マネックスメール 2004年7月27日(火)

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マネックスメール 2004年7月27日(火)

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 マネックスメール<第1223号 2004年7月27日(火)夕方発行>  http://www.monex.co.jp/
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本日の目次
 マネックス相場概況
  伊藤洋一のマーケットあっと・らんだむ
  投資信託基準価額
 コラム
  マネックス社長 松本大のつぶやき
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=============<マネックス相場概況>===========<相場概況>
後場は幅広い銘柄に手仕舞い売り、辛うじて11000円の大台が下支え。
日経平均        11031.54 (▲128.01)
日経225先物     11070    (▲ 70)
TOPIX        1114.39 (▲ 12.54)
単純平均          436.87 (▲  6.86)
東証二部指数       3074.39 (▲105.82)
日経店頭平均       1896.54 (▲ 52.27)
東証一部
値上がり銘柄数          165銘柄
値下がり銘柄数         1320銘柄
変わらず              66銘柄
比較できず              6銘柄

騰落レシオ           77.57%
    注:値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率です。
    一般的に120%台に上昇すると高値圏、70%台に下落すると    底値圏といわれる先行指標です。
    計算は25日ベースで行っており、値上がり銘柄数、値下がり銘    柄数は25日間の累計で計算しています。
売買高         1082.62(百万株:概算)
売買代金        1018393(百万円:概算)
時価総額        3377910(億円:概算)
 為替(17時)  109.70円/米ドル

 このところの軟調な地合いが継続し、本日も日経平均は弱含みで始まりました。米国株式市場でハイテク株が下落したことで、国内市場のハイテク株にも売りが先行しました。

 大手銀の一角は、買い戻し主導といった雰囲気ながら小幅高で始まる銘柄が目立ちました。大手銀の下げ止まりが相場全体にやや安心要因となっていた模様です。

 朝方の売りが一巡すると、日経平均は下げ渋りを見せ始めました。依然として売買高は低調な状況ながら、日経平均は上昇に転じる場面が出始めました。
 しかし東エレク(8035)など値がさハイテク株の戻りは鈍く、先物市場に買い戻しや短期リバウンド狙いの買いが入り始め、先物主導で下げ渋ったといった展開。上昇力は弱く、再び下げに転じてしまいました。

 結局方向感の乏しいまま前場の取引を終了しました。売買高も低調で、売り買いともに手控え気分の強い相場でした。

 後場の寄り付き直後、日経平均先物は再び上昇に転じました。現物の日経平均も下げ渋りは見せるものの、この場面でも上値は重い展開。上昇の弾みはつかず、弱含みでのもみ合いが続きました。

 前場は堅調な場面が目立っていた大手銀でしたが、前引け間際から買い戻し一巡、失速といった動きを見せていました。後場に入ると三井住友(8316)が下げに転じるなど、徐々に冴えない展開となりました。

 後場中頃からは買いが手控えられる中、売りがやや増加。日経平均は一段安となりました。本日は辛うじて11000円の大台が下支えラインとなり下げ止まりました。

 現物取引終了後、大阪市場の日経平均先物は下げ幅を縮小。11070円で取引を終了しました。

◆個別銘柄◆
三井住友(8316) 68万2千円(▲1万1千円):1株単位
 前場の大手銀は売り方の買い戻しとみられる動きが先行、堅調な値動きとなる場面が目立っていました。しかし前引け間際に買い戻し一巡といった兆しもあり失速、後場に入ると下げに転じてしまいました。この値動きをみて、市場全体にも買い戻しによる下支え効果は乏しいといった雰囲気が広まりました。
トキメック(7721) 228円(▲1)
 市場全体に手控え気分が強く、方向感の乏しい相場展開でした。目先筋も物色対象に困る相場で、低位個別材料株として同社を手掛ける動きが1部にありましたが、追随買いは乏しい状態。後場に入ると手仕舞い売りが先行し、結局小幅安となりました。

三菱自(7211) 101円(▲9)
 北米でディアマンテなど数車種の販売を現行型で打ち切る方針と伝わりました。また6月国内販売も前年同月比で47.5%減と伝わり、後場一段安の展開。東海北陸自動車道で三菱ふそう製のトラックが乗用車と正面衝突して炎上、7人が死亡とも報じられており、これも売りを誘う要因。上場来安値を更新したことで投げ売りといえる動きもありました。

松坂屋(8235) 480円(▲31)
 昨日の取引終了後、1300万株の売り出しを行うと発表しました。これを受けて需給悪化懸念の売りが先行、大幅安となりました。下値での買い意欲も乏しく、売り一巡後も安値圏でのもみ合いを続けました。

サッポロHD(2501)410円(△11)
 アルコール風味飲料、ドラフトワンの好調などで2004年12月期の連結経常益が過去最高を更新しそうと昨日発表しました。手掛かり材料難の中、これを好感する買いが先行して上昇。ただ市場全体に手控え気分が強まっていることもあり、朝方の買い一巡後は伸び悩みとなってしまいました。

ソフトバンク(9984) 3850円(▲190):100株単位
 前場は4000円台で推移していましたが、後場に入ると手仕舞い売りなどで大台割れ。さらに失望売りも誘い一段安といった動きになりました。個人投資家好みの銘柄で、ソフトバンクの一段安によってさらに手控え気分が強まっていました。

ADプラズマ(6668) 170万円( −):1株単位
 昨日新規上場したものの、初日は売買は成立せず。本日も買い気配を切り上げる始まりとなり、公募価格を大きく上回る210万円で初値となりました。初値直後は値を上げる場面もありましたが、すぐに利益確定売りが優勢となり、売り気配も交えて初値を割り込む展開、さらに後場はストップ安まで下落しました。

トレンド(4704) 4150円(△80):500株単位
 4−6月期の業績予想をこれまでの26億5千万円から昨日38億2800万円に上方修正しました。これを好感する買いが先行して上昇、しかし戻り売りなども多く、買い一巡後は伸び悩みとなってしまいました。

コーナン(7516) 1979円(▲111):100株単位
 昼休み中に、公正取引委員会が独禁法違反の疑いで同社本社を立ち入り検査と伝わりました。詳細不明ながら、この報道によって後場は売りが先行、一段安で始まりました。

◆ランキング◆
東証1部値上がり上位
    銘柄        上昇率   上昇幅    終値   売買高コープケミ(4003)  +5.45   △6   116   249吉野家(9861)  +5.23 △9千円 18万1千円 25.676北電工(6989)    +4.03  △10   258  2240今仙電機(7266)   +3.90  △39  1037  41.4トランシィ(9310)  +3.88  △14   374   400
東証1部値下がり上位
    銘柄        下落率   下落幅    終値   売買高双日HD(2768)  −15.22  ▲67 373 10944.9蛇の目(6445)   −13.81  ▲25   156 11227ホソカワミクロ(6277)−12.33 ▲75   533   206イチケン(1847)  −11.76  ▲44   330  1104日置電(6866)   −11.54 ▲265  2030  19.1
東証1部売買高上位
    銘柄         売買高(千株)    終値    前日比三菱自(7211)       56887    101     ▲9住金(5405)        39555    117     ▲5新日鉄(5401)       37862    216     ▲8新日鉱HD(5016)   35421.5    467     ▲7りそなHD(8308)     21976    176     ▲1横浜銀(8332)       17692    594     ▲8長谷工(1808)     14526.5    217    ▲10いすゞ(7202)       13426    274     ▲8東芝(6502)        12646    398     △1蛇の目(6445)       11227    156    ▲25
東証1部売買代金上位
    銘柄       売買代金(百万円)    終値    前日比ソフトバンク(9984)    40589   3850   ▲190UFJ(8307)       37526   44万円   △3千円NTTドコモ(9437)    31429 18万9千円   △3千円みずほFG(8411)     23105 42万4千円   ▲5千円トヨタ(7203)       22358   4260    ▲30三菱東京(8306)      18152  102万円   ▲1万円新日鉱HD(5016)     16552    467   ▲7千円三井住友(8316)      16462 68万2千円 ▲1万1千円ソフトバンイン(8473)   16094 12万3千円 ▲1万1千円KDDI(9433)      12713   58万円   △8千円
=============<資産設計情報>==============−−−−−−−<伊藤洋一のマーケットあっと・らんだむ>−−−−−−−−
 日本の周辺にあるバブルチックな場所と言えば上海だけだと思ったら、思わぬところがそうでした。それは、サハリン。先日ある番組で北海道庁サハリン事務所の沓沢(くつざわ)事務所長と話していてビックリ。日本地図では北海道が北の外れにある。しかし、網野史観に基づく
http://www.cap.or.jp/INT/No073/jpeg/t-07304.jpg
逆さま地図だと、北海道というのはきっちりリンクの中に組み込まれていて、その下にはサハリンがある。たまにはそこの話を聞こうとした。

 一番驚いたのは、「サハリンは今バブルの最中にある」という沓沢さんの話。そんなことは知らなかった。沓沢さんによれば、過去3年のサハリンでは給料が3倍になり(その結果は、円貨で5〜6万円だそうです)、市内ではホテルの建設、住宅の建設が急ピッチで進んでいるんだという。

 ではなぜバブルか。それは天然ガスとか石油などの資源関係が今脚光を浴びているから。従来は、日本にとってサハリンは海洋資源(カニ、鮭など)と森林資源(木材など)が主な関連事業だった。その事情は変わらないのだが(例えば、海洋資源関係は全体の75%前後)、エネルギー関係が急激に伸びていて、北海道の企業なども日本の品質の高い製品などを掲げて、活力のあるサハリンで何とかビジネスが出来ないか頑張っているという。

 そんなに動きがある地域なら訪れてもいいな、と思いました。でも東京からの直行便はなくて、稚内とか函館当たりから36人乗りくらいのプロペラ機が出ていて、飛行時間は2時間くらいらしい。つまり東京から行くとなると、半日仕事になる。ちょっと遠い。沓沢さんは言う。「多様なレジャーは求めないように」と。豊かな森林もあるし、一つだけ温泉施設もある。しかし、それだけ。バブルと言っても街を出ればもう自然そのものと。ただ魅力的だと思ったのは、今でもサハリンの温度は、朝は10度、昼でも22度だとか。それはナイスだ。

伊藤洋一(いとうよういち)住信基礎研究所主席研究員。専門は国際経済・デジタル経済・金融であるが、大学講師、ラジオ・テレビの出演、雑誌寄稿など多数。最新著書は「グリーンスパンは神様か?」。HPにもファンが多い。http://www.ycaster.com/

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投資信託基準価額(7月26日現在)
 ザ・ファンド@マネックス           7,575(−168)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
外国投信基準価額(7月26日現在)
<米ドル建>
 バンガード・トータル・ストック・M・I・F 25.34(−0.10) バンガード・ウェルズリー・インカム・F   20.58(−0.01) バンガード・スモールキャップ・インデックス 22.20(−0.25) MFS ストラテジック・グロース・ファンド 15.69(−0.13)
 適用レート(7月27日午後2時30分現在)
  買付 109.87(+0.30) 解約 109.37(+0.30)
<ユーロ建>
 フィデリティ・ヨーロピアン・グロース・F  12.21(−0.12)
 適用レート(7月27日午後2時30分現在)
  買付 133.80(+0.21) 解約 132.80(+0.21)
========<マネックス社長 松本大のつぶやき>=========7月27日     <契約>

UFJホールディングスの三菱東京フィナンシャル・グループとの統合交渉は、東京地裁によってその差し止め仮処分が決定されました。UFJは即座に異議申し立てをするようですが、この騒動の行方からは目が離せません。そもそも何故UFJが住友信託との基本合意を白紙撤回したのかから、本件は大いなる興味を惹いてきた訳ですが、ここに来て裁判官の目からもUFJは契約上東京三菱と交渉すべきではなかったと判断した訳ですから、益々興味は募る一方です。
この仮処分によって、当然各社の株価にも影響があり得るでしょうが、それ以上にやはりUFJの行動の裏にある心理や理由を推測するのが一番興味深いと思います。7月15日のつぶやきにも書きましたが、何か我々がよく知らないことがあるとの疑念を拭えません。しかし本件は極めて複雑かつ巧妙に構築されているのではないかとも思われ、推理は尽きません。願わくは、いずれ全てが露わにありのままの姿で国民に説明されることを心より願います。

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