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本日の目次
マネックス相場概況
資産設計情報
サンプラザ中野の株式ロックンロール
マネックスの投信売れ筋ランキング
投資信託基準価額
今朝のめざビズ
コラム ・マネックス社長 松本大のつぶやき
・編集長の独り言
ただ今ブックビルディング中
「ブリッジレポート」〜あなたの代わりに会社訪問〜
東新住建(1754)
フォーバル(8275)
A&Iシステム(4773)
マネックスメール解除の方法は一番下にあります
またバックナンバーは以下でご覧頂けます。
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=============<マネックス相場概況>===========<相場概況>
1万円の大台回復という場面もあるものの、後半失速して終値では回復できず。
日経平均 9955.62(▲ 35.33)
TOPIX 974.14(▲ 5.24)
単純平均 385.01(△ 1.03)
東証2部指数 1887.44(△ 9.49)
日経店頭平均 1181.33(△ 8.17)
東証1部
値上がり銘柄数 828銘柄
値下がり銘柄数 584銘柄
変わらず 113銘柄
比較できず 0銘柄
騰落レシオ(25日)118.85%
注:値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率です。
一般的に120%台に上昇すると高値圏、70%台に下降すると 底値圏といわれる先行指標です。
計算は25日ベースで行っており、値上がり銘柄数、値下がり銘 柄数は25日間の累計で計算しています。
売買高 1640.76(百万株:概算)
売買代金 1151055(百万円:概算)
時価総額 2825591(億円:概算)
為替(17時) 117.60円
昨日の現物株取引終了後、大阪市場の日経平均先物は1万円の大台回復で終了、さらにCMEでの日経平均先物も大台乗せで終了しました、しかし今朝の国内市場はハイテク株を中心に手仕舞い売りが先行し、軟調な始まりとなりました。
為替市場ではやや円が強含んでおり、この点も牽引役と期待されていたハイテク株は手掛け難い面がありました。米国では通常取引終了後、ヤフーが決算を発表、事前予想の範囲内と時間外取引で下落したこともハイテク株を手掛け難い要因のひとつとなりました。
現物株市場への手仕舞い売りで軟調な始まりとなるものの、大きく値を下げない展開は本日も継続しました。1万円の大台目前で上値が重いと判断し、新規の売りポジションは取り難い相場環境は継続しました。
昨日の大引け間際も利益確定売りが出ても大きく値を下げないことで上昇に転じました。本日も前引け間際になって、同様に上昇転換、1万円の大台回復で前場を終了しました。
後場に入ってからは1万円の大台を挟んで売り買いが交錯、若干買い方が有利な雰囲気が強まりました。値がさハイテク株は軟調な値動きとなる銘柄が目立つものの、指数は堅調といった状況になりました。
昨日あたりからこれまで物色の圏外にあった医薬品、電力・ガスなどのディフェンシブ銘柄が堅調な値動きとなっています。この値動きは、今回の上昇局面に乗り遅れた国内機関投資家が、割安感を手掛かりに買いを入れ始めているという声もありました。
日経平均が1万円の大台を回復する状況下、国内の機関投資家が買いに動き出したという見方は、目先筋にとって一旦相場の上昇が止まるといった思惑に繋がる部分もありました。後場急速に手仕舞い売りを誘い、終値での大台回復はできませんでした。
◆個別銘柄◆
NEC(6701) 793円(▲16)
円が値を上げていることや、今夜の米国株式市場への不安などからハイテク株は総じて手控えられました。短期間で大きく値を上げていることから、利益確定売りも出やすい状態。
塩野義(4507) 1650円(△43)
前日は米食品医薬品局(FDA)が高脂血症治療薬「クレストール」を承認するかどうか判断できず、結果発表前に一旦買いポジションを手仕舞う動きが先行ました。FDAアドバイザリー・コミッティーが同薬を認可するよう推奨したと伝わり、本日は買い先行の展開。
日オラクル(4716) 5340円(▲780):100株単位
昨日2003年5月期の決算を発表、期初計画を大きく上回る結果となりました。ただ今期見通しに関しては、経常利益は前期比1%増と予想しており、低成長が継続することで失望売り。売り気配を切り下げる始まりとなり大幅安。
不二越(6474) 239円(△19)
10時過ぎ、2003年5月中間期の連結経常利益が前年同期比9.7倍になったと発表しました。これに証券会社のディーラー達が飛び付く形となり急騰。後場に入ると値動きの良さから追随買いを誘い一段高の展開。
藤沢薬(4511) 2240円(△20)
ドイツの製造販売子会社2社が、免疫抑制剤の販売に関してミュンヘンの検察当局の家宅捜索を受けたと後場になって一部で報じられました。同社の製品を使用してもらうため、国内の医師などに多額の謝礼を払った贈収賄容疑での捜査。医薬品全般に堅調な展開の中、この報道で上げ幅を縮小。
プレス工(7248) 762円(△12)
昨日同様、いすゞ(7202)とともに排ガス規制の強化で小型トラック需要が増加するといった思惑で買い先行となりました。日経平均が方向感の乏しい展開を続けていた前場は大幅続伸となっていましたが、市場全体の上昇ムードが高まると次第に上げ幅を縮小していきました。
JT(2914) 68万5千円(△5千円):1株単位
出遅れ感から、ディフェンシブ関連を手掛ける動き。今朝の日経新聞でトルコ国営タバコアルコール会社が実施するたばこ事業の競売入札に参加検討と報じられましたが、これを材料視した買いは限定的だった様子。
◆ランキング◆
東証1部値上がり上位
銘柄 上昇率 上昇幅 終値 売買高ホクシン(7897) +21.53 △28 158 358.7三菱紙(3864) +19.46 △29 178 7817高島(8007) +18.75 △30 190 6518トウペ(4614) +16.66 △20 140 1637エディオン(2730) +16.63 △100 701 158.1
東証1部値下がり上位
銘柄 下降率 下降幅 終値 売買高ダイニック(3551) −13.66 ▲25 158 3383日本オラクル(4716)−12.74 ▲780 5340 532豊和工(6203) −11.44 ▲19 147 7246ソフトバンク(9984)−10.46▲380 3250 14178.3NECソフト(4774) −8.83 ▲320 3300 164.2
東証1部売買高上位
銘柄 売買高(千株) 終値 前日比いすゞ(7202) 97166 190 ▲10日軽金(5701) 50138 183 △6オリコ(8585) 34166 151 △8プレス工(7246) 26684 239 △20新日鉄(5401) 26173 171 ▲1りそなHD(8308) 25827 99 ▲2NEC(6701) 25761 793 ▲16富士通(6702) 23877 585 ▲42日立(6501) 22403 595 ▲33トーメン(8003) 21197 113 △4
東証1部売買代金上位
銘柄 売買代金(百万円) 終値 前日比ソフトバンク(9984) 48742 3250 ▲380トヨタ(7203) 39045 3440 ▲60NTTドコモ(9437) 26788 29万3千円 ▲3千円ソニー(6758) 24315 3810 ▲80NEC(6701) 20377 793 ▲16いすゞ(7202) 20004 190 ▲10三井住友(8316) 18677 31万6千円 △4千円武田(4502) 17737 4610 △100キヤノン(7751) 17042 5770 ▲100UFJ(8307) 15495 23万8千円 ▲1万1千円
=============<資産設計情報>==============「サンプラザ中野と松本大の株本(かぶぼん)」 日本経済新聞社より
発売中!!「低金利の時代に株式投資を始めたい」そんな声に
お応えしてサンプラザ中野がやさしく解説いたします。
http://www.nikkei-bookdirect.com/bookdirect/item.php?did=35046
<サンプラザ中野近況報告>
7月10日(木) 文化放送「吉田照美のやる気まんまん」14時20分〜7月13日(日) ABC朝日放送「阪神タイガース特番」15時25分〜7月14日(月) 週刊ポスト発売
7月17日(木) ニッポン放送「サンプラザ中野のサプライズ!」
8時30分〜
−−−−−−−−−<サンプラザ中野の株式ロックンロール>−−−−−−−
ものすごい反響だったぞ。サンプラザ中野だー!
前回「過去じゃないのに過去形・よろしかったですか?」問題について書いた。かつてないほどの反響メールをもらった。この問題が平成日本の大問題なのだと認識できた。ある意味デフレよりも深刻だ(この「ある意味」っていうのもねー)。
色々な説が寄せられた。名古屋方言説。東北方言説。北海道方言説。そして外国語マニュアル誤翻訳説である。これらを検証しているテレビ番組もあったそうだ。読者(Mis Miyajima)によると「マニュアル誤翻訳説」は番組による検証の結果シロだったそうだ。彼女は北海道方言説を押している。番組でも「これが怪しい」としていたそうだ。
居酒屋チェーンなどは北海道から進出している企業が多い。そして彼女のダンナ(北海道出身)はこの「過去現在形」を違和感なく使っている。北海道では当たり前。むしろ「よろしいですか?」よりも暖かさを感じる、とまで発言しているそうだ。
俺も「北海道方言説」を支持する。北海道の日本語の歴史は短い。そして海によって隔てられていたゆえ、独特の進化を遂げたはずだ。オーストラリアしかりガラパゴス諸島しかりである。
そもそも北海道は「流行の発信地として名高い」。特に俺が生息する音楽業界ではそう認識されている。札幌のラジオで流行れば全国区間違いなし!と。札幌でブレイクしたアーティストは枚挙にいとまがない。あの大きなのっぽの平井堅君も、である(確か)。しかしお菓子・食品などは静岡県でモニターされる事が多いらしい。つまり北海道民はこと「音」に対して鋭敏なのではないだろうか。
そして、言葉と音といえばラップである。言葉を音とリズムで捉える。文法や習わしは後回しである。特に韻を踏むことが重視される。人は韻を踏むと気持ちがよいのである。
で、「よろしかったですか?」であるが。分析すると、最後の「か?」と問題の「かった」の「か」が韻を踏むのである。「かった」の「た」も母音Aなので同様である。つまり発していて心地良いのである。聞いていても気持ちが良い。ぜんぜん逆じゃないのに「逆にですねぇ」と話す人がいる。これも意味よりも気持ちの良さ(リズム)に重点が置かれている。
まとめよう。話し言葉は意味よりも音・リズムが重視される。北海道民は音に敏感だ。「よろしいですか?」は韻を踏んでいない。「よろしかったですか?」は韻を踏んでいる。気持ちいい。ゆえに海が隔てた北海道で一般化した。近年北海道の外食チェーンのマニュアルが内地に上陸。ラップミュージック等の影響で音・リズムに目覚めた若者が意味を考えずに導入。そして全国制覇。
皆さん、これでよろしかったですか?
というわけで一件落着。株も騰がってめでたしめでたし。
サンプラザ中野:数々の爆発的ヒット曲を生み出してきた「爆風スランプ」で活躍。現在新たに「サンプラザ中野とノンスモーカース」を結成。
自身のホームページでも意外な側面を見ることができる。
http://www.kk.iij4u.or.jp/~sunplaza/
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<マネックスの投信売れ筋ランキング ベスト5>
1.ブル・ベアセレクト ダブル・ブルファンド
2.トヨタアセット・バンガード海外株式ファンド
3.IBJITMジャパン・セレクション
4.日経225ノーロードオープン
5.ブル・ベアセレクト ベアファンド
(2003/6/30〜2003/7/4 マネックスでの販売金額)
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投資信託基準価額(7月9日現在)
ザ・ファンド@マネックス 5,434(+25)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
外国投信基準価額(7月9日現在)
<米ドル建>
バンガード・トータル・ストック・M・I・F 23.25(−0.08) バンガード・ウェルズリー・インカム・F 20.68(−0.04) バンガード・スモールキャップ・インデックス 19.39(+0.09) マサチューセッツ・インベスターズ・トラスト 13.92(−0.08) MFS ストラテジック・グロース・ファンド 15.79(−0.08)
適用レート(7月10日午後2時30分現在)
買付 117.85(−0.40) 解約 117.35(−0.40)
<ユーロ建>
フィデリティ・ヨーロピアン・グロース・F 10.40(−0.05)
適用レート(7月10日午後2時30分現在)
買付 134.05(−0.45) 解約 133.05(−0.45)
=============<今朝のめざビズ>=============このコーナーはフジテレビで月曜日から金曜日、毎朝4:30〜放送されている「めざビズ」でマネックス社員が話をした部分です。
毎朝何らかの形で登場しており、今後も放送内容を掲載していきます。
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●スタジオ
昨日のマーケットはどうでしたか?
◎マネックス
火曜日の取引で一時的に1万円の大台を回復したことで、短期的な目標達成感と高値警戒感から、一旦売って利益を確定しようとする動きが出て、日経平均株価は、下落に転じ、後場に入ってからも安値圏でのもみあいが続く展開となっていました。
しかし、後場に入っても下げ渋っていたなか午後2時頃から公的年金の買い注文が入ったとの噂が市場に広まりまず、ディーラーなどが先物を買い戻す動きが出て、それを見て下値は堅いと判断した買いが大引けにかけて入り終値で1万円の大台にあと一歩届きませんでしたが、日経平均株価は3日続伸し年初来高値を連日更新しました。
昨日のマーケットは高水準の売買高に支えられる相場展開を象徴したような1日でした。
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フジテレビ
「めざビズ」番組HP
http://www.fujitv.co.jp/mezabiz/index2.html
========<マネックス社長 松本大のつぶやき>=========7月10日 <利食いと損切り>
利食いと損切りのタイミングは、トレーダーにとっての永遠のテーマです。私も何度かつぶやきの中で話してきました。この永遠のテーマにつき、或る程度の答えというか考え方のフレームワークを提供したのが、昨年ノーベル経済学賞を取ったダニエル・カーネマン教授の行動経済学・プロスペクト理論です。800ドル貰えるのと、1000ドル貰えるが15%の確率で返さないといけないのとでは、大概の人は800ドル貰える方を選び、逆に800ドル払うのと、1000ドル払わなければいけないが15%の確率で返して貰えるのとでは、大概の人は後者を選ぶ。人は得している領域では安定を好み、得を確定したがり、損している領域では変動を好み、リスクを取りたがる、しかもその行動は経済合理的ではない訳です。
この結果、利食いは早くしてしまい、損切りは遅くなることになります。これはなかなか頷ける理論なのですが、要は経済学と心理学の合体です。この手の心理というのは他の場面でも出てくると思います。
例えば阪神ファン。これだけ勝っていれば優勝しかあり得ないと思うのですが、前にも書いたことがあるように大阪の街は冷静です。どんなに勝っても安心できないのでしょう。負けがこんでいる時の方が熱狂していたこととの対比が愉快です。85%の人はラショナル(合理的)でなく、エモーショナル(感情的)に判断を下すとも言われます。自らの心理を客観的に観察できるようになると、トレーディングも免許皆伝でしょうか。しかし、なかなか難しいですね。
=============<編集長の独り言>=============7月も中旬に入り、来週末ぐらいから学校も夏休みに突入する時期です。大学を卒業して以来、これまでは9月にずっと夏休みを取り続けていました。今年からは娘が小学校に入学したため、普通の期間内に夏休みを取らなければいけない我が家です。しかし、どこに行くか全く決まっておらず、当然宿の手配などは行っていません。どうなってしなうのでしょう、我が家の夏休み。26、27日の土日は学童保育所のメンバー達と親子揃ってキャンプ。別の日にはバーベキューのお誘いなどはあります。しかし今のところ親主導での計画は何もなし。海か山か、何を求めてどこに行くか、そろそろ真剣に考える時期でもあります。
そういえば9月に夏休みを取り続けていると、海は時期外れ。これまでずっと山に行っていたような気がします。
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ご意見や、皆様の身近な投資情報は、こちらまでお寄せ下さい。
mailto:feedback@monex.co.jp
==========<ただ今ブックビルディング中>==========当社取り扱いの新規公開銘柄のブックビルディング期間等の日程を掲載します。詳しくはホームページをご覧下さい。
−−−−−−−−−−−<新規公開株の公募/売出>−−−−−−−−−−
<募集期間中の銘柄>
ドワンゴ(3715) マザーズ
募集期間は 7月14日 AM 11:00 まで
募集価格は 170万円(1株単位)
<新規取り扱い開始銘柄>
アーティストハウス(3716) マザーズ
ブックビルディングは7月23日(水)から
詳細はこちら
http://www.monex.co.jp/visitor/shohin/kabushiki/ipo/meigara/
=====「ブリッジレポート」〜あなたの代わりに会社訪問〜======個人投資家が自ら企業訪問をして取材するのは、実際には難しいのが実情。そこで、(株)インベストメントブリッジが、皆さんの代わりに会社訪問し、事業内容、強み・特徴、中長期の経営ビジョンなどをわかり易くお伝えします。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
今週の企業
東新住建(1754)
「特徴的な2つの本格木造注文住宅を見学しました。」
フォーバル(8275)
「リストラが成功。ブロードバンド時代に大きな成長機会を見出していま す」
A&Iシステム(4773)
「21世紀の日本に貢献できる企業に質・量共に成長することを目指して います」
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2003年5月9日(金)
http://www.toshinjyuken.co.jp/
東新住建のモデルハウスを見学しました。
今回は、「実際の作品である住宅を見てもらうことで、当社をより理解してもらいたい」という同社のご提案で、「注文住宅事業」において同社の特徴のある2種類の注文住宅を見学させていただきました。
経営企画課の栃井さんに2つの住宅展示場を案内してもらいました。
●高耐久・長寿命住宅「リッチ・ダグラス」
まず名古屋市西区にあるワンダーシティー展示場で自由設計本格木造注文住宅の「リッチ・ダグラス」を拝見しました。
北米針葉樹の中で最強と言われているダグラスファーという木材があります。その強度から、アメリカでは住宅に限らず、橋やドーム、鉄道、ハイウェーなどに幅広く使われています。
同社では人が安心して長く住むためには、丈夫であることが第一と考え、本物の100年住宅を目指しています。そのために、この最強のダグラスファーを用いた上に、「耐震」、「耐火」、「台風・衝撃」の安全性に優れた「ツーバイ」工法によって建てられるのが「クラスダグラス」、「リッチダグラス」であり、従来の日本の家屋にはない強度を誇る住宅が出来上がったのです。
「リッチダグラス:Rich Douglass」は、R(曲線)と直線の組み合わせのデザインが特徴です。
住宅展示場には他のメーカーの住宅も多く並んでいますが、明るく南欧・地中海をイメージした色合いの屋根材・外壁、優しいアールのデザインは、他とはまるで違った住宅ということを強く印象付けます。
個性的、特徴的な家作りを目指している同社ならではの住宅といえるでしょう。
●B.B.Dのある家・「樹流」
続いて、海部郡蟹江町の蟹江展示場で、「B.B.Dのある家・樹流(きりゅう)」という注文住宅を見学しました。
この「樹流」開発にたずさわった、稲吉部長にお話を伺うことができました。
中に入ってみて、まず目を引くのが、建物の中央部分にある外壁に囲まれた、1坪ほどの空間です。
稲吉部長に案内されてこの空間の中に立ってみると、四方から心地よい風が通り抜けました。これが「B.B.D.:Bio Breath Duct」です。
「B.B.D.とは?」
家中の空気を新鮮にしてくれる大きな筒と考えればいいでしょう。床下・室内に取り入れた空気をエネルギーを使わずに自然通気できます。このゼロエネルギー自然通気システムは、特許も取得しました。
樹流の特徴、機能としては以下のような点があげられます。
1.日本の気候に合った通気システム
2.耐久性に富んだ構造
3.明るい光の溢れる家で家族の絆を強める
●取材を終えて
特徴ある2つの住宅を見学させていただいたことで、同社の商品企画力の高さを具体的に理解することができました。
注文住宅事業は売上構成比では4.4%(平成14年6月期)と、そう大きくはないのですが、「木のぬくもり、やすらぎ」、「長く住まうことのできる家」といった「リッチダグラス」や「樹流」の特徴は、分譲住宅や賃貸住宅といった他のセグメントにも共通した同社独自のコンセプト、ビジョンとなっています。
こうしたビジョンは、前回のレポートでも触れた2003年1月1日策定の環境方針において、具体的な取り組みとともに掲げられています。
同社のボリュームゾーンである分譲住宅事業、賃貸住宅事業の動向と共に、同社の代表的な商品となっていくことが期待されている2商品の今後をフォローアップしていきたいと思います。
☆★☆ 詳細はCyber-IR:http://www.cyber-ir.co.jpで ☆★☆
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2003年5月30日(金)
http://www.forval.co.jp/
フォーバルの決算説明会に出席しました。
大久保社長が決算概要、今後の展開などについてお話されました。
●2003年3月期決算概要
・リストラを実行し「選択と集中」の結果を求めた1年でした。
・結果として「子会社フォーバルテレコムの業績回復」、「連結の黒字化」を実現することができました。
・営業利益ベースでの黒字化の要因は、「Fテレコムの業績回復 18.5億円」、「本体の機器関連事業収益増加 4.3億円」などとなっています。
●2004年3月期決算予想
・今回から業績予想を発表することとなりました。
・営業利益増減の内訳は、前期に引き続き本体の電話機等機器売上の増加により5億円、リストラ効果で2億円押し上げる一方、前期の特殊要因連結調整勘定がなくなります。
<セグメント別動向>
「機器関連」
本体による機器売上は、前々期12,674百万円、前期12,324百万円に対し、今期14,000百万円、営業利益1,100百万円を見込んでいます。中でも電話機売上に関しては、直販及び代理店での営業を強化し、今期6,800百万円(前期比+42.3%)を計画しています。
●事業の概況
1980年代に、電電公社(当時)レンタル料の10%安い水準にリース料を設定し、民間企業の電話機をリースで供給する仕組み作りからスタートした同社は、その後も通信における料金革命を推し進めてきました。
現在はインターネットがブロードバンド時代を迎える中、基本料金、付加料金といった最もベースとなる部分にも料金革命を起こそうとしています。
日本のインターネットは急速に普及しています。
また企業の通信費削減に対する意識も大変強まっています。
このようにインターネットが急速に普及し、中でも法人におけるIP電話ニーズが飛躍的に高まる中、同社にとって大きなフォローの風が吹いていると考えています。
本業回帰を目指し集中と選択によるリストラを実施して底入れした後、2分課金「55フォン」、定額制の「BBフォン」に取り組み、光ファイバー等の新しいブロードバンドインフラに対応した新サービスを提供して更なる成長、V字回復を目指します。
●取材を終えて
昨年から進めてきた「集中と選択」によって無駄な部分を殺ぎ落とし、筋肉質の企業へと転換することができたようです。
そして、本文中にあるようにブロードバンド普及の中、「法人の時代」の到来で、大久保社長は「同社の出番がやってきた」と捉えて、人員増も含めてより大きく拡大していく考えです。
同社の基本スタンスは、『ユーザーオリエンティドな「問題解決型企業(ソリューション・プロバイダ)」として社会価値を創出しつづける』というものです。
一方で競争も激しくなっていくことも予想されますが、業績底入れを果たした同社の今後の事業展開をフォローアップしていきたいと思います。
☆★☆ 詳細はCyber-IR:http://www.cyber-ir.co.jpで ☆★☆
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2003年5月28日(水)
http://www.aandi.co.jp/
エー・アンド・アイ システムの決算説明会に出席しました。
岡社長が決算概要ならびに今後の取り組みなどをお話になりました。
●2003年3月期決算概要
増収・増益とはなりましたが、企業のIT投資意欲低迷に伴う遊休SE数の予算超過および協業SE数の予算未達など困難な状況もありましたが、「苦しい戦いを乗り切った」決算となったと岡社長はおっしゃっています。
●2003年4月期業績予想
引き続き情報化投資減退で、大型プロジェクトの受注は苦戦を強いられる部分もあると考えていますが、高利益率のソリューションコアの販売推進、高収益SIの獲得などで、公開後三年連続、継続中である増収・増益基調を引き続き見込んでいます。前期販管費で計上していた新人SEも研修期間を終了し、今期は収益の源泉となりますし、今期の受注状況は前期より順調なスタートを切ったということです。
●中期経営計画
2010年3月期までを視野に入れた中期経営計画を策定しています。
<全社戦略>
・技術:現在世界で一人勝ちとなっているIBM関連技術をベースにして、高い利益率を確保します。
・営業:金融、サービスおよび官公庁をターゲットとします。
・経営:三菱商事、日本IBM、富士ソフトABCといった株主である一流企業とのシナジーによる営業力の拡充が期待できます。
<事業戦略>
・コンサルティングから運用・保守までの一貫したソリューションの提供・コンサルティングによる提案、SIによるシステム設計・構築・導入、ハウジングによる運用・保守と、一貫して高付加価値のソリューションを提供します。・ストックビジネスへの展開
<ビジョン>
現在(2000年から2009年)を成長期と位置付け「21世紀の日本の社会に貢献できる企業に質・量共に成長すること」をビジョンとしています。2006年3月期には
・売上高125億円
・経常利益14億円
・経常利益率12%
・EPS107円
・ROE22%
を達成目標としています。
この時点でのPERを20倍と想定すると、株価2140円、時価総額161億円が想定されます。
この段階で、SI企業としては一人前の会社となりますが、決してゴールではないと言う認識です。
●取材を終えて
今期も企業の投資意欲は低迷が予想され、決して楽な事業環境ではありません。ただそうした中でも、三菱商事との資本・業務提携など営業力拡大の手立てをしっかりと打っています。
中期経営計画の数値達成に向けた今後の施策と進捗状況などを、引き続きフォローアップしていきたいと思います。
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