マネックスメール 2005年6月2日(木)

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マネックスメール 2005年6月2日(木)

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 マネックスメール<第1430号 2005年6月2日(木)夕方発行>
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≪本日の目次≫
 1.相場概況
 2.サンプラザ中野の株式ロックンロール
 3.相場の花道−先物・オプションも演歌同様歌えます!
 4.投資信託基準価額
 5.マネックス・ビーンズ証券CEO 松本大のつぶやき
 6.「ブリッジレポート」〜あなたの代わりに会社訪問〜

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=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-1.相場概況
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-米国株高には反応せず、利益確定売りに押され軟調

日経平均            11,280.05 (▲49.62)
日経225先物         11,300 (± 0 )
TOPIX            1,148.85 (▲ 0.64)
単純平均             426.97 (▲ 0.62)
東証二部指数           3,506.35 (△12.32)
日経ジャスダック平均       1,931.01 (△ 7.07)
東証一部
値上がり銘柄数          599銘柄
値下がり銘柄数          933銘柄
変わらず             119銘柄
比較できず            2銘柄
騰落レシオ            97.77% -8.39%
売買高            14億3330万株(概算)
売買代金        1兆2874億3700万円(概算)
時価総額          357兆4206億円(概算)
為替(15時)          108.46円/米ドル

◆市況コメント◆
 米国市場が堅調な動きとなったことで買い先行の始まりとなりました。ただ、日経平均が5日連騰となった後だけに利益確定売りや戻り売りも多く、上値の重い寄り付きとなりました。先物もシカゴ市場の終値まで届きませんでしたが、寄り付きの売り買いが一巡した後は押し目買い意欲は強く、底堅い動きとなりました。

 底堅い動きが確認されると買い戻しも入り、先物主導でじり高となりました。指数に影響の大きな値嵩株を中心に優良銘柄や銀行株が堅調な動きとなり、指数を引っ張っていました。目先筋の利益確定売りも内需関連銘柄中心に多く、出来高を伴いながらも一気に上値を追う動きではなく、じりじりと値を上げるといった感じになりました。先駆したものは利益確定売りに押されるものが多かったのですが、キヤノン(7751)が2003年9月以来の6,000円台をつけるなど優良銘柄を中心に年初来高値を更新する銘柄も散見されました。

 後場に入ると目先筋の売りに押されるものが多く、軟調な展開となりました。昼の市場外取引は金額もそこそこ大きく、売り買いの偏りはないと伝えられたのですが、「機関投資家が買っているのではないか」と期待されていただけに失望感から見切り売りも出ていたようです。売り買い交錯の中で上値の重さが確認されると先物へのまとまった仕掛け的な売りも出て、日経平均は軟調な動きとなりました。

 いったん下向きになってしまうと見切り売りが嵩み、ますます上値が重くなり、上値が重くなると散発的に先物へのまとまった売りが出るといった状況になりました。それでも先物の下値を売り叩く動きも継続せず、現物銘柄、特に優良銘柄には押し目買いが入って底堅い動きも見られ、膠着状態となりました。しかし、引け際には手仕舞い売りに押されて日経平均は11,300円を割込み、安値引けとなりました。

 小型株はまちまちの動きで、日経ジャスダック平均や二部株指数は堅調、東証マザーズ指数や小型株指数、TOPIX−スモールなどが安いといった、方向感のない状況でした。

 (マネックス・ビーンズ証券 清水洋介)

◆テクニカルコメント◆

チャートの簡単な説明を用意しました。下記をご覧ください。
http://www2.monex.co.jp/j/asa/Setsumei.htm

 ☆日経平均・TOPIX☆

 雲に上値を押えられ、軟調な動きとなりました。4月15日と4月18日の間に空けた「窓」を埋めた形となった(「窓埋め完了」)ことや、遅行線が基準線を抜け切れなかったこと、ストキャスティックスが売りを示唆していることが気がかりで、日経平均はいったん11,200円あたりまで下落となる可能性もあります。TOPIXも5月10日の戻り高値の水準(「ネックライン」)や雲を抜け切れなかったことで、日経平均共に「三役好転」(買いシグナルの一つ)はお預けとなりました。
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Nikkei.htm
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Topix.htm

 ☆日経ジャスダック平均☆

 遅行線が日々線に上値を押えられながらも日々線と雲の上限に沿って上昇する格好となっており、日々線も雲の中に入って来ました。とりあえず遅行線の動きに従うのか、それとも日々線が雲の中での動きとなるのか見極めたいところですが、いずれにしても底堅い動きにはなってきそうです。
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Jasdaq.htm

 ☆債券先物☆

 高値を抜ける場面も見られたのですが、「行って来い」となりました。5月の高値を抜けたと見てもいいのでしょうが、高値圏で「上髭」の長い足(「流れ星」と言います)を引きました。明日も比較的大き目の陰線(黒い線=寄り付きが引け値よりも高い線)を引くようであれば、高値は付けたものの「三川宵の流れ星」となり、売りのシグナルとなってしまいます。
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Jgb.htm

 ☆為替(ドル円)☆

 いよいよ4月の高値を抜けて来ましたが、目先の達成感から利益確定売りに押されるような感じになりました。目先筋の利益確定売りをこなした後、一気に上値を取れるかどうか、109円を抜けてくるかどうかに注目してもいいのではないかと思います。「抜けた」と見るならば転換線あたりを「ロスカット(=損切りポイント)」として、ドルを買ってみてもいいのかもしれません。→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Jpy.htm

 ☆ 個別銘柄分析 −日清オイリオ(2602)− ☆
 「三役好転」(図の赤い矢印のところ)となった後、3月の高値を抜け切れなかったという形です。「三役好転」となった日と5月31日に高値を試す動きとなったのですが、抜け切れませんでした。この水準を抜けてくれば、AからBまでの下落の「倍返し(「V計算値」)」で目標値が725円となってきます。→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/K2602.htm


◆個別銘柄◆ 利益確定売りに押されるものが多い
伊藤忠(8001) 533円(▲2)
 タイのサイアム・セメントグループなどと企業連合を組み、イランの石油化学事業に乗り出すと報じられたものの、業績への寄与などが不透明なことから、市場も同評価してよいのか分からないようで、反応薄となっていました。
資生堂(4911) 1,293円(▲12)
 国内化粧品市場が飽和状態で、大手4社の利益が伸び悩みとなったと報じられたことを嫌気し、続落となりました。コーセー(4922)も軟調となっていました。

ニレコ(6863) 800円(前日比較なし)
 東京地裁が敵対的買収防衛策の毒薬条項として導入した新株予約権の発行を差し止める仮処分を決定したものの、特に材料視されていなかったようです。
リソー教育(4714) 10,950円(△290):1株単位
 2006年6月期の連結経常利益が、2005年6月期見込みと比べ24%増えそうとの観測記事を受け、大幅な収益拡大を期待した買いを集め反発となりました。
サイバード(4823) 199,000円(△23,000):1株単位
 リクルートとの資本・業務提携を発表したことで、同社の業容と収益が急拡大するのではないかとの期待を集め、一時ストップ高をつけるなど大幅高となりました。

ダイワ精(7990) 196円(△16)
 外資系証券会社が新規にカバレッジを始め、強気の投資判断を発表したことをきっかけに買われました。北米での釣り具販売事業を拡大すると報じられたことも後押ししたようです。

TDK(6762) 7,870円(▲120):100株単位
 香港のリチウムポリマー電池の製造販売会社を買収したと発表しましたが、すでに今回の上昇局面で先行して上昇していたこともあり、反応薄となっていました。


◆ランキング◆
東証一部値上がり上位
 材料株が上位を占めています。

東証一部値下がり上位
 規制の入った銘柄などが軟調な動きとなっています。

東証1部売買高上位
 低位の材料銘柄が賑わっている割りに値持ちは良くありません。

東証1部売買代金上位
 優良銘柄の利益確定売りと押し目買いのせめぎ合いという感じです。

詳細は
→ http://www2.monex.co.jp/j/monex_asa_mail/rank.htm

※株式分割銘柄に関してはマネックス・ビーンズ証券のウェブサイトにログイン後、「投資情報」→「株式周辺情報」→「資本異動銘柄」をご覧ください。
 本コラムに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測であり、情報の正確性について保証するものではありません。また、内容は予告なく変更されることがあります。なお、本コラムは情報提供のみを目的として作成されたもので、有価証券の売買、為替取引の勧誘を目的としたものではありません。

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-2.サンプラザ中野の株式ロックンロール
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-「サンプラザ中野と松本大の株本(かぶぼん)」日本経済新聞社より
発売中!!「低金利の時代に株式投資を始めたい」そんな声に
お応えしてサンプラザ中野がやさしく解説いたします。
http://www.nikkei-bookdirect.com/bookdirect/item.php?did=35046
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披露宴だったぞ。サンプラザ中野だー!

 月曜日に友人の井脇くんと増田明美さんの披露宴があった。増田さんの人柄が現れたとても良い雰囲気の会だった。俺も歌と乾杯の発声で参加した。何しろ俺がキューピッドなのだ。媒酌人もたてていない会だったので、俺が乾杯の発声の前に二人の練れ染めを語った。ちょっと長かった。途中、司会者が目の前に来て人差し指をクルクル回した。これはテレビ業界で「巻き」つまり「早く終われ」の意味だ。俺は恐縮して話を早めた。だってその司会者は永六輔さんなのだから。ちなみに後半の司会者は小倉智昭さん。豪華だねー。来賓は高橋尚子さん、瀬古利彦さん柳美里さんなどなど200名。ゴージャスだねー。会場は○国ホテル。シャンデリアもでっかかった。

 そのシャンデリアを観て思った。地震が来たら大変だ、と。だって最近とにかく「地震が来る情報」が飛び交っている。東京に、だ。夕べも業界人である友人から電話が来た。夕べも、というのは3日くらい前の夜にも別の友人から連絡が来たのである。どちらも「今夜いよいよ来るらしい。せめて水くらいは確保しておくように」と。俺はその日も昨夜も風呂桶に満々と水を張った。そしてヘルメットを被って床についた。ヘルメットはスノーボード用に使っている物である。バイク用もあるが大きすぎて寝るには向かない。揺れたらすぐに机の下に入ろう、と椅子をどけておきもした。しかし、今現在(本日11時AM)大地震は来ていない。嬉しいが不安は解消されていない。今地震予知のサイトを見た。次は新月の6日が契機となるのでは、と書かれている。これらの情報およびサイトの真偽はもちろん定かではない。しかし9月1日しか地震を真剣に考えない我々関東人には良い刺激を与えている。しかし毎日ヘルメットを被って寝るというのもナニなのではあるが。投資家はこの手の情報が流れたときどんな対応をとるべきなのだろうか?「手放す」あるいは「売り」で持つ、かな?

 最近mixiの面白さがわかってきた。ソーシャルネットワーキングサイトというネット上のコミュニティの事である。友人を介して参加していく。「○ちゃんねる」は身元を明かす必要が全くないまま参加できる。だから特ダネがあったりするが、とんでもない誹謗中傷がやり取りされていたりする。読むと心が疲弊してしまう事も多い。その点ソーシャルネットワーキングサイトは健全である。悪口を読んだ事がない。だから友達が増えていきそうである。友達の日記を読むだけで楽しい。やってみてみて。

サンプラザ中野:数々の爆発的ヒット曲を生み出してきた「爆風スランプ」で活躍。現在新たに「サンプラザ中野とノンスモーカース」を結成。
自身のホームページでも意外な側面を見ることができる。
http://www.sunplazanakano.com/


=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-3.相場の花道−先物・オプションも演歌同様歌えます!
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黄金分割(2005年6月2日号)

 先週の終盤から日経平均株価は順調に上値を伸ばしています。

 それ以前、春の株価の低迷は、インフレと景気減速という、見方によっては矛盾するような問題を警戒したものでした。しかし、それにも大きな変化が・・・。

 まず景気に関しては、良好な景気指標の発表が多くなり、一時言われたソフト・パッチ(景気の軟弱局面)に足を踏み入れなくてすみそうだとの見方が強まってきました。

 たとえば雇用関連では、4月の非農業部門雇用者数変化は174千人増を大きく上回る274千人増。貿易関連では、3月の貿易赤字が市場予想の619億ドルに対し550億ドルにとどまりました。また、消費関連では、4月の小売売上高は予想の0.7%増を上回る1.4%増などなど。

 これを受けて、5月の下旬に発表された実質GDP改訂値は前期比年率で3.5%と、速報値の3.1%から大きく上方修正。このあたりから、景気減速懸念が急速に薄らいでいきます。

 一方、インフレに関しては、4月の消費者物価指数(エネルギー・食品を除く)が前月比で0.0%と市場予想の0.2%を下回り、落ち着きを見せています。
 これらに加え、昨日発表の5月のISM製造業景況指数は51.4。50台を維持したことで景気実体は悪くないのですが、インフレを招くような好況でもない。
 特に、同時に発表されたISM価格指数は、4月の71.0から急落して58.0。市場予想の67.5も大きく下回りました。どうやら製造セクターからは、インフレは遠ざかったようです。

 ということで、インフレと景気減速への懸念は急速に薄らいでいます。これが、米国企業の業績をあらためて評価する動きにつながり、ここにきての株価の上昇をもたらしています。

 さらに、このファンダメンタルズの落ち着きに呼応して、FRBの金融政策にも変化の兆しが現れてきました。

 昨日、ダラス地区連銀総裁が、FRBの利上げは野球で言えばすでに8回に入っていると述べたと伝えられました。確かに、過去1年間、0.25%ずつ8回の利上げが行われましたからね。

 ということで、次に開催される6月29日・30日のFOMCが9イニング目なんだそうです。もちろん、そのときの状況によっては延長戦もある、とも付け加えられてはいますし、オフィシャルなはなしではないとしても、市場では少なくとも一連の利上げ政策が休止となる時期は近いと評価しました。

 これで不透明材料であった継続的な利上げ政策への見通しも立ってきました。そういう意味では、マクロ経済面では米国株は買いやすくなりましたね。おかげで、東京市場も低迷を脱し、やっと戻りを試す展開になっています。

 ただ、本日の日経平均株価は6日ぶりの反落となりました。半値戻しで一服です。

 振り返ると、日経平均株価は3月7日に年初来高値11975円をつけ、その後は4月21日の年初来安値10770円に向けて下落しました。この間の下げ幅は1205円に達しました。

 この50%戻しを考えると11372円。これは本日の高値11374円にほぼ一致します。ということで、ひとまずは利益の確定売りが出るのも仕方ないところです。
 ところで、年初来高値〜年初来安値までの下落幅の38.2%戻しを計算すると、それは11230円です。

 今年最大の下落となった4月18日のザラバ高値11223円が先週末まで1ヶ月以上続いた保ち合いレンジの上限でしたが、これは同時に38.2%戻りの水準でもありました。

 この38.2%や、あるいは61.8%といった比率を、先物市場ではしばしばリトレースメント、すなわち相場がどこまで戻るかなどを計算する際に用います。
 では、その38.2%や61.8%は何か?

 これは黄金分割比に関連した数値です。

 黄金分割比は、昔の建築物や像の中に見られる美しさの源泉。ミロのビーナスやピラミッドに組み込まれた、その美しさや安定感を導き出す比率です。
 具体的には、1対1.618。

 見たものが最も美しく、最も安定しているとの印象を与える黄金分割比を応用して、相場のチャートが最も美しい、すなわちバランスが最も良い形を求めようと、この数値を使うのです。

 1.618を応用すれば、その逆数は0.618。すなわち、61.8%。そしてこれを100%から引けば、残りは38.2%

 実は、これはフィボナッチ比率とも呼ばれ、さらに細かい議論もなされるのですが、このお話しはまた先で。

 ただ、今回の相場でも、確かに38.2%は戻りの重要な目途として、あるいは上値抵抗線として効いていました。そして、次の50%は本日の攻防ラインとなりましたね。

 さて、ということになると、次は61.8%戻しですが、これは11514円。年初来高値をつけたあとの3月の安値が11506円ということ、また11500円がオプションの行使価格ということなどを考えると、相場が順調に上昇すれば、ここがその目標値であり、また大きな節目になりそうです。

        (株式会社トレーダーズ・アンド・カンパニー 廣重勝彦)
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(注)本コラムに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予   測であり、情報の正確性について保証するものではありません。投資等   にあたっては、ご自身のご判断と責任においてされますようお願いいた   します。

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-4.投資信託基準価額
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詳しくは
→ http://www2.monex.co.jp/j/monex_asa_mail/fund.htm

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-5.マネックス・ビーンズ証券CEO 松本大のつぶやき
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6月2日     <為替と出生率>

 出生率が下がり続けています。年金を初めとした我が国の財政問題を考えると、これはゆゆしき問題です。GDPの約7割は個人消費ですから、経済全体を考えても、人口が減り始めるというのは緊急事態の筈です。しかし政府の対応はのんびりしています。

 生産性が上がれば人口が減っても平気だという説もありますが、人ひとりの食欲・物欲などには自ずと限界があるでしょうから、人口が減って生産性が上がると海外を消費市場として捉えねばならず、これは早晩その国の顰蹙を買うことになり長続きはしません。国内の最終需要を増やすこと、即ち人口の減少を食い止め、出来れば若干増やさなければ、問題の抜本的な解決になならないと思います。しかし政府は、「子供を生む生まないは最終的に個人の問題であり政府には如何ともし難い」とか、「日本は成熟した国なので現代に於いてはこの程度の出生率はむしろ自然である」などの論調が多いように聞きます。私はそれは間違っていると思います。

 日本の出生率は1.3以下ですが、フランスのそれは1.9です。日本の方がフランスよりも大幅に成熟しているというのでしょうか?夫婦二人を合わせた収入が多い国ほど出生率は高いという統計もあります。女性の収入と政策は無関係でしょうか?日本は保育園などの整備が遅れています。高齢者向け医療の予算は毎年無規律に増え続けていると聞きますが、新生児対応の予算が増えているとは聞きません。このことと少子高齢化は無関係でしょうか?人口構造計画は、中長期的に見ると国内最大の「政治」ではないでしょうか?私はこの議論は為替の議論と似ていると感じています。

 「為替はマーケットが決めるものである」というスタンスがありますが、為替は外交上の最大の「政治」だと思います。為替と出生率に関して、我が国はもっと強い長期ビジョンを積極的に持ち、具体的な施策を実行すべきではないでしょうか。


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マネックスメール全文を過去にさかのぼって読むことはもちろん、“つぶやき”の部分だけをさかのぼることや、キーワードで過去のある部分を検索することも可能です。ぜひ一度お試しください。
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ご意見や、皆様の身近な投資情報は、こちらまでお寄せ下さい。
マネックス・ビーンズ証券へ  mailto:feedback@monex.co.jp


=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-7.「ブリッジレポート」〜あなたの代わりに会社訪問〜
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-個人投資家が自ら企業訪問をして取材するのは、実際には難しいのが実情。そこで、(株)インベストメントブリッジが、皆さんの代わりに会社訪問し、事業内容、強み・特徴、中長期の経営ビジョンなどをわかり易くお伝えします。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
今週の企業

ニチダイ(6467)
 「今期は初の売上高100億円達成を目指しています。」

   ニチダイに関するアンケートにお答えください。
http://www.cyber-ir.co.jp/rep-cgi/6467_enq.htm

   個人投資家向け説明会の模様はこちらから
http://streamstar.net/investment/nichidai_050514/


マクニカ(7631)
「オートモーティブ市場など新しい成長市場への取組みを積み重ねています。」
   マクニカに関するアンケートにお答えください。
http://www.cyber-ir.co.jp/rep-cgi/7631_enq.htm

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
2005年4月27日(水)

ニチダイの決算説明会に出席しました。
古屋社長が決算概要、今後の見通しについて説明されました。

<詳細はこちらで>

http://www.cyber-ir.co.jp/report/6467/20050531_6467.htm

<取材を終えて>

堅調だった前期に続き、2006年3月期は2桁の増収・増益により、初の売上高100億円達成を目指しています。
またグローバルな成長に意欲的に取り組む中期経営計画を策定・発表しました。古屋社長は、「顧客の満足(CS)、株主の満足(IS)、社員の満足(ES)の向上を通じて企業価値を高める」という同社の経営理念を柱に、この計画を必達のつもりで取り組むと仰っていました。
配当に関しては、15円配当をベースに、今後必要となる投資のための内部留保を確保しながら安定配当を行っていきたいと考えています。グローバル化に伴う「成長と変化」を目指す同社を引き続きフォローしていきます。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
2005年5月9日(月)

マクニカの決算説明会に出席しました。
神山社長、佐野取締役が決算概要、今後の方向などを説明されました。

<詳細はこちらで>

http://www.cyber-ir.co.jp/report/7631/20050531_7631.htm

<取材を終えて>

増収・増益とはなりましたが、外部環境は盛り上がりに欠けています。今期も後半からの回復を見込んではいますが、市場環境は不透明と慎重な見方をしています。
そうした中、オートモーティブ市場など新しい成長市場への取組みを積み重ねています。
先見性と高い技術力で高付加価値製品の取扱拡大を目指す同社を今後もフォローアップしていきます。

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<今回の企業のIR資料を御希望の方は、「お名前」、「住所」、
「今回の企業名」を明記の上こちらまで。
ブリッジレポートの感想などもお書き添えいただくとうれしいです。>
→> req@cyber-ir.co.jp

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提供:「企業と個人投資家を結ぶ架け橋」株式会社インベストメントブリッジhttp://www.cyber-ir.co.jp

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