場環境でした。

みずほFG(8411) 11万3千円(▲9千円):1株単位
 大幅続伸歩調で始まったものの、前場中頃には下落に転じる荒い値動きとなりました。前引け間際下げ渋ったものの、後場に入ると再度手仕舞い売りが活発化、下げ幅を拡大する動きとなりました。繰り延べ税金資産の算入制限が見送られると報じられ、海外勢から失望売りが出ていた模様。

アドバンテスト(6857) 5780円(▲150):100株単位
 値がさハイテク株は軒並み買い気配から始まりました。ただ4日の米国株式市場が独立記念日で休場となることもあり、米国市場の影響を受けやすい銘柄群は早い段階で利益確定売りによって下落しました。

ファーストリテ(9983) 4170円(△240):100株単位
 昨日6月の売上げ状況を発表、既存店売上高は6.3%減となったものの、ここ数ヶ月減少率は1桁で推移しており売り上げの減少に歯止めがかかりつつあるといったプラス評価で買いが先行しました。ただすでに値を上げていたこともあり、寄り付き後は利益確定売りで伸び悩み。

日テレ(9404) 15560円(▲1200):10株単位
 同社会長が前日の定例会見の席上、2003年4−6月期単独ベースの総収入は前年同期比5%減となっていることを明らかにしました。広告市場に回復の見通しがたっておらず、下期は本社移転などもあり先行きは楽観視できないことでジリジリと下げ幅を拡大しました。

ヤフー(店4689) 182万円(▲5万円):1株単位
 東証1部市場が連日大商いとなり、値を上げていることで店頭市場の主力株を手仕舞い、東証1部銘柄に資金が移動している雰囲気。楽天(4755)なども同様に冴えない値動きとなっていました。

日ハム(2282) 1121円(▲15)
 子会社の日本フードパッカー諫早工場が牛肉の評価を偽り、実際よりも高値で日ハムに売却していたと発表。新たな不祥事発覚で企業体質への信頼感は低下、積極的に売り込む動きは無いものの、買い手不在といった冴えない値動きでした。

◆ランキング◆
東証1部値上がり上位
    銘柄        上昇率   上昇幅    終値   売買高油研工(6393)   +18.49  △32   205  8340ゴールドクレ(8871)+14.67 △480  3750 170.6NSSOL(2327) +11.04 △560  5630 173.5旭テック(5606)   +9.56  △22   252  3548村田製(6981)    +8.92 △480  5860 191.3
東証1部値下がり上位
    銘柄        下降率   下降幅    終値   売買高十字屋(8259)   −12.16   ▲9    65  2697東洋糖(2107)   −11.76  ▲16   120   672オークマ(6103)  −11.37  ▲33   257  1203神栄(3004)    −10.81  ▲20   165   766コロムビアME(6791)−10.41 ▲15   129  3590
東証1部売買高上位
    銘柄        売買高(千株)    終値     前日比りそなHD(8308)   110865     96      △1新日鉄(5401)      73339    168      ▲4住金(5405)       63928     81      ▲4NEC(6701)      56561    726     △26日立(6501)       43311    597     △36富士通(6702)      36368    565     △24東芝(6502)       31400    453      △9松下(6752)       26598   1345     △85日興CG(8603)     25771    538     ▲10古河電(5801)      25755    404      ▲9
東証1部売買代金上位
    銘柄      売買代金(百万円)    終値     前日比NTTドコモ(9437)   60849 28万3千円    △6千円三井住友(8316)     53789 28万9千円    ▲9千円ソフトバンク(9984)   49963   2495    △120ソニー(6758)      46271   3720     △80トヨタ(7203)      42279   3290    △140NEC(6701)      41665    726     △26UFJ(8307)      39567 21万6千円    ▲1万円松下(6752)       36566   1345     △85みずほFG(8411)    33366 11万3千円    ▲9千円野村HD(8604)     32324   1654      △6
=============<資産設計情報>==============「サンプラザ中野と松本大の株本(かぶぼん)」 日本経済新聞社より
発売中!!「低金利の時代に株式投資を始めたい」そんな声に
お応えしてサンプラザ中野がやさしく解説いたします。
http://www.nikkei-bookdirect.com/bookdirect/item.php?did=35046

<サンプラザ中野近況報告>

7月3日(木) 朝日放送「サマソニ命」 25時51分〜
7月5日(土) テレビ朝日「サマソニ命」27時35分〜

−−−−−−−−−<サンプラザ中野の株式ロックンロール>−−−−−−−

今夜ゴールドコーストに発つぞ。サンプラザ中野だー!
日曜日のゴールドコースト・マラソンに参加するのだ。以前書いたが、一ヵ月半前から走り出した。ランニング雑誌の取材を受けたのがきっかけだ。とりあえずハーフ・マラソンに挑戦だ。楽しんでくるよ。

最近気になることがある。それは「言葉」だ。レストランに入る。店員に誘導してもらう。席に着く。店員が言う。「こちらの席でよろしかったでしょうか?」。この「過去じゃないのに過去形の質問」。初めて聞いたとき混乱した。「俺はいつからこの席に座っていたんだ?」「3分くらい俺はボーっとしていたんじゃないだろうか?」「早くもボケか?」などと。しかしその後、頻繁に耳にするようになる。コンビニではもちろん、高級といわれるホテルの従業員の口からもときどき聞かれる。

一応作詞家である。言葉を生業の一つにしている。言葉は生き物である。時代とともに変わる。今まではそう思っていた。「チョベリバ」も「P語」も問題なく受け入れてきた。っていうか、楽しんだ。(余談だが「P語」を作ったのは実は俺だ。今から18年前「ちゃんちゃらおかP音頭」という曲を作った。俺がDJをしていた深夜放送からできた曲だ)。

しかし「よろしかったですか?」には参っている。だって、時制が狂っちゃってるんだぜ。「明日の天気は晴れでしたか?」と一緒。「もしもしNHKさんですか?ちょっとお尋ねします。実は今テレビで流れた天気予報のことなのですが。はい。肝心なところでお湯が沸いてしまいまして。ええ。それでお尋ねしたいのですが、明日の天気は晴れでしたでしょうか?」。

ここまでのストーリーが必要だ。これならば「明日の天気は晴れでしたか?」でも違和感はない。しかし席に着いてすぐに「こちらでよろしかったでしょうか?」。これではわけがわからん。店を出るときならわかるが。

これだけ広まっているという事は、マニュアル化されているということだろうか?組織的に広まっているとしたら恐ろしい。多勢に無勢。俺の言語感覚は淘汰されてしまう事になる。話によると「敬語感覚」で使っているらしい。本当なのか?今夜機内でスチュワーデスさんに聞いてみよう。

株価がいい調子だね。皆さんの持ち株の調子、よろしかったですか?

サンプラザ中野:数々の爆発的ヒット曲を生み出してきた「爆風スランプ」で活躍。現在新たに「サンプラザ中野とノンスモーカース」を結成。
自身のホームページでも意外な側面を見ることができる。
http://www.kk.iij4u.or.jp/~sunplaza/

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<マネックスの投信売れ筋ランキング ベスト5>
1.ブル・ベアセレクト ダブル・ブルファンド
2.HSBCチャイナオープン
3.三井住友・日本株オープン
4.トヨタアセット・バンガード海外株式ファンド
5.IBJITMジャパン・セレクション

(2003/6/23〜2003/6/27 マネックスでの販売金額)
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投資信託基準価額(7月2日現在)
 ザ・ファンド@マネックス          5,207(+152)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
外国投信基準価額(7月2日現在)
<米ドル建>
バンガード・トータル・ストック・M・I・F 22.94(+0.29) バンガード・ウェルズリー・インカム・F   20.84(+0.09) バンガード・スモールキャップ・インデックス 18.74(+0.38) マサチューセッツ・インベスターズ・トラスト 13.84(+0.14) MFS ストラテジック・グロース・ファンド 15.51(+0.20)
 適用レート(7月3日午後2時30分現在)
  買付 118.45(−0.85) 解約 117.95(−0.85)
<ユーロ建>
 フィデリティ・ヨーロピアン・グロース・F  10.23(+0.18)
 適用レート(7月3日午後2時30分現在) 
  買付 137.00(−1.35) 解約 136.00(−1.35)
=============<今朝のめざビズ>=============このコーナーはフジテレビで月曜日から金曜日、毎朝4:30〜放送されている「めざビズ」でマネックス社員が話をした部分です。
毎朝何らかの形で登場しており、今後も放送内容を掲載していきます。
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●スタジオ
昨日の東京市場、特徴的な動きはなにかありましたか?

◎マネックス
日経平均株価は昨日も大幅に値を上げ、上げ幅は313円と今年最大でした。証券会社の自社部門の取引や当社のようなオンライン証券の個人投資家による買いも活発で、売買代金は1兆円を2日連続で超えるなどまさに記録ずくめの1日になりました。

東証1部の売買高は20億株に迫る勢いで、最近良好な投資意欲が更に高くなっています。売買高が高いので市場心理が良くなり、市場心理が良くなるから売買高が更に伸びるという、株式市場にとってとても好意的な現象が起きているように見えます。その結果、多少のマイナス材料は吹き飛ばしてしまい、小泉首相が株価の上昇に関して『日本経済の底力を外国の方が評価している』と発言しても、素直に『その通りだ』と感じてしまうように、完全に市場心理が前向きになっています。国内株式市場は明るい雰囲気が漂い、それが株価を押し上げているといえるでしょう。

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フジテレビ
 「めざビズ」番組HP
http://www.fujitv.co.jp/mezabiz/index2.html

========<マネックス社長 松本大のつぶやき>=========7月3日       <手口>

今週から東証における手口が非公開化されました。このことには果たしてどのような効果があるでしょう。今年の2月5日につぶやきに書きましたが(同日の編集長の独り言にも書かれています)、匿名性が担保されることによって流動性の向上に繋がるのではないかという仮説を立てていました。
今週は売買高が極端に増加しています。その大きな理由は、やはり単に市場心理が好転して、個人を中心として売買が活発になったと見るべきでしょう。しかし同時に、もちろんこれはまだ時期尚早であり正確な分析が出来る由もありませんが、手口の非公開化によるメリットも上乗せされているのではないでしょうか。実際に投資信託のファンドマネージャーに直接聞いてみると、手口が非公開化されたので、自分の動きが外に読まれないという安心感から売買がしやすくなった、と言っている同業者が多いと言います。正しいインフラを作るには、大して意味を持たないような細かい考察の積み重ねが必要です。そしてマーケットに関する仕組みは、丁寧に、微妙な綾を理解する必要があります。今回の東証の決断は、市場参加者全てにとってメリットを与える可能性があると思います。

つぶやきのバックナンバーはこちら
→ http://www.monex.co.jp/visitor/shohin/joho/monex_mail/backno.html
=============<編集長の独り言>=============上の娘とキティちゃんブーム、そして株価の推移は随分前にこのコーナーでもコメントしました。下の娘も2歳半、そろそろ趣味趣向が出てくるころです。下の娘が最も好きなキャラクターは、随分前からアンパンマンでした。バンダイのキャラクター調査によると、アンパンマンは堂々第1位。しかも0〜5歳の女児と、0〜2歳の男児の間で1位とこの年代に圧倒的支持を受けているようです。2歳半の娘もまさにこの年齢層です。
先日自宅でインターネット中、ちょっと手があいたことでアンパンマンを画面に表示してからは困っています。これまではパソコン=パパお仕事といった認識で静かに離れてみていたのですが、パソコン=アンパンマンに変わってしまいました。
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ご意見や、皆様の身近な投資情報は、こちらまでお寄せ下さい。
mailto:feedback@monex.co.jp

==========<ただ今ブックビルディング中>==========当社取り扱いの新規公開銘柄のブックビルディング期間等の日程を掲載します。詳しくはホームページをご覧下さい。

−−−−−−−−−−−<新規公開株の公募/売出>−−−−−−−−−−
<明日がブックビルディング締め切りの銘柄>
 ドワンゴ(3715) マザーズ
  ブックビルディングは 7月4日(金) AM11:00まで
  仮条件は150万円〜170万円(1株単位)

詳細はこちら
http://www.monex.co.jp/visitor/shohin/kabushiki/ipo/meigara/

=====「ブリッジレポート」〜あなたの代わりに会社訪問〜======個人投資家が自ら企業訪問をして取材するのは、実際には難しいのが実情。そこで、(株)インベストメントブリッジが、皆さんの代わりに会社訪問し、事業内容、強み・特徴、中長期の経営ビジョンなどをわかり易くお伝えします。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
今週の企業
 共立メンテナンス(9616)
  「24期連続の増収・増益を達成しました」
 ITX(2725)
  「期待されるライフサイエンス分野への取り組みを伺いました」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
2003年5月21日(水)
http://www.kyoritsugroup.co.jp/

共立メンテナンスの決算説明会に出席しました。
石塚社長、榑松室長が決算概要、今期予想、今後の取り組みについて説明されました。

●2003年3月期決算概要
24期連続の増収・増益を達成しました。
コア事業の寮事業では大学・専門学校との提携強化で契約数が増加。重点事業であるワンルームタイプ寮「ドミール」も大幅に伸びました。ビジネスホテルの「ドーミーイン」も高稼働率となりました。
セグメント別営業利益を見ると、ホテル事業、フーズ事業がマイナスとなっているものの、前年比で見ると、デベロップメント事業を除き全て対前年比プラスとなっています。

●2004年3月期予想
寮事業の期初稼動率は96.3%となっています。
少子化の進行、企業のリストラの継続など厳しい状況が続いており、慎重な見方をしているそうです。
セグメント別では、売上高に関しては全てのセグメントで増収を見込んでいます。営業利益では、ホテル事業の黒字化、フーズ事業での赤字縮小から黒字化を目指しています。

●今期の課題と取り組み
今期は、「稼働率の最大化」を目指して具体的に以下の点に取り組んでいきます。

「社会人寮を学生寮へ転換」
「マンスリー契約の強化」
「ホテルも含めた期中稼働率向上に向けた全社的な取り組み」
「解約率減少に向けた取り組み強化」

●中期展望
石塚社長は、前期の決算に関しては増収・増益を達成したものの、経常利益が計画未達だったことを株主・投資家に対し大変申し訳ないと考えています。今期に関しては、本来の目標は「単体で経常利益 +10%増」ですが、創業25周年の今期を、新たなジャンプのための先行投資の年と位置づけ、慎重に見ているということです。

その新たなジャンプのための中期的な基本方針として以下の5点をあげています。
・主力の寮事業に加え「ドミール事業」を成長ドライバーと位置づけ経営資源を傾斜配分し、開発を加速
・次世代の主柱であるシニア事業、「癒し」をテーマとした事業の育成・強化・リゾートホテル、外食事業の抜本的な改革の断行
・総合ビルマネジメント事業の強化・拡大
・投下資本の増加を抑制し、所有不動産の証券化などオフバランス化を推進し財務体質を強化


●取材を終えて
今回の中期展望はまだ最終的なものではなく、詳細な数字を詰めたものは近いうちに完成するそうです。
石塚社長は、中期成長のための事業展開に注力するのと平行して、不採算事業に関しては、社員の士気低下を防ぐために3年程度赤字なら撤退すること、2−3年で部門長を評価し適切な配置換えも進めていく考えです。

次回以降のレポートでは寮およびドミールの開発進行状況をフォローアップするとともに、正式な中期経営計画を紹介できればと考えています。

☆★☆ 詳細はCyber-IR: http://www.cyber-ir.co.jpで ☆★☆ 
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2003年5月22日(木)
http://www.itx-corp.co.jp/ir/index8.html

ITXの決算説明会に出席しました。
横尾社長、塩谷取締役兼CFO、熊谷執行役員が2003年3月期決算概要と今後の取り組みを説明されました。

●2003年3月期決算概要
プラス要因
・フュージョン・コミュニケーションズ(株)昨年11月に単月黒字を達成しました。
・投資育成株式売却益が約130億円となりました。
・アイ・ティー・テレコム?が安定した収益を確保しました。
(営業利益 40億円)

マイナス要因
・関係会社および投資先株式評価損の計上
・主要子会社の収益悪化〔日商エレクトロニクス(株)、東京電音(株)など〕・スワップ取引による損失の計上

●2004年3月期計画
ポイントは以下のとおりです。
1.収益性の改善
2.オリンパス光学工業を始めとする戦略的株主との更なる関係強化
3.投資育成の強化

●ライフサイエンス戦略
今回は、将来性が大きく期待されているライフサイエンス分野に関して、担当責任者である熊谷執行役員が説明されました。

<ライフサイエンスの戦略>
・医療、バイオ、生活産業分野での製品・サービスの提供と革新的な事業の創出
・2007年3月期に売上高800億円を目指します。

この背景としては、
・ゲノム解析、再生医療研究の進展:ヒトゲノムの解析進行。皮膚の再生が米国で事業化。
・医療費抑制の動き:生活改善や治療の短期化
・QOL(Quality of Life)への期待
などが上げられます。

こうした中、同社は以下の4分野に注力していきます。
1.バイオ分野−ゲノム創薬支援関連ビジネス
この分野将来巨大なマーケットに成長するが予想されており、医薬品メーカーのゲノム創薬(注)のための遺伝子発現解析サービスの提供などから本分野での展開に着手し、来るべきテーラーメイド医療市の時代のマーケットでの地位を確固たるものにします。
戦略株主の1社である?ビー・エム・エル、グループ会社のインフォコムと共同で設立したジーンフロンティアがその中心になります。

バイオ分野−再生医療関連ビジネス
対象が皮膚から、骨、神経、各器官へと拡大し事業化が進む中で大きなマーケットが期待できます。年内に新会社を立ち上げる予定です。

2.低侵襲・非侵襲関連デバイスの開発・販売
欧米の有力な製品を導入するとともに、国内外のシーズの発掘を行います。バイオックスが中心になります。

3.医療情報ネットワーク事業
在宅医療・予防診断サービス事業も視野に入れた医療ネットワークソリューションを提供します。
デジタルアークスの他にも、同事業関連での実績のあるグループ会社であるテクマトリックス、インフォコムが重要な位置を占めています。

4.生活産業関連ビジネス
生活の質向上に寄与する案件を事業化していきます。現在、集中すべき具体的な案件の検討中です。また“QOL向上”に関心をもつオリンパス光学工業ともの協業案件も検討中です。

このように、他のセグメント同様、国内外のシーズを発掘し、投資を行い、パートナー企業を選定して事業の育成をすすめることが、ライフサイエンス事業分野におけるミッションとなっています。


●取材を終えて
企業のIT投資抑制、株式市場の低迷など良好な市場環境ではありませんが、フュージョン・コミュニケーションズの黒字化など、これまでの投資・育成が実ってきた明るい面も見えてきました。
また、今回の説明会から同社の主要子会社の業績推移が、わかり易く知ることができ、同社の状況が理解しやすくなりました。
今後もオリンパス光学工業を始めとしたパートナーとのアライアンス、主要会社&各セグメントの動向などフォローアップしていきたいと思います。

☆★☆ 詳細はCyber-IR: http://www.cyber-ir.co.jpで ☆★☆ 
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<今回の企業のIR資料を御希望の方は、「お名前」、「住所」、
「今回の企業名」を明記の上こちらまで。
ブリッジレポートの感想などもお書き添えいただくとうれしいです。>
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