マネックスメール 2005年4月27日(水)

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マネックスメール 2005年4月27日(水)

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 マネックスメール<第1408号 2005年4月27日(水)夕方発行>
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明日 4月28日(木)14時45分より    ◇         ◇   アクセスはこちら            ◆  決算説明会  ◆       ↓                 ◇         ◇ http://www.acom.co.jp/ir/        ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
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≪本日の目次≫
 1.マネックス相場概況
 2.10年後に笑う!マネープラン入門
 3.フィデリティと考えるこれからの投資
 4.HSBCの中国情報
 5.投資信託基準価額
 6.マネックス・ビーンズ・ホールディングスCEO 松本大のつぶやき

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=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-1.相場概況
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-ゴールデンウィークを控え、方向感なく小動き

日経平均            11,005.42 (▲30.41)
日経225先物         11,020 (± 0 )
TOPIX            1,130.30 (▲ 1.01)
単純平均             429.98 (▲ 0.08)
東証二部指数           3,513.85 (▲ 0.03)
日経ジャスダック平均       1,958.67 (△ 4.13)
東証一部
値上がり銘柄数          661銘柄
値下がり銘柄数          829銘柄
変わらず             155銘柄
比較できず            3銘柄
騰落レシオ            79.10% +2.34%
売買高            12億6421万株(概算)
売買代金        1兆0584億8100万円(概算)
時価総額          350兆9415億円(概算)
為替(15時)          106.18円/米ドル

◆市況概況◆
 米国市場が軟調であったことなどから、売り先行の始まりとなりました。ただ、寄り付き前に市場筋の推計として伝えられる外国人の売買動向が、14営業日ぶりに買い越しとなったこともあって、下げも限定的となりました。シカゴ市場の終値までは下がらずに先物が寄り付くと、買戻しなども入り、底堅い動きとなりました。寄り付きの売りが一巡すると、下値を売り叩くような動きにもならず、もたついた展開ながら戻り歩調となる場面もあって、寄り付き直後が安値となる銘柄も多く見られました。

 日経平均が11,000円を超えると戻り売りに押されるといった状況が続き、上値の重い展開となりました。それでも下値を売り叩くような材料にも乏しいことから先物へのまとまった売りもなく、全般に軟調な動きとなりました。一方で買い上がるだけの材料もなく、方向感に乏しい閑散とした展開になりました。
 後場に入っても方向感のない相場展開は続きました。後場の寄り付きこそ先物へのまとまった買いで前場の高値を抜ける場面もありましたが、追随する動きもなく、方向感のない相場展開は続きました。昼の市場外取引は金額はそこそこ大きく、買い越しであったと伝えられ、寄り付きの先物買いに繋がったようですが、追随して上値を買い上がる動きよりも戻り売りが多く、方向感を出す展開とはなりませんでした。

 個別銘柄を見ても業種的にどうのこうのという動きよりも、光洋精工(6473)や鉄鋼株等、好業績を発表したものが高く、ホンダ(7267)のように先行きの見通しに慎重な銘柄は敬遠され、軟調な動きとなるものが多く見られました。それでも比較的底堅い動きとなるものが多く、値下がり銘柄数のわりに指数は底堅い感じです。いわゆる主力銘柄と言われるような銘柄が総じて軟調な動きとなり、比較的小型の小業績銘柄が拾われる動きとなりました。結局、引けまで方向感の出る動きとはなりませんでしたが、下値も限定的となり、底堅い引けとなりました。

 小型株も比較的しっかりとした銘柄が多く、値動きのいいものには目先筋の買いが集まるといった展開でした。二部株指数、日経ジャスダック平均、東証マザーズ指数も堅調な引けとなりました。

 (マネックス証券 清水洋介)

◆テクニカルコメント◆
☆☆ テクニカル コメント ☆☆

チャートの簡単な説明を用意しました。下記をご覧ください。
http://www2.monex.co.jp/j/asa/Setsumei.htm

 ☆日経平均・TOPIX☆

 今日も依然として先週月曜日の大きな陰線(黒い線=寄り付きが引け値よりも高いもの)の中での動きとなっています。RSIやストキャスティックスを見ても過熱感はほとんどなく、底入れ反発が期待されるところです。TOPIXも昨年11月の高値と今年1月の安値水準で下げ止っており、ここから反発が期待されるところです。
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Nikkei.htm
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Topix.htm

 ☆日経ジャスダック平均☆

 上値は依然として重いものの堅調な動きとなっています。ただ、図のような上値抵抗線に当たるところで、遅行線と日々線が「天−天」一致の格好となっており、いったん下落となってしまうかもしれません。RSIは中途半端な位置にあり、上下どちらにも行きそうですが、ストキャスティックスは上値余地はあるものの高値圏にあり、いつ下落となってもおかしくはないところです。→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Jasdaq.htm

 ☆債券先物☆

 高値保ち合いの中で「十字足」となってきました。明日、安く寄り付いて陰線を引くようであれば、いったん「毛抜き天井=ダブルトップ」の形で天井をつけた可能性も高くなります。明日、寄り付きから上伸し高値を更新してくるような展開になれば、141円台を目指す動きとなってくるのでしょう。
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Jgb.htm

 ☆為替(ドル円)☆

 未だに図の点線が生きている格好で、105.80円の節目を割り込んだものの、すぐに106円台に戻ってきました。とりあえず、107円台前半を目指す展開となってきそうです。
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Jpy.htm

 ☆ 個別銘柄分析 −コマツ(6301)− ☆
 遅行線が日々線を割り込んだことから、軟調な動きとなりました(図の赤い矢印)。その後は遅行線が雲の中で動くような形となり、下値固めとなっています。当面は遅行線が雲の中を進むような格好が続くものと思われ、日々線が雲に上値を押えられ、上値は重いものと思われます。日々線が雲の薄いところ(図の緑の矢印)で遅行線が日々線に絡んでくるので、ここで(5月下旬頃)4月18日の安値(715円)を割り込んでこなければ3月に高値保ち合いとなった水準を目指す動きとなり、割り込むと昨年10月、12月の安値を窺がう動きとなって来るのではないでしょうか。
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/K6301.htm


◆個別銘柄◆ 決算発表などでまちまちの動き。
シャープ(6753) 1,624円(△11)
 2005年3月期連結営業利益が前々期比24%増の1,510億円と、2期連続して過去最高となったと報じられたことを好感して買われ、3日続伸となりました。
トヨタ(7203) 3,850円(▲10):100株単位
 2005年3月期の連結純利益が前々期比1%増の約1兆1,700億円と、3期連続で過去最高になったもようとの観測が報じられましたが、米国で景況感が悪化している上に貿易摩擦の再燃が懸念されることもあり、先行きの不透明感から反応薄となっていました。

みずほ(8411) 490,000円(△3,000):1株単位
 3年間の中期経営計画を公表し、業務純益を2004年度に比べ3,600億円増やす計画と共に今秋にも富裕層向けプライベートバンキング専門の子会社を設立することを発表したことで、今後の収益力を高める施策を評価して買われました。
NECエレ(6723) 4,920円(▲190):100株単位
 2005年3月期の連結純利益が前々期比43%減の160億円となり、2006年3月期も同純利益は19%減の130億円と、2期連続して減益となる見通しを発表したことを嫌気して売られました。

オリックス(8591) 14,400円(△660):100株単位
 2005年3月期の連結純利益が前々期比69%増の914億円と、2年連続して最高益を更新したことや、年間配当金も15円増配して40円とすることを発表したことを好感して買われ、続伸となりました。

三菱ファーマ(4509) 1,051円(▲55)
 昨日の取引時間中に三菱化(4010)と共同持ち株会社を設立すると報じられたことを受けて急騰していましたが、その反動もあり、株式移転比率にサヤ寄せする動きとなっていました。

新日鉄(5401) 267円(△10)
 取引時間中に2005年3月期決算を発表し、連結経常利益が事前予想より約300億円多い3,714億円となった他、2006年3月期の予想経常利益も前期比21%増の4,500億円と、市場予想を上回る水準を見込んでいることを好感されて買われました。


◆ランキング◆
東証一部値上がり上位
 「仕手株」と言われるような銘柄が上位を占めています。

東証一部値下がり上位
 小口の売りに押される銘柄が多くなっています。

東証1部売買高上位
 好決算を発表した鉄鋼株等がディーリング銘柄として賑わいました。

東証1部売買代金上位
 決算発表を控えたソニー(6758)が上位になっています。

詳細は
→ http://www2.monex.co.jp/j/monex_asa_mail/rank.htm

 本コラムに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測であり、情報の正確性について保証するものではありません。また、内容は予告なく変更されることがあります。なお、本コラムは情報提供のみを目的として作成されたもので、有価証券の売買、為替取引の勧誘を目的としたものではありません。

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-2.10年後に笑う!マネープラン入門 第80回
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-20代からの差をつけるマネープラン(14)
      ※30歳以上の方にもお役に立ちます

<マネー管理のための4つの口座> 4つめは殖やす口座(2)

○<リスク>口座は、日本株の長期投資で

 殖やす口座に入れる「殖やすお金」は、5年以上運用できる自分の将来のためのお金だ。
 これは安全な商品(元本保証タイプ)とリスクのある商品との2本立てで行こうと前回お話しした。つまり4つめの口座は実は複数、最低でも2つ以上あることになる。

 たとえば、殖やす<安全>口座として、財形貯蓄に天引きで積み立てる。MMFに自動積立でもいい。
 殖やす<リスク>口座で、一押しは「日本株」だ。

 株の投資法は、大きく2つある。
 ひとつは、長期での値上がりをじっくり待つ法。長期投資だ。
 もうひとつは、比較的短期(数ヶ月〜1、2年)で買って売って値上がり益をねらう法、短期売買だ。
 
 長期投資は地味で、短期売買は華やか。株式投資の面白みは、短期売買にあるかもしれない。
 でも、短期投資ではお金は殖えないのが現実。
 ひとつめの理由は、勝ったり負けたりをくり返しても、負けの金額が勝ちを上回りやすいということ。
 ふたつめの理由は、買ったときの儲けをつい使ってしまうから。これだと、勝って小遣いは増えるかもしれないが、資産は殖えないのだ。ふえるのは飲む回数やブランド・バッグとなりやすい。

 だから、資産形成の柱は長期投資だ。殖やすお金の大部分、7割〜10割は長期投資にあてたい。
 個別の株に長期投資する場合は、20銘柄くらいを持つのが理想だと言われる。だが20代、お金はそんなにない。殖やす口座に入れられるお金が1年で50万円だとすれば、そのうち<リスク>口座へは半分の25万円が上限だ。

○少ない資金だから投資信託ではじめる

 とすると、現実的なのは1口1万円くらいから買える「株式投資信託」からはじめることだ。
 1〜2銘柄くらいの日本株の投資信託を毎月1〜2万円ずつ自動積立で買うのが手間がかからず現実的だ。定額で買うと、安いときに多い口数を買い、高いときに少なく買うことになり、買い単価を下げることができる。

 その結果、積立をスタートした時と、1年後の投資信託の基準価格が同じでも、投資利回りがプラスになる可能性も十分にある。不思議だけど本当の話。
 ただ、20代は投資を「学ぶ」ときでもある。株式投資信託の自動積立は資産はふえても、知識や経験はあまりふえない。数ある投資信託を調べ、比べて、コレだと思う銘柄を、今月はこれ、翌月はコレ、ボーナスからはこれと、買っていくのも面白い。値動きの違いを比べることで、単品で積み立てるだけではわからないことが、わかってくる。
 インデックスvsアクティブ、成長株vs割安株、大型株vs小型株などで値動きを比べるのはおすすめだ。

 というわけで、まず日本株を体験しよう。そうしたら、次にこれに外国株を足していきたい。
    (ファイナンシャル・プランナー 中村芳子)

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3.フィデリティと考えるこれからの投資
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不安定な日本株相場をどう見るか(その1)

 2005年4月に入ってからの日経平均株価は11000円台後半での推移となってい
ましたが、4月11日から18日まで6日間連続で下落し、やや不安定な展開となっ
ています。久々に11000円割れとなったことで日本株に不安感をお持ちになる
投資家も少なくないのではないでしょうか。
 そこで、今回は日本株マーケットの現状と、このような環境をフィデリティ
はどのように見ているのかご説明したいと思います。

 まずは最近の動きを概観してみましょう。
 4月18日の日本株マーケットは急落しました。東証株価指数(TOPIX)は41ポ
イント安(▲3.6%)、日経平均株価は432円安(▲3.8%)となり、これは昨
年5月10日以来約1年ぶりとなる大幅な下落で、東証一部の出来高は20億株を超
える大商いとなりました。その後も6営業日連続で下落し、累計で8%弱の下げ
となり、昨年12月半ばの水準まで戻ったことになります(出所: ブルームバ
ーグ)。

 この背景にはふたつの懸念事項があります。ひとつは景気の先行き不安に伴
う米国株式市場の下落傾向の強まりで、もうひとつは中国で高まる反日運動で
す。米国市場では3月の小売売上高や消費者態度指数などのマクロ指標が悪化
したことやIBMの決算が期待はずれだったことなどが、株価下落を加速させま
した。中国において拡大する反日の動きは日系電子部品メーカの現地工場にお
けるデモにまで発展し、日本企業の業績に影響を及ぼし始めました。昨年末よ
り景気再拡大への期待を織り込み始めて堅調な推移を示してきた日本株マーケ
ットですが、ここにきて期待が一気に剥がれ落ちたともいえるでしょう。

 この下落局面においては、中国経済拡大の恩恵を受けてきた海運、鉄鋼、鉱
業、機械などの業種が急落したほか、内外景気への先行き懸念から輸出関連株、
内需株も軒並み下落に見舞われ、全面安の様相を呈しました。

 なんだか悪材料ばかりで買いの材料が見当たらないような印象を受けられる
かもしれません。短期的には悪材料も少なくないですし、実際ほんの短い期間
で大幅に下落しているので不安を払拭することはそう簡単なことではないでし
ょう。しかし、日経平均株価やTOPIXを構成する個々の企業のファンダメンタ
ルズ(利益をあげているかどうか)やバリュエーション(株価が割安か割高か)
という観点で見ると、悲観ばかりしているわけにはいきません。次回はこのよ
うな環境下でもポジティブな面はたくさんあることを確認してみたいと思いま
す。

フィデリティのファンドはマネックス証券および日興ビーンズ証券でお申込み
いただけます。

日経平均株価の著作権は日本経済新聞社にあります。
投資信託をお申込みの際には、「目論見書」にて詳細をご確認ください。


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4.HSBCの中国情報
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中国、インドで販売好調の自動車メーカー

 先日、中国の温家宝首相がインドを訪問しインドのシン首相と会談しました。
世界の最大の人口を誇る中国と世界最大の人口を誇る民主主義国家(インド)
というアジアの2大超大国が「平和と繁栄のための戦略的パートナーシップ」
を結んだということでマスコミでも大きく扱われました。

 中印両国とも、経済の発展過程は少々異なっていますが、これまで、人口が
多すぎて、国民を食べさせることで精一杯だったのが、経済の発展に伴い、国
内での個人消費が大きく伸び、巨大消費市場として世界から大きな注目を浴び
ています。

 耐久消費財として頭に思い浮かぶのが、自動車ですが、中国の乗用車マーケ
ットは今年に入って異変が起きています。これまで、中国の乗用車市場をブラ
ンド別に分類すると、ドイツのフォルクスワーゲングループ(VW)が大きなシ
ェアを握っていました。実際、ほんの4年程前まではVWグループのシェアは優
に50%を超えていました。中国を訪問されたことがある方なら街中で一度はVW
社のサンタナを見かけたことがあるはずといって良い位の存在感でした。しか
し、今年の1月から2月までの販売シェアで見るとVWグループは11%となり第3
位となっています。車種別ではジェッタを除くポロ、ゴルフ、パサートで軒並
み50%以上の販売台数の減少です。この販売不振の責任を取ってか取らされて
か中国市場のVWのトップは更迭される模様です。

 VWグループのシェアを奪ったのが、韓国の現代グループです。今年の1月か
ら2月までに前年同期比で2.5倍を販売台数ベースでたたき出し、中国の乗用車
市場でトップシェア(14.5%)となりました。小型車に的を絞り、全般的に割
安な価格設定に加え、2008年の北京オリンピックに向けたタクシー車両の更新
需要をうまく取込み、タクシー向けに中級車「ソナタ」を大量に納品して大躍
進を遂げています。この現代自動車、実は中国以外でも年々販売台数を伸ばし
ており、インドでは三番手の自動車メーカーとなっています。

 インドではマルチ社(日本のスズキのインド子会社)がトップシェアですが、
じわじわと現代がシェアを伸ばしてきています。現在、現代自動車のインドで
の生産規模は年産25万台ですが、2007年までに第二工場を竣工させ年産40万台
体制にする予定です。この現代自動車はBRICsの中で最も市場規模が大きな中
印両国で大きなシェアを獲得しようとしています。ひょっとすると、今後の世
界の自動車会社の趨勢を見ていくうえでは、中国、インドの両市場は最も注目
すべきマーケットになるのかもしれません。しばらく、各社のシェア争いには
注目していく必要がありそうです。

「HSBCチャイナオープン」はマネックス証券および日興ビーンズ証券でお
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投資信託をお申込みの際には、「目論見書」にて詳細をご確認ください。


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5.投資信託基準価額
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詳しくは
→ http://www2.monex.co.jp/j/monex_asa_mail/fund.htm

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6.マネックス・ビーンズ・ホールディングスCEO 松本大のつぶやき
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4月27日    <あと2日>

 合併まであと2営業日です。胸突き八丁とはまさにこのことで、関係者全員
が最後の一踏ん張りをしています。合併を通して実現されるのは、昨日のつぶ
やきで書いたようにお客様向けに商品・サービスが充実するだけではありませ
ん。当社の株主の皆様にとっても、合併はきっといい結果をもたらすと信じて
います。

 先ず第一に顧客層が分散されます。これは経営の観点からは収益のブレを下
げる効果があり、望ましいことです(但しこれは昨年8月の経営統合時に既に
実現しています)。第二に、システム統合によって一社のシステムに集中させ
ることにより、当社の経費が大幅に下がります。我々の計算では、年率で23
億円のコストが下がると見積もっています(但し実際に効果が出てくるのは第
2四半期からであり、かつ合併時にはシステム統合に伴う一時費用が発生しま
す)。これは即ち、当社の利益増進にダイレクトに貢献することになります。
第三に、合併によって、マネックス・ビーンズ証券の各部の人員の層が厚くな
ります。その結果、今後更に積極的に新商品導入、新しいシステム開発、幅広
いマーケティング展開などが可能になり、それはきっと当社の成長に大きく寄
与すると考えています。

 去年の8月の経営統合だけによっては実現しなかった数々のメリットが、合
併によって、お客様だけでなく株主にとっても、次々と花開いていくと信じて
います。そして必ずそうしなければいけないと、強く決意しています。胸突き
八丁の次に見えるのは、お客様と株主の皆様の笑顔であって欲しいと願ってい
ます。

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