マネックスメール 2004年4月30日(金)

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マネックスメール 2004年4月30日(金)

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 マネックスメール<第1165号 2004年4月30日(金)夕方発行>  http://www.monex.co.jp/
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本日の目次
 マネックス相場概況
 資産設計情報
  資産設計への道 〜 その118
    どうする?中国株 資産設計部 内藤忍
  マネックスの投信売れ筋ランキング
 コラム
  マネックス社長 松本大のつぶやき
  編集長の独り言
 ただ今ブックビルディング中
 「ブリッジレポート」〜あなたの代わりに会社訪問〜
   イムラ封筒(3955)
 マネックスメール解除の方法は一番下にあります
 またバックナンバーは以下でご覧頂けます。
http://www.monex.co.jp/visitor/shohin/joho/monex_mail/

=============<マネックス相場概況>===========<相場概況>
米国市場が大幅安であったことからほぼ全面安での引け、好業績銘柄は比較的しっかりとした動き。

日経平均      11761.79 (▲242.50)
TOPIX      1186.31 (▲ 20.61)
単純平均        463.87 (▲  6.38)
東証二部指数     3142.85 (△ 16.01)
日経店頭平均     2043.37 (△  6.20)
東証一部 
値上がり銘柄数       236銘柄
値下がり銘柄数      1254銘柄
変わらず           71銘柄
比較できず           0銘柄
 
騰落レシオ        96.9%
    注:値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率です。
    一般的に120%台に上昇すると高値圏、70%台に下降すると    底値圏といわれる先行指標です。
    計算は25日ベースで行っており、値上がり銘柄数、値下がり銘    柄数は25日間の累計で計算しています。
売買高     1599.03(百万株:概算)
売買代金    1567858(百万円:概算)
時価総額    3575107(億円:概算)
 為替(17時)  110.45円/米ドル

 連休の谷間で動き難い中で米国市場が中国経済の減速懸念、利上げ懸念、イラク問題に企業業績への不安もあいまって大幅安となった事で、軒並み売り気配からの始まりでした。ハイテク銘柄の一角や中国関連銘柄に値を崩すものが目立ち指数は底練りの状態となりました。

 寄り付きの売り一巡後も戻り歩調とはならず、戻りも非常に鈍い状況が続いていました。後場に入ってからも後場の寄り付きこそ買戻しも入り戻り歩調となりましたが、軟調な展開が続き指数も大幅安のままでの推移となりました。その後は幾分底堅い展開を続けましたが連休の谷間と言うこともあり買い気の乏しい中では戻りにも限界があったようです。

 個別にはTDK(6762)が好決算の発表を背景に大幅高となり、物色の矛先を集める形でじり高となりました。また、富士通(6702)も好業績を見直す形で高く、業績の裏づけのある銘柄はしっかりした動きとなっていました。

 この東証一部の9割近い銘柄がマイナスとなる相場の中で二部指数や日経ジャスダック平均は値上がりしていました。個人投資家中心と思われる小型株の値幅取りの回転は効いているようです。

◆個別銘柄◆
KDDI(9433) 66万1千円(△1万円):1株単位
 28日の引け後に業績の上方修正が発表されたが、地合いの悪さに反応は鈍い。携帯電話の新規契約伸び率ではドコモを凌駕しているが小幅高にとどまった。

日鉄鋼板(5454) 273円(▲52)
 新日鉄は28日に日鉄鋼板など3社を完全子会社化すると発表した。日鉄鋼板は合併比率から換算した理論価格が28日終値を大きく下回ることから大幅安となった。

東製鉄(5423) 1860円(▲75):100株単位
 中国での鋼材需要の逼迫などを囃して買われていただけに、中国経済減速の懸念で売られた。

コマツ(6301) 629円(▲59)
 中国関連銘柄の代表格として相場を引っ張ってきただけに、米国株安、中国経済の停滞、ということで建機需要も緩むとの見方から大幅安となった。
TDK(6762) 7880円(△510)
 逆行高。28日引け後に市場予想を大幅に上回る決算を発表。地合いの悪さから逆に業績見通しに安心感のある同社に買いが集まる形で大幅高となった。
ファーストリテイリング(9983)8600円(▲110):100株単位 中国で生産をしているということで、寄り付きから大きく売り込まれたが、今期に入ってからの業績の堅調さや値ごろ感から下げ渋り、戻り歩調での引けとなった。

富士通(6702) 767円(△12)
 ハイテク株に値下がり銘柄が目立つ中で高くなった。27日に決算発表をしたが、ここへきて物色難のなかで同社の収益力の改善に対する評価が高まり、見直し買いが入ったようだ。

日信販(8583) 419円(▲3)
 全般軟調な中小安い状況となっていたが、14時半頃に利益準備金、資本準備金の取り崩しや減資を発表し、乱高下となったが、結局は小幅安で終了となった。

◆ランキング◆
東証1部値上がり上位
    銘柄        上昇率   上昇幅    終値   売買高東海染(3577)  +12.06   △24   223  1294三菱自(7211)  +11.42   △28   273 45804松田産業(7456) +11.26  △100   988   148東洋通(6708)   +9.44   △56   649  1223ドウシシャ(7483) +7.71  △320  4470  92.6
東証1部値下がり上位
    銘柄        下降率   下降幅    終値   売買高日鉄鋼板(5454) −16.00   ▲52   273  3387日立建(6305)   −8.92  ▲145  1480  6534コマツ(6301)   −8.57   ▲59   629 14780商船三井(9104)  −8.34   ▲44   483 28358タチエス(7239)  −8.17   ▲94  1056 140.5
東証1部売買高上位
    銘柄         売買高(千株)    終値    前日比新日鉄(5401)      117107    231    ▲15 りそなHD(8308)     98804    223     ▲3 住 金(5405)       46489    133     ▲6 三菱自(7211)       45804    273    △28 東 芝(6502)       36560    507    ▲15 富士通(6702)       28957    767    △12 商船三井(9104)      28358    483    ▲44 三菱重(7011)       26629    304     ▲7 神戸鋼(5406)       22788    153    ▲10 川崎船(9107)       21102    473    ▲36
東証1部売買代金上位
    銘柄       売買代金(百万円)    終値    前日比みずほ(8411)       67605 52万2千円   ▲6千円 三井住友(8316)      55626 83万4千円   △2万円 UFJHD(8307)     47893 68万3千円 ▲1万2千円 ソニー(6758)       36573   4270   ▲140 NTTドコモ(9437)    29248 21万9千円   ▲4千円 三菱東京(8306)      27998 98万2千円   △2千円 新日鉄(5401)       27253    231    ▲15 TDK(6762)       27237   7880   △510 トヨタ(7203)       26733   3990    ▲60 キヤノン(7751)      25958   5790    △10

=============<資産設計情報>==============−−−−−−−−−−<資産設計への道〜その118>−−−−−−−−−−
5月11日19時から表参道で超初心者のための「資産設計塾」が開講します。これから真剣に株式・外貨などに投資をはじめたいという方に最適です。定員に達し次第締め切りになりますのでお早めにどうぞ。
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どうする?中国株

中国株が調整しています。マネックスで販売しているHSBCチャイナオープンの基準価額も1週間で5.5%の下落、3ヶ月で見ると10%以上の下落になっています。(4月23日現在週次レポートより)

最近の相場調整の要因については28日のこのコラムがコンパクトにまとまっていますので読んでみてください。
http://www.monex.co.jp/monex_blog/archives/cat_30.html

ファンドを保有している人は評価損益を見て一喜一憂する前に、自分の中国株への投資について整理して考えてみましょう。相場の分析ではなくなぜ中国株なのか、なぜファンド(投資信託)を使った投資なのか、という理由です。
●なぜ中国株に投資するのか
中国株式は短期の値上がり益狙いで特定の銘柄に投資するのではなく、国際分散投資の1つの投資対象として考えるべきであると書きました。もちろん中国株のリスクは一切取らないという選択肢も存在します。
http://www.monex.co.jp/monex_blog/archives/003664.html

有望な投資対象ということであれば資産の一部を配分することになりますが、その比率はそれほど大きなものにはならないでしょう。まず自分の全体の資産のうち外国株式にどのくらいの比率を投資するのか。次にその中で中国株式にどのくらいの資金を振り向けるのかという視点から投資金額を決めるべきです。
●なぜファンドを使って投資するのか
なぜファンドで中国株に投資をしているのか、についてももう一度良く考えてみましょう。自分で投資判断できない市場であるから専門家に任せて投資をお願いするという理由からではないでしょうか。アクティブ運用を自分でやってカモにされる事態を避けるには自分より能力のある人に任せるのが賢明です。
いったん、専門家に任せると決めたのであれば、自分の相場観に基づいてあれこれ考えることはありません。それは専門家が判断することだからです。
●長期的には上昇するのか下落するのか?
中国株式市場はこれからどうなるのかは誰にもわかりません。もし、数年後に中国株が今より値下がりすると考えるならそもそも中国株への投資は控えるべきでしょう。つまり今、中国株へ投資を行っているのは明日上がるか下がるかを考えてデイトレードしているのでなければ、将来の相場の上昇を予想して投資ということです。

今回の株価の調整が一時的なものであり、長期的には上昇する、と予想するのであれば積立による投資がベストと考えます。毎月決まった金額を投資することでドル・コスト平均法による時間の分散が実現します。

●過去を振り返っても結果は変わらない
今もっている中国株や中国株ファンドの評価損を嘆いても過去の結果は変えることはできません。それより重要なことは、これから投資をはじめると仮定した場合、中国株にいくら資金を振り向けるか、という将来の視点です。

●いつからどうやってはじめるのか
では一体いつからはじめるのが良いのでしょうか。これからしばらく株価の調整が続くとすればもう少し様子を見てから、と思う人もいるでしょう。しかしいつから相場が反転するか、これも誰にもわからないことです。

将来値上がりすると思う資産を買うのはみんなが売りに殺到して値段が下がっている時、というのはバリュー投資の成功者が実行したことです。
http://www.monex.co.jp/monex_blog/archives/004845.html

もう少し下がったら・・・タイミングを考えている人には時間の分散による投資をおすすめしたいと思います。

今回の話のまとめ---------
●中国株が今後どうなるかは誰にもわからない
●長期的にどうなるのか、資産のどの位を配分するのかを考えよう
●みんなと同じことをしていてはリターンは得られない

ではまた来週・・・。

(マネックス証券 資産設計部 内藤 忍)

※投資信託をお申込みの際には、「目論見書」にて詳細をご確認下さい。
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資産設計への道へのご意見・ご質問はメール件名「資産設計部 内藤」宛でfeedback@monex.co.jp までお送りください。
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<マネックスの投信売れ筋ランキング ベスト5>

1.HSBCチャイナオープン
2.日経225ノーロードオープン
3.ブル・ベア セレクト ダブル・ブルファンド
4.パートナーズJオープン(店頭・小型株)
5.ザ・ファンド@マネックス
(4/19〜4/23 マネックス調べ)

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投資信託基準価額(4月28日現在)
 ザ・ファンド@マネックス             8,242(−1)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
外国投信基準価額(4月28日現在)
<米ドル建>
 バンガード・トータル・ストック・M・I・F 26.43(−0.39) バンガード・ウェルズリー・インカム・F   20.82(−0.14) バンガード・スモールキャップ・インデックス 23.60(−0.47) マサチューセッツ・インベスターズ・トラスト 15.22(−0.25) MFS ストラテジック・グロース・ファンド 16.91(−0.32)
 適用レート(4月30日午後2時30分現在)
  買付 110.15(+1.00) 解約 109.65(+1.00)
<ユーロ建>
 フィデリティ・ヨーロピアン・グロース・F 13.07 (−0.15)
 適用レート(4月30日午後2時30分現在)
  買付 132.30(+1.65) 解約 131.30(+1.65)

========<マネックス社長 松本大のつぶやき>=========4月30日    <青いもみじ>
紅葉の名所は、今時に行ってもとても綺麗です。青空を背景に、抜けるような爽やかで透き通った緑を見ると、本当に若々しくて清潔な美しさがあり、心を洗われる気分になります。ところでこのような葉のことを「青いもみじ」と呼ぶことがありますが、語感的にはかなり抵抗があります。「もみじ」は紅葉であり、赤いから「もみじ」なのであって、青いのは「もみじ」でないと思われるからです。「もみじ」の正式名称は「かえで」です。「かえで」は何故「かえで」かと云うと、蛙の手のようであるから、元は「かえるで」が後に「かえで」になったと云います。紅葉(こうよう)を何故「もみじ」と読むかと云うと、そもそも葉っぱが赤くなることを「もみつ」もしくは「もみづ」と云ったそうです。万葉集に、『わが屋戸に 黄変(もみ)つ蝦手(かえるで) 見るごとに 妹を懸けつつ 恋ひぬ日はなし』と云う歌があります。やはり「青いもみじ」は間違った用法であり、「青い”かえで”も”もみじ”とは違った趣で素敵ねぇ」などと云うべきでしょう。言葉は大切にしたいですね。

追伸:ゴールデン・ウィーク中もマネックスFXはお取引頂けます!iモードなどにも対応していますので、旅行先でもOKです。今晩も米個人所得・支出の発表などがありますが、3日〜5日も米ISM製造業景況指数(3日)、米連邦公開市場委員会(FOMC)、米製造業受注指数、ユーロ圏失業率、ユーロ圏生産者物価指数(以上、4日)、米ISM非製造業景況指数、ユーロ圏小売売上高(以上、5日)などが控えています。私もちょくちょく覗いちゃおうかなぁっと・・・。良い連休をお過ごし下さい!

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創刊号からのマネックスメールバックナンバー(マネログ)はこちらから→ http://www.monex.co.jp/monex_blog/index.html

マネックスメール全文を過去にさかのぼって読むことはもちろん、“つぶやき”の部分だけをさかのぼることや、キーワードで過去のある部分を検索することも可能です。ぜひ一度お試しください。

=============<編集長の独り言>=============久しぶりです。しばらく腰痛などから完全に開放されていたのですが、先週どうも体の節々が痛く、筋肉が硬くなっている気がしました。そして昨日、ついに痛みが走りました。
以前このコーナーで紹介した、本八幡の整体に今日行ってきます。私が腰痛から開放されている間、広島から上京した母が何度かこの整体に行っているのですが、院長先生以外は皆メンバーが変わったそうです。どういった人たちに変わっているのでしょう。何店舗かあるそうなので、人事異動があったのだと思います。ひょっとすると、新治療院の院長に昇格した人もいるのでしょか。せっかくのゴールデンウィーク、この痛みのために自宅で寝ていることになってしまうのでしょうか・・・。
そういえば、ゴールデンウィークはすっかり恒例行事があります。私の家の前の道路は私道なのですが、この私道に接している家の人たちが総出で掃除をする日があります。側溝の蓋をはずして中の掃除もするのですが、今年私はこれに参加できるのだろうか・・・。
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ご意見や、皆様の身近な投資情報は、こちらまでお寄せ下さい。
mailto:feedback@monex.co.jp

==========<ただ今ブックビルディング中>==========当社取り扱いの新規公開銘柄のブックビルディング期間等の日程を掲載します。詳しくはホームページをご覧下さい。

−−−−−−−−−−−<新規公開株の公募/売出>−−−−−−−−−
<新規取扱決定の銘柄>
 フレームワークス(3740) マザーズ
  ブックビルディングは 5月18日(火)から
             5月24日(月)まで

詳細はこちら
http://www.monex.co.jp/visitor/shohin/kabushiki/ipo/meigara/
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=====「ブリッジレポート」〜あなたの代わりに会社訪問〜======個人投資家が自ら企業訪問をして取材するのは、実際には難しいのが実情。そこで、(株)インベストメントブリッジが、皆さんの代わりに会社訪問し、事業内容、強み・特徴、中長期の経営ビジョンなどをわかり易くお伝えします。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
今週の企業

(3955)イムラ封筒 http://www.imura.co.jp/
      「同社の強みを生かした提案営業を強化していきます」

      イムラ封筒に関するアンケートにお答えください。
      http://www.cyber-ir.co.jp/rep-cgi/3955_rep_enq.htm

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2004年3月31日(水)

イムラ封筒の決算説明会に出席しました。
井村社長が決算概要、今後の展望を説明されました。

●2004年1月期決算概要

主力の封筒事業は積極的に販売数量を確保し、売上高は微減にとどめることができ、営業利益は増加しましたが、メーリングサービス事業、その他事業は売上減少、営業減益となりました。

●封筒事業の概況と施策

通信、電気、ガス料金など各種請求用、株主総会招集通知用、官公庁の諸通知用、一般事務用などで使用される長形封筒、角形封筒、洋型封筒、窓付き封筒などを製造販売しています。

<封筒市場の動向>
第1種(封書)引受郵便通数は、2001年の年間132億通をピークに減少しており、月次ベースでは2001年11月から2004年1月まで、27ヶ月間連続して前年実績を下回っています。ただ、冊子小包、メール便への移行が進んでおり、これを考慮すると前年比で横這いとなっています。
封筒業界の推定市場規模は900−1000億円。同社はシェア22.2%でトップに位置します。(同社調査による)

<重点施策>

*差別化商品の拡販
顧客のニーズに対応し、売上を伸ばすために差別化商品の拡販に取り組みます。
・クイックオープナー
開封率の向上を目的として、「簡単にきれいに開封できる」、「ミシン目が隠れている」、「インパクトのあるPRスペースを提供」という特徴を持つDM用の封筒です。同じ内容のDMをクイックオープナーの有無で実験してみたところ、返信率は「無し」の場合が4.8%だったのに対し、「有り」の場合は5.3%と0.5%も高くなりました。
DMの世界で返信率が0.5%上昇というのは大変大きな意味を持っており、こうした実績を基に拡販を進めていきます。

*直接販売比率の向上
今後は同じ企業内の様々な部門へのアプローチや、本体のみならず子会社などへも積極的に営業をかけていく方針です。

*生産性の改善

技術力を生かした生産性の改善を目指し、従来は5工程だった生産工程を、3工程に連結・短縮。アジャスター・オペレーターを削減します。
また、型変え時間の短縮を図り、熟練者による教育・マニュアル作成を行い、アジャスターの技能習熟度を向上させ、工程連結による効果を高めます。
*物流コストの削減

相模原に総投資額1,100百万円で「相模原物流センター」を竣工させました。(2003年8月完成・稼動)倉庫保管料等の費用を年間94百万円軽減される見込です。
また、製品の自動搬入など業務の効率化が図れるほか、製造から出荷までの一元管理が実現しました。

●メーリングサービス事業の概況と施策

ダイレクトメールの企画、製作、発送代行、冊子類および販売促進用商品などの発送代行、データプリントサービスなどのサービスを行っています。

<概況>
業種別には金融が大きく落ち込みました。 規模別受注動向では、年間売上高1000万円未満の中小口が堅調な一方、大口案件は大手印刷会社が大企業を対象に印刷・封入・発行の一貫サービスを提供し始めており、競争が激しく苦戦しています。

<重点施策>

*中古口需要掘り起こしの強化
大手印刷会社との競争は避け、中小口案件の受注に力を入れていきます。そのためのキーワードが「トータルセールス」です。
封筒のみ、メーリングサービスのみでなく顧客のニーズをしっかりと把握した上で提案を行い各種業務をトータルで受注するというものです。
トータルセールスの売上高構成比は2003年1月期8.9%だったものが、2004年1月期は9.5%となっています。中期的には15%まで引き上げていきたいと考えています。

*冊子小包郵便の制度改定を梃子にした提案営業の強化
冊子小包郵便に関しては、2004年2月1日から「年間差出予定個数100万個以上」(※)の場合は、新たな特別料金が適用されるようになりました。年間800万通以上の取り扱いを予定している同社は、複数の顧客の冊子小包郵便物を取りまとめ、同社が「差出人・返還先」となることで、この割安な特別料金の適用を受け、メリットを顧客に提供していきます。
※特別料金は個数に応じて段階的に料金設定され、年間総数800万個以上で最大の割引料金となります。

●2005年1月期決算予想

封筒事業が安定した利益を計上する一方、メーリングサービス事業、その他事業の営業損失額が大幅に縮小する見込みで、全体では微増収ながら大幅な増益を予想しています。

●中期経営計画

*環境認識
中期的な環境認識としては、需要低迷・デフレ進行により、販売競争が一段と激化すると予想しています。
一方で、メーリングサービス業界ではアウトソーシング業務の多角化の中で、発送代行業務に加えてデータプリントサービスや周辺業務(物流サービス)などへの広がりが見込まれます。

*基本方針

こうした環境認識の下、「顧客志向」を第一に、トータルソリューションを提供しながら、事業構造および収益構造の変革を図ります。この3年間を「転換期」と位置付けています。

「メーリングサービス事業」
売上の拡大が課題です。
DMパッケージの提案などダイレクトメール需要への取組みを強化します。冊子小包郵便のサービス改善による売上拡大を目指します。

「封筒事業」
非価格価値の向上が課題です。
商品開発力、コスト競争力、納期対応力(スピード化)の強化に取り組みます。
●取材を終えて

会社側では引き続き厳しい環境が続くと予想していますが、トータルサービスの拡大など、同社の強みを生かした提案営業を強化して売上・利益の着実な拡大を進めていく考えです。
中期経営計画の進捗状況などを引き続きフォローアップしていきたいと思います。

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<今回の企業のIR資料を御希望の方は、「お名前」、「住所」、
「今回の企業名」を明記の上こちらまで。
ブリッジレポートの感想などもお書き添えいただくとうれしいです。>
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提供:「企業と個人投資家を結ぶ架け橋」株式会社インベストメントブリッジ問い合わせ req@cyber-ir.co.jp

「上記レポートについては、(株)インベストメントブリッジが作成した ものであり、その内容の正確性・有用性等についてマネックス証券(株) は一切責任を負いません」

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 何れもメールでの解除はできません。HPにアクセスして行ってください。
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