マネックスメール 2004年3月30日(火)

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マネックスメール 2004年3月30日(火)

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 マネックスメール<第1143号 2004年3月30日(火)夕方発行>  http://www.monex.co.jp/
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本日の目次
 マネックス相場概況
 資産設計情報
  伊藤洋一のマーケットあっと・らんだむ
  投資信託基準価額
 コラム マネックス社長 松本大のつぶやき
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 またバックナンバーは以下でご覧頂けます。
http://www.monex.co.jp/visitor/shohin/joho/monex_mail/

=============<マネックス相場概況>===========<相場概況>
 ハイテク株、小型株は堅調な動きだが内需関連銘柄は利益確定の売りに押された。

日経平均      11693.68 (▲24.56)
TOPIX      1175.51 (▲ 3.66)
単純平均        453.35 (▲ 0.72)
東証二部指数     2760.83 (△28.18)
日経店頭平均     1742.23 (△ 9.21)
東証一部 
値上がり銘柄数      563銘柄
値下がり銘柄数      862銘柄
変わらず         129銘柄
比較できず          2銘柄
 
騰落レシオ        141.98%
    注:値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率です。
    一般的に120%台に上昇すると高値圏、70%台に下降すると    底値圏といわれる先行指標です。
    計算は25日ベースで行っており、値上がり銘柄数、値下がり銘    柄数は25日間の累計で計算しています。
売買高     1300.52(百万株:概算)
売買代金    1235983(百万円:概算)
時価総額    3518485(億円:概算)  
 為替(17時)  105.78

 米国市場が大幅高と言うこともあって、円高にもかかわらずハイテク銘柄中心に買い先行の始まりとなりました。ほぼ全面高といった始まりでしたが銀行株を中心に内需関連銘柄は利益確定の売りに押され上値が重く、すぐに前日の終値を割り込み、軟調な動きとなりました。銀行株が安くなるとじりじりと下げる銘柄が増え、指数もじり安の展開で前場の取引を終えました。

 後場に入ると底堅さを見せ、戻り歩調の後場の寄付きでしたが、上値が重い事が確認されると先物に大口の売りが出て一気に値を崩すものが多くなりました。特に、内需関連銘柄は安いものが多く、銀行株は一段安となりました。
 14時過ぎに2月の鉱工業生産指数が発表になると予想されていた数字とはいえ、2001年1月以来の大幅低下ということで先物に仕掛け的な売りも出て一段安となりました。ただ、先行きの予測指数が3月、4月と電機、自動車の牽引で上昇に転じると伝えられたこともあり、ハイテク銘柄は堅調な動きを続けていました。内需関連銘柄は期末接近と言うこともあり、利益確定の売りを急ぐ動きも出て、反発は見られませんでした。決算等にあまり関係のない個人投資家が値幅取りに出ている小型株やジャスダック銘柄は堅調な動きを続け、日経ジャスダック平均、二部株指数、小型株指数などは連日の高値更新となりました。

 小型株やハイテク株の動きに見られるように、買い意欲は強く、期末ということでディーリングの動きは少なくなっていますが、基調は強いといった感じです。

◆個別銘柄◆
日産自(7201)1193円(△5):100株単位
 ルノー社との提携が27日で5周年を迎えたことを記念し、新規ビジョンを発表したことに加え、来期も最高益更新となりそうだと伝えられ終始堅調な展開となった。

日本農産工(2051)219円(△3)
日本配合飼料(2056)192円(△10)
 生産統合を発表し、効率化から収益の改善が期待され、両社とも堅調な動きとなった。特に日本配合飼料は大幅高となった。

ヤフー(4689)128万円(±0):1株単位
 分割後引き続き個人投資家中心に買いを集め、一時ITバブル時の高値を計算上超えた。当時の一株が128株になっている計算で換算すると最高値更新となる。

高島屋(8233)1156円(△20)
 昨日引け後に2004年2月期決算の上方修正を発表。寄り付きから買い物を集め、大幅高となった。

日立ソフト(9694)2870円(▲150):100株単位
 昨日引け後に2004年3月期の業績の大幅下方修正を発表。朝から売り気配で始まり、大幅安となった。

第一実業(8059)350円(△7)
 昼ころ2004円3月期の業績の上方修正を発表し、目先筋が飛びつく形で高くなった。ただ、純利益は特別損失を計上し変化がなく伸び悩みとなっている。

NTTドコモ(9437)23万3千円:1株単位
 後場に入ってから英国の第三世代携帯電話から撤退とのニュースが伝わったが、ほとんど反応がなく小動き、ちょっとしたニュースも「消化難」といったとこだろう。


◆ランキング◆
東証1部値上がり上位
    銘柄        上昇率   上昇幅   終値    売買高ジェネラス(9703)+26.66   △20   95  10411日建鉄(5972)  +17.24   △35  238    186MISAWA(1722)+15.59  △63  467  17699リソー教育(4714)+14.28  △2万円 16万円 10.655丸 運(9067)  +12.18   △34  313    341
東証1部値下がり上位
    銘柄        下降率   下降幅   終値    売買高長瀬産(8012)   −6.82   ▲67  914    271日システム(9759) −6.27  ▲150 2240  286.7川鉄商(8110)   −6.20   ▲16  242   1441東海観(9704)   −5.40    ▲2   35   5859トーモク(3946)  −5.37   ▲15  264    246
東証1部売買高上位
    銘柄        売買高(千株)    終値     前日比りそなHD(8308)    71057    172      ▲5 住 金(5405)      42914    136       0 新日鉄(5401)      32800    239      ▲2 山水電(6793)      23226     30      ▲1 富士通(6702)      19599    661      △3 神戸鋼(5406)      18416    158      ▲4 MISAWA(1722)   17699    467     △63 十字屋(8259)      16928    128      △2 川 重(7012)      14002    168      △3 東 芝(6502)      13437    474      ▲1 
東証1部売買代金上位
    銘柄      売買代金(百万円)    終値     前日比ソフトバンク(9984)   63383   4730     △60 みずほ(8411)      53526 43万7千円    ▲9千円 NTTドコモ(9437)   34895 23万3千円    △5千円 ヤフー(4689)      34617  128万円       0 三井住友(8316)     28251   75万円  ▲1万2千円 UFJHD(8307)    23554 64万8千円    ▲1万円 三菱東京(8306)     22173  102万円    ▲3万円 トヨタ(7203)      19000   3900       0 武 田(4502)      18907   4630     ▲90 KDDI(9433)     16604 58万6千円    △2万円  
 
=============<資産設計情報>==============
−−−−−−−<伊藤洋一のマーケットあっと・らんだむ>−−−−−−−−

 1年半ぶりに先週、中国に行きました。行ったのは西部の中心都市・成都と上海。上海は何度も行っているが、中国の中では成都は行ってみたい都市の一番手だった。何をしたかというと、合計7つぐらいの企業、シンクタンクを訪問し、中国経済、特に「西部大開発」のシナリオとその先行きを把握することだった。

 中国では先の全人代でも大きな議題になったが、「均衡ある発展」が大きなテーマになっている。貧富の差が拡大していることに対して、もうちょっと底辺の引き上げは出来ないのかが一つ。もう一つは、沿岸地方(大連から上海にいたる海沿い)に比べて、成都もその一部となっている中国西部が平均所得などでも大きく劣っている、それがどうにかならないかという地域格差是正の問題。

 行って分かったことは、上海のきらびやかさが喧伝されているが、都市としての成都もなかなかの成熟ぶりであり、中国では東部・西部にあまり関係なく都市部の発展ぶりは全国共通になりつつある。どこでも、都市には活力がある、ということ。問題は、西部に置いては都市から一歩出たところ、さらには農村地帯が抱える問題の深刻さで、そこには東部の同地域と比べた場合の所得格差が大きく、これが西部は貧しい、という印象に繋がっている。

 中国が目指す「西部大開発」はまさに、西部の農村問題をどう解決するかの問題であり、その為には1)外資導入 2)比較優位を原則とした農業改革 3)都市への農民の移動 4)出稼ぎの推奨――などが考えられている。しかしこうした立案も中央主導で、地方も中央の顔を見て行っている。地方の真の自主性が見られず、今後の中国の課題は経済改革計画・実行の「中央から地方へ」がどの程度進むかがポイントだと思った。

 地方の経済政策立案者の頭は依然として「社会主義的思考」のままであり、彼等の先導は期待できない。まだ「待ち」の姿勢である。これに対して民間企業の活力には目を見張るものがある。「官から民へ」も大きな課題だ。中国は今までは「学習の国」と言える。毛沢東思想を学び、?小平を学び、そして今は外資に学んでいる。学ぶだけでも経済はある程度の水準に達する。全人代でも出た「小康生活」というのは、ドル建て一人当たりGDPで3000ドル(日本は3万ドル)を指すようだ。それはラーニング・カーブの中でも実現は可能だろう。

 しかし、その「学習の次」をそろそろ考えるべきところに来ている。しかし、この点に関して「中国はどうするのだろうか」というアイデアをもてないまま帰国した。「学習」を超えたところでの経済成長には、独創性、個の主張などが必要であり、「体制の問題」が絡んでくるからだ。

伊藤洋一(いとうよういち)住信基礎研究所主席研究員。専門は国際経済・デジタル経済・金融であるが、大学講師、ラジオ・テレビの出演、雑誌寄稿など多数。最新著書は「グリーンスパンは神様か?」。HPにもファンが多い。http://www.ycaster.com/

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投資信託基準価額(3月29日現在)
 ザ・ファンド@マネックス             7,333(+72)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
外国投信基準価額(3月29日現在)
<米ドル建>
 バンガード・トータル・ストック・M・I・F 26.44 (+0.35) バンガード・ウェルズリー・インカム・F   21.09 (+0.08) バンガード・スモールキャップ・インデックス 23.79 (+0.38) マサチューセッツ・インベスターズ・トラスト 15.20 (+0.19) MFS ストラテジック・グロース・ファンド 17.00 (+0.24)
 適用レート(3月30日午後2時30分現在)
 買付 105.65 (+0.05) 解約 105.15 (+0.05)
<ユーロ建>
 フィデリティ・ヨーロピアン・グロース・F 12.76 (+0.14)
 適用レート(3月30日午後2時30分現在)
 買付 129.15 (+0.95) 解約 128.15 (+0.95)
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========<マネックス社長 松本大のつぶやき>=========3月30日    <桜、また再び>
昨日、色々な桜についてつぶやきましたが、一つ、大切な区分を云い忘れました。昼見る桜と、夜見る桜です。私の感性では、桜並木や辺り一面の桜と云うのは、夜桜に限ると思っています。小さい頃から夜桜見物が好きでした。家のすぐ近くに高校があり、その敷地の縁を桜がぐるっと囲んでいました。夜になってから親と一緒にその夜桜を見に行くのが、ちょっと大人ぶった粋な世界に触れるようで、とても嬉しかったことを覚えています。かつては谷中の墓地の五重塔跡前の桜並木は、道路の両側から枝が大きく垂れてきており、道を歩きながら上を見ると一面の桜で、手を伸ばせば届くようでとても素敵だったのですが、どういう訳か10年ほど前にその垂れ下がっていた部分を切られてしまいました。随分無粋なことをするもんですが、枝が切られる前のあの通りは、私の中では夜桜の一番の名所でした。今は夜桜No1は、やはり千鳥ヶ淵でしょうか。遊歩道から田安門側を見ると、お堀の大きな岸が、桜の花で埋め尽くされています。遊歩道の桜も、対岸の桜も、それは正に狂おしいほどの大量な桜であり、昼間見るのはかなりの度胸が要ります(私には)。夜桜で見るのが丁度良く、それでも雄大な景色はかなりの迫力があります。桜が咲く時には必ず雨が降るもので、今日の東京は恐らく八分咲きから満開程度だと思うのですが、やはり雨が降っています。天から見ても、早く色を落としたくなるような狂おしい絢爛さなのでしょうか。


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