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本日の目次
マネックス相場概況
資産設計情報
ファンドマネージャー坪田好人氏の相場の見方
伊藤洋一のマーケットあっと・らんだむ
バンガード・海外投資事情 第106回
生活設計塾クルーの「お金よもやま話」
投資信託基準価額
コラム ・マネックス社長 松本大のつぶやき
・編集長の独り言
ただ今ブックビルディング中
ちょっと(またも)出てます〜
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=============<マネックス相場概況>===========<相場概況>
為替が介入による円安進行前の水準にもどったことで手仕舞い売りが先行。
日経平均 10849.68(▲115.37)
TOPIX 1058.40(▲ 7.38)
単純平均 406.95(▲ 1.54)
東証二部指数 2202.97(▲ 0.84)
日経店頭平均 1469.55(△ 2.88)
東証一部
値上がり銘柄数 580銘柄
値下がり銘柄数 825銘柄
変わらず 126銘柄
比較できず 4銘柄
騰落レシオ(25日) 115.92%
注:値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率です。
一般的に120%台に上昇すると高値圏、70%台に下降すると 底値圏といわれる先行指標です。
計算は25日ベースで行っており、値上がり銘柄数、値下がり銘 柄数は25日間の累計で計算しています。
売買高 1386.09(百万株:概算)
売買代金 1143348(百万円:概算)
時価総額 3136710(億円:概算)
為替(12時) 106.55円
11000円の大台目前で、戻り売りや先週後半の上昇に対する利益確定売りなどが優勢となり、前週末終値近辺でのもみ合いで始まりました。金曜日に一気に進んだ円安も、元の水準に戻りつつあり、この点も利益確定売りを誘う要因となっていました。
軟調な始まりとなった大手銀でしたが、比較的朝の早い段階で三井住友(8316)が上昇に転じました。大手銀の一部に売り一巡といった雰囲気が広まり、市場全体も上昇に転じるといった期待感が一時高まりました。
しかし大手銀は上昇に転じても上値の重い値動きが続きました。売り一巡感が広まるといった期待感から、売り圧力は高いといった失望感に繋がり、日経平均はやや下げ幅を拡大する動きとなりました。
ただ上値は重いものの、売買高は高水準を維持していることもあり、新規の売りポジションを取り難い相場環境は継続しました。金曜日に一時大台を回復したことで本日は手仕舞い売り先行、終値での大台回復前のスピード調整といった展開でした。
後場に入ってからも前場後半のジリ安歩調を引き継ぐ形となり、軟調な相場展開で始まりました。値がさハイテク株、自動車株など金曜日の大台回復局面で牽引役となった銘柄群が下落し、指数も値を下げる動きでした。
市場全体に手仕舞い売りが優勢となったことから、目先筋は低位個別材料株での短期値幅取りを活発化させました。先週急騰を演じたルック(8029)が反落する中、鈴丹(8193)、ニチモ(8839)、五洋建(1893)などが急騰を演じました。ただ前場急騰の鈴丹は結局下落して終了するなど、逃げ足は非常に速い展開でした。
金曜日の為替な急激な動きで上昇ムードが高まりましたが、元の水準に戻ったことで一旦手仕舞うといった形で本日は反落となりました。ただ高水準の売買高は維持し、売り込まれたといった雰囲気は乏しく、金曜日が特殊要因の上昇であり、戻り売りなどをこなし再度大台回復を目指す過程といった雰囲気は継続しています。
◆個別銘柄◆
三井住友(8316) 54万2千円(▲4千円):1株単位
市場全体が手仕舞い売りで軟調な値動きとなった朝方、三井住友など大手銀の一角は下げ渋りから切り返し、上昇に転じる場面もありました。この動きが市場全体にも手仕舞い売り一巡といった見方を広めるきっかけとして期待されましたが、上値は重く再び下落転換。大手銀の値動きをみて、手仕舞い売りはまだ止まらないといった見方が強まり、日経平均もその後ジリ安歩調。
東エレク(8035) 8280円(▲230):100株単位
先週の米国株市場はダウが下落する中でもハイテク株は堅調、金曜日には急激な円安進行もあり値がさハイテク株は日経平均の11000円台回復の牽引約となっていました。しかし3連休明けの本日は、為替市場が介入による円急落前の水準に戻ったこともあり、利益確定売りが先行する展開となりました。
ルック(8029) 597円(▲90)
信用取引の規制解除をきっかけに急騰を始めた同社でしたが、本日分から再び規制措置が取られました。これによって手仕舞い売りが先行、大幅下落となりました。また目先筋は他の低位個別材料株で日計り狙いの動きを活発化させたことから、後場は一段安の展開。
松下(6752) 1545円( 0)
2010年度営業利益率は10%、デジカメは首位を狙うなどといった中期経営計画を発表し、朝方はこれに期待する動きで堅調な始まりとなりました。しかしハイテク株や自動車株などには手仕舞い売りが先行する地合いとなったことから、徐々に上げ幅を縮小。大きく値を崩す展開にはなりませんでしたが、小幅安でもみ合いとなる場面が目立ちました。
フジテレビ(4676) 47万8千円(▲5万7千円):1株単位
新スタジオの建設などのため、公募増資などで1000億円を調達すると発表しました。これによる需給悪化懸念などから売りが先行、大幅下落で始まりました。後場に入ると売り方が利益確定の買い戻しに動いた面もあり、やや下げ渋りをみせていました。
ホンダ(7267) 4640円(▲170):100株単位
金曜日の後場は為替市場で急激な円安が進行し、自動車株は軒並み値を上げて終了していました。3連休明けの本日の為替市場は、介入による円安進行前の水準でもみ合いとなり、自動車株にも手仕舞い売りが先行、反落となりました。
KDDI(9433) 62万2千円(△7千円):1株単位
昨年の携帯電話純増数で、auがシェア40%となり、初めてNTTドコモ(9437)を抜いて首位になったと報じられました。業績面では今後も順調な展開が続くといった見方が強く、機関投資家などからも買いを誘う展開。
三晃金(1972) 228円(△50)
日経新聞に国土交通省が大規模ビル開発の際に、市町村が敷地面積の25%を上限に緑化を義務付ける制度を創設すると報じられました。これにより、ビルの屋上を緑化するビジネスを手掛ける同社にとって、需要拡大が見込まれるといった思惑で買いが先行しました。前場早い段階でストップ高まで値を上げ、その後は買い気配のまま推移。
極洋(1301) 182円(△9)
牛肉は米国でのBSE問題で先行き不透明な状況となる中、今度は鳥インフルエンザウィルスに感染した鶏が見つかったと報じられました。今後消費者が牛肉や鶏肉を避け、魚類や水産加工品に向かうといった思惑で目先筋の買いを誘い、後場も一段高。
<株式分割>
インデックス(4835)
2月29日現在の株主に対し、1株を2株に分割
効力発生日 4月20日
配当起算日 3月1日
◆ランキング◆
東証1部値上がり上位
銘柄 上昇率 上昇幅 終値 売買高三晃金(1972) +28.08 △50 228 1137エコナック(3521) +27.27 △12 56 17824佐田建(1826) +25.84 △23 112 4179ニチモ(8839) +18.39 △16 103 20129クボテック(7709)+15.70 △3万円 22万1千円 4.298
東証1部値下がり上位
銘柄 下降率 下降幅 終値 売買高ルック(8029) −13.10 ▲90 597 5562鈴丹(8193) −11.02 ▲14 113 20926フジテレビ(4676)
−10.65 ▲5万7千円 47万8千円 59.967日特建(1929) −6.69 ▲19 265 1462東海観(9704) −6.66 ▲2 28 1800
東証1部売買高上位
銘柄 売買高(千株) 終値 前日比りそな(8308) 80516 127 △2いすゞ(7202) 39886 231 △6新日鉄(5401) 33586 222 ▲3東芝(6502) 25719 449 ▲11住友機(6302) 22475 255 △10鈴丹(8193) 20926 113 ▲14ニチモ(8839) 20129 103 △16日製鋼(5631) 19477 162 △3古河電(5801) 18574 420 0エコナック(3521) 17824 56 △12
東証1部売買代金上位
銘柄 売買代金(百万円) 終値 前日比ソフトバンク(9984) 45502 3830 △10みずほFG(8411) 44988 32万円 ▲5千円フジテレビ(4676) 28345 47万8千円 ▲5万7千円NTTドコモ(9437) 26070 24万7千円 ▲2千円松下(6752) 21267 1545 0三井住友(8316) 20567 54万2千円 ▲4千円トヨタ(7203) 19082 3650 ▲60ソニー(6758) 18224 3930 0キヤノン(7751) 17233 5070 ▲140石油資源(1662) 17004 4400 ▲160
=============<資産設計情報>==============−−−−−<ファンドマネージャー坪田好人氏の相場の見方>−−−−−−−
2004年相場見通し
1.基本コンセプトは昨年に引き続き「日本再生」
基本的には昨年スタートした日本再生相場が継続すると見ています。90年代がインテルとマイクロソフトに代表される米国独り勝ちの構図であったのに対し、21世紀最初の10年はアジアの時代と考えています。
特に今後3年間は日本がアジアの高成長の恩恵を最も享受できる先進国になると想定しています。90年代が米国産業の中でも特にパソコンの時代であったのに対し、これからの10年はデジタル家電の時代だと言えます。
パソコンについては性能向上のニーズが減少してきており成熟産業になりつつありますが、デジタル家電についてはこれからデジタル放送が普及期に入ることもあり、成長のスタート段階についた所と考えます。
2.デジタル家電の分野でリードする日本メーカー
この分野で圧倒的な競争力を有するのが日本の家電メーカーです。80年代に『ジャパンアズナンバーワン』という本が出版されたように、日本式経営の長期的な視点からの経営がもてはやされたことがありました。
90年代はこの日本式経営の短所が負けの理由とされましたが、この家電の分野はその当時言われたこの長期的な視点からの経営戦略が最も重要なビジネスです。パソコンのようなビジネスユースと異なり、一般個人向けのビジネスは広告宣伝費等を含め先行投資が大きく、短期的な計算では割に合わないビジネスと言え、日本メーカーが優位に立っています。
確かに韓国や中国の企業の追撃は急ピッチですが、まだ国際競争力が維持されていると思われます。
3.設備投資関連にも引き続き注目
今年は昨年後半より立ち上がったデジタル家電に加え、設備投資についても昨年同様に強い動きを想定しています。中国に加え発展途上国のインフラ投資も継続すると予想されますが、日本国内もようやくバブル期の過剰設備投資が消化された可能性が高く、国内設備投資も堅調推移になると見ています。 米国、欧州、日本の三極で比較すると最も資産価値の調整が進んでいるのは日本とも言え、世界中のマネーが日本の株式市場に流入してくることも期待できると考えています。また、構造改革の動きについても、直近自衛隊派遣の問題が優先されたためやや遅れている様相ですが、早晩進めざるを得ないと見ています。
今年は2001年に続いて日本経済にとっては正念場です。2001年は芳しくない結果に終わりましたが、今度こそは日本再生がなされる可能性が高く、株式相場もこの変化を先取りし更に上昇することを想定しています。
年が明け、順調な滑り出しをみせている株式相場に期待したいところです。
坪田好人氏:興銀第一ライフ・アセットマネジメント株式会社(DIAM)にてIBJITMジャパンセレクションの運用を担当。
−−−−−−−<伊藤洋一のマーケットあっと・らんだむ>−−−−−−−−
米金利が異常な下がり方をしている。景気が強く、株式市場も堅調なのにこのところ一貫して下がっているのである。10年債の利回りは4%を割りそうなところにまで来た。
米国内のインフレ圧力が弱いこともある。しかし理由はもっぱら、米債券を一生懸命買っている向きがあるからである。それはもっぱら、日本の通貨当局だと考えられている。具体的には大規模介入で得たドルの運用をもっぱらアメリカで行っており、その向かう先が米国国債なのである。
どのくらい強烈な介入を日本の通貨当局はしているのか。直近では先週の金曜日の介入が良い例だ。106円台のローで小動きだったドル・円が急激に動き出したのは午後の2時過ぎくらいだろうか。介入と直ぐに分かる動きで、しばらくしてドル・円相場は108円台に乗った。介入は2円近くもドルを持ち上げたことになる。
しかし介入とは合わせ技がない限りは、市場の需給を一時的に購入通貨の需要増に傾けるだけである。日本の通貨当局の今の介入の場合は、ドル需要増。ただし介入が終わればドル需要はなくなるわけだから、直ちにドルは緩み始めることになる。
予想通り介入が止まったところで、ドルは対円で急速に下がり始めた。機敏な輸出業者は、思いっきり108円台で向こう数ヶ月のドル売り予約が出来ただろうし、日本の通貨当局の介入は日本の輸出業者になるべく高いレベルでのドル売りの機会を与えている、とも言える。
問題なのは、輸出産業へのドル売り機会の提供が国民経済的に代償を伴う、ということだ。介入資金は国債の発行によってまかなわれている。今年2週間の介入総額は一説には4兆円に達したとの見方もある。膨大な金額だ。日本の通貨当局が昨年一年間で使った介入資金は20兆円。今年は既にその20%を使った。
介入をすればするほど、アメリカの金利は下がる。日本のお金が行くからだ。その結果ますますドルは弱くなる。金利差が縮小するからだ。一方で日本の金利には上昇圧力が生ずる。今の日本の通貨当局の「介入戦略」には明らかに無理がある。永続するという保証もない。
ヨーロッパと協調するなり、金融市場が日本の資金に依存し始めたアメリカ政府の同意を取り付けて何らかの新しい措置を取るか。2月のG7(6、7日)は日本の通貨当局にとっても正念場である。
伊藤洋一(いとうよういち)住信基礎研究所主席研究員。専門は国際経済・デジタル経済・金融であるが、大学講師、ラジオ・テレビの出演、雑誌寄稿など多数。最新著書は「グリーンスパンは神様か?」。HPにもファンが多い。http://www.ycaster.com/
−−−−−−−<バンガード・海外投資事情 第106回>−−−−−−−−
投資信託のメリットと注意点
米国の投資信託は通常ミューチュアル・ファンドと呼ばれ、米国個人投資家の間では、非常に人気のある金融商品です。日本では、個人金融資産に占める投資信託の割合がまだ2.2%しかないのに対し、米国でのそれは12.3%に達しています。(2003年6月末時点 日本銀行まとめ )
米国の投資家はどこにメリットを感じて、ファンドを購入しているのでしょう?どうやら主に次の4つの理由を挙げることができそうです。
1.分散効果
1つのファンドは数百から数千にもおよぶ様々な銘柄で構成されており、個人投資家では、ここまで幅広い投資をおこなうのはほとんど不可能です。このような分散投資は、投資した単独の銘柄や業界に問題が発生したときに受ける投資リスクを減らすことができます。
2.プロフェッショナルによる運用管理
自分の投資のために、毎日何時間もかける余裕のある人はほとんどいません。受け取った証券の利子や配当を効率的に再投資したり、金融市場にある莫大な数の証券についていちいち調査したりするのは大変です。その点、ファンドはそれらの面倒なことを運用会社が専門的な見地からほとんどやってくれます。
3.流動性
一般的に、ファンドは営業日ならいつでも売買することができ、それは投資家が簡単にファンドを現金化できることを意味しています。もちろん株式の個別銘柄も容易に市場で売買することができますが、中には通常取引が難しい銘柄もあるのです。そのような銘柄は取引が成立するまで何日もかかってしまう場合があります。
4.利便性
ファンドを利用することによって、投資家はより簡単に投資に参加することができます。必要に応じて保有しているファンドを別のファンドに乗り換えることもできますし、また、決まった額を決まった日に自動で積立投資してくれるサービスもあります。
ただし、ファンドにも他の投資と同じように注意すべき点があります。
ファンドに投資する際には以下のことを理解しておかなければなりません。
1.元本保証ではない
通常、ファンドの価値は、それがたとえ国債に投資するものであっても、基本的に変動することはありえます。
2.分散投資のペナルティ
分散投資をすることによって、特定の株価が暴落してしまった際に壊滅的な打撃を受けるリスクを減少させることができますが、一方で特定の株価が急騰した際に大儲けできる可能性も少なくなります。さらに金融市場全体が下落してしまったことによる損失を分散投資によって防ぐことはできません。
3.ファンドによるコストの差
ミューチュアル・ファンドは単独の銘柄を通常のブローカーを通じて購入することと比較すると、一般的にコストが低い投資商品だといわれています。しかし、販売手数料や運用コストが高すぎると、投資家が受け取る実際のファンド・リターンを大幅に減らしてしまう可能性もあります。ファンド間のコストを比較するのはとても重要なことだといえるでしょう。
※トヨタアセット・バンガード海外株式ファンド
販売手数料がかからない「ノーロードファンド」
トヨタアセットマネジメントがバンガードグループのインデックスファンドの組み入れによって運用を行う、ファンドオブファンズ形式の国内投資信託です。1万円からのお買付ができ、月次定額積立、カードde自動つみたても可能ファンドの内容はマネックス証券のホームページでご確認下さい。
※投資信託をお申込みの際には、「目論見書」にて詳細をご確認下さい。
========生活設計塾クルーの「お金よもやま話」=========「約款は保険商品そのもの」
通信販売で生命保険商品を購入するには、自分自身で判断を下さなくてはならないため、素人には難しいという意見があります。もっとも、通販の生命保険はシンプルなものが多く、コールセンター機能を充実させているところもあり、人件費を抑制した保険料の割安さは大きな魅力です。
一方、営業職員を多く抱えた大手、中堅生命保険会社では、さまざまな特約を取り揃え、素人である生活者が理解するのは難しいのではと思える商品が主流となっています。保険料には営業職員の人件費なども含まれていますから、このような複雑な商品こそ、プロによる詳細な契約内容の説明や、適切なアドバイスを期待したいところです。
ところが、生保会社の不当表示問題を持ち出すまでもなく、きちんとした説明を受けていないとか、告知義務違反を勧められたといったトラブルは後を断ちません。
顧客というのは、けっこう自分に都合の良いイメージを持ちがちなものです。生保商品のように形の無いものは、常にトラブルの火種を抱え込んでいると思ったほうが間違いないのですが、多くの方は保険金を受取る事態に直面せずに、日々を無事に過ごしているために、表面化していないだけという気がします。
単純に「死亡したら○○万円」という保障内容ならば、事件性や告知義務違反などがない限り、判断に迷うことはありません。ところが、保険金支払要件が「疾病で所定の障害状態になったとき」「要介護状態になったとき」「特定疾病で所定の状態に該当したとき」といった保険では、契約時に手交される約款を理解していないと、どんなときに保険金を請求していいのかも分からないのではないでしょうか。そして、保険金を支払うか支払わないかを判断するのは保険会社です。
たとえば、不慮の事故による傷害を直接の原因として、その日から180日以内に所定の障害状態になったときは、以降の保険料が免除されるという契約内容も、知らなければ請求できません。
営業職員の方には、プロのプライドにかけて、顧客が持つ保険に対するイメージ(何か困ったときには役に立つといった漠然とした)と、ある意味、冷徹なる契約としての保険という実体を限りなく近づける役割を担っていただきたいと思います。
顧客が実体と乖離したイメージを持っていることを知りつつ、あるいは、積極的に安心イメージを売りこみ、実体との乖離をあえて膨らますのであれば、保険料に含まれる人件費は顧客にとってマイナスでしかありません。
普通、私たちは何を買っているか分からないままお金を払うことはありません。大根であれスーツであれ、品質が同じものであれば少しでも安いものを買おうとします。ところが、保険となると、商品そのものである約款を理解しないまま、継続的に支出を繰り返してしまいます。
保険会社の営業職員は売ることにかけてはプロであっても、保険商品に対するプロとは言えない人もいます。プロに任せたら安心と考えるのではなく、私たち一人一人が生活者のプロだという気概を持って行動するようになると、少しずつ世の中が変わっていくような気がしませんか。
(生活設計塾クルー 内藤眞弓)
◆生活設計塾クルーからのお知らせ◆
毎月2回のクルー・マネーセミナーに加えて、不定期でもう一つ講座がスタート!立春セミナー「ドル暴落はあるか?〜2004年の市場環境を考えるポイント」、株式から金まで幅広く解説します。
クルーメンバー亀井幸一郎、目黒政明に加え、前川貢が担当、パネルディスカッションもあります。
2月4日(水)18:30より中野ゼロホールにて。
参加費2000円となります。お申込は下記HPよりお願いします。
http://www.fp-clue.com/seminar_info2.html
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投資信託基準価額(1月9日現在)
ザ・ファンド@マネックス 6,517(+64)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
外国投信基準価額(1月9日現在)
<米ドル建>
バンガード・トータル・ストック・M・I・F 26.31(−0.19) バンガード・ウェルズリー・インカム・F 20.99(±0.00) バンガード・スモールキャップ・インデックス 23.25(−0.11) マサチューセッツ・インベスターズ・トラスト 15.35(−0.12) MFS ストラテジック・グロース・ファンド 17.43(−0.14)
適用レート(1月13日午後2時30分現在)
買付 106.50(−1.25) 解約 106.00(−1.25)
<ユーロ建>
フィデリティ・ヨーロピアン・グロース・F 12.16(+0.01)
適用レート(1月13日午後2時30分現在)
買付 136.35(−1.25) 解約 135.35(−1.25)
========<マネックス社長 松本大のつぶやき>=========1月13日 <悲しい歌>
私は音楽を聴くのが大好きです。ジャンルは幅広く、クラシックからジャズ、ロックからポップスまで、何でも聴きます。和洋も問いません。完全な「ながら族」で、オフィス以外で仕事をする時は部屋に音楽を流せる環境であればそうしますし、そうでなければPCにヘッドフォンを挿してハードディスクから聴きます。
「ながら」で聴くせいもあるでしょうが、歌ナシと歌アリですと通常は3:1ぐらいで歌ナシの方を多く聴きます。ところが、無性に歌が聴きたくなる時があります。例えば悲しい時。悲しい時に悲しい「歌ナシ曲」を聴くと、妙に心に触れてしまって本当に悲しくなってしまいます。悲しい時は悲しい「歌」を聴くと、何故か心が落ち着いてきます。「歌ナシ曲」同様、心に触れてしまい動揺することもあるのですが、言葉があるので心よりも頭で解釈するようになるのでしょう、「自分だけじゃないんだ、他の人にもあることなんだ」という理解が前面に出てきて、むしろ心の動揺が引き始めます。
小さい頃、さだまさしの歌を聴いて、「なんでこの人はこんなに悲しい歌ばかり歌うんだろう。一体誰が聴くんだろう。」などと思ったものですが、歳を取り、悲しいことを知れば知るほど、それだけ世の中の悲しい歌に対する需要が増えるのでしょうか。
=============<編集長の独り言>=============先日のサンプラザ中野さんのコラムの中で、大阪の篠山マラソンにむけてお正月休みにトレーニングを開始されたという話がありました。
お正月休み、私がマラソンで目に止まったのは福袋。何故福袋とマラソン?と思われるでしょうが、あるデパートの新春初売り福袋の広告に、“有森裕子さんの指導を受けられる福袋”というのがあったのです。詳細までは読んでいないのですが、多分応募者多数の場合は抽選で1名という企画だと思われます。この福袋、誰が当選したのか、ちょっと気になります。
また走ることに関して、東京MXテレビという地域限定の放送局のCMも気になりました。東京都が6月6日に行われる「アテネ2004オリンピック聖火リレー」の参加者を募集しているというもの。ちなみに選考基準は書類審査、2つのテーマに関する作文の結果だそうです。
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ご意見や、皆様の身近な投資情報は、こちらまでお寄せ下さい。
mailto:feedback@monex.co.jp
==========<ただ今ブックビルディング中>==========当社取り扱いの新規公開銘柄のブックビルディング期間等の日程を掲載します。詳しくはホームページをご覧下さい。
−−−−−−−−−−−<新規公開株の公募/売出>−−−−−−−−−
<新規取り扱い決定銘柄>
オプト(2389) JQ
ブックビルディングは 1月27日(火)より
詳細はこちら
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==========<ちょっと(またも)出てます〜>=========<テレビ>
フジテレビ系列 毎週土曜日 AM7:00〜
“めざましどようび”
1/23(金)
NHK教育 23:30〜0:15
“真剣10代しゃべり場” 「女のリーダーは嫌われるの?」
(再放送 1/24 11:00〜11:45)
<雑誌>
1/9
ロゼッタストーン 「自分のやりたい仕事を選んだ起業家」
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