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マネックスメール(第1013号 2003年9月16日夕方発行)
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本日の目次
マネックス相場概況
資産設計情報
バンガード・海外投資事情 第89回
生活設計塾クルーの「お金よもやま話」
伊藤洋一のマーケットあっと・らんだむ
ファンドマネージャー清水氏の相場の見方
投資信託基準価額
今朝のめざビズ
コラム ・マネックス社長 松本大のつぶやき
・編集長の独り言
ただ今ブックビルディング中
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=============<マネックス相場概況>===========<相場概況>
大手銀が後場一段高で日経平均も上昇、ただハイテク株の一角は軟調。
日経平均 10887.03(△174.22)
TOPIX 1062.07(△ 19.43)
単純平均 405.35(△ 3.12)
東証2部指数 2080.77(△ 12.17)
日経店頭平均 1308.90(△ 0.61)
東証1部
値上がり銘柄数 864銘柄
値下がり銘柄数 542銘柄
変わらず 123銘柄
比較できず 0銘柄
騰落レシオ(25日)130.68%
注:値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率です。
一般的に120%台に上昇すると高値圏、70%台に下降すると 底値圏といわれる先行指標です。
計算は25日ベースで行っており、値上がり銘柄数、値下がり銘 柄数は25日間の累計で計算しています。
売買高 1513.18(百万株:概算)
売買代金 1432158(百万円:概算)
時価総額 3104565(億円:概算)
為替(17時) 116.55円
3連休明けの株式市場は様子見気分が強く、静かな始まりとなりました。積極的なポジション取りを行うだけの手掛かりが見当たらないといった雰囲気でした。
外形標準課税に関し、東京都と大手銀が和解の見通しと一部で報じられていました。これを手掛かりに大手銀が軒並み上昇、この動きで市場全体に安心感が広がり、日経平均もジリジリと上げ幅を拡大する場面がありました。
ただ11000円という大台が目前に迫っており、銀行株の上昇だけを手掛かりに上値を買い進む勢いは高まりませんでした。買い一巡感も漂い始めた前場中頃からは、日経平均は上げ幅を縮小する動きとなりました。
上昇ムードが強まっていた朝方でも、早い段階でアドバンテスト(6857)など値がさハイテク株の一角が下げに転じはじめました。前場中頃過ぎからはハイテク株への売りが増加、日経平均も急速に上げ幅を縮小しました。
昼休み中、塩川財務相が20日からのG7を健康上の理由で欠席、また同職の続投も困難といった話が伝わりました。ただこの報道を特に材料とした動きはみられませんでした。
後場に入ると政策委員会で日銀は銀行の保有株購入を1年延長することを決定したと伝わりました。これを手掛かりに大手銀が一段高、みずほFG(8411)、UFJ(8307)などがストップ高まで値を上げたことで、市場全体にやや安心感が広がり日経平均も持ち直しました。
指数が上げ幅を拡大する中、値がさハイテク株の一角は軟調な展開を続けました。この点からやや先行き不透明感も残る本日の相場展開でした。目前に迫った11000円といった大台回復には、ハイテク株への物色意欲回復がポイントとなりそうな雰囲気です。
◆個別銘柄◆
みずほFG(8411) 22万円(△3万円):1株単位
外形標準課税問題に関し、東京都と大手銀は和解の方針と一部で報じられ、朝から大手銀は買い先行で始まりました。後場に入ると政策委員会で日銀は銀行の保有株購入を1年延長することを決定したと伝わり、みずほFG、UFJ(8307)などが一段高となりストップ高。
東芝(6502) 504円(▲3)
後場中頃になって、15時から業績修正とパソコン事業戦略について社長が記者会見を行うと伝わりました。この速報直後、株価は目立った反応を示さなかったものの、次第に買いポジションを手仕舞い会見内容を見守るといった雰囲気が強まり下落に転じました。
日立造(7004) 149円(△11):500株単位
有機ELディスプレー製造装置の開発を約半年間前倒しと一部で報じられました。これを手掛かりに寄り付きから値を上げ、その後もジリジリと上げ幅を拡大する展開。
三井不(8801) 1039円(△74)
後場中頃に8月の首都圏マンション発売戸数が発表されました。これによると前年同月比16.5%増、契約戸数も高水準を維持したことなどから不動産業界全般に買いが集まる展開となりました。
TIS(9751) 3170(▲140):100株単位
アプラスの顧客情報流出問題に関し、TISのサーバーからこの個人情報が持ち出された可能性があると会社側が発表。持ち出した人物の特定はされておらず、この問題で今後どういった影響が出るか予測できないこともあり、売りが先行する展開となりました。
トヨタ(7203) 3840円(△170):100株単位
先週あたりから自動車業界全般に対して強気の見方を示すアナリストが増加しており、引き続き買いが優勢といった展開になりました。またハイテク株の値動きがやや冴えないことで、自動車株を日本を代表する国際優良株といった位置付けで買いを入れる動きもある模様。
西友(8268) 352円(△23)
4日にゴールドマンがニューヨークで開催した小売業界に関する会議に、同社の会長が出席。ここでウォルマート・グループの一員になったことなどが説明されました。これにより、外国人投資家の間で同社の認知度が高まり、今後も買いが入るといった思惑が高まっている状態。
住友電(5802) 1110円(△25)
モルガンが目標株価を1240円とするレポートを出した模様で、これを手掛かりに買い先行で始まりました。ただ古河電(5801)など同業他社を売却し、住友電を組み入れるといった雰囲気の動きはあるものの、他業種からの乗り換えや、新規の買いといった雰囲気は乏しく小幅高にとどまりました。
◆ランキング◆
東証1部値上がり上位
銘柄 上昇率 上昇幅 終値 売買高みずほ信(8404) +22.29 △35 192 24042東洋建(1890) +21.87 △14 78 10293りそなHD(8308) +19.19 △19 118 154738ツカモト(8025) +17.30 △27 183 564みずほFG(8411) +15.78△3万円 22万円 424.724
東証1部値下がり上位
銘柄 下降率 下降幅 終値 売買高NECフィール(2322)−8.53 ▲670 7180 33.2上新電(8173) −6.37 ▲26 382 1663NECシステク(3717)−6.26 ▲430 6430 1139.2ABCマート(2670) −5.63 ▲82 1373 24.9コクヨ(7984) −5.11 ▲70 1298 563.3
東証1部売買高上位
銘柄 売買高(千株) 終値 前日比りそなHD(8308) 154738 118 △19新日鉄(5401) 50640 215 △9住金(5405) 33185 109 △1レナウン(8021) 33120 181 △21日新鋼(5407) 25809 205 △12みずほ信(8404) 24042 192 △35長谷工(1808) 23716.5 182 △24オリコ(8585) 22474 203 △17東芝(6502) 21789 504 ▲3トーメン(8003) 20035 128 △7
東証1部売買代金上位
銘柄 売買代金(百万円) 終値 前日比三井住友(8316) 127954 50万4千円 △4万円みずほFG(8411) 90286 22万円 △3万円UFJ(8307) 89564 44万6千円 △5万円ソフトバンク(9984) 71724 4660 △180三菱東京(8306) 57600 73万4千円 △6万6千円トヨタ(7203) 42293 3840 △170NTTドコモ(9437) 28389 29万1千円 △3千円野村HD(8604) 22365 1915 △64ソニー(6758) 18579 4360 △10日産自(7201) 18493 1407 △56
=============<資産設計情報>==============−−−−−−−<バンガード・海外投資事情 第89回>−−−−−−−−−
「リセッションのお話し」
景気の後退とは何を指すのでしょうか?景気循環パターンには変化があるのでしょうか?また投資家は景気の山(ピーク)や底をどう認識すべきでしょうか?
全米経済研究所(以下NBER。景気循環を公式に判定する民間の非営利組織)によれば、10年に亘る米国史上最長の経済成長に歯止めをかけた「リセッション」は、2001年3月に始まり8ヵ月後の2001年11月には底入れし回復期に入っていたと発表しました。したがって現在は次の景気循環の只中にある、というわけです。
第二次世界大戦以降、米国の景気循環は、5年の経済成長と1年弱の景気後退という、平均6年のサイクルで繰り返されてきました。過去60年間で最悪の景気後退は、1973年11月から1975年3月までのもので、この時米国の国内総生産(GDP−国内で生産された付加価値の総計)は、インフレ修正後2.6%も下降しています。NBERによれば、1945年以降でみると今回の景気後退の長さや程度は「やや平均を下回るもの」としています。
景気後退とは?
景気後退とは「数ヶ月以上にわたる顕著かつ広範囲な経済活動の減退」として定義されます。一般的に考えられているのとは異なり、インフレ調整後のGDPが2四半期連続して下落することが、そのまま景気後退を意味するわけではありません。正確に言えば、NBERは景気循環のターニングポイントを判定するにあたり、鉱工業生産、実質所得、実質企業売上、雇用者数に判断基準を置いて、経済と産業を幅広く統計的に検討しています。一方、株価のような金融市場変数は重要視されません。
典型的な景気後退ではない
歴史的にみると、景気の底入れ後には所得の上昇と需要の伸びに見合う設備投資の増加がみられ、経済生産と雇用が急速に回復していました。しかし
2001年3月以降の状況を見ると、サービス分野の生産性が非常に高く、雇用情勢が好転しなくても販売需要を満たしていることがわかります。
その結果、雇用は促進されず、景気後退期間前のレベルにまで戻るに至っていません。実際、過去数か月間の失業率は過去9年間の最高値を記録しています。バンガードの投資カウンセリング&リサーチ・グループの投資アナリスト、ジョーゼフ・デイビスによると、「前回の2つの景気後退(直近は2001年で、その前は1990年7月から1991年3月)はおよそ8ヶ月間続きましたが、その後「典型的な」回復を示したわけではありません。特に雇用情勢において回復の動きは緩慢になっています。
「経済が工業生産よりサービス産業に影響される比率が増し、過去に比べて米国における景気後退の発生頻度が下がっている傾向が見られます。私は今後の米国の景気循環において「雇用低迷下の景気回復」という状況が一般化するだろうと予測しています。」とデイビス氏は語ります。「しかし、このことは投資家にとって、景気後退の始まりと底入れを識別することがさらに難しくなっていることも意味しています。」
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========生活設計塾クルーの「お金よもやま話」=========
投資信託の税制に関する要望
私は、投資信託という仕組みはたいへん優れていると思っています。しかし税制上の扱いには納得がいきません。特に以下の点が納得できません。
(1)なぜ投資信託の値下がり損(=解約・償還損)と値上がり益(=解約・償 還益)を損益通算できないのか?
(2)なぜ購入時に負担する追加型投信の申込手数料を値上がり益から引けない のか?
(1)に関していうと、株式の場合は値下がり損と値上がり益の損益通算ができます。また譲渡損失を3年間繰り越すこともできます。しかし投資信託では、来年から株式投信の値下がり損と株式等の値上がり益の損益通算は認められるようになるものの、投資信託の間での損益通算は認められていません。
(2)に関しても、株式の場合は売買の時に負担した委託手数料を損益から差し引けます。しかし追加型投信の申込手数料は損益計算の対象外です。
公社債投信はともかく、株式投信の場合は値下がり損を被ることは珍しいことではありません。たとえば今春以降の世界的な株高を受け、この1年位の間に投資した株式投信はおおむね利益が出るようになっていると思われます。しかし2年前、3年前に投資した株式投信はまだ評価損を抱えているでしょう。仮に今、これらの時価評価額を合計したところトントンになっているとします。そこで、これらをいったん全部解約して、改めてポートフォリオを組み直そうと考えたとします。しかし損失は全部自分持ちであるにもかかわらず、利益には20%の税金が課せられます(来年1月から2008年3月までの株式投信の税金は10%源泉徴収で申告不要、2008年4月以降は20%源泉徴収で申告不要に変更されます)。このため税金を考慮すると、まだ元本割れしているために、ポートフォリオの組み替えを躊躇することになりかねません。
あるいは100万円投資したAファンドが80万円まで値下がりしたところで、Bファンドのほうが先行きに期待が持てそうだったので、解約代金80万円でBファンドに乗り換えたとします。そして翌年、Bファンドが100万円まで値上がりしたとします。この場合、投資家からすれば元の100万円に戻っただけで、何も儲かっていないわけですが、Bファンドの値上がり益20万円に税金が課せられます。さらに他のファンドに乗り換えると、多くの株式投信では改めて申込手数料を負担しなければいけないわけですが、申込手数料は損益の計算で考慮に入れられません。このため損切りして他のファンドに乗り換えるのは、非常に資金効率が悪くなります。
このように、株式投信のような価格変動商品で損益通算ができない、あるいは損失の繰越控除ができない、売買コストを損益から引けないとなると、投資家の投資行動はかなりの制約を受けます。債券のように値下がり損はないものとみなす代わりに、値上がり益も非課税というのならまだ納得できますが、値上がり益に税金を課すのであれば、値下がり損との損益通算等を認めるべきだと思います。そうでなければ、株式投信等に対する投資が税制上割に合わないもののように思われ、証券市場が真に活性化するのは難しいのではないでしょうか。(生活設計塾クルー 目黒政明)
◆生活設計塾クルーよりお知らせ◆
■9月の「クルー主催」のマネーセミナー(講師:野田眞)は9月24日(水)18:30〜と29日(月)14:00〜です。お申し込みはこちら→
http://www.fp-clue.com/seminar_info.html
■「女性FPの会」主催のライフプランセミナー&個人相談会が9月20日(土)にあります。クルーメンバーの深田晶恵がセミナー講師をつとめます。http://wafp.cside.com/seminar.html
−−−−−−−<伊藤洋一のマーケットあっと・らんだむ>−−−−−−−−
今週から来週にかけての市場にとって、一番の不確定要素は週末に中東で初めて開かれるG7だろう。開催地となるのはドバイ。日本のテレビを見ていても盛んに宣伝を開始している国である。おそらく、彼の国からは、積極的な誘致工作があったに違いない。
工作と言えば、G7が全員一致で具体策で合意しそうなのは、鬼の居ぬ間の洗濯ではないが、中国に対する人民元の切り上げ要請である。今時世界経済で大きな地位を占めるG7に中国が入っていないのは考えようによっては問題だと思うのだが、どうやらこの問題ではG7全体として中国に「柔軟な為替制度」を要求することでまとまりそうだ。
問題なのは、その後である。アメリカの産業界からは日本の通貨当局の為替介入に対する批判的な意見が出始めている。GMのワゴナー最高経営責任者のように「アメリカは攻撃のターゲットを人民元に対してではなく、日本円に絞れ」と言う人も出てき始めた。来年選挙を控えたブッシュ政権には頭の痛い問題となる。
人民元、日本円などアジア通貨に対する不満はヨーロッパでも高まっている。「アジアの通貨は、その対外収支動向からして不当に安い」というのが彼らの考え方である。人民元問題のG7での帰結は予測できるとして、では円はどうなるのかが予測できないのである。その結末はその後の日本の金融市場に大きな影響を与える。
ヨーロッパとアメリカが声をそろえて日本の為替介入問題を人民元と並ぶ大きな問題として取り上げたときには、その後の日本の通貨当局の市場介入は難しいものになる。既に米議会では「不公正貿易」に関する調査委員会が出来ようとしている。既に政治問題になりつつあるのである。
日本の通貨当局が介入をやめた場合には円はおそらく当初は急騰する。その場合に起きるのは、株式市場への打撃と債券相場の上昇である。株式市場の円高耐性はかなりついていると思うが、いったん円高が始まると市場の不安心理は高まるだろう。そうなれば、日本の金融市場を取り巻く基本的環境が変わってくる。
今回のG7には塩川大臣が出席しない。体調不良で、正式メンバーとしては福井・日本銀行総裁のみ。筆者は今の日本の当局の市場介入は度を超していると思うが、それは別にしてG7が円問題をどう取り扱うかはここ一週間で一番の関心事項である。
伊藤洋一(いとうよういち)住信基礎研究所主席研究員。専門は国際経済・デジタル経済・金融であるが、大学講師、ラジオ・テレビの出演、雑誌寄稿など多数。最新著書は「グリーンスパンは神様か?」。HPにもファンが多い。http://www.ycaster.com/
−−−−−−<ファンドマネージャー清水氏の相場の見方>−−−−−−−−
企業収益が好調です。経済指標などマクロ景気の状況を見る限り、今2003年度が2ケタ増益になる確度は高まっているように見えます。固定費圧縮などリストラ効果の貢献度は引き続き大きいのですが、これまでのリストラ努力によって日本企業の収益体質は相当程度強固になったといえます。したがって僅かな売上高の伸びでも利益は大幅に増額される企業が少なくありません。
また、株主資本利益率(ROE)を見ても、東証1部全銘柄の今期予想ベースで7%強まで高まっています。この水準は90年代初頭にバブルの余韻が残っていたとき以来であり、10年以上かかってやっと元に戻ったことになります。グローバル比較では、まだ高いとはいえないレベルですが、漸く同じ土俵で見比べられるようになったのは喜ばしいことです。ただし、2001年度は1%にも満たなかったROEがこんなに早くバブル期並みの水準に戻るとは正直言って予想できませんでした。
基本認識として、当面の株式市場は上昇トレンドを持続すると考えています。勿論、これまでの上昇ピッチが急であるために、過熱感から来る高値警戒感や利益確定売りに押される局面もあるとは思いますが、相場の基調を大きく変えるには至らず、下値を切り上げる展開を予想しています。担当するバランス型ファンドのアセットアロケーションは日本株のオーバーウェイトを継続しています。
ただし、こういった好調時でもリスクファクターを考えておく必要はあります。少々気が早い話ですが、2004年度の業績が想定以上に悪い見通しが出てきた場合は注意が必要と考えています。日本の景気は回復感が乏しいため、ともすると忘れられがちですが、景気拡大局面になって既に1年8ヶ月が経過(暫定)しています。したがって、景気循環的な側面から来期業績は時間の経過とともに下方圧力がかかりやすい時期にあたるといえます。今のところ景気後退は2004年度の下期以降になる可能性が高いと見ていますが、もしこれが早まるようだと、株式市場は企業収益悪化を見越して年明け後くらいには早くも調整局面に入ることも想定されます。
また企業業績と密接に結びつく為替の円高傾向にも注意が必要です。先日の意表をついた早朝介入など、断固たる為替介入姿勢を見る限り、当局もそこのところを十分に理解していると思われ、1ドル=115円を超えるような円高にはならないと見るのが、市場のコンセンサスになりつつあると思われます。しかし、日本の金利が上昇基調を強め、日米の金利差が縮小する局面では、投資家の円回帰姿勢が強まり、円高方向に振れやすくなることも念頭に置いておく必要があるでしょう。
◆「DKAアセットシンフォニー」
内外の株式、公社債等にバランス良く分散投資を行うバランス型ファンド。清水ファンドマネージャーをはじめとする運用チームで安定感のある運用を目指します。
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投資信託基準価額(9月12日現在)
ザ・ファンド@マネックス 5976(+96)
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外国投信基準価額(9月12日現在)
<米ドル建>
バンガード・トータル・ストック・M・I・F 23.84(+0.06) バンガード・ウェルズリー・インカム・F 20.36(+0.08) バンガード・スモールキャップ・インデックス 20.54(+0.07) マサチューセッツ・インベスターズ・トラスト 14.16(+0.03) MFS ストラテジック・グロース・ファンド 16.06(±0)
適用レート(9月16日午後2時30分現在)
買付 117.15(+0.10) 解約 116.65(+0.10)
<ユーロ建>
フィデリティ・ヨーロピアン・グロース・F 10.98(−0.04)
適用レート(9月16日午後2時30分現在)
買付 133.00(+1.60) 解約 132.00(+1.60)
=============<今朝のめざビズ>=============このコーナーはフジテレビで月曜日から金曜日、毎朝4:30〜放送されている「めざビズ」でマネックス社員が話をした部分です。
毎朝何らかの形で登場しており、今後も放送内容を掲載していきます。
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月曜日放送分
どうなるの? 敬老の日に思う
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●年上の人を敬うのは当然のことであるが、同時に年上の人が後生や社会に対 してすべきことをするのも当然のことであると思う。
●今、高齢者のことを思う時、もっと社会の為に出来ることがあると思う。●数年前にテレビを見ていたら、金さん銀さんがクイズ番組でグランプリを獲 って、確か百万円をもらった。このお金どうしますか?というアナウンサー の質問に、「老後が心配だから貯金します」と答えた。
●これは良く出来たギャグだと思うが、多かれ少なかれ同じようなことが起き ている。
●しかしそれでいいのだろうか?
●年金受給者層の持つ個人金融資産は、1400兆円といわれる全個人金融資 産の凡そ半分である。且つ毎年約40兆円の年金を受けている。勿論全ての 高齢者が裕福だとは言わない。しかしこの数字を見るとかなりの数の高齢者 がかなり裕福であり、かなりのお金が余っていると言わざるを得ない。●余っているお金を消費も投資もしないで預貯金すると、そのお金は政府や銀 行によって使われることになり、道路やダムを造ったり、不良債権化してい るゾンビ企業への追い貸しに使われてしまうかも知れない。
●それよりも折角色々な経験を積んできたのだから、自らの判断で、後世の為 に必要と思われる企業に投資したり、お金を余らせないでどんどん消費して 欲しい。少なくとも海外で消費するよりは国内で消費して欲しい。
●高齢者のお金が、国内への投資や国内での消費に回り始めると、恐らく日本 経済はロケットのように飛び上がっていくだろう。
●それだけ高齢者は我が国の為に多くの影響力を持っている。日本の将来を助 ける大きな鍵を持っていることを意識して欲しい。
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月曜日の「めざビズ」には松本が生出演しています。
担当コーナーも多く、放送内容を文章にしてお伝えできる量ではない面もあります、当面月曜日は、話の抜粋だけの掲載とさせていただきます。
詳細は別途下のつぶやきでご紹介する場合もあります。
ご興味ある方は、生放送をご覧下さい。
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フジテレビ
「めざビズ」番組HP
http://www.fujitv.co.jp/mezabiz/index2.html
========<マネックス社長 松本大のつぶやき>=========9月16日 <阪神優勝>
阪神タイガースが18年ぶりに優勝しました。1985年以来のことで、ファンの方々の喜びは並々ならないモノがあるでしょう。私も去年辺りからにわか阪神ファンをしておりました。物心ついた時は自動的に巨人ファンだったのですが、確かまだ幼稚園生の頃、アンチ巨人の父親に説得されて私もアンチ巨人になりました。幼稚園の頃からですから、筋金入りのアンチ巨人です。しかし「アンチ巨人」というだけでは締まりが悪いので、被る野球帽の色が綺麗だった中日のファンになりました。以来中日を応援するようになり、星野仙一のファンになりました。背番号20は、私にとっては燃える大人の男の1つのカタチでした。8回か9回の押し迫った状況で、確か王選手に対するピッチングで、「オリャー」とか怒鳴っているのが、マイクで拾われてテレビから聞こえてきたことを今でも覚えています。そんな経緯から、星野監督に引きずられてにわか阪神ファンになった次第です。しかし、やはり正真正銘のファンではありませんし、昨日の試合は泣けましたが、今一つ感情移入が出来ませんでした。しかし考えるに、野球では結局、どのチームが優勝しても私は完全燃焼出来ないことに気付きました。私にとってはやはりいつの日か浦和レッズに優勝して欲しい。18年どころではありません。もう20年以上待っています。
=============<編集長の独り言>=============少し前にホンダの中古車をみに行った話をここで書きましたが、結局全く違う方向で話は決着しました。オートマ・小型車ではなく、マニュアルの車。もう10年以上オートマ生活を余儀なくされていましたが、発作的に私がマニュアルの車をどうしても運転したくなったのです。
いろいろ探して個人売買で購入することになりました。メールで先方と車の状態などをやり取りしているうち、相手は車屋さん勤務の専門家。もうじき子供が生まれるため、泣く泣くファミリーカーへの買い替えを余儀なくされた若いパパ予備軍の方でした。新車からすでに15年、“下取り車”としての価値はほとんどゼロ。新車時の価格の20分の1以下での売買です。ほんとうにこんな値段の車大丈夫?という家族の声もありますが、メールでやり取り、そして実際に会って、彼の知識の豊富さ、これまでの細かいメンテナンス記録などから掘り出し物を見つけたと思います。昨日は彼との会話を楽しんできました。さて実際に車を引き取り帰宅すると、阪神優勝の秒読み段階でした。この様な日に購入決定となったこの車、室内のどこかに阪神優勝記念号としてステッカーでも貼ってみたい気分になった阪神ファンでした。“次”の優勝時にこの車が動くのでしょうか??。いや、次まで執念でこの車を走らせ続ける?
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ご意見や、皆様の身近な投資情報は、こちらまでお寄せ下さい。
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==========<ただ今ブックビルディング中>==========当社取り扱いの新規公開銘柄のブックビルディング期間等の日程を掲載します。詳しくはホームページをご覧下さい。
−−−−−−−−−−−<新規公開株の公募/売出>−−−−−−−−−
<明日が募集締め切りの銘柄>
マッグガーデン(3720) マザーズ
募集期間は9月17日 AM11:00 まで
募集価格 41万円
<明日からブックビルディング開始の銘柄>
イーアクセス(9427) マザーズ
ブックビルディングは 9月17日 AM00:00 から
9月24日 AM11:00 まで
仮条件 15万円〜18万円
<新規取り扱い決定銘柄>
メディネット(2370) マザーズ
ブックビルディングは 9月22日(月)より
アイロム(2372)JQ
ブックビルディングは 9月22日(月)より
カカクコム(2371) マザーズ
ブックビルディングは 9月24日(水)より
詳細はこちら
http://www.monex.co.jp/visitor/shohin/kabushiki/ipo/meigara/
===================================<マネックスメールを解除したい時は>
・当社に直接申し込まれたお客様
マネックスメールの受信解除、メールアドレスの変更等はこちらへ
▽ http://www.monex.co.jp/visitor/shohin/joho/monex_mail/
アドレスの変更の場合、お手数ですが、旧アドレスの解除、新規アドレスの 登録という方法でお願いします。
・まぐまぐ、Macky!、Pubzine、melmaご利用のお客様
解除をしたい場合は、ご自身がご利用のシステムから行って下さい。
▽まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000017399.htm (ID:0000017399) ▽Macky! http://macky.nifty.com/check.htm (マネックスメール)
▽Pubzine http://www.pubzine.com/pubzy/tool/unsub.html (ID:002140) ▽melma http://www.melma.com/ (マネックスメール m00015629)
何れもメールでの解除はできません。HPにアクセスして行ってください。
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●配送できないメールアドレス等の解除について
マネックスメールでは、ご登録いただいたメールアドレスに間違いがありメールを配
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マネックスメールへのご登録にあたりましては、正しいメールアドレスが入力されて
いることをご確認下さい。
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