マネックスメール 2003年9月1日

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マネックスメール 2003年9月1日

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 マネックスメール(第1003号 2003年9月1日夕方発行)
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本日の目次
 マネックス相場概況
 資産設計情報
  バンガード・海外投資事情 第87回
  生活設計塾クルーの「お金よもやま話」
  投資信託基準価額
 今朝のめざビズ
 コラム ・マネックス社長 松本大のつぶやき
     ・編集長の独り言
 ただ今ブックビルディング中
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=============<マネックス相場概況>===========<相場概況>
円高などのマイナス材料を克服し、日経平均は節目の10500円を突破。
日経平均    10670.18(△326.63)
TOPIX    1027.01(△ 25.00)
単純平均      397.91(△  6.20)
東証2部指数   2046.42(△ 16.50)
日経店頭平均   1286.04(△  7.77)
東証1部
 値上がり銘柄数    1239銘柄
 値下がり銘柄数     183銘柄
 変わらず        104銘柄
 比較できず         1銘柄
 騰落レシオ(25日)109.31%
    注:値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率です。
    一般的に120%台に上昇すると高値圏、70%台に下降すると    底値圏といわれる先行指標です。
    計算は25日ベースで行っており、値上がり銘柄数、値下がり銘    柄数は25日間の累計で計算しています。
 売買高    1602.03(百万株:概算)
 売買代金   1148782(百万円:概算)
 時価総額   3000110(億円:概算)
 為替(17時) 116.66円

 為替市場では円高が進行しており、今夜の米国株式市場は休場となります。本日これら要因から積極的な売買は手控えられ、方向感の乏しい展開を予想する声の多い相場環境でした。

 取引開始直後は事前予想通り方向感の乏しいもみ合いでしたが、ジリジリと上げ幅を拡大する動きとなりました。10500円という節目水準に迫り、先物市場では一部仕掛け的な買いや、売り方の買い戻しによって値を上げる形となりました。

 様々な手控え要因が重なる中、まとまった買いで上げ幅を拡大する場面は多々あります。しかし本日は手控え要因となる材料が並んでも、売買高は高水準を維持していました。買い意欲は旺盛なまま、円高というマイナス要因を吸収したといった見方は市場全体にプラス材料となりました。

 意外感のある上昇といった展開となり、10500円という節目水準を突破。為替面が懸念されたハイテク株は上昇、さらに大手銀が軒並み値を上げたことも市場全体に安心感を与えました。

 株式市場はジリジリと上げ幅を拡大していく中、債券市場はジリジリと下げ幅を拡大していきました。債券先物売り・株式先物買いといったポジション取りが行われた雰囲気でした。

 後半になると日計り狙いの目先筋から手仕舞い売りが出始めた模様です。このためやや伸び悩みとなってしまいましたが、大きく値を上げていることから、当然の手仕舞い売りと比較的冷静に受け止められていました。

 前場の段階で10500円という節目水準を回復しましたが、この節目が早くも下支えラインといった雰囲気も出ていました。戻り売りが増加して上値が重いといった指摘があるものの、10500円が下支えラインとなり高値圏を維持したまま失速せずに売りをこなす相場となりました。

◆個別銘柄◆
三菱東京(8306) 71万円(△3万円):1株単位
 先週金曜日は上昇一服となりましたが、今朝から再度上昇歩調となり、市場全体にも安心感を与えました。後場は早い段階で銀行株は伸び悩みをみせましたが、値がさハイテク株が上げ幅を拡大し、市場全体が値を上げたことで後半再度上げ幅を拡大。

NEC(6701) 928円(△58)
 寄り付きから年初来高値を更新、これによって更に買いに弾みがつく展開となりました。今回の上昇相場において、ハイテク株の中では値動きの良い銘柄のひとつとして目先筋の買いを集めました。

日産自(7201) 1281円(△28):100株単位
 8月の新車登録台数は全体でトヨタ(7203)、ホンダ(7267)などが減少する中、プラスを維持。3月13日に年初来安値となっており、市場の一部では売り方の期日接近で買い戻しが目先活発化するといった思惑も出ていた模様。

第一薬(4505) 1768円(▲16):100株単位
 臨床試験で期待した効果が得られず、大型新薬候補と期待されていた抗がん剤“DE−310”の開発を中止すると発表しました。朝方はこれを受けて急落といった展開になったものの、市場全体の地合いの良さもあり後場は下げ渋り。

東急建(1855) 94円(△22)
 一部で企業再生ファンドのファニックス・キャピタルから支援を受けると報じられ大幅高で始まりました。朝方は市場全体の方向感が乏しい中、低位個別材料株での短期値幅取りといった雰囲気が強かったこともあり上昇しましたが、市場全体に上昇ムードが広まった後場は売買高も減少、株価も上げ幅を縮小しました。

ヤマト運(9064) 1427円(△38)
 通信販売の配送だけでなく、受注代行にも参入するとと報じられました。このサービス拡充によって顧客の囲い込みができ、同業他社より優位な立場を構築できるといった思惑で買いが先行しました。

キャッツ(9786) 395円(▲67):100株単位
 金曜日の大引け後に発表した03年6月中間期決算は最終赤字で債務超過。また通期業績予想も2度目の下方修正となり、本日は大量の見切り売りが集中し急落。

タイトー(9646) 15万2千円(△2万円):1株単位
 本日、東証2部から1部指定となりました。また、東証1部の上場記念として9月の中間配当に記念配当として250円を追加し1000円配当とすると発表、これを手掛かりにストップ高で取引を終了。

<株式分割>
あみやき亭(2753)
 9月30日現在の株主に対し、1株を3株に分割
  効力発生日 11月20日
  配当起算日 10月1日

◆ランキング◆
東証1部値上がり上位
    銘柄        上昇率   上昇幅    終値   売買高エンシュウ(6218) +32.89  △50   202  2959東急建(1855)   +30.55  △22    94 19783富士興(5009)   +20.68  △18   105  4506ダイエー(8263)  +18.56  △31  198 6231.5金商(8064)    +16.73  △44  307 2981.5
東証1部値下がり上位
    銘柄        下降率   下降幅    終値   売買高キャッツ(9786)  −14.50  ▲67   395 534.2山水電(6793)   −13.33   ▲4    26 50409ジョイント(8874)  −7.92 ▲114  1324 177.6ハザマ(1837)    −6.45   ▲2    29  4734新井組(1854)    −4.72   ▲7   141  34.4
東証1部売買高上位
    銘柄        売買高(千株)    終値     前日比新日鉄(5401)      75489    216      △7りそなHD(8308)    70387    104      △2山水電(6793)      50409     26      ▲4住金(5405)       49739    107      △3NEC(6701)      39143    928     △58富士通(6702)      28880    592     △34東芝(6502)       28105    497     △20ユニチカ(3103)     23232    120      △8日立(6501)       19855    655     △19三井山(1501)      19808    100      ▲1
東証1部売買代金上位
    銘柄      売買代金(百万円)    終値     前日比三井住友(8316)     44793 41万9千円  △1万2千円NEC(6701)      35223    928     △58三菱東京(8306)     25737   71万円    △3万円野村HD(8604)     20605   1795     △97京セラ(6971)      17356   7900    △400UFJ(8307)      17106 31万8千円    △6千円富士通(6702)      16700    592     △34信越化(4063)      16642   4890    △310新日鉄(5401)      16192    216      △7東エレク(8035)     15575   8550    △330
=============<資産設計情報>==============−−−−−−−<バンガード・海外投資事情 第87回>−−−−−−−−−

外国人投資家はドル離れしている?

新聞などで、日本株に対する外国人投資家の動きが注目されているようです。今日は立場を変えて、ドル資産に対する外国人投資家(つまり米国人以外)の動きについて見てみましょう。

昨年初頭以来、他通貨に対してドルが15%も下がっていることが、さらなる下落への不安を呼び、外国人投資家が米国市場から離れていくのでは、と危惧されています。

米国における外国人投資家の存在は非常に大きく、2003年3月31日時点の市場価格では米国国債の40%(最大の投資家は中国と日本です)、米国社債の21%、米国政府機関債の13%、米国株式の11%を保有しています。
それでは外国人投資家の抱いているドル下落の恐れはどの程度現実的なものなのでしょうか。

過去を見ると、1985年から1987年にかけてドルが記録的ともいえる40%もの下落をした時でさえ、米国の資産が叩き売りされることはありませんでした。

外国人投資家が危惧するドル暴落のシナリオが現実となるのには、米国が高インフレに見舞われることと、ヨーロッパと日本経済の回復が必須条件でしょう。しかし、これらはまだ実現していません。(これが1980年半ばに起こった状況と異なっている点です。)

ドルに対するあまりにも悲観的な予測は、安全な避難先としてのドルの役割を全く無視したものだといえるでしょう。

実際に統計を調査すると、1990年代に起こったいくつかの世界的な財政危機(メキシコペソ切下げ、東アジア経済の失速、ロシアの債務デフォルト、さらにLTCM事件等)を背景としつつ、外国人の保有するドル資産は増加傾向にあります。

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※詳細は当社ホームページをご覧ください。投資信託をお申込みの際には、「目論見書」にて詳細をご確認下さい。

========生活設計塾クルーの「お金よもやま話」=========
「金鉱株上昇と投資家の見ている先」

今回はニッチな話題を取り上げます。ニッチなようで展開次第ではニッチではなかったりするのが面白いところなんですけどね。

このところ海外市場でいわゆる「金鉱株」と呼ばれる一群の銘柄の上昇が目立っています。国内では、ほとんどメディアで取り上げられる機会もなく、関心を寄せる投資家も少ないのは、そもそもこのカテゴリーに入る企業が少ないためでしょう。金鉱株の値動きを示す指数はいくつかありますが、代表的なものにフィラデルフィア証券取引所の金銀鉱株指数(シンボル:XAU)があります。ニューモント・マイニング(米)、バーリック・ゴールド(加)、アングロ・ゴールド(南ア)など主要鉱山11社で構成されている指数です。その指数を見ると7月下旬から上昇のピッチを速め、先週は終値ベースで91.38ポイントと5年4ヵ月ぶりの高値圏に入ってきました。従来よりこうした銘柄が人気付く際には、本体の金市場にまず動きが出て、業績好転への思惑から買いが集まるというのが一般的なパターンです。この間のNY金価格を見ると乱高下を繰り返しながら、上昇基調にあるのですが、その調整局面でも金鉱株指数は連れ安することなく推移しているのです。むしろ金鉱株指数が金市場を先導していると見ることができる期間すらあります。何が起きているのでしょうか。
このところ原油や鉄、銅といったベース・メタルなど商品市況全般に値動きが出ていることは関連銘柄の値動きからお気付きの方は多いことでしょう。一般的には世界的な株価の上昇に現れているように米国を軸にした景気の回復期待の高まりを映したものと解釈されています。工業素材の一大需要国となっている中国からの引き合いもあるでしょう。そうした需要の高まりを見越した投資マネーの流入がこのところの商品市況の値動きに現れているわけです。世界的な低金利のなか有り余る投資マネーが運用対象を求めて証券市場以外にも触手を伸ばし始めているのです。

ならば金市場はどうかというと、やはり上昇基調を強めているのですが、少し趣が異なります。本来的に金価格は、NY株式やドル相場とは逆の値動きをするとされます。つまり今のようにNY株式が比較的に堅調に推移したり、ドルも対ユーロで一時期の低迷から脱している状況ではむしろ金価格は売られることになります。それが上げているところが、現在の環境の複雑さを現していると言えそうです。結論をいうと金市場にも新規資金が(従来の比較からすると)かなりの規模で入ってきています。NY市場(NYコメックス)の取り組みも急増しています。先週の水曜日27日には1日で約1万9000コントラクト(約60トン)も増えました。これは1日の増え方としては取引開始以来3番目の規模とされます。背景にあるのは、短期の値ざやを稼ごうとするヘッジ・ファンドの参入と、それとは違いむしろ中長期の視点から金市場をみる欧米の年金基金など機関投資家の参入です。タイプの異なるこうした投資家の参入が、ドル建て金価格の値動きを従来とは異なったものにしているのです。まずヘッジ・ファンドの注目しているのは、中東情勢に代表される「地政学的リスク」でしょう。戦争終結宣言から4ヵ月経過したいまも治安回復はままならず、むしろ悪化してゲリラ戦の様相を呈しはじめたイラク。それを映した原油価格の高止まり。主導したのが米国だけに事と次第によっては、金融市場にも波乱の芽ありとうわけです。

一方の年金基金などは、株価の上昇や景気回復の可能性の高まりから保有株を増やしてきましたが、一方で大きな経済の流れを気にしています。デフレ脱出を目標に取られている世界的な金融緩和策は、「リフレーション」という言葉があるように、インフレに転化することはないのか(年金にとってこれが一番怖い)。また逆に、今の経済状態(小康状態)は大きなデフレの流れの中の一過程に過ぎないのではないか。この先、再びデフレ状態が進展するようだと資産の悪化は避けられぬ。また、米国の回復のなかで進展している財政赤字の急増(史上最悪の年間4000億ドル突破の予想)は、政府に民間部門不振のしわ寄せが行っているだけではないのか。その調達のための国債増発は、債券市場の悪材料とならないか。同時に膨れ上がっている経常収支(年間5000億ドル超の予想)の赤字は、この先も維持可能なのか、などです。こうしたことが金融市場に悪影響を与えた際のヘッジのために金市場に注目しているわけです。

ならば表題の金鉱株の上昇はどうなのかということですが、機関投資家のなかには運用上の縛りから直接金市場に資金を振り向けることのできない投資家(投信など)が、おおく存在します。彼らがやっているのが、その代替として金鉱株を取得するということです。金融市場からすると、ほんの一握りの資金が矛先を向けると活況を呈するという、ニッチな話なのですが、その動機の背景として見ているものはニッチではなく、我々にも大いに関係するものと言えそうです。(生活設計塾クルー 亀井幸一郎)

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投資信託基準価額(8月29日現在)
 ザ・ファンド@マネックス          5,759(△63)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
外国投信基準価額(8月29日現在)
<米ドル建>
バンガード・トータル・ストック・M・I・F 23.57(+0.12) バンガード・ウェルズリー・インカム・F   20.12(+0.01) バンガード・スモールキャップ・インデックス 20.18(+0.10) マサチューセッツ・インベスターズ・トラスト 13.99(+0.07) MFS ストラテジック・グロース・ファンド 15.91(+0.10)
 適用レート(9月1日午後2時30分現在)
  買付 116.75(−0.40) 解約 116.25(−0.40)
<ユーロ建>
 フィデリティ・ヨーロピアン・グロース・F  10.95(−0.04)
 適用レート(9月1日午後2時30分現在) 
  買付 128.95(+1.00) 解約 127.95(+1.00)
=============<今朝のめざビズ>=============このコーナーはフジテレビで月曜日から金曜日、毎朝4:30〜放送されている「めざビズ」でマネックス社員が話をした部分です。
毎朝何らかの形で登場しており、今後も放送内容を掲載していきます。
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株価はなぜ上がったか?−総決算
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●日経平均は4月下旬には7600円台だったが、先週末は10300円台。 実に約2700円、35%も上昇した。
●理由の第一は、建国以来初めて本土をアタックされたことを端緒とするイラ ク戦争が『終戦』したことによりアメリカの投資家のセンチメントが好転し、 更にアメリカ政府の徹底的且つ網羅的な財政・金融政策(財政出動や、減税 や、利下げなど)によって株式市場が上昇し、アメリカの投資家に余裕が出 来て、日本の株式市場にもお金が流れ込み始めたこと。これが大体3月の終 わりからのこと。
●次に、預金しても全然金利も付かなくて何かいい運用先を求めていた個人投 資家が動き始めた。これが4月から。
●そしてゴールデンウィーク開けのりそな処理。根本的な是非論はあるが、国 民に広く薄くコストを負担させることの代償として、銀行は決して潰れない ということが明らかになった。ということは銀行株は買い。銀行株が上がり 始め、それが起爆剤となって株式市場全体が上がり始めた。
●そうこうしているうちに、個人消費や起業の設備投資も活発になってきてい ることが分かり、株価は更に上がり始めた。これは株価が上がったことによ る、いわゆる資産効果であると考えられる。
●しかしアメリカのお金は、何も日本の株式市場以外にも行き先はあった筈だ。●りそなの件だって、その前から結局はみんなのお金で銀行を守ることなんて 分かっていた。
●資産効果って言っても、たった3年半前の2000年の始め、日経平均が一 度2万円まで行った時は全然今みたいなワッショイ感はなかった。
●これらの疑問はどうして???
●一番重要なことは、実は日本の企業の構造調整はこの数年でかなり進んでい たということではないか?だからアメリカのお金も日本に流れてきたし、株 価が少し上がっても、そのお金がリストラとかに使われないで、設備投資や 消費に使われて、資産効果が大きく出ているのではないか。
●何かやるぞやるぞ、やらないと大変なことになるぞ、と言いつつ何もしてこ なかった印象のある小泉時代だが、その一方で民間がせっせせっせと努力し てきた結果ではないだろうか。
●だとするとまだまだ上がるかな?

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ビズワード・再生ファンド
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●世の中の再生ファンドの数。実に数百。
●ニュースとか見ているとあまり脈絡なく会社を選んでいるように見えるのだ が、再生ファンドは何を買うの?成長性のあるもの?社会的意義のあるもの? 何か特別のルールがあるの?
●実はルールなんてない。要は本来の価値よりも安く買えるか否かが彼らにと って最大の興味。
●再生ファンドと言えるかどうかはちょっと分からないが、新生銀行が誕生し た時のことを例に考えてみよう。
●あの時、外資のファンドが500億円で旧長銀を買い、世間は『何でそんな 安く外資ファンドに銀行を売るんだ』という論調が多勢であった。
●ではあの時、外資ファンドが3兆円で買っていたら、世間は幸せだったのか?●もし300億円の価値のものを500億円で買ってもらったなら国としては ラッキーだし、700億円の価値のものを500億円で売ったのだとしたら、 世間の文句も分かる。しかし、もし仮に4兆円の価値があったとして、それ を3兆円で売ったら、実はその場合はファンドは1兆円も儲かる訳だが、見 た目はファンドに一杯お金を出してもらった気がしてしまわないだろうか?●こう考えると、この500億円、とか、3兆円、という数字自体にはあまり 意味がないことが分かる。重要なのは、本来の価値に比べて幾ら安く買った かどうかだけ。
●つまりデパートでも、ゴルフ場でも、バス会社でも、食品メーカーでも、成 長性があろうがなかろうが、いい企業だろうがなかろうが、どんな会社にも 『この値段なら買いたい』という値段がある。再生ファンドはその値段で買 おうとするだけ。
●ということは再生ファンドに必要な目利きというのは?
●それは企業の成長性とかを見極める目と言うよりも、金融的な観点から、商 売になる部分とそうでない部分を切り分けて、商売にならない重荷になる部 分を以下にサッパリと切り落とすかというような、或る意味でテクニカルな 腕を持った人がいればいい。
●見えないところで不良債権があったり、或いは持参金のようなものがあった りで、外から見ているとファンドがどのような条件でその会社を買ったかは 分かりにくい。再生ファンドが買うモノは、或る意味で『会社』ではなくて 『条件』だとも言える。
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月曜日の「めざビズ」には松本が生出演しています。
担当コーナーも多く、放送内容を文章にしてお伝えできる量ではない面もあります、当面月曜日は、話の抜粋だけの掲載とさせていただきます。
詳細は別途下のつぶやきでご紹介する場合もあります。
ご興味ある方は、生放送をご覧下さい。
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フジテレビ
 「めざビズ」番組HP
http://www.fujitv.co.jp/mezabiz/index2.html

========<マネックス社長 松本大のつぶやき>=========9月1日      <宿題>

(本日のつぶやきはR指定です)
今日から新学期。となると頭をよぎるのが「夏休みの宿題」です。
私は兎に角『宿題』なるものが大っ嫌いで、小学生の頃から殆どしない、或いは期限を越え、先生に恫喝され、親にも叱責され、愈々切羽詰まり、完全に逃げ場がなくなってから、ようやく手を付けるといった具合でした。ですからかなり膨大な量の宿題は、そこまで追い詰められなくて、やらずに逃げてしまったのではないかと思います。宿題という概念があまりにもショッキングで肌に合わないものだったので、初めて宿題を出されたことは鮮明に覚えているのですが、学校で最後に出された宿題が何年生の時で、何であったのか、皆目見当が付きません。何故なら数年間、下手したら十数年間、宿題は逃げていたからです。どうしてこんなに宿題が嫌いだったのでしょうか。そもそも枠に嵌められるのが嫌いな性格なのですが、「自分の為だ」と言われながら、強制的にやらされて、提出させられて、場合によっては○×や点数まで付けられるのが耐えられなかったのでしょうか。今は自分自身に対して様々な宿題を出していますが、未だにやはり宿題は後回しに、新しい興味に先に取り組もうとする悪い癖は変わっていません。三つ子の魂百まで、とはよく言ったものです。でも世の中に宿題が苦にならない人って居るのでしょうか?

=============<編集長の独り言>=============さて今日で多くの学校が夏休みも終了し、新学期を迎えます。朝の電車などでも制服姿の学生達を多数見かけました。
さて株式市場、本日は閑散相場を予想する声が多い中、予想外の上昇となりました。私個人でつけているチャートも、日経平均が10500円を突破したことで上に突き抜けてしまいました。先にチャートの目盛りを拡大すると上昇は止まるといったジンクスを信じ、上限を変更したい気分を今まで我慢していました。ついに、今日、チャートの上限拡大の日がやってきました。
さて、ここでふと思いついたのは、今度はいくらを上限にしておくかです。普通であれば次の目安としては11000円でしょうか。しかしここでちょっと発想を変え、今回は10800円を上限にしてみました。中途半端といった声も出てきそうですが、すぐにまたチャートの上限を拡大する羽目になることを狙ったゲン担ぎの一種です。
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ご意見や、皆様の身近な投資情報は、こちらまでお寄せ下さい。
mailto:feedback@monex.co.jp

==========<ただ今ブックビルディング中>==========当社取り扱いの新規公開銘柄のブックビルディング期間等の日程を掲載します。詳しくはホームページをご覧下さい。

−−−−−−−−−−−<既公開会社の公募/売出>−−−−−−−−−
<ブックビルディング中の銘柄>
 オリックス不動産投資法人 投資証券(8954)
  ブックビルディングは 
    公募価格決定日まで(9月5日から9月9日までのいずれかの日)    仮条件(ディスカウント率) 2〜4%
  (注)既公開会社のブックビルディング等は通常の新規公開株式の方法     とは異なりますのでご注意ください。詳細はHPをご覧下さい。
<新規取り扱い決定銘柄>
 フージャースコーポレーション(8907)
  ブックビルディングは 9月5日(金)より

−−−−−−−−−−−<新規公開株の公募/売出>−−−−−−−−−
<明日からブックビルディング開始の銘柄>
 メディビック(2369) マザーズ
  ブックビルディングは 9月2日 AM00:00 より
             9月5日 AM11:00 まで
   仮条件 21万円〜27万円

<ブックビルディング中の銘柄>
 あきんどスシロー(2781) 東証2部
  ブックビルディングは 9月3日 AM11:00 まで
   仮条件 1050〜1200円

 センチュリー・リーシング・システム(8439) 所属部未定
  ブックビルディングは 9月4日 AM11:00 まで
   仮条件 750〜800円  

<新規取り扱い決定銘柄>
 マッグガーデン(3720) マザーズ
  ブックビルディングは 9月4日(木)より

 イーアクセス(9427) マザーズ
  ブックビルディングは 9月17(水)より

詳細はこちら
http://www.monex.co.jp/visitor/shohin/kabushiki/ipo/meigara/

==========<ちょっと(またも)出てます〜>=========<テレビ>
 フジテレビ系列 月曜日から金曜日 AM4:30〜
  “めざビズ” 
   毎週月曜日は松本生出演!
   (同番組には他の曜日もマネックスでは何らかの形で関わっていきます)
 9/12(金)、10/3(金) テレビ東京系列 AM8:30〜
  “あかたのげん”
   「昭和の街」
   「お笑い保育士」

<雑誌>
 9/8
  マネープラス10月号
   人気専門家が教えてくれた「貧乏脱出マニュアル」

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 ▽Pubzine http://www.pubzine.com/pubzy/tool/unsub.html (ID:002140) ▽melma http://www.melma.com/ (マネックスメール m00015629)

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