マネックスメール 2003年11月20日

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マネックスメール 2003年11月20日

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 マネックスメール(第1057号 2003年11月20日夕方発行)  http://www.monex.co.jp/
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本日の目次
 マネックス相場概況
 資産設計情報
  サンプラザ中野の株式ロックンロール
  マネックスの投信売れ筋ランキング
  投資信託基準価額
 コラム ・マネックス社長 松本大のつぶやき
     ・編集長の独り言
 ただ今ブックビルディング中
 「ブリッジレポート」〜あなたの代わりに会社訪問〜
   PALTEK(7587)
 林康史の「目からウロコのチャート分析・入門」
 マネックスメール解除の方法は一番下にあります
 またバックナンバーは以下でご覧頂けます。
http://www.monex.co.jp/visitor/shohin/joho/monex_mail/

=============<マネックス相場概況>===========<相場概況>
上値の重い展開から、後半は公的資金の買い観測で買い戻しが活発化して上昇。
日経平均     9865.70(△251.10)
TOPIX     971.69(△ 18.50)
単純平均      373.85(△  4.76)
東証2部指数   2025.90(△ 18.79)
日経店頭平均   1351.78(△  9.89)
東証1部
 値上がり銘柄数    1031銘柄
 値下がり銘柄数     414銘柄
 変わらず         82銘柄
 比較できず         2銘柄
 騰落レシオ(25日)  77.30%
    注:値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率です。
    一般的に120%台に上昇すると高値圏、70%台に下降すると    底値圏といわれる先行指標です。
    計算は25日ベースで行っており、値上がり銘柄数、値下がり銘    柄数は25日間の累計で計算しています。
 売買高    1068.57(百万株:概算)
 売買代金   1034794(百万円:概算)
 時価総額   2859041(億円:概算)
 為替(17時) 108.94円

 米国株式市場が反発、為替も円が下落したことなどを手掛かりに日経平均は反発歩調で始まりました。しかし先物の買い戻し中心の反発で、現物株市場は依然として様子見気分の強い展開が続きました。

 朝方の買いが一巡すると、日経平均はもみ合いとなってしまいました。このところの下げに対して戻りは非常に鈍い展開ととなりました。現物株市場の物色意欲が後退している状態では、なかなか反発ムードが高まらない相場環境でした。

 このところ全面安といった相場展開が続いていましたが、今朝は全面高といった形で始まりました。しかし見方を変えると反発時の牽引役といった銘柄が見当たらず、力無く下げた反動で力無く反発といった雰囲気でした。

 大手銀は買い戻し先行で始ったものの、追随買いは乏しくもみ合い。ハイテク株も同様に買い戻しが先行したものの、早い段階で東芝(6502)が失速して下げに転じるなど、買い戻しが一巡すれば反発ムードは後退するといった相場展開でした。

 前場後半から上値の重いといった印象の強い相場展開が続きました。このため後場に入ると手仕舞い売りが増加、上げ幅を縮小する形で始まりました。新規の売りポジションを取る動きも手控えられていることで、辛うじてプラス圏を維持しているといった展開が続きました。

 先週ストップ高も交えて賑わったNTT(9432)は、その後当時の高値が上値の壁といった展開が続いています。本日も前場あと一歩まで上昇しながら失速となりました。このNTTの値動きから、市場全体も戻り売りが多く上値が重いといった印象を強めていました。

 後場後半になると一部で公的資金の買い観測が高まりました。これによって先物市場に仕掛け的な買いがあり、売り方の買い戻しも活発化、上げ幅を拡大する動きとなりました。

 明日は金曜日、そして3連休で月末接近といった日程面からも手掛け難い面がありました。また第2次小泉内閣は発足したものの、来週からイラクへの自衛隊派遣で与野党の対立が活発化しそうな雰囲気もあります。これらの点からも積極的なポジション取りは行い難い相場環境でした。

◆個別銘柄◆
いすゞ(7202) 189円(△18)
 後場に入ってから中間期の決算速報が伝わり一段高を演じました。手掛かり材料難の中、目新しい低位個別材料株といった位置付けで証券会社のディーラー達も加わり活発な値幅取りが行われた模様。後場だけで3600万株の大商いとなりました。

三井住友(8316) 47万8千円(△1万9千円):1株単位
 大手銀には軒並み買い戻しが先行して始まりました。この流れに沿って、目先筋が短期値幅取りの買いを入れる展開で一段高。しかし買い戻し一巡といった雰囲気が後場広まり、目先筋の手仕舞い売りも出て伸び悩みとなりました。後場後半に再度買い戻しが活発化、上げ幅を拡大したものの、大引け間際は伸び悩み。

カネボウ(3102) 113円(△15)
 日経新聞に化粧品事業を花王(4452)に売却することで、2500億円程度の売却益が発生し、これで有利子負債の4割を削減すると報じられました。この報道を手掛かりに買い先行で始まり、昼休み中には中間期の決算発表や人員削減などを含めたリストラ案を発表したことで後場も一段高となりました。
NTT(9432) 51万3千円(△1万円):1株単位
 先週ストップ高も交えて賑わった場面での高値、52万1千円が上値の壁として連日強く意識される展開。本日も前場値を上げた場面でも52万円で上昇を止めてしまいました。後場再度戻りを試す場面がありましたが、今度は前場の高値目前で失速。NTTの値動きから、市場全体も戻り売りで上値は重いといった印象が強まりました。

東芝(6502) 391円(△8)
 今朝は米国株式市場の反発、円安などを手掛かりに上昇ムードで始まりました。しかしハイテク株の中で東芝は早い段階で失速、下げに転じてしまいました。後半になって市場全体が上げ幅を拡大したことで、再度上昇に転じて戻りを試す展開。

マツモトキヨシ(9875) 4770円(▲240):100株単位
 前場中頃に急騰を演じる場面がありました。中間決算を発表と同時に、株式分割を行うことが伝わりました。株式分割を手掛かりに目先筋が飛びつき上昇したものの、業績面では減益となっていることで一転売りが増加し前場後半には下げに転じてしまいました。

THK(6481) 2140円(△10):100株単位
 昨日の取引終了後に中間決算を発表、経常利益は前年同期の4倍に拡大、さらに通期の業績予想を上方修正しました。これを手掛かりに買い先行で始ったものの、寄り付きを高値に戻り売りなどでジリジリと上げ幅を縮小。後場に入ると下げに転じる場面もありました。

あすなろ建(1865) 335円(△50)
 民事再生手続きを終了した青木建設と来年4月に合併すると発表しました。これを手掛かりに買いを入れる動きがあり、株価は大幅高。しかし合併比率が未発表、上場維持には再審査が必要など不透明要因も多く、売買高は低水準にとどまりました。

ベリサイン(3722) 120万円( −):1株単位
 昨日マザーズに新規上場したものの、買い優勢で売買は成立せず。本日公募価格を大きく上回る100万円で初値となりました。市場全体に戻り売り懸念が強まっていることもあり、戻り売り懸念のない新規上場銘柄を手掛ける動きが活発化、寄り付き後も値を上げる展開となりストップ高まで上昇。

◆ランキング◆
東証1部値上がり上位
    銘柄        上昇率   上昇幅    終値   売買高あすなろ建(1865) +17.54  △50   335   261カネボウ(3102)  +15.30  △15   113 20115ダイニック(3551) +13.55  △16   134   157石井鉄(6362)   +12.84  △14   123   343鈴丹(8193)    +11.76  △10    95   757
東証1部値下がり上位
    銘柄        下降率   下降幅    終値   売買高ヤマウラ(1780)   −9.09  ▲29   290     6タチエス(7239)   −8.02  ▲68   779  53.1さが美(8201)    −7.88  ▲32    374     7イズミ(8273)    −5.71 ▲105  1731  71.4エディオン(2730)  −5.56  ▲43   730 135.8
東証1部売買高上位
    銘柄        売買高(千株)    終値     前日比いすゞ(7202)      42935    189     △18東芝(6502)       36439    391      △8りそなHD(8308)    35692    128      △3カネボウ(3102)     20115    113     △15新日鉄(5401)      18809    201      △2三菱重(7011)      18148    279      △5日興CG(8603)     17942    541     △37ソフトバンク(9984) 15472.3   3790    △240住金(5405)       14269     94      △3富士通(6702)      13504    586     △16
東証1部売買代金上位
    銘柄      売買代金(百万円)    終値     前日比ソフトバンク(9984)   57625   3790    △240みずほFG(8411)    51246   23万円  △1万3千円三井住友(8316)     35461 47万8千円  △1万9千円NTTドコモ(9437)   33302 23万3千円    △7千円UFJ(8307)      33162 41万2千円  △2万4千円トヨタ(7203)      21093   3210     △30三菱東京(8306)     19262 73万1千円  △2万7千円キヤノン(7751)     19076   4910    △230武田(4502)       17101   4350    △100NTT(9432)      16907 51万3千円    △1万円
=============<資産設計情報>==============「サンプラザ中野と松本大の株本(かぶぼん)」 日本経済新聞社より
発売中!!「低金利の時代に株式投資を始めたい」そんな声に
お応えしてサンプラザ中野がやさしく解説いたします。
http://www.nikkei-bookdirect.com/bookdirect/item.php?did=35046

<サンプラザ中野近況報告>
11月23日(日) 阪神タイガースファン感謝DAY (甲子園)
11月23日(日) 日本テレビ 「行列のできる法律相談所」  21時〜
------------------<サンプラザ中野の株式ロックンロール>--------------

飲みそこなったー。サンプラザ中野だー!

夕べ飲みに行っていたにもかかわらず、ボジョレーヌーボーを飲み損なってし
まったのだ。午後7時過ぎから飲み始めて、10時過ぎにはもうオネムの状態
に入っていたのだ。お店の人に「あと一時間で解禁ですよ」と言ってもらった
にもかかわらず、どうしても待っていられなかった。帰ってきてしまったのだ。
ああ。どうだった?美味しかった?今年は美味しいらしいね。ヨーロッパの夏の
猛暑が、良いブドウを育てたらしいね。今夜飲めるかなー?飲めたら良いなー。

実は眠くなってしまった原因の一つに「食い過ぎ」があった。7時過ぎに飲み
出してからずっと食べていた。これは先週の4日間にわたる断食の反動かもし
れない。身体が栄養を摂取しようと必死なのだろう。

先週火曜の夜の食事を食べた後、土曜日の夜10時までの断食だった。ライブ
のための断食だった。ちなみに金曜の夜は大阪で、土曜の夜は福井でライブを
やった。どちらも2時間15分くらいのステージであった。どちらのライブも
かなり良いできであった。歌もしゃべりも冴えていた。

断食を考えてみた。断食をすると大方の予想に反して、頭も身体も冴える。薄
い膜の向こうにあった「自分」が、自分と結合するような感じだ。そもそも食
いすぎるとボーっとする。身体も動かしにくくなる。頭も動かしにくくなる。
ライオンもそうだ。腹が一杯のときは狩りをしない。餌となる小動物が徘徊し
ていても無関心だ。しかし腹が減ると変わる。

健康関連の本で読んだことがある。鼻づまりの人は食い過ぎだ、と。特に朝鼻
が詰まっている場合、前日の食い過ぎを反省した方が良い、と。

俺はこう考える。脳は効率を求める。今必要な働きに力を集中させようとする。
つまり腹が一杯の個体は嗅覚を必要としないのだ。だから鼻を詰まらせる。特
に食い過ぎの場合はもう食べるなというサインの意味もある。ライオンもたぶ
ん満腹状態のとき、鼻も耳もその能力が下がっているはずだ。飽食の昨今、た
まには自らを軽い飢餓状態において能力を目覚めさせるのも良い。

永田農法という農法がある。水も栄養も極力与えないらしい。作物が危機を感
じて養分を吸収する能力を高めるらしい。そして美味しい実をつけるのだ。今
年のボジョレーはまさに天然のこれか。

株も騰がっていると情報を集めようとしなくなる。鈍感になる。下がるといろ
いろ敏感になる。うーむ。

サンプラザ中野:数々の爆発的ヒット曲を生み出してきた「爆風スランプ」で
活躍。現在新たに「サンプラザ中野とノンスモーカース」を結成。
自身のホームページでも意外な側面を見ることができる。
http://www.kk.iij4u.or.jp/~sunplaza/

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<マネックスの投信売れ筋ランキング ベスト5>

1.日経225ノーロードオープン
2.ブル・ベアセレクト ダブル・ブルファンド
3.HSBCチャイナオープン
4.フィディリティ・日本成長株ファンド
5.バンガード・ウェルズリー・インカム・ファンド

(2003/11/10〜2003/11/14 マネックスでの販売金額)

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投資信託基準価額(11月19日現在)
 ザ・ファンド@マネックス           5,716(−131)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
外国投信基準価額(11月19日現在)
<米ドル建>
バンガード・トータル・ストック・M・I・F 24.50(+0.18)
 バンガード・ウェルズリー・インカム・F   20.37(−0.02)
 バンガード・スモールキャップ・インデックス 21.46(+0.12)
 マサチューセッツ・インベスターズ・トラスト 14.33(+0.11)
 MFS ストラテジック・グロース・ファンド 16.14(+0.13)

 適用レート(11月20日午後2時30分現在)
  買付 108.90(+0.70) 解約 108.40(+0.70)

<ユーロ建>
 フィデリティ・ヨーロピアン・グロース・F  11.42(−0.07)

 適用レート(11月20日午後2時30分現在) 
  買付 130.20(+0.45) 解約 129.20(+0.45)

========<マネックス社長 松本大のつぶやき>=========
11月20日     <授業>

年に2コマ教えている一橋大学での授業が今日ありました。この3年間、毎年
行っていたのですが、今日の授業で当面オシマイになりそうです。他の大学で
も、先生に頼まれて臨時で教壇に立ったことはありますが、一橋大学は正式な
講師でした。しかしこの3年間で1.5時間を6コマ、計9時間も正式な授業
したことになります。私が大学生の時は無軌道な若者で、自主留年したので専
門課程に3年間居たのですが、出席した本授業は全部でたったの2時間でした。
聞いた時間よりも喋った時間の方が4.5倍もあるかと思うと、我ながら呆れ
ます。一橋大学での授業は、藤巻健史さんに頼まれて一緒にクラスを受け持っ
ているのですが、旧キャンパスでは一番広い教室が、毎回ほぼ満席になります。
しかもいつもほぼ全員が真面目に授業を聞いています。今日は珍しく時たまち
ょっとお喋りをする学生が2人ほど居ました。注意をしようかなと思ったので
すが、私の学生時代に比べれば頭が上がらないと考え、そのまま授業を続けま
した。幸いお喋りはすぐに止みました。これからも教えることは出来ても、大
学生として授業を聞くことはもうないでしょう。ちょっと反省致しました。

=============<編集長の独り言>=============
エリック・クラプトンさんの直筆サインが入った車のチャリティーオークショ
ンが本日から開始されています。ベース車輌は330万円ほどのランサーエボ
リューション、さてどの程度の価格で落札されるのでしょう。
このホームページをみたところ、サンバイザーなどにサインが入っているよう
です。このあたりは、自慢のひとつとして良いのですが、ドアにもサインが入
っています。これでは実際に走行するのはためらってしまいます。万一、左側
のドアを電柱などでガリッとやってしまったら・・・、車が汚れてしまうと、
洗車してサインが消えてしまうのが怖い・・・。
多分この車の応札をする人は、車として使うことは考えておらず、コレクショ
ンとして屋根付き駐車場で保管するだろうとは思います。しかし落札者が通常
の車として公道で使用し、しかも隣の車線を走られるとこちらが緊張してしま
うことでしょう。
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ご意見や、皆様の身近な投資情報は、こちらまでお寄せ下さい。
mailto:feedback@monex.co.jp

==========<ただ今ブックビルディング中>==========
当社取り扱いの新規公開銘柄のブックビルディング期間等の日程を掲載します。
詳しくはホームページをご覧下さい。

−−−−−−−−−−−<新規公開株の公募/売出>−−−−−−−−−
<明日からブックビルディング開始の銘柄>
 バンダイネットワークス(3725) JQ
  ブックビルディングは 11月21日 AM00:00 から
             12月1日  AM11:00 まで
   仮条件 41万円〜47万円

<明日から募集開始の銘柄>
 日本ファルコム(3723) マザーズ
  募集期間は 11月21日 AM00:00 から
        11月27日 AM11:00 まで
   募集価格 33万円

<募集期間中の銘柄>
 篠崎屋(2926) マザーズ
  募集期間は 11月25日 AM11:00 まで
   募集価格は26万円

<ブックビルディング中の銘柄>
 オンコセラピー・サイエンス(4564) マザーズ
  ブックビルディングは 11月25日 AM11:00まで
   仮条件 75万円〜100万円

<新規取り扱い決定銘柄>
 日本エイム(2383) JQ
  ブックビルディングは 11月27日(木)より

 ランド(8918) JQ
  ブックビルディングは 12月2日(火)より

 サイトサポート・インスティテュート(2386) マザーズ
  ブックビルディングは 12月3日(水)より

 トーカロ(3433) 東証2部
  ブックビルディングは 12月3日(水)より

詳細はこちら
http://www.monex.co.jp/visitor/shohin/kabushiki/ipo/meigara/

=====「ブリッジレポート」〜あなたの代わりに会社訪問〜======
個人投資家が自ら企業訪問をして取材するのは、実際には難しいのが実情。
そこで、(株)インベストメントブリッジが、皆さんの代わりに会社訪問し、
事業内容、強み・特徴、中長期の経営ビジョンなどをわかり易くお伝えします。
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今週の企業

PALTEK(7587)
http://www.paltek.co.jp/

「中期成長の鍵となる新規ビジネスの立ち上げに注力しています」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
2003年10月15日(火)

PALTEKの2003年度第3四半期説明会に出席しました。
高橋社長が、第3四半期の概況、新規ビジネスの進捗状況などを説明されまし
た。

●2003年度第3四半期概況

・売上高は前年同期比+5.3%で、ほぼ計画通りとなりました。
・PLD(プログラマブル・ロジック・デバイス:書き換え可能な半導体)、ア
ナログ関連製品ともに製品への採用は進んでいます。ただ、生産スケジュール
や生産量の今後の動きについては不透明な部分もあります。
・地上デジタル放送関連機器に関しては、3大都市圏向けは一巡したようです。
地方局向けは来年以降になりますが、時期・規模はまだ未定ということです。
・製品別、アプリケーション別では、VoIP向け、ブロードバンドルーター向け
など通信関連が伸びました。またデジカメ、大型PDP(プラズマ・ディスプレ
イ・パネル)など民生品も堅調です。


●新規ビジネスの進捗
同社はグループで中期的(3−5年)に
「売上高 500億円、営業利益率10%」
の実現を目指しています。
売上高 500億円の内訳は
・PLDビジネス      250億円
・システムソリューション 40億円
・アナログ関連ビジネス  60億円
・新規ビジネス     150億円
となっており、実現のためにはベースのPLDビジネスに次いで、新規ビジネス
の立ち上げが大きな鍵となっています。

電源メーカーの(株)ベルニクスと戦略的パートナーとして業務提携を締結し
ました。

<背景>
昨今の技術革新によりPLDが高機能、高速化し主力製品となってくると、PLDが
その機能を十分発揮するために、周辺製品(ペリフェラル・プロダクト)によ
る様々なソリューションが必要になってきました。

<電源メーカー:ベルニクスとの提携>
デジタルICにかける電圧が年々低電圧になり、各半導体の種類によってその電
圧が異なるなど、低電圧化・大電流化・多電圧化・分散型電源システムへの対
応が必要となっています。
こうした状況に対し、ベルニクス社(埼玉県さいたま市。資本金2000万円
)は、
・あらゆる用途に対応可能な品種を保有
・非絶縁型電源モジュール市場でトップシェアの実績
・BSIシリーズの不具合がゼロという信頼性
といったように、高度な専門的技術力を保有しているため、戦略的ビジネスパ
ートナーとして業務提携を締結しました。この契約締結により、今後はPLD・A
SSPユーザーに対して電源を含めたトータルソリューションの提供が可能にな
ります。
提携後1ヶ月で百数十件の案件が出てきているということで、需要は少なく見
積もっても今後数年で数十億円に上ると考えています。

●取材を終えて
第3四半期はほぼ予定通り。第4四半期も現在のところ予定通りに進んでいる
そうです。
本文中にもあるように、同社が取り扱うアルテラ社製PLDはPDP、DVDといったデ
ジタル・ハイエンドの商品にも取り入れられており、様々な分野でPLDを採用す
る顧客企業が着実に拡大しています。また、アルテラ社からは今後も新規製品
群が出てくる予定です。
説明会当日はちょうど同社株価が久しぶりに1000円の大台に乗った日でし
た。高橋社長は順調な株価の回復に対して、「投資家の期待を裏切らないよう
にがんばっていきたい」とおっしゃっていました。足元の状況および中期構想
の進捗状況について引き続きフォローアップしていきたいと思います。

☆★☆ 詳細はCyber-I R☆★☆ 
http://www.cyber-ir.co.jp
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

<今回の企業のIR資料を御希望の方は、「お名前」、「住所」、
「今回の企業名」を明記の上こちらまで。
ブリッジレポートの感想などもお書き添えいただくとうれしいです。>
→>magazine@cyber-ir.co.jp

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
提供:「企業と個人投資家を結ぶ架け橋」株式会社インベストメントブリッジ
問い合わせ webmaster@cyber-ir.co.jp

「上記レポートについては、(株)インベストメントブリッジが作成した
 ものであり、その内容の正確性・有用性等についてマネックス証券(株)
 は一切責任を負いません」

======<林康史の「目からウロコのチャート分析・入門」>=====
今回から数回の予定で、テクニカル・アナリストの林康史氏によるチャート
分析の入門講座を連載します。
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◆目からウロコのチャート分析・入門(1)

テクニカル分析“以前”〜年間のレンジ

ご存知の方も多いかもしれませんが、最近、マネックス証券主催で、連続のセ
ミナーを行っています。11月6日は、「テクニカル分析・入門」でした。
その際に、資料に漏れがあり、急遽、追加で配付した表があります。しかも、
それは最新版ではなかったので、後で最新のデータをご連絡することを約しま
した。

今回は、その最新のデータを使って、テクニカル分析「以前」ともいうべき、
簡単な分析を紹介したいと思います。

表1は1977年以来の年間のドル円相場の記録です
表1:ドル・円相場の年間高値・安値・中心相場(東京〜N.Y.ベース)
 http://sub.nikkeish.co.jp/pdf/data_001.pdf

この表は、その年がドルが上昇する年か下落する年か(平均1〜5のいずれの
パターンの年なのか)を考え、年間のレンジを予測する際の参考となるもので
す。非常に簡単なものですが、私の経験から言っても、おおいに参考になりま
す。

表の見方は次のようなものです。
この表は、その年がドルが上昇する年か下落する年か(平均1〜5のいずれの
パターンの年なのか)を考え、年間のレンジを予測する際の参考となります。
2002年は、131.55円に始まり、ドルの高値は135.20円、安値は
115.34円でした。これを比率で計算すると、対寄付比で、ドルの高値
102.8%、安値87.7%となります。過去26年の平均では、ドルの高値
は109.9%、安値は89.9%です。

表中の平均1〜平均5の意味は以下のようなものです。
「平均1」:過去26年間の平均。
「平均2」:対前年比でドル高(1年間の中心相場の平均が、前年の平均より
もドル高)だった12年間の平均。
「平均3」:対前年比でドル安(1年間の中心相場の平均が、前年の平均より
もドル安)だった14年間の平均。
「平均4」:対前年比でドル高(平均2と同一条件)の年のうちで、年間のロ
ーソク足が"陽線"(引値が寄付よりもドル高)だった7年間の平均。
「平均5」:対前年比でドル安(平均3と同一条件)の年のうちで、年間のロ
ーソク足が"陰線"(引値が寄付よりもドル安)だった8年間の平均。

例えば、2003年の年初の年間予測をするときに、これを使って考えるわけ
です。2003年の寄付は118.74円でした。そのレートと上記の比率を
使って、2003年のレンジを想定してみます(これを年初に行うわけです)。

(1)2003年も過去の平均的な年と同じ程度に動くと考えれば、ドルの高
値109.9%・安値89.8%それぞれに118.74円を掛けて、ドルの高値
130.49円、安値106.66円が計算されます。
(2)2003年がドル上昇の年だと予想するなら、平均2の欄の比率を使っ
て計算すれば、ドルの高値135.27円、安値109.77円。
(3)2003年がドル下落の年だと予想するなら、平均3の欄の比率を使っ
て計算すれば、ドルの高値126.39円、安値103.99円。
(4)2003年が強烈なドル上昇の年だと予想するなら、平均4の欄の比率
を使って計算し、ドルの高値139.96円、安値116.44円。
(5)2003年が強烈なドル下落の年だと予想するなら、平均5の欄の比率
を使って計算し、ドルの高値121.77円、安値97.20円。

これを年初に計算するわけです。2003年はドル高だと予測するのならば、
平均2程度のレンジは見ておかないといけなかったということですし、ドル安
だと予測するのならば、平均3程度のレンジは見ておかないといけなかったと
いうことになります。

年初の段階で、今年は高くなると思うか安くなると思うかで、上記の5つのパ
ターンのレンジから、好きなものを選べばよかったわけです。

マーケットの心理学の立場から考えれば、人というのは、現状に係留されがち
である(マネーの心理学のセミナーで話したことですが、これをアンカリング
のヒューリスティックと呼びます)ということがわかっています。実は、この
「年間の高値安値表」は、足元の現状ばかりに目が奪われることなく、冷静さ
を取り戻させてくれるという効果が期待できるのです。

すでにお気づきのように、これは予測というより、自分の相場観からレンジを
導き出す際に、自分の予測を確認・修正する際に使えるという技法です。
あるいは、プロによる「年間の動き」といった将来予想が当てずっぽうで矛盾
したものか否かをチェックするときにも使えます。そういう杜撰な予測に惑わ
されないためのよりどころとなるものです。

今年の初めに、ある雑誌にエコノミストが、2003年度のドル・円に関して、
こんなことを書いていました。2003年は「円安」だと予想を述べ、
「130円台もありうる」と。これは「典型的」なエコノミストらしいコメン
トですが、しばしばエコノミストが陥る典型的な間違いをおかしています。
過去26年間の「平均的」な年の年間変動の比率から考えます(長期の分析は
値幅ではなく、比率で考える必要がある)と、131〜107円程度が算出さ
れるから、コメント自体が矛盾しているということになるわけです。「円安」
傾向だというなら、135〜110円程度を言わないと変だということになる。

次に表2を見ていただきましょう。日本株での例で、1949年以来の年間の
TOPIXの記録です。
表2:TOPIXの年間高値・安値
 http://sub.nikkeish.co.jp/pdf/data_002.pdf

もう説明するまでもないと思いますが、2002年は、1053.96に始ま
り、高値1139.43、安値815.74でした。これを比率で計算すると、
対寄付比で、TOPIXは108.1%、77.4%の値幅で動いたことがわか
ります。つまり、上には8.1%、下には22.6%。過去54年の平均では、
高値122.2%、安値90.0%。

表中の平均1〜平均3の意味は以下です。

「平均1」は、過去54年間の平均。
「平均2」は、年間のローソク足が“陽線” だった(引値が寄付よりも高か
った)31年間の平均。
「平均3」は、年間のローソク足が“陰線” だった(引値が寄付よりも安か
った)23年間の平均。

さて、2003年の寄付860.07を使って2003年のレンジを計算してみ
ましょう。
(1)2003年も過去の平均的な年と同じ程度に動くと考えれば、高値・安
値のパーセンテージそれぞれに860.07を掛けて、TOPIXのレンジは、
1050.6〜774.4が計算されます。
(2)次に、2003年がTOPIX上昇の年だと予想するなら、平均2の欄
の比率を使って計算すれば、1139.5〜840.0が計算されます。
(3)逆に、2003年がTOPIX下落の年だと予想するなら、平均3の欄
の比率を使って計算すれば、930.9〜686.1が計算されます。

さて、上記の例は、為替も日本株も、暦年のデータに基づいたものですが、時
間とデータのとれる方は、4月〜3月までの年度のデータに基づいて同様の作
業もしてみられることをお薦めします。それらの2つを併用して使用するわけ
です。
一度作成しておくと、年間に数時間を費やすだけで、毎年、更新したものが使
えるはずです。為替ばかりでなく、自分が取引したいと思っているものについ
て、是非、作成してみてください。

※ 林康史氏が共訳された、『大投資家ジム・ロジャーズ 世界を行く』の続編
『冒険投資家 ジム・ロジャーズ 世界大発見』が日本経済新聞社から出版され
ました。ジム・ロジャーズは投資家として、クォンタム・ファンドをジョージ
・ソロスと二人で立ち上げたことで知られ、この2冊を読み比べることで、投
資についてのジムの哲学、国際投資家としての視点の広さを学ぶことができま
す。

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