マネックスメール 2005年10月3日(月)

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マネックスメール 2005年10月3日(月)

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 マネックスメール<第1514号 2005年10月3日(月)夕方発行>
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≪本日の目次≫
 1.相場概況
 2.バンガード・海外投資事情
 3.オルタナティブのランダム・トーク
 4.株式市場アウトルック
 5.投資信託基準価額
 6.マネックス・ビーンズ証券CEO 松本大のつぶやき

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=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-1.相場概況
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-押し目買いは入るものの、利食い売り見切り売りに押される

日経平均            13,525.28 (▲49.02)
日経225先物         13,570 (△10 )
TOPIX            1,411.28 (▲ 1.00)
単純平均             477.82 (▲ 6.81)
東証二部指数           4,102.69 (△29.23)
日経ジャスダック平均       2,151.53 (△21.91)
東証一部
値上がり銘柄数          638銘柄
値下がり銘柄数          917銘柄
変わらず             108銘柄
比較できず            6銘柄
騰落レシオ            115.03% +2.74%
売買高            30億6648万株(概算)
売買代金        2兆8565億0300万円(概算)
時価総額          442兆7550億円(概算)
為替(15時)          113.98円/米ドル


◆市況概況◆

 週末の米国市場が堅調な動きとなって、日銀短観も予想通りとなったのですが、先週末の利食い先行の地合いを引き継ぎ、寄付き前の外国人売買動向(市場筋推計、外資系12社ベース)も大幅売り越しとなったこともあって、鉄鋼株や銀行株などは売り気配から始まるなど、もたついた始まりとなりました。それでも、為替が大幅に円安となったことや米国市場の堅調な動きを受けてハイテク銘柄の一角や自動車株等輸出関連銘柄が買い先行となったことことで、指数は底堅い始まりとなりました。

 寄り付きの売り買いが一巡した後は上値の重さに利食い売りを急ぐ動きもあって、軟調な動きとなり、先物へのまとまった売りが出ると日経平均は瞬間的に13,500円を割り込む動きとなり、この日の安値をつけました。さすがに13,500円を割り込む場面では買い戻しや押し目買いも入り底堅い動きとなり、底堅さを確認すると買戻しを急ぐ動きも出て下げ幅を縮小する動きとなりました。その後は押し目買いと利食い売りのせめぎ合いとなって指数は小動きとなりました。

 後場に入ると小動きとなりました。昼の市場外取引も金額はそこそこあったものの売り買いの偏りはなく、市場への影響は殆どありませんでした。先物へのまとまった売り買いも多少はあるものの、追随するような動きもなく、従前の月曜日の午後のように殆ど指数の動きはない展開となりました。鉄鋼株の一角が底堅い動きとなり相場全体に底入れ感が出ると先物への買戻しと見られるまとまった買いも入り、指数は一時前日の終値を上回る場面も見られました。大引けではハイテク銘柄を中心に売り優勢となり、軟調な引けとなりましたが、引続き買い意欲の強い展開となりました。

 買い意欲の強さを表していたのが、小型銘柄の動きで、大型株の代表である銀行株や鉄鋼株が利食い売りに押されると、ここまでの大型株主導の相場からの転換を示すように出遅れ感も手伝って、日経ジャスダック平均、二部株指数、東証マザーズ指数は軒並み大幅高となりました。目先の物色対象が小型銘柄に移ったと言う感じです。


(マネックス・ビーンズ証券 清水洋介)


◆個別銘柄◆ 

円安を受けて輸出関連銘柄が堅調

東急不動産(8815) 710円 (▲23) 
 増資発表を嫌気して大幅安となりました。先月末に大型増資を発表、一株あたり利益の希薄化などを嫌気して大幅安となりました。

セコム(9735) 5,600円 (△140) :500株単位
 大幅反発となりました。医療制度改革の恩恵を蒙ると見られていたことに加え、外資系証券会社が目標株価を引き上げたことから、目先筋の買いも交え大幅高となりました。

新日鉄(5401) 431円 (△5) 
 朝方発表された日銀短観の発表で鉄鋼業の業況判断が前回調査よりも悪化したことに加え、利食い売りを急ぐ動きも出て大幅安となりましたが、後場になって切り返し、基調の強さを見せ付けました。

トヨタ(7203) 5,300円 (△100) :100株単位
 為替が大きく円安に振れたことを好感し、収益上ブレが期待される輸出関連銘柄の筆頭として、また、中国での事業拡大が発表されたことを好感する動きもあって、大幅高となりました。

マクドナルド(2702) 1,979円 (▲26) :100株単位
 年初来安値更新となりました。先月末の引け後に2005年12月期の業績予想の下方修正を発表、6月に下方修正し、7月に上方修正したこともあって、迷走する経営姿勢を嫌気する売りも多かったようです。

サンケン(6707) 1,428円 (△125) 
 急伸となりました。液晶用のバックライト生産能力が世界一になる見込みと発表されたことで、外資系証券が相次いで買い推奨したことや為替が円安に振れたことで買いを集めました。


◆ランキング◆

東証一部値上がり上位
 個別材料銘柄が中心で小口の買いで上昇しているものが多くなっています。
東証一部値下がり上位
 特に悪材料があったわけでもないのに、小口の売りに押されるような銘柄が散見されます。

東証一部売買高上位
 鉄鋼株の出来高も一服となってきました。

東証一部売買代金上位
 主力銘柄もまちまちの動きとなっています。


詳細は
→ http://www2.monex.co.jp/j/monex_asa_mail/rank.htm

※株式分割銘柄に関してはマネックス・ビーンズ証券のウェブサイトにログイン後、「投資情報」→「株式周辺情報」→「資本異動銘柄」をご覧ください。
 本コラムに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測であり、情報の正確性について保証するものではありません。また、内容は予告なく変更されることがあります。なお、本コラムは情報提供のみを目的として作成されたもので、有価証券の売買、為替取引の勧誘を目的としたものではありません。


=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-2.バンガード・海外投資事情 第191回
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米国30年債の復活

 日本国内の投資家でも、米国債券、もしくは米国債券に投資するファンドを購入している方は多いと思いますが、今回はその米国債券に関する話題です。
 米国政府は、当時まだ財政的に黒字だった2001年10月31日以来、30年国債の新規発行を停止していました。しかし先日、米国財務省は2006年第1四半期に30年債(もしくはそれに準ずる長期国債)の発行再開を検討していることを発表したのです。この長期国債の復活は、投資家にとってどのような意味を持つのでしょうか? バンガード債券運用グループ、デビット・グローク氏にインタビューしました。(注:ポートフォリオ・マネージャーの投資や市場に対する見解は、今後の状況に合わせて変化することがあります)

Q. 米国政府はなぜ2001年に30年債の発行を止めたのでしょうか?
グローク氏: 米国の財政収支は1990年代後半のクリントン政権で黒字に転じました。当時、この財政黒字は長期化すると考えられ、それこそ国債市場が必要でなくなるかのような勢いでした。米国経済はまさに“バラ色”の状態だったのです。ブッシュ政権に交代した時も、私たちは、この状態が当面続くと考えていました。2000年と2001年に、30年債の再開が検討されたこともありましたが、最終的に発行は見送られています。この時、財務省は今後の再開の可能性を全く否定したわけではなかったわけではありませんが、今回の発表は大方の予想に反しています。

Q. 財務省は、なぜ30年債の再開を決定したのでしょうか?
グローク氏: 2001年以来、米国財政の赤字は膨らみつづけています。連邦債務は若干減少しつつありますが、それでも財政赤字は未だ解消されていません。このため、財務省は現在の低長期金利を利用して、より長めの債券を発行しようとしています。彼らが30年債の発行を停止したとき、米国の2年債、30年債の利回り差は 2.7%でした。現在は0.5%に満たないため、低金利で長期の資金を調達することができるのです。それは、ちょうど個人が低金利を利用して家を購入したり、ローンの借り換えをするのと同じと考えてよいでしょう。最近では英国政府やフランス政府が50年債を発行しています。

Q. 歴史的にみると、米国債の発行停止と再開は珍しいのでしょうか?
グローク氏: そうでもありません。財務省は1998年に3年債の発行を停止し、2003年に再開しています。また、かつて発行されていた7年債が今後再開される可能性もあります。

Q. 個人投資家は今後30年を見越して、ポートフォリオを見直すべきでしょう か?
グローク氏: その必要はないでしょう。 30年債の復活は典型的な個人投資家にはほとんど影響がないと考えてよいと思います。そこから派生する問題が若干ある程度です。言い方を変えますと、30年債が加わる可能性のある長期債ファンドを所有している投資家には影響があるかもしれません。

Q. 30年債の発行再開は他の一般的な債券ファンドに影響を与えるでしょうか?グローク氏:直接影響を受ける債券ファンドは、運用対象となるベンチマークに30年債が含まれているファンドです。また、この債券が存在すると、30年物の社債の評価がはるかに容易になり、その結果として多くの企業が30年の社債を発行することになるかもしれません。

Q. 30年債の発行は他の資産クラスや特定の市場セクターに影響を与えるでし ょうか?
グローク氏: 直接的に大きな影響があるとはいえませんが、市場全体として捉えると重要な意味を持つと思われます。債券投資需要の観点からみると、保険会社や企業年金を持つ企業が負債の返済プランに照らして、30年債を大量に購入すると考えられるからです。


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=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-3.オルタナティブのランダム・トーク
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「ヘッジファンドの奴ら − スタン」
(某米大手ヘッジファンドの人間像)

What does your GUT tell you?「オマエの腹は何を言っている?」

 スタンは、あまり理屈が好きではありません。スタンに日本の株式市場について報告しているときに、あれこれと詳細の説明をするより、「要は、買いなのか?売りなのか?」という相場観を聞きたがる、根っこからのトレーダーです。

 その自身の腹はかなり大きく、「ガハハ」と大声で笑うデッキ上の海賊の船長さんのよう。スタンが調子に乗っていると(それは、ほとんどの場合でしたが)、ディーリング・ルームが明るくなりました。好き嫌いははっきりしていますが、「仲間」と受け入れれば人望は厚い、懐っこい性格です。

 スタンと初めて知り合ったのは私のゴールドマンサックス時代で、同僚が辞めたときに引き継いだ、小さなヘッジファンドのオーナーでした。大した金額ではありませんでしたが、スタンは本当に相場が好きで、日経平均先物の取次ぎで毎日(彼の毎晩)何回も彼の自宅に電話をしていました。

 そんな関係で、彼と当時に同棲していたリズとも親しくなる次第。「東京はどんな感じ?」と時々聞かれましたが、素人だと思って適当に答えるとかなりシャープな返答が戻ってくる。後から知りました。リズはソロス・グループの幹部であったことを。

 自分のヘッジファンドを立ち上げる前、スタンは(今となり業界から看板が消えてしまって信じられない)ソロモン・ブラザーズの副会長で株式部門を仕切っていた大物トレーダーであると周辺から聞いていました。しかし、先物を振る玉はそれほど大きくなかったので、私としては「ふ〜ん」という感じであまり腑に落ちませんでした。ソロモンと言えば名門トレーディング・ハウスだったので、そこで大物であるということであれば、もっと大玉を振ると思っていたので。

 自分の考えが愚かだったということがわかったのは、スタンが自分のヘッジファンドを閉鎖して、ムーア・キャピタルに転職してからでした。急に、一回に取引するサイズが50倍ぐらいに拡大したのです。理由は、実に簡単でしたが、そのときまで私がきちんと認識していなかったことでした。

 スタンのヘッジファンドは約50億円の小規模なものに比べて、ムーア・キャピタルは3000億円ぐらいの当時の最大手クラス。要は、60倍の規模のファンドです。スタンが大きいポジションを持てなかったのは彼の能力や度胸ではなく、使える資本のサイズが違ったからでした。

 ヘッジファンド運用の尺度は、あくまでも資本収益率。何本ポジション(資産)を持って、何本儲けたという絶対額の予算を組むのではなく、配分された資本に対して何パーセント収益を回すことができたかに尽きます。年間30億円という大金を儲けたとしても、資本が3000億円であればたった1%に過ぎません。ただ、資本が50億円であれば60%という高リターン!

 ますますヘッジファンドのとりこになった私は、95年の暮れの最後の電話会話のときに、「スタン、僕みたいな人間を、そちら側で使えないかなぁ」と自分を売り込みました。「何かできるか考えてみよう」というスタンのうれしい答えが、私がこの世界にどっぷり浸かったきっかけになりました。


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渋澤健 1961年生まれ。シブサワ・アンド・カンパニー株式会社代表取締役。オルタナティブ投資を専門とするコンサルティング会社。ムーア・キャピタル・マネジメントおよびゴールドマン・サックス、JPモルガンなどを経て現職。(財)渋沢栄一記念財団理事、(社)経済同友会幹事、文京学院大学客員教授なども務める。著書に『シブサワ・レター 日本再生への提言』『渋沢栄一とヘッジファンドに学ぶリスクマネジメント』がある。
http://www.kshibusawa.com

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-4.株式市場アウトルック(提供:フィスコ)
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-ハイテクと新興市場にテクニカル的な反発余地

鉄鋼株の売買高は連日億単位

 週末に鉄鋼株が大幅下落となった。わずか4日間(9/26〜9/29)の上昇率が、新日鉄23%、住金29%と急ピッチであったほか、出来高も連日で億単位の取引となるなど、相当過熱感が強まっていたとみられる。週末、月末要因による換金売り圧力なども加わって、当然の調整とはいえよう。しかし、いまだ調整余地は残り、今後の参加姿勢はやや慎重にならざるを得なくなりそうである。一方、月末設定の投信が多かったことや、タイミング良く韓国サムスン電子の設備増強計画が伝えられたことで、低迷していた半導体製造装置株が週末にはリバウンドとなり、日経平均は高値圏でのもみ合いとなっている。

 今週は名実ともに10月相場入りとなる。注目される材料としては、3日に発表される日銀企業短期経済観測調査と、TOPIX浮動株比率見直しの発表となる。短観に関しては、大企業製造業の業況判断指数(DI)の市場コンセンサスは20、ハイテク関連の在庫調整一巡や、設備投資の拡大などを受けて内外需そろっての改善を予想する向きが多い。さらにここにきての株価上昇で企業家心理が一層改善しているとの声も聞かれており、コンセンサスを上回る可能性もありそうだ。ただし、市場ではこれを相当織り込んでいると考えられるため、多少上ぶれたとしても反対に材料出尽くしにつながる可能性もあると考えられる。

 TOPIX浮動株比率見直しの発表は、3日の午後4時に予定されている。今年4月に発表された比率は04/3時点の株主情報に基づいて計算されており、今回発表される比率は05/3時点の株主情報を使用する。したがって、04/3から05/3の間に株主構成が変わった銘柄については比率が変更されるため、比率が上昇した銘柄に対しては買い需要を手掛りにした思惑的な動きがでることが考えられる。各社の浮動株と固定株の定義について見解が分かれるところがあるが、新生銀、日東電、佐田建、武富士、電子計算、ダイエー、ミスミG、イー・アクセス、CSK、S・サイエンス、新日鉱HDなどが浮動株比率の上方修正を予想する声が多い銘柄だ。

 なお、息の長い買い越しを続けている海外投資家だが、10月は資金流入が減少するとの見方がされている。これはイスラム教では太陽歴の10/4頃から約1ヶ月のラマダンに入る公算があるためとされている。これによりオイルマネーの流入が一旦途絶えることが考えられ、先駆した鉄鋼株などは上値が重たくなることが想定されている。しかし、長期上昇トレンドの中での調整であるため、利食いを急ぐよりは押し目買いのスタンスが妙味と考えられる。また、日経平均が膠着感を強めるようなら、先駆していた鉄鋼、銀行など内需関連には利食い圧力が強まるため、相対的に出遅れ感のあるハイテクの一角や、値幅調整が完了してきている新興市場の中小型株に短期値幅取りの資金が流入しそうである。

 NT倍率は先週さらに低下を続け、日経平均の8000円割れ水準を下回っている。そのため、日経平均の寄与度の高いハイテク株にはテクニカル的な反発が期待できよう。また、韓国サムスンの大規模な設備投資計画や、米マイクロンテクノロジーの好決算もハイテク株にとっては好タイミングでの支援材料となろう。ただし、あくまでも調整の中での対応であり、基本的には内需主導の相場展開との見方は変わらない。


=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-5.投資信託基準価額
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詳しくは
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┃■┃投資信託にあらたに3銘柄が仲間入り
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=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-6.マネックス・ビーンズ証券CEO 松本大のつぶやき
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10月3日   <剽窃(ひょうせつ)>

 著作権というのは、中々複雑で厄介なものです。一方で著作者の権利が守られなければいけませんし、また一方ではいいものであればあるほど、文学作品等であれば多くの人に読まれた方がいいですし、ビジネス・アイデアであれば多くの人に利用された方がいいものです。この、『作者利益と社会効能のバランス』が難しい訳です。文学の世界ではプロジェクト・グーテンベルクというものがあり、世界中で著作権の切れた古典を一字一句デジタルで再現してインターネット上の図書館のような所にアーカイブし、誰でも利用出来るようにしています。私にとって2番目に付き合いの長い知人もそのプロジェクトに参加していました。

 金融の世界ではビジネス・アイデアは特許等を取らないのが一般的な、少なくともウォール・ストリートでは、常識です。金融に於いては流動性が命なので、いいアイデアはマーケットの共有の財産としてみんなで使おうという発想が根底にあるのだと思います。まぁこのように、国によっても、対象によっても、考え方やそのセンシティビティは違ったりしますが、どのような場合であっても『剽窃』だけはいけないモナ。

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┃■┃マネックス・ビーンズはお客様のご意見を聞くことが好きです!
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  マネックス・ビーンズ証券では、座談会形式でお客様のご意見をお聞き  する「オリエンテーションコミティー」という機関を設置しており、次回  11月19日(土)、都内で開催いたします。

  テーマは、「マネックス・ビーンズ証券の成長に必要なものは何か?」
  往復の交通費はマネックス・ビーンズ証券にて負担いたしますので、地方  のお客様も奮ってご応募ください。
  http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new/news509a.htm

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┃■┃オルタナティブ投資ファンド「アジア フォーカス」の基準価額に関して┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  アジア ファンド・オブ・ファンズ連動型投信(愛称:アジア フォーカス)  は、2005年9月29日現在純資産額51億8,860万円となり、予想を上回る多く  の方にご購入をいただきました。ありがとうございます。

  直近の運用成果や基準価額等については下記をご覧ください。
http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new/news509b.htm
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