マネックスメール 2004年2月5日(木)

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マネックスメール 2004年2月5日(木)

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 マネックスメール<第1106号 2004年2月5日(木)夕方発行>  http://www.monex.co.jp/
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「株式会社新生銀行」の新規公開(IPO)株式 よくあるご質問
Q:募集/売出価格より安い値段でブックビルディングに参加していたら?Q:当選の場合、購入は募集/売出価格で?それとも自分が申告した価格で?http://www2.monex.co.jp/j/shinseibank/index.html
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テクニカル分析から新規公開(IPO)株式市場まで、マネックスの勉強会http://www.monex.co.jp/visitor/shohin/benkyo/index.html
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本日の目次
 マネックス相場概況
 資産設計情報
  サンプラザ中野の株式ロックンロール
  マネックスの投信売れ筋ランキング
  投資信託基準価額
 コラム ・マネックス社長 松本大のつぶやき
 ただ今ブックビルディング中
 「ブリッジレポート」〜あなたの代わりに会社訪問〜
   アミューズ(4301)
   フェローテック(6890)
 マネックスメール解除の方法は一番下にあります
 またバックナンバーは以下でご覧頂けます。
http://www.monex.co.jp/visitor/shohin/joho/monex_mail/

=============<マネックス相場概況>===========<相場概況>
下げ渋りの動きは見せるものの方向感なく小動き。

日経平均      10464.60 (△17.35)
TOPIX      1025.48 (△ 2.87)
単純平均        394.47 (▲ 0.44)
東証二部指数     2250.75 (▲ 4.55)
日経店頭平均     1511.27 (▲ 0.44)
東証一部 
値上がり銘柄数       660銘柄
値下がり銘柄数       711銘柄
変わらず          162銘柄
比較できず           2銘柄
騰落レシオ       104.18%
    注:値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率です。
    一般的に120%台に上昇すると高値圏、70%台に下降すると    底値圏といわれる先行指標です。
    計算は25日ベースで行っており、値上がり銘柄数、値下がり銘    柄数は25日間の累計で計算しています。
売買高      975.71(百万株:概算)
売買代金    1062560(百万円:概算)
時価総額    3059173(億円:概算)
 為替(17時)  105.45円

 米国ナスダック市場が大幅安となったことで軟調な始まりとなった。ただ、ナスダック指数が大幅下落したのも、昨日の日本市場が大きく下げた原因は同じシスコシステムズの決算発表であったことで、日本市場では急速に織り込み済みとの認識となったようだ。寄付き直後から先物に買戻しと見られる買いも入り戻り歩調となった。ただ、大幅下落の後だけに戻り待ちの売りも多く、上値の重さを確認するとじり安の展開となった。
 
 後場に入ってからももたついた展開は変わらず、上値の重い中で指数はマイナス圏での推移となった。その中で個別企業の決算発表や業績修正の発表も、続々と行われたが、悪い材料には敏感に良い材料には鈍感に反応するような感じで指数自体には大きな影響を与えるにはいたらなかった。

 先物から下げ渋った展開で、大引けも引け間際の先物の買いに引っ張られる形で前日比プラスでの引けとなったが、総じて本日は先物が引っ張ると言う感じではなく(だから指数も小動きであったのだろうが)、個別に物色され、個別に売られる、といった状況であった。

 値嵩株の中でも高安まちまち、電機株の中でも高安まちまち、と言う感じで個別の業績動向や需給動向に左右された一日であったと言えよう。出来高も半日立会いを除くと諸外国クリスマス休暇中の12月25日以来の10億株割れとなり、手詰まり感も出ていた。逆に言えば昨日のように大幅安をして出来高の出来ていたところが「セリングクライマックス」であったとも考えられる。
 山之内製薬(4503)がこの相場展開の中で昨年来高値を更新するなど、ディフェンシブ銘柄に堅調な銘柄が多かったが、ディフェンシブ銘柄というよりもむしろ、好業績銘柄を見直す動きとなっているのではないかと思う。
◆個別銘柄◆
武蔵野銀行(8336) 3690円(▲160):100株単位
 りそな銀行が武蔵野銀行株を124万7千株を売却と発表。需給悪化を嫌気した売りで下げる。

エイベックス(7860) 1650円(▲155):100株単位
 業績の下方修正を発表し、売られる。買いの少ない中、狼狽売りもあり大幅安となる。

リコー(7752) 1952円(▲68)
 好業績発表だが、通期売上見通しを減額したことを嫌気した売りで下げる。
トミー(7867) 1824円(▲86):100株単位
 「トミカ」回収を嫌気され売られたが、業績の回復傾向には変わりない、との見方で押し目買いも入り下げ渋る。

キャッツ(9786) 165円(▲38):100株単位
 前社長、現社長が株価操縦の疑いで逮捕されたことで、売りが止まらず大幅続落となった。2日続けて東証一部値下り率トップとなった。

山之内製薬(4503) 3530円(△120):100株単位
 手掛かり難の相場の中、消去法的に好業績・割安銘柄を物色する動きの一貫として買われ、今月2日につけた昨年来高値を更新した。

ゼンショー(7550) 1852円(▲20):100株単位
 「すき家」で牛丼販売を休止したことを材料視されたが、ほぼ織り込み済みということで下げ幅は限定的となった。

オリックス(8591) 8950円(▲50):100株単位
 前場から相場の地合いに押され大幅安となっていたが、14時頃、今期業績の上方修正を発表、急速に下げ渋る。

トヨタ(7203) 3490円(△90):100株単位
 為替も落ち着いていることで自動車株全般にしっかり。決算発表前に買戻しておこう、という動きも出たようだ。

◆ランキング◆
東証1部値上がり上位
    銘柄        上昇率   上昇幅    終値   売買高ナナオ(6737)  +13.71  △345  2860 1187.9UFJHD(8307) +7.14 △2万9千円 43万5千円 217.339
ニチメン日商(2768)+6.81   △30   470 2521.6みずほ信(8404)  +5.88    △9   162   4572豊田合(7282)   +5.77  △145  2655  762.2
東証1部値下がり上位
    銘柄        下降率   下降幅   終値    売買高キャッツ(9786)  −18.71  ▲38  165   1737アルゴ21(4692) −12.19 ▲100  720    9.3エイベックス(7860) −8.58 ▲155 1650 1049.5TOWA(6315)   −6.99  ▲79 1051   45.3コナカ(7494)    −6.30  ▲63  936  130.8
東証1部売買高上位
    銘柄        売買高(千株)    終値     前日比りそなHD(8308)    53571    123      △4新日鉄(5401)      38186    208      △2三洋電(6764)      16458    529      △6住 金(5405)      16447    101      △1NEC(6701)      16222    757      ▲9住友信(8403)      15445    532     ▲12野村HD(8604)     15263   1640       0日興CG(8603)     14941    532      ▲2東 芝(6502)      13989    430      △4いすゞ(7202)      13016    215      △1
東証1部売買代金上位
    銘柄      売買代金(百万円)    終値     前日比UFJHD(8307)    91856 43万5千円  △2万9千円みずほ(8411)      58438 29万4千円    △7千円ソフトバンク(9984)   34297   3580     △20三井住友(8316)     28989 52万9千円    △6千円野村HD(8604)     25006   1640       0NTTドコモ(9437)   24580 21万9千円    ▲4千円三菱東京(8306)     20120   78万円       0キヤノン(7751)     17682   5100     ▲80東エレク(8035)     17086   6920     ▲80ソニー(6758)      14415   4230     △70
=============<資産設計情報>==============「サンプラザ中野と松本大の株本(かぶぼん)」 日本経済新聞社より
発売中!!「低金利の時代に株式投資を始めたい」そんな声に
お応えしてサンプラザ中野がやさしく解説いたします。
http://www.nikkei-bookdirect.com/bookdirect/item.php?did=35046

------------------<サンプラザ中野の株式ロックンロール>--------------
また貼り逃したぞ。サンプラザ中野だー!

何を貼り逃したかって?お札だよ。例の「貼れば金持ちになれる」というお札
である。早稲田の穴八幡神社の、である。このお札は年に一度貼り替えるのが
決まりである。3回チャンスがある。冬至・大晦日・節分である。俺は節分の
夜12時に貼り替えるつもりでいた。その日俺は飲みに出かけた。ちゃんと貼
り替え七つ道具を用意してから出かけた。11時には店を出るから、と宣言し
つつ飲んでいた。量も大して飲まなかった。そして11時過ぎには無事に店を
出た。帰ってきた。12時前だった。しばらくソファーに座っていた。ぼーっ
とした。さて寝るか、と寝てしまった。朝目覚めて驚いた。お札を貼り忘れて
いた。これは加齢のなせる業なのだろうか?それともアホなのか?仕方がない
のでお札に許しを請いつつ、朝貼った。これでは効き目が無いだろう。あった
としても半分だろう。あー、もったいない。これも人生か?

効き目が無いといえば男子用小便器の「露受け部」である。名称が定かではな
いので「露受け部」などと書く。つまり最後の数滴を受け止めるべく突き出し
ているあの部分である。用を足すたびに思う。足元に垂れない本物のデザイン
の小用便器が欲しい、と。

たいてい小便器のデザインは決まっている。白い陶器でできている。大人のみ
ぞおちの辺りまでの高さである。両サイドからの視線を遮る役目なのだろう、
便器自体の奥行きはなかなか深い。足元まである巨大なモノと、太ももの中間
までのモノがある。いずれにせよ重いものだと思う。大きなものだと思う。一
個いくらなのだろう?日本中に何個くらい設置されているものなのであろうか?
さておきこの小便器、毎日何千万人もの日本人が使用しているはずである。製
作会社も認識しているはずだ。にもかかわらず完璧ではない。更にいうなら、
ほとんどデザインの進化が見られない。努力というか試行錯誤が見られないの
だ。そんなものって他にあるだろうか?

去年オーストラリアに行った。レストランで驚いた。陶器の小便器が無いので
ある。ステンレスの板が貼ってあるのであった。みぞおちから足元までだ。横
に並んでいたすのであった。覗かれても気にしないお国柄なのである。潔さと
清潔感とがあった。隠したいから前に出る。しかし便器に衣服などが触れそう
だからちょっと下がる。で、露が垂れてしまう。この悪循環。画期的なアイデ
アが出てもいい頃。イグノーベル賞は固いと思うぞ。

株価が痛いね。

サンプラザ中野:数々の爆発的ヒット曲を生み出してきた「爆風スランプ」で
活躍。現在新たに「サンプラザ中野とノンスモーカース」を結成。
自身のホームページでも意外な側面を見ることができる。
http://www.kk.iij4u.or.jp/~sunplaza/

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<マネックスの投信売れ筋ランキング ベスト5>

1.HSBCチャイナオープン
2.日経225ノーロードオープン
3.ブル・ベア セレクト ダブル・ブルファンド
4.バンガード・ウェルズリー・インカム・ファンド
5.トヨタアセット・バンガード海外株式ファンド
(1/26〜1/30 マネックス調べ)

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投資信託基準価額(2月4日現在)
 ザ・ファンド@マネックス           6,354(−154)
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外国投信基準価額(2月4日現在)
<米ドル建>
 バンガード・トータル・ストック・M・I・F 26.38(−0.26)
 バンガード・ウェルズリー・インカム・F   20.96(−0.06)
 バンガード・スモールキャップ・インデックス 22.93(−0.52)
 マサチューセッツ・インベスターズ・トラスト 15.35(−0.14)
 MFS ストラテジック・グロース・ファンド 17.27(−0.27)

 適用レート(2月5日午後2時30分現在)
  買付 105.55(+0.05) 解約 105.05(+0.05)

<ユーロ建>
 フィデリティ・ヨーロピアン・グロース・F  12.51(−0.05)

 適用レート(2月5日午後2時30分現在)
  買付 132.80(+0.75) 解約 131.80(+0.75)


========<マネックス社長 松本大のつぶやき>=========
2月5日    <不良>
寺山修司ではありませんが、私は不良が嫌いではありません。より正確に言う
と、「ちょっと不良」が一番好きです。完璧な優等生を演じていると、どこか
でそれが維持できなくなり、或る日急に破綻してしまうことがあります。優等
生を続けていると、先生や上司などの言を信じ過ぎて、大きな間違いに気が付
かないこともあります。継続するためにちょっと息を抜くこと。大局的な視点
をなくさないために、ちょっと道から外れて、塀の上から眺めてみること。そ
んなことがとても重要だと思います。そう、塀の上によじ登って座ることが、
小さい頃から好きでした。登ってはいけない塀。うっかりすると落ちてしまう、
ちょっと危険な塀の上。でも塀の上からは色々なことがよく見える。塀の手前
に限らず、塀の向こう側も見える。ビジネスの中で塀の上に登ることはありま
せんが、一般生活の中では塀に登れそうな場面はままあります。微妙な線です
が、これからも塀の上によじ登る気持ちは持ち続けていきたいと思います。

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創刊号からのマネックスメールバックナンバー(マネログ)はこちらから
→ http://www.monex.co.jp/monex_blog/index.html

マネックスメール全文を過去にさかのぼって読むことはもちろん、“つぶやき”
の部分だけをさかのぼることや、キーワードで過去のある部分を検索すること
も可能です。ぜひ一度お試しください。

ご意見や、皆様の身近な投資情報は、こちらまでお寄せ下さい。
mailto:feedback@monex.co.jp

==========<ただ今ブックビルディング中>==========
当社取り扱いの新規公開銘柄のブックビルディング期間等の日程を掲載します。
詳しくはホームページをご覧下さい。

−−−−−−−−−−−<新規公開株の公募/売出>−−−−−−−−−

<明日がブックビルディング締め切りの銘柄>
 新生銀行(8303) 東証(所属部未定)
  ブックビルディングは 2月6日  AM11:00 まで
   仮条件 450円〜525円

<ブックビルディング中の銘柄>
 東日本ガス(9544) 東証2部
  ブックビルディングは 2月12日  AM11:00 まで
   仮条件 300円〜330円

<募集期間中の銘柄>
 オプト(2389) JQ
  募集期間は 2月9日  AM11:00 まで
   募集価格は 75万円

<新規取り扱い決定銘柄>
 東誠不動産(8923) JQ
  ブックビルディングは 2月12日(木)より

 アイディーユー(8922) マザーズ
  ブックビルディングは 2月13日(金)より

 ジモス(3310) JQ
  ブックビルディングは 2月17日(火)より

詳細はこちら
http://www.monex.co.jp/visitor/shohin/kabushiki/ipo/meigara/

=====「ブリッジレポート」〜あなたの代わりに会社訪問〜======
個人投資家が自ら企業訪問をして取材するのは、実際には難しいのが実情。
そこで、(株)インベストメントブリッジが、皆さんの代わりに会社訪問し、
事業内容、強み・特徴、中長期の経営ビジョンなどをわかり易くお伝えします。
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今週の企業

(4301)アミューズ http://www.amuse.co.jp/
「CDに依存しないビジネス形態の確立を進めていきます」

  個人投資家向け説明会の模様が動画で見られます。
  http://www.streamstar.net/investment/amuse/index.html


((6890)フェローテック http://www.ferrotec.co.jp/\
「期待のサーモモジュールが順調に成長しています」

  個人投資家向け説明会の模様が動画で見られます。
  http://www.streamstar.net/investment/ferrotec/index.html

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2003年11月26日(水)

アミューズの中間決算説明会に出席しました。
山本社長が決算概要、今後の展開を説明されました。

●2004年3月期中間決算概要

アーティストマネージメント事業の営業収入が大きく伸びたほか、他セグメントも順
調に伸びました。また、メディアビジュアル事業の映像作品の権利償却がなくなった
ことや、営業外収支が改善したことから大幅な増収・増益となりました。

<下期の事業案件>
ポルノグラフィティのライブツアー、福山雅治の年末ライブ、各種ビデオ・DVDの
発売、共同制作の映画「スカイハイ」の公開などが予定されています。

●2004年3月期通期見通し

通期では、前期に比べCDアルバムの発売数の減少などから新譜の印税収入が減収を
見込まれること、前期にあった大型ベスト版発売の予定がないことなどから、減収・
減益となる見通しです。

●今後の展開

1.時代の求める新人アーティストの発掘、育成
「レコードに依存しないアーティスト作り」を目指しています。
・ 顧客に身近なアーティストの発掘
・ ビジネススキームにフィットするアーティストの育成
を目標とし、以前のレポートでも紹介した「タレントオーディション」、「アイディ
アオーディション」、「芸術家オーディション」など幅広い分野でのアーティスト発
掘を進めます。

2.著作権を保有する複合映像コンテンツの製作
「映像作品のコンテンツライブラリー化」と「グループシナジーの高い映像作品の製
作」を進めます。
同社の創立25周年記念映画で同社所属のアーティストが多く出演する「ロード8
8」や、
テレビ朝日との共同制作ドラマ「スカイハイ」などがあります。

3.保有コンテンツの戦略的活用事業の積極展開
これも何度も紹介していますが、同社は保有するコンテンツを多面的に活用して収益
化する「コンテンツコンプレックス」を戦略の中心に位置付けています。
以下のような事例をはじめ、様々な商品開発を進めています。
・ CRパチンコ機「爆風」(爆風スランプがキャラクターとなっているパチンコ機)
・ オリオンビール「BEGIN缶」(沖縄のビールにBEGINのイラストを印刷)
・ 着信ムービー

●取材を終えて

山本社長は事業基盤の安定のための「CD、レコードに依存しないビジネス形態の確
立」を強調されていました。
CD売上が低迷している音楽業界ですが、注目すべき新しい動きも出てきているとい
うことです。
一つは、インターネットを使った音楽配信です。
まだまだ普及には時間がかかるという見方が大勢でしたが、予想以上の広がりを見せ
ているということです。米国ナップスター社が日本で事業展開を始めるということも
あり、急
拡大も予想されます。
もう一つは、「着うた」です。
これも1000万ダウンロードを超すという状況になっており、今後も拡大が期待さ
れます。原盤権を100%自社で保有している同社としては、レコード会社とどのよ
うに組むのが最
もメリットがあるか最終的な詰めを行っているということです。
通期では大型ベスト版の発売がないことなどから減収・減益となる同社ですが、コン
テンツの戦略的活用の状況などを、これからもウォッチしていきたいと思います。

☆★☆ 詳細はCyber-IR:http://www.cyber-ir.co.jpで ☆★☆ 
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2003年12月3日(水)

フェローテックの中間決算説明会に出席しました。
山村社長を始め、経営陣が中間期決算概要、今後の取り組みについて説明されました。

●2004年3月期中間決算概要

エレクトロニクス産業の設備投資は低調に推移し、厳しい環境となりました。
コスト低減を目的として石英製造ラインやSMT(基盤実装)ラインなど中国子会社
への移管をさらに進めたほか、CMS事業においてシリコンウェーハ加工の技術導入
およ
び設
備搬入を順次進め、同事業を本格的に稼動させました。
しかしSARSの流行拡大により、石英製造ラインおよびシリコンウェーハ加工など、
日本からの移管作業が一時的に停止したほか、関連会社のリチウムイオン2次電池製
造会社ダイヤセルテックの中国子会社も操業遅延を余儀なくされました。また、9月
以降の急激な円高による為替変動の影響を受けました。

<セグメント別状況と見通し>
1.装置関連事業
半導体および液晶製造装置関連品である真空シールは設備投資回復の遅れから減収に
なりましたが、期初計画はほぼ達成しています。下期は米国主要ユーザーからの引き
合いなどで上向いており、上期と同レベルの1,430百万円の売上を予想していま
す。

2.電子デバイス事業
企業向けサーバーに使われるHDD向け部品のコンピュータシールは、上期はほぼ計
画の通りとなり、下期はサーバー関連のボールベアリング軸受需要が堅調なことから、
690百万円の売上を予想しています。(上期実績652百万円)

自動車シート温調装置向けのサーモモジュールは順調に成長しています。納入先であ
る米国アメリゴン社は、従来のフォード、トヨタ、日産に加えてGM、現代自動車
(韓国)からの受注を発表しました。
下期は、自動車以外にもエレクトロニクス、バイオ、光学など新規用途の開拓も見込
まれ、一段の拡大が期待されています。

2.CMS事業
ウェーハ加工とリチウム電池製造はSARSの影響で本格稼動に遅れが生じました。
SARS対策費用、シリコンウェーハ事業立ち上げコストなどから営業損失となって
います。下期は、ウェーハ加工が拡大し本格稼動が開始するなど全体的に収益が改善
し、一部事業は黒字化が期待されます。

●2004年3月期通期見通し

上記のような各セグメントの状況をベースに、CMS事業を中心に売上が増加し、収
益も改善することから、今上期を底に上向いていく見通しです。

●研究開発

研究開発対象としては、「FFBの量産技術開発」と「サーモモジュールにおける高
性能材料の開発」をあげています。
特にサーモモジュールは大きなテーマであり、発電用、省電力型など、より高性能の
サーモモジュールの開発を進めます。より効率が上がればマーケットはさらに拡大す
ると見て
おり、この1年で結果を出していきたいと考えています。

●取材を終えて

足元の数字のみを見ると厳しい結果ですが、下期からは底入れ、上向きと見ています。
加えて、ここ2−3年は種蒔きの時期として育ててきた事業の中から、サーモモジュ
ールが順調に成長していますし、CMS事業も一部黒字化が見えてくるなど、真空シ
ールに次ぐ新しい柱が育ってきたようです。
山村社長は、来期以降の収益構造はかなり変化していくだろうとおっしゃっていまし
た。
収益構造の変化が進む同社の状況を引き続きウォッチしていきたいと思います。

☆★☆ 詳細はCyber-IR:http://www.cyber-ir.co.jpで ☆★☆ 
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<今回の企業のIR資料を御希望の方は、「お名前」、「住所」、
「今回の企業名」を明記の上こちらまで。
ブリッジレポートの感想などもお書き添えいただくとうれしいです。>
→>magazine@cyber-ir.co.jp

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提供:「企業と個人投資家を結ぶ架け橋」株式会社インベストメントブリッジ
問い合わせ webmaster@cyber-ir.co.jp

「上記レポートについては、(株)インベストメントブリッジが作成した
 ものであり、その内容の正確性・有用性等についてマネックス証券(株)
 は一切責任を負いません」

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