マネックスメール 2003年7月28日

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マネックスメール 2003年7月28日

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 マネックスメール(第978号 2003年7月28日夕方発行)
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本日の目次
 マネックス相場概況
 資産設計情報
  バンガード・海外投資事情 第82回
  生活設計塾クルーの「お金よもやま話」
  投資信託基準価額
 今朝のめざビズ
 コラム ・マネックス社長 松本大のつぶやき
     ・編集長の独り言
 ただ今ブックビルディング中
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 またバックナンバーは以下でご覧頂けます。
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=============<マネックス相場概況>===========<相場概況>
9800円台でやや上値の重いもみ合いから、債券高もあり大引け間際一段高。
日経平均     9839.91(△191.90)
TOPIX     959.69(△ 14.41)
単純平均      383.62(△  6.41)
東証2部指数   1924.37(△ 13.55)
日経店頭平均   1200.97(△  6.58)
東証1部
 値上がり銘柄数    1237銘柄
 値下がり銘柄数     200銘柄
 変わらず         81銘柄
 比較できず         2銘柄
 騰落レシオ(25日)106.40%
    注:値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率です。
    一般的に120%台に上昇すると高値圏、70%台に下降すると    底値圏といわれる先行指標です。
    計算は25日ベースで行っており、値上がり銘柄数、値下がり銘    柄数は25日間の累計で計算しています。
 売買高    1075.80(百万株:概算)
 売買代金    794523(百万円:概算)
 時価総額   2789624(億円:概算)
 為替(17時) 119.12円

 金曜日の米国株式市場が上昇、CMEでの日経平均先物も大阪市場の終値を上回って終了しました。この流れを受け国内市場も朝から上昇ムードで始まりました。

 CMEの水準にサヤ寄せ後、大阪市場の日経平均先物は更に上げ幅を拡大する展開となりました。しかし先物主導で上昇するものの、現物株市場では売買高が膨らまず、様子見気分が強い相場環境でした。

 今週はまだ主要企業の4−6月期決算発表が相次ぎます。1銘柄の決算内容で市場全体が混乱する可能性もあり、この点で積極的なポジション取りは行い難い面があります。指数の影響を受け難い低位株を手掛けるか、米国株高を手掛かりに値がさ株を手掛けるか、判断に困るといった面もあった模様です。
 9800円近辺まで上昇すると上値の重さが感じられ、伸び悩みで前場を終了しました。今週の物色対象が低位株が値がさ株かを判断し切れなかったことが、市場の勢いが出ない要因となった雰囲気でした。

 後場に入ってからも高値圏で方向感の乏しいもみ合いが続きました。物色対象が絞り込めない点に加え、前場後半から銀行株が下落に転じていることも、先行き不透明感を誘う要因となっていました。

 非常に小幅なレンジでのもみ合いとなりました。後場は9800円という水準が上値抵抗ラインといった雰囲気も漂いました。売買高もあまり膨らまず、様子見気分の強い相場でした。CMEでの先物の終値水準にサヤ寄せするものの、それ以上を買い進む動きも、売り込む動きもなく膠着状態が続きました。
 株式市場が高値圏で膠着状態を続ける中、債券市場はジリ高歩調となりました。債券先物9月限は142円台を回復する場面もあり、この動きから日経平均先物も取引終了間際に若干上げ幅を拡大する展開になりました。

 売買高は本日も10億株台を維持しました。主要企業の決算発表を控え、現物株市場ではやや手掛け難い状況が続いているものの、高水準の売買高は維持して先物主導の上昇相場となり、売りポジションは取り難い相場環境が継続しています。

◆個別銘柄◆
アドバンテスト(6857) 6630円(△240):100株単位
 先週金曜日に初の四半期業績を発表。この中で通期の業績見通しはこれまでの水準を据え置いたものの、受注高予想を上積み、米国株高もありこの点をプラス材料として値を上げました。ただ指数の影響を受けやすい銘柄は、積極的なポジション取りは行い難い面もあり後場は伸び悩み。

住友機(6302) 190円(△12)
 有機EL分野に特化した子会社を通じ、測定器の品揃えを充実させると日経新聞に報じられました。有機EL関連銘柄はこれまでも急騰を演じた銘柄が多く、目先筋の追随買いを誘う展開。

いすゞ(7202) 211円(△13)
 日々公表銘柄への指定を解除されたことで、目先筋が再度手掛ける展開となり大商いで大幅上昇。市場全体の方向感が掴み難い展開となったことで、値動きの良い低位株で日計り狙いといった流れで追随買いを誘いました。

みずほFG(8411) 10万8千円(▲5千円):1株単位
 市場全体が堅調な展開となるなか、大手銀は総じて早い段階で失速。先週後半は買い戻しが活発化して上昇しており、本日は買い戻し一巡といった展開。また市場ではハイテク株を手掛けるか、低位個別材料株を手掛けるか判断に困る相場環境となっており、銀行株は物色の対象外といった位置付け。

JUKI(6440) 433円(△30)
 特に目新しい材料は無い模様、しかし値動きの良さを最大の材料として目先筋が物色して後場に入ってからも一段高。先週東京製鉄(5423)が中国向けの好調で業績予想を上方修正して急進、中国関連として手掛けられることの多いJUKIに対し、目先筋が思惑買いを入れた雰囲気。

日立線(5812) 348円(△8)
 金曜日に今期連結最終損益をこれまでの黒字予想から赤字予想に下方修正。これによって朝から売りが先行、軟調な値動きを続けていました。しかし大きく値を下げることなく、後場に入ると徐々に下げ渋りから上昇転換。光ファイバー部門の回復期待は強く、今回の下方修正で株価が下落した時点で買いを誘う形となりました。

酵母工(2891) 701円(△41)
 前場はほとんど注目されず、売買高も1万8千株と薄商い。しかし前引け後に4−6月期決算を発表、この中で通期の業績予想の上方修正も行いました。後場はこの上方修正を手掛かりに買い気配から始まり、寄り付き後も大幅高となる場面がありました。しかし逃げ足も速く、高値から大きく値を消して取引終了。

NECソフト(4774) 3300円(▲170):100株単位
 後場に入ってから4−6月期決算速報が伝わりました。連結純利益は前年同期比77%減という内容で、売りが先行して下げ幅を拡大。半期の業績予想は据え置いたものの、この達成も不透明な状況で見切り売りが優勢。

<株式分割>
情報企画(3712)
 9月30日現在の株主に対し、1株を2株に分割
  効力発生日 11月20日
  配当起算日 10月1日

◆ランキング◆
東証1部値上がり上位
    銘柄        上昇率   上昇幅    終値   売買高加藤製(6390)   +21.08  △39   224  3928帝人機(6212)   +17.32  △70   474  3491ミサワリゾ(5261) +15.61  △37   274   118ナブコ(7142)   +15.25  △36   272  1581常磐興(9675)   +13.79  △20   165  2103
東証1部値下がり上位
    銘柄        下降率   下降幅    終値   売買高藤和不(8834)    −5.55   ▲7   119 802.5ニッシン(8571)   −5.07  ▲23  430 1840.3NECソフト(4774) −4.89 ▲170  3300 125.6みずほFG(8411)−4.42▲5千円 10万8千円 178.917もみじHD(8329)  −3.92▲1万円 24万5千円 0.092
東証1部売買高上位
    銘柄        売買高(千株)    終値     前日比いすゞ(7202)      61100    211     △13新日鉄(5401)      35685    185      △4住金(5405)       27907     82      △4住友機(6302)      26663    190     △12丸紅(8002)       18309    151      △4プレス工(7246)     16210    269     △22日軽金(5701)      15913    195      △7日新鋼(5407)      15098    141      △8ソフトバンク(9984) 14141.9   3670    △160鬼ゴム(5196)      13383    301      ▲7
東証1部売買代金上位
    銘柄      売買代金(百万円)    終値     前日比ソフトバンク(9984)   51625   3670    △160みずほFG(8411)    19853 10万8千円    ▲5千円NECエレ(6723)    18798   5840    △240UFJ(8307)      17395 25万5千円    ▲1千円NTTドコモ(9437)   16936 27万9千円    △7千円ソニー(6758)      16713   3820    △110三井住友(8316)     16527 30万7千円    ▲4千円いすゞ(7202)      12697    211     △13トヨタ(7203)      10829   3110       0キヤノン(7751)     10344   5620     △40
=============<資産設計情報>==============−−−−−−−<バンガード・海外投資事情 第82回>−−−−−−−−−

リターンの77%を決定するものとは・・・

バンガードの最近の調査によると、「株式、債券および短期金融商品をどのような割合で保有するか」というアセット・アロケーションの決定は、投資家が直面するさまざまな投資判断の中で、依然、最も重要な要素であることがわかりました。適切なアセット・アロケーションは、「銘柄選択」や「マーケット・タイミング」(実際、近年多くの投資家がこの2つの投資手法を取ることで危険な目に会っているはずです)よりも実は重要な投資テクニックだということです。

「この調査結果は、我々のこれまでの考えを裏付けるとともに、ニュースや広告媒体によってもたらされる間違った情報に投資家が惑わされるのを防ぐために役立つでしょう」。バンガードの投資カウンセリング・アンド・リサーチ・グループ(IC&R)の責任者キャサリン・ゴードンはこのように述べています。

今回の調査にあたって、バンガードの調査チームは1986年のゲーリー・ブリンソン氏らによる「91のアクティブ運用を採用する年金プラン調査」を参考にしました。ブリンソン氏らは当時の調査結果として、「個々の年金プランの四半期毎リターンの差異は、概してその約93.6%をアセット・アロケーションの違いによって説明することができると結論付けました。つまり、銘柄選択やマーケット・タイミングよりも分散投資の違いが投資リターンの良し悪しを決定していたというものです。

IC&Rチームは、ブリンソン氏と同様の方法で、1962年から2001年の少なくとも5年以上のリターン実績を持つ、420のアクティブ運用のバランス型ミューチュアル・ファンドを調べました。その結果、氏と同様の結果が得られることがわかったのです。調査対象ファンドの月次リターン差異の77%が、概してファンドのアセット・アロケーション方針の違いによるものと判断できました。研究者らは、先の調査結果との数字の相違は、バンガードの調査のほうがより長い期間の、より多くのアクティブ・ファンドを対象としたことなどによるものだとしています。

これらの調査結果は、個人の投資に関しても当然あてはまります。 長期投資の場合には、個々の銘柄選択や、投資の時期を考えるよりもっと多くの時間をアセット・アロケーションの時間に割くべきではないでしょうか?

※バンガードの外国投信は買付時為替手数料無料、販売手数料も無料(ノーロード)で3本とも1万円台から購入可能です
バンガード・トータル・ストック・マーケット・インデックス・ファンドバンガード・スモールキャップ・インデックス・ファンド
バンガード・ウェルズリー・インカム・ファンド
ファンドの内容はマネックス証券のホームページでご確認下さい。

※詳細は当社ホームページをご覧ください。投資信託をお申込みの際には、「目論見書」にて詳細をご確認下さい。

========生活設計塾クルーの「お金よもやま話」=========
最近、第3分野の医療保険に対するニーズが高まっているようですが、上手に利用するためのステップを考えて見ましょう。医療保険が必要かどうか、必要ならばどの程度かを検討するためには、公的な健康保険でカバーされる範囲を把握する必要があります。

具体的に70歳未満の医療費の自己負担上限額を見ていきます。上位所得者(サラリーマンは税引き前月収56万円以上、公務員は基本給44万8000円以上、国民健康保険加入者は世帯年間合計所得約700万円以上)と一般所得者それぞれの1ヵ月あたりの自己負担上限額は次の算式で求められます。
上位所得者:13万9800円+(医療費―46万6000円)×1%
一般所得者: 7万2300円+(医療費―24万1000円)×1%
 
たとえば、一般所得者の人が入院・手術などで、1ヵ月に100万円の医療費がかかったとしましょう。自己負担割合は3割ですから、とりあえず窓口で30万円は支払わなくてはなりませんが、自己負担上限額は上記の算式で計算すると7万9890円ですから、差額の22万110円は3ヶ月後くらいに高額療養費として還付されます。

高額療養費の支給が1年間で4回以上になった場合、4回目からは自己負担上限額が引き下がり、一般所得者が4万200円、上位所得者が7万7700円となります。加入している健康保険組合によっては、組合独自の付加給付により上限額が2万円というところもあります。つまり、医療費は青天井でかかるものではなく、上限が設けられているのです。

こういった健康保険の給付内容を把握したうえで、貯蓄額や仕事を休んだときの収入がどうなるのか、差額ベッドのかかる部屋を利用するのかといった個別事情を考慮したうえで、保険に頼る必要があるのか、あるとすればどの程度にするのが妥当かを検討していきます。

保険の特徴は、少ししか保険料を払っていなくても、長期の入院や手術といった事態には何十万円もの給付を受ける可能性があることです。一方、貯蓄はその時点での元利合計額しかありません。前者は契約上の支払い要件を満たさなければ(たとえば「5日以上の継続入院ただし1入院120日限度」)お金にはならず、後者は健康不健康、入院通院に関わらず、何に使おうと自由です。
保険の特徴を裏返すと、1入院や通算での給付限度があるため、給付を受けずに保険料を払いつづける期間が長くなるほど、費用対効果が薄れていく商品だと言えます。一方、貯蓄はコツコツ継続して行くほど効果が出てくるものです。両者の良さを最大限に活かすためには、資産形成を妨げない割安の保険を選び、貯蓄と保険を組み合わせて準備を進めていくことでしょう。出来るだけ早い段階で、保険商品に頼らなくてもいい資産状況に持っていくのが理想ですね。(生活設計塾クルー 内藤眞弓)


◆生活設計塾クルー http://www.fp-clue.com
8月のクルー主催のマネーセミナーは8月26日(火)です。14:00スタートの回と18:30スタートの回があります【参加費無料】。お申し込み先着順ですので、お早めに(夜の部はすでに多数のお申し込みをいただいています)。→ http://www.fp-clue.com/seminar_info.html
今月のテーマは『投資環境の変化を考える今後のポイント』です。世界経済をわかりやすく語る亀井幸一郎(クルーメンバー)が講師をつとめます。

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投資信託基準価額(7月25日現在)
 ザ・ファンド@マネックス          5,375(△10)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
外国投信基準価額(7月25日現在)
<米ドル建>
バンガード・トータル・ストック・M・I・F 23.11(+0.34) バンガード・ウェルズリー・インカム・F   20.32(+0.09) バンガード・スモールキャップ・インデックス 19.04(+0.14) マサチューセッツ・インベスターズ・トラスト 13.86(+0.22) MFS ストラテジック・グロース・ファンド 15.57(+0.24)
 適用レート(7月28日午後2時30分現在)
  買付 119.05(−0.10) 解約 118.55(−0.10)
<ユーロ建>
 フィデリティ・ヨーロピアン・グロース・F  10.42(−0.01)
 適用レート(7月28日午後2時30分現在) 
  買付 137.15(+0.05) 解約 136.15(+0.05)
=============<今朝のめざビズ>=============このコーナーはフジテレビで月曜日から金曜日、毎朝4:30〜放送されている「めざビズ」でマネックス社員が話をした部分です。
毎朝何らかの形で登場しており、今後も放送内容を掲載していきます。
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ビズ語
 「産業再生機構」
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【相川アナ】
 週末にもりそなが日刊工業新聞とダイア建設の支援を産業再生機構に要請す ることになったという記事がありましたが、産業再生機構ってなんなんです か?
【岡田アナ】
 産業再生機構とは、政府がこの春に新しく作った組織で、簡単にいうといい ビジネスを持っているのだけれ、銀行からの借金漬けで経営に行き詰まって いる企業を助けてあげようという目的のものです。
 具体的には、或る企業にメインの銀行が500億円、メインでない3つの銀 行が100億円ずつ貸していて、全部で800億円の借金があったとします。 その企業はいいビジネスを持っていて、400億円程度の借金ならなんとか なるのですが800億円といわれるともうにっちもさっちもいかなくて借金 の返済が滞っています。この場合、産業再生機構がメインでない3つの銀行 からの借金100億円ずつを肩代わりして、それぞれの銀行に50億円だけ 払って借金を棒引きにして貰います。また、メイン銀行にも500億円のう ち250億円は放棄、即ち諦めてもらって、借金の額を250億円までに減 らします。そうするとこの企業は、メイン銀行に250億円、産業再生機構 に150億円、併せて400億円の借金が残ることになります。同時にメイ ン銀行と産業再生機構が新しい経営陣をその企業に送り込んで、経営の再建 を手助けします。
【相川アナ】
 ということは銀行は貸している債券の半分も放棄してしまって損しませんか?【松本】
 必ずしも銀行は損はしません。放っておけば一切返済されないまま企業は倒 産してしまうかも知れません。銀行はそもそも100%はお金は返ってこな いだろうと考えて、いわゆる「引き当て」ということをしてますから、銀行 側に新しい損は発生しない場合もあります。それに、メイン銀行とメインで ない銀行3つ、併せて4つの銀行で再建計画について協議していると関係者 が多すぎて話がまとまらなかったりしますが、産業再生機構が関わる場合は 機構とメイン銀行だけが関係者として残りますから話が進みやすくなります。【相川アナ】
 では産業再生機構は企業が再生していくから日本経済にとってはいいことな のでしょうか?
【松本】
 これも必ずしも手放しにはそうとは言えません。例えばバブル期に作られた 素晴らしい庭のある大邸宅をイメージしてみて下さい。
【相川アナ】
 はぁ。
【松本】
 住んでいる人と大家さんは別で、住人はバブル期に決められた高い家賃をと ても払えなくて滞納しています。元々2億円掛けて建てた家なのですが、大 家さんは1億円なら家を売ってしまってもいいと思っているのですが買い手 はいません。最近では折角の素晴らしい庭も手入れがされなくて荒れてきて しまいました。産業再生機構というのは、この場合、家を1億円で大家さん から買ってあげて、新しい住人も自分で連れてきて、庭をきれいにするよう に命令する、そんな感じの仕事をする訳です。
【相川アナ】
 なんか無理がありませんか?
【松本】
 はい。この場合、家の値段を8000万円、5000万円と下げていけば、 お願いだから買わせてくれという人が大勢出てきます。その中で、庭をきれ いにすることが売却する条件だとすれば、色々な人が庭をきれいにする素晴 らしいプランと、購入代金を持って集まってくるでしょう。そうすれば大邸 宅と庭は見事に再生するはずです。産業再生機構の仕事で損が出れば所詮最 後は国民が負担することになります。無理な値段で買って、無理矢理経営陣 を探して送り込むよりも、多くの人が「私に買わせて下さい。私に経営させ て下さい。」と手を挙げ始めるようなレベルまでに不良債権の評価を下げる ことが本来の『再生』のプロセスに必要なことだと思います。産業再生機構 には、その辺りを是非頑張ってもらいたいと思います。
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月曜日の「めざビズ」には松本が生出演しています。
担当コーナーも多く、放送内容を文章にしてお伝えできる量ではない面もあります、当面月曜日は、話の抜粋だけの掲載とさせていただきます。
詳細は別途下のつぶやきでご紹介する場合もあります。
ご興味ある方は、生放送をご覧下さい。
しかし現実問題として時間の面が大きいので、ビデオに録画してご覧下さい。今週は実際の放送に沿った話言葉での原稿掲載にしてみました。
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フジテレビ
 「めざビズ」番組HP
http://www.fujitv.co.jp/mezabiz/index2.html

========<マネックス社長 松本大のつぶやき>=========7月28日      <代謝>

毎週月曜日の早起きも、そろそろ丸4ヶ月になります。2時に起きて、3時半にテレビ局に入り、1時間ミーティングをし、4時半から1時間生番組に出演します。より広い人に経済やマーケットのことを知ってもらおうというフジテレビの考えに賛同し、私も、当社も、頑張ってサポートしています。
それはいいのですが、問題は月曜日の私のファンクション・レベルをどのように通常レベルに維持するかということです。これは一つ間違えると月曜だけの問題ではなく、一週間通しての問題になり兼ねません。最初はオフィスに6時半ぐらいに着いて、2時間ほどソファーで寝ようと試みたのですが、掃除の人が来てなかなか寝られないのと、仮に寝られたとしてもどうも時差ぼけのような感じでスキッとしないという問題がありました。今は逆に、ほんの数十分ですが、朝7時頃に走ることにしています。ワークアウトは一切してこなかった私ですが、これが頗る調子がいいのです。夕方頃になると流石にちょっと眠くなってきますが、有酸素運動をして代謝が良くなるのか、基本的には頭もスカッとして、体も軽く、火曜日以降にも何ら問題を残しません。つくづく代謝は重要だと思います。私はどんなに飲んでも食べても全然太らない質なのですが、これも体に入ってくるものの重さを考えたらぶくぶくとかなり太りそうですし、私の健康の源はおしなべて新陳代謝のお陰だと思っています。なんかのきっかけで代謝が悪くなって体重が増え始めることもあるのですが、気の置けない仲間と大酒・大食いをすると、翌朝には却って元の体重に戻ってしまいます。これからもなんとかこの代謝レベルを維持していきたいと願っています。
=============<編集長の独り言>=============この土日、ほとんど隔離された世界で過ごしました。といっても場所は秋川渓谷で東京都内なのですが、携帯電話は圏外となる自然の中で過ごしたのです。子供達の付き添いで行ったため、ほとんどの時間は子供達に振り回されていました。そのためか、他の子供のお父さんとともに、帰り際になって携帯が圏外になっていることを知った次第です。中には、普段よりもずっと早く就寝、電話もならないことでまったく仕事も忘れ、健康的な休日を過ごしたという声もありました。
さて自宅に帰って気が付いたのですが、土曜日の朝自宅でテレビと新聞を見てから、帰宅まで新聞テレビ等を一切見ていない状態。電話だけでなく、本当に世間の状況が全く分からない世界で過ごしていたのです。
世間から隔離された状態は、大学時代にも一度ありました。教授も含め研究室の合宿と称して大学の山荘に行ったのですが、あの時もテレビ、新聞を見ない数日間でした。あの時は、ちょうど2日続けて大きなニュース、“ロス疑惑で逮捕”、“女優夏目雅子さん死去”という時期でした。今回も、数日経過してから初めて知るといった何かがあるのでしょうか。
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ご意見や、皆様の身近な投資情報は、こちらまでお寄せ下さい。
mailto:feedback@monex.co.jp

==========<ただ今ブックビルディング中>==========当社取り扱いの新規公開銘柄のブックビルディング期間等の日程を掲載します。詳しくはホームページをご覧下さい。

−−−−−−−−−−−<新規公開株の公募/売出>−−−−−−−−−−
<明日がブックビルディング締め切りの銘柄>
 アーティストハウス(3716) マザーズ
  ブックビルディングは7月29日 AM11:00まで
   仮条件 19万円〜24万円

詳細はこちら
http://www.monex.co.jp/visitor/shohin/kabushiki/ipo/meigara/

==========<ちょっと(またも)出てます〜>=========<テレビ>
 フジテレビ系列 月曜日から金曜日 AM4:30〜
  “めざビズ” 
   毎週月曜日は松本生出演!
   (同番組には他の曜日もマネックスでは何らかの形で関わっていきます)
<雑誌>
 7/30
  週刊B−ing32号
   「スペシャル対談」 2005年、高い市場価値を手に入れるには?
===================================<マネックスメールを解除したい時は>

・当社に直接申し込まれたお客様
 マネックスメールの受信解除、メールアドレスの変更等はこちらへ

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 ▽Pubzine http://www.pubzine.com/pubzy/tool/unsub.html (ID:002140) ▽melma http://www.melma.com/ (マネックスメール m00015629)

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