マネックスメール 2003年7月14日

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マネックスメール 2003年7月14日

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 マネックスメール(第969号 2003年7月14日夕方発行)
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本日の目次
 マネックス相場概況
 資産設計情報
  バンガード・海外投資事情 第80回
  生活設計塾クルーの「お金よもやま話」
  投資信託基準価額
 今朝のめざビズ
 コラム ・マネックス社長 松本大のつぶやき
     ・編集長の独り言
 ただ今ブックビルディング中
 ちょっと(またも)出てます〜
 マネックスメール解除の方法は一番下にあります
 またバックナンバーは以下でご覧頂けます。
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=============<マネックス相場概況>===========<相場概況>
辛うじて売買高は10億株台を維持、市場全体に手控え気分が漂う相場。
日経平均     9755.63(△120.28)
TOPIX     954.03(△  8.25)
単純平均      380.85(△  3.09)
東証2部指数   1898.43(△ 16.87)
日経店頭平均   1180.55(△  7.11)
東証1部
 値上がり銘柄数     915銘柄
 値下がり銘柄数     495銘柄
 変わらず        115銘柄
 比較できず         1銘柄
 騰落レシオ(25日)109.91%
    注:値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率です。
    一般的に120%台に上昇すると高値圏、70%台に下降すると    底値圏といわれる先行指標です。
    計算は25日ベースで行っており、値上がり銘柄数、値下がり銘    柄数は25日間の累計で計算しています。
 売買高    1096.92(百万株:概算)
 売買代金    840634(百万円:概算)
 時価総額   2767279(億円:概算)
 為替(17時) 117.60円

 日経平均は反発歩調で始まりました。しかし金曜日の下げに対して戻りは鈍く、小幅高で方向感の乏しいもみ合いとなりました。月曜日で様子見気分といった面もありますが、ややこれまでの流れと変化が起きている雰囲気もありました。

 今週は米国で主要ハイテク企業の決算発表が予定されています。この内容次第で米国だけでなく、国内市場も影響を受ける可能性があります。決算発表前に積極的なポジションは取り難い相場環境でした。

 先週後半から、これまで積極的な買い手となっていた外国人、個人投資家がややトーンダウン。代わって出遅れていた国内機関投資家が動きだした雰囲気もあります。相場上昇の流れに乗れなかった投資家が動きだしたことは、一旦調整に入るといった見方も強まっていました。

 最近の相場の中では様子見気分の強い展開となりました。市場全体の方向感は乏しく、今回の上昇相場を支える最大の要因となっていた売買高も減少してしまいました。

 後場に入ってからも手控え気分が強く、小幅高といった水準でのもみ合いが続きました。連日続いていた売買高10億株超を本日も維持できるのか、途切れてしまうのかに注目が集まった雰囲気でした。

 GLOBEX市場でNASDAQ先物が堅調な値動きとなっていることを手掛かりに、後場中頃から先物市場で仕掛け的な買いがあり、上げ幅を拡大する場面がありました。しかし現物株市場での追随買いは限定的、なかなか盛り上がらない相場環境でした。

 今週は米主要ハイテク株の決算を確認するまでは手控え気分が継続しそうな雰囲気です。また国内要因として週末は3連休となり、この点も積極的なポジション取りは行い難くなっています。

◆個別銘柄◆
コロムビア(6791) 160円(△30)
 11日の日経新聞に投資ファンドが出資する上場企業8社のうち、7社の今期連結業績が改善する見通しと報じられ続伸。金曜日は全面安という地合いもあり話題となりませんでしたが、本日は市場全体が方向感の乏しい始まりとなったことで低位個別材料株を手掛ける雰囲気も強まり急騰。

ソニー(6758) 3890円(△220):100株単位
 米投資週刊紙のバロンズ最新号に、今後2年間で米預託証券(ADR)の価格は約2倍まで上昇する可能性もあるといった記事が掲載された模様。後場に入って先物上昇、値がさハイテク株も上昇といった流れもあって上げ幅を拡大。
NEC(6701) 773円(△9)
 香港通信大手、ハチソングループから携帯電話の第三世代サービス向けに千数百台の基地局設備を受注したという記事が日経新聞に掲載されました。朝方は買い先行といった展開になったものの、戻り売りなどから上値の重い値動きが続きました。

三菱地所(8802) 916円(△30)
 午後に発表された6月の首都圏マンション販売動向で、契約率が7ポイン上昇して好調。特に都心部の需要が旺盛という内容となっており、比較的都心部の物件を多く抱えている同社は堅調な値動きとなりました。

五洋建(1893) 100円(△15)
 午後に4−6月期の業績概要を発表。これによると単独受注高が前年同期比51%増となっており、目先筋の買いを誘う展開で急騰となる場面がありました。材料の出た低位株に対し、市場全体の売買高が膨らむことを狙った買いも一部にあった雰囲気で、後場だけで売買高は2000万株を突破しました。
古河機(5715) 118円(△18)
 後場後半になって、QUICK画面に“青色・白色LED用のサファイア基盤の量産を開始する”といった速報が流れました。前場30万株程度の商いで静かな値動きから、後場だけで900万株の商いをこなして急伸。

日車輌(7102) 251円(△25)
 今朝の経済番組「モーニングサテライト」内で中国の北京・上海間で建設が予定されている高速鉄道に関するニュースが取り上げられ、中国の経済紙は日本の新幹線技術が選ばれる可能性が高いと報じたと伝わりました。これを手掛かりに目先筋の買いを誘い急騰。

<株式分割>
サンヨーハウジング名古屋(8904)
 8月31日現在の株主に対し、1株を2株に分割
  効力発生日 10月20日
  配当起算日 9月1日

◆ランキング◆
東証1部値上がり上位
    銘柄        上昇率   上昇幅    終値   売買高コロムビアME(6791)+23.07 △30   160 36436古河機(5715)   +18.00  △18   118  9484五洋建(1893)   +17.64  △15   100 25111NECモバイリ(9430)+12.00△255  2380  98.3総合メディ(4775) +11.57 △330  3180 122.8
東証1部値下がり上位
    銘柄        下降率   下降幅    終値   売買高CCC(4756)    −8.97 ▲109  1106 371.5沢藤電(6901)    −6.90  ▲19   256    44サカイオーベ(3408) −6.38  ▲12   176   928内田洋(8057)    −6.38  ▲41   601  2050プレス工(7246)   −6.12  ▲15   230  6216
東証1部売買高上位
    銘柄        売買高(千株)    終値     前日比オリコ(8585)      44799    168     △17コロムビアME(6791)  36436    160     △30新日鉄(5401)      35450    167       0富士通(6702)      26379    559     △11五洋建(1893)      25111    100     △15丸紅(8002)       20662    158      ▲2ソフトバンク(9984) 19721.1   3200    △320NEC(6701)      19691    773      △9日立(6501)       18861    596     △31東芝(6502)       17396    487     △15
東証1部売買代金上位
    銘柄      売買代金(百万円)    終値     前日比ソフトバンク(9984)   60529   3200    △320ソニー(6758)      28756   3890    △220NTTドコモ(9437)   21433 28万3千円    △6千円トヨタ(7203)      21431   3230     ▲40キヤノン(7751)     17976   5680    △110NEC(6701)      15259    773      △9富士通(6702)      14699    559     △11武田(4502)       12230   4550     △90日立(6501)       10890    596     △31みずほFG(8411)    10097 10万7千円    ▲1千円
=============<資産設計情報>==============−−−−−−−<バンガード・海外投資事情 第80回>−−−−−−−−−

米国マネー・マーケット・ファンド事情(その1)

この3年間で米国短期金利は著しく下落し、米国のマネー・マーケット・ファンドの利回りも大きく下がりました。6月25日には、連邦公開市場委員会は短期金利の誘導目標となるフェデラル・ファンド金利を現行より0.25パーセンテージ・ポイント引き下げて、年1.00%としました。これは過去40年間で最も低い金利です。その結果、運用管理コストの割高なマネー・マーケット・ファンドでは分配金がほとんど期待できなくなることも予想されます。
米国のマネー・マーケット・ファンドへの投資額は2兆2000億ドルにも及びますが、多くの投資家は低い金利に悩まされています。とりわけかつての比較的高い利回りに慣れていた、あるいは月々の分配金を当てにしていた投資家は、そろそろ代わりになる金融商品を探し始めているかもしれません。

しかし、バランスよく分散投資されたポートフォリオにおいて、マネー・マーケット・ファンドにはまだまだ期待できる役割が残されていることも忘れないでください。そして、やみくもに高い利回りの金融商品を追い求めることは控えたほうがよいでしょう。

ここで、マネー・マーケット・ファンドの変わることのない役割をおさらいしておきましょう。

1971年に登場して以来、マネー・マーケット・ファンドは人気の金融商品でした。安全性、流動性を保ちつつ分配金収入があるというバランスのとれた特性から、多くのアメリカ人がマネー・マーケット・ファンドをポートフォリオの中心に据えてきました。いかに金利が変動しても、マネー・マーケット・ファンドは投資家のポートフォリオにおいて次のような重要な役割を果たすことには変わりありません。

1.緊急時の資金として
ほとんどの人にとって万が一のためのまとまった資金は必要でしょう。一般的には約3ヶ月から半年の生活費と同じくらいの貯え(米国の平均的な世帯ではおよそ8千〜1万6千ドル程度)が必要といわれています。マネー・マーケット・ファンドはその安定性と流動性から緊急時の資金としての役割を果たします。

2.短期預金として
多くの人は家や自動車の頭金を貯めるというような短期的な目標を持っています。マネー・マーケット・ファンドは、将来(まとまった額の)買い物をするための資金を貯めるために、元本を保全しつつ比較的高い利回りを得たいという投資家のニーズに合うものだといえるでしょう。

3.現金口座の管理
マネー・マーケット・ファンドは口座に一定の現金を維持することで他の金融取引を補う手段として利用されます。例えば、米国では多くの人が住宅ローンや自動車ローンのように高額な支払いをする際には小切手を使用します(このため預金口座にキャッシュが必要となります)。また、多くの投資家は、株式ファンドや債券ファンドとは別に資金を確保するために、自動投資プログラムを利用してマネー・マーケット・ファンドに規則的に投資をしています。
来週は、米国マネー・マーケット・ファンドにまつわる、投資家にとってのリスクについてお話しします。

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バンガード・トータル・ストック・マーケット・インデックス・ファンドバンガード・スモールキャップ・インデックス・ファンド
バンガード・ウェルズリー・インカム・ファンド
ファンドの内容はマネックス証券のホームページでご確認下さい。

========生活設計塾クルーの「お金よもやま話」=========
「戦時貯蓄債券」雑記

つい先日、父の一回忌で実家に帰ったおりに「戦時貯蓄債券」というものを見つけた。父が仕事場で使っていた父の父親(つまり私の祖父)の古い本棚のなかから出できたものだ。私が高1の時に亡くなった祖父は相当な稼ぎ手だったらしいが、キレイに使ってしまう人だったとのこと。お金にもモノにも執着しないはずの祖父がなぜ紙クズとなった「戦時貯蓄債券」を取っておいたのか、そして父は祖父のどんな想いを受け継いでそれらを残しておいたのか、あれこれ想像を膨らませると尽きないので、思わず持って帰ってしまった。

「戦時貯蓄債券」とは。券面には「一.此ノ債券ハ臨時資金調整法ノ規定ニ基キ発行シタルモノニシテ債券売出ニ依ル収入金ハ大蔵省預金部ニ於テ運用スルモノナリ」と書いてある。つまり、戦費調達のための戦時国債の一種だ。確かに手元にあるものの発行は昭和17年6月から昭和20年2月の戦時に集中しており、なかには戦闘機、戦車、軍艦の絵が描いてあったり「大東亜戦争第一周年記念」と赤字で印刷されているものがあったり、眺めれば眺めるほど新しい発見がある。

東京証券取引所のHP内にある東証Arrowsの証券史料ホームページ
( http://www.tse.or.jp/arrows/museum/museum17.html )によると、
この手の戦時債券は昭和17年には20億円、18年には50億円発行されたそうだ。当時の日本の総人口が7000万人強だったことから考えれば、18年だけで国民一人当たり70円くらいの負担。一般庶民にはきつかったと思うが、少しでも国民が買いやすいように郵便局、各種金融機関のほか、たばこ屋やデパートなどでも販売が行われたらしい。祖父はどこで購入したのだろうか。
60年が経過したいま、これら券面が私の手元にあるのは、ご承知のとおり昭和21年に行われた預金封鎖などによって紙クズとなったからだ。戦時を生きた年配の方の相談を受けると、国債や郵便貯金への不信感が強いことを感じる。60年も経てばもう歴史の世界の出来事のようだが、まだ血は乾ききっていないのである。

こうして現物を手に取り、こまごまと書かれた約束事(此ノ債券ハ金五円ニテ売出シ償還ノ際金七円五十銭ヲ支払フモノナリ、など)を読むにつけ、祖父をはじめ、お上を信じて大切な資金を投じた当時の生活者の無念を思わずにはいられない。

たぶん、破綻した生保の契約者で個人年金や終身保険などを大きく減額された人なら、当時の人々の無念を実感できるのではないだろうか。あながち他人事でもない。各社実施を否定しているものの、もし実施されれば一種の徳政令といえる予定利率引下げ法案が、間もなく施行されようとしている。

歴史の転換点で起こるひずみが既存の枠組みを壊し、秩序が乱れることは過去の長い歴史の中でも多々ある。次の時代を築くためには、ある意味防ぎようのないことなのかもしれない。しかし、そのツケはいつも一番弱い一般庶民にやってくる。最前線で傷だらけになるのはいつも普通の生活者なのである。
幸い、昔と違って普通の生活者が得られる情報量は格段に増えている。それらを活用する知恵を養い、変化にあわてない冷静さを身につけることで、難しい時代を生き抜きたいものだ。 ( 生活設計塾クルー 浅田里花 )


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投資信託基準価額(7月11日現在)
 ザ・ファンド@マネックス          5,254(−159)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
外国投信基準価額(7月11日現在)
<米ドル建>
バンガード・トータル・ストック・M・I・F 23.14(+0.21) バンガード・ウェルズリー・インカム・F   20.67(+0.09) バンガード・スモールキャップ・インデックス 19.22(+0.15) マサチューセッツ・インベスターズ・トラスト 13.86(+0.12) MFS ストラテジック・グロース・ファンド 15.69(+0.15)
 適用レート(7月14日午後2時30分現在)
  買付 117.70(−0.25) 解約 117.20(−0.25)
<ユーロ建>
 フィデリティ・ヨーロピアン・グロース・F  10.40(+0.09)
 適用レート(7月14日午後2時30分現在) 
  買付 133.25(−0.75) 解約 132.25(−0.75)
=============<今朝のめざビズ>=============このコーナーはフジテレビで月曜日から金曜日、毎朝4:30〜放送されている「めざビズ」でマネックス社員が話をした部分です。
毎朝何らかの形で登場しており、今後も放送内容を掲載していきます。
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ビズワード
 「決算発表」
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●決算発表とは、人間ドックをした時の成績表のようなもので、企業の業績や、 財務状態などを決められた標準的な会計原則に則って投資家に対して発表・ 説明するもの。
●決算発表はあくまでも結果であって、作るものではない。人間ドックの成績 表を都合に合わせて数値を書き換えられたら信頼性なくなりますよね。それ と一緒で、会社の恣意は一切入ってはいけないものです。
●人間ドックが4年に1回よりも1年に1回受けた方が、早めに悪くなってき たところを発見できて治療できるように、企業の決算発表もかつては年に1 回であったが、最近では四半期、即ち3ヶ月に1回業績発表をするところが 増えている。
○決算発表の見所は?
●先週、アメリカのヤフーが増収増益の決算発表をしたが、予め期待されてい た数字ほどは良くなかったのでヤフーの株価は逆に大きく売られてしまった。 先週このコーナーで説明した経済指標と同様、重要なのは絶対値ではなく、 予めの市場の予想よりも良いか悪いかによってマーケットは上か下に反応す る。
●今週はアメリカで重要な企業の決算発表が相次ぐ。インテルが15日、AM Dが16日、マイクロソフトが17日といった具合。
●最近の企業収益の回復は主に経費削減から来ているものが多かったが、それ では経済全体の活気には繋がらない。インテル、マイクロソフトなどの大企 業が設備投資にどのような計画を持っているかは今後の市場全体の方向とい う意味からは気になるところ。
○マネックスの第1四半期の業績発表も今週の水曜日ということですが、どん な数字になるんですか?
●それは言えません。めざビズを見てる人だけがどんな数字になるか知ってし まったら、予め株を売ったり買ったり出来る訳でそれでは不公平ですよね。 決算発表は、あくまでも決められた時間に決められた場所で、初めて投資家 と市場に対して一斉に発表されるべきなのです。
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私達どうなる?
 「今週、株価はどうなるの?」
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●先週は、前の週の終値に比べて日経平均は一時500円ほど値を上げて1万 円台に乗ったが、結局最後は金曜日に300円以上売られて、前週比100 円高の9635円で終わった。
●売買高は依然極めて高い水準を維持しており、金曜日の売りはあくまでも一 時的な調整であり、NYマーケットも金曜日に買い戻されており、今週も東 京マーケットは強気の展開だろうという見方もある。
●一方で、ゴールデンウイークから今までの強い相場を支えてきた外国人や個 人が冷静になってきていて、反面ここにきて今まで買えていなかった国内機 関投資家がようやく買い始めており、マーケットの主役が交代し始めたので はないか、というマーケットの転換点が先週の木曜日・金曜日に始まったと いう見方もある。
●後者の見方が正しいと、一般的には調整は或る程度の規模になり、今週の東 京市場はどちらかというと弱気の展開になるだろうと思われる。
●このように、今のマーケットはとても分かりにくい分岐点に来ていると思う。●注目すべきなのは、今日・明日開かれる日銀の政策決定会合の行方。株価が 元気なので政策を変更しないのか、長期金利の上昇・乱高下などの不安材料 もあるので、マーケットへの資金供給を増やすような準備があるのか、注目 される。
●あとは15・16・17日と発表されるインテル、AMD、マイクロソフト などの決算発表、15日のグリーンスパン連銀議長の議会証言など。
●1つ注意しておきたいのは、小泉首相や竹中大臣に対する牽制球の目的もあ ると思うのだが、「実体経済が伴わないのに株価だけ上がるのはおかしい」 といった発言を最近一部政治家などがしている。この3年間で、株価は半分 になった。しかし実体経済規模−GDPは殆ど変化していない。逆に株価が 上昇するにも実体経済規模の拡大を伴う必要はない。こういった発言には惑 わされないように気をつけましょう。
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月曜日の「めざビズ」には松本が生出演しています。
担当コーナーも多く、放送内容を文章にしてお伝えできる量ではない面もあります、当面月曜日は、話の抜粋だけの掲載とさせていただきます。
詳細は別途下のつぶやきでご紹介する場合もあります。
ご興味ある方は、生放送をご覧下さい。
しかし現実問題として時間の面が大きいので、ビデオに録画してご覧下さい。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
フジテレビ
 「めざビズ」番組HP
http://www.fujitv.co.jp/mezabiz/index2.html

========<マネックス社長 松本大のつぶやき>=========7月14日     <民間閣僚>

「外交、景気、教育という大事な分野を担当しているのはすべて民間閣僚だ。議院内閣制では国会議員が内閣を占めるべきだ。」との発言が自民党の青木参院幹事長からあったようです。この件については去年の10月2日のつぶやきに書きましたが(マネックスのトップページの右上の検索窓に 新内閣 非議員 と打ち込んで検索して頂くと、一番上に検索結果として表示されます)、私はちょっと違う感想を持っています。
或る意味で金融・経済・外交問題が一発触発であった時に、国会議員はこれらの閣僚ポストに手を挙げなかったのではないでしょうか。その時には斯様な発言がなく、北朝鮮問題も金融問題も或る程度危機が遠ざかったように思える今になってからそれはないだろうという気がします。選挙という、下手をすると利益誘導方思考に陥りかねないプロセスを背景に持たない民間閣僚に期待したい気持ちもあります。但しこの問題は、確かに議院内閣制と大統領制の違いという問題も抱えているとは思います。しかし最後に最も重要なのは、民意ではないでしょうか。こういう点も含めて、小泉内閣の高い支持率があると思うのですが、政治とはなかなか複雑なものです。

=============<編集長の独り言>=============久々に、つぶやきに遅れること45分、しかしまだネタが見つかっていないという状況に陥ってしまいました・・・。
この土日、何か時間に追われてドタバタするものの、結局何もしないで終わったといった感じでした。週末恒例?のお店チェックはほとんどできない状態です。この土日、下の娘と私、上の娘と妻という組み合わせで2日とも用事ができ、2人を送ってその後、私はどこかに行こうとするものの、2人を降ろした途端、下の娘は車の中で熟睡するといったパターンになったのです。寝付いたばかりで起こすのもかわいそう、結局無意味に車を走らせるといった形になってしまいました。
あても無く走り、久しぶりに通った道で、町並みの変化などを探す程度。一番感じたのは社会人になったばかりに住んでいた町、浦安・南行徳近辺でのことです。このあたりは、中古車販売では有名なところで、道路の両サイドに車屋さんが並んでいましたが、空き地になっているところも目立ちます。中古車販売の街も、随分廃れてしまった感じもありました。勝ち組と負け組がはっきりと分かれたという感じです。
浦安・南行徳・行徳というと、昔は証券会社を中心に、金融機関の独身寮が立ち並んでいた一角でもあります。バブル時代、自分も含めてこれら独身寮に住んでいた金融機関勤務の若者、かなり中古車需要を牽引していた部分もあったでしょう。89年、90年あたりの同僚の車購入は、正直異常なペースだったと思います。
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ご意見や、皆様の身近な投資情報は、こちらまでお寄せ下さい。
mailto:feedback@monex.co.jp

==========<ただ今ブックビルディング中>==========当社取り扱いの新規公開銘柄のブックビルディング期間等の日程を掲載します。詳しくはホームページをご覧下さい。

−−−−−−−−−−−<新規公開株の公募/売出>−−−−−−−−−−
<新規取り扱い開始銘柄>
 アーティストハウス(3716) マザーズ
  ブックビルディングは7月23日(水)から

詳細はこちら
http://www.monex.co.jp/visitor/shohin/kabushiki/ipo/meigara/

==========<ちょっと(またも)出てます〜>=========<テレビ>
 フジテレビ系列 月曜日から金曜日 AM4:30〜
  “めざビズ” 
   毎週月曜日は松本生出演!
   (同番組には他の曜日もマネックスでは何らかの形で関わっていきます)
<雑誌>
7/16
 ニューズウィーク日本語版 2003-7・23号 「株価1万円台へ」

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 週刊 B−ing 32号 
  「スペシャル対談」
   2005年、高い市場価値を手に入れるには?           
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