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マネックスメール<第1136号 2004年3月19日(金)夕方発行> http://www.monex.co.jp/
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本日の目次
マネックス相場概況
資産設計情報
資産設計への道
〜その112 物理学とテクニカル分析 資産設計部 内藤忍
投資信託基準価額
コラム マネックス社長 松本大のつぶやき
ただ今ブックビルディング中
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=============<マネックス相場概況>===========<相場概況>
週末ということで手仕舞い中心、方向感の無い展開。
日経平均 11418.51 (▲65.77)
TOPIX 1138.09 (▲ 7.62)
単純平均 440.31 (▲ 1.35)
東証二部指数 2615.95 (△ 6.93)
日経店頭平均 1685.02 (△ 3.01)
東証一部
値上がり銘柄数 573銘柄
値下がり銘柄数 875銘柄
変わらず 106銘柄
比較できず 0銘柄
騰落レシオ 137.61%
注:値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率です。
一般的に120%台に上昇すると高値圏、70%台に下降すると 底値圏といわれる先行指標です。
計算は25日ベースで行っており、値上がり銘柄数、値下がり銘 柄数は25日間の累計で計算しています。
売買高 1370.18(百万株:概算)
売買代金 1283145(百万円:概算)
時価総額 3402260(億円:概算)
為替(17時) 106.82
米国市場のもたつきや円高を嫌気して売り先行で始まりました。売り一巡後は底堅い動きとなり戻り歩調となりましたが、前日終値付近での売り物も厚く、日経平均は瞬間的に前日比プラスとなる場面もありましたが終始、前日より安い水準での動きとなっていました。とは言っても昨日とは打って変わって出来高も少なく、週末特有の手仕舞い中心、小動きといった状況が続いていました。
特金の決算や新生銀行(8303)のTOPIX算入で引けには一波乱あるのではないかとの観測もあったようですが、ほとんど変化はなく、一日を通じてほとんど方向感のない展開でした。散発的に先物に大口の売り買いが出るのですが、今日は追随する動きもなく、瞬間的なしかも限定的な値動きとなっていました。
円高や米国市場のもたつきというネガティブな材料もあるのですが、業績の上方修正を発表した銘柄や増配・復配など好材料を発表した銘柄には比較的素直に反応していたようです。短期値幅狙いの外国人売りが出ているとの見方があったにしては底堅い動きであったと言えるのではないでしょうか。
日経ジャスダック平均や2部株指数が昨日一日休んだだけで今日も堅調。小型株指数もプラス、と言うことでも分かるように、買い方の主体とも言える個人投資家の資金がいわゆる主力銘柄が一服となっているところで、小型株の値幅取りに向かっているようです。いずれにしても買い方の回転は効き、買い意欲は依然として旺盛なようです。
◆個別銘柄◆
島精機(6222大)3960円(△260):100株単位
オンワード樫山(8016)と共同で中国と同等のコストで生産できる無縫製自動編みシステムを開発、と報じられ買われた。
テルモ(4543)2185円(△15):100株単位
4日続伸。昨日増配を発表したが昨日まで3日続伸となっていることもあって上値は重い状況となっている。
スミダコーポ(6817)3490円(△60):100株単位
前場終了後に2004年1〜3月期の業績を上方修正したことを好感して、後場に入り個人投資家やディーラーが買いつき一段高となった。
新日鉄(5401)226円(▲1)
昨日、日本鉄鋼連盟が2月の粗鋼生産を前年同月比6.5%増と発表したが、円高を嫌気した売り物に押され軟調な動きとなっている。
富士通(6702)613円(△1)
半導体の新工場建設に伴い、エクイティファイナンスを行なわないと社長会見で発表さえたことから、これを好感した買いが入った。
アロカ(7704)882円(▲24)
13時過ぎに連結業績の大幅下方修正を発表。連結経常利益が従来予想から半減することから大きく売られた。
◆ランキング◆
東証1部値上がり上位
銘柄 上昇率 上昇幅 終値 売買高東海染(3577) +38.75 △50 179 2657ベンチャーリン(9609)+28.46 △74 334 8902.8関西船(9152) +13.58 △11 92 15732キャビン(8164) +13.33 △24 204 1141ナイガイ(8013) +11.11 △11 110 5070
東証1部値下がり上位
銘柄 下降率 下降幅 終値 売買高三信電(8150) −10.95 ▲96 780 541アコム(8572) −7.65 ▲650 7840 1803.94宇徳運(9358) −7.60 ▲14 170 52山水電(6793) −7.14 ▲2 26 3124日本橋梁(5912) −7.07 ▲8 105 231
東証1部売買高上位
銘柄 売買高(千株) 終値 前日比新生銀(8303) 104805 882 △17 りそなHD(8308) 101313 177 △2 住 金(5405) 39696 123 △2 新日鉄(5401) 28156 226 ▲1 丸 紅(8002) 26685 278 △6 三住建設(1821) 19287 140 0 横浜銀(8332) 16709 567 ▲31 関西船(9152) 15732 92 △11 大和証G(8601) 13795 817 △4 日電工(5563) 12782 397 △34
東証1部売買代金上位
銘柄 売買代金(百万円) 終値 前日比新生銀(8303) 91508 882 △17 みずほ(8411) 45883 41万3千円 0 三井住友(8316) 36663 70万9千円 ▲1万3千円 ソフトバンク(9984) 35447 4520 △100 三菱東京(8306) 27570 96万円 △1万6千円 UFJHD(8307) 27476 62万2千円 ▲2千円 NTTドコモ(9437) 22796 22万2千円 ▲6千円 キヤノン(7751) 21509 5190 ▲90 トヨタ(7203) 19813 3760 ▲40 りそなHD(8308) 17566 177 △2
=============<資産設計情報>==============−−−−−−−−−−<資産設計への道〜その112>−−−−−−−−−−
「金融工学、こんなに面白い」を書いた経済学者の野口悠紀雄氏は市場はランダムで効率的であり、テクニカル分析は実証研究によって否定される、と述べています。野口氏は株式投資を自己資金で行ったことがあるのかどうか知りません。しかし今回お会いした物理学教授のデータを元に実証分析を行ったらどんな結論になるのでしょうか。投資は奥が深いです。
こちらの交換商品にもなっています。
http://www.monex.co.jp/visitor/shohin/tesuryo/monex_point/index.html−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
物理学とテクニカル分析
東京のオフィスから片道1時間半。茨城県の土浦まで人に会いに行ってきました。お会いしたのは個人投資家のMさんです。国立大学の物理学の教授をされていた方で、退官後60歳から自分のお金で投資をはじめた方です。投資に関する著書も数冊出しています。名前を言えば知っている方も多いと思います。
テクニカル分析と物理学。この2つのつながりがどこにあるか興味を持ってお話を伺いました。
● 「市場は効率的ではない」
まず、一番聞きたかったことを質問してみました。
「株式市場は効率的だと思いますか?」
彼はきっぱりと言いました。
「少なくとも日本の株式市場は効率的ではない。」
つまり日本株では過去のデータを元に将来の投資判断をするテクニカル分析によって収益をあげられると考えているということ。しかも実際にテクニカル分析を自分で研究し、それを自己資金の投資で実践しているということです。
● 長期投資は短期トレードよりリスクが高い
さらに、長期投資は短期トレードよりリスクが高い、といいます。長期投資で株式保有をしているとその期間ずっと投資先の倒産リスクを取ることになってしまう。短期で銘柄を選んで売買すればそのようなリスクは小さい、という考え方です。
● 全ての取引に勝つ必要はない
といっても絶対に勝てるテクニカル分析の手法を使っているわけではありません。うまくいかない時、損失を出してしまうときもあると言います。またテクニカル分析以外の判断材料も使っているようです。
全ての取引で勝てないのであれば重要になるのは、確率の低い取引を無理にしない、ということと1つの取引で大きな損失を出さない、ということです。彼は毎日日中は株の動きをパソコンで見ていますが、取引はやらない日も多いと言います。「休むも相場」を実践するのは簡単そうでなかなかできないこと。そして取引前に利食いと損切りを決めて「ロボットになって」取引をしているようです。これも出来そうで出来ないことです。
● なぜテクニカル分析は信用できないのか
テクニカル分析を主体に取引している彼もテクニカル分析を語るだけの「チャーチスト」たちには批判的です。
その理由は2つあります。1つはテクニカル分析の多くはその時に都合の良いようにチャートを使い分けており、現実的には役に立たないということ。そしてもう1つは「チャーチスト」の人たちは予想を語るだけで、実際に自己資金で自分のテクニカル分析を使っていない場合が多いということです。
テクニカル分析で著名な方がこう言ったのを聞いて驚いたと言います。
「そろそろ人に話してばかりでなく実際に自分で投資をやってみないといかんなあ」
こんなチャーチストの言うことを信じて投資して勝てるのでしょうか。
● テクニカル分析でお金持ちになる方法
2002年5月17日のこのコラムに書いたように、テクニカル分析でお金持ちになる方法は、実際に投資をすることではなく、テクニカル分析の本を書いて売ることだと思っていました。
http://www.monex.co.jp/monex_blog/archives/cat_19.html
しかし次のような条件に当てはまるテクニカル分析をしている人の話は聞いてみる価値があるのではないか、と考えはじめました。
1.毎日相場を見て自分のお金で投資で実践して結果を出していること
2.テクニカル分析が万能であるとは言っていないこと
3.分析手法が論理的で誰でも学べる「科学的」なものであること
● 勉強して、自分で判断する
土浦で2時間お話を聞いた後、マネックスのメンバーの方向けに勉強会をお願いしました。テクニカル分析を使い自己資金で相場に向っている人のお話をじっくり聴いてみたいと思います。まだ具体的なスケジュールは決まっていませんが、マネックスメンバーの方にはホームページなどでご案内できると思います。勉強会の最新情報はこちらからご覧下さい。
http://www.monex.co.jp/visitor/shohin/benkyo/index.html
テクニカル分析は役に立つのか。これは自分で判断するしかありません。ただはっきりしていることはいずれの投資手法でも絶対に儲かる方法は存在しないと言うことです。
今回の話のまとめ---------
●投資は評論家の話ではなく自己資金でリスクを取っている人の話を聞こう●その場合実績だけではなく、論理的に明快であるかをチェックしよう
●絶対に儲かる方法はいずれにしても存在しない
ではまた来週・・・。
(マネックス証券 資産設計部 内藤 忍)
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資産設計への道へのご意見・ご質問はメール件名「資産設計部 内藤」宛でfeedback@monex.co.jp までお送りください。
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投資信託基準価額(3月18日現在)
ザ・ファンド@マネックス 6,974(−27)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
外国投信基準価額(3月18日現在)
<米ドル建>
バンガード・トータル・ストック・M・I・F 26.47 (−0.04) バンガード・ウェルズリー・インカム・F 21.40 (−0.05) バンガード・スモールキャップ・インデックス 23.50 (−0.13) マサチューセッツ・インベスターズ・トラスト 15.23 (−0.02) MFS ストラテジック・グロース・ファンド 16.95 (−0.07)
適用レート(3月19日午後2時30分現在)
買付 107.20 (+0.25) 解約 106.70 (+0.25)
<ユーロ建>
フィデリティ・ヨーロピアン・グロース・F 12.58 (−0.15)
適用レート(3月19日午後2時30分現在)
買付 133.40 (+1.60) 解約 132.40 (+1.60)
========<マネックス社長 松本大のつぶやき>=========3月19日 <価値観>
社会には、多様な価値観が必要です。有機の海から生命が誕生したように、多様な価値観が共存する中から、新しいものは生まれるのだと思います。しかし同時に、ファンダメンタルな価値観を共有できないと、共存していくことは−少なくとも快適に、前向きに、かつ長期間は−不可能だと思います。以前にもつぶやきで書いたことがありますが、根本的な価値観を共有する喜びは大きく、かつ生産的なものだと思います。今日、私たちは日興ビーンズ証券株式会社との経営統合の基本合意に至りました。詳細は正式な開示をHPで御覧頂きたいのですが、ファンダメンタルに同じ価値観を有するパートナーと共に、個人投資家の皆様に最良のサービスを提供すべく邁進して参りますので、今後とも私たち−マネックスとビーンズ−を宜しくお願い申し上げます。
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<ブックビルディング中の銘柄>
ゴルフダイジェスト・オンライン(3319) マザーズ
ブックビルディングは 3月23日(火)AM11:00まで
仮条件は45万円〜51万円
<新規取扱い決定銘柄>
綜合臨床薬理研究所(2399) マザーズ
ブックビルディングは 3月24日(水)より
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