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マネックスメール<第1226号 2004年7月30日(金)夕方発行> http://www.monex.co.jp/
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本日の目次
マネックス相場概況
資産設計情報
相場の世界 −第1回−
投資信託基準価額
コラム
マネックス社長 松本大のつぶやき
ただ今ブックビルディング中
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またバックナンバーは以下でご覧頂けます。
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=============<マネックス相場概況>===========<相場概況>
好業績銘柄中心に堅調な動き、日経平均は高値引け
日経平均 11325.78 (△208.94)
日経225先物 11300 (△180 )
TOPIX 1139.30 (△ 17.32)
単純平均 445.18 (△ 6.75)
東証二部指数 3090.13 (△ 25.97)
日経ジャスダック平均 1899.73 (△ 9.47)
東証一部
値上がり銘柄数 1288銘柄
値下がり銘柄数 185銘柄
変わらず 78銘柄
比較できず 5銘柄
騰落レシオ 84.22%
注:値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率です。
一般的に120%台に上昇すると高値圏、70%台に下落すると 底値圏といわれる先行指標です。
計算は25日ベースで行っており、値上がり銘柄数、値下がり銘 柄数は25日間の累計で計算しています。
売買高 106.19(百万株:概算)
売買代金 1151146(百万円:概算)
時価総額 3453370(億円:概算)
為替(17時) 111.70円/米ドル
米国市場が堅調であったことで買い先行の始まりとなりました。寄り付き前に6月の失業率や7月の都区部の消費者物価指数などが発表になりましたが、市場にはほとんど影響がなかったようです。三井住友FG(8316)がUFJ(8307)に経営統合を申し入れた、とのニュースでUFJも買い先行買い気配からの始まりとなりました。
先物も買い気配からの始まりとなり、昨日は地合いの悪さに押され好業績を発表し、通期業績も上方修正したにもかかわらず売られた銘柄もさすがに今日は反発して始まり、寄り付きの買いが一巡後も堅調な動きを続けていました。武田薬(4502)が年初来高値を更新するなどいわゆる優良銘柄が堅調な動きとなっていました。
後場に入っても堅調な動きとなりました。後場の寄り付きは前場の引け値=高値水準からの始まりとなりました。その直後に先物に買いが入り高値を抜けました。その後も上値は重い状況とはなりましたが、下値は堅く、高値保ち合い状況となりました。引け際にはポジション整理と見られる売りも見られましたが、買いも厚く押し目らしい押し目と言う感じにはなりませんでした。
月末ということもあり投資信託の買いなど月末特有の買いが入るのではないかとの思惑から売り込みにくい雰囲気になっていたようです。大引けは期待通り(?)買いが入り結局、日経平均は高値引けとなりました。
先物は堅調な動きながら出来高が少ないと言う印象でした。特に後場に入っても目立った大口の売り買いもなく、小口の売り買いに終始していたようです。オプションは週末ということでインプライドボラティリティー(予想変動率)はコール、プットともに低下し大きな変動を予想しない投資家が多いことを示していました。
◆個別銘柄◆
三井住友FG(8316) 67万1千円(△1千円):1株単位
UFJ(8307)44万7千円(△4万2千円):1株単位
三菱東京FG(8306)99万7千円(▲4万3千円):1株単位
UFJに対し、三井住友FGが経営統合を申し入れたと一部の新聞で報じられ、三菱東京FG、住友信託(8403)を交え銀行再編の動きが混沌としてきました。株価の動きから見る限りにおいては三井住友FGにはニュートラル、UFJにプラス、三菱東京FGにはマイナスと評価されたようです。
アイシン(7259)2435円(△140円):100株単位
好調な業績を背景に買い先行となりました。29日に業績発表をし、通期見通しを上方修正したことが引続き好感されています。安定的な成長力を評価し、安心感があることから買いが続いています。
NECフィール(2322) 2500円(▲400):100株単位
前日の大引け後にに4〜6月期業績を発表、経常利益が前年同月比半減となったにもかかわらず、通期業績を据え置いたことで下振れ懸念から売りを集めストップ安となりました。
新日石(5001) 685円(△3)
全般的に強い相場展開のなかで引続き原油高を好感した買いが入っています。優良銘柄が堅調ななかで資源株の代表銘柄ということで機関投資家の買いなどもはいっているようです。原油高からの株安に対するヘッジ銘柄としても人気を集めています。
吉野家(9861) 18万7千円(△5千円):1株単位
連日の高値更新となりました。米国産牛肉の輸入解禁が決定したわけではないのですが、輸入解禁後の期待も大きく人気を集めているようです。ただ、さすがにこの水準では利益確定売りも多く、伸び悩みとなっています。
ダイエー(8263) 265円(△37):500株単位
UFJグループの経営統合に三井住友FGが乗り出してきたことに加え、UFJグループを中心に「抜本的再建計画の策定」が行われたとのことで買い優勢となり、売買停止の後、大幅高になりました。
◆ランキング◆
東証1部値上がり上位
銘柄 上昇率 上昇幅 終値 売買高UFつばさ(8621) +17.31 △67 454 10890ダイエー(8263) +16.22 △37 265 13498トーセ(4728) +15.33 △250 1880 35.1双日HD(2768) +12.02 △41 382 14955.5UFJ(8307)
+10.37 △4万2千円 44万7千円 162.196
東証1部値下がり上位
銘柄 下落率 下落幅 終値 売買高NECフィール(2322)
−13.79 ▲400 2500 33.2KDDI(9433)
−4.53 ▲2万7千円 56万9千円 29.503コナミ(9766) −4.35 ▲110 2415 1128.3東洋通(6708) −4.19 ▲23 525 410三菱東京(8306)
−4.13 ▲4万3千円 99万7千円 37.743
東証1部売買高上位
銘柄 売買高(千株) 終値 前日比三菱自(7211) 96498 97 △5 りそなHD(8308) 42193 172 △3 山 九(9065) 40819 286 △18 新日鉄(5401) 24005 226 △10 東ガス(9531) 15453 398 △10 双日HD(2768) 14955 382 △41 横浜銀(8332) 14831 605 △16 日 立(6501) 14324 680 △16 ダイエー(8263) 13498 265 △37 住 金(5405) 12383 120 △2
東証1部売買代金上位
銘柄 売買代金(百万円) 終値 前日比UFJHD(8307) 70259 44万7千円 △4万2千円 トヨタ(7203) 38547 4480 △70 三菱東京(8306) 38061 99万7千円 ▲4万3千円 三井住友(8316) 31887 67万1千円 △1千円 みずほ(8411) 29833 42万2千円 △1万2千円 NTTドコモ(9437) 27602 19万4千円 ▲1千円 NTT(9432) 22437 55万5千円 △1万7千円 ソフトバンク(9984) 19411 3920 △80 ホンダ(7267) 19308 5420 △100 ソニー(6758) 17946 3910 △90
=============<資産設計情報>==============資産設計情報は、内藤忍が胆石除去で入院のため、2〜3週間お休みさせていただきます。ご了承ください。
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相場の世界 −第1回−
始めに
古くから相場の世界では投資や投機をする上での「心構え」が必要といわれています。相場の世界で成功した先人の言葉の中には含蓄のある言葉も多く、現代の相場でも十分通用するものが多いと思います。そういった、相場に携わる上での「心構え」は古くから伝わっています。
本間宗久と牛田権三郎
古くから伝わる相場における「心構え」を説いた、「極意書」と言われるものの代表的なものに江戸時代の米相場において活躍した二人の相場師の遺稿が上げられます。「本間様には及びはせぬがせめてなりたや殿様に…」と言われ相場の神様と言われた本間宗及の書いた「相場三昧伝」と相場(米相場ですが)と格闘して成功を収め、相場に対する心構え、売買法等をまとめた牛田権三郎の書いた「三猿金泉秘録」と言うものが上げられます。この両者とも江戸時代の米相場で活躍した人ですが、相場に携わるものにとって現代の株式相場にも十分使えるものが多いと思います。
「三猿金泉秘録」
慈雲斎と号した牛田権三郎が「三猿金泉秘録」と名づけた由来は、次のように述べています。
「−−−三猿とは見猿(みざる)、聞猿(きかざる)、言猿(いわざる)の三なり。
眼に強変を見て、心に強変の淵に沈むことなかれ。只心に売りを含むべし。耳に弱変を聞いて、心に弱変の淵に沈むことなかれ、只心に買いを含むべし。強弱変を見聞とも、人にかたることなかれ。言えば人の心を迷わす。是三猿の秘密なり。金泉録とはこの書の号なり。」
この言葉などは非常に当たり前のことですがなかなかそうは出来ないようなことを述べています。つまり、どんな強気の相場でも浮かれていないで売りのタイミングを測っておく。また、どんなに弱気の相場でも必ず買いのチャンスが来るはずで、そのチャンスを逃さないようにしよう。という風に解釈できます。また、強い相場だとか弱そうだとか人にいいかげんなことを言っていると相場の見方が歪んで、見えるものも見えなくなり、聞こえることも聞こえなくなってしまうと言うことです。人からいいかげんなことを聞いてその気になって高値掴み、皆が売りに行っているからと自分も売りに行くと売ったところが底になる、ということはよくあります。また、人にこれがいい、あれがいいといっているといざ、間違いに気が付いたときも「あの人に言ってしまった以上ここで投げてはいけない」などと相場と関係ないことを理由に売りそびれてしまったりします。相場と真剣に向かいあって自分で判断することが大切、と言うことです。
また、この三猿金泉秘録の序文では「相場」というものについて次のように述べています。
「太極動きて陽を生じ、動くこと極まりて静かなり。静かなること極まりてまた動く。一動一静あるに、その根となる。米の高下も天地陰陽の廻るがごとく。強気の功あらわれて、はなはだ高くなり、上がる理極まれば、その中に弱気の理を含む。弱気の功あらわれて、はなはだ安くなれば、その中に強気の理を含む。万人の気弱き時は、米上がるべきの理なり。諸人気強き時は、米下がるべきの種なり。是天性理外の理なり。」
相場は「理外の理」なのだから上がる時は上がる、そして上がるだけ上がりきったら下がる。そして、下がりきったらあとは上がるだけ。と当たり前のことを言っているのだけれど「相場は相場に聞け」といわれるように相場
と向き合うことが必要だと、この書では言っているのだろうと思います。相場の上げ下げは自然のことなので諸人がどうのこうのするものではなく、うまく相場の動きをみて相場と付き合っていこう、ということだろうと思います。相場は動く方にしか動かず、なるようにしかならない、ということで、自分でどうこうしようとするのではなく、相場の流れにつくことが大事である、と言うことなのです。相場があっているとか間違っているということではなく、株価(の動き)そのものが「相場」なのです。これから相場を始めようとする人も、すでに、どっぷりと相場の世界に浸っている人も、もう一度「冷静な」「真摯な」心で相場と向き合ってみるのも良いかもしれません。
次週
次週から「三猿金泉秘録」の解説から相場に携わる上での心構えを考えて見たいと思います。ご期待ください。
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投資信託基準価額(7月29日現在)
ザ・ファンド@マネックス 7,398(−137)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
外国投信基準価額(7月29日現在)
<米ドル建>
バンガード・トータル・ストック・M・I・F 25.77 (+0.17)
バンガード・ウェルズリー・インカム・F 20.69 (+0.05)
バンガード・スモールキャップ・インデックス 22.83 (+0.31)
MFS ストラテジック・グロース・ファンド 16.01 (+0.14)
適用レート(7月30日午後2時30分現在)
買付 111.86(+0.18) 解約 111.36(+0.18)
<ユーロ建>
フィデリティ・ヨーロピアン・グロース・F 12.42 (+0.12)
適用レート(7月30日午後2時30分現在)
買付 135.26(+0.05) 解約 134.26(+0.05)
========<マネックス社長 松本大のつぶやき>=========7月30日 <西向きフライト>
今日は小倉・博多に出張です。朝の便で福岡空港に飛んできました。気の所為か、私は西向きのフライトの方が東向きよりも楽な気がします。何故でしょう?地球の自転などと関係があるでしょうか?地球の自転は、赤道で1日4万キロですから、時速1670キロ程です。北緯35度辺りでは、時速何キロぐらいで回っているでしょうか。計算機が手元にありませんが、サイン30度は0.5、
サイン45度は√2分の1で0.7程度ですから、ざっと0.6程度でしょうか。そうすると1670キロの0.6倍で、時速1000キロになります。ちょうどジェット機の速さと同じくらいです。そうすると、西にジェットで飛ぶ時には遠心力がなくなるのでしょうか?そもそも地球の自転による遠心力を私たちは感じていませんが、その遠心力がなくなると、もっと地に足が着くのでしょうか?−空の上を飛んではいるのですが。何やらこんがらがって来ました。気が楽な本当の理由は、九州が好きなだけかも知れませんが。。。
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ブックビルディングは 8月13日(金)より
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