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マネックスメール<第1275号 2004年10月12日(火)夕方発行> http://www.monex.co.jp/
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本日の目次
マネックス相場概況
資産設計情報
バンガード・海外投資事情 第144回
生活設計塾クルーの「お金よもやま話」
伊藤洋一のマーケットあっと・らんだむ
ファンドマネージャー坪田好人氏の相場の見方
投資信託基準価額
コラム
マネックス社長 松本大のつぶやき
ただ今ブックビルディング中
マネックスメール解除の方法は一番下にあります
またバックナンバーは以下でご覧頂けます。
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============<マネックス相場概況>============<相場概況>
米国株安、原油高で軟調、インテルの決算発表を控え買い手控え気分強まる
日経平均 11,201.81 (▲147.54)
日経225先物 11,230 (▲100 )
TOPIX 1,126.80 (▲ 13.26)
単純平均 418.07 (▲ 3.08)
東証二部指数 3,060.00 (▲ 20.77)
日経ジャスダック平均 1,767.09 (▲ 4.52)
東証一部
値上がり銘柄数 359銘柄
値下がり銘柄数 1,107銘柄
変わらず 112銘柄
比較できず 2銘柄
騰落レシオ 83.16%
売買高 14億6818万株(概算)
売買代金 1兆0941億7700万円(概算)
時価総額 343兆2651億円(概算)
為替(15時) 109.74円/米ドル
三連休の間に米国市場が大きく下落したことや原油先物の高騰が続いていることから、売り先行の始まりとなりました。売り一巡後は戻り歩調となり、下値も限定的となっていたのですが、前場中ほどにかけて先物にまとまった売りが出ると、裁定取引に伴うインデックス売りに押され、一段安となりました。
米国主要企業の決算発表を前に全般に買い手控えられる中、米景気の影響を受けやすい値がさハイテク銘柄や自動車関連株が先導する形で指数を押し下げました。主力株も軟調となるものが目立ちましたが、9月中間決算の本格発表を前に先行きの業績に不透明感の残るものの、国内企業業績はなお好調であるとの期待感もあって、下値を売り叩く動きもなく、下げ渋る展開となっていました。
後場に入ると、一段安の展開となりました。昼の市場外取引が比較的大きな金額の売り越しであったとの観測から、先物にまとまった売りが出ると追随する動きもあり、インデックス売りを誘って大きく指数を押し下げる格好となりました。さすがに11,200円を割り込む場面では押し目買いが入り、一時的に持ち直すものの、さらに上を追う動きは乏しく、売り一巡後は安値圏でのもみ合いとなりました。
相場は底堅いと見て買戻しが入り、下げ幅を縮小する場面もありましたが、買いは続かず、反対に先物への売りから下げ幅を広げる場面でも追随する動きもなく、上値も下値も限定的な動きとなりました。後場の日経平均の値幅は約50円程度、先物は60円と、狭い範囲内での動きに終始しました。引けにかけては買い戻しと見られる動きが入り、日経平均はかろうじて終値で11,200円台を保ちました。
◆個別銘柄◆相変わらず低位株はディーリングで堅調
日本エンタ(4829) 518,000円(△50,000):1株単位
2004年6−8月期の連結経常利益が前年同期比6.2倍になったという観測記事を好感し、買い気配スタート。518,000円とストップ高をつけ、年初来高値を更新しました。
ダイエー(8263) 227円(▲7):500株単位
産業再生機構の活用についての判断は先送りすることを決定したと報じられたことを受け、売りが先行する形になりました。主力取引銀行と意見の隔たりが大きいため、同社の再建計画の行方は極めて不透明となっており、買い手控え気分が強まっているようです。UFJHD(8307)も続落しています。
東エレク(8035) 5,630円(▲60):100株単位
2004年7−9月期の半導体製造装置の受注額が4−6月期に比べ24%減少したことを明らかにしたと報じられたことを嫌気し、大幅反落となりました。従来の予想レンジの下限を下回り、意外感を誘った他、本日米インテルの7−9月期決算発表を控えていることもあり、手控え気分が強くなっているようです。
ジグノシステ(4300)210,000円買い気配(△30,000):1株単位
FM東京が同社を買収すると発表したことを受けて、買い気配のまま取引を終えました。第三者割当増資の引き受けの他にTOBを実施して同社を子会社化するとしており、TOB価格が28万円となっているため、サヤ寄せする格好となっているようです。
タカラ(7969) 455円(▲33):100株単位
現代版ベーゴマ「ベイブレード」人気が一巡したことで、従来の黒字予想から一転、30億円の赤字と大幅に業績を下方修正したことを嫌気して売られました。既に業績不振から売り込まれていましたが、5期ぶりに赤字転落し無配になることもあり、失望売りがかさんだようです。
NECエレ(6723) 5,890円(▲340):100株単位
2004年9月中間期の連結純利益が前年同期比44%増と、大幅増益になるとの見込みを発表しましたが、直近、短期間で急上昇してきた後だけに、目先の材料出尽くし感から利益確定売りに押され、大幅安となりました。
松屋フース(9887) 2,325円(△10):100株単位
中国産牛肉を使って、牛めしおよびセットメニューの販売を再開すると発表したことを受け、反発しました。先行して牛丼の販売を再開したゼンショー(7550)の月次売上高が急回復していることもあり、業績への寄与が期待されているようです。
◆ランキング◆
東証一部値上がり上位
銘柄(コード) 上昇率 上昇幅 終値 売買高(株)石井鉄(6362) +30.12% △50 216 69,942,000太平工(1819) +12.54% △37 332 10,161,000黒崎播磨(5352) +12.50% △38 342 30,746,000高岳製(6621) +11.68% △18 172 7,196,000加藤製(6390) +11.02% △27 272 14,171,000
東証一部値下がり上位
銘柄(コード) 下落率 下落幅 終値 売買高(株)兼松エレク(8096) −17.25% ▲200 959 4,900天 馬(7958) −7.04% ▲134 1,768 466,800タカラ(7969) −6.76% ▲33 455 3,411,200NECエレ(6723) −5.45% ▲340 5,890 790,400リソー教育(4714) −5.16% ▲3,300 60,600 3,400
東証1部売買高上位
銘柄(コード) 売買高(株) 終値 前日比住 金(5405) 81,015,000 142 △1新日鉄(5401) 77,553,000 271 △2石井鉄(6362) 69,942,000 216 △50三菱自(7211) 42,943,000 110 ▲2太平発(8835) 33,926,000 164 ±0黒崎播磨(5352) 30,746,000 342 △38日金工(5479) 21,534,000 214 △10長谷工(1808) 20,677,500 220 ▲9大平金(5541) 19,601,000 545 ±0三井鉱山(3315) 16,183,000 388 △5
東証1部売買代金上位
銘柄(コード) 売買代金(千円) 終値 前日比ソフトバンク(9984) 82,977,927 5,210 ▲110Jパワー(9513) 37,952,897 2,955 △45トヨタ(7203) 28,400,479 4,200 ▲100UFJHD(8307) 21,734,496 485,000 ▲3,000新日鉄(5401) 21,106,779 271 △2みずほ(8411) 16,414,027 431,000 ▲4,000三井住友(8316) 16,100,927 686,000 △1,000三菱東京(8306) 15,490,314 960,000 △13,000武 田(4502) 14,210,102 5,220 ▲30石井鉄(6362) 13,873,947 216 △50
※株式分割銘柄に関してはマネックス証券WEBサイトのログイン後の画面の[投資情報]→[株式周辺情報] の[株式分割]をご活用ください。
=============<資産設計情報>==============−−−−−−−<バンガード・海外投資事情 第144回>−−−−−−−−
「原油価格の動向」
原油価格は1バレル当たり50ドルにまで跳ね上がっていますが、原油価格の急騰には、次のような要因が考えられています。
1.石油需要の予想外の増加。世界経済は20年ぶりに成長傾向をみせています。中でも中国の影響は見逃せません。
2.イラクやベネズエラといった原油産出国において生産縮小が懸念されています。
それでは、こうした原油価格の高騰は経済活動や投資環境にどのような影響を与えるのでしょうか。現在の状況は将来的にスタグフレーション(景気低迷中の物価上昇)を生じさせるのでしょうか?
この疑問に対して、バンガード投資カウンセリング・リサーチグループのアナリスト、ジョセフ・デイビス氏は「1970年代のようなスタグフレーションはさしあたり起こりそうにありません」と答えています。
第二次世界大戦以降の米国の景気後退の中で、オイルショックがもたらした影響は多大でしたが、現在の状況は当時とは異なっています。デイビス氏は、最近の石油価格上昇のインパクトは、過去のオイルショックに比べてはるかに少ないことを指摘しています。「同様に、原油価格が高値を記録する中で、現在の1バレルあたりの原油価格をインフレ調整後で見てみると、1970年代中盤および1979年から1980年のオイルショック当時のおよそ半分の水準でなっています。」
経済生産のエネルギー依存率の低下は、スタグフレーション傾向を緩和するもう一つの要因です。「この10年から20年の間に、エネルギー効率化が驚くほど進み、石油への依存が減り、経済もエネルギー消費型から、サービス重視型への方向にシフトしています」と、デイビス氏は分析しています。
ただし、多少のインパクトはあります。
現在の原油価格の高騰率が、1978年から1979年、1990年から1991年、そして1999年と比較して低いとはいえ、経済へのインパクトはあると思われます。航空会社のようにエネルギーの需要が高い産業は、原油価格の高騰は大きな痛手となっているでしょう。また、比較的低収入の世帯やそれをターゲットとするビジネスに関しても同様のことが言えます。事実、エネルギー価格の上昇は、逆累進課税と同様の効果となるため、実質賃金が低下し、近年の減税効果も消滅し、住宅ローンの借り換えがもたらす利益も家計におり込み済みの状況に陥るでしょう。
原油価格の見通しに関しては、さまざまな見解がありますが、専門家の間では、現在の高騰は一時的なものとだという見方が一般的です。
しかしながら、石油価格の高騰は少なくとも短期的には投資家のポートフォリオに影響をあたえるでしょう。ただし、長期的にみれば、経済は石油の代用品への切り替えや、新しいエネルギーを模索する方向に向うと思われます。それは過去20年間のエネルギー効率化の進歩からみても明らかです。仮に石油価格が1バレルあたり100ドルまでになったとしたら、石炭や原子力の利用はより加速されるに違いありません。さらに原油成分の抽出などの方法も見直されるようになるかもしれません。
※トヨタアセット・バンガード海外株式ファンド
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トヨタアセットマネジメントがバンガードグループのインデックスファンドの組み入れによって運用を行う、ファンドオブファンズ形式の国内投資信託です。1万円からのお買付ができ、月次定額積立、カードde自動つみたても可能ファンドの内容はマネックス証券のホームページでご確認下さい。
※投資信託をお申込みの際には、「目論見書」にて詳細をご確認下さい。
========生活設計塾クルーの「お金よもやま話」=========CRB指数の高値更新
国際商品市況の状況を示すインデックスに「CRB指数」というものがあります。日経平均やNYダウ工業株30種平均が株価の状況を示すように、国際商品市況の足元および近い将来の状況を示す指標です。
インデックスは以下のような17品目で構成されています。
● 原油、燃料油、天然ガス
● 金、銀、銅、白金、トウモロコシ、大豆、小麦、綿花
● 牛、豚
● コーヒー、ココア、オレンジジュース、砂糖
そもそもCRB(Commodity Research Bureau)社により公表されていることからこう呼ばれますが、現在では通信大手ロイターの配下にあります。
その指数が、先週23年ぶりに高値を更新し、週明け10月11日の取引でも連続して高値を更新中となっています。今年の春先、2月下旬から3月上旬にかけて280ポイント大台を超えて注目を集めましたが、その後の米国の利上げへの政策転換と景気の過熱を警戒した中国の引締め観測から急落し、指数の動きも沈静化するかに見えたのですが、実態は高値保合(もちあ)いが続いていました。そして、ここにきて再騰体制に入り、新値を更新したというわけです。
背景で思い浮かぶのは、原油価格の上昇でしょう。WTI原油は、既に節目とされたバレル50ドルを突破し、こちらも連日の高値更新となっています。原油価格の上昇は、他のエネルギー価格にも波及し指数を押し上げています。ただし、それだけでは23年ぶりの高値更新には至らなかったでしょう。実はこのところ、貴金属はじめベース・メタルと呼ばれる銅やアルミなどの上昇も目立ち始めています。ロンドン金属取引所では銅、アルミが9年ぶりの高値に、鉛は史上最高値更新、亜鉛は4年ぶり、すずは14年ぶりの高値に迫っています。
こうした素材価格の上昇の意味するところは、もちろん複合的です。引締め策を採ったとされる中国の状況にしても、失業問題など成長することでしか解決できない課題を抱える国としては、そう極端な策は取れないでしょう。おまけにIMFによると今年の世界経済は過去30年来で最高の5%となっています。つまり、需給が例年になく締まっているのも事実なのです。もちろん商品市場には、ファンドを通して年金基金など新規の資金の流入が見られます。ヘッジファンドの設定も急増しています。このことから、投資マネーの存在が商品価格上昇の背景として語られますし、それは否定しません。ただし、ポイントはむしろ実需の盛り上がりが、投資マインドを刺激しているという点にもあります。単なる商品投資ブームとして片付けるには問題がありそうです。商品価格全体の底上げ現象が見られ、それは供給体制が整うまで続くという見方もできるのです。これは原油価格上昇の背景でもあります。
(亀井 幸一郎)
◆生活設計塾クルー◆
特定の金融機関等に属さない、独立系ファイナンシャルプランナー集団。バブル期前からFPとなり、山あり谷ありのマネーの歴史とマネーライフを見てきた。経験に裏打ちされた独自の視点で、一人一人の将来設計に応じた資産設計や保障設計などのアドバイスを行うほか、セミナーや執筆活動も展開中。今月のセミナーは、募集定員に達したためお申し込みを終了させて頂きました。 http://www.fp-clue.com
−−−−−−−<伊藤洋一のマーケットあっと・らんだむ>−−−−−−−−
日本の株式市場の“アメリカ市場劣等感”はぬぐいようもなく強い。朝始まる前にニューヨークの引値が入ってくるのだから材料にせざるを得ない面があるし、なんと言っても同国経済は世界最大であり、日本の重要な輸出市場であって、かつ世界の覇権国である。気になるのは当然だ。
しかし、その劣等感もそろそろ弱める時期だろう。先週発表の雇用統計を見ても、アメリカ経済は冴えない展開である。9月の非農業部門就業者数の伸びは96000人と、人口の伸びに対応した「月間15万人の増加」に届かず、かつ13万を超えていた市場の増加予想を下回った。今週は小売売上高などが発表されるが、アメリカのGDPの7割を占める消費が高い消費者信用残高に支えられていることは良く知られている。アメリカ経済に関しては、大統領選挙の行方と絡んで不透明感が強い。
しかしでは世界経済全体を見てアメリカ経済ほどの強い不安感があるかというと、IMFなども認めているとおり、今の世界経済は極めて形が良い。BRICsなどが成長軌道に乗り、世界的に見て需要は強い。その強い需要に対して他の国がまねできない形で製品を供給できるのはまず日本である。日本の産業界の競争力は、旧来の先進諸国企業に対してばかりでなく、韓国や中国など新興企業群に対してもむしろここにきて強さが際だってきている。短観などを見ても、日本の企業家心理は明るい。
ところが日本企業の株価水準は極めて低い水準にとどまっている。日本企業の世界市場における競争力が正当に評価されていない結果とも見て取れる。また人口動態的に見ても、日本の当面の国内需要は強いと見ることが可能である。団塊ジュニアの世代が一番モノを買う時期にさしかかっているからである。つまり、日本経済の形は良い。日本は資源小国で今の資源渇望の世界経済の中では立場が弱いと見る人もいるが、日本の製品付加価値能力の高さからすれば、十分克服が可能だろう。
アジアという高い成長経済にがっしりと足を食い込ませた日本と、自動車を見るまでもなく基幹産業の各所で競争力を失いつつあるアメリカ。日本の株式市場がアメリカ市場をある程度距離を置いて見るべき時期が近づいているように思う。
伊藤洋一(いとうよういち)住信基礎研究所主席研究員。専門は国際経済・デジタル経済・金融であるが、大学講師、ラジオ・テレビの出演、雑誌寄稿など多数。最新著書は「グリーンスパンは神様か?」。HPにもファンが多い。http://www.ycaster.com/
−−−−−−<ファンドマネージャー坪田好人氏の相場の見方>−−−−−−
まず現在の相場環境についてですが、国内は相変わらずのリスクマネー枯渇状況といったところです。一方米国は、4月以降私達がウォッチしている流通マネーの伸び率について、これまでの急落する動きがようやく収まり、一時の「どこまでマネーが減少するかわからない」という状況を脱してきています。そしてこれが、8月以降の米国株式相場反発の原因にもなっていると思われます。更には、この資金の一部が国内株式市場に流れ込み、足元の国内株式市場の反発にもつながっているというようにも見えます。
一方、現在株式相場にとって最も悪者になっている原油相場ですが、連日高値更新が続いています。確かに投機資金がこの動きにより資金を出し入れしている気配はありますが、この動きが永続するとは考えられません。実際に現在高値を更新しているのは所謂米国のWTI(ウェスト・テキサス・インターミディエート)の価格
であって、中東のドバイ原油などは未だに8月の高値から相当に下落した水準にあります。このような事実も、今回の原油高が需給のギャップにより引き起こされたものではなく、投機的な動きであることを示していると言えるのではないでしょうか。
また、国内景気については確かに減速気味ですが、だからといって景気後退期に入ったと言える根拠はありません。私は半年から1年くらいの踊り場的な動きの後、再び成長トレンドに入ると見ています。よって、景気の動きに半年から1年先行すると言われる株式相場に今ここで弱気する理由にはならないと考えています。
こうした相場環境分析に基づく相場見通しですが、当面は原油の投機的な動きと米国株式相場に連動したボックス相場が継続すると見ています。ただし、11月の米国大統領戦後は今年の高値を抜けてくる動きを想定しています。その際の相場の牽引役ですが、候補としては、(1)今年度徹底して今ひとつなハイテク株、(2)中間決算をクリアーし、貸し出しの前年比プラス転換が期待される銀行株、(3)BRICsの需要爆発を背景とした市況株、(4)業績好調の優良株、が考えられますが、現段階では(1)が牽引する可能性が高いと見ています。但し実際投資をする場合には、(1)〜(4)どの銘柄が有利な展開となっても対応できるように、軌道修正をしていくことが必要であると考えています。
坪田好人氏:興銀第一ライフ・アセットマネジメント株式会社(DIAM)にてIBJITMジャパンセレクションの運用を担当。
投資信託をお申込みの際には、「目論見書」をご確認下さい。
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投資信託基準価額(10月8日現在)
ザ・ファンド@マネックス 7,411 (−26)−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
外国投信基準価額(10月8日現在)
<米ドル建>
バンガード・トータル・ストック・M・I・F 26.48(−0.15) バンガード・ウェルズリー・インカム・F 21.24(+0.07) バンガード・スモールキャップ・インデックス 23.98(−0.20) MFS ストラテジック・グロース・ファンド 16.36(−0.14)
適用レート(10月12日午後2時30分現在)
買付109.73(−0.79) 解約109.23(−0.79)
<ユーロ建>
フィデリティ・ヨーロピアン・グロース・F 12.92(−0.04)
適用レート(10月12日午後2時30分現在)
買付136.12(−0.52) 解約135.12(−0.52)
========<マネックス社長 松本大のつぶやき>=========
10月12日 <コンペティション>
週末のF1日本グランプリ。F1好きの私にとって、しかも日本人ドライバーが日本のエンジンに押されて表彰台に上がれそうなレースということもあり、事前の期待感はかなり高いものがありました。しかし・・・、私はテレビ放映を結局見ませんでした。日曜日、私は午前中から何度もインターネットで予選の様子などをチェックしていました。本レースが始まっても、やはりインターネットであの手この手で情報を探しました。そうです、テレビ放映はライヴで行われていなかったのです。ケーブルテレビをザッピングしても、F1は何処でもやっていませんでした。ヨーロッパの番組では実況中継されていたのでしょうか?インターネットで結果を知ってしまった私は、或る意味では十分興奮してしまい、また或る意味では今更録画を見ることに白けてしまい、もうテレビは見ませんでした。レースの開始時間が遅れたり、レース中断などで放映時間が伸びてしまう可能性があるとか、或いは生の放映権とレース終了後の放映権でコストが違うとか、実情は知りませんが色々な事情があるのでしょう。しかし野球やサッカーだって同じではないですか?それだけF1の商品価値が低いという、それだけのことでしょうか?F1は正真正銘のコンペティション(競技)です。コンペティションはナマでないとつまらない。昔、セナがジャッキー・スチュアート(だったと思います)のインタビューを受けているビデオを見たことがあります。セナの攻撃的すぎる走法に対してジャッキー・スチュアートが文句を付けるのですが、セナは下手な英語で、「だってあれはコンペティションじゃないか。あなただって分かってる筈だ。あなただってそうしてた筈だ。コンペティションでは一切の妥協はあり得ない。」というようなことをとても熱く訴えかけていました。あの熱い眼差しが今も忘れられません。そんなF1だから、しかも命を懸けて走っている競技だから、彼らに対する敬意も込めて、やはり私はライブで見たいし、テレビ局にも是非ライブで放映して頂きたいと思います。
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==========<ただ今ブックビルディング中>==========当社取り扱いの新規公開銘柄のブックビルディング期間等の日程を掲載します。詳しくはホームページをご覧下さい。
−−−−−−−−−−−<新規公開株の公募/売出>−−−−−−−−−
<明日新規上場の銘柄>
エイチ・エス証券(8699) ヘラクレス
公募価格は1,500円
チップワンストップ(3343) マザーズ
公募価格は600,000円
ワンダーコーポレーション(3344) JQ
公募価格は850,000円
<明日から売り出し期間開始の銘柄>
マクロミル(3730) マザーズ
売り出し期間は10月13日(水)AM 0:00から
10月15日(金)AM11:00まで
売出価格は656,690円
<明日、募集期間終了の銘柄>
ワイズマン(3752) JQ
募集期間は10月13日(水)AM11:00まで
公募価格は1,500,000円
<ブックビルディング中の銘柄>
新華ファイナンス・リミテッド(9399) マザーズ
ブックビルディングは 10月15日(金)AM11:00まで
仮条件は137,000円〜197,000円
<新規取り扱い銘柄>
フライトシステムコンサルティング(3753) マザーズ
ブックビルディングは 10月14日(木)より
GDH(3755) マザーズ
ブックビルディングは 10月21日(木)より
賃貸住宅ニュース社(2420) ヘラクレス
ブックビルディングは 10月26日(火)より
コスモス薬品(3349) マザーズ
ブックビルディングは 10月26日(火)より
詳細はこちら
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