マネックスメール 2005年6月9日(木)

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マネックスメール 2005年6月9日(木)

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 マネックスメール<第1435号 2005年6月9日(木)夕方発行>
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≪本日の目次≫
 1.相場概況
 2.サンプラザ中野の株式ロックンロール
 3.相場の花道−先物・オプションも演歌同様歌えます!
 4.投資信託基準価額
 5.マネックス・ビーンズ証券CEO 松本大のつぶやき
 6.「ブリッジレポート」〜あなたの代わりに会社訪問〜

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=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-1.相場概況
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-買い気の乏しい中で見切り売り、ヘッジ売りに押され大幅安

日経平均            11,160.88 (▲120.15)
日経225先物         11,140 (▲150 )
TOPIX            1,138.75 (▲ 9.79)
単純平均             425.38 (▲ 2.24)
東証二部指数           3,541.25 (▲ 12.42)
日経ジャスダック平均       1,932.28 (▲ 2.45)
東証一部
値上がり銘柄数          446銘柄
値下がり銘柄数         1,067銘柄
変わらず             135銘柄
比較できず            3銘柄
騰落レシオ             92.21% -4.53%
売買高            12億0442万株(概算)
売買代金        1兆0426億4900万円(概算)
時価総額          354兆2957億円(概算)
為替(15時)          107.23円/米ドル

◆市況コメント◆
 予想外の大幅下落となりました。米国市場はもたついた動きではあるものの、底堅い動きとなり、為替も若干円安、原油価格も下落して、米国市場では好業績銘柄には素直に反応し半導体関連銘柄を中心にしっかりした動きとなり、寄り付き前に市場筋の推計として伝えられる外資系証券経由の外国人売買動向も買い越しとなった割にはもたついた始まりとなりました。明日のSQ(特別精算指数)算出日、今晩の米国市場でのグリーンスパンFRB(米連邦準備制度理事会)議長の議会証言やインテルの決算発表を控えているとは言え、先物もシカゴ市場の終値まで届かず軟調な動きとなりました。

 寄り付き直後から、散発的なまとまった売りを手掛かりに軟調な動きとなり、戻る気配も見せずにじりじりと値を崩す展開となりました。11,200円台半ばで下げ渋る場面も見られたのですが、買い気の乏しい中で先物への売りとSQを控えてのインデックス売りで軟調な動きとなりました。ハイテク銘柄には比較的堅調なものも見られたのですが、上値が徐々に重くなり上値を切り下げるような格好となって行きました。

 後場に入ってからは一段と見切る動きが加速され、寄り付き直後から先物に仕掛け的な売りが断続的に出て、そのたびに保ち合いのレンジを切り下げるといったような展開となりました。昼の市場外取引も金額は大きくやや売り越しであったと伝えられたことで売りが加速される格好となったようです。これといった売り材料もない中で、ハイテク銘柄は利益確定売りに押され軟調なものが多くなり、もたついていた金融株は一段安となるなどほぼ全面安となりました。業種的にも銘柄的にもまた、大型小型などの規模別にも「特別に」売られているものがあるわけでもなく、「満遍なく安い」といった感じの相場展開でした。

 後場中ごろに日経平均で11,100円台半ばまで売り叩かれた後は見切り売りも一段落、明日の相場へのヘッジ売りも一段落となり、底堅い動きとなりました。明日のSQをにらんで引け際にもインデックスの売り買いが交錯する格好となり先物へのヘッジ売りも嵩み、、結局引けは買戻しも入ったのですが、戻り切らず大幅安となりました。売り買い共に手掛かりに欠ける中で、ポジションを軽くする動きや見切り売りに押された格好となりました。小型銘柄も冴えないものが多く、二部株指数、東証マザーズ指数、日経ジャスダック平均もいいところなく軟調な動きとなりました。

 (マネックス・ビーンズ証券 清水洋介)

◆テクニカルコメント◆

チャートの簡単な説明を用意しました。下記をご覧ください。
http://www2.monex.co.jp/j/asa/Setsumei.htm

 ☆日経平均・TOPIX☆

 雲を上に抜けることが期待されたのですが、逆に下に抜けそうになってしまいました。節目と見られた11,200円は割り込みましたが、かろうじて雲の下限で下げ止った格好となりました。明日、明後日は遅行線が絡む日々線のところが5月10日の戻り高値をつけたところとなっており、この動きに支えられるように反発が期待されるところです。
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Nikkei.htm
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Topix.htm

 ☆日経ジャスダック平均☆

 引続き雲の中での動きが続いています。ここからは雲が上昇してくるところで底堅い、しっかりとした動きとなることが期待されます。
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Jasdaq.htm

 ☆債券先物☆

 高値保ち合いが続いています。上値も重い状況ですが、しっかりした動きで限月交代となりました。明日からは9月限月になり、0.40円程度価格が下落することになります。
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Jgb.htm

 ☆為替(ドル円)☆

 基準線で反発となって来ました。遅行線と日々線の「底−底」一致の形となってくるのであれば、もう一度雲のねじれのところで調整となって来る可能性もありますが、RSIは下げたりない感はあるものの、ストキャスティックスはしっかりと下値から買いシグナルとなっており、(ドルの)高値を試す動きとなってくるのではないかと思います。
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Jpy.htm

 ☆ 個別銘柄分析 −SMC(6273)− ☆
 遅行線が日々線を上回り(「好転」:図の青い丸のところ)、基準線が上昇(「好転」:図の赤い丸)したのですが、日々線が雲を意識したところで上値を押えられてしまいました。日々線はきっちりと基準線でサポートされているように見えるのですが(図の赤い矢印)、上値の雲も厚く、なかなか上に抜け難い状況となっています。ここで日々線が基準線を割り込んでしまうと遅行線が日々線に沿って下落して安値を試すような展開になり、基準線を下回らないと基準線〜雲の下限の間での動きが中心となってくるのではないかと思います。→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/K6273.htm


◆個別銘柄◆ 満遍なく売られ大幅安

ケーズデンキ(8282) 2,320円(▲105):100株単位
 公募増資と売り出しを発表し、一株あたり利益などが薄まることを嫌気した売りが嵩みました。需給悪化を懸念する売りも多く出ていたようです。

ツノダ(7308) 190円(△6)
 2005年6月期の配当予想を上方修正したことで、個人投資家の買いを集め大幅高となりました。年2.5円配当に創業80周年記念配当2.5円を加え年間5円配当(中間配当なし)としました。

オーケー食(2905) 185円(△32)
 筆頭株主である日本製粉(2001)が同社株を追加取得し、持分法適用会社にすると発表され、商いを伴って急伸した。日本製粉との連携で業績が拡大するのではないかとの期待が広がったようです。

電 通(4324) 260,000円(▲1,000):1株単位
 サッカー日本代表が2006年のワールドカップ(W杯)ドイツ大会出場を決めたことで広告需要どW杯に絡んだ売り上げ増大への期待もあり、堅調な動きとなりました。

LSIカード(6887) 160,000円(▲30,000):1株単位
 前場中ごろ「紛失していた小切手が6月3日付けで銀行取り立てにまわり、同小切手について不渡りが発生した」と報じられ売りが殺到、ストップ安売り気配となりました。

ネクサス(2799) 275,000円(▲33,000):1株単位
 同社は不適切な営業行為をした子会社2社において日本テレコムの「おとくライン」の営業活動を中止すると発表、業績への懸念から売りが膨らみました。

◆ランキング◆
東証一部値上がり上位
 業種などに関係なく、個別の材料で上がっているものが多くなっています。
東証一部値下がり上位
 仕手材料株の「残骸」が見切り売りで軟調となっています。

東証1部売買高上位
 出遅れ低位銘柄のディーリングが活発になったようです。

東証1部売買代金上位
 主力銘柄は出来高を伴って安いものが散見されます。

詳細は
→ http://www2.monex.co.jp/j/monex_asa_mail/rank.htm

※株式分割銘柄に関してはマネックス・ビーンズ証券のウェブサイトにログイン後、「投資情報」→「株式周辺情報」→「資本異動銘柄」をご覧ください。
 本コラムに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測であり、情報の正確性について保証するものではありません。また、内容は予告なく変更されることがあります。なお、本コラムは情報提供のみを目的として作成されたもので、有価証券の売買、為替取引の勧誘を目的としたものではありません。

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-2.サンプラザ中野の株式ロックンロール
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-「サンプラザ中野と松本大の株本(かぶぼん)」日本経済新聞社より
発売中!!「低金利の時代に株式投資を始めたい」そんな声に
お応えしてサンプラザ中野がやさしく解説いたします。
http://www.nikkei-bookdirect.com/bookdirect/item.php?did=35046
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
「サンプラザ中野出演情報!」

 6月14日(火) 23:15〜23:45 「発見・ふるさとの宝」 NHK総合
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
『大きな玉ネギの下で〜Story of '85〜』刊行記念
 サンプラザ中野ミニライブ&トーク&サイン本お渡し会開催!

 6月18日(土)14:30〜  汐留シティセンター1階アトリウム
 (JR・営団銀座線・都営浅草線・新交通ゆりかもめ「新橋」駅
  都営大江戸線「汐留」駅)
http://moura.jp/liter/ootama/
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ワールドカップ・ドイツ本戦出場決定おめでとう。サンプラザ中野だー!
MBHクイズ、プリウスくれたらありがとう!サンプラザ中野だー!

今朝の地震でまたまたヘルメット着用。サンプラザ中野だー!

 あー、いっぱい吠えたよ。最近「やせ過ぎの人は早死にする」と研究発表があった。アンガールズくらい痩せているらしい俺の先行きを心配する声が上がっている。アンガールズは俺より背が高い。多分体重も少ないと思う。しかも二人とも。俺より背が高いお笑いはとんねるずの貴さん以来と思う。貴さんはでかい。あ、安田大サーカスがいた。あれは身長の問題じゃあないか。全部か。しかしテレビというのはあれだね。動物園だね。珍獣が目立つのは当たり前。でもレッサーパンダの風太くん。珍獣でも何でもないのに人の心をつかんじゃうんだもん。俺が負けているのに株の取材をよく受けているのと同じか?違うな。話はずれたが、俺は栄養をちゃんと取った上での痩せだから心配しないで。早死にしないはずだから。

 健康といえば最近「アホエン」にはまっている。「ス○スパ人間学」という番組で去年紹介されたらしい。俺は先日友人から初めてその名を聞いた。アホエンのアホは人を馬鹿にしているのではない。スペイン語でニンニクの事なのだそうだ。ニンニクはロシアのペニシリンと言われるほど、殺菌力および免疫力を上げる力に優れている。エジプトでピラミッドを造る際、その働き手に与えられていたとも言われている。とにかくその効果はよく知られているところだ。しかしこのアホエンは1984年に発見された。新しい栄養素なのだそうだ。効能が凄い。免疫力アップ・コレステロールの低下・血液サラサラ・疲労・ストレス回復・ガン予防・ボケ防止・記憶力向上などなど。実験によると、物覚えの悪い店員が10日ほど飲んだらオーダーを間違えなくなったのだそうだ。いわゆる「頭が良くなる薬」らしい。ということで俺は毎日飲んでいる。調子が大変良い。疲れもなく、頭も冴えている気がする。7月3日のゴールドコーストマラソンを目指して、今特殊なトレーニングに励んでいる。しかし大した疲労感もない。アホエンのお陰と思っている。作り方はこうだ。オリーブオイル100ccを湯煎する。ニンニク2粒(2個ではない)を細かく切る。湯が沸騰したら刻んだニンニクをオイルに入れる。そして火を止める。余熱の中でニンニクからアホエンが出る。そして最後に油をこす。使用法は、その油をサラダにかける、そのまま飲む。一日に小さじ一杯くらいで良いらしい。早速試してみておくれ。これで株の成績も騰がって欲しいぞ。


サンプラザ中野:数々の爆発的ヒット曲を生み出してきた「爆風スランプ」で活躍。現在新たに「サンプラザ中野とノンスモーカース」を結成。
自身のホームページでも意外な側面を見ることができる。
http://www.sunplazanakano.com/

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-3.相場の花道−先物・オプションも演歌同様歌えます!
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鉄道株平均(2005年6月9日号)

 日経平均株価は、先週月曜日にそれまで1ヵ月半も上値を押えてきた11200円水準を上回ってきました。そしてその後は、11200円台を中心とする狭いレンジでのもみあいを続けていました。

 しかし、きょうはこのレンジの下値支持線を割り込み、保ち合いレンジから下方向に放れた可能性が強まっています。

 そうなると、4月21日の安値10770円からスタートした今回の中期的な上昇は、一旦は6月2日の高値11374円で天井を打ち、調整局面に入ったと見られます。
 そこで、前回説明いたしました黄金分割比0.382、(0.5)、そして0.618などを使いますと、調整となった場合の下値の目途が計算できます。

38.2%押し 11374円−(11374円−10770円)×0.382=11143円
50.0%押し 11374円−(11374円−10770円)×0.500=11072円
61.8%押し 11374円−(11374円−10770円)×0.618=11000円

 この中期的な上昇トレンドの61.8%押しの水準が、11000円ちょうどというのがなんとも鮮やか。というか、神秘的なものも感じられますね!?

 さて、もみあい相場といえば、実は米国株式市場も一緒でした。NYダウは10500ドルあたりを中心としたレンジ相場が5月下旬から続いています。また、ナスダックは2100ポイント手前で、そしてS&P500は1200ポイント近辺で最近の一週間はもみあいです。

 さらに、ここ2日間は、ダウもナスダックも朝方急伸するものの、終盤は値を消すかたちで、いわゆる「行って来い」が続きました。米国株式は、狭い保ち合いレンジからなかなか抜け出せないでいます。

 そんな中、ダウ輸送株20種平均が、下値支持線を割り込んできたことが目立ちました。と言いますのも、同指数は、ダウ工業株30種平均と同様に5月下旬から3600ドルをサポート・ラインとしたもみあいを続けてきたからです。昨日はその3600ドルを割り込み、終値は3538ドル−74.90(−2.07%)と急落しました。

 ところで、通常「ダウ平均」と呼ばれるものはダウ工業株30種平均です。ということで、ダウ輸送株平均はなじみが薄いのですが、実は歴史は古いのです。1986年から算出されていますが、それ以前はダウ鉄道株平均と言われていました。

 チャールズ・ダウ先生は100年以上も前の1897年に、12種工業株平均と、20種鉄道株平均を発表しました。それ以来の歴史です。

 ちなみに、ダウ先生は、この2つの指数が同じシグナルを出さないと相場の転換を迎えたことにはならないとおっしゃっています。

 さて、その輸送株平均が昨日は下落したのですが、その理由は、やはり昨晩発表された米国政府の景気見通しの修正にありそう。

 昨日、米大統領経済諮問委員会は、2005年のGDPを従来の3.5%との見通しから3.4%に下方修正、また消費者物価指数は2.0%から2.9%に上方修正しました。

 輸送株といえば、物流ですから景気の波をまともに受けますし、また燃料が大きなコストですから、インフレの影響は直接響きます。ということで、この見通しの修正を見れば、輸送株平均が急落するのも無理もないところでしょうね。

 ただ、そうなると他の指数との関係が気になってきます。この輸送株平均の下落を他の指数が無視できるのかと。

 そこで、とりあえず過去1年間のデータで輸送株平均と他の指数との関係を見てみました。相関係数を計算しますと、同指数とダウ工業株、ナスダック、S&P500とは、それぞれ0.75、0.81、0.91であり、それぞれかなりの強い相関があります。

 ここからは、輸送株平均の動きに他の指数が収れんするのではとの懸念も出てきます。本日の日経平均株価は比較的大きな下落となりましたが、これもそんな動きを先取りしたものかと、うがった見方もしてしまいます。

 とはいえ、ダウ工業株30種平均のチャートを見れば、現状ではなお上向きと解釈する方が素直です。とすると、ダウ工業株と輸送株は別の動き。両指数は、テクニカル分析でよく言われるダイバージェンス(分岐)ともいえる状態です。 チャート理論では、これは相場が転機を迎えていることを示唆しています。
 そうすると、工業株、輸送株はどちらにあわせていくのでしょうか。ダウ理論によれば、それが合わさった時に相場が転換点を向かえることになります。
 ということですが、どちらの方向なのかはまだはっきりとはしないとしても、すくなくとも、保ち合い状態からいずれかの方向に動き出すタイミングは遠くないようですね。

 さて、いよいよ明日はメジャーSQ。ただ、昨日のところですでかなりのポジションが9月限に乗り換えられていました。さらに本日も、9月限に積極的に乗り換えようとする動きが見られました。9月限でまとまった売りを出しながら、6月限を安く買い戻すなどです。おかげで、これが相場急落のひとつの要因となったようですが。

 ですが、これで相当部分の整理はついたようですね。その意味では、SQそのものの影響は、明日は大きくないでしょう。

 それでも過去1年のメジャーSQをチェックしておきますと、3回続けて前日の終値比でマイナスになっています。昨年9月限のケースでは、SQ値は前日終値比103円安。同様に04年12月限は48円安、また05年3月限は24円安でした。なお、1年前、昨年の6月限のケースは、前日比18円高でした。

        (株式会社トレーダーズ・アンド・カンパニー 廣重勝彦)
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(注)本コラムに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予   測であり、情報の正確性について保証するものではありません。投資等   にあたっては、ご自身のご判断と責任においてされますようお願いいた   します。

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-4.投資信託基準価額
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詳しくは
→ http://www2.monex.co.jp/j/monex_asa_mail/fund.htm

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-5.マネックス・ビーンズ証券CEO 松本大のつぶやき
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6月9日    <時間>

 毎朝決まった時間に家を出ます。しかし不思議なことに、毎日目標時間は変わらないのですが、必ずその時間より15分遅れます。もう何年間も同様であり、いい加減目標時間を修正するなり、心の中で目標時間通りに出ることは無理であるとの認識を持っても良さそうなのですが、相変わらず毎日目標があり、達成できると思いながらも必ず15分遅れて、毎日後悔します。更に不思議なのは、毎朝何時に起きても家を出る時間は同じだということです。

 毎日家を出る90分前に目覚ましを掛けているのですが、そのまま一発で起きることは稀で、何度も”スヌーズ”ボタンを押して、15分寝坊したり、或いはしばしば30分から1時間寝坊します。それでも家を出るのは、目覚ましの時間から105分後です。たまに目覚ましよりも早く起きることがあります。目覚ましより30分早く起きて、目覚ましから90分後を目標に、即ち起きてから2時間後を目標に準備して、それでもやはり家を出るのは目覚ましから105分後になります。しかし私のこの性質(タチ)は、朝のことだけではないと思われます。

 デッドラインのあるあらゆるものが、早めに着手してもギリギリに着手しても、結局デッドラインぴったりに完了します。これは中学生の頃の試験勉強からそうでした。まぁ或る意味では効率的ではあるのですが、やはり一緒のビョーキでしょうか?

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創刊号からのマネックスメールバックナンバー(マネログ)はこちらから→ http://www2.monex.co.jp/monex_blog/index.html

マネックスメール全文を過去にさかのぼって読むことはもちろん、“つぶやき”の部分だけをさかのぼることや、キーワードで過去のある部分を検索することも可能です。ぜひ一度お試しください。
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ご意見や、皆様の身近な投資情報は、こちらまでお寄せ下さい。
マネックス・ビーンズ証券へ  mailto:feedback@monex.co.jp


=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-6.「ブリッジレポート」〜あなたの代わりに会社訪問〜
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-個人投資家が自ら企業訪問をして取材するのは、実際には難しいのが実情。そこで、(株)インベストメントブリッジが、皆さんの代わりに会社訪問し、事業内容、強み・特徴、中長期の経営ビジョンなどをわかり易くお伝えします。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

今週の企業

シンプレクス・テクノロジー(4340)
  「力強い成長に大きな自信を持っています。」

   同社に関するアンケートにお答えください。
http://www.cyber-ir.co.jp/rep-cgi/4340_enq.htm
   個人投資家向け説明会の模様はこちらから
http://streamstar.net/investment/simplex_tech/


フージャースコーポレーション(8907)
 「組織的なマーケティング力による販売が強みです。」

   同社に関するアンケートにお答えください。
http://www.cyber-ir.co.jp/rep-cgi/8907_enq.htm
個人投資家向け説明会の模様はこちらから
http://streamstar.net/investment/hoosiers/050122/index.html

PALTEK(7587)
 「通期では増収・増益(営業利益)を見込んでいます。」

   同社に関するアンケートにお答えください。
http://www.cyber-ir.co.jp/rep-cgi/7587_enq.htm


フジ住宅(8860)
 「独自のビジネスで業界内でも飛び抜けた収益力です。」

   同社に関するアンケートにお答えください。
http://www.cyber-ir.co.jp/rep-cgi/8860_enq.htm

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
2005年5月10日(火)

シンプレクス・テクノロジーの決算説明会に出席しました。
金子社長が決算概要、今期見通し、中期事業計画について説明されました。
<詳細はこちらで>

http://www.cyber-ir.co.jp/report/4340/20050607_4340.htm

<取材を終えて>

競争激化、価格低下で低調な決算も見受けられるシステム開発分野において、引き続き好調な決算で、今期も順調な見通しです。
「リアルタイム・トレーディング・ツールのASPサービス」は金子社長によれば、同社にとっては初めて手掛ける事業形態であり価格設定など未知の部分もあるものの、かなりの確度で成功すると見ているようです。
力強い成長を続ける同社ですが、金子社長は、「大きな自信とともに急拡大に伴う危機感を持って躓かないように進んで行きたい」と、気を引き締めることも忘れていないようです。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
2005年5月11日(水)

フージャースコーポレーションの2005年3月期決算説明会に出席しました。廣岡社長が決算概要、中期経営計画についてお話されました。

<詳細はこちらで>

http://www.cyber-ir.co.jp/report/8907/20050607_8907.htm

<取材を終えて>

ファンド向けの一棟売りで業績を急拡大させるデベロッパーが多い中、同社はこつこつと1戸ずつ販売を積み重ねてきました。その結果、業績に裏打ちされた同社の株式時価総額は、ジャスダック上場の16億円から約2年半で400億円に拡大しました。株主還元にも厚く、2度の株式3分割に加え、新興の高成長企業には珍しく、きちんと配当も実施しています。
先日、「マンション分譲最大手4社で、2004年度のネット経由の購入者の割合が30%を超えた」との報道がありました。インターネットを活用すれば、時間をかけなくても簡単に多くの物件を比較することができます。インターネットを活用するか否かは別にしても、今後、マンションの供給過剰感が強まっていく一方、購入者は「十分吟味して納得のいくものを買う」という傾向をますます強めていくものと思われます。このため、売れるマンションを作る企画力の有無が、デベロッパーの明暗を分けていくものと考えます。営業マン個々の販売力ではなく、組織的なマーケティング力で販売する同社に引き続き注目していきたいと思います。

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2005年5月13日(金)

PALTEKの2005年度第1四半期説明会に出席しました。
高橋社長が、現況と今後をお話されました。

<詳細はこちらで>

http://www.cyber-ir.co.jp/report/7587/20050607_7587.htm

<取材を終えて>

第1四半期の数字だけを見ると減収・減益ですが、昨年の状況からはほぼ見通しどおりということで、後半からの回復により、通期では増収・増益(営業利益)を見込んでいます。
足元の業績とともに、事業戦略の進捗状況も注目していきたいと思います。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
2005年5月16日(月)

フジ住宅の2005年3月期決算説明会に出席しました。
山田常務が決算概要、中期経営計画についてお話されました。

<詳細はこちらで>

http://www.cyber-ir.co.jp/report/8860/20050607_8860.htm

<取材を終えて>

株式を上場する住宅メーカーは数多く、単に住宅を作って売っているだけと考えると、その多くが集団の中に埋没してしまいがちです。しかし、同社の場合、自由設計方式による戸建分譲や中古住宅事業といった、収益性の高い独自のビジネスを持っており、2005年3月期の売上高営業利益率は13.1%と業界内でも飛び抜けています。
また、資金力と信用力を有する上場企業でありながら営業エリアの拡大を急がず、地域密着にこだわってきたが故に、土地有効活用事業や不動産投資ファンド等向け賃貸マンション販売事業でも他社の追従を許さない状況です。前者は銀行とのコラボレーションであり、おいそれと同社の真似をすることはできません。後者についても同様です。と言うのは、ファンドバブルの感もある不動産業界ですが、都心物件の収益性低下でファンド各社は地方での物件手当てに力を入れています。こうした中、同社はこの事業に必要な土地勘、相場観、資金力の三拍子を備えた、この地域で数少ない企業の1社だからです。

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