マネックスメール 2005年3月23日(水)

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マネックスメール 2005年3月23日(水)

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 マネックスメール<第1383号 2005年3月23日(水)夕方発行>
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≪本日の目次≫
 1.マネックス相場概況
2.10年後に笑う!マネープラン入門
 3.フィデリティと考えるこれからの投資
 4.HSBCの中国情報
 5.投資信託基準価額
 6.マネックス社長 松本大のつぶやき
 7.マネックス証券からのお知らせ

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 またバックナンバーは以下でご覧頂けます。
http://www.monex.co.jp/visitor/shohin/joho/monex_mail/

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1.相場概況
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
米国株安を受け軟調、ほぼ全面安の展開

日経平均            11,739.12 (▲102.85)
日経225先物         11,670 (▲140 )
TOPIX            1,193.85 (▲ 8.67)
単純平均             454.06 (▲ 3.46)
東証二部指数           3,703.22 (▲ 0.25)
日経ジャスダック平均       1,977.01 (▲ 1.23)
東証一部
値上がり銘柄数          399銘柄
値下がり銘柄数         1,151銘柄
変わらず             101銘柄
比較できず            0銘柄
騰落レシオ            113.13% -3.05%
売買高            17億5303万株(概算)
売買代金        1兆5792億3300万円(概算)
時価総額          370兆0105億円(概算)
為替(15時)          105.33円/米ドル

◆市況概況◆
 米国株安を受けて売り先行の始まりとなりました。先物は軟調ながらもあっ
さりと寄り付き、寄り付きの売りが一巡した後は買戻しも入り、落ち着いた動
きとなったのですが、戻りも鈍く、その後も先物への断続的な売りでじり安と
なりました。

 何度か下げ止ったかに見えて、戻りかける場面もあったのですが、その都度
先物へのまとまった売りで下値を切り下げるといった展開が続きました。押し
目買いを入れては戻りの鈍さに投げる(損失を確定して売る)、といったこと
の繰り返しとなっているような展開で、前場は最後まで下げ続けました。

 後場に入っても寄り付き直後には前場の安値を割り込む場面が見られるなど
売り優勢で始まりましたが、寄り付き直後の売りに継続性が見られないとなる
と徐々に買戻しや押し目買いが入り始め、底堅い動きとなりました。

 昼の市場外取引は前場の先物の大量売りを裏付けるように金額も非常に大き
く、売り越しであったと伝えられました。昼の市場外取引が売り越しであった
ことで、後場寄り直後に一斉に売られる場面があったようです。ただ、大量の
市場外取引に対するヘッジ売りは前場のうちに終わったのか、後場に入ってか
らの先物への継続的なまとまった売りはなりを潜め、買戻しが優勢となりまし
た。

 その後も買戻しや押し目買いの動きは出るものの、前場の下げを見たうえ米
国市場が大幅安となった後だけに疑心暗鬼となり、積極的に上値を追う動きも
ありませんでした。米国市場が堅調な動きとなれば再び割安銘柄を物色する動
きも出てくるのでしょうが、今日のところは買いも限定的となり、上値の重い
状況で取引を終了しました。

 全般的に売られる中で、同業他社の軟調な動きを尻目に個別にTDK(6762)
やソニー(6758)などは堅調な動きとなり、ちぐはぐな動きも見られました。
小型株は比較的しっかりした動きで、日経ジャスダック平均や二部株指数は底
堅い動きとなっていました。

 (マネックス証券 清水洋介)

◆テクニカルコメント◆
 ☆日経平均・TOPIX☆

 一気に2月25日と28日の間に空けた「窓(=空)」(図の赤い丸の部分)を
埋める形となり、基準線で下げ止まりました。RSIにはまだ下げ余地があり
ますが、ストキャスティックスも底値を示唆しており、反発が期待されるとこ
ろです。
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Nikkei.htm
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Topix.htm

 ☆日経ジャスダック平均☆

 比較的堅調な動きを続けていますが、上値の重い展開となりました。いつ下
落となってもおかしくはない状況で、上値の重い展開は続くものと思われます。
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Jasdaq.htm

 ☆債券先物☆

 反発となりましたが、上値の重い状況には変わりありません。基準線を上回
った形ですが、基準線が下落を続け、遅行線も日々線に上値を押えられ、なか
なか上昇し難いところではないかと思います。
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Jgb.htm

 ☆為替(ドル円)☆

 (ドルの)上値を試す展開となりました。依然として上値の抵抗線を意識し
た動きとなっており、抜けるかどうかを見極めてから動いても遅くはないもの
と思います。それまではレンジの中での動きと考えておいた方が良さそうです。
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Jpy.htm

 ☆ 個別銘柄分析 −東洋ゴム(5105)− ☆
 転換線(図の緑色の点線)をサポートとしてきれいに右肩上がりのトレンド
となっていたのですが、昨年9月の高値からちょうど半年でほぼ同じ値段の高
値をつけ、今度は転換線が上値抵抗線となるように調整となっています。基準
線(図の紫色の線)で下げ止まり、遅行線(図の赤い線)も日々線(ローソク
足)を意識したところで下げ止まりました。ここからは転換線が基準線を下回
ってしまうかどうかといったところですが、直近の3月16日の安値(357円:赤
い矢印のところ)を下回らない限り、RSIやストキャスティックスも底入れ
感が出ており、戻り歩調と考えておいていいのではないかと思います。
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/K5105.htm

◆個別銘柄◆ ほぼ全面安の中、個別に買われる
フジテレビ(4676) 281,000円(▲21,000):1株単位
 敵対的な買収への防衛策として、機動的に新株を発行できる500億円分の枠
を設定したと発表したことを受け、実施されると一株当たり利益は大きく希薄
化することから、嫌気売りに押されました。しかし、ライブドア(4753)が当
面の間同社株の買収を行なわない方針を明らかにしたと報じられたことを受け、
後場は下げ渋る展開となりました。

日 揮(1963) 1,154円(△16)
 サウジアラビア国営石油会社のサウジアラムコから、石油化学製品の原料と
なる天然ガソリンの回収プラントを受注し、これが1,000億円を超える大型受
注となる見通しだと報じられたことを好感して買われました。

スカイマーク(9204) 1,071円(△47):100株単位
 今夏、羽田の深夜早朝時間帯の発着枠を利用して、羽田−那覇間に31年ぶり
となる深夜旅客便を定期運航すると報じられたことで、さらなる収益の拡大を
期待して買われました。

タカキュー(8166) 303円(▲25):500株単位
 2005年2月期の単独最終損益が、約17億円の特別損失を計上するために、従
来の黒字予想から一転して約16億円の赤字になったと発表したことを嫌気して
売られました。

荏 原(6361) 486円(▲16)
 2005年3月期の連結最終損益が、従来の黒字予想を大きく下回り、195億円の
赤字になりそうだと発表したことで、2期ぶりの赤字転落見通しを失望した売
りに押されました。

菱地所(8802) 1,329円(▲52)
 本日の引け後にも全国の公示地価が発表される予定となっており、直近は地
価の下げ止まりが鮮明になるとの期待感から上昇してきただけに、材料出尽く
しとの見方から利益確定売りに押される展開となりました。

バンダイ(7967) 2,180円(▲85):100株単位
 前引け後、2005年3月期の連結純利益予想を従来予想から約40億円下方修正
したことで、失望売りを浴びました。

◆ランキング◆
東証一部値上がり上位
 材料株のディーリングの動きと、小型株の値動きの軽いものとが混在してい
ます。

東証一部値下がり上位
 昨日大幅高となった銘柄が早くも大幅安となっています。

東証1部売買高上位
 材料株のディーリング銘柄に加え、鉄鋼株も出来高が多くなっています。

東証1部売買代金上位
 軟調な相場の中で比較的堅調なソニー(6758)、トヨタ(7203)といったと
ころが上位に顔を出しています。

詳細は
→ http://www2.monex.co.jp/j/monex_asa_mail/rank.htm

※株式分割銘柄に関してはマネックス証券WEBサイトのログイン後の画面の
[投資情報]→[株式周辺情報] の[株式分割]をご活用ください。

 本コラムに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測
であり、情報の正確性について保証するものではありません。また、内容は
予告なく変更されることがあります。なお、本コラムは情報提供のみを目的
として作成されたもので、有価証券の売買、為替取引の勧誘を目的とした
ものではありません。

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2.10年後に笑う!マネープラン入門 第78回
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20代からの差をつけるマネープラン(12)
      ※30歳以上の方にもお役に立ちます

<マネー管理のための4つの口座> 4つめは殖やす口座

○口座を使い分ければ、ペイオフも恐くない

 ひとつめは生活口座、ふたつめは緊急費口座、3つめは特別費口座。
 そして4つめが、殖やす口座だ。

 4月からペイオフが完全解禁になり、これまでは全額保護だった「普通預金」
も、定期預金と同じあつかいになる。つまり銀行が破綻すると、払いもどしが
保証されるのは、ひとつの金融機関ひとりあたり合計で元本 1,000万円の預金
とその利息となる。

 億単位の資金を安全性第一で運用しなければいけない団体にとっては(1団
体もひとりとみなされるので、)資金をどうするかは深刻な問題だ。しかし、
個人にとっては、問題ではない。
 目的に合わせて口座を使い分けるなら、銀行預金に1000万円を超えるお金を
預けるということは、まずないからだ。

 銀行預金でOKなのは、生活口座<普通預金>、緊急費口座<定期預金を総
合口座にセット>、特別費口座<貯蓄預金>の3つ(もちろん、それぞれ郵便
局や証券会社の商品を使うこともできる)。

 月収50万円としても、適正な額はそれぞれ40万円、40〜120万円、60〜120万
円くらいなので、合計140〜280万円。これだと、年収2000万円の人がこの3つ
の口座に全部銀行預金を使ったとしても、合計1000万円以内におさまる計算だ
から、ペイオフ解禁はまったく問題ない。これから説明する殖やすお金は、銀
行預金にフィットしない。

 銀行預金が1000万円を超えるのは「殖やす」マインドがない人というわけだ。
では、その「殖やす」口座はどうすればいいだろう。

○殖やす口座は、複数の商品を組み合わせる

 殖やすお金は5年以上、多くの場合10年、20年以上かけて積み立て、増やし、
運用するお金だ。

 来年どうなっているかを予想するのも難しい20代に、10年後、20年後といっ
てもピンとこないだろうが、だれでも年は確実にとる。今は安アパートにひと
り暮らしでも、10年後は子ども2人の4人家族でマンション住まい、30年後は
会社役員で豪邸住まい、子も独立して退職間近、になっているかもしれない。
(20年後も、今のアパートでひとり暮らしという可能性もあるでしょうが)

 そして人生の節目ふしめ、また自分の夢を形にするときには、まとまったお
金が必要だ。
 
 そのためには、インフレに耐えられる運用、さまざまな社会の変化・いろい
ろなリスクに耐えられる運用こそが大切だ。日本が、世界が5年後10年後にど
うなってるかなんて、誰も予想できない時代だ。そんな今、ひとつやふたつの
商品では対応できない。
 金融商品は、それぞれ仕組みがちがう。世の人が考える万能の商品――たと
えば、元本保証の確定利回りで、利率が高く、インフレでも目減りせず、いつ
でも解約でき、円高にも円安にも強い商品――は、残念ながら存在しない。

 性質のちがう複数の商品を組み合わせることで、経済が右に動いても、左に
動いても、予想があたっても、はずれても、一定の目標を達成することが、は
じめて可能になる。

 複数のというのは、主に次のような商品だ。

・日本の株式   インフレを上回る利回りが期待できるが、
         値動きが大きく、不況期には大きく値下がりする。

・日本の債券   預貯金を上回る利回りが期待できるが、
         金利上昇期には値下がりする。

・日本の不動産  債券を上回る利回りが期待でき、
(REIT)   値動きは株より安定しているが上下する。

 同じ商品が外国にもあり、今は少額から気軽に投資できるようになっている。
商品の性質は国内のものとだいたい同じだが、それに為替リスク(円高で値下
がりする)が加わる。

・外国の株式   長期的には値上がりが期待できるが
         日本不況時の値上がり、日本好況時の値下がりもある。

・外国の債券   一般に国内債券より高利回りだが、
         デフォルト(債務不履行)リスクが高いものもある

・外国の不動産  日本より高利回りの商品が多いが
(海外REIT) 市場動向を読むのは日本以上に難しい

 では、これらをどう組み合わせて、どう使ったらいいか。次回以降、具体的
に考えていこう。

(ファイナンシャル・プランナー 中村芳子)

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3.フィデリティと考えるこれからの投資
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シニア・ライフを満喫するために(その1)

 長寿社会の今は、老後の暮らしを維持するためにもそれなりの資産が必要で
す。日々の生活のための資金はもちろん、趣味を存分に楽しむためにもお金が
かかりますし、「もしも」に備える蓄えも欠かせないでしょう。そうなると、
いくらあっても足りないと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
 そこで、今回は「シニア・ライフを満喫するために」と題して、ファイナン
シャル・プランナーの紀平正幸さんに充実したシニア・ライフを過ごすための
資産運用についてアドバイスをいただきました。

 老後の暮らしはもはや“余生”ではない

 平均寿命が延びたことで、もはや老後は単なる“余生”ではなくなってきま
した。仮に現役時代の平均的な労働時間が毎週48時間前後だったとすると、定
年までの40年間ではおよそ10万時間程度に達します。これに対し、60歳から80
歳の間に自由に使える時間を1日14時間とすると、こちらも10万2,000時間にな
ります。今や人生にとって老後の暮らしは、現役時代の労働時間にほぼ匹敵す
る割合を占めているのです。

 昭和1ケタの時代なら、定年こそ今よりも早い55歳だったものの、平均寿命
は男性が63歳、女性が65歳で、老後の時間はほんの数年しかありませんでした。
まさに日向ぼっこをして過ごす“余生”だったわけで、もはや当時の考え方が
通用しないことは明らかです。「老後」などといった言葉で一括りにせず、い
かに充実した10万時間を過ごしていくか、自分自身でうまく演出していくべき
です。さもなければ、貴重な時間を持て余してしまうことにもなりかねません。

 現役時代はアッという間に過ぎ去ってしまうので、老後はまだ先の話だとい
う人たちも、あらかじめ自分なりのプランを立てておいたほうが無難です。す
でに定年を迎えている世代にしても、あらためて今後の暮らしを見つめ直して
みるのも一考でしょう。先程も述べたように、老後を一括りで捉えようとせず、
最初の10年間と70歳以降の2つに分けて考えたほうがいいと私は思います。

 定年後の10年間は、いわばアクティブな年代です。別の仕事に就いて働き続
けるというのも1つの選択肢ですし、まだまだそう簡単には体力も衰えないは
ずです。したがって、「誰とどこでどのように暮らすか?」が大きなテーマと
なってきます。文化や芸術と身近に接するため、老後はあえて都会に住むとい
う人も増えていますし、海外で今までと大きく異なる生活をしてみたり、田舎
生活で土と戯れるのも有意義でしょう。最初の10年間の過ごし方について、具
体的なプランを立てておくことが第一歩です。
(以下次号)

紀平正幸(きひらまさゆき)さん・・・ファイナンシャル・プランナー(CFP)
で、東京FPコンサルティングの代表取締役。日本FP協会の理事も務め、心理カ
ウンセラーという異色の肩書きももっているFP界の重鎮。

フィデリティのファンドはマネックス証券でお申込みいただけます。

投資信託をお申込みの際には、「目論見書」にて詳細をご確認ください。

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4.HSBCの中国情報
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第10回「全国人民代表会議」(全人代)を終えて

 今回の全人代(全国人民代表会議)は、江沢民氏の中央軍事委員会主席辞任
に伴い、実質的には胡錦涛国家主席を頂点とする新体制による初めての全人代
という点もさることながら、拡大する経済を新政権がどのようにコントロール
するのか等に世界の関心が集まりました。

 全人代では「第11次五ヶ年計画」の青写真として、2005年の成長率を8%目
標と定め、インフレと都市部の失業率の抑制に具体的な目標を設けると共に、
財政赤字の縮小を狙い建設国債の発行を30%削減するなど、成長と財政の規律
の2面の目標を明確にしました。また、エネルギー効率向上や環境保護にも目
標を置き、高効率な産業装置の入替え促進にも言及するなど、環境保護にも重
点を置いています。沿岸部だけが先行して豊かになるのではなく、内陸部も共
に豊かになり発展するという「共同富裕」を掲げる胡錦涛政権は、農民の収入
を増加させることを継続的な目標に掲げていますが、今回の会議では、592の
都市で農業税を撤廃することを発表すると同時に2006年には農業税そのものを
完全に撤廃することが発表されました。

 今回の全人代の要旨を一言で表すと「均衡の取れた発展」という言葉が適切
だと思われます。朱鎔基氏が首相で経済のリーダーシップをとっていた時代に
は、インフラ整備に力点が置かれましたが、胡錦涛政権下では環境やエネルギ
ー問題、金融問題に従来以上の注意が払われています。

 そのような点に注目しながら、この1年間の指導部の政策を振り返ってみる
と、内陸部にある企業で公害対策が不十分なため環境に悪影響を与えている企
業や、生産効率が著しく悪い企業を強制的に閉鎖する行政指導、また、野放図
な貸出を抑制する金融政策の実施が目に留まります。これらの政策は、何が何
でも高成長を目指し、成長のためには多少の害は無視するといった従来型の政
策から、環境やエネルギー問題等も考慮した調和の取れた秩序ある発展を目指
す方向へと指導部の方針が転換し始めたことを示すものといえるでしょう。

 中国への世界の注目がますます高まる中、胡錦涛国家主席を頂点とした指導
部は、国内企業(金融含む)の競争力強化や農村部の所得向上を目指すと共に、
景気拡大のスピードにも注意を払うという難しい舵取りを迫られています。し
かし、新政権の発足から現在までの経済政策の舵取りを見る限り、巧みな手綱
捌きといって良いと考えられます。現指導部については、経済に明るく、現状
認識力が高いという呼び声が高く、今後も様々な問題を現実的に受け止め対処
することが期待されています。中国は1980年代から、トウ小平氏の指導で、
「先に富める地域から豊かになる(先冨)」政策を採り、その結果上海をはじ
めとする沿岸諸都市の一部で西欧並みの生活が実現しつつありますが、今回の
全人代における中国指導部の発言は、「先冨」の時代が終わり、中国が新たな
時代に挑戦する宣言とも受け取れるのではないでしょうか。

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投資信託をお申込みの際には、「目論見書」にて詳細をご確認下さい。


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5.投資信託基準価額
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詳しくは
→ http://www2.monex.co.jp/j/monex_asa_mail/fund.htm

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6.マネックス社長 松本大のつぶやき
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3月23日   <配当>

 丸6年掛かりましたが、ようやく僅かではありますがMBHの株主の皆様に
配当をお支払いすることとなりました。正式には6月の定時総会での承認を経
ての実行となりますが、この場をお借りして、今まで御支援下さった株主の皆
様にお礼を申し上げたいと思います。

 配当金は、支払えるのにお支払いしてこなかった訳ではありません。起業・
開業時からの理念を守り続ける中で−或いは経営努力が足りなかったのかも知
れません−当初赤字期間が長く続き、配当を払おうにも法令上不可能でした。
株主の方には御迷惑をお掛けしましたが、ようやく会社の体制も整い、業績も
安定し、配当という形で御支援に応えられることは、純粋に嬉しく思っており
ます。本当に今までありがとうございました。

 今回の配当はまだまだ少ないものです。しかしこれがマネックスの開業当初
のキャッチ・コピーであったGiant Step(アームストロング船長の
月面第一歩)のように初めての、しかし重大な第一歩であり、またビーンズの
名前に込められたようにすくすくと伸びていく最初の芽であることを願い、ま
たそうあるべく役職員一丸となって努力して参りたいと存じます。株主の皆様、
本当にありがとうございました。

(プレスリリースはMBHのホームページ http://www.monexbeans.net/ を
 御覧下さい)


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の部分だけをさかのぼることや、キーワードで過去のある部分を検索すること
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ご意見や、皆様の身近な投資情報は、こちらまでお寄せ下さい。
mailto:feedback@monex.co.jp


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7.マネックス証券からのお知らせ
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