マネックスメール 2003年7月7日

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マネックスメール 2003年7月7日

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 マネックスメール(第964号 2003年7月7日夕方発行)
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本日の目次
 マネックス相場概況
 資産設計情報
  バンガード・海外投資事情 第79回
  生活設計塾クルーの「お金よもやま話」
  投資信託基準価額
 今朝のめざビズ
 コラム ・マネックス社長 松本大のつぶやき
     ・編集長の独り言
 マネックスメール解除の方法は一番下にあります
 またバックナンバーは以下でご覧頂けます。
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=============<マネックス相場概況>===========<相場概況>
今夜の米国株式市場が上昇するといった思惑で、先に買いを入れる相場展開。
日経平均     9795.16(△247.43)
TOPIX     967.04(△ 18.37)
単純平均      382.44(△  4.25)
東証2部指数   1876.65(△ 16.19)
日経店頭平均   1166.00(△  7.62)
東証1部
 値上がり銘柄数     889銘柄
 値下がり銘柄数     515銘柄
 変わらず        122銘柄
 比較できず         1銘柄
 騰落レシオ(25日)122.21%
    注:値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率です。
    一般的に120%台に上昇すると高値圏、70%台に下降すると    底値圏といわれる先行指標です。
    計算は25日ベースで行っており、値上がり銘柄数、値下がり銘    柄数は25日間の累計で計算しています。
 売買高    1535.50(百万株:概算)
 売買代金   1132520(百万円:概算)
 時価総額   2805008(億円:概算)
 為替(17時) 118.08円

 朝方は静かな始まりとなりました。4日の米国市場が独立記念日による休場となり、国内市場も金曜日と本日は適度な調整局面で静かな値動きといった見方が強くなっていました。

 日経平均は9500円という節目水準を連日下支えラインとした調整といった雰囲気が強まり、次第に上げ幅を拡大する展開となりました。この節目水準で値固めを行い、明日以降再度上値を試すといった期待感から徐々に買いを入れる動きもあった模様です。

 GLOBEX市場でNASDAQ先物が上昇していると伝わり、3連休明けの米国株式市場への上昇期待が出ていました。そして今夜米国株式市場が上昇すると、明日の国内市場も値を上げるといった見方が強まる展開でした。
 最初に発表された9時15分現在の売買高は、金曜日の水準を下回っていました。しかし徐々に上げ幅を拡大したことで売買高も増加、前場終了時点では金曜日の水準を上回りました。本日も売買高10億株維持といった雰囲気が出たことも上昇ムードを支える要因となりました。

 小幅高で始まっていた債券市場でしたが、徐々に上げ幅を縮小、さらに下落に転じてしまいました。ただ暴落、混乱といった雰囲気はありませんでした。株式市場がある意味予想外といえる上昇を始める中、債券への関心は低く、値を下げたといった展開でした。

 ドイツ証券が2003年の世界半導体出荷額の予想を引き上げるレポートを出したと伝わりました。これが半導体業界全体の悲観論を後退させ、ハイテク株の中で幅広い銘柄の上昇を誘いました。

 本日の上昇は、予想外といえる部分も一部ではありました。3連休明けの米国株式市場が上昇するといった前提で国内市場が買い進まれた面があります。実際にどういった展開になるかで明日の売り買いが大きく変わりそうな状況でもあります。ただ売買高が高水準を維持していることで、プラス評価で動く相場展開は今週も継続して始まったといえそうです。

◆個別銘柄◆
東エレク(8035) 6760円(△510):100株単位
 台湾の中堅半導体メーカー、力晶半導体が20億ドルを投じて直径300ミリウエハー対抗の半導体メモリー工場を建設すると報じられました。先日は米TIも新工場建設を発表するなど、情報技術関連の景況感が回復といった期待感から買い先行となりました。

三共(4501) 1400円(▲42):100株単位
 同社の主力商品であったメバロチンの特許切れにより、同じ成分で安価な後発品を他社が相次いで投入。2003年3月期の連結営業利益でメバロチンは約6割を稼ぎ出しており、この特許切れで収益面に大きなマイナスになるという見方が強く軟調な値動きを続けました。

日製鋼(5631) 132円(△13)
 アイスランドの地熱発電ベンチャー企業、ヴァルマラフ社に出資したと一部で報じられました。地熱発電の電気で製造した水素を、水素吸蔵合金に貯蔵し、必要な時に燃料電池に供給して再び電気を得るシステムを共同開発する計画。業績への寄与は不透明な段階ながら、目新しい個別材料株といった位置付けで目先筋の買いが先行しました。

エーザイ(4523) 2255円(▲175):100株単位
 米食品医薬品局(FDA)からアルツハイマー型痴ほう治療薬「アリセプト」の脳血管性痴ほうへの適用に関し、承認しない旨の通知があったと発表して金曜日に値を下げました。これにより投資判断を引き下げる動きが相次ぎ、本日も売りが優勢という展開で下げ幅を拡大。

シャープ(6753) 1728円(△85)
 QUICK端末を通じ、9時12分にシャープと米TIが携帯電話部品の協業で14時から記者会見を行うと報じられました。静かな寄り付きでしたが、この報道直後からジリジリと上げ幅を拡大する展開となりました。

東芝(6502) 500円(△56)
 ドイツ証券が2003年の世界半導体出荷額の予想を引き上げるレポートを出したと伝わりました。半導体業界全体の悲観論を後退させ、NEC(6701)、富士通(6702)など幅広い銘柄が上昇。

みずほFG(8411) 12万5千円(△9千円):1株単位
 静かな寄り付きでしたが、ジリジリと上げ幅を拡大する展開。債券市場がやや落ち着いた値動きとなっている点をプラス評価する動きがあった模様。株式市場全体がジリ高歩調となっていることで、債券市場の下落による影響を懸念する声があるものの、買い戻しが優勢となっていました。

◆ランキング◆
東証1部値上がり上位
    銘柄        上昇率   上昇幅    終値   売買高光世証(8617)   +25.82  △47   229  1587コスモ証(8611)  +25.65  △49   240 35742池上通(6771)   +23.52  △52   273  9186トランスコスモ(9715)+19.60△400  2440 791.4ミズホイン証(8607)+19.56  △36   220 20699
東証1部値下がり上位
    銘柄        下降率   下降幅    終値   売買高熊谷組(1861)    −8.33   ▲2    22  5602エーザイ(4523)   −7.20 ▲175  2255  2636山水電(6793)    −6.25   ▲1    15  2838飛島建(1805)    −5.12   ▲2    37   885ヨークベニ(8188)  −4.50 ▲115  2440 127.2
東証1部売買高上位
    銘柄        売買高(千株)    終値     前日比古河電(5801)      70682    497     △78りそなHD(8308)    61970    102      △4NEC(6701)      60875    800     △58合同鉄(5410)      43663    249      ▲1富士通(6702)      39218    634     △68日立(6501)       36397    614     △31コスモ証(8611)     35742    240     △49東芝(6502)       33047    500     △56新日鉄(5401)      31823    173      △6住金(5405)       26905     83      △3
東証1部売買代金上位
    銘柄      売買代金(百万円)    終値     前日比ソフトバンク(9984)   68656   3070    △400NEC(6701)      47999    800     △58古河電(5801)      33047    497     △78三井住友(8316)     31299   31万円    △1万円UFJ(8307)      31114 24万9千円  △2万9千円トヨタ(7203)      25592   3310     △60みずほFG(8411)    24767 12万5千円    △9千円富士通(6702)      23662    634     △68日立(6501)       21965    614     △31NTTドコモ(9437)   20312 28万9千円    △5千円
=============<資産設計情報>==============−−−−−−−<バンガード・海外投資事情 第79回>−−−−−−−−−

預貯金、投機、そして投資

一般的に“投資”をおこなうとき、そこにリスクが存在していることは、ほとんどの人が理解していると思います。ではいったい、投資とはどのくらいのリスクをとることなのでしょうか? 預貯金や投機との違いを考えながらその答えを探してみましょう。

預貯金:ほとんどの人がおこなっていること
銀行口座またはMMFにお金をおいておくことは、生活のなかではごくごく当たり前のことになっています。緊急のときや、ほんの数年後にお金を使う予定があるときは、そこからすぐに引き出すことができるので便利です。

預金者がそこに求めているものは安全性と安定性です。でも実は預貯金にも投資とは違うタイプのリスクが存在します。もし将来、世の中がデフレからインフレに変わるときがきたら、ある将来の目的のためにコツコツ貯めている人にとって、お金を預金にすべて置いておくことはある意味リスキーです。それは物価の上昇率を預貯金の金利が下回る可能性が高いので、お金が実質的に目減りしていくことになるからです。(たとえば5年後に200万円の車を買うため、1年間に40万円づつ貯めていっても、5年後にインフレで、車が210万円になっていたら買えないということです。)今のデフレの世の中では考え難いことですが、インフレになったとき預貯金だけに預けておくリスクを理解しておくことは重要なことです。

投機:別名ギャンブル
投機とはギャンブルそのものです。人々が大金を手に入れることを目的に、自分の許容範囲を超えたリスクをとるとき、人はそれをギャンブルと呼びます。未確認のホットな情報に飛び乗って株を購入する。頻繁に売買を繰り返す、もしくは市場のタイミングを予想しようとする。そして明日の成功者を夢みて、もうかりそうなごく限られた銘柄や投信に集中的に資金を注ぎこむ。これらの行動の全ては投機家と呼ばれる人の行動パターンです。そして投資とはほとんど関係がありません。

投資:お金を上手に管理する方法
投資とは、じっくり慎重にお金の管理運用方法を考え、実行していくことです。成功している投資家は、一貫した投資方法を使い、より高い長期リターンを得るために必要なリスクをとります。一貫した投資方法といっても、特別な方法ではありません。最初に投資目標額を設定し、その目標額を何年かけて達成するかを決め、自分の取りうるリスクについて注意深く考えた上で、最後に自らのニーズにあった投資商品を選ぶ、ただこれだけです。重要なことは、追加の資金を定期的に入れていくことと、できるだけそれを保有し続けること、“ローマは1日にしてならず”です。

また、成功している投資家は、投資の目的や取り得るリスク、そして自分の財政状況にあった投資プランをあらかじめ作成しています。そしてこれは自分が何に投資すればよいのかを考える上で大きな助けとなるのです。この投資プランに従うことで、自分の投資プログラムを自動操縦することができ、突発的に行動してしまうことを避けることができます。

彼らは投資において、突発的に行動することがいかに非生産的であることをよく知っているからです。

※バンガードの外国投信は買付時為替手数料無料、販売手数料も無料(ノーロード)で3本とも1万円台から購入可能です
バンガード・トータル・ストック・マーケット・インデックス・ファンドバンガード・スモールキャップ・インデックス・ファンド
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ファンドの内容はマネックス証券のホームページでご確認下さい。

========生活設計塾クルーの「お金よもやま話」=========
中学受験にかかる費用と親の覚悟

この春、首都圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)では小学校6年生の7人に1人、京阪神(京都、大阪、兵庫)では9人に1人が私立(国立)中学受験をしたと推定されています。東京にいたっては5人に1人(約20%)が中学受験をしたと推定されているので、東京で小学生以下の子どもを持つ親にとって中学受験は身近な問題だと思います。不況が長引いているにもかかわらず費用のかさむ中学受験をさせる親が多いのは、公立中学や新学習指導要領に対する不安感、少子化に伴って1人の子どもにお金も時間もかけるという近年の風潮があると思います。

さて中学受験をする場合、小学校4年生から中学受験用の塾に行かせるのが一般的です(中学受験は高校受験や大学受験と違い、親が受験を決めて、そのための塾も親が決めるのが一般的です)。この塾にかかる費用ですが、塾によってもちろん違いますが、おおざっぱにいって小学校4年生で約40万円、5年生で約60万円、6年生で約100万円、計200万円程度はかかります。
特に6年生の時は次から次へと口座からお金が引き落とされていきますが(月謝、春期講習、ゴールデンウィーク特訓、夏期講習、志望校別特別特訓、冬期講習、正月特訓…)、引き落とされる金額が大きくなるにつれて受験勉強が正念場を迎えるので、親の気持ちとしては金に糸目は付けられないという感じになりがちです。

この後、受験料として複数校受験が当たり前なので10万円〜20万円程度は払い込みます。首尾良く私立中学に合格したとすると、当然、入学金や学校によっては寄付金なども必要です。制服や学校指定のカバン、体操服なども揃えてと、この頃は湯水のようにお金が出ていきます。

なお私立中学・高校の6年間で学校教育に直接かかるお金(入学金、施設費、授業料等)として500万円程度は見込んでおいたほうが良いでしょう。これ以外に定期代、クラブ活動費などもかかりますし、進学校といわれるところでも高校2年生位になると大学受験用の塾や予備校に行ったりするようになります。この後、浪人して予備校に行ったり、大学も私立に進むとなるとまだまだお金はかかり続けます。

このように私立中学に進学させると、親の金銭的な負担は非常に重くなります。しかもいったん子どもを本格的な中学受験のコースに乗せてしまうと、途中では簡単に降りられなくなります。いわばもう一本住宅ローンを背負ってしまう感じになってしまって、精神的な負担・圧迫感もかなりのものです。

一方、経済状況は相変わらず厳しいままですから、いつ何時、勤務先の破綻、リストラ、所得の減少に見舞われるか予断を許しません。子どもの教育はいわば一生の問題ですから非常に悩ましい問題ではありますが受験勉強が本格化する前に(小学校4年生から塾に行かせていると、小学校6年生、特に夏以降はいまさら受験をやめさせるのは色々な点で難しくなります)、本当に子どもの教育費負担に耐えられるのかを夫婦でよく検討すべきです。

子どもに中学受験をさせる場合は親にも覚悟が必要だということです。
(生活設計塾クルー 目黒政明)


◆生活設計塾クルー◆
特定の金融機関等に属さない、独立系ファイナンシャルプランナー集団。バブル期前からFPとなり、山あり谷ありのマネーの歴史とマネーライフを見てきた。経験に裏打ちされた独自の視点で、一人一人の将来設計に応じた資産設計や保障設計などのアドバイスを行うほか、セミナーや執筆活動も展開中。メンバーの素顔はこちらで ⇒ http://www.fp-clue.com

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投資信託基準価額(7月4日現在)
 ザ・ファンド@マネックス          5,191(−19)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
外国投信基準価額(7月4日現在)
<米ドル建>
 米国休日につき、7月4日の外国投信基準価額はございません。

 適用レート(7月7日午後2時30分現在)
  買付 118.10(−0.25) 解約 117.60(−0.25)
<ユーロ建>
 フィデリティ・ヨーロピアン・グロース・F  10.22(−0.03)
 適用レート(7月7日午後2時30分現在) 
  買付 135.80(−0.50) 解約 134.80(−0.50)
=============<今朝のめざビズ>=============このコーナーはフジテレビで月曜日から金曜日、毎朝4:30〜放送されている「めざビズ」でマネックス社員が話をした部分です。
毎朝何らかの形で登場しており、今後も放送内容を掲載していきます。
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わたしたちどうなるの?
 「長期金利乱高下」
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●大企業はさして借り入れ需要もない。だから金利上がってもすぐに大きな影 響はない。
●中小企業、ベンチャー向け融資の問題は金利水準ではなく、貸すか貸さない かの問題。だから金利上昇は大きな問題ではない。
●個人は長期金利連動の金融商品は基本的に持ってない。
●よって、長期金利が上昇したり、乱高下しても、私たちの生活には直接はあ まり関係ない。
●一方で、直接関係のないところで『乱高下』が起きることは、私たちにどの ような影響があり得るのか、去年のノーベル経済賞も取った「行動ファイナ ンス理論」的に心理面を考えてみましょう。
●人は変化を望んでいる時でも、自分自身の直接火の粉がかかることで変動が 起き始めると、やはり不安になるものです。
●しかし、直接関係のない分野で変動が起き始めると、それは人の気持ちを不 安にさせないで、却って前向きにさせるものです。
●長期金利の乱高下には心配になる必要はさしてないと思う。強いて言うなら、 来るかも知れない高金利時代の為に、長期固定金利の住宅ローンを借りてお くことでしょう。
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ビズワード
 「経済指標」
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●失業率、消費者物価指数、GDP。いろいろな「経済指標」がニュースで伝 えられ、それによって株価や為替などが買われたとか、売られたとか言われ るけど、経済指標はどう読めばいいの?

●一番大切なことは、経済指標はその数字の絶対水準によってマーケットに影 響を与えるのではなくて、事前に予想されていた数字よりも良かったか悪か ったかがマーケットに影響を与えるということ。
●例えば、先週の木曜日にはアメリカの失業率が発表された。ほぼ9年ぶりの 高い数字の6.4%。株式市場は売られたが、それは9年ぶりに高い数字だ ったからではなくて、事前予想のコンセンサスが6.2%であったにも関わ らず、それを上回る6.4%と発表されたからだった。
●もし事前予想よりちょっと低い6.1%だったら、それでもやはり9年ぶり の高水準の失業率であるにも関わらず、株式市場は恐らく買われただろう。●何故こうなるかというと、事前予想値通りに経済指標が出た時にマーケット が動かないように、予めその水準までマーケットは動いてしまっているから。 これを「織り込み済み」と言う。
●また、事前予想値のコンセンサスというものは、これも予めインターネット のニュースサイトとかで明らかになっている。

●また、経済指標には、GDPとか失業率のように過去のデータの統計として 発表されるものと、日銀短観の景況感指数のように、将来に向かってのマイ ンドを発表するものと2通りある。
●株式市場に影響を与えるものは、どちらかというと将来に対する心理状態を 表現する後者。
●注目される経済指標というものも時につれて変遷していくので、今何が注目 されているかを知ることも重要です。
●最近は何が注目ですかねぇ?
 →マンション発売戸数と契約率、新車販売台数など、高額商品の消費動向が 気になります。
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月曜日の「めざビズ」には松本が生出演しています。
担当コーナーも多く、放送内容を文章にしてお伝えできる量ではない面もあります、当面月曜日は、話の抜粋だけの掲載とさせていただきます。
詳細は別途下のつぶやきでご紹介する場合もあります。
ご興味ある方は、生放送をご覧下さい。
しかし現実問題として時間の面が大きいので、ビデオに録画してご覧下さい。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
フジテレビ
 「めざビズ」番組HP
http://www.fujitv.co.jp/mezabiz/index2.html

========<マネックス社長 松本大のつぶやき>=========7月7日        <変化>

変化は色々な所に起きているのかも知れません。或いは実態は変わっていなくとも、観測者の心理状態によって変化しているように見えることもあります。いずれにしろ、最近の日本は何かが変化しているように感じられます。最初に変化の兆しがあると言ったのは、スノー財務長官などのアメリカの政府もしくは市場関係者でした。大胆なりそな処理。首都圏のマンション発売戸数が(在庫数を減らしながら)伸びていること。新車販売台数も伸びていて、特に高級車の売れ行きが順調なこと。このような高額商品の売れ行きが総じて良くなってくるのは久しぶりではないでしょうか。
人々は、長い間下を向いて暮らしてきたことに飽きてしまったのかも知れません。政府は年金給付額を減らし、消費税率を上げるという2大タブーにも取り組みつつあります。国税庁長官と主税局長の年次が初めて逆転する人事が行われ、経済産業省においても外局の中小企業庁長官が初めて次の次官ポストと目される経済産業政策局長に就きました。巨人が首位を走っていたら、「あぁ今年も変わらない」と感じていたかも知れませんが、阪神が年間100勝ペースで首位を突っ走ると、流石に「今年は遂に何かが変わりつつある」と感じてしまいます。竹中大臣と福井総裁も、阪神の大ファンだと聞きます。
ここまで来ると、長期金利の乱高下も、もはや変化の兆しの一アイテムとまで思えてきます。変化しない事に飽きた国民の、変化を望むエネルギーの総和が、遂に変化を起こさせ始めたのでしょうか。変化の感覚に慣れてくると、人は変化を恐れなくなり、変化に前向きになっていきます。どうかこのまま変化のエネルギーが落ちないことを強く望みます。

=============<編集長の独り言>=============先週後半からタバコを吸っていません。別に値上げをきっかけに禁煙するとか、何か強い意志があるわけではありません。値上げをきっかけにできれば禁煙したいけれど、自分との戦いに負けて何度か挫折した・・、と知人が運営するHP上に日記というか、ボヤキ的な書き込みがありました。
からかい半分、じゃあ、禁煙勝負しょうか?、自分との戦いではなく、僕との戦いにすれば挫折しない。もし先に挫折した方がお酒を奢るとそのHP掲示板へ書き込んだのです。そうするとこのHPに集まる他のメンバーの中に、人知れず静かに禁煙を実行していた人が数人。。。この勝負に乗ってきました。主に千葉県在住者、1人茨城県といった広域での禁煙対決が続いています。さて誰が最初に挫折して、参りました飲み会が開催されるのでしょうか。(タバコ関係のコメントをすると、賛否両論多数のメールを頂きます。申し訳ありませんが、本日は個々に返信できないと思われます。あらかじめご了承ください。)
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ご意見や、皆様の身近な投資情報は、こちらまでお寄せ下さい。
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