マネックスメール 2004年12月28日(火)

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マネックスメール 2004年12月28日(火)

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  マネックスメール<第1327号 2004年12月28日(火)夕方発行>
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≪本日の目次≫
 1.マネックス相場概況
 2.伊藤洋一のマーケットあっと・らんだむ
 3.投資信託基準価額
 4.マネックス社長 松本大のつぶやき
 5.マネックス証券からのお知らせ1
 6.マネックス証券からのお知らせ2

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1.相場概況
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相変わらずディーリング銘柄中心の動きだが、好業績銘柄もしっかり

日経平均            11,424.13 (△61.78)
日経225先物         11,430 (△60 )
TOPIX            1,140.19 (△ 5.58)
単純平均             415.49 (△ 1.03)
東証二部指数           2,965.13 (△30.88)
日経ジャスダック平均       1,702.67 (△14.43)
東証一部
値上がり銘柄数          872銘柄
値下がり銘柄数          566銘柄
変わらず             157銘柄
比較できず            1銘柄
騰落レシオ            107.20% +2.61%
売買高            13億1741万株(概算)
売買代金         8998億9800万円(概算)
時価総額          350兆5847億円(概算)
為替(15時)          103.18円/米ドル

 米国市場が軟調となったことや利益確定売りが出て、売り先行の始まりとなりました。ただ、先物もシカゴ市場の終り値を上回って寄り付き底堅い動きとなり、寄り付き前に発表になった11月の鉱工業生産指数も3ヶ月ぶりに上昇となったことや半導体製造装置や携帯電話の生産が好調とされたこと、円高が進展しなかったことなどから、徐々に買いが優勢になり、指数への影響の大きな半導体関連銘柄や銀行株が切り返したことで相場全体が堅調な動きとなりました。

 その後も底堅い動きを確認すると先物にまとまった買いが入り、昨日の高値を抜け、一段高となりました。日経平均も11,400円を抜ける場面も見られましたが、さすがに目先筋の利益確定売りも出て、上値も重くなりました。それでも目先筋の見切り売りのようなものが散発的に出てくる程度で下値を慌てて売り叩く動きもなく、押し目買い意欲も強く、堅調な動きを続けました。結局、日経平均は11,400円を超えたところで前場の取引を終了しました。

 後場に入ってからはいつもの事ながら小動きとなりました。先物も前場の引け値と同値で寄り付いた後は買い上がるでもなく、売り叩くでもなく、膠着状態となりました。日経平均は後場の寄り付きから20分くらいの間は上下5円程度の非常に狭い範囲での動きとなるなど小型銘柄の一角が大幅高となるのを尻目に主力銘柄は殆ど動きの無い状況となりました。

 その後も大きな動きはなかったのですが、昨日大幅高となっていた銘柄などが早くも下落するなど、資金の回転は早く、物色対象は日替わり状況となっていました。小型銘柄の回転売買が中心で大型優良銘柄は底堅い動きとはなっているものの動きは鈍く、目先の動きの良い銘柄に乗り換える動きで売物に押される銘柄も散見されました。

 結局最後まで戻り売りと押し目買いのせめぎ合いの中で、引けには買戻しも入り堅調な引けとなりました。日経平均も積極的に上値を追うような力強さは見られないものの11,400円を超えて引けました。

 (マネックス証券 清水洋介)


◆個別銘柄◆ 主力銘柄は堅調だが上値は重い展開
藤和不(8834) 384円(△69):500株単位
 菱地所(8802)から新たに資本を受け入れ、経営の建て直しを図ると報じられたことを好感し、大幅高となりました。中低位の材料株を個別物色する動きにも乗ったようです。

富岡機(6341) 118円(▲7)
 2005年3月期まで3期連続で最終赤字を計上する見通しで、事業継続が難しくなったと判断したため、2006年3月末までに会社を解散すると発表ました。本日より監理ポストに割り当てられ、反落となりました。

キヤノン(7751) 5,480円(△30):100株単位
 家庭用のインクジェットプリンターの2004年国内市場で、同社が8年ぶりにセイコーエプソン(6724)から首位シェアを奪ったと報じられたことを好感し、変わらずを挟んで3日続伸となりました。

住友鉱(5713) 728円(△13)
 米ドル安を嫌気して海外市場で金が買われ、堅調となったことを受けて、反発しました。液晶駆動用の半導体チップを搭載するフィルム基板の新工場を建設し、生産能力を2008年3月末までに従来の4倍まで引き上げると報じられたことも追い風となったようです。

アドバンテ(6857) 8,810円(△120):100株単位
 寄り前に発表になった鉱工業生産動向において、半導体製造装置の生産が伸びたことや、パソコン用DRAMの大口価格が小幅な下げに留まっていることを好感して買われ、反発しました。

クラリオン(6796) 243円(△9)
 筆頭株主が米系ファンドから日立(6501)へ異動したとの発表を好感して買われ、一時250円と年初来高値を更新しました。日立との関係強化による、将来の収益向上を期待した買いが入ったようです。低位の材料株を物色する流れにも乗りました。

日本MDM(7600) 1,008円(▲103):100株単位
 11月中間期の経常利益が、前期比38%の大幅減益見通しになると業績を下方修正したことを嫌気し、大幅続落となりました。東証一部の値下がり率ランキング上位に顔を出していました。

◆ランキング◆
東証一部値上がり上位
 相変わらず材料含みの低位ディーリング銘柄が上位を占めています。

東証一部値下がり上位
 昨日高かった銘柄が上位に並び、資金の足の速さを物語っています。

東証1部売買高上位
 上位の銘柄は材料含みの低位株がほとんどです。

東証1部売買代金上位
 久しぶりに銀行株が上位を占めています。

詳細は
→ http://www2.monex.co.jp/j/monex_asa_mail/rank.htm

※株式分割銘柄に関してはマネックス証券WEBサイトのログイン後の画面の[投資情報]→[株式周辺情報] の[株式分割]をご活用ください。

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2.伊藤洋一のマーケットあっと・らんだむ
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 あと数日という年の瀬に望んで、つらつらと「今年はどないだっただろうか」と考える。もちろん、投資という側面から。

 なんでも実践派の私は、いろいろなことを観察していると同時に、少しずつ行動しているのです。年初にインドに行ったから、ずっとこのカオスの国には注目していて、日本に帰ってきてインド株でも買おうかと思ったらほとんどどの日本の証券会社はインド株を扱っていない。これには驚愕した。それがまず今年の思い出かな。日本の証券会社の後進性に腹が立ったものだ。

 しかし年も進むと、マネックスを含めて数社が取り扱いを「投資信託」の形で開始。早速買ったら開始からわずか一ヶ月近くで7.3%も値上がりした。ははは、短期的には一番成功した投資かな。中国は特に年の後半は(-。-)y-°°°という感じ。香港H株の中でもちっとも動かない銘柄もあれば、上昇基調維持の銘柄もある。中国株は選別の時期か。中国は来年は人民元をどうするのか。
 為替は大部分の人が今年を「円高の年」と見ているのだろうが、複眼的に為替を見ている筆者のように人間には、「円高・円安同居の年」という印象が強い。オセアニア通貨やポンドに対して、さらにユーロに対して円は弱かったし、今でも弱い。ユーロに対しては史上最安値近辺にある。この「同居」が来年は解消するのか、つまり一方向に行くのかがポイントだが、筆者は長い目で見れば円のトレンドは「円安」だと思う。

 日本の株式市場はどうか。見ている限りでは、「根拠なき悲観論」からの脱却が見られる。いいことだ。本音は「楽観」のくせに、日本人は少なくとも表面的には悲観論が好きで、マスコミもそれをよく知っているから悲観論は煽る。設定しているバーが高いのは良いことだ。しかし、世の中なんでも相対論だ。日本が優れている面はいっぱいある。なにせ、シュワちゃんやポルシェが頭を下げに来るメーカーのある国だ。

 来年はどういう年になるのか。必要なのは、マスコミの時に一方的な視点に振り回されない「複眼」だろう。そうだ、来年は「とんぼ」になろう。

伊藤洋一(いとうよういち)住信基礎研究所主席研究員。専門は国際経済・デジタル経済・金融であるが、大学講師、ラジオ・テレビの出演、雑誌寄稿など多数。最新著書は「グリーンスパンは神様か?」。HPにもファンが多い。http://www.ycaster.com/

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3.投資信託基準価額
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詳しくは
→ http://www2.monex.co.jp/j/monex_asa_mail/fund.htm

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4.マネックス社長 松本大のつぶやき
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12月28日     <正月準備>

 正月を迎える準備「事始め」は、既に12月13日に始まっているそうです。そういえば先日テレビで、京都の芸子さんが事始めの挨拶をしているのを見かけました。

 門松や鏡餅を飾るのも、今日28日迄にするのが理想だそうです。31日は一夜飾り、30日は納会でもありますし慌ただし過ぎる、29日は「くまつ」といって「苦を待つ」に通じる、などの理由だそうです。しかし我々金融機関就業者にはとても無理です。月末、特に12月末はとても忙しい時期です。加えて、オンライン証券に於いては、世間が休みに入る程、自宅にいらっしゃるお客様が増えて商いが活発になるという傾向があります。そうして(少なくとも私は)、30日の夜遅くにギリギリで一夜飾りだけを逃れて飾ることになります。

 今日、知り合いの神社の方が、会社にお札を受け取りに来てくれました。年を越える前後の我が国の伝統は、なるべく守っていきたいものですね。


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5.マネックス証券からのお知らせ1 −マネメ土曜版配信開始−
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 新年1月8日からマネックスメールの土曜版が配信開始になります。
予定されているコンテンツは
 1.マネックスからのお得なお知らせ
 2.相場概況&展望
 3.テクニカル分析
 4.来週のトピック
 5.マネックスCOO 工藤恭子のコラム(仮題)
等を予定しています。

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6.マネックス証券からのお知らせ2 −「朝一番」は「昼一番」?−
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 マネックス証券では米国市場情報や日々のテクニカルポイントを朝一番にお知らせする「マーケット朝一番!」は好評を博していますが、「マーケット朝一番!」の上手な利用法をご存知でしょうか?

 「マーケット朝一番!」には米国市場分析を始め、日本市場の注目点や経済指標の発表予定、ADR(米預託証券=米国に上場している日本株)の情報に加え、前場の市況概況、後場の市況概況もご覧になれます。

 昼休みに前場の市況概況を見て後場の相場の対策を練る、後場の市況概況をチェックしてナイター取引に備える、といった使い方も出来ます。(携帯電話からナイター取引やミニ株取引は出来ません)

 市況概況を見るには「マーケット朝一番!」の
続きは→
http://www2.monex.co.jp/j/monex_asa_mail/choukan.htm
の画面の中の「昼の市況概況」、「大引け市況概況」をご覧下さい。画面をブックマークしていただけるとそれぞれ、毎日11時15分、15時15分に更新していますのでいつでも相場の概況がわかります。

また、「マーケット朝一番!」の
明日の配信が遅い場合は→
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というのは「マーケット朝一番!」の到着が遅れた場合に、前日に届いた「マーケット朝一番!」の上記項目に当日の朝一番と同じ内容のものが掲載されています。プロバイダーの事情などで到着の遅れた場合でも寄り付き前に「マーケット朝一番!」が読めるのです。

 「マーケット朝一番!」は携帯電話でも読み易いようになっておりますが、もちろんPC上でもご覧になれます。今後とも「マーケット朝一番!」や市況概況をお役立て下さい。


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創刊号からのマネックスメールバックナンバー(マネログ)はこちらから→ http://www.monex.co.jp/monex_blog/index.html

マネックスメール全文を過去にさかのぼって読むことはもちろん、“つぶやき”の部分だけをさかのぼることや、キーワードで過去のある部分を検索することも可能です。ぜひ一度お試しください。

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