マネックスメール 2005年1月12日(水)

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マネックスメール 2005年1月12日(水)

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 マネックスメール<第1335号 2005年1月12日(水)夕方発行>
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≪本日の目次≫
 1.マネックス相場概況
 2.10年後に笑う!マネープラン入門 第73回
 3.フィデリティと考えるこれからの投資
 4.HSBCの中国情報
 5.投資信託基準価額
 6.マネックス社長 松本大のつぶやき

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1.相場概況
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インテルの好決算より米国株安に反応し利益確定売りに押され軟調な動き
日経平均            11,453.39 (▲86.60)
日経225先物         11,470 (▲80 )
TOPIX            1,147.89 (▲ 9.41)
単純平均             422.21 (▲ 2.29)
東証二部指数           3,115.88 (▲11.06)
日経ジャスダック平均       1,827.98 (▲ 3.14)
東証一部
値上がり銘柄数          411銘柄
値下がり銘柄数         1,074銘柄
変わらず             110銘柄
比較できず            3銘柄
騰落レシオ            122.59% -12.72%
売買高            16億1079万株(概算)
売買代金        1兆1639億9600万円(概算)
時価総額          353兆2018億円(概算)
為替(15時)          103.45円/米ドル

 米国株は大幅安となりましたが、米国市場の引け後に発表になった、インテルの決算が予想を上回ったことで、GLOBEX(24時間取引市場)のナスダック先物が上昇したことから、堅調な始まりとなりました。寄り付きは様子見気分が強かったものの、堅調な寄り付きとなったことから、目先筋の買いも入り、寄り付きの売りが一巡した後は買い優勢となりました。ただ、景況感の悪化も否めず、ここのところの堅調な動きもあって利益確定売りが優勢となり上値の重い展開となりました。

 先物にはまとまった売り買いも散発的に出てくるのですが、追随して一方向に動くというよりも方向感なく、押し目買い意欲も強いようです。銀行株は過熱感もあって軟調な動きとなり、為替が円高となったことで主力銘柄、輸出関連銘柄は軟調な動きとなっています。連騰となっていた新興市場など小型株もさすがに一服となり、利益確定売りが嵩み上値を抑えています。

 その後も利益確定売りと押し目買いのせめぎ合いとなり小動きに終始しました。先物もまとまった売り買いも殆どなくなり、日経平均は昨日の終値を若干下回ったところでの動きとなりました。個別の銘柄を見ても目先筋のディーリングが活発に行われている銘柄が動いてはいるものの、市場全体の方向感を出すような動きとはならいない状況が続きました。

 後場に入ってからは一段安の動きとなりました。寄り付きから売り優勢の展開で始まり、昼の市場外取引がそこそこの金額の取り引きがあり、売り越しであったと観測されたことから、先物でのヘッジ売りなどが嵩み、利益確定売りや見切り売りを急がせる展開となり、一段安となる場面が見られました。
 米国市場がもたついていることから、インテルの好決算の反応も良くないのではないか、との危惧もあり、また、ここのところの堅調な動きのなかで、小型株を中心に利が乗って来た、あるいは損失が減ってきたところで、利益確定売りや見切り売りが止まらず、上値の重さ、戻りの鈍さを見た目先筋の売りも上値を抑える要因となっていました。

 結局大引けまでもたついた動きが続き、出来高は相変わらず出来ているものの、為替が対ユーロでも大幅に円高になったことで、積極的な買いも入らず、主力銘柄、ハイテク銘柄を筆頭にほぼ全面安となりました。

 (マネックス証券 清水洋介)

◆テクニカルコメント◆
 日経平均・TOPIX

 一服すべくして一服したと言う格好です。RSIやストキャスティックスもまだ下落を続け、もうしばらく調整が必要な感じです。まだ、移動平均との乖離も大きく、日柄か値幅かの調整となる可能性が高そうです。
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Nikkei.htm
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Topix.htm

 日経ジャスダック平均

 漸く一服となった感じです。小型銘柄の指数は一方向に行き易い傾向にありますが、今回は押し目買いも入り、昨年8月の保ち合いのところで保ちあうような動きになるものと思われます。
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Jasdaq.htm

 債券先物

 基準線を越えたあと、遅行線が日々線に沿って上昇するような動きとなっています。高値を試す動きとなるのではないかと思います。
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Jgb.htm

 為替(ドル円)

 雲を下に割り込んだ形となりました。遅行線が日々線にサポートされるかどうかというところですが、いったんドルの安値を試すような動きになるのかもしれません。
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Jpy.htm


◆個別銘柄◆ 小型株も一服となったが材料含みの銘柄が堅調
アドバンテ(6857) 8,750円(△90):100株単位
 米インテルの決算が市場予想を上回り、また設備投資を拡大すると発表したことを好感し、続伸となりました。

綜合臨床(2399) 438,000円(△35,000):1株単位
 コダックと提携し、画像診断事業を始めると報じられたことで、新事業への進出を好感した買いを集め、3日続伸となりました。

三井鉱山(3315) 439円(△27):500株単位
 三菱商事(8058)が同社に資本参加する方針を固め、再生機構が同日実施した同社株の一次入札で名乗りを上げたと報じられたことを好感し、6日続伸しました。

太陽インキ(4626) 4,310円(△500):100株単位
 2005年3月期の期末配当を、従来予想の30円から50円増やし80円にすると発表したことを手がかりに買われ、ストップ高をつけました。

みずほ(8411) 499,000円(▲11,000):1株単位
 昨年の12月の上昇相場をけん引した反動から、利益確定売りに押される展開となりました。他の銀行株と共に過熱感を示す指標も出ており、ひとまず調整といったところのようです。

いすゞ(7202) 309円(▲5)
 後場に入って、米ゼネラル・モーターズが同社に対して追加出資しない方針を明らかにしたと一部で報じられたことを嫌気し、下げ幅を広げました。
タカキュー(8166) 321円(△80):500株単位
 後場中ごろに発表した2004年の3四半期(3−11月期)業績で、経常利益が前年同期比約2倍となったことが好感されて買いを集め、ストップ高となりました。

◆ランキング◆
東証一部値上がり上位
 ディーリング銘柄や材料株ばかりです。

東証一部値下がり上位
 昨日まで高かった銘柄がいくつかランクインしています。

東証1部売買高上位
 低位ディーリング銘柄が並んでいますが、昨日までと顔ぶれが違うようです。
東証1部売買代金上位
 いつもの銀行株に日産ディ(7210)や東エレク(8035)が顔を出しました。
詳細は
→ http://www2.monex.co.jp/j/monex_asa_mail/rank.htm

※株式分割銘柄に関してはマネックス証券WEBサイトのログイン後の画面の[投資情報]→[株式周辺情報] の[株式分割]をご活用ください。

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2.10年後に笑う!マネープラン入門 第73回
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20代からの差をつけるマネープラン(7)

○今年の目標「体験しよう」

 20代というのは、誰がなんと言おうと若い。もしかしたら、高校生のとき「20歳になったら人生はおしまいだ」とか「22歳のおばさん」とかいう大失言をはいたことがあるかもしれないが、それは大きな大きな誤りだ。
 若さのいい点は、失敗していいこと。若さの悲しいところは、経験を伴わなければ、年をとっても(老けるだけで)成長しないということ。
 投資も同様、「経験」しなければ、10年後も20年後も30年後も、あなたはまだ(シワや白髪のある)投資童貞・投資処女のままだ。 

 私のところに取材に来る新聞や雑誌の記者の中にも、童貞・処女はたくさんいる(さすがにマネー誌の記者には少ないが)。未経験なのに、この人さも経験者のように「投資おススメ記事」を書いていいの?と、悩むこともしばしばだ(マネックスメールは、マスコミ系の人がかなり読んでいるらしい。心当たりのある記者・編集者の皆さん反省してください)。

 投資は、ちまたに出回っている情報と、自分の頭の中でシミュレーションすること、実際に行動する場合とが大きく違っている。
 情報は「2割上がったら売って利益を確定しろ」と言う。頭は「2割下がったら売って損切りをすべきだ」と知っている。ところが、値上がりした銘柄はもっと上がりそうで売れない。下がった銘柄は、今にも値が戻りそうで、あるいは損が確定するのが恐くて売れない。それが現実。

 為替相場をただながめている時は、円高の時に外貨に替えて、円安になったら円にもどすのは、歩くのと同じくらい簡単に見える。ところが実際に外貨預金や外貨MMFに預けてみれば、「含み益」はときどき大きくふくらむが、利益を出すのはまず不可能だということがわかるはずだ。

 経験、経験、経験、経験。投資においては経験が大切だ。
 もちろん、その前の勉強や情報集めは必要だが、ただ知るために勉強し情報を集めるのと、いよいよ実行に向けてそうするのとでは、全く姿勢が変わってくる。
 
 2005年1月12日時点で、まだ未経験のあなた。今年の目標のひとつに
「投資を経験する」をぜひ加えよう。
 失敗して、その失敗から学ぶことに意義がある。手持ちの200万円を大失敗で4分の1の50万円に減らしたとすると、損は150万円だ。20代でこれは痛い!でも立ち直れる。だが、50代で3000万円を2分の1に減らせば1500万円の損。この年齢で財産が半分になったら立ち直れないかも・・。
 20代で150万円損することで、50代に3000万円を1割殖やせる術を学べれば、(学べると私は思う)十二分に元は取れる。安い授業料だったと、後から言うことができる。その時は、頭の中真っ白になると思うけれどね。

(無責任な記事を書いている頭でっかちのオジサン・オバサンへ。報道関係者は個別銘柄の株は買えないけれど投資信託なら買えるでしょ! 忙しいなんて言い訳ばかりしていないで、実際に投資してみなさい、実際に!)

 さて、20代の皆さん。今持っているお金のうちいくらを投資にまわしていいかは、本シリーズ「20代からの差をつけるマネープラン(3)」<投資を始める前に>を、もう一度読んでほしい。
 投資に挑戦するだけの貯金がまだない人、年末までには貯めてなんとか「経験」に挑みたい。そのための、実行可能なプランを立ててみよう。健闘を祈る。
(ファイナンシャル・プランナー 中村芳子)


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3.フィデリティと考えるこれからの投資
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藤沢久美さんに聞く女性のための投資プラン(その5)

 前号に引き続き、女性にとっての投資のあり方をソフィアバンク副代表の藤沢久美さんに聞いてみました。

 ●預貯金は低リスクではない?

 当シリーズの冒頭でもお話した通り、女性のあいだで投資への関心は急速に高まってきています。しかしながら、興味はありながらも、実際に投資を始めるまでに至らない人もいるのは、リスクをとるという感覚がまだ十分に養われていないからかもしれません。多くの人は預貯金にとどめておくことが安心だと思っているようですが、それで本当にリスクを低く抑えられているのでしょうか?

 私は今年の4月から政府の税制調査会金融小委員会のメンバーになって、日本の財政が危機的状況に陥っていることをあらためて認識させられました。家計に置き換えれば、このままの状態が続くと破綻もありえるでしょう。そのため、国税当局の方々でさえ、短期的に税収が減ってもかまわないから、直接投資、つまり、預貯金ではなく株式投資などを活発にして正常にお金を循環させなければ財政が成り立たないと考えているようです。

 そもそも、景気がよくなっても金利が一向に上がらないことを妙だと思ったほうがいいでしょう。いま金利を上げたら、財政にもさらに負担をかけるだけでなく、大変なことになりかねません。日本の財政がそこまで苦しくなってくれば、金融機関にしても決して安泰とは言えないからです。財政悪化は増税にも結びつき、それが景気を冷え込ませる要因にもつながるでしょう。

 そう考えると、預貯金だからリスクが低いというのはかなり近視眼的であることがわかります。むしろ、リスクをとって株式に投資するほうが安全となる局面がないともいえません。投資を通じてこうした社会の仕組みをもっと勉強したほうがいいと私は思います。

 ここでもアンケート結果をご紹介してみましょう。資産運用の考え方に関するもので、前回までと同様、シティリビングの「金融アンケート」(2004年5月)によるものです。

■ 資産運用で重視するものは?(複数回答)
安全性・確実性・・・69.8%
リスクもリターンも中程度・・・29.7%
友人・家族の意見・・・16.4%
新聞・雑誌などの情報・・・13.9%
自分で勉強して得た知識・・・12.0%
金融機関の専門家の意見・・・11.9%
リターンを重視してリスクにもチャレンジ・・・4.2%
特に考えていない・・・7.4%

(以下次号)

藤沢久美さん・・・ソフィアバンク副代表。セミナーやマスコミなどで活躍中。NHK教育テレビ「21世紀ビジネス塾」のキャスターも務める。

フィデリティのファンドはマネックス証券・日興ビーンズ証券でお申込みいただけます。
当資料はインタビューをもとにフィデリティ投信が作成していますが、内容の正確性、完全性について当社が責任を負うものではありません。

投資信託をお申込みの際には、「目論見書」にて詳細をご確認ください。

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4.HSBCの中国情報
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2004年12月の中国株式市場と投資戦略

 2004年の12月、中国株式市場はH株指数で4.6%、MSCIチャイナフリーインデックスで1.8%下落しました。原油価格の下落や、2005年1月1日からアルミニウムや銅などを使用した資源関連製品に対する輸出税の徴収が開始されるとのことから、月中、原油銘柄、市況商品銘柄を中心に弱含む展開となりました。
 発表された経済指標は、引き続き期待通りの推移を見せています。11月の消費者物価指数は、食品価格の下落により10月の+4.3%から+2.8%に一段の落ち着きを見せています。昨年、マーケットで囁かれていたインフレ懸念ですが、この傾向が今後、定着すればひとまず安心といえるでしょう。

 個人消費は相変わらず強く、11月の小売売上高は前年同期比13.9%増と強い伸びを示しました。11月の輸出は同45.9%増、輸入は39%増となり、貿易黒字額は99億米ドルとなっています。固定資産投資の伸びは10月の26.4%から11月は24.9%に若干ながら伸び率が鈍化しています。

 政府は11月に移民・相続に関する個人資産の海外移転に関する規則を緩和したばかりですが、中央銀行は2005年1月1日から中国公民及び外国人の出入国に際して、人民元の持込、持出限度額を現在の6000元から2万元に引上げることを発表しました。

 個別銘柄の動きとしては、鞍鋼新軋鋼が180億元を投じて、親会社(鞍山鋼鉄集団)から製鉄所などの資産を買収することに同意した後、同社株は上昇しました。資金調達には、株主割当と親会社への非流通株式の売却で賄う予定としています。また、中国の最大手PCメーカー、聯想集団(レノボ)はIBMのPC事業を12.5億米ドルで買収すると発表しましたが、統合に向けては数々の問題があるとの懸念から、同社の株価は急落しました。買収後、レノボのPCメーカー業界でのマーケットシェアは8.6%となり、DELLの18%、HPの16%に次ぎ世界第3位となります。日本でも大きく報道された中国企業による海外企業の買収劇ですが、注目度が高い割には株価は冴えない動きとなっているようです。
 好調な国内消費と輸出に支えられ、中国経済の成長は今後も続くとみています。インフレ圧力が緩和されたことにより、金利は引き続き据え置かれるとみられます。今回、資金の海外移転に関する規制が11月に続き緩和されたことでH株やレッドチップ株のような香港上場の中国関連株にとっては好材料となるものとみられます。当社は、この動きを、大陸の中国国民による海外株式投資容認(QDII)への第一歩とみています。一方で、中国の主要な銀行のうち数行が香港上場を検討しているなど、今年も新規株式公開が数多く行われる見通しで、これが上値を抑える懸念があります。

 政府は、今後も引締め政策を継続するとみられますが、最近発表された経済指標は、一部の過熱している業界への投資が徐々に抑えられていることが明確となっており、政府が新たな引締め政策を打ち出す可能性は低いと考えています。投資戦略としては、業績見通しの良い消費関連および輸出関連の割安な銘柄に注目しています。

「HSBCチャイナオープン」はマネックス証券・日興ビーンズ証券でお申込いただけます。
投資信託をお申込みの際には、「目論見書」にて詳細をご確認下さい。

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5.投資信託基準価額
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詳しくは
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6.マネックス社長 松本大のつぶやき
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1月12日       <金融列伝 NM>

 金融列伝2番目の登場者は、やはり私が最初に勤めた会社の先輩のNMさんです。第1番登場者のTKさんは、額を決めずに或る債券を売った強者だった訳ですが、NMさんはその逆のパターンです。

 或る日、会社のロンドンオフィスが新規発行の債券を引き受けました。大体こういったディールは東京時間の夕方頃に決まるのですが、急に東京オフィスは騒がしくなります。ロンドンと繋がっているスピーカーから、この新発債(シンパツサイ:新規発行債券のことです)を売ってくれという大きな声がひっきりなしに流れ始めます。当時、東京オフィスでその債券を担当していたのはエリックというアメリカ人だったのですが、エリックも債券営業デスクに対してハッパを掛けていました。NMさんは、この手の新発債を売る天才でした。
 回りが騒々しい中でじっと電話を握ってお客様(機関投資家)と話していたNMさんは、電話を切ると同時に立ち上がり、いやむしろ身体を捻ってエリックが座るデスクの方向に向かうように立ち上がりながら電話を切り、凄い勢いで走り出しました。走りながらエリックに向かってNMさんは大声で叫びました。「1億ドル(当時の為替レートで140億円程度でしょうか)売ったぞ!」
 エリックに限らず、フロア中が走るNMさんに注目しました。そこでNMさん更に叫ぶ。「フワッツ・ザ・クーポン!(クーポンは?)フワッツ・ザ・マチュリティー!(満期は?)フーズ・ザ・イシュアー!(発行体は?)」
・・・・・これまた一同唖然です。当時のその会社には、様々な怪物が居たのでした。


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