マネックスメール 2003年9月18日

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マネックスメール 2003年9月18日

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 マネックスメール(第1015号 2003年9月18日夕方発行)
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本日の目次
 マネックス相場概況
 資産設計情報
  サンプラザ中野の株式ロックンロール
  ロング・ショートモデルを使った銘柄情報
  マネックスの投信売れ筋ランキング
  投資信託基準価額
 今朝のめざビズ
 コラム ・マネックス社長 松本大のつぶやき
     ・編集長の独り言
 ただ今ブックビルディング中
 「ブリッジレポート」〜あなたの代わりに会社訪問〜
   大塚商会(4768)
   A&Iシステム(4773)
 マネックスメール解除の方法は一番下にあります
 またバックナンバーは以下でご覧頂けます。
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=============<マネックス相場概況>===========<相場概況>
後場後半から上昇転換、日経平均は11000円の大台を回復して大引け。
日経平均    11033.32(△ 43.21)
TOPIX    1075.73(△  3.16)
単純平均      408.34(△  1.11)
東証2部指数   2104.19(△  9.79)
日経店頭平均   1320.04(△  6.81)
東証1部
 値上がり銘柄数     698銘柄
 値下がり銘柄数     696銘柄
 変わらず        137銘柄
 比較できず         0銘柄
 騰落レシオ(25日)122.76%
    注:値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率です。
    一般的に120%台に上昇すると高値圏、70%台に下降すると    底値圏といわれる先行指標です。
    計算は25日ベースで行っており、値上がり銘柄数、値下がり銘    柄数は25日間の累計で計算しています。
 売買高    1431.20(百万株:概算)
 売買代金   1361858(百万円:概算)
 時価総額   3144490(億円:概算)
 為替(17時) 115.77円

 前日は一時日経平均が11000円の大台を回復しましたが、短期間に値を上げたこともあり今朝は利益確定売りなどが先行して軟調な始まりとなりました。

 G7を前に日本当局の介入は手控えられるといった思惑から、為替が円高傾向となっています。この点もハイテク株だけでなく、このところ値を上げていた自動車株に対しても利益確定売りを誘う要因となっていました。

 前場中頃からは利益確定売りも一巡といった雰囲気が漂い始めました。しかし積極的に買いポジションを取る動きも乏しく、小幅安で方向感の乏しいもみ合いが続きました。

 10時半頃からは、為替が115円台突入目前まで円が値を上げた点、債券先物が137円台を回復した点などが株式市場にとってマイナス要因となった模様で、再度下げ幅を拡大する展開となりました。

 前日の後場後半から失速といった展開となり、市場全体の雰囲気を悪化させた大手銀は、比較的堅調な値動きを続けました。しかし大手銀の堅調を手掛かりに買いポジションを取る動きは高まりませんでした。

 富士通(6702)が後場に入ってから上昇転換、さらに上げ幅を拡大する動きとなりました。13時30分頃から投資家心理好転の兆しが出始め、日経平均は急速に下げ渋りをみせました。14時前に日経平均は上昇に転じ、本日も11000円の大台を回復しました。

 現物株式の取引終了後、大阪市場の日経平均先物はさらに上げ幅を拡大し、11080円で終了しました。9月末の配当落ち分があり、この時期は先物の理論価格は現物の価格よりも通常安くなります。売り方の買い戻しなどが活発化、先物市場は現物市場を大きく上回る水準で取引を終了しました。

◆個別銘柄◆
富士通(6702) 634円(△55)
 前場は冴えない値動きを続けていましたが、後場に入ってから上昇に転じ、その後も一段高の展開。昼休み中に一部で「英国政府から大型の電子政府システムを受注した」と報じられました。欧州では最大規模、富士通が手掛ける電子政府システムとしても過去最大級となる模様で、これを手掛かりに買いを誘いました。

トヨタ(7203) 3800円(▲90):100株単位
 G7前に日本当局は積極的な介入を行わないといった思惑で円高傾向となっています。自動車株はこのところ上昇が目立っていたこともあり、円高進行をマイナス材料として利益確定売りが目立つ展開。

アドバンテスト(6857) 8190円(△200):100株単位
 日経新聞に今期業績が上振れする可能性があると報じられました。この報道によって前場堅調な値動きとなる場面が多いものの、市場全体が小幅安で推移していることもあり上値の重い値動き。後場に入って富士通(6702)が急騰を演じるなど、ハイテク株への注目がやや高まったこともあり一段高。
UFJ(8307) 46万7千円(△2万6千円):1株単位
 昨日市場全体の手仕舞い売りを誘うきかっけとなった大手銀は、本日総じて堅調な値動きを続けました。しかし大手銀の値動きを見て安心感を強め、買いポジションを取るといった動きは後退しました。大都市のATMを24時間稼動させるなど、個人を重視した新戦略を手掛かりとする動きは目立ちませんでした。

オリコ(8585) 238円(△23)
 市場全体が利益確定売りなどで方向感の乏しい展開になったことで、低位個別材料株による短期値幅取りといった雰囲気が強まりました。石井鉄(6362)、兼日農(7961)など少し前に賑わった仕手系材料株の一角も上昇。
ミルボン(4919) 2880円(△400):100株単位
 UBS証券が新規に投資判断を“買い”、目標株価を3700円とした模様。これを手掛かりに買いを誘い、後場はストップ高まで値を上げて買い気配が続きました。40−50歳代の女性を対象とした白髪染めの売上げが好調の模様。
丸紅テレコム(9447) 85700円(△10000):1株単位
 前場は冴えない値動きとなる場面が目立ちました。後場に入って2004年3月期の単独経常利益が29%増になる見通しと発表しました。従来予想から上方修正されたことを好感し、買いを集めてストップ高まで一気に値を上げました。

松電工(6991) 818円(▲6)
 本日が9月上旬に実施した株式売り出しの受渡日。売出価格771円を上回っていることで朝方は軟調な値動きで始まりました。しかし朝方の売りをこなすと徐々に下げ渋りの展開。

エプソン(6724) 3640円(△240):100株単位
 世界的な株価指数のひとつであるFTSEの日本株指数、FTSEジャパンに明日の大引けから同社が新規採用されることから、指数連動のポートフォリオから明日買いが入るといった思惑で目先筋が買いを入れ、値を上げる展開。
◆ランキング◆
東証1部値上がり上位
    銘柄        上昇率   上昇幅    終値   売買高不動建(1813)   +16.96  △19   131  8107ミルボン(4919)  +16.12 △400  2880 369.4井筒屋(8260)   +14.13  △26   210  4731セイコー(8050)  +14.04  △68   552  3235URBAN(8868) +13.92 △148  1211 378.3
東証1部値下がり上位
    銘柄        下降率   下降幅    終値   売買高東急建(1855)    −7.95   ▲7    81  2039シーイーシー(9692) −5.96  ▲78  1230  72.4東洋糖(2107)    −5.80   ▲9   146  1442インプレス(9479)  −5.75▲4700 76900 0.398小森(6349)     −5.12  ▲73  1351   384
東証1部売買高上位
    銘柄        売買高(千株)    終値     前日比りそなHD(8308)    71977    128      △7富士通(6702)      54086    634     △55新日鉄(5401)      46984    216      △1オリコ(8585)      39369    238     △23神戸鋼(5406)      25033    141      △6住金(5405)       20861    107      ▲1東芝(6502)       20014    506      △6東ガス(9531)      16288    373      △8日立(6501)       14191    700     △21三菱重(7011)      14182    360      ▲3
東証1部売買代金上位
    銘柄      売買代金(百万円)    終値     前日比みずほFG(8411)    75574   24万円  △1万3千円UFJ(8307)      58937 46万7千円  △2万6千円ソフトバンク(9984)   57520   4900    △190三井住友(8316)     49695 50万4千円  △2万3千円トヨタ(7203)      36600   3800     ▲90富士通(6702)      33295    634     △55NTTドコモ(9437)   28893 29万9千円    ▲3千円キヤノン(7751)     24836   6100     ▲10三菱東京(8306)     23426 72万6千円    △2万円野村HD(8604)     20853   1903     ▲17
=============<資産設計情報>==============「サンプラザ中野と松本大の株本(かぶぼん)」 日本経済新聞社より
発売中!!「低金利の時代に株式投資を始めたい」そんな声に
お応えしてサンプラザ中野がやさしく解説いたします。
http://www.nikkei-bookdirect.com/bookdirect/item.php?did=35046

<サンプラザ中野近況報告>

応援歌「We Love阪神タイガース!」絶賛発売中!!
 
−−−−−−−−−<サンプラザ中野の株式ロックンロール>−−−−−−−

ついにやってくれた。俺は嬉しい。サンプラザ中野だー!
9月15日月曜日祝日。阪神タイガースがセリーグを制覇した。18年ぶりだった。その日そのとき、俺は甲子園にいた。全てをこの眼で見届けた。

14時試合開始。広島が先制。そのままリード。前日までロードで連敗が続いていた。今日もダメか、とあきらめが頭をよぎる。しかし9回裏、ドラマは待っていた。満塁の場面で赤星が登場。星野監督に呼び止められ「何か」を告げられる。そして初球をライトに運んだ。前進守備の外野手の頭上を越える見事なサヨナラ安打。甲子園は興奮の坩堝。この時点でマジックを1とした。
そしてそのマジック1の対象チームはヤクルト・スワローズ。こちらのゲームは16時にスタート。横浜スタジアムでベイスターズとの対戦だ。甲子園球場のスコアボードにある巨大なヴィジョンに、その試合の中継が映し出される。満員の甲子園の観客は(ごく少ない広島の応援団以外)一人も帰ることなく、横浜対ヤクルトの試合を見守った。もちろん俺も見守った。

横浜スタジアムの試合は始めこそヤクルトが大量リードした。しかし阪神ファンの応援も追い風となったのか、中盤に横浜が大逆転。甲子園球場は安心感の中に。そして近付いて来たその瞬間を想像して、にんまりとするばかりなのであった。関係者も同様であった。「おめでとうございます」「おめでとうございます」。球場内にあるレストラン「蔦(ツタ)」では、すでに口々に祝賀の挨拶が。まるで新年を迎えたかのようである。いや、にじみ出る喜びの度合いが遥かに高かった。

横浜スタジアムの試合終了が近付いてきた。すなわち我らの阪神タイガースのリーグ優勝の決定も近付いてきたのだ。暑かった甲子園のグラウンドも今は夜。ともされたカクテル光線に、緑の芝生が映えている。日暮れと共に徐々に明るさを増していったグラウンド。まるで世紀のコンサートの始まりを待つステージである。幸せに包まれた観客は巨大なウエーブを何周も回し、興奮を共有していく。ダッグアウトには選手の姿。ウエーブに参加する者もいた。

そして横浜スタジアム、最後の打者が凡打でアウト。その瞬間歓声と共にステージを目指して駆け出す縦じまのユニホーム。興奮がはじけた大観衆。たかれるフラッシュのきらめき。美しいものを見た。この眼でしっかりと見ることができた。ちょっと滲んで見えていた。

そのときの甲子園の状況、上手く伝える事ができただろうか?とにかく今もにんまりな俺なのである。皆さんありがとう。
優勝決定の翌日。阪神鉄道株は下がっていた。ご祝儀相場で騰がるかな、とも思ったが。相場は冷静だったのね。

サンプラザ中野:数々の爆発的ヒット曲を生み出してきた「爆風スランプ」で活躍。現在新たに「サンプラザ中野とノンスモーカース」を結成。
自身のホームページでも意外な側面を見ることができる。
http://www.kk.iij4u.or.jp/~sunplaza/

−−−−−-<ロング・ショートモデルを使った銘柄情報>−−−−−−−−-

多くのヘッジファンドやプロのトレーダーが利用している取引手法「ロング・ショートモデル」。9月末まで、このツールを使って導き出した銘柄情報をクォンツ・リサーチ株式会社の西村公佑氏よりご案内していただきます。
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●ロングショート戦略の紹介

ロング候補
6764 三洋電機
PER 37.22
PBR 1.97
株価(9/17終値) 507円
ショート候補
6503 三菱電機
PER 227.90
PBR   2.89
株価(9/17終値) 531円

両者の過去1年間の株価相関: 0.784
両者の過去3ヶ月の株価スプレッド: −18.17%

今回のペアを選択したポイント:
1.両社の株価には高い相関性があります。(相関係数=0.784)
2.両社の過去3ヶ月の株価変動率には、−18.17%のスプレッドが生じ  ています。(三洋電機が三菱電機より下げている)
3.PER、PBRの両指標から見ると、双方とも三洋電機が割安となっている。

投資戦略
6764三洋電機をロング(買い持ち)し、6503三菱電機をショート(空売り)します。
両銘柄を同金額ロング/ショートしたとすると、三洋電機の株価の変動率が三菱電機の株価の変動率よりも高くなれば、利益となります。
逆に、三菱電機の株価の変動率が三洋電機の株価の変動率より高くなれば、損失となります。

*上記データ等は過去のものであり、今後の成果を保証・約束するものではありません。

■■■ 他の銘柄ペアにも興味の有る方は ■■■

マネックス証券の、「ロングショート・ツール」では、今回のサンプルのような、値動きの連動性が高く、代表的な銘柄の中で株価スプレッドが開いている銘柄ペアの一覧を毎日更新しています。
また、PERやPBRなどの絞込み条件で銘柄ペアを絞り込むことも簡単に出来るので、ロングショートを強力にサポートします。

*「ロング・ショートモデル」ツールは、有料情報サービス(1050円/月) ですが、前月に2回以上株式取引をされた方は翌月無料となります。
*お申込はログイン後の「口座管理」→「有料サービス一覧・申込・解除」画 面にてお申込みいただけます。

■■■ ロングショートの解説シリーズ ■■■

概念編2

◎ロングショートは相対取引

ロングショートでは、相対的に割安な銘柄と相対的に割高な銘柄をうまく見つけて、それぞれを買い、空売りすることで利益を得ようという取引です。金融の用語でアービトラージ(裁定取引)というのがあります。裁定取引とは厳密にいうと、無リスクで利益を生む状態を発見して取引することですが、実際は今の金融市場ではそのような状態は皆無に等しくなったといえるので、最近はリスクのある取引でも相対的な歪みを利用して利益を得る取引を裁定取引といったりします。
ロングショートも当然リスクはありますが、リスクを軽減、コントロールしながら利益を得ることを目指している点で、裁定取引に近いといえます。
ヘッジファンドは、相場が上昇しても下落しても利益を得ることを目指している点で有名ですが、ロングショート取引は、ヘッジファンドが得意とする取引でもあります。

◎相対取引とは相対評価

通常の取引では、ある株が上がるか下がるかということが全てなわけですが、相対取引では、「ある株とある株を比べて、どちらの株の方が上がるか(または下がるか)」ということがポイントとなります。
つまり、2つの銘柄間の相対評価が必要となりますし、逆にいえば、相対評価が出来れば、利益を上げることができます。
例えば、ある銘柄Aが今後上がるかどうかを予想することと、ある銘柄Aと銘柄Bはどちらが上がるかを予想するのではどちらが易しいかを考えた場合に、2つの銘柄の相対評価の方が易しいと感じる人も多いでしょう。そのような方にはロングショートは向いているといえます。

ここで、最大の難問かつ永遠のテーマともいえますが、どうやって相対的に割安な銘柄と割高な銘柄を見つけるかということがロングショートの成否を分けることになります。次回は具体的な事例を使いながら、割安、割高の探し方を説明します。(クォンツ・リサーチ株式会社 西村公佑)

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投資信託基準価額(9月17日現在)
 ザ・ファンド@マネックス          6,102(+48)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
外国投信基準価額(9月17日現在)
<米ドル建>
バンガード・トータル・ストック・M・I・F 24.02(−0.07) バンガード・ウェルズリー・インカム・F   20.41(+0.02) バンガード・スモールキャップ・インデックス 20.77(−0.01) マサチューセッツ・インベスターズ・トラスト 14.24(−0.05) MFS ストラテジック・グロース・ファンド 16.24(−0.06)
 適用レート(9月18日午後2時30分現在)
  買付 116.05(−0.05) 解約 115.55(−0.05)
<ユーロ建>
 フィデリティ・ヨーロピアン・グロース・F  11.18(+0.05)
 適用レート(9月18日午後2時30分現在) 
  買付 131.35(+1.50) 解約 130.35(+1.50)
=============<今朝のめざビズ>=============このコーナーはフジテレビで月曜日から金曜日、毎朝4:30〜放送されている「めざビズ」でマネックス社員が話をした部分です。
毎朝何らかの形で登場しており、今後も放送内容を掲載していきます。
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●スタジオ
昨日のマーケットはどういう状況でした?

◎マネックス
はい、海外株式市場が値を上げたことなどから、国内市場も上昇ムードで始まりました。取引開始から日経平均は11000円の大台を回復して始まりました。

●スタジオ
先日1万円を回復したばかりですが、もう次ですか

◎マネックス
いや、残念ながら昨日、終値では11000円台の回復はできませんでした。後半はこれまで相場を引っ張っていた銀行株の一角が下げに転じたことで、市場全体も失速、ほんのわずかですが11000円を割り込んでしまいました。日銀総裁が取引終了後、景気は先行きに向かって少しづつ明るい兆しがあると発言しています。
株式市場も同様にまだ少しづつ明るい兆しが出ている状況であり、11000円はほんの通過点でしょう。
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フジテレビ
 「めざビズ」番組HP
http://www.fujitv.co.jp/mezabiz/index2.html

========<マネックス社長 松本大のつぶやき>=========9月18日    <人民元 その2>

全米製造業者協会は、「中国政府が人民元レートを不当に低くコントロールしているため、米企業が対中貿易で不利益を被っている」として、米通商法301条に基づき通商代表部に提訴するそうです。
御存知の通り、右も左も「人民元切り上げ」要求です。しかしこれは本当に各国にとっていい結果をもたらすのでしょうか?人民元を切り上げると、先ずは中国製品の値段は高くなり、それは米国や日本の企業の製品の価格競争力を相対的に強め、彼らを助けることになるでしょう。しかし次に起きる問題は、中国に於いて最も供給過剰な問題である『人』が、高い人民元を背景に職を求めて中国の外に溢れ出てくることではないでしょうか?(円高になると海外旅行がしやすくなるのと同じ理屈です。)
もしそういうことが起きると、それは世界の労働市場のコストを下方に破壊し、強烈な失業とデフレの問題が蔓延しないでしょうか?1985年、奇しくも阪神が前回優勝した年にプラザ合意が成立し、性能と価格に大きな競争力を持つ日本製品に対する対抗手段が執られました。多くの人がその当時の日本と、今の中国をオーバーラップして語りますが、あの時、日本の労働市場はきゅうきゅうとしており、余剰労働力など殆どありませんでした。ですから円の切り上げは、単に日本製品の価格競争力を落とす効果だけがあった訳です。
人民元の切り上げ問題は、どうも良くこなれていない、問題の一面だけを捉えられている感が拭えません。製造業協会が言うならともかく、財務大臣クラスもよく発言しますが、真意が読めません。いずれ問題はもっと理解されていくでしょうが、以上のような理由から結局のところ、人民元の切り上げは当面はないのではないかと私は思っています。時間を掛けて調整していかなければ、到底埋められるようなギャップの大きさではありません。

=============<編集長の独り言>=============昨日は私のチャートの話でしたが、もうひとつ日経平均の大台回復で社内でドタバタがありました。お気づきの方はどの程度いらっしゃるのでしょうか、前回日経平均が1万円の大台を回復した場面でも、マネックストップページ、通称マネオの下に“祝!日経平均1万円の大台回復”という文字。状況に応じて“一時”とか“ついに”いう一言を沿えて変更していました。
昨日も寄り付き前から11000円の大台回復に備えて準備しろ!、しかし前回この作業をした社員は夏休み期間中。あわてて他の社員が作成、こういう時に限って寄り付きから大台回復となってしまうものです。
昨日の取引終了間際も、終値で回復できるのかどうか、それによってどう文章を変えるか・・、結局数円届かない。となってしまいました。
さて、今日の後場急速に下げ渋りから大台回復となった場面では、今度はこの代打社員も食事中でした・・。
さて終値で11000円の大台を回復。確か1万円の大台を終値で回復した日は、“祝!日経平均1万円の大台回復”に“通過点”という言葉を加えました。さて今回は?。。ご自身でお確かめ下さい。
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ご意見や、皆様の身近な投資情報は、こちらまでお寄せ下さい。
mailto:feedback@monex.co.jp

==========<ただ今ブックビルディング中>==========当社取り扱いの新規公開銘柄のブックビルディング期間等の日程を掲載します。詳しくはホームページをご覧下さい。

−−−−−−−−−−−<新規公開株の公募/売出>−−−−−−−−−

<ブックビルディン中の銘柄>
 イーアクセス(9427) マザーズ
  ブックビルディングは9月24日 AM11:00 まで
   仮条件 15万円〜18万円

<新規取り扱い決定銘柄>
 メディネット(2370) マザーズ 
  ブックビルディングは 9月22日(月)より 

 アイロム(2372)JQ
  ブックビルディングは 9月22日(月)より

 カカクコム(2371) マザーズ
  ブックビルディングは 9月24日(水)より

詳細はこちら
http://www.monex.co.jp/visitor/shohin/kabushiki/ipo/meigara/

=====「ブリッジレポート」〜あなたの代わりに会社訪問〜======個人投資家が自ら企業訪問をして取材するのは、実際には難しいのが実情。そこで、(株)インベストメントブリッジが、皆さんの代わりに会社訪問し、事業内容、強み・特徴、中長期の経営ビジョンなどをわかり易くお伝えします。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
今週の企業
 大塚商会(4768) http://www.otsuka-shokai.co.jp/
  「S&S事業の伸びを背景に増収・増益を目指します」

 A&Iシステム(4773) http://www.aandi.co.jp/
  「メジャーの仲間入りを目指し、利益率の向上に取り組んでいます」−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
2003年8月5日(火)

大塚商会の中間決算説明会に出席しました。

●2003年12月期中間決算概要
本業は順調でした。ODS21、SMILE、たのめーるが伸びました。またアルファランドを上期で全店撤退しましたがその落ち込み分をカバーして増収となりました。
新本社ビルへの移転関連費用、アルファランド撤退費用などが今上期に集中したため減益となりましたが、計画は上回ることができました。

●重点戦略事業の状況                
重点戦略事業は総じて順調に拡大しています。
なかでも金額的にも大きいWeb事業、MRO(用紙、トナー、パーツ、文具などのオフィス用品)の伸びが顕著です。

MRO事業の内訳を見ると、「たのめーる」の売上高は対前年同期比で+80.1%とMRO全体を大きく上回る伸びを示しており、この結果MROに占める「たのめーる」のシェアは78.7%となっています。

●2003年12月期通期見通し「S&Sの伸びを背景に増収・増益へ」・全般の環境を見ると4−6月に回復の兆しが見えつつあるようです。楽観はできませんが、下期は上期に発生した一時的な多額の費用がなくなること、店舗撤退による採算性の向上、新本社ビルに統合による効率化が寄与することもあり、売上を伸ばして利益を確保し、計画を上回りたいと考えています。
●重点戦略事業の計画              
引き続き、順調な伸びを見込んでいます。MROは400億円に達する見込です。ハード機器では、カラー複写機に注力。サーバーも2桁の伸びを予想しています。

●取材を終えて
上期は一時的な多額の費用負担が発生したため、増収・減益となりましたが、下期以降はこの負担がなくなること、S&Sの伸長が期待できることなどから、売上を少しでも伸ばせば利益の上乗せが可能な状況となっています。
通期計画を達成し、更なる上乗せを目指していきたいと大塚社長はおっしゃっています。
足元の状況と、重点戦略事業の展開を引き続き注目していきたいと思います。
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2003年8月12日(火)

A&Iシステムをフォローアップ取材し、岡社長にお話を伺いました。

●2004年3月期第1四半期概況「増収・増益を達成」
総じて厳しい環境ながらも、増収・増益を達成しました。
・主力のソリューションサービスの売上は、インターネット系システム構築を中心とするSI(システムインテグレーション)案件が順調に推移し、
1,388百万円(前年同期比 +9.1%)となりました。
・システム開発サービスは、金融機関を中心とした大型案件の受注に成功し、830百万円(同 +47.8%)となりました。
・営業部門の体制強化の費用増がありましたが、新規採用を昨年の73名から44名に減らしたこともあり、販売管理費を抑制することができました。
●利益率向上へ向けて
業況に関して岡社長は、「底は打った」と見ていますが、デフレによるサービス価格の低下が続く中で、利益率を上げるために生産性の向上に力を入れています。

IT関連誌「日経ソリューションビジネス(2003年7月15日号)」による、2003年3月期ベースの情報サービス産業の営業利益率による収益力ランキング(売上高100億円以上158社)によると、同社は6.4%で第40位にランキングされています。
岡社長は、10%を超して1軍(おおよそ第10位以内)に仲間入りし、時価総額をまず100億円まで向上させたいと考えています。そのためには規模の拡大を図るより、まずは一人で二人分の働きができるくらい生産性の高い「仕事の仕方」を社員が身に付けることが最重要と認識しています。
そして「仕事の仕方」が身についた上で、M&Aなどで規模の拡大を図るという方針です。

岡社長が自社のSEに対して常に言っているのは「会計のわからない技術屋はいらない」ということです。
デフレ経済の下で、顧客企業のROI(投資対効果)評価が厳しくなり、少額の案件の決済権も一層経営層に近づいていく中で、ソリューションプロバイダーは従来以上に、「在庫が減るとか人件費が下がるといった財務諸表に表れる」経営直結のソリューションが求められているからです。
「単なる専門的な技術知識の提供では顧客は満足しない。経営者感覚に基づいて、顧客企業のビジネスモデルまで意識しながら顧客を開拓できなければならない」と岡社長は考えています。

そこで、同社ではこの経営者感覚を育成するために、管理会計、原価管理の研修を受けさせるほか、経営層の役職者に対して年間4回管理会計の試験を受けることを義務付けています。
また営業とSEの連携を深めて、営業力を強化するために、コンサルティングのできる営業担当
者と、提案のできるSEとが新規事業につながる案件開拓にあたっています。
●取材を終えて
「営業利益率10%超でメジャー入りを果たし、時価総額100億円」は2年以内にも達成したいと岡社長はおっしゃっていました。
また、経営者感覚の育成という点では、その究極の姿としては「個人B/S、個人P/Lの作成」であると考えています。
つまり、社員一人一人が一つの企業として、どのように自己の資産を有効に活用して、高い収益を生み出し、会社に貢献しているのかを明示するということです。
足元の業績推移と共に、経営者感覚の育成を踏まえた営業力・技術力強化の動向などを引き続きフォローアップしていきたいと思います。

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