マネックスメール 2005年5月26日(木)

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マネックスメール 2005年5月26日(木)

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 マネックスメール<第1425号 2005年5月26日(木)夕方発行>
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≪本日の目次≫
 1.相場概況
 2.サンプラザ中野の株式ロックンロール
 3.相場の花道−先物・オプションも演歌同様歌えます!
 4.投信売れ筋ランキング
 5.投資信託基準価額
 6.マネックス・ビーンズ証券CEO 松本大のつぶやき
 7.「ブリッジレポート」〜あなたの代わりに会社訪問〜

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 マネックスメール解除の方法は一番下にあります
 またバックナンバーは以下でご覧頂けます。
http://www2.monex.co.jp/monex_blog/index.html

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-1.相場概況
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-手掛かり材料難の中、小掬い商い中心で方向感なく小動き

日経平均            11,027.94 (△13.51)
日経225先物         11,050 (△20 )
TOPIX            1,123.50 (▲ 1.20)
単純平均             420.10 (▲ 1.39)
東証二部指数           3,441.60 (▲20.14)
日経ジャスダック平均       1,905.32 (▲12.67)
東証一部
値上がり銘柄数          629銘柄
値下がり銘柄数          873銘柄
変わらず             135銘柄
比較できず            9銘柄
騰落レシオ            88.80% +4.88%
売買高            12億5944万株(概算)
売買代金        1兆0635億5700万円(概算)
時価総額          348兆8355億円(概算)
為替(15時)          107.91円/米ドル

◆市況コメント◆
 昨日に訳も無く大幅安となったことで、多少の反発は期待されましたが、米国市場の軟調さに付き合うように売り先行の始まりとなりました。それでも先物もシカゴ市場の終値を上回って始まるなど底堅い始まりとなりました。目先筋の買い戻しや「今日こそは」といったディーラーの買いも入り、戻り歩調となる場面も見られました。

 それでも昨日のような訳もわからない下落を見てしまうと、上値を積極的に買い上がる意欲も薄く、少し戻ったところではすぐに目先筋の利益確定売りや戻り売りに押され上値が重くなり、上値の重さが確認されると見切り売りが嵩むといった動きとなっていました。それでも昨日とは違い下値を売り叩く動きもなく、売り飽き気分も出てきたことで徐々に押し目買いも入り始め、底堅く、指数は狭い範囲での動きとなりました。

 後場に入ってからも大人しい動きとなりました。昼の市場外取引も金額はそれほど大きくなく、売り買いの偏りもなかったことから市場への影響はほとんどなく、指数は前日の終値近辺で小動きに終始しました。米国市場の地合いが良好なことで下値も売り叩き難く、逆に日本市場の地合いは悪くて外国人が売りを出している間は買い難く、月末が近いことでディーラーも積極的な手を出しにくいといった状況で、売り買い共に手掛かり難という状況でした。

 昨日のように先物への仕掛け的な売りもほとんどなく、散発的にまとまった売り買いが出るものの、手仕舞いと見られる反対売買にすぐに吸収されてしまうといった感じです。業種的にも銀行株は引続き軟調な動きとなっているのですが、地銀株はしっかり、ハイテク銘柄も優良株もまちまちの動きとなっており、方向感のない相場展開となりました。指数も上下のレンジ(日経平均10,900円〜11,200円)の間での動きを放れるだけの材料もないということで、盛り上がりに欠ける展開となりました。引け際には先物にまとまった買いが入る場面もあったのですが、上値は重く、指数を押し上げる動きとはなりませんでした。

 銀行株等内需関連銘柄が安かったことでTOPIXは軟調となり、ハイテク銘柄に高いものが散見されたことで日経平均は小幅高の引けとなりました。小型銘柄は買い方の回転が効かず、見切り売りが嵩む格好で軟調なものが多く、東証マザーズ指数、日経ジャスダック平均、二部株指数は軒並み軟調な動きとなりました。

 (マネックス・ビーンズ証券 清水洋介)

◆テクニカルコメント◆

チャートの簡単な説明を用意しました。下記をご覧ください。
http://www2.monex.co.jp/j/asa/Setsumei.htm

 ☆日経平均・TOPIX☆

 日経平均は11,200円の節を確認する格好となりました。今度は10,900円処の底を確認する格好となりそうです。遅行線が日々線に絡み(特に4月18日の応答日にあたり)下に抜けてしまうのか、一気に上に抜けてくるのか、いずれにしても動きが出てきそうなところです。10,900円〜11,200円のレンジを「放れた方に付く」ということでいいのではないかと思います。
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Nikkei.htm
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Topix.htm

 ☆日経ジャスダック平均☆

 雲を割り込んでしまいました。安値を更新していないことから、基準線が下落することはなく底割れは回避されましたが、雲を割り込んだことで「三役逆転」となりました。調整が長引く可能性もあり、遅行線と日々線の「底−底」一致となるのか、5月10日の高値と「天−底」一致となるのかが注目されます。→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Jasdaq.htm

 ☆債券先物☆

 上値が重い展開となりました。一気に141円をつけるのかと期待されましたが、一服となりました。ただ、目先的な売りをこなしながら堅調な動きとなっており、もう一段上昇し、早晩141円をつけることが期待されるところです。→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Jgb.htm

 ☆為替(ドル円)☆

 依然としてドルが強含みとなっているのですが、上にも抜けきれずはっきりし
ない展開が続いています。もう一段上昇すれば一気に上に放れてきそうなものですが、なかなか上値をつけに来ないといったところです。遅行線が日々線の下落しているところにかかってくるので、ここで上に放れるような動きにならないと、いったん雲の上限あたりまでの下落となる可能性もあります。
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Jpy.htm

 個別銘柄分析 −シマノ(7309)−
 A、B、Cで「三尊天井」をつけた格好となりました。「ネックライン」と呼ばれる節目はちょうど2月17日と同水準(「S点」と言います)の3,300円を超えたあたりとなっており、今回の下落でその水準を割り込んでいるので、戻りの目処が「ネックライン」となりそうです。下値は昨年12月の高値水準(これもまた「S点」、図の赤い点線)ではないかと思われます。ここから一段下落するとその下値のサポートと見られる水準までの下落となってきそうで、その際にRSIやストキャスティックスが十分下落した水準であれば、短期での戻りが期待できるのではないかと思います。
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/K7309.htm


◆個別銘柄◆ 銀行株・不動産株等内需関連銘柄や小型銘柄が安い
富士通(6702) 569円(△1)
 経営方針説明会で2006年度に3,000億円と見込んでいた営業利益目標を事実上撤回し、2007年度に2,400億−2,500億円と下方修正したことを嫌気して売られました。しかし、下値には押し目買いが入っており、大引けにかけて全体が買い戻された流れに乗って小反発となりました。

郵 船(9101) 565円(△6)
 船舶用重油の4月分を14%値上げすることで、新日石(5001)と合意したと報じられたことで、燃料費用負担の増加による収益減を懸念する売りに押されました。しかし、直近は下げ基調にあったことで、下値には押し目買いが入って後場には上昇に転じ、5営業日ぶりに反発となりました。

大 証(8697) 367,000円(▲17,000):1株単位
 株価情報配信が頻発している脆弱なシステム処理能力を増強するため、新規株式公開を一時凍結する方向で検討に入ったと報じられたことを嫌気し、後場に入って下げに転じました。他の銘柄への影響を見極めたいとの動きから、買い手控えられているようです。

ホリプロ(9667) 1,108円(△64):100株単位
 配当性向を従来の20%から40%に引き上げるなど、株主への利益配分を強化すると報じられたことを好感して買いを集め、大幅反発となりました。

トレンド(4704) 3,400円(▲210):500株単位
 4−6月期の連結純利益が従来予想を下回り、前年同期比11%減の34億円前後となる見通しと報じられたことを嫌気して売られ、大幅反落となりました。
鈴木工(1995) 400円(△40)
 アパマンショップ(8889)が第三者割当増資の引き受けなどで同社を傘下に収めると発表したことを好感し、業績拡大期待から買われて大幅高となりました。

IRI(4741) 372,000円(▲31,000):1株単位
 大阪証券取引所がIPOを一時凍結し、6月に上場予定の同社子会社のIRIユビテック(6662)ら3社の扱いも未定と発表したことで、上場中止を懸念した売りに押されました。

◆ランキング◆
東証一部値上がり上位
 小口の買いに値を飛ばすものが目立ちました。

東証一部値下がり上位
 業績悪化を発表し売られたものと材料株の見切り売りが見られます。

東証1部売買高上位
 鉄鋼株と材料株、という感じです。

東証1部売買代金上位
 銀行株は出来高も減り、株価も軟調となっています。

詳細は
→ http://www2.monex.co.jp/j/monex_asa_mail/rank.htm

※株式分割銘柄に関してはマネックス・ビーンズ証券のウェブサイトにログイン後、「投資情報」→「株式周辺情報」→「資本異動銘柄」をご覧ください。
 本コラムに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測であり、情報の正確性について保証するものではありません。また、内容は予告なく変更されることがあります。なお、本コラムは情報提供のみを目的として作成されたもので、有価証券の売買、為替取引の勧誘を目的としたものではありません。

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-2.サンプラザ中野の株式ロックンロール
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-「サンプラザ中野と松本大の株本(かぶぼん)」日本経済新聞社より
発売中!!「低金利の時代に株式投資を始めたい」そんな声に
お応えしてサンプラザ中野がやさしく解説いたします。
http://www.nikkei-bookdirect.com/bookdirect/item.php?did=35046
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投資しているかー?サンプラザ中野だー!

 相変わらずFXに翻弄されている俺なのであった。でも昨日は株も買っちゃったよ。買ったとたんに下がって、ショックを受けたけどね。なんで買ったとたんに下がる、あるいは売ったとたんに騰がるのだ?不思議だ。そういう循環にはまっている時は逆の事をしたら良いと聞いた事がある。つまり「売りたいな」と思ったら買う。「買いたいな」と思ったら売る、のである。でも頭でそうは思っても中々踏み切れない。感情を超えられないのだろう。悩んでいるうちに売りたいのか買いたいのかわからなくなる。じゃあ放っておこう、となる。難しい。

 今年は猛暑ではないらしいね。先日新聞で読んだ。夏にクーラーを使わない主義の俺としては嬉しい。しかしこの季節、毎年猛暑対策を考えるのが一つの趣味となってもいる。すでに対策してしまった物もある。例えば服だ。汗を吸い出し放散させ常にいい気持ちを保つ素材の服。下着も含めてだ。まあユニ○ロで買っちゃうんだけどね。最近、3周遅れの読書術といった感じで「話を聞かない男、地図が読めない女」を読んでいる。実に面白い。中で男は素材にこだわる、とあった(確か)。その通り。見た目より素材だ。食事だってだ。見た目より素材なのだ。味よりも素材だ、と言っても良い。美味い農薬まみれよりも不味い無農薬だ。不味い無農薬は中々ないんだけど。

 で、夏対策だ。椅子を買った。明日来る予定だ。それはネットで買ったネット椅子なのだ。座面と背もたれがネットでできている流行のあれだ。あれの中でも安いやつだけど(オ○ムラ製)。安いけど並の椅子よりは高い。座り心地はもちろん良い。東○ハンズで実際に座った。座り心地よりも熱がこもらない座面がポイントだった。こもらないし、扇風機の風が効果的に伝わるはずだ。中々良い買い物じゃあないか、と思った。が、ここに来ての気象庁の発表だ。ちょっと待て。ほんの数日前まで「今年も猛暑だ」みたいな事言ってなかったっけ?その言葉に煽られていろいろ買ってしまった訳なんだけど。こいつはまたもや「買ったとたんに下がる」症候群なのか?仕事先などでネットの椅子に座るたびに思っていた。いわゆる腸で発生するガスを放出する際、片尻を上方に移動させなくともスムーズに事が運ぶものなのかどうか?試してみたい。
サンプラザ中野:数々の爆発的ヒット曲を生み出してきた「爆風スランプ」で活躍。現在新たに「サンプラザ中野とノンスモーカース」を結成。
自身のホームページでも意外な側面を見ることができる。
http://www.sunplazanakano.com/


=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-3.相場の花道−先物・オプションも演歌同様歌えます!
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当たり前のこと(2005年5月26日号)

 日経平均株価は、4月18日に今年最大の下落を記録。その後の相場が心配されましたが、結果は典型的な保ち合い(もちあい)相場になっています。
 この「保ち合い相場」というのは相場がしばらくの間一定の範囲内で動くこと、あるいは相場がある特定のレンジ(範囲)を形成することを言います。英語だと、sidewayですが、side-way「横」・「道」ですから、横向きに道ができるようなイメージです。

 相場は複雑な動きをしているように思われるかもしれませんが、大別してしまえば、実は3つの局面しかありません。すなわち、上昇、下降(下落)、そして保ち合いです。

 現在の相場が、そのどの局面にいるのかをきちんと知ることは大事ですね。それによって、次にとるべき作戦も変わってきますから。

 上昇局面なのに売っていくのもどうかと思いますし、下降局面なのに買っていくのもいかがなものでしょうか。もちろん、リバウンド狙いという方便もありますが、トレンドに逆らうのはリスクは大きく、リターンは小さくなるのは自明の理です。大勢が下がっているのに買うのですから。潮の流れと反対に泳げば、進んでもわずかです。むしろ次第に疲れてしまい、最後は潮のままに流れていってしまいます。怖いですね。

 もちろん、逆張りという考え方もあります。ただ、これもトレンドに逆らうことを良しとするものではありません。上昇トレンドなのにたまたま下がってきたから買うとか、下降トレンドなのにたまたま上昇したから売るといった形です。あくまで、トレンドにそった行動なのです。

 では、上昇相場とは何かといえば、前日よりも今日が高くなり、さらに今日より明日が高くなる相場です。一方、下降相場と何かといえば、前日より今日が安くなり、さらに今日より明日が安くなる相場です。

 こう言いますと、ばかばかしいと思われるかもしれません。当たり前のことだと。しかし、どれだけの人がきちんと上昇相場なのか下降相場なのかを見分けているでしょう。

 ひょっとして、新聞に上昇相場と書いてあるから上昇相場と思い、下降相場と書いてあるから下降相場と思っているとか??ただ、そんな状況だと、潮の流れに逆らって泳ぐ不経済なことになりかねません。

 当たり前のことですが、まずは昨日よりも今日が高いのか、そして今日より明日が高いのかという見方で相場を追いかけ、自分自身でトレンドを見極めることが大事でしょう。

 ということで、今の相場に戻ると、ここ1ヶ月は、昨日・今日・明日は高くなる日が続いたり、逆に安くなる日が続いたり。その意味では、「短期的には」上昇トレンドになったり、下降トレンドになったりです。

 ですが、ある程度まとまった時間‐数週間程度‐で見ると、一定の範囲に株価は納まっています。すなわち、数週間=中期では、相場は保ち合い相場になっています。

 具体的には、このレンジの上限は、ひとまずは4月18日の高値11223円と見ても良いでしょう。一方、レンジの下限は4月21日の安値10770円です。ということで、11223円〜10770円にはさまれた保ち合い相場です。

 そして、この11223円〜10770円の中値、すなわち真ん中は10997円です。よく心理的な節目などといいますが、大台である11000円のすぐそば。ということで、実質的には、ここ1ヶ月あまりは11000円をはさんだ上下230円の範囲での行ったり来たりだったということです。

 ところで、上昇相場は何をしようとしているのか?

 これは、それまで市場では知られていなかった良い材料を相場に織り込もうとしているのです。そして、下落トレンドは、それまで市場で知られていなかった悪い材料を相場に織り込もうとしているのです。

 では、保ち合い相場は何をしようとしているのか?
動いていないから何もしていない!? と言うことではないのです。むしろ市場に新たな材料が静かに湧き出しているといったイメージです。

 今回の相場の動きは、2000年のネット・バブル、9・11同時多発テロをきっかけとした米国の超低金利政策の修正が大本でしょう。景気の先行き、インフレも突き詰めればこの超低金利政策にリンクしていますから。

 という議論は置きましても、米国の継続的な利上げにより、これまで超低金利の恩恵をうけていたところは調整を余儀なくされています。逆に、この超低金利の段階的な解消で、世界経済のハード・ランディングのリスクが低くなれば、世界的に長期にわたる経済成長が期待でます。この流れをうけて、資金は投機からより中長期的な投資への変身をはかろうとしているようです。

 そういう意味では、ここでの保ち合いは、時代が「投機から投資へ」という大きな転換点を通過していることを表しているのかもしれませんね。

 ということで、相場が上昇・下降・保ち合いの、どういう状態なのかをまず見極めましょう。ただし、これは結果であって原因ではありません。なので、なぜそういう状態となっているのか、その底流に流れている原因を考えてみましょう。そうすれば、次に何が起こりそうなのかが見えてくることもあるでしょうね。

 相場もまずはマーケットの観察から!・・・これも当たり前ですが、できている人は多くはないようです。

        (株式会社トレーダーズ・アンド・カンパニー 廣重勝彦)
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(注)本コラムに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予   測であり、情報の正確性について保証するものではありません。投資等   にあたっては、ご自身のご判断と責任においてされますようお願いいた   します。

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-4.投信売れ筋ランキング ベスト5
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-1.日経225ノーロードオープン
2.HSBCインドオープン
3.HSBCチャイナオープン
4.トヨタアセット・バンガード海外株式ファンド
5.ハイパー・ウェイブ
(5/16〜5/20 マネックス調べ)

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-5.投資信託基準価額
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
詳しくは
→ http://www2.monex.co.jp/j/monex_asa_mail/fund.htm

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-6.マネックス・ビーンズ証券CEO 松本大のつぶやき
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
5月26日    <プラットフォーム>

 嘗て、時の金融庁長官が、証券取引所間の競争はいいことだと発言しましたが、その時から私はその考え方には反対です。市場の中での企業間競争と、市場自体の競争は、分けて考えられるべきだと思います。競争のためのプラットフォームが、自らの競争と保存のために、安定したプラットフォームを提供できなくなれば、それは本末転倒と云わざるを得ないでしょう。

 今日の出来事の意味する所は、更に地方証券取引所の議論にまで及ぶでしょう。地方経済の活性化・地方企業の発掘を、複数の市場の割拠の意義だと唱える人もいますが、それは大きく安定したプラットフォームの中に地方支部を作ることで解決されるでしょうし、その方が多くの投資家が地方企業に注目する機会を増やしてより良いのではないでしょうか。

 自由競争は、全てのことにいいものだとは限りません。安定した資本市場の確立のために、今一度この問題は真剣に議論されるべきではないでしょうか。
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<合併に関するご質問への回答>『携帯電話編』を更新しました
http://www.monex.co.jp/AboutUs/0/guest/G800/new/news5053.htm#keitai−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<勉強会・セミナーのご案内> ご参加お待ちしております
http://www2.monex.co.jp/marketcafe/benkyo/index.html
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創刊号からのマネックスメールバックナンバー(マネログ)はこちらから→ http://www2.monex.co.jp/monex_blog/index.html

マネックスメール全文を過去にさかのぼって読むことはもちろん、“つぶやき”の部分だけをさかのぼることや、キーワードで過去のある部分を検索することも可能です。ぜひ一度お試しください。
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ご意見や、皆様の身近な投資情報は、こちらまでお寄せ下さい。
マネックス・ビーンズ証券へ  mailto:feedback@monex.co.jp


=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-7.「ブリッジレポート」〜あなたの代わりに会社訪問〜
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-個人投資家が自ら企業訪問をして取材するのは、実際には難しいのが実情。そこで、(株)インベストメントブリッジが、皆さんの代わりに会社訪問し、事業内容、強み・特徴、中長期の経営ビジョンなどをわかり易くお伝えします。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
今週の企業

創建ホームズ(8911)
  「スケールメリットの追求とブランド力強化に注力しています」

   創建ホームズに関するアンケートにお答えください。
http://www.cyber-ir.co.jp/rep-cgi/8911_enq.htm

   個人投資家向け説明会の模様はこちらから
http://streamstar.net/investment/sohken_homes/


ワッツ(2735)
 「特徴である小型店舗のモデル店舗が完成。全国へ展開していきます。」
   ワッツに関するアンケートにお答えください。
http://www.cyber-ir.co.jp/rep-cgi/2735_enq.htm
   
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
2005年4月15日(金)

 創建ホームズの2005年2月期決算説明会に出席しました。
 丸本社長が、会社概要、前期決算の概要、及び今期の予想と中期展望について説明されました。

<詳細はこちらで>

http://www.cyber-ir.co.jp/report/8911/20050523_8911.htm

<取材を終えて>

 戸建住宅にせよ、マンションにせよ、このデフレ経済下にあって、都内で5000万円超、その周辺地区で5000万円前後の物件を販売するのは容易なことではないはずです。同社がこの価格帯で安定的に物件の供給ができるということは、顧客や販売を委託している仲介業者等から高い評価を得ているからであろうと思われます。
 ただ、高額物件を扱う割には、収益性が今一つといった感があります。このため、エリア戦略とカテゴリー戦略を進め、スケールメリットを追求すると共にブランド力の強化が必要となるわけです。事業エリアの拡大と新規事業(マンション事業)の展開で、当面、高い成長が見込まれる同社ですが、更にその先を見据えて、この課題に取り組んでいます。
 もっとも、一朝一夕に克服できる課題ではありません。進捗状況を引き続きフォローしていきたいと思います。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
2005年4月19日(火)

 ワッツの中間決算説明会に出席しました。
 平岡社長、藤田取締役が決算概要、今後の展望をお話されました。

<詳細はこちらで>

http://www.cyber-ir.co.jp/report/2735/20050523_2735.htm

<取材を終えて>

 関東地域の実績が思わしくないために、出店のための売上基準見直しを進めました。その間、出店姿勢を保守的にしたため、出店計画で3店の未達となりました。ただ、通期では中間期末直前の出店が寄与すること、計画通り出店することなどから堅調な業績を予想しています。
 同社の大きな特徴は50坪の小型店舗ですが、標準的な棚割りを行ったモデル店舗が完成したため、エリア販社への拡大によって利益率の向上に寄与すると、平岡社長は考えています。
 モデル店舗の全国展開の進捗を専門店の動向とともにフォローしていきたいと思います。

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<今回の企業のIR資料を御希望の方は、「お名前」、「住所」、
「今回の企業名」を明記の上こちらまで。
ブリッジレポートの感想などもお書き添えいただくとうれしいです。>
→> req@cyber-ir.co.jp

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提供:「企業と個人投資家を結ぶ架け橋」株式会社インベストメントブリッジhttp://www.cyber-ir.co.jp

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ご応募はこちら>> http://www.cyber-ir.co.jp/present/9616/004/9616.htm
※応募にあたっては今後のIR戦略の参考とさせていただくために簡単なア ンケートにご協力をお願いいたします。
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