マネックスメール 2003年7月17日

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マネックスメール 2003年7月17日

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 マネックスメール(第972号 2003年7月17日夕方発行)
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本日の目次
 マネックス相場概況
 資産設計情報
  サンプラザ中野の株式ロックンロール
  マネックスの投信売れ筋ランキング
  投資信託基準価額
 今朝のめざビズ
 コラム ・マネックス社長 松本大のつぶやき
     ・編集長の独り言
 ただ今ブックビルディング中
 「ブリッジレポート」〜あなたの代わりに会社訪問〜
   はせがわ(8230)
   アグロ カネショウ(4955)
   フォーバルクリエーティブ(2724)
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 またバックナンバーは以下でご覧頂けます。
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=============<マネックス相場概況>===========<相場概況>
売買高は減少傾向ながら本日も10億株台を維持、9500円水準まで調整。
日経平均     9498.86(▲237.11)
TOPIX     929.59(▲ 19.68)
単純平均      371.91(▲  7.08)
東証2部指数   1865.41(▲ 25.84)
日経店頭平均   1171.41(▲  9.54)
東証1部
 値上がり銘柄数     322銘柄
 値下がり銘柄数    1143銘柄
 変わらず         61銘柄
 比較できず         1銘柄
 騰落レシオ(25日)102.18%
    注:値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率です。
    一般的に120%台に上昇すると高値圏、70%台に下降すると    底値圏といわれる先行指標です。
    計算は25日ベースで行っており、値上がり銘柄数、値下がり銘    柄数は25日間の累計で計算しています。
 売買高    1123.42(百万株:概算)
 売買代金    847288(百万円:概算)
 時価総額   2696393(億円:概算)
 為替(17時) 118.23円

 手仕舞い売りが優勢となり、軟調な相場の始まりとなりました。週末は3連休となる点、米国で主要企業の決算発表が本格化している点などから新規のポジション取りは手控えられ、通常金曜日の手仕舞い売りが前倒しで出ている雰囲気でした。

 日経平均はジリジリと下げ幅を拡大、9500円という節目水準が下支えラインとなるかを試す相場となりました。今週に入ってから値を上げていた東エレク(8035)など値がさハイテク株の一角がが反落、指数の下落要因のひとつとなっていました。

 今週は手控え要因が並び、売買高が減少傾向にあります。本日も売買高は膨らまず、10億株台を維持できるかどうかに注目が集まりました。前引け段階では5億3500万株で、昨日をやや上回る水準でしたが、安心はできない雰囲気でした。

 後場に入ってからも手仕舞い売りが先行、下げ幅を拡大する始まりとなりました。しかしこの局面でも9500円といった節目水準が下支えラインとなり、下げ渋りをみせました。

 株式市場がジリジリと下げ幅を拡大した一方で、債券市場は堅調な展開となりました。3連休前に株式市場は買いポジションの手仕舞い、債券市場は売りポジションの手仕舞いといった雰囲気もありました。

 今週に入って減少傾向にあるものの、本日も売買高は10億株台を維持し続けました。高水準の売買高を維持し、9500円という水準までスピード調整を進めた相場という見方もできます。

 明日は3連休前の金曜日で、一段と様子見気分の強い相場となりそうです。今週は様々な手控え要因が並びながらも売買高を維持し、大幅上昇後の調整局面をこなしているといった展開になっています。手仕舞い売りは出るものの、売り仕掛け的な動きは目立たない状態が続いています。

◆個別銘柄◆
三井住友(8316) 28万9千円(▲1万9千円):1株単位
 市場全体の流れ同様に手仕舞い売りが先行しました。前場の早い段階であっさりと30万円の大台割れ、後場大台割れとなったことで更に手仕舞い売りを誘い、下げ幅を拡大しました。

東エレク(8035) 7180円(▲690):100株単位
 今週に入ってから連日値を上げていたこともあり、本日は利益確定売りが先行して反落。米国の通常取引終了後、IBMが決算発表を行いました。IBMは時間外取引で値を下げており、この点も東エレクなど値がさハイテク株の利益確定売りを急ぐ要因のひとつ。

栗田工(6370) 1370円(△39)
 三菱重(7011)などとともに家庭用燃料電池の実用化に向けて9月から実証実験に乗り出すと報じられました。これを手掛かりに市場全体が軟調な値動きとなるなか上昇。

大京(8840) 167円(▲2)
 今朝の取引開始前に放送されたラジオたんぱの番組内で、同社が取り上げられました。少し前までラジオたんぱ銘柄は目先筋の追随買いを誘いましたが、買い気配で始まり寄り付きがほぼ高値となる銘柄も目立ち、本日も同様の値動きとなってしまいました。

コニカ(4902) 1400円(△3)
 カラー複写機事業に本格参入すると報じられました。これまで性能的にも他社で1500万円程度商品を、コニカは500万円程度で販売する模様。価格面でも一気に販売拡大を期待する声が出ていました。

古河機金(5715) 106円(▲8)
 今週前半は“青色・白色LED用のサファイア基盤の量産を開始する”という報道を手掛かりに上昇。昨日はムーディーズが同社の無担保長期債務格付けを引き下げる方向で見直すと発表したこともあり利益確定売りが優勢となりました。本日も手仕舞い売りが継続し、弱含みの展開。

ニッポン放送(4660) 3520円(△120):100株単位
 村上氏の率いる投資ファンドが同社の第2位の株主となったことが大量保有報告書で明らかになりました。これにより、株主への利益還元が進むといった思惑、さらに株価上昇といった思惑などで買いを誘う展開となりました。
ホンダ(7267) 4740円(▲120):100株単位
 米国ではフォードが7−9月の業績見通しを発表、市場予想以上に赤字が拡大する内容となりました。米国の自動車販売に不透明感が出たことで、国内メーカーにも先行き不透明感。モルガン・スタンレーが自動車業界の投資判断を引き下げたことも売り要因のひとつ。

◆ランキング◆
東証1部値上がり上位
    銘柄        上昇率   上昇幅    終値   売買高シートゥー(7588)  +8.66 △260  3260     7NOK(7240)    +7.18 △180  2685  4152ユニオンツール(6278)+5.69 △220  4080 511.2小田建(1834)    +5.35  △15   295     6ハマキョウ(9037)  +4.85  △85  1835  94.8
東証1部値下がり上位
    銘柄        下降率   下降幅    終値   売買高佐伯建(1889)   −14.05  ▲26   159   738市田(8019)    −13.97  ▲13    80 246.5エンシュウ(6218) −13.63  ▲21   133    90住友炭(1503)   −13.43   ▲9    58 615.5サカイオーベ(3408)−13.22  ▲25   164  2365
東証1部売買高上位
    銘柄        売買高(千株)    終値     前日比住金(5405)       29706     71      ▲6新日鉄(5401)      29313    170      ▲2東芝(6502)       18702    455     ▲32古河電(5801)      17742    414     ▲31富士通(6702)      17688    538     ▲30NEC(6701)      17518    721     ▲38りそなHD(8308)    16304     93      ▲5ソフトバンク(9984) 16075.2   3040    ▲230三菱重(7011)      15954    295     ▲16日興CG(8603)     14985    501     ▲37
東証1部売買代金上位
    銘柄      売買代金(百万円)    終値     前日比ソフトバンク(9984)   49380   3040    ▲230東エレク(8035)     24835   7180    ▲690トヨタ(7203)      20883   3100     ▲70NTTドコモ(9437)   18236 27万2千円    ▲2千円ソニー(6758)      17497   3820    ▲170三井住友(8316)     16075 28万9千円  ▲1万9千円NTT(9432)      15958 49万6千円  ▲2万3千円NEC(6701)      12726    721     ▲38キヤノン(7751)     12589   5640    ▲170三菱東京(8306)     12338 53万7千円    ▲2万円
=============<資産設計情報>==============サンプラザ中野と松本大の株本(かぶぼん)」 日本経済新聞社より
発売中!!「低金利の時代に株式投資を始めたい」そんな声に
お応えしてサンプラザ中野がやさしく解説いたします。
http://www.nikkei-bookdirect.com/bookdirect/item.php?did=35046

<サンプラザ中野近況報告>
7月17日(木) ニッポン放送「サンプラザ中野のサプライズ!」
                           8時30分〜7月20日(日) 週刊ベースボール別冊「阪神タイガースブック」発売7月23日(水) 「TURN ON」発売
7月24日(木) テレビ東京「オープニングベル」 9時〜

−−−−−−−−−<サンプラザ中野の株式ロックンロール>−−−−−−−

夕べ、デビッド・ヘルフゴットを観た。サンプラザ中野だー!
デビッド・ヘルフゴットはピアニストだ。映画「シャイン」をご存知か?オーストラリア映画にして、第69回アカデミー賞主演男優賞受賞映画だ(アミューズ配給)。天才ピアニスト「デビッド・ヘルフゴット」の半生を描いている。そのデビッド・ヘルフゴットのピアノ演奏会に行ってきたぞー。

映画によると、彼は父との激しい確執の中で「精神の病」にかかってしまう。厳しくも過剰な愛情を注ぐ父。その愛情にこたえるべく、あるいは愛情から逃げ出すべく、繰り返す過酷な練習。コンクールでの成功と同時に崩壊してしまう。そして今も「精神の病」を抱えながら演奏活動を続ける彼。と書くと、ずいぶん重たい演奏会だったかのようである。しかし彼のパフォーマンスは他人を暗くしたりはしない。逆に明るくしてしまう。だから俺は元気をもらって帰ってきたぞ。

午後7時。錦糸町のすみだトリフォニーホールはファンで満員だ。客席の照明が落ちると、ほどなく彼が入ってきた。どよめく客たち。何故どよめいたかと言うと、彼がリズミカルに走って飛び出して来たからだ。舞台下手(向かって左)側から。これで上手(向かって右)側からも人が飛び出て来たとしたら、まさに元気な若手漫才コンビの登場シーンである。

飛び出してきた彼は、ニコニコしながら客席三方に愛想をふりまく。両手の親指を「イェーイ!」と突き立ててだ。そしてくるりと身を翻してピアノの前の椅子に腰掛ける。普通はそれから袖をまくったりするものだ。指をこすったりするものだ。しかしデビッド・ヘルフゴットは違った。座ったとたんに間を置くことなく鍵盤を叩いた。いきなり演奏を始めてしまったのだ。一連の動作が途切れる事がない。まさか朝起きた瞬間から途切れていないのか?

曲の合間も同様だ。休憩で舞台袖に戻るときも、アンコールで花束を受け取るときもリズミカルなままだった。にこやかなままだった。それが病気なのかもしれないが、観客としてはたいへん楽しまさせてもらった。ドラマがあって、人生があった。そして会場は何ともいえない愛にあふれた。幸せなコンサートだった。

時代のせいか、教育のせいか。尋常でない行動を起こす人が増えている。もしも「精神の病」なのだとしたら、その闇の果てにこんな「明るさ」があることを祈る。

ところでマネックスの皆様・株主の皆様、黒字化おめでとうございます。
サンプラザ中野:数々の爆発的ヒット曲を生み出してきた「爆風スランプ」で活躍。現在新たに「サンプラザ中野とノンスモーカース」を結成。
自身のホームページでも意外な側面を見ることができる。
http://www.kk.iij4u.or.jp/~sunplaza/

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<マネックスの投信売れ筋ランキング ベスト5>

1.日経225ノーロードオープン
2.ブル・ベアセレクト ダブル・ブルファンド
3.HSBCチャイナオープン
4.フィデリティ・日本成長株・ファンド
5.ブル・ベアセレクト ベアファンド

(2003/7/7〜2003/7/11 マネックスでの販売金額)

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投資信託基準価額(7月16日現在)
 ザ・ファンド@マネックス          5,362(±0)
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外国投信基準価額(7月16日現在)
<米ドル建>
バンガード・トータル・ストック・M・I・F 23.07(−0.15) バンガード・ウェルズリー・インカム・F   20.35(−0.08) バンガード・スモールキャップ・インデックス 19.20(−0.12) マサチューセッツ・インベスターズ・トラスト 13.81(−0.08) MFS ストラテジック・グロース・ファンド 15.69(−0.13)
 適用レート(7月17日午後2時30分現在)
  買付 118.05(−0.35) 解約 117.55(−0.35)
<ユーロ建>
 フィデリティ・ヨーロピアン・グロース・F  10.49(−0.05)
 適用レート(7月17日午後2時30分現在) 
  買付 133.10(+0.65) 解約 132.10(+0.65)
=============<今朝のめざビズ>=============このコーナーはフジテレビで月曜日から金曜日、毎朝4:30〜放送されている「めざビズ」でマネックス社員が話をした部分です。
毎朝何らかの形で登場しており、今後も放送内容を掲載していきます。
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●スタジオ
昨日の東京株式市場はどうだったのでしょうか?

◎マネックス
前日のNY株式市場取引終了後、米国半導体大手のインテルが事前予想を上回る決算を発表し、東京株式市場もこれを手掛かりに一部ハイテク株が値を上げました。ただ、今週は米国でマイクロソフト、IBMなど主要ハイテク株の決算発表が予定されていますので、市場全体では、様子見といった雰囲気が強く、日経平均は2日連続の小幅な続落となりました。

一方売買高に目を向けますと、昨日も東証1部の売買高は11億株と10億株の大台を上回る日が続いていますが、一時期と比べると、市場のエネルギーもやや後退しているように見えます。今週は米国主要企業の決算発表が続くほかにも、国内は3連休を控えていることなど、手控え要因が並んでいますが、今日と明日も10億株台もしくはそれに近い売買高となるとすると、市場は高い水準の売買高を維持したまま、スピード調整を行ったとプラス評価する動きが出てくるとも考えられます。本日も売買高が注目されそうです。

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フジテレビ
 「めざビズ」番組HP
http://www.fujitv.co.jp/mezabiz/index2.html

========<マネックス社長 松本大のつぶやき>=========7月17日     <経済的多様性>

日本の多様性のなさは、しばしば指摘されてきました。しかし多様性がないといえば、社会主義国家なども同様です。北朝鮮もキューバも、一般に考えられる多様性のなさに於いては、日本よりも強烈でしょう。しかし日本の方が或る意味に於いてはより多様でないとも言えると思います。単テーマ当たりのGDPといったものを想像してみると、日本は恐らくダントツで世界一でしょう。例えば或るデジカメの人気が出ると、世界一の生産設備を誇る日本の工場に於いても生産が追いつかなくなるほどの需要が起きたりします。或るテレビドラマが流行って、急に或る場所が注目を集め、ヨーロッパの一国の人口ほどの人が一週末に押し寄せたりします。とにかく極端で、ドサーッ、ドサーッと単テーマ毎に巨大なGDPが動きます。この経済的多様性の低さは、ビジネスに効率をもたらす場合もありますが、極端な設備投資などのコストを強いる場合もあります。もっとこの「単テーマ当たりGDP」を減らす努力を我が国はしていくべきだと思います。

=============<編集長の独り言>=============鈴鹿8時間耐久ロードレースには簡単に出場できませんが、同じ時期これならどうでしょう。ごく普通の“事務用イス”に座り、地面をけりながら走るレースが8月3日、成田ゆめ牧場で開催されます。
6人一組で2時間に何周したかを競うもので、優勝すると賞金10万円也。午前中に予選を行い、午後に決勝レース。参加費は1チーム4800円です。イスは各チームが持参、車輪の交換など多少のチューンアップ?は可能というルール。真夏の耐久レースをちょっと味わってみるのも良いかもしれません。チームマネックスでの参加・・、多分ないと思いますが、どうでしょう。個人的にはこういうのは、好きなのですが。
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ご意見や、皆様の身近な投資情報は、こちらまでお寄せ下さい。
mailto:feedback@monex.co.jp

==========<ただ今ブックビルディング中>==========当社取り扱いの新規公開銘柄のブックビルディング期間等の日程を掲載します。詳しくはホームページをご覧下さい。

−−−−−−−−−−−<新規公開株の公募/売出>−−−−−−−−−−
<新規取り扱い開始銘柄>
 アーティストハウス(3716) マザーズ
  ブックビルディングは7月23日(水)から

詳細はこちら
http://www.monex.co.jp/visitor/shohin/kabushiki/ipo/meigara/

=====「ブリッジレポート」〜あなたの代わりに会社訪問〜======個人投資家が自ら企業訪問をして取材するのは、実際には難しいのが実情。そこで、(株)インベストメントブリッジが、皆さんの代わりに会社訪問し、事業内容、強み・特徴、中長期の経営ビジョンなどをわかり易くお伝えします。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
今週の企業
はせがわ(8230)
「新中期経営計画の策定に向けて全社的な戦略の再構築に取り組んでいきます」アグロ カネショウ(4955)
「同社の特徴・強み、今後の展開を取材しました」
フォーバルクリエーティブ(2724)
「新体制で成長軌道への回帰を図ります」
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2003年6月9日(月)
http://www.hasenet.co.jp/

はせがわの決算説明会に出席しました。

●2003年3月期決算概要
「ポイント1」
売上高は連結・単独ともに5期連続の増収でピーク(1995年3月期)を更新。
「ポイント2」
本業は営業減益となりましたが、下期からは徐々に低下傾向を辿っています。「ポイント3」
非本業子会社5社合計の営業利益が黒字化しました。

●2004年3月期予想
引き続き本業回帰を進め、仏壇・仏具、墓石の販売に経営資源を集中していくとともに、平成16年4月から実施予定の新中期経営計画の策定に向けて全社的な戦略の再構築に取り組んでいきます。
また、販売員教育の強化によるコンサルティングセールス、アフターサービスを充実するとともに、商品開発や品質管理の強化に注力していきます。

●はせがわ商品に強さについて
メーカー部門を持つ強みとして以下の4点があげられます。
1.低い商品原価:同社37%に対し、他社は51−55%
2.品質の優越性:暎林製品の返品率は0.6%と極めて低水準
  (他社平均5%)
3.顧客ニーズを直ぐに商品化可能:新商品(発売2年以内)の比率
  20−25%
4.加工修理への対応力

●今期の経営方針
今期は「本業回帰」を引き続き進める中、「実験の推進」と「財務状況の改善」の2点に重点を置き、以下のような取り組みを進めていきます。
・銀座本店及び東京事業本部の90店へ販売実験を拡大
・コンサルティングセールスを現場に定着させるために、先導役としての「ファシリテイター」を35人選定。今後も増強。
・低価格品から中高級品へ商品開発をシフト
・商品数の絞込み
・チラシ、TVCMも内容を一新し、「高級感」をアピール
・仏壇:商品開発力で業界のダントツへ

●取材を終えて
今期は、来期以降の成長のための踊り場と考えており、大幅な伸びを見込んではいません。
販売の実験を拡大することと、非本業からの撤退など本業回帰を進めていきます。コンサルティングセールスを全社的に拡大していくには、社員教育への注力が絶対不可欠であり、京都・奈良への研修旅行、自己回帰セミナーの実施などを実施することによって、販売員の底上げを図る考えです。
実験の効果が、今期以降の数字にどのように反映されてくるのかも含めて、引き続きフォローアップしていきたいと思います。

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2003年5月10日(土)
http://www.agrokanesho.co.jp/

名古屋で開催したブリッジサロンでのアグロ カネショウ・櫛引社長のお話を報告します。

●会社概要
・農薬専業のメーカーとして、40年ぶりの上場(2000年9月7日)・自社開発に重点を置いた他社とは異なる戦略を採用
・強固な財務体質。無借金。豊富な手元流動性。
・株主資本比率 75.5%
手元流動性については、有効な活用を求める声もありますが、リスクの高い新薬研究開発を手がけており、機動的に投入できる資金をある程度確保しておく必要があります。ただ、必要額以上は、株主へ積極的に還元する方針です。
●同社の特徴
安定した収益を確保している要因として、以下の5点があげられます。
1.果樹・野菜向け農薬に特化
2.独自製品・差別化製品の開発
3.TCA(技術と経営のアドバイザー)の役割
4.最終需要家(農家)へのダイレクトマーケティング
5.商系流通に比重

●業績の推移および利益配分に関する考え方
農業を取り巻く環境は引続き厳しい状況にあります。
今期も前期に引き続き利益の水準は低いと予想されますが、20円配当を継続する予定です。また、無借金経営を続けており、財務内容は健全な状況にあるため、今後とも安定的な配当を継続する考えです。

●今後の重点施策
以下の5つの重点施策を推進していきます。
1.トライアングル作戦
2.海外展開
3.適用作物の拡大
4.M&A
5.事業特化の推進

●有力新製品上市の見通し
現在、大型の新剤の開発をを2剤並行で進めています。
コードネーム「AKD−3088」
コードネーム「AKD−1102」

●生物農薬への対応

生物農薬の市場規模
国内市場:果樹・野菜の園芸分野で30億円(園芸農薬の約2%)
世界市場:果樹・野菜の園芸分野で500億円(園芸分野の約5%)
近い将来この市場規模は、国内150億円(同比率は10%)、
世界1,500億円(同比率15%)になると予想されています。

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2003年5月22日(木)
http://www.forvalcreative.com/jpn/top.html

フォーバル クリエーティブの決算説明会に出席しました。
早水社長が決算概要、今後の取り組みついて説明されました。

●2003年3月決算概要
企業の投資意欲低迷で減収・減益となりました。
米国Websense社株式売却益があったため、純利益は黒字でした。
四半期ベースで見ると売上、利益ともに第1四半期(2002年4−6月)がボトムとなり、第4四半期(2003年1−3月)は営業利益は黒字となっていることから今後に期待できると考えています。
販管費も第4四半期は第3四半期比で約8%削減されています。

●セグメント別動向
同社の計画通り、利益率の高いサポートサービス事業が伸び売上高構成比が上昇する一方、利益率の低いプロダクトセールス事業は減少傾向となっています。
●トピックス
・大阪事業所の立ち上がりが想定どおりにいかず2003年2月に統合しました。
・トレーニングセンターを横浜から表参道へ移転。集客状況が改善しました。・教育の講師を外注から社員に変更したことで利益率が向上しました。
・新規取り扱い開始商品としては前回のレポートでも紹介した、「FortiGate」、「ZoneAlarm Pro」、「ZoneLabs Integrity」があります。
・ITセキュリティの専門雑誌の制作、販売を目的とした連結対象会社:情報安全社ですが、広告数の減少、販売部数の伸び悩みなどで業績が振るわず、清算しました。

●2004年3月期予想
・IT投資全体は今期も減少が予想されますが、セキュリティ分野は2001−2006年まで年間平均21%の成長が予想されています(IDCジャパン調べ)
・既存商品の売上低下を新規商品の売上でカバーしていきます。
・サポートサービスは更なる伸張を見込んでいます。
・販売管理費率を20%前半に抑えます。

<課題>
収益確保、成長、事業拡大にふさわしい経営管理体制の再構築を主眼に、今期の重点課題として以下の対策を実施します。
・経営資源の集中化、販売管理費抑制に酔う利益体質の再構築
・新規取扱商品の拡販
・ネットワーク設備の強化とサポートサービス部門業務の効率化
・教育事業の高品質化、差別化を通じ高利益率の確保
・適時開示、責任説明の推進と法令順守の徹底

●取材を終えて
厳しい環境下、減収・減益となりましたが、四半期で見ると底を打ったようにも見受けられます。
中でもサポートサービス事業は着実に伸びており、同社が今後も期待する事業となっています。
同社では新たに浦野社長が就任。早水社長は会長になります。
新体制では浦野社長が営業・管理全般を担当し、早水会長がそのネットワークを生かして海外からの新規商材発掘に注力するという形となります。
新体制で成長軌道への回帰を図る同社を今後もフォローアップしていきたいと思います。

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