マネックスメール 2004年4月22日(木)

1999年から発行しているマネックス証券の人気メルマガ「マネックスメール」を、ウェブ上で再読できます。

マネックスメール 2004年4月22日(木)

◆◆◆◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◆◆◆
 楽しい!学べる!得をする
 マネックスメール<第1160号 2004年4月22日(木)夕方発行>  http://www.monex.co.jp/
   <口座開設はこちら(無料)>
     → http://www.monex.co.jp/visitor/koza/index.html
◆◆◆◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇マネックス証券株式会社◆◆◆
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<超初心者向>マネックス・日興ビーンズ共催 中国株ファンド勉強会
http://www.monex.co.jp/visitor/shohin/benkyo/index.html
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<3150円からできる自己投資>勉強会ビデオとDVD
http://www.monex.co.jp/visitor/shohin/benkyo/index.html
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

本日の目次
 マネックス相場概況
 資産設計情報
  サンプラザ中野の株式ロックンロール
  マネックスの投信売れ筋ランキング
  投資信託基準価額
 コラム
  マネックス社長 松本大のつぶやき
  編集長の独り言
 「ブリッジレポート」〜あなたの代わりに会社訪問〜
   オプテックス(6914)
 マネックスメール解除の方法は一番下にあります
 またバックナンバーは以下でご覧頂けます。
http://www.monex.co.jp/visitor/shohin/joho/monex_mail/

=============<マネックス相場概況>===========<相場概況>
12000円の大台回復という場面もあったものの、大手銀の下落で失速。
日経平均      11980.10 (△ 35.80)
TOPIX      1205.80 (△  2.21)
単純平均        468.25 (△  1.69)
東証二部指数     3083.16 (▲  2.60)
日経店頭平均     1994.97 (△ 22.20)
東証一部 
値上がり銘柄数      811銘柄
値下がり銘柄数      634銘柄
変わらず         115銘柄
比較できず          1銘柄

騰落レシオ        111.59%
    注:値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率です。
    一般的に120%台に上昇すると高値圏、70%台に下降すると    底値圏といわれる先行指標です。
    計算は25日ベースで行っており、値上がり銘柄数、値下がり銘    柄数は25日間の累計で計算しています。
売買高     1564.82(百万株:概算)
売買代金    1549742(百万円:概算)
時価総額    3628030(億円:概算)
 為替(17時)  109.48円/米ドル

 為替市場では円安が進行、109円台半ばでの推移となっていたことなどから幅広い銘柄に買いが先行して始まりました。日経平均は12000円の大台を寄り付きから回復しました。

 アドバンテスト(6857)など値がさハイテク株の値動きは重いものの、トヨタ(7203)など自動車株が円安に反応する形で値を上げて始まりました。

 朝方の買いが一巡すると、方向感の乏しいもみ合いが続きました。為替市場も109円台半ばでの膠着状態となっており、株式市場は為替の動きを見守るといった状況になりました。

 軒並み値を上げていた大手銀でしたが、10時前になると買いが途絶え始めて下げに転じました。大手銀の失速でやや投資家心理が悪化、日経平均もその後12000円の大台を割り込みました。

 前場後半再度円が弱含みをみせると、日経平均も12000円の大台を回復。昨日同様に大きな値動きは無い為替市場ですが、株式市場は為替市場の動きを睨みながらの相場といった雰囲気がありました。

 昼休み中に円がやや値を上げ、後場の取引開始頃には109円台前半まで上昇しました。ただ為替との連動性はやや低下した雰囲気で、後場に入ってからも12000円台を維持して始まりました。

 13時前になって、ソニー(6758)を買い進む動きが出始め、年初来高値を更新しました。これが再びハイテク株への物色意欲を高めるきっかけになるといった期待感もあった模様です。

 しかし相場の大手銀の値動きが相場の雰囲気を悪化させました。みずほFG(8411)、UFJ(8307)などが後場一段安となり、市場全体に様子見気分を強めました。

 14時半頃になると、本日も日経平均は終値で12000円の大台を回復できないといった失望感もあり手仕舞い売りが増加しました。日経平均は辛うじてプラス圏を維持しましたが、大台目前で上値の重さを感じさせられる1日でした。

◆個別銘柄◆
UFJ(8307) 65万4千円(▲3万2千円):1株単位
 朝方は堅調な始まりとなったものの、すぐに失速といった展開。後場に入ると手仕舞い売りが増加して一段安。日経平均は12000円の大台を回復しても、大手銀の値動きから先行き不透明感が強まり市場全体に手控え気分が強まりました。

トヨタ(7203) 4120円(△120):100株単位
 為替市場では109円台半ばまで円安が進行、トヨタをはじめ他の自動車株も総じて堅調な値動きとなりました。ハイテク株は円安が進行しても戻り売りなどを懸念して値動きが重いことで、自動車株に注目が集まった面もありました。

東製鉄(5423) 1742円(▲66):100株単位
 昨日は単独決算の内容を手掛かりに急伸。本日は朝方利益確定売りで反落、売りが一巡すると上昇に転じる展開。その後も売り買いが交錯し、非常に荒い値動きを続け、結局後場は下げ幅を拡大して終了。

ソニー(6758) 4560円(▲10):100株単位
 一部で米映画大手のMGMを買収すると報じられました。これを手掛かりに思惑買いを誘い、後場に入って一段高となり年初来高値を更新。会社側は、この報道に対して憶測にはコメントできないと回答。後半は大手銀の下げ幅拡大で地合いも悪化、ソニーも失速して小幅安で終了。

HOYA(7741) 11690円(△620):100株単位
 昨日の後場、決算速報が伝わると好業績は織り込み済みといった雰囲気で利益確定売りが増加して下落。今朝は改めて好業績を評価する買いで値を上げる始まりとなりました。年初来高値を更新、上場来高値も視野に入る水準まで値を上げたものの、後場は再び利益確定売りで伸び悩み。

ワタベ(4696) 1921円(△181):100株単位
 目黒雅叙園を買収、完全子会社化と報じられました。これにより、国内挙式取扱数はほぼ倍増する見込み。業績拡大期待から買いを誘い、朝方ストップ高まで値を上げました。後場に入ると利益確定売りが出始め上げ幅を縮小。
イーアクセス(9427) 54万1千円(△5万円):1株単位
 2004年3月期の単独経常利益はコスト削減と加入者増が寄与して黒字に転換した模様と報じられました。黒字額も従来予想の15億円を大幅に上回る25億円とされ、これを手掛かりにストップ高まで買い進まれました。

藤和不(8834) 380円(△47):500株単位
 前場は薄商いで方向感の乏しい展開を続けました。昼休み中に前期業績予想の上方修正を発表し、後場は買い気配から始まりました。寄り付き後も一段高を演じましたが、逃げ足は非常に速く荒い値動きとなりました。

コスモ石(5007) 272円( 0)
 最大220万人分の会員情報が流出した可能性があると報じられ、朝方は売りが先行して始まりました。ただ朝方の売りが一巡すると方向感の乏しい展開。市場の関心は大手銀や輸出関連銘柄に集中しており、コスモ石油のこの問題には関心が低く、後場は売買高も少なく静かな展開。

◆ランキング◆
東証1部値上がり上位
    銘柄        上昇率   上昇幅    終値   売買高東急建設(1720)  +16.39 △100  710 4433.3ジンズメイト(7448)+15.38 △200  1500 148.5愛時計(7723)   +15.08  △43   328   451トーセ(4728)   +14.59 △200  1570  99.5藤和不(8834)   +14.11  △47  380 7286.5
東証1部値下がり上位
    銘柄        下降率   下降幅    終値   売買高中山鋼(5408)   −10.18  ▲44   388  4253東京鉄(5445)    −6.47  ▲32   462   881合同鉄(5410)    −6.13  ▲26   398 10433大阪製鉄(5449)   −5.97  ▲89  1400  38.3大和工(5444)    −5.37  ▲73  1286   487
東証1部売買高上位
    銘柄         売買高(千株)    終値    前日比りそな(8308)      106294    216     ▲8いすゞ(7202)       67212    298      0新日鉄(5401)       34514    252     ▲6日産自(7201)       25013   1238    △24東芝(6502)        23973    532    ▲10山水電(6793)       21784     41     △2三菱重(7011)       20084    345     △1住金(5405)        19562    142     ▲3石川島(7013)       19187    172     △1川重(7012)        18375    181     ▲1
東証1部売買代金上位
    銘柄       売買代金(百万円)    終値    前日比みずほFG(8411)     78794 49万9千円   ▲2万円トヨタ(7203)       71131   4120   △120ソニー(6758)       52369   4560    ▲10UFJ(8307)       44202 65万4千円 ▲3万2千円ソフトバンク(9984)    37324   5140    ▲70日産自(7201)       31096   1238    △24三井住友(8316)      30882 78万1千円 ▲1万4千円キヤノン(7751)      24773   5500   △100りそな(8308)       23419    216     ▲8いすゞ(7202)       20458    298      0
=============<資産設計情報>==============「サンプラザ中野と松本大の株本(かぶぼん)」 日本経済新聞社より
発売中!!「低金利の時代に株式投資を始めたい」そんな声に
お応えしてサンプラザ中野がやさしく解説いたします。
http://www.nikkei-bookdirect.com/bookdirect/item.php?did=35046

------------------<サンプラザ中野の株式ロックンロール>--------------
マネックス証券、好決算おめでとう。サンプラザ中野だー!
俺も持っているぞ、マネックス株。順調に騰がってくれてありがとう。去年の
2万円台を思えば夢のようだね。寒い冬には暑い夏の事が想像しにくいものだ
けど、かならず春は来て、夏もやがて来るのだね。

「負け犬の遠吠え」を読んだ。話題の書である。30代後半・未婚・子なしの
著者(女性)が、自らをそして同族を「負け犬」と称してその生態を解説・解
明・開陳していく。実に面白く読めた。曰く、心の成人年齢が上がってきてい
る。バブルの頃に「30歳成人説」というものがあった。しかし実感としては
「35歳成人説」を押す。だから結婚・子産みを強く意識しないままここまで
きてしまった、と。以前読んだものに、こう書いてあった。団塊の世代が年を
取らないので、それ以下はいつまでたっても子供なのだと。団塊の世代は戦後
教育を受けている。自由を教えられている。また、自由を教えられた初めての
世代だ。つまり先輩がいない。そして団塊の世代であるがゆえに商売のターゲ
ットとなりやすい。団塊の世代を対象とした商品が開発されやすい。だから常
に新鮮な商品や企画を世の中から与えられる。情報が多い、刺激も多い。ゆえ
に老けにくい。そんな世代を上に持つ下の世代は、ますます年齢を自覚しにく
くなる。「少年老いにくく、人成り難し」の時代なのだろう。

さて、日本は国としてどうだろう?「自己責任」がクローズアップされている。
「自己責任」といえば我々投資家である。我々はたとえ負けても誰も責任を負
ってくれないのを知っている。しかしそれも最近のことだ。ちょっと前までは
「損失補てん」がまかり通っていた。ペイオフだって延期中だ。電車に乗ろう
と駅に行けば、様々なアナウンスで五月蝿い。電車が来るぞ。黄色い線より下
がってくれ。ホームと電車の間が空いているぞ。駆け込むな。降りる人が先だ
ぞ。押し合うな。ドアが閉まるぞ。チャイムも鳴らすぜ。動き出すぞ。離れろ。
車内でも途切れる事はない。乗車ありがとう。行き先はどこそこだぞ。ちょっ
と揺れるぞ。老人・妊婦に席を譲れ。電話はするな。リュックは前に抱えろ。
俺は車掌の何々だ。次の駅に着くぞ。出口は右だぞ。慌てずに急げ。

アホである。日本人は子供なのである。「自己責任」なんて急に言われても、
誰も意味がわからないのである。たぶん与党の政治家も意味もわからず使って
いる。自衛隊がイラクにいるから日本人が拘束されているのだ。国家としての
「自己責任」と思う。

サンプラザ中野:数々の爆発的ヒット曲を生み出してきた「爆風スランプ」で
活躍。現在新たに「サンプラザ中野とノンスモーカース」を結成。
自身のホームページでも意外な側面を見ることができる。
http://www.kk.iij4u.or.jp/~sunplaza/

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<マネックスの投信売れ筋ランキング ベスト5>

1.日経225ノーロードオープン
2.HSBCチャイナオープン
3.パートナーズJオープン(店頭・小型株)
4.ブル・ベア セレクト ダブル・ブルファンド
5.トヨタアセット・バンガード海外株式ファンド
(4/12〜4/16 マネックス調べ)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
投資信託基準価額(4月21日現在)
 ザ・ファンド@マネックス            8,080(+61)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
外国投信基準価額(4月21日現在)
<米ドル建>
 バンガード・トータル・ストック・M・I・F 26.49(+0.16)
 バンガード・ウェルズリー・インカム・F   20.83(+0.07)
 バンガード・スモールキャップ・インデックス 23.80(+0.25)
 マサチューセッツ・インベスターズ・トラスト 15.30(+0.07)
 MFS ストラテジック・グロース・ファンド 17.15(+0.13)

 適用レート(4月22日午後2時30分現在)
  買付 109.20(+0.45) 解約 108.70(+0.45)

<ユーロ建>
 フィデリティ・ヨーロピアン・グロース・F  13.03(−0.13)

 適用レート(4月22日午後2時30分現在)
  買付 129.80(+0.60) 解約 128.80(+0.60)

========<マネックス社長 松本大のつぶやき>=========
4月22日    <味覚・視覚・聴覚>

五感の話は前にも書いたことがありますが、ふと、また或る仮説を思いつきま
した。日本人は大変味覚の優れた民族だと思っています。立派な日本食に限ら
ず、毎朝食べるようなご飯粒と海苔の組み合わせにも、中々馬鹿に出来ない微
妙な味わいがあり、全国的に味覚が優れているように私は思っています。
視覚と云えばやはりヨーロッパ人でしょうか。文房具、車、オフィスと云った
工業デザインから絵画に至るまで、やはりヨーロッパの視覚文化の奥行きには
感嘆させられるものがあります。特にあの色使いは、他の地域にはない優れた
ものを感じます。
聴覚と云うとユダヤ人でしょうか。ピアノにしてもオーケストラの指揮者にし
ても、ユダヤ人は断トツのリーディング・グループである気がします。ユダヤ
人と云えば、もう1つ優れているのはお金儲けです。アメリカでもヨーロッパ
でもユダヤ資本の収益力は凄まじいものがあり、日本でもお金儲けが上手だと
「日本のユダヤ人」などと表現する場合があるほどです。
そこで思ったのですが、お金儲けはやはり聴覚に関係するのではないかと。視
覚情報は誰でも広く見られるので、その特殊性が薄まってしまい、お金儲けす
るには既に遅すぎたり一般的過ぎてしまう。一方、耳から入る情報は、狭い空
間の中で交換される情報であり、一握りの人達が儲けることのできる価値を抱
えているのではないかと。
まぁ、鮨屋の親爺と酒を飲みながら考えたことなので、かなり適当な暴言と聞
き流して下さい。しかし「耳ヨリな情報」とは云いますが、「目ヨリ」とか
「口ヨリ」とかは云いませんからね!

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
創刊号からのマネックスメールバックナンバー(マネログ)はこちらから
→ http://www.monex.co.jp/monex_blog/index.html

マネックスメール全文を過去にさかのぼって読むことはもちろん、“つぶやき”
の部分だけをさかのぼることや、キーワードで過去のある部分を検索すること
も可能です。ぜひ一度お試しください。

=============<編集長の独り言>=============
新聞の折り込みチラシをみていたら、日本橋三越のチラシが入っていました。
イベントのお知らせとしてイタリアフェア開催するそうです。デパートに限ら
ずスーパー等々でもイタリア、フランス、イギリスetc、特定の国の商品を
揃えたフェアはよくみかけます。日本橋三越がイタリアフェアを開催しても、
特に珍しいものではありません。
イタリアから輸入したワイン、パスタ、インテリアなど様々な商品が広告に掲
載されています。ちょっと変わっているかなと感じたのは、さすがイタリア、
フェラーリのミニカーも用意されています。ミニカーといっても1/24のモ
デルがお値段1523円、1/18のモデルは4725円とやや高め。
そして一番驚いたのは、広告の一番下にイタリアの高級車のひとつである“マ
セラティ”の写真、お値段は約1200万円也。デパートのイタリアフェアで
さすがにマセラティは売れないだろうと思いながらも、日本橋三越の上得意様
であれば、“これ1つ”と言う人がいても不思議ではない気もします。全く違
う意味で興味の湧いたイタリアフェアでした。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ご意見や、皆様の身近な投資情報は、こちらまでお寄せ下さい。
mailto:feedback@monex.co.jp

=====「ブリッジレポート」〜あなたの代わりに会社訪問〜======
個人投資家が自ら企業訪問をして取材するのは、実際には難しいのが実情。
そこで、(株)インベストメントブリッジが、皆さんの代わりに会社訪問し、
事業内容、強み・特徴、中長期の経営ビジョンなどをわかり易くお伝えします。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
今週の企業

オプテックス(6914)
http://www.optex.co.jp/
 「ダイナミックな発想・行動によるダイナミックな成長を目指します」

オプテックスに関するアンケートにお答えください。
http://www.cyber-ir.co.jp/rep-cgi/6914_enq.htm

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
2004年3月4日(木)

オプテックスをフォローアップ取材しました。
大津の本社で小林社長、IR担当の若林部長にお話を伺いました。

●2003年12月期決算概要

大幅な増収・増益となりました。
国内・外における防犯需要の増大と多様化に応え、製品の更なる市場浸透に注
力しました。特に海外における屋外警備用センサを中心とした高付加価値製品
の伸びが大きく寄与しました。
また、利益面では、韓国における防犯用製品の販路を代理店から、子会社に変
更したことで利益率が大幅に向上。加えてコストの伸びを管理体制の強化によ
り抑制できたことも寄与しました。

●2004年度業績予想

今期も堅調な伸びを予想しています。
新ルートの開拓と既存ルートの拡大強化に注力する一方、生産合理化などによ
るコスト削減も進めます。今年3月に本社を移転することもあり、それらに関
する経費を多めに計上しています。

●事業部門別施策

<セキュリティ部門>

*プロテクションセキュリティ
犯罪が起きてから対応するのみではなく、早期認知、光や音による威嚇・撃退
で犯罪を抑止し、また映像による犯罪の証拠確認を行います。
センサライトカメラとセキュリティTVドアホンのシステムは、警備会社ルー
トで順調に拡大しています。
新たな販路として、ホームセキュリティの需要増加に伴って、ハウスメーカー、
リフォーム業者、住宅建材健在メーカーなどへ、新築住宅への標準装備として
採用を提案するなど、一般住宅をターゲットとした新たな販路の開拓を進め、
「プロテクションセキュリティNO.1」を目指します。

*モニタリングセキュリティ
高信頼性センサと画像監視システムの組み合わせによるモニタリングセキュリ
ティは、国内外での拡大を目指しています。

「国内市場」
・通信機器メーカー、OA機器メーカー、金庫メーカー、防災機器メーカーな
どの業界トップ企業に防犯ノウハウの提供という形で、アライアンスを強化し
ます。
・警備会社、防犯商社、防犯工事店などへは、ソリューションの提案により、
内部シェアの拡大を図ります。

「海外市場」
・成長市場における拠点を中心に現地大手警備会社への直接営業を強化します。
・屋外センサカメラとデジタル記録装置のラインアップを強化し、「アウトド
アプロテクション(屋外警備)」、「センサ起動型画像監視」といったソリュ
ーションの提案を警備会社に行います。
これらによって、「モニタリングセンサシェアNo.1の確立とセンサ起動型
画像監視による市場創造」を目指します。

●中期経営計画
今年が創業25周年の同社は「EXPANSION 25」と題して、更なる
発展・成長を目指しています。

*小林社長のビジョン
現在の小林社長の考え、同社の取組みなどを伺いました。

以前のレポートでも紹介しましたが、同社では「売上高の20%成長」を一つ
の目標としています。今期の売上高も+22%ということになっていますが、
小林社長は現状には決して満足していないということです。
「売上高の20%成長」の実現を、かけ声だけでなく更に具体的にブレークダ
ウンしていく作業を現在行っています。

一つは「発想と行動のダイナミズム化」です。
従来の延長線ではなくいわば、「創業期における事業構築の考え方」を社員に
持ってもらおうということです。

二つ目は「10億円プロジェクト」と呼ばれているものです。
同社は40億円の現預金を保有し、18億円の営業キャッシュフローを稼ぎ出
しています。
従来は要素技術への注力に投資してきましたが、今後はこの資金を活用し、新
技術の獲得と成長スピードのアップのためのM&Aの可能性を探っていくとい
うことです。

社内体制・動向としては、以下の数点を指摘されていました。

1.新本社の完成
雄琴にある技術センターの隣地の土地を取得し、新本社を建設しました。
(2004年3月竣工)
営業、技術、企画が一体化する物理的変化から生まれる「もの」に小林社長は
大いに期待されています。

2.「Revolution 25」
今年は創業25周年ですが、更に25年後の創業50周年時に定年に達してい
ない社員(35歳以下)によって、将来の同社像を描き提言するというプロジ
ェクトです。

3.世代交代に向けて
社長のビジョンを社員と共有化するに際し、従来は社長が自ら社員に向けて語
っていましたが、最近は、それだけでなく、次代を担う経営陣を育成するため
に、執行役員など幹部社員がTV会議で順番に社員へ語るようにしています。

●取材を終えて

「ダイナミックな発想・行動によるダイナミックな成長」
小林社長が目指しているものを一言で表せばこうなるでしょう。足元の好業績
にも一切楽観視することなく、更に上を目指して行きたいという強い決意を感
じることができました。
今後も同社の動向を引き続きフォローしていきたいと思います。

☆★☆ 詳細はCyber-IR:http://www.cyber-ir.co.jpで ☆★☆ 
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

<今回の企業のIR資料を御希望の方は、「お名前」、「住所」、
「今回の企業名」を明記の上こちらまで。
ブリッジレポートの感想などもお書き添えいただくとうれしいです。>
→> req@cyber-ir.co.jp

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
提供:「企業と個人投資家を結ぶ架け橋」株式会社インベストメントブリッジ
問い合わせ req@cyber-ir.co.jp

「上記レポートについては、(株)インベストメントブリッジが作成した
 ものであり、その内容の正確性・有用性等についてマネックス証券(株)
 は一切責任を負いません」

===================================
<マネックスメールを解除したい時は>

・当社に直接申し込まれたお客様
 マネックスメールの受信解除、メールアドレスの変更等はこちらへ

 ▽ http://www.monex.co.jp/visitor/shohin/joho/monex_mail/

 アドレスの変更の場合、お手数ですが、旧アドレスの解除、新規アドレスの
 登録という方法でお願いします。

・まぐまぐ、Macky!、melmaご利用のお客様
 解除をしたい場合は、ご自身がご利用のシステムから行って下さい。

 ▽まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000017399.htm (ID:0000017399)
 ▽Macky! http://macky.nifty.com/check.htm (マネックスメール)
 ▽melma http://www.melma.com/ (マネックスメール m00015629)

 何れもメールでの解除はできません。HPにアクセスして行ってください。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
●配送できないメールアドレス等の解除について
マネックスメールでは、ご登録いただいたメールアドレスに間違いがありメールを配
送できない場合や、何らかの理由で一定期間登録メールアドレスへメールが配送され
ない場合、その他弊社がやむを得ないと判断した場合には、登録メールアドレスを解
除させていただくことがございます。予めご了承下さい。
マネックスメールへのご登録にあたりましては、正しいメールアドレスが入力されて
いることをご確認下さい。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
 マネックスメールはマネックス証券株式会社(以下「当社」)が発行するメール
 マガジンです。マネックスメールの著作権は当社に属し当社の許可なく複製・再
 配信等を行うことはできません。当社は有価証券の価格の上昇又は下落について
 断定的判断を提供することはなく、マネックスメールをもって有価証券の売買を
 勧誘するものでもありません。投資等のご判断は、ご自身の自己責任においてさ
 れますようお願い致します。当社は、お客様のマネックスメール情報サービスの
 ご利用により生じた損害につきましては、その責を負いません。

 またマネックスメールに他社から提供されているコンテンツに関しては、それぞ
 れの会社が作成したものであり、その内容の正確性・有用性等について当社は一
 切責任を負いません。

 http://www.monex.co.jp/
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

マネックスからのご留意事項

「マネックスメール」では、マネックス証券でお取扱している商品・サービス等について言及している部分があります。
マネックス証券でお取引いただく際は、所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。お取引いただく各商品等には価格の変動等による損失が生じるおそれがあります。また、信用取引、先物・オプション取引、外国為替証拠金取引をご利用いただく場合は、所定の保証金・証拠金をあらかじめいただく場合がございます。これらの取引には差し入れた保証金・証拠金(当初元本)を上回る損失が生じるおそれがあります。

商品ごとに手数料等及びリスクは異なりますので、詳しくは「契約締結前交付書面」、「上場有価証券等書面」、「目論見書」、「目論見書補完書面」又は当社ウェブサイトの「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」をよくお読みください。

マネックスメール登録・解除

5000号以降のマネックスメール

コラム一覧