マネックスメール 2004年2月24日(火)

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マネックスメール 2004年2月24日(火)

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 マネックスメール<第1118号 2004年2月24日(火)夕方発行>  http://www.monex.co.jp/
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本日の目次
 マネックス相場概況
 資産設計情報
   伊藤洋一のマーケットあっと・らんだむ
 コラム ・マネックス社長 松本大のつぶやき
 ただ今ブックビルディング中
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=============<マネックス相場概況>===========<相場概況>
  米国市場安、円安一服から軟調な始まり。先物の大口売りからインデックス売りを誘い大幅安となった。

日経平均      10644.13 (▲224.83)
TOPIX      1048.88 (▲ 19.14)
単純平均        403.03 (▲  4.74)
東証二部指数     2318.64 (▲  4.78)
日経店頭平均     1530.73 (▲  0.66)
東証一部 
値上がり銘柄数       253銘柄
値下がり銘柄数      1185銘柄
変わらず           90銘柄
比較できず           6銘柄
 
騰落レシオ        90.09%
    注:値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率です。
    一般的に120%台に上昇すると高値圏、70%台に下降すると    底値圏といわれる先行指標です。
    計算は25日ベースで行っており、値上がり銘柄数、値下がり銘    柄数は25日間の累計で計算しています。
売買高     1017.40(百万株:概算)
売買代金    1077860(百万円:概算)
時価総額    3129693(億円:概算)  
 為替(17時)  108.18円

 米国市場でハイテク銘柄が売られたことや円安が一服となったことで、昨日の大幅高の反動もあり、寄り付きから売り先行の始まりとなった。先物にも断続的に大口の売りが出てインデックス売りを誘い、結局安値圏での引けとなった。
 
 為替が108円台後半まで円安となったにもかかわらず、戻る気配もなくずるずると値を崩す展開となってしまった。値下がり銘柄数も1185銘柄(東証一部)とほぼ全面安となっている。ただ、富士写真(4901)や信越化学(4063)やミレアHD(8766)などが散発的に高く、人口甘味料の発明対価1億8千万円の支払いを命じられた味の素(2802)もこの地合いの中で悪材料が出たにもかかわらず堅調な動きとなった。

 今日の下げも米国市場のハイテク株の下げ、円安一服が要因と言われてはいるが、ETF組成に絡む動きもあったのではないかと思われる。散発的に優良銘柄が高いことや、執拗な先物売り、日経平均11000円接近とつじつまの合うことが多いような感じだ。昨日の今日でここまで大幅に下げるだけの悪材料も見当たらない中での大幅下落であり単なるインデックス売りではないような気がする。

◆個別銘柄◆
住友不動産(8830)994円(▲73)
 最大740億円の公募増資を発表。需給悪化を懸念した売りに押された。同時に増配も発表したが、需給悪化懸念のほうが強かったようだ。

三洋電機(6764) 537円(▲3)
 リチウムイオン電池の値上げを発表した。朝方はこれを好感し、比較的堅調な動きとなっていたが地合いの悪さに押され小幅安となった。

兼松(8020)183円(△5)
 昨日3年中期計画を発表。今期までで有利子負債の圧縮、コスト削減の目処がったとされ、新計画で前向きの計画となったことを好感され買われた。
東京製鐵(5423)852(△7):100株単位
 3月販売分の鋼材建て値を大幅に引き上げると発表。収益改善を期待され地合いの悪い中で逆行高となった。

ヤフー(4689)201万円(▲3万円):1株単位
 ETF組成の動きも絡んで買われ、連日の高値追いとなった。その後、ヤフーBBの顧客情報を入手し恐喝した男が逮捕された、とのニュースが流れマイナスとなるところまで売られ安値で引けた。

日本精工(6471)454円(▲12)
 2004年3月期の通期業績が好調、増配の可能性もある、と報じられたが株価への影響は少なく地合いに押され軟調な展開となった。

ソフトバンク(9984)4190円(▲200):100株単位
 朝方は堅調な動きとなっていたが、その後相場の地合いに引きずられ軟調な展開となる。午後にヤフーBBの顧客情報を入手し、ソフトバンクを恐喝した男が逮捕されたとのニュースが報じられると一段安となった。

味の素(2802)1182円(△3)
 人口甘味料アスパルテームの発明の対価として1億8千万円の支払いを命ずる判決が出た。株価にはほとんど反応せず、堅調な動きとなった。

◆ランキング◆
東証1部値上がり上位
    銘柄        上昇率   上昇幅   終値    売買高宇徳運(9358)  +15.49   △22  164    203トーア紡(3204) +11.11    △8   80   4568日 工(6306)   +5.33   △20  395    522ダイヤリ−ス(8593)+4.82  △150 3260  214.8ニチユ(7105)   +4.77   △13  285     71
東証1部値下がり上位
    銘柄        下降率   下降幅   終値    売買高タカキュー(8166) −8.72   ▲13  136  271.5大倉工(4221)   −7.67   ▲57  686    481オリジン(6513)  −7.15   ▲37  480    343ゴールドクレ(8871)−6.99  ▲380 5050  27.53沢藤電(6901)   −6.85   ▲19  258     65
東証1部売買高上位
    銘柄        売買高(千株)    終値     前日比新生銀(8303)      43818    762     ▲25 ソフトバンク(9984)   24065   4190    ▲200 りそなHD(8308)    19028    122      ▲3 住友不(8830)      18167    994     ▲73 兼  松(8020)     18097    183      △5 NEC(6701)      17684    780     ▲29 新日鉄(5401)      16504    212      ▲3 三菱重(7011)      15985    323      ▲3 神戸鋼(5406)      14730    129       0 川 重(7012)      14084    137      ▲2 
東証1部売買代金上位
    銘柄      売買代金(百万円)    終値     前日比ソフトバンク(9984)  104498   4190    ▲200 ヤフー(4689)      35901  201万円    ▲3万円 新生銀(8303)      33871    762     ▲25 みずほ(8411)      32343 31万5千円    ▲1万円 NTTドコモ(9437)   30726   22万円  ▲1万2千円 ソニー(6758)      21254   4440    ▲140 トヨタ(7203)      19565   3700    ▲100 KDDI(9433)     18724   55万円  ▲1万4千円 住友不(8830)      17986    994     ▲73 UFJHD(8307)    17238 46万8千円  ▲1万2千円  

=============<資産設計情報>==============−−−−−−−<伊藤洋一のマーケットあっと・らんだむ>−−−−−−−−
一部のエコノミストは、すべての相場変動を成長率格差、対外収支など経済の基礎的条件(ファンダメンタルズと呼ばれる)だけで説明しようとする。しかし、実際に資金を国境を跨いで動かしている人間、為替取引を自分の勘定でやっている人間にとって重要なことの一つは、当該通貨国間の「金利差」である。 具体的に言う。例えば、この会社(マネックス証券)もやっているFX取引画面を参考にし、金利差の大きさが目に付くポンドと円の取引を例に挙げると、10万ポンドを対円でロングにした場合、一日に入ってくる金利差収入は2510円に達する。365日間金利差が変わらないとすれば、土日も金利差収入は入るから91万6150円のプラスに達する。逆に、「ポンドは高すぎる。売りだ」と決意して10万ポンドを売り円を買っても、為替相場が動かずに勝ち負けなしの状態でも、金利差が動かずに大きいままだと、それだけで93万8050円(一日当たり2570円)の差損が生ずることになる。
 ということは、ポンドを売れるのはもう明日にもこの通貨が対円で売られて円高に大きく動きそうな時だ、ということだ。頭の為替相場が変わらないのなら、金利の高いポンドを買って、金利の低い金利を売っておくのは極めて理にかなった動きである。頭がポンド高に行けばもっと美味しい。去年から今年にかけての「高金利通貨買い」の背景には、こうした仕組みがある。
 ポンド・円とは対象的に、今の主要国通貨関係で一番金利差のコスト、メリットが小さいのはスイス・円に次いでドル・円である。金利水準接近国同士で、その低さで拮抗している。10万ドルを売って円を買っても、一日当たりかかるコストは350円である。ドルを買って円を売るメリットも一日310円。コストの低い通貨は、安心して売れる。ポンドのように売るコストが高い通貨は、確信がないとなかなか売れない。
 だから筆者は思う。ドルが本当に対円で上がるのは、アメリカの金利が上がり始めたときだと。ドル売りのコストが高くなければ状況は変わる。それまでは、先週のようなドルの一時的な急騰があっても、それはなかなか持続的な動きにはならないのではないか。まだドルを保持するメリットは少なく、売るコストは安い。

伊藤洋一(いとうよういち)住信基礎研究所主席研究員。専門は国際経済・デジタル経済・金融であるが、大学講師、ラジオ・テレビの出演、雑誌寄稿など多数。最新著書は「グリーンスパンは神様か?」。HPにもファンが多い。http://www.ycaster.com/

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投資信託基準価額(2月23日現在)
 ザ・ファンド@マネックス             6,527(+58)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
外国投信基準価額(2月23日現在)
<米ドル建>
 バンガード・トータル・ストック・M・I・F 26.74 (−0.13) バンガード・ウェルズリー・インカム・F   21.19 (+0.06) バンガード・スモールキャップ・インデックス 23.22 (−0.34) マサチューセッツ・インベスターズ・トラスト 15.55 (−0.04) MFS ストラテジック・グロース・ファンド 17.39 (−0.18)
 適用レート(2月24日午後2時30分現在)
 買付 108.70 (±0.00) 解約 108.20 (±0.00)
<ユーロ建>
 フィデリティ・ヨーロピアン・グロース・F 13.01 (+0.03)
 適用レート(2月24日午後2時30分現在)
 買付 136.70 (+0.20) 解約 135.70 (+0.20)

========<マネックス社長 松本大のつぶやき>=========2月24日      <移動と疲労>
本日、午後だけの日帰りで大阪に来ました。今、伊丹空港でつぶやきを書いています。大阪までの移動は、疲れると言えば疲れますし、疲れない距離と言えばそうも言えます。東京から大阪への移動は、新幹線の人と、飛行機の人がいます。まぁ色々な意味で丁度遠い所と近い所の中間ぐらいでしょうか。ところで、ふと思ったのですが、移動距離や移動時間と疲労の間には、どのような関係があるのでしょうか?私は以前、疲労は移動時間ではなくて、移動距離に比例すると考えていました。2時間、渋滞の東京を運転するよりも、同じ時間、空いた高速道路を運転する方が疲れると感じたからです。しかしよく考えてみると、遠距離になればなるほど、例えば飛行機で移動する距離になると、距離よりも時間に疲労は比例しそうです。考え直してみると、五感から入って脳で処理する情報量に比例して疲労するのでしょうか。車を運転していれば、長距離の方が処理する情報量は多くなります。飛行機に乗ると、前の椅子しか見えませんから、情報量は音などの時間に比例するものが主になるので、短い時間の方が疲れないのでしょう。寝てしまうと疲れないのも理に適います。そう考えると、飛行機でも新幹線でも、耳栓してアイマスクをすると、やはり疲労が減るのでしょうか。移動することは多く、大抵はPCを開いて仕事をしてますが、休みを取る場合の方法も今後工夫したいと思います。

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−−−−−−−−−−−<新規公開株の公募/売出>−−−−−−−−−
<明日新規上場の銘柄>
 東日本ガス(9544) 東証2部
   募集価格 330円 

<募集期間中の銘柄>
 アイディーユー(8922) マザーズ
  募集期間は 2月27日(金)AM11:00まで
   募集価格は40万円 

<新規取り扱い決定銘柄>
 ブックオフコーポレーション(3313) 東証2部
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 アルデプロ(8925) マザーズ
  ブックビルディングは 3月2日(火)より

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