マネックスメール 2003年9月4日

1999年から発行しているマネックス証券の人気メルマガ「マネックスメール」を、ウェブ上で再読できます。

マネックスメール 2003年9月4日

◆◆◆◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◆◆◆
 楽しい!学べる!得をする
 マネックスメール(第1006号 2003年9月4日夕方発行)
  http://www.monex.co.jp/
   <口座開設はこちら(無料)>
     → http://www.monex.co.jp/visitor/koza/index.html
◆◆◆◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇マネックス証券株式会社◆◆◆
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「ユーロ/ドル」の取引が可能に
http://www.monex.co.jp/free/Announce/2003/20030827.html
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
情報サービス一覧画面で有料の情報サービスを確認しよう
http://www.monex.co.jp/visitor/shohin/joho/premium/index.html
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

本日の目次
 マネックス相場概況
 資産設計情報
  サンプラザ中野の株式ロックンロール
  ロング・ショートモデルを使った銘柄情報
  マネックスの投信売れ筋ランキング
  投資信託基準価額
 今朝のめざビズ
 コラム ・マネックス社長 松本大のつぶやき
     ・編集長の独り言
 ただ今ブックビルディング中
 「ブリッジレポート」〜あなたの代わりに会社訪問〜
   ITX(2725)
   PALTEK(7587)
 マネックスメール解除の方法は一番下にあります
 またバックナンバーは以下でご覧頂けます。
http://www.monex.co.jp/visitor/shohin/joho/monex_mail/

=============<マネックス相場概況>===========<相場概況>
本日も債券市場が懸念材料、日経平均も大引け間際若干下げ幅を拡大して終了。
日経平均    10646.95(▲ 68.74)
TOPIX    1030.23(▲  3.05)
単純平均      397.55(▲  0.63)
東証2部指数   2058.01(▲  2.72)
日経店頭平均   1300.77(△  7.45)
東証1部
 値上がり銘柄数     623銘柄
 値下がり銘柄数     782銘柄
 変わらず        125銘柄
 比較できず         0銘柄
 騰落レシオ(25日)112.76%
    注:値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率です。
    一般的に120%台に上昇すると高値圏、70%台に下降すると    底値圏といわれる先行指標です。
    計算は25日ベースで行っており、値上がり銘柄数、値下がり銘    柄数は25日間の累計で計算しています。
 売買高    1472.23(百万株:概算)
 売買代金   1348704(百万円:概算)
 時価総額   3011375(億円:概算)
 為替(17時) 116.87円

 ハイテク株主導で米国株式市場が上昇、CMEでの日経平均先物は大阪市場の終値を上回る10800で終了したこともあり、国内市場は買い先行で始まりました。

 株式市場が堅調な始まりとなるなか、朝方から債券市場が急騰を演じました。債券先物は短時間で1円以上の上昇となり、株式市場は債券市場の荒い値動きに対する警戒感を強め、失速といった展開になりました。

 朝方の上昇ムードが急速に後退したものの、積極的な売りポジションを取る雰囲気も高まらない株式市場です。前日終値近辺で方向感の乏しいもみ合いといった展開で前場を終了しました。

 このところ堅調な値動きを続け市場全体に安心感を与えていた大手銀は、出遅れ感を手掛かりに目先筋の注目が地銀に移った部分もあり、利益確定売りが優勢となりました。

 NEC(6701)、日立(6501)などハイテク株の中で比較的株価が低位に位置する銘柄には買いが入るものの、東エレク(8035)など値がさ株への買いは盛り上がらない状況です。このあたりも指数に上昇の勢いが出ない要因となっていました。

 後場の債券先物は高値圏で膠着、値動きが乏しい始まりとなりました。また円高傾向が続いていた為替市場では、ジリジリと円が値を下げる展開となりました。これらの要因から後場の日経平均は堅調な始まり。しかしあと一歩、上値を買い進むといった勢いが高まらない展開が続きました。

 指数の動きを見ると方向感の乏しい静かな相場といった印象ですが、実際には出遅れ感などをキーワードに次の物色対象を探す活発な相場といった展開でした。

 ただ大引け間際になって大手銀が軒並み下げ加速といった展開になりました。この動きによって日経平均も下落に転じ、本日の安値で取引を終了しました。
◆個別銘柄◆
新日鉄(5401) 213円(▲1)
 昨日名古屋製鉄所でガスタンクの爆発事故が発生、熱延・冷延工程などを本日休止しました。会社側は消防署の指導で現場に立ち入れず、復旧のメドは未定とコメント。この事故による影響がどの程度に及ぶか分からず、とりあえず買いポジションを手仕舞うといった動きが先行しました。

蝶理(8014) 149円(△13)
 今期黒字転換を見込んでいることから、目先筋が企業再生関連銘柄として位置付け物色する展開。取引開始前のラジオ番組内で注目銘柄として取り上げられた模様で、買いを誘いました。

JFE(5411) 2430円(△35):100株単位
 後場に入ってから通期の業績見通しを上方修正したと伝わりました。しかしこれをプラス材料として買いポジションを取る動きよりも、同時に中間期の配当は実施しないと発表したことをマイナス材料として手仕舞う動きの方が優勢となりました。

東宝(9602) 1250円(△17):100株単位
 “踊る大捜査線THE MOVIE2”の大ヒットによって、2003年8月中間期単独の営業利益が一転増益になった模様と日経新聞に報じられました。映画のヒットはすでに知られており、予想通りといった声もあるものの、株価は堅調な値動きを続けました。

昭和電線(5805) 138円(▲5)
 中国の合弁会社が4日に予定していた上海証券取引所への上場に向けた新株発行を延期、これにより上場時期が不透明となりました。調達した資金で設備投資を行い事業拡大を計画していたものの、今後の事業展開も予想し難い状況となり手仕舞い売りが先行しました。

トヨタ(7203) 3440円(△90):100株単位
 米国での8月の新車販売台数は、ダイムラー・クライスラーを抜いたと伝わりました。このところ円高傾向が続いた為替市場はやや円高一服となった点や、出遅れ感をキーワードに物色する動きがあったことから自動車株は総じて後場値を上げる展開となりました。

サミー(6426) 4150円(△110):100株単位
 日経新聞にコンテンツ子会社を上場させる方向で検討に入ったと報じられました。保有株の売り出しによって手元資金が潤沢になるといった思惑などで買いを集め、値動きのよさで更に買いを誘う展開。

日立ソフト(9694) 3830円(△180):100株単位
 法人向けソフトウェア関連企業が総じて堅調な値動きとなりました。米国市場でクレディ・スイスが法人向けソフト関連銘柄の投資判断を引き上げを行い、株価が上昇したことを受け国内の関連銘柄にも買いが入りました。

ノジマ(店7419) 760円(△100):100株単位
 ブロードバンド通信に加入するといった条件付きで、店頭価格19800円というパソコンを発売すると報じられました。これを手掛かりに、目先筋が短期値幅取りの買いを入れた模様でストップ高。

◆ランキング◆
東証1部値上がり上位
    銘柄        上昇率   上昇幅    終値   売買高ダーバン(8116)  +17.51  △24   161  7183フューチャー(4722)+16.00 △4万円  29万円 2.283北電工(6989)   +12.10  △19   176  7253三洋クレ(8565)  +12.08 △173  1605   690NSW(9739)   +11.87 △100   942 148.4
東証1部値下がり上位
    銘柄        下降率   下降幅    終値   売買高日システム(9759)  −9.90 ▲265  2410 357.3古河機(5715)    −6.61   ▲8   113  2987三井住友(8316)−6.32 ▲3万円 44万4千円 121.415林兼産(2286)    −6.04   ▲9   140  2375ゼオン(4205)    −6.03  ▲49   763  6551
東証1部売買高上位
    銘柄        売買高(千株)    終値     前日比新日鉄(5401)      72637    213      ▲1りそなHD(8308)    44239    100      ▲3横浜銀(8332)      32537    428     △20蝶理(8014)       29532    149     △13長谷工(1808)    21670.5    132      △8オリコ(8585)      21033    189      △7神戸鋼(5406)      20715    131      ▲5富士通(6702)      20610    586      ▲2住金(5405)       20318    103      ▲1トーメン(8003)     19476    120      △3
東証1部売買代金上位
    銘柄      売買代金(百万円)    終値     前日比三井住友(8316)     56257 44万4千円    ▲3万円みずほFG(8411)    50822 16万7千円    ▲9千円ソフトバンク(9984)   43660   3970     ▲10トヨタ(7203)      42032   3440     △90UFJ(8307)      40241 35万6千円    ▲2万円武田(4502)       36617   4470    △160野村HD(8604)     30586   1843     ▲10キヤノン(7751)     19752   5650    ▲160三菱東京(8306)     18906 68万1千円  ▲2万2千円NEC(6701)      16441    915     ▲18
=============<資産設計情報>==============「サンプラザ中野と松本大の株本(かぶぼん)」 日本経済新聞社より
発売中!!「低金利の時代に株式投資を始めたい」そんな声に
お応えしてサンプラザ中野がやさしく解説いたします。
http://www.nikkei-bookdirect.com/bookdirect/item.php?did=35046

<サンプラザ中野近況報告>
9月7日(日) 読売新聞
9月9日(日) 週刊アサヒ芸能
 
−−−−−−−−−<サンプラザ中野の株式ロックンロール>−−−−−−−

さあ優勝だ。サンプラザ中野だー!

何がって、あなた。「阪神タイガースのリーグ優勝」に決まっている。18年ぶりなのだ。その瞬間、俺の脳は何を思うのだろうか?楽しみである。

楽しみといえばもう一つ。総裁選。もちろん自民党の総裁選だ。候補乱立・派閥分裂。大政局の幕開けか?いよいよ自民党の終わりの始まりかも。と、どきどきしている。

総裁選候補者の立候補表明会見を見た。自分の目で見た。判断できなかった。で、官僚の目で見てみた。こいつは動かし易そうだな、なんていう風に判断できた。

官僚は頭が良い。というか「成績」が良い。とにかく成績の良い順に採用されていく。国家公務員採用I種という試験を受ける。いわゆる「エリート官僚」を作り出す試験である。昔の中国で言えば「科挙」である。隋から清まで1300年も続いたのだそうだ。これに受かれば、高級官僚として富と名誉が思うがままなのであった。

つまり国中の頭のいい人達が官僚になる、というシステムの根幹がこの試験なのである。

ああ、もったいない。

何がって、あなた。頭のいい人達が官僚になってしまうことが、だ。1000年も前とは時代が違う。国の成り立ちが違う。どこかのように独裁国家ならば、その体制を維持するために頭の良い官僚が必要だ。あるいは頭のいい者を飼っておく必要がある。つまり今年の巨人軍のように、卓越したホームランバッター「ペタジーニ」を他球団に獲られないようにするわけだ。優秀な人材を野に置けば、やがて自らが滅ぼされる事に成るからだ。 

成績が良くてしかも働ける人材が官僚になる。そんな「自由主義経済の国」というのはどうなんだろう?そこに未来はあるのだろうか?

優秀な人材には野に出てもらわねば困る。企業を起こし、産業を興し、国を活気づけてもらいたい。国会議員を上手く使って天下り法人を作らせる、なんて気を起こされていては困るのだ。

で、提案だ。国家公務員採用I種試験はあっていい。しかし採用方法を少々変えて欲しい。上から順番に取るのを辞めて欲しい。例えば100採るのなら、上から200人を合格させよう。その200人の中から100人をアトランダムに採用しよう。つまり受かっても採用されるかどうかわからないのだ。もちろんコネ採用などないようにする。こうすれば野に出る優秀な人材が増える。自然と国が活気付くことになるのだ。

そうしたらもっと株価が騰がるのだ。

サンプラザ中野:数々の爆発的ヒット曲を生み出してきた「爆風スランプ」で活躍。現在新たに「サンプラザ中野とノンスモーカース」を結成。
自身のホームページでも意外な側面を見ることができる。
http://www.kk.iij4u.or.jp/~sunplaza/

−−−−−-<ロング・ショートモデルを使った銘柄情報>−−−−−−−−-

多くのヘッジファンドやプロのトレーダーが利用している取引手法「ロング・ショートモデル」。9月末まで、このツールを使って導き出した銘柄情報をクォンツ・リサーチ株式会社の西村公佑氏よりご案内していただきます。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
●ロングショート戦略の紹介

ロング候補
8591 オリックス
PER 14.57
PBR 1.38
株価(9/3終値) 8,290円
ショート候補
8595 JAFCO
PER ゼロまたは赤字予想
PBR 3.41
株価(9/3終値) 8,320円

両者の過去1年間の株価相関: 0.712
両者の過去3ヶ月の株価スプレッド: −21.83%

今回のペアを選択したポイント:
1.両社の株価には高い相関性があります。(相関係数=0.712)
2.両社の過去3ヶ月の株価変動率には、−21.83%のスプレッドが生じ  ています。(オリックスがJAFCOより下げている)
3.PER、PBRの両指標から見ると、双方ともオリックスが割安となっている。

投資戦略
8591オリックスをロング(買い持ち)し、8595JAFCOをショート(空売り)します。

オリックスの株価の変動率がJAFCOの株価よりも高くなれば、利益となります。逆に、JAFCOの株価の変動率がオリックスより高くなれば、損失となります。


*上記データ等は過去のものであり、今後の成果を保証・約束するものではありません。

■■■ 他の銘柄ペアにも興味の有る方は ■■■

マネックス証券の、「ロングショート・ツール」では、今回のサンプルのような、値動きの連動性が高く、代表的な銘柄の中で株価スプレッドが開いている銘柄ペアの一覧を毎日更新しています。
また、PERやPBRなどの絞込み条件で銘柄ペアを絞り込むことも簡単に出来るので、ロングショートを強力にサポートします。

*「ロング・ショートモデル」ツールは、有料情報サービス(1050円/月) ですが、前月に2回以上株式取引をされた方は翌月無料となります。
*お申込はログイン後の「口座管理」→「有料サービス一覧・申込・解除」画 面にてお申込みいただけます。

■■■ ロングショートの解説シリーズ ■■■

マネックス証券のロングショート取引ツールでできること

●参考ペア一覧
「参考ペア一覧」では、時価総額の高い主力銘柄の中から、相関の高い主要な銘柄ペアをあらかじめ抽出して、その中から50のペアをリスト表示しています。「ロング・ショート検索」は便利ですが、ロングかショートかどちらかの銘柄は指定しなければいけないので、とにかく何も銘柄のアイデアがないけど、ロングショートをやってみたいという人には、「参考ペア一覧」が便利です。また、それぞれのペアのリストには、銘柄間の相関係数と銘柄間の株価スプレッドも表示されているため、主要ペアの中で株価スプレッドが広がっているものも一目で見つけることができます。
また、PERやPBRなどの絞込み条件で銘柄ペアを絞り込むことも簡単に出来ます。

銘柄のペアは日々更新され、その時々で最も相関が高い銘柄群が参照できるので、ロングショートを機械的に行いたい場合には、毎日チェックしたいページとなっています。
また、銘柄コードをクリックすると、銘柄のチャートなどの基本情報が表示されるので、それぞれの銘柄の最近の株価動向などがすぎにチェックできます。また、リストから「シミュレーション」のボタンを押すと、2銘柄のロングショートのシミュレーションがすぐに行えることも便利です。


●銘柄基本情報
「ロングショート検索」と「参考ペア一覧」では、銘柄リストが表示されますが、銘柄コードをクリックすると、「銘柄基本情報」のページが表示されます。「銘柄基本情報」では、直近のローソク足および売買高、信用残の推移がチャートで表示されます。また、銘柄の事業内容、PER、PBR、配当利回りなど分析に必要な最低限情報が参照できるので、銘柄の比較、分析に便利です。

●使い方、ヘルプなど
ロングショート取引ツールは機能が豊富ですが、反面、初心者が使い方を覚えるのが少し大変と思われがちです。そこで、「使い方」の説明や、ロングショートの「概念」を説明したページ、「取引事例」、「Q&A」、「用語解説」などのヘルプ機能が充実しています。
ロングショート取引を実際にしなくても、ロングショートの概念、メリットを理解する上でも役に立つツールとなっています。


●売買連携
「ロングショート検索」、「シミュレーション」で銘柄ペアが表示されますが、そこから「売買」ボタンをクリックすることで、すぐにマネックス証券の取引ページにアクセスできます。従って、分析機能から、実際の売買までスムーズに移行することができます。
(クォンツ・リサーチ株式会社 西村公佑)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<マネックスの投信売れ筋ランキング ベスト5>

1.HSBCチャイナオープン
2.ブル・ベアセレクト ダブル・ブルファンド
3.DKA債券ベアオープン
4.日経225ノーロードオープン
5.ブル・ベアセレクト ベアファンド

(2003/8/25〜2003/8/29 マネックスでの販売金額)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
投資信託基準価額(9月3日現在)
 ザ・ファンド@マネックス          5,959(△21)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
外国投信基準価額(9月3日現在)
<米ドル建>
バンガード・トータル・ストック・M・I・F 24.00(+0.10) バンガード・ウェルズリー・インカム・F   20.15(+0.04) バンガード・スモールキャップ・インデックス 20.64(+0.11) マサチューセッツ・インベスターズ・トラスト 14.28(+0.08) MFS ストラテジック・グロース・ファンド 16.28(+0.10)
 適用レート(9月4日午後2時30分現在)
  買付 116.80(+0.40) 解約 116.30(+0.40)
<ユーロ建>
 フィデリティ・ヨーロピアン・グロース・F  11.35(+0.18)
 適用レート(9月4日午後2時30分現在) 
  買付 127.05(+1.00) 解約 126.05(+1.00)
=============<今朝のめざビズ>=============このコーナーはフジテレビで月曜日から金曜日、毎朝4:30〜放送されている「めざビズ」でマネックス社員が話をした部分です。
毎朝何らかの形で登場しており、今後も放送内容を掲載していきます。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
●スタジオ
昨日のマーケットはどういう状況でした?

◎マネックス
はい、朝方は大幅上昇ムードだったのですが、10時頃から債券市場の荒い値動きが始まりまたも失速といった相場展開になりました。

●スタジオ
またも債券市場ですか?

◎マネックス
はい、債券の値動きに対して株式市場は非常に神経質になっています。
また昨日はもうひとつ特殊要因がありました。夕方小泉首相が良性のポリープを切除したと発表されました。
これに関してですが、株式市場の取引時間中には、首相は人間ドックに入っていると発表されていました。しかし8月にも首相は人間ドックに入っており、短期間に2度の人間ドックは不自然、首相の健康状態に何か問題が起きているのではないかという警戒感が高まりました。
首相の健康不安によって先物市場などに売りが出てしまった面があります。まあ、この点は正式に発表されたのでもう懸念材料ではなくなっています。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<お知らせ>
 月曜日(8日)の当番組、松本はお休みさせていただきます。
 来週は木曜日(11日)に出演日を変更します。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

フジテレビ
 「めざビズ」番組HP
http://www.fujitv.co.jp/mezabiz/index2.html

========<マネックス社長 松本大のつぶやき>=========9月4日     <投資>

私は殆ど本をしっかりと読まないで、つまみ食いをしたり、要約だけを読んだりばかりしているのですが、飛行機の中で久し振りにちゃんと一冊の本を読もうと、或る本を持ってきました。
「α(アルファ)を探せ!」という本で、「最強の証券投資理論−マコ−ヴィッツからカーネマンまで」という副題が付いています。アメリカで3年ほど前に出版された本の翻訳本で、日本では極々最近出版されたばかりです。
まだ12章あるうちの1章を読んだだけなのですが、或る程度のファイナンス理論の知識がないと分かりにくいかも知れません。しかし、なかなか読み応えがあります。市場全体のリターンに勝つことは可能か、分散投資のメリットはあるのか。経済学会のスーパースター・ケインズの一般理論から、モダンポートフォリオ理論、更には投資家の心理的側面に迫った後悔理論、行動ファイナンスまで、投資や投機にまつわる学説の変遷を中心に書かれています。
しかし「お金儲け」という、或る意味で人のもっとも興味のある分野に於ける70年に亘る叡智の結集ですから、科学的にも、哲学的にも中身の濃いものです。私にとっては一応一度は勉強したことなのですが、まとめておさらいすると、頭の中が整理されて、また刺激されて、大いに楽しんでいます。ちょうど渋沢栄一翁の子孫である渋澤健さんからのメール・レターで「投機とは」という小文も機中で読みました。その中で渋澤さんは、『仏教大辞典によると、投機の本来の意味は「禅宗では機機投合の意。修行者の大悟徹底して、とらわれない心機と、仏祖の心機が投合すること。また修行者の心機と師の心機がぴったり一致すること。」とのことである。将来の予測が限界を超える中、ぴたりと心機が合うことが投機ということであろうか。どうやら、我々が一般的に考えているより、「投機」の意味は古く、深いらしい。むしろ、「投資」という言葉のほうが新しい言葉のようだ。』と書かれていました。いやはや、なかなか深い話です。この機会にしっかりと考えを巡らせたいと思います。

=============<編集長の独り言>=============現時点、阪神の優勝は最速で9日だそうです。最速で優勝を決めた場合、欧州巡業中?の上の方、生でこのシーンを見ることはできません。熱狂が冷めた頃に帰国となりそうです。机の上に妙な阪神応援グッズも置いてありますが、肝心の優勝決定といった場面では使われない・・・。
さてフジテレビ、めざビズのプロデューサー、大阪人で熱狂的な阪神ファンです。阪神快進撃に浮かれると、“また”裏切られると言い続け、努めて平静を装いマジック7。そろそろ喜ぶ心の準備もできたことでしょう。
経済エンタテーメント?のめざビズ、阪神優勝の翌朝はどういった放送になるのでしょう?、ちょっと期待と不安です。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ご意見や、皆様の身近な投資情報は、こちらまでお寄せ下さい。
mailto:feedback@monex.co.jp

==========<ただ今ブックビルディング中>==========当社取り扱いの新規公開銘柄のブックビルディング期間等の日程を掲載します。詳しくはホームページをご覧下さい。

−−−−−−−−−−−<既公開会社の公募/売出>−−−−−−−−−
既公開会社のブックビルディング等は通常の新規公開株式の方法とは異なりますのでご注意ください。詳細はHPをご覧下さい。

<明日からブックビルディング開始の銘柄>
 フージャースコーポレーション(8907)
  ブックビルディングは 9月5日 AM00:00 から
    公募価格決定日まで(9月8日から9月11日までのいずれかの日)    仮条件(ディスカウント率) 4〜6%

<ブックビルディング中の銘柄>
 オリックス不動産投資法人 投資証券(8954)
  ブックビルディングは 
    公募価格決定日まで(9月5日から9月9日までのいずれかの日)    仮条件(ディスカウント率) 2〜4%

−−−−−−−−−−−<新規公開株の公募/売出>−−−−−−−−−
<明日がブックビルディング締め切りの銘柄>
 メディビック(2369) マザーズ
  ブックビルディングは 9月5日 AM11:00 まで
   仮条件 21万円〜27万円

<ブックビルディング中の銘柄>
 マッグガーデン(3720) マザーズ
  ブックビルディングは 9月9日 AM11:00 まで
   仮条件 35万円〜41万円

<新規取り扱い決定銘柄>
 イーアクセス(9427) マザーズ
  ブックビルディングは 9月17日(水)より

 カカクコム(2371) マザーズ
  ブックビルディングは 9月24日(水)より

詳細はこちら
http://www.monex.co.jp/visitor/shohin/kabushiki/ipo/meigara/

=====「ブリッジレポート」〜あなたの代わりに会社訪問〜======個人投資家が自ら企業訪問をして取材するのは、実際には難しいのが実情。そこで、(株)インベストメントブリッジが、皆さんの代わりに会社訪問し、事業内容、強み・特徴、中長期の経営ビジョンなどをわかり易くお伝えします。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
今週の企業
ITX(2725)
 「次々と新しいビジネスを立ち上げています」

PALTEK(7587)
 「業績を大幅に上方修正。中期構想も発表しました」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
2003年8月8日(金)

ITXをフォローアップ取材しました。
企画部の桑原さんにお話を伺いました。

●平成16年3月期第1四半期概況
・コンピューター周辺機器などの機器販売・サービスが順調だったこと、ITテレコムの携帯電話販売が順調に推移したことから前年同期比増収となりました。・利益面では、売上総利益が9、957百万円(対前年同期比 1、937百万円の改善)となりました。投資育成株式売却による収益はありませんでしたが、IP電話子会社フュージョン・コミュニケーションズの通話料収入、ITテレコムの携帯電話販売による収益が寄与しました。営業利益、経常利益は赤字ですが前年同期よりは改善しています。
・この四半期より2月に発表した新しいセグメントによる開示となっています。
●最近の主要トピックス
「USENと合弁で法人向け光ファイバーブロードバンドサービス開発・販売の新会社モーラネットを設立し、光ブロードバンド事業に本格参入」
有線ブロードネットワークスを中心としたUSENグループにおいて光ファイバー網の構築・運用を行っているユーズコミュニケーションズ(以下UCOM)に、主要事業パートナーとして、また中核株主として今回50億円の出資をするとともに今後の追加投資を検討し、光ファイバー網の構築及び販売面において協力関係を構築します。
具体的には、USENと合弁で、法人マーケットにおける光ファイバーを用いたブロードバンドニーズに沿った、回線販売と各種サービスの開発・販売を独占的に行う新会社モーラネットを設立します。

「知的財産権事業に関して新会社を設立」
知的財産権事業を本格的に開始します。企業、大学や研究機関に対して、知的財産権ビジネスのトータルソリューション([1]知的財産権管理→[2]知的財産権の評価・分析→[3]技術移転)を提供していきます。

「ジグノシステムと共同で新会社「ギズモプリュス」を設立。モバイルコマース事業に進出」ジグノシステムジャパンと共同で、新会社「ギズモプリュス」を設立し、モバイルコマース事業に進出します。インターネット接続機能の付いた携帯電話での電子商取引事業(=モバイルコマース)を行なうためのシステムを共同開発し、モバイルコマースサイトの運営を開始します。

●取材を終えて
第1四半期は赤字となっていますが、これはシステムインテグレーション関連(システム開発関連)会社群の売上計上が第4四半期(1月〜3月)に比較的多いためで、通期の営業利益予想75億円に対しては順調に推移しているようです。また、フュージョンも通期での黒字転換が予想されています。
尚、平成15年7月14日付けで東京地方裁判所に民事再生手続開始の申立を行った、日本コーリンに対する取立不能及び取立遅延の恐れのある債権については、第1四半期では会計処理していません。債権額は約40億円ですが、日本コーリンの民事再生がどのように進行するかにかかっております。今後、金額が確定次第必要な損失処理を行う予定であり、この損失処理により見通し修正が必要な場合は、確定次第公表する考えです。

足元の収益状況と平行して、新事業の進捗状況などを引き続き注目していきたいと思います。

☆★☆ 詳細はCyber-I R☆★☆ 
http://www.cyber-ir.co.jp
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
2003年8月11日(月)

PALTEKの中間決算説明会に出席しました。
高橋社長が中間決算概況、今後の見通しをお話になりました。

●2003年中間期業績結果

売上高 前年同期比+39.9%
・第1四半期では地上デジタル放送関連機器を中心にPLD製品の採用が進みました。
・上半期を通じて、携帯電話、デジカメなどデジタルコンシューマー製品へのナショナルセミコンダクター社製品(アナログ製品)の採用が進みました。・PLDの応用分野が、コミュニケーション分野から、産業分野、デジタルコンシューマー分野へと広がり堅調に推移しました。また顧客層も拡大しました。
「基盤となるPLDビジネスの強化」
・戦略製品「Cyclone」、「Stratix」を中心に既存顧客からの採用シェアが拡大。
・PLD応用分野の拡大に対応して顧客層が広がりました。

「新興市場に対応するシステムソリューションの提供」
・AudioCodes社製品により、VoIP向けのソリューションを提供。
・BrecisCommunications社製品により、ブロードバンドルーター向けのソリューションを提供。

●2003年通期業績見通し
ポイント
・マクロ経済は引き続き「曇り時々雨」の不透明な状況
・顧客別では、大手顧客が依然低調な一方、その他の幅広い顧客は好調
・応用分野では、コミュニケーションは低調だが、産業機器、コンシューマーは回復
・製品別ではPLDが引き続き産業用、デジタルコンシューマーなど適用分野の拡大、顧客層の拡大で順調に回復。売上構成比は73%へ(前々期66%、前期70%)。アナログ関連も携帯電話、デジカメを中心に堅調に推移。
・営業利益率は改善するが、粗利率はデジタルコンシューマーへのビジネス展開、アナログ製品の売上構成比増加、PLDの汎用化の加速などで低下傾向
●中期構想
中期構想として以下のメッセージを発表しました。
「PALTEKグループは中期的(3〜5年)に、売上高500億円、営業利益率10%の実現を目指します。この目標を実現することによって同時にROA、ROEを高めて参ります。」

この前提となる考え方は、以前にも紹介した「集団・均一・量」という相(ステージ)から「個・多様・質」という相への「相転移」がさらに進むというものです。

売上構成と方針
分野別に以下のような方針を掲げています。
「独自の手法を生かしてPLD市場の拡大を加速」
「成長分野と成長顧客への注力」
「新規高付加価値ビジネスの創出」

売上高を拡大させながら、現在よりも高い営業利益率を実現するために、量重視の売上を拡大させるとともに、「高付加価値」の質重視の売上も拡大し、同時に量重視の売上部分の「高効率」を求めていきます。
そこで鍵になるのが主力の「PLDビジネス」です。
同社では、PLDビジネスを行っている優位性と、これまで蓄積してきた独自の手法を活かしてASIC市場をPLD市場に置き換えることを目指しています。
その実現のために、「技術サポート力の強化で高付加価値」を、「高効率な運用体制の確立で高効率化」を進めていくのがPLDビジネスの中期方針です。
●取材を終えて
当初予想を上回る売上となり、結果として2002年第1四半期、第2四半期がボトムとなった格好です。ただ、売上高は今第2四半期が今第1四半期よりも小さくなっており(この傾向は当初予想通りですが)、通期見通しにもあるように「緩やかな回復基調」と慎重な見方をしているようです。
こうした足元の状況下、以前からメッセージとして発信していた「基盤となるPLDビジネスの強化」が応用分野の拡大&顧客層の拡大という形で、結果に結びつき始めたといえそうです。
中期構想実現のための動向、戦略を引き続き注目していきたいと思います。
☆★☆ 詳細はCyber-I R☆★☆ 
http://www.cyber-ir.co.jp
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

<今回の企業のIR資料を御希望の方は、「お名前」、「住所」、
「今回の企業名」を明記の上こちらまで。
ブリッジレポートの感想などもお書き添えいただくとうれしいです。>
→>magazine@cyber-ir.co.jp

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
提供:「企業と個人投資家を結ぶ架け橋」株式会社インベストメントブリッジ問い合わせ webmaster@cyber-ir.co.jp

「上記レポートについては、(株)インベストメントブリッジが作成した ものであり、その内容の正確性・有用性等についてマネックス証券(株) は一切責任を負いません」

===================================<マネックスメールを解除したい時は>

・当社に直接申し込まれたお客様
 マネックスメールの受信解除、メールアドレスの変更等はこちらへ

 ▽ http://www.monex.co.jp/visitor/shohin/joho/monex_mail/

 アドレスの変更の場合、お手数ですが、旧アドレスの解除、新規アドレスの 登録という方法でお願いします。

・まぐまぐ、Macky!、Pubzine、melmaご利用のお客様
 解除をしたい場合は、ご自身がご利用のシステムから行って下さい。

 ▽まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000017399.htm (ID:0000017399) ▽Macky! http://macky.nifty.com/check.htm (マネックスメール)
 ▽Pubzine http://www.pubzine.com/pubzy/tool/unsub.html (ID:002140) ▽melma http://www.melma.com/ (マネックスメール m00015629)

 何れもメールでの解除はできません。HPにアクセスして行ってください。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
●配送できないメールアドレス等の解除について
マネックスメールでは、ご登録いただいたメールアドレスに間違いがありメールを配
送できない場合や、何らかの理由で一定期間登録メールアドレスへメールが配送され
ない場合、その他弊社がやむを得ないと判断した場合には、登録メールアドレスを解
除させていただくことがございます。予めご了承下さい。
マネックスメールへのご登録にあたりましては、正しいメールアドレスが入力されて
いることをご確認下さい。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
 マネックスメールはマネックス証券株式会社(以下「当社」)が発行するメール
 マガジンです。マネックスメールの著作権は当社に属し当社の許可なく複製・再
 配信等を行うことはできません。当社は有価証券の価格の上昇又は下落について
 断定的判断を提供することはなく、マネックスメールをもって有価証券の売買を
 勧誘するものでもありません。投資等のご判断は、ご自身の自己責任においてさ
 れますようお願い致します。当社は、お客様のマネックスメール情報サービスの
 ご利用により生じた損害につきましては、その責を負いません。

 またマネックスメールに他社から提供されているコンテンツに関しては、それぞ
 れの会社が作成したものであり、その内容の正確性・有用性等について当社は一
 切責任を負いません。

 http://www.monex.co.jp/
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

マネックスからのご留意事項

「マネックスメール」では、マネックス証券でお取扱している商品・サービス等について言及している部分があります。
マネックス証券でお取引いただく際は、所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。お取引いただく各商品等には価格の変動等による損失が生じるおそれがあります。また、信用取引、先物・オプション取引、外国為替証拠金取引をご利用いただく場合は、所定の保証金・証拠金をあらかじめいただく場合がございます。これらの取引には差し入れた保証金・証拠金(当初元本)を上回る損失が生じるおそれがあります。

商品ごとに手数料等及びリスクは異なりますので、詳しくは「契約締結前交付書面」、「上場有価証券等書面」、「目論見書」、「目論見書補完書面」又は当社ウェブサイトの「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」をよくお読みください。

マネックスメール登録・解除

5000号以降のマネックスメール

コラム一覧