マネックスメール 2005年4月19日(火)

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マネックスメール 2005年4月19日(火)

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 マネックスメール<第1402号 2005年4月19日(火)夕方発行>
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<IPOの当選者への分配方法が変わります>
5月1日の合併を期に新規公開株の抽選は現日興ビーンズの抽選方法を採用http://www.nikkobeans.co.jp/StockGuide/00000000/guest/G1100/primary/chusen.htm
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≪本日の目次≫
 1.マネックス相場概況
 2.伊藤洋一のマーケットあっと・らんだむ
 3.ファンドマネージャー清水氏の相場の見方
 4.投資信託基準価額
 5.マネックス社長 松本大のつぶやき


 マネックスメール解除の方法は一番下にあります
 またバックナンバーは以下でご覧頂けます。
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1.相場概況
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米国株の下落一服や中国の反日デモ一服を受け、昨日の反動で大幅高

日経平均            11,065.86 (△127.42)
日経225先物         11,050 (△160 )
TOPIX            1,126.71 (△ 17.22)
単純平均             424.34 (△ 8.80)
東証二部指数           3,447.03 (△ 69.07)
日経ジャスダック平均       1,931.07 (△ 25.43)
東証一部
値上がり銘柄数         1,498銘柄
値下がり銘柄数          118銘柄
変わらず             33銘柄
比較できず            2銘柄
騰落レシオ             74.73% +5.89%
売買高            15億3539万株(概算)
売買代金        1兆3837億1400万円(概算)
時価総額          349兆7259億円(概算)
為替(15時)          107.27円/米ドル

◆市況概況◆
 米国市場は相変わらずもたついた展開となったものの、中国での反日の動き
も一服となり、昨日の反動や米国市場の引け後に発表になったTI(テキサス
・インスツルメンツ)の決算が予想を上回って時間外取引で堅調な動きとなっ
たことなどもあって、買い先行の始まりとなりました。先物も買い気配からの
始まりとなり、シカゴ市場の終値を上回り、日経平均は11,000円を超えて始ま
りました。

 寄り付きの買いが一巡した後は戻り売りに押され、上値の重くなる場面も見
られましたが、先物の買戻しなども交えて堅調な動きが続きました。昨日売ら
れ過ぎた分をとりあえず取り戻すような動きとなり、大きく下がったものほど
反発も大きいといったような感じでした。

 後場に入ってからは一段高となりました。昼の市場外取引で非常に大きな金
額の取引があり、買い越しであったと伝えられたことから、買い先行で始まり
ました。先物へのまとまった買いも散発的に入り、一時前場の高値を上回る場
面も見られました。前場の高値を上回ったところで上値が重くなると、先物や
カネボウ(3102)への仕掛け的な売りもあって、上げ幅を縮小する場面も見ら
れました。

 引け際には手仕舞い売りと手仕舞いの買戻しが交錯する格好となりましたが、
底入れ感や米国市場でも主要銘柄の決算発表が行われることから、手仕舞いの
買戻しが優勢になる格好で高値圏で引けました。小型株も売物の少ない中で買
い先行となる銘柄が多く、二部株指数、東証マザーズ指数は2%を超える上げ
となり、日経ジャスダック平均も1%以上の上昇となり、ほぼ全面高といった
状況でした。

 個別にはハイテク銘柄の戻りが目立つ他、外資系証券会社が投資判断を引き
上げた三菱東京FG(8306)が大幅高、連れてUFJ(8307)等他の銀行株も
大幅高となっていました。一方でカネボウは仕掛け的な売りと上場廃止への懸
念から売られ、ストップ安となりました。

 米国市場が相変わらずもたついた中で大幅高となりましたが、昨日の下落を
一気に埋めるところまでは行きませんでした。今日の上昇の一番大きな要因は、
「昨日売られ過ぎたこと」ではないかと思います。

 (マネックス証券 清水洋介)

◆テクニカルコメント◆
 ☆日経平均・TOPIX☆

 チャートで見ると今日の戻りが鈍く見えてしまいます。「孕み足」となり、
まだ、何とも言いようのない格好ですが、昨年10月〜12月にかけてのもみ合い
の水準、と考えればある意味で居心地のいい水準ということかもしれません。
昨日の安値を下回るまでは、反発期待で強気という感じでしょうか。
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Nikkei.htm
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Topix.htm

 ☆日経ジャスダック平均☆

 遅行線が基準線にサポートされ反発となりました。日々線は雲の上限でサポ
ートされた格好となりました。基準線を上値に雲の上限に沿うような格好で、
目先の底値確認となってくるのではないかと思います。
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Jasdaq.htm

 ☆債券先物☆

 高値圏での「十字足」となりました。RSIやストキャスティックスも高値
圏にあり、明日の寄り付きが安く、陰線を引くような展開となると「三川宵の
明星」となって、売りのシグナルとなります。寄り付きから高値を付けるよう
な動きになれば、まだまだ堅調な動きとなるものと思います。
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Jgb.htm

 ☆為替(ドル円)☆

 (ドルが)下値に振れて来ました。次は昨年10月の戻り高値水準である107
円の水準(図の青い点線)を割り込むかどうかという感じですが、割り込めば
105.80円を目指す展開となり、割り込まなければ107.80円くらいまでは戻るも
のと思います。
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Jpy.htm

 ☆ 個別銘柄分析 −キリンビバレッジ(2595)− ☆
 転換線や基準線をサポートに綺麗な右肩上がりとなっていた相場も少し変化
が出てきたようです。日々線は基準線を割り込みましたが、遅行線が日々線に
サポートされ、ダブルトップのネックライン(図の青い線)でしっかりと下げ
止った格好となりました。基準線も下落することなく、推移したことで底堅い
動きとなるものと思われます。当面は遅行線と日々線の関係が注目されます。
ストキャスティックスは買いとなってもいいところですが、RSIはまだ下落
余地があり、日々線が雲にかかるようなところまで調整となる可能性もありま
す。
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/K2595.htm

◆個別銘柄◆ 主力銘柄を中心に利益確定売りや見切り売りに押される
アドバンテ(6857) 7,800円(△180):100株単位
 フィラデルフィア証券取引所の半導体株指数が7営業日ぶりに反発したこと
や、予想を上回る好決算を発表した米テキサス・インスツルメンツが時間外取
引で上昇したことを受け、同社をはじめとした半導体関連株は大幅反発となり
ました。

コマツ(6301) 744円(△20)
 中国での反日デモの日本企業への直接的な被害が伝えられていないことから、
売られ過ぎとの見方が広まり、買戻しや見直し買いが先行したようです。

MPT(3734) 633,000円(△39,000):1株単位
 シンガポールに本社のあるホテル向け大手ネット回線会社を買収して同分野
でのシェア拡大を図り、世界標準を狙うと報じられてことを好感して買われ、
9営業日ぶりに反発となりました。

セガサミーHD(6460) 6,070円(▲10):100株単位
 同社が経営する東京ジョイポリスで遊具から転落した男性が死亡する事故が
あり、同社が過失を認めていることから、嫌気売りが先行したようです。

リコー(7752) 1,782円(△32)
 2006年3月期の連結純利益が前期推定比18%増の1,000億円程度となる見通し
で、二期ぶりに過去最高を更新し、年間配当を2円増の22円とする公算が大き
いとの観測記事を好感して買われました。

NTT(9432) 438,000円(△10,000):1株単位
 総務省が固定電話の全国一律サービスを維持するためのユニバーサルサービ
ス基金制度を見直し、来年度からNTT東西地域会社の赤字を補てんする方針と
報じられたことを好感して買いを集めました。

日立ソフト(9694) 1,909円(▲1):100株単位
 2005年3月期の連結最終損益が従来予想を下回り、113億円の赤字になったと
発表したことで、前期の業績見通しを下方修正するのが今回で三回目となるこ
とから、近い将来での業績の回復は難しいとの見方が広まり、売られました。

◆ランキング◆
東証一部値上がり上位
 小型株が小口の買いで値を飛ばしています。

東証一部値下がり上位
 下落率上位も小型の銘柄が小口の売りで下げているものが目立ちます。

東証1部売買高上位
 昨日大きく下落した鉄鋼株等大型株が出来高を伴って反発しています。

東証1部売買代金上位
 銀行株の出来高が増え、堅調な動きとなっています。

詳細は
→ http://www2.monex.co.jp/j/monex_asa_mail/rank.htm

※株式分割銘柄に関してはマネックス証券WEBサイトのログイン後の画面の
[投資情報]→[株式周辺情報] の[株式分割]をご活用ください。

 本コラムに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測
であり、情報の正確性について保証するものではありません。また、内容は
予告なく変更されることがあります。なお、本コラムは情報提供のみを目的
として作成されたもので、有価証券の売買、為替取引の勧誘、売買推奨を目
的としたものではありません。

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2.伊藤洋一のマーケットあっと・らんだむ
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 まあ、ビジネス的にはそうなんでしょうね。落としどころとしては。しかし、
何かすっきりしない。それは、私が一番注目していた「業務提携」の内容が少
しも詰まらずに、「継続協議」のまま終わったこと。

 両サイドの合意文書は以下のように言う。「業務提携の目的: フジテレビ
およびライブドアは、放送・通信融合領域での個別の業務提携に向けて友好的
な協議を開始します。この協議には、ニッポン放送の参加を求め、ニッポン放
送とライブドア間のかかる業務提携の可能性も協議する予定です」

 その為の委員会が設置されるという。『放送・通信融合領域での個別の業務
提携の方向性を探るため、「業務提携推進委員会」を設置し、プロジェクトチ
ーム毎に定期的な協議』を行うためだ。しかし声明文の中の二つの文章で、一
体何が生まれてくるかを想像するのは難しい。使われている言葉は発展性を示
唆しているが、逆に何も行われずに、結局はライブドアの子会社の売買や株の
やりとりで全部終わりという可能性もあるということ。

 ネットを十分に生かして商売をしている例は韓国にある。「オーマイニュー
ス」( http://www.ohmynews.com/index.asp )で、この会社については、
「オーマイニュースの挑戦」という創業者の本が今日本で出ているので、それ
を読めばよく分かる。なかなか面白い本です。「若い人達の政治への参加精神
がどの国よりも高い」「韓国では一つの問題に対する集中度が高い」などの韓
国特有の事情もあるのですが、ビジネス・モデルとしてはしっかりしている。

 それにしても、ライブドアに入った400億円以上のお金は何に使われるの
か。その使われ方によって、ここ数ヶ月間の日本を騒がした人物がほんとうは
どのような人なのかが分かる気がする。

伊藤洋一(いとうよういち)住信基礎研究所主席研究員。専門は国際経済・デ
ジタル経済・金融であるが、大学講師、ラジオ・テレビの出演、雑誌寄稿など
多数。最新著書は「グリーンスパンは神様か?」。HPにもファンが多い。
http://www.ycaster.com/

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3.ファンドマネージャー清水氏の相場の見方
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 株式市場が波乱の展開となっています。今回の株価下落の直接的な原因は、
米国株式市場の下落と、中国を始めとするアジア近隣諸国との関係悪化による
企業収益への悪影響と見られていますが、先行きを過度に悲観する必要はない
と見ています。

 まず今回の下げの主因と見られる米国株式市場は、3月にインフレ懸念の高
まりとFRBによる金融引締めペースの加速化などで下落した後、足元では、鉱
工業生産などの発表により景気減速観測が一段と強まったことに、企業決算へ
の失望も加わり、企業収益の減速懸念が高まりつつあります。ただし、現在発
表中の1-3月期企業決算は、市場予想の前年比7〜8%増益という控えめの見方
を考慮すると、米国株式の更なる下振れリスクは小さいと考えます。また、M
&Aなどのニュースも株価下支えの材料となる見通しで、原油価格の急騰がな
い限り、米国株式相場は早晩、安定化に向かうと予想しています。

 もうひとつの悪材料である中国リスクについては、中国各地で起こっている
目を覆いたくなるようなショッキングなデモの様子を目の当たりにして、今後
の両国間の関係に何らかの悪影響があると思わざるを得ません。しかし、政治
的にはともかく、経済ではもはやお互い不可欠な存在になっていることから、
影響は限定的と考えています。1980年代にかけて日本の対米輸出が米国の産業
を圧迫し、一時日米関係がギクシャクしましたが、それと同じように中国経済
発展と対日輸出が増えるに連れ、摩擦が増えるのは避けられないとの覚悟が必
要なのかもしれません。しかしながら日米がそうであったように、このまま関
係が冷え込んでいくというより、長期で見ればより緊密になるのではないかと
個人的には考えています。従いまして、株式市場もこの中国リスクについては、
当面警戒が必要であっても、材料としては徐々に株価に織り込まれるのではな
いかと見ています。

 国内要因に目を向けると、実質GDPが2四半期連続でマイナス成長となっ
た後、年明け後に発表された経済統計は持ち直しを示唆するものが多く、足元
では景気は底入れした可能性が高まっています。もっとも、ハイテク関連の在
庫調整などから2005年前半は回復感が乏しい状況になると見られます。年後半
になれば、在庫調整一巡などに加え、4月のペイオフ全面解禁を無事に乗り切
るなど金融問題からくる重しの剥落が加わり、持続的な景気回復への条件が整
うことが期待されています。企業収益につきましては、2005年度は前年度に比
べ経常利益の増益率は大きく鈍化するものの、1ケタ台の増益を維持すると思
われます。

 ファンドマネージャーとしてこのような急落局面は、個人投資家の方と同様、
精神的に大きな苦痛を強いられますが、購入予定の銘柄が、業績見通しなどフ
ァンダメンタルズに関係なく株価が下落した場合には買い増しの絶好機になる
と考え、積極的に銘柄分析するように心掛けています。

◆「DKAアセットシンフォニー」
内外の株式、公社債等にバランス良く分散投資を行うバランス型ファンド。
清水ファンドマネージャーをはじめとする運用チームで安定感のある運用を
目指します。

*詳細は当社ホームページをご覧ください。投資信託をお申込みの際には、
「目論見書」をご確認下さい。

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4.投資信託基準価額
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詳しくは
→ http://www2.monex.co.jp/j/monex_asa_mail/fund.htm

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5.マネックス社長 松本大のつぶやき
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4月19日    <祭りのあと>

 今朝の新聞各紙の一面を飾っていた『和解』の写真は、少なくとも私には、
あまり美しいものには映りませんでした。何故でしょう?三省堂の新明解国語
辞典によると、和解とは「仲直りして争いをやめること。〔法律では、民事上
の紛争について当事者が互いに譲歩して争いをやめる契約を指す〕」とありま
す。法律上の和解は単なる一つの契約ですが、握手と笑顔は、あの場に本当に
必要だったのでしょうか?

 ともあれ、騒動は収束しました。その祭りのあとに、何が残ったでしょうか。
三角合併などのM&Aに関する規制緩和は丸一年遅れることになり、日本の資
本市場の国際化はそれなりに遅れたでしょう。TOB・敵対的買収は有名には
なりましたが、日本に於ける敵対的買収は、恐らくこれから長い間成功するこ
とはないでしょう。但し、失ったものばかりではありません。所謂コーポレー
ト・ガバナンスに関しては、急速に強く意識されるようになったことでしょう。
しかし今回の騒動で、もっとも学ぶべき事は株価の意味、もしくはチカラでは
ないかと思っています。

 各社の株価の動きが、最終局面に於いて各社−特に主役の某社−の判断に大
きな影響を及ぼしたことは明らかです。株価は世論を反映し、或いは世論は株
価を反映する。そして世論不在では、何事も成就しにくい訳です。マーケット
の効用は、こんな所にもあります。今回のことを契機に、経営者はもっと株主
の目を気にするようになるでしょう。しかしその「株主」は、「一般株主」で
あって欲しいと思います。

 敵対的買収をされないために、買収者という一部の特殊株主・投資家ばかり
を意識するようになるのでは、騒動からの学習としては、あまりにも味気なく、
非生産的なものになります。一般株主に目を向いた経営こそを、祭りのあとに
残るものとしていかなければいけないと思います。

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