マネックスメール 2006年3月10日(金)

1999年から発行しているマネックス証券の人気メルマガ「マネックスメール」を、ウェブ上で再読できます。

マネックスメール 2006年3月10日(金)

◆◆◆◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◆◆◆
 楽しい!学べる!得をする!
 マネックスメール<第1621号 2006年3月10日(金)夕方発行>
  http://www.monex.co.jp/
   <口座開設はこちら(無料)>
http://www.monex.co.jp/AccountRegistration/0/guest/G300/acc/index.htm◆◆◆◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇マネックス証券株式会社◇◇◇◇◇◆◆◆

====================================================================== ┏━━━━━━━┓ Sony Financeから新登場 ≪ eS-card plus ≫
 ┃ もれなく ┃ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ┃ ギフトカード ┃ 【 安心の金利 】>>> 実質年率8.7%〜
 ┃ プレゼント! ┃ 【信頼のご利用枠】>>> 最大300万円
 ┗━━━━━━━┛ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    http://es.sonyfinance-card.com/monex.asp?s=83996 
======================================================================
広告のお問い合わせは、mailto:monex-ad@monex.co.jp へ

----------------------------------------------------------------------
      【 〜ブックビルディングのお知らせ〜 】
★当社取り扱いの新規公開銘柄や既公開株式の公募・売出のお知らせです★
----------------------------------------------------------------------
■ 公募・売出株式のご案内 ■

●楽天株式会社(4755・JASDAQ) 募集・売出のご案内
・仮条件(ディスカウント率) 2.0%〜4.0% (申込株数単位1株)
・ブックビルディング期間 3/6(月)0:00〜募集価格等決定日まで
・募集価格等決定日 3/14(火)〜3/16(木)のいずれかの日
※最短の場合、3/14(火)にブックビルは締切となりますのでお早めに参加
 下さい

----------------------------------------------------------------------
■ 新規公開株式のご案内 ■
エムケーキャピタルマネージメント(2478)、アルペン(3028)、
アトリウム(8993)、ゴルフ・ドゥ(3032)、ラクーン(3031)、
クラスターテクノロジー(4240)、日本ゲームカード(6261)
----------------------------------------------------------------------
※仮条件、ブックビルディング期間等の詳細はウェブサイトをご覧下さい。
※購入を検討される際は、目論見書の内容をご確認下さい。
http://www.monex.co.jp/StockOrderConfirmation/0/kbodr/kb_bosy_meigara/ichiran/guest

≪本日の目次≫
 1.マネックス相場概況
 2.資産設計への道 〜その209 預貯金だけの資産運用に決別を  内藤 忍
 3.チャートの世界 −第36回−
 4.投資信託基準価額
 5.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 マネックスメール解除の方法は一番下にあります
 またバックナンバーは以下でご覧頂けます。
http://www2.monex.co.jp/monex_blog/index.html

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
1.相場概況
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

あく抜け感が強く、米国株安や外国人売買動向も影響されず堅調な動き

日経平均            16,115.63 (△78.72)
日経225先物         16,010 (△80 )
TOPIX            1,647.27 (△ 6.26)
単純平均             527.05 (△ 4.82)
東証二部指数           4,845.57 (△43.85)
日経ジャスダック平均       2,540.17 (△21.31)
東証一部
値上がり銘柄数         1,016銘柄
値下がり銘柄数          572銘柄
変わらず             106銘柄
比較できず            2銘柄
騰落レシオ           78.49% △2.44%
売買高            24億4043万株(概算)
売買代金        3兆7203億6000万円(概算)
時価総額          523兆8716億円(概算)
為替(15時)          118.38円/米ドル

◆市況概況◆

 量的緩和解除が決定されたことであく抜け感がでたことで米国市場が軟調で
あったことや寄り付き前の外国人売買動向が売り越しとなったにもかかわらず、
SQ(特別清算指数)算出も大きな波乱はなくしっかりとした寄付きとなりま
した。寄り付きの売り買いが一巡した後も買い気は旺盛で先物を中心に堅調な
動きとなりました。米国市場動向にかかわらず、ここまで売られていた銘柄の
買戻しなどもあって堅調な地合いとなりました。

 それでも後場になると週末ということもあって積極的にポジションを増やす
ような動きもなく、売り買い共に手控え気味となって指数は小動きに終始しま
した。14時に発表になった機械受注統計の数字が予想を下回ったことから機械
株を中心に売られる場面もありました。売られる銘柄も売り方も限定的でした
が、引け際には週末ということで手仕舞い売りもかさみ、上げ幅を縮小して引
けました。

 小型銘柄もあく抜け感が強く堅調な動きとなるものが目立ちました。むきに
なって上値を買い上がるような動きはないのですが、売られすぎた銘柄や好業
績銘柄、割安感の強い銘柄などを個別に物色する動きとなったようです。不動
産株や金融株等業績の割りに量的緩和からの金利上昇懸念から買い手控えられ
ていたものや売られ過ぎていたもの、小売り銘柄のように敬遠されていたもの
に買い直す動きが強く、相場を牽引していました。

 来週以降もあく抜け感から好業績銘柄や高配当利回り銘柄などを個別に物色
する動きは続くものと思われ、「戻れば売り」といった雰囲気から「下がれば
買い」といった雰囲気に市場のセンチメントも変わってきているのではないか
と思われます。機関投資家などの持高調整の動きでひやりとさせられる場面も
あるかもしれませんが、底堅い動きは続くのではないかと思います。

(投資情報センター 清水洋介)

−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・配当利回り(はいとうりまわり)
 1株当たりの配当が、株価の何%に相当するかを見る指標です。
 配当利回り(%)=(1株当たり配当金/株価)×100

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

---- お知らせ 清水洋介の著作 -------------------------------------

『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」』(パンローリング社)
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=3850&c=9784775990254

 セミナーのDVD(ビデオ)「ローソク足と酒田五法」(パンローリング社)
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=3850&c=9784775961094

 『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)
http://spn05619.co.hontsuna.com/article/1670803.html
---------------------------------------------------------------------

◆個別銘柄◆ 

 不動産株が堅調、ディフェンシブ銘柄の一角がさえない展開

JFEHD (5411) 4,370円 △80 円 :100株単位
 利益維持と最終年度の配当性向引き上げなどを示した中期経営計画が買いへ
の安心感につながり、朝方から堅調に推移しました。

住友不動産 (8830) 2,970円 △105 円 
 地価上昇による収益拡大への期待が拡がって株価は堅調に推移し、大幅高で
引けました。

パイオニア (6773) 1,887円 ▼51 円 :100株単位
 今期の連結業績予想で営業赤字が縮小する模様と発表しましたが、株価の
反応は鈍く、軟調な展開となりました。

三井物産 (8031) 1,530円 ▼4 円 
 英ロンドンにあるオフィスビルを買収すると報じられ、軟調な展開から一転
して前日比プラスに転じたものの、引けは小幅安となりました。

ファナック (6954) 9,920円 ▼60 円 :100株単位
 14時に発表された1月の機械受注統計が市場予想を下回ったことで売りが優
勢となり、軟調な引けとなりました。

ミサワHD (1722) 5,590円 △240 円 :100株単位
 連結有利子負債に占める短期借入金が多いことからここのところの金利上昇
への懸念でさえない展開が続いていましたが、量的金融緩和政策が解除された
ことで悪材料出尽くしとの声もあり、買いが集まって引けは大幅高となりまし
た。

◆ランキング◆

詳細は
→ http://www2.monex.co.jp/j/monex_asa_mail/rank.htm

※株式分割銘柄に関してはマネックス証券のウェブサイトにログイン後、
「投資情報」→「株式周辺情報」→「資本異動銘柄」をご覧ください。

 本コラムに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測
であり、情報の正確性について保証するものではありません。また、内容は
予告なく変更されることがあります。なお、本コラムは情報提供のみを目的
として作成されたもので、有価証券の売買、為替取引の勧誘を目的とした
ものではありません。


=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
2.資産設計への道 
  〜その209 預貯金だけの資産運用に決別を  内藤 忍
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

=============<資産設計情報>==============
早稲田大学オープンカレッジで14回目となる「内藤忍の資産設計塾」。超初心
者限定で、先着順受付中。詳細については下記Webをご覧ください。
http://www.waseda.jp/extension/
−−−−−−−−−−<資産設計への道〜その209>−−−−−−−−−−−−

預貯金だけの資産運用に決別を

 昨日、日銀が金融政策決定会合で量的緩和政策の解除を決定したという報道
がありました。その中で注目したのは日銀の政策委員が中期的に考える望まし
い物価上昇率の目安として前年比0〜2%(中心値1%)という数字を明記したこ
とです。

 日経ネットの記事によれば、総務省が3月3日発表した今年1月の全国の消費者
物価指数は97.7と前年同月比0.5%上昇(生鮮食品を除く)しました。国内景気
の低迷によって1998年7月から下落基調が続いていたのが2005年10月にプラスマ
イナスゼロまで戻り、11月、12月と0.1%のプラスとなりました。

 この背景には原油高によるエネルギー関連価格の上昇があるわけですが、日
本経済はついに新しいフェーズに入ってきたようです。

●デフレからインフレへ
 新しいフェーズとはデフレからインフレへの転換です。デフレとはモノの値
段が下がっていくこと。相対的にお金の価値が上がります。「昨日の100円より
今日の100円の方が価値がある」状態です。

 2000年代前半にはユニクロのフリースに代表される価格破壊という言葉があ
りました。価格の下落によってお金は持っているだけで実質的な価値が殖えて
いったデフレの時代です。

 一方インフレとはデフレの逆。モノの値段が上がっていく状態です。お金の
価値が下がっていくことになりますから「今日の100円より昨日の100円の方が
価値があった」状態です。今後インフレになれば放っておくとお金の実質的な
価値が下落していくことになります。

●もう1つのインフレ要因
 インフレ要因として原油価格の上昇といった要因に加え、日本独自の問題と
して消費税の引上げがあります。現在5%の消費税は今後引上げが予想されます
。例えば消費税が10%になれば105円のものは110円になります。つまり消費税
の引上げは確実にインフレ要因として作用することになるのです。

 金融市場でどのくらいの物価上昇が見込まれているかは長期国債と物価連動
国債の金利を比較することで計算できます(詳細は拙書「資産設計塾 実践編」
23ページ)。消費税引上げによる影響も含め、10年後には物価が今より約8%上
昇していると予想されています。つまり今持っている100万円はそのままにして
おくと実質的な価値は10年後に92万円になる可能性があるのです。

●さらに襲いかかるリスク
 インフレになる要因としては円安もリスクです。円安とは円の価値が下がっ
ていくこと。例えば1ドル118円前後の為替レートが150円になれば、1ドルの輸
入品の価格は118円から150円に値上がりすることになります。

 日本の食糧自給率(カロリーベース)は40%です。つまり毎日食べているも
のの60%は輸入品ということになります。円安によって生活必需品である食品
の価格が上昇することになれば生活に大きな影響が出てしまうのです。

 為替について考えておくべきなのは「円高になったらどうする」ではなく
「円安になったらどうする」というシミュレーションです。

●守る資産設計
 ではそんな時代の転換点でどのような対策を考えたら良いのでしょうか。目
減りしないために少なくとも守る資産設計をする必要があります。守る資産運
用とは実質的な資産を目減りさせないように、最低でもインフレ率よりも高い
リターンを目標に資産を殖やしていこうというものです。

 例えば10年で8%のインフレが予想されているのであれば8%以上の運用を行
うことができれば資産の目減りを防ぐことができるからです。そのためにはあ
る程度のリスクを取らないと実現はできません。

●預貯金だけの資産運用に決別を
 預貯金の現状の金利では、8%のリターンは実現できません。現状の金利水準
が続くとすれば株式、外貨などのリスク資産への投資を考えることになります。
株式や外貨への投資をはじめる勇気が無いという場合でも、少なくとも普通預
金に預けておくよりは個人向け国債なども検討してみることが重要です。今回
は初回の金利が0.85%です。
http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new/news6032.htm

 はっきりしていることは預貯金だけの資産運用に決別しないと守る資産設計
は実現できないということです。行動することから守る資産設計ははじまるの
です。

今回の話のまとめ---------
●デフレからインフレへ世の中のフェーズが変わりつつある
●最低でも守る資産設計をしなければならない
●預貯金だけの資産運用に決別を!


ではまた来週・・・。


内藤 忍
株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長
http://www.monexuniv.co.jp/

資産設計について聞いてみたいことがある方はメール件名「内藤」宛で
feedback@monex.co.jp まで(コラムで紹介させていただく場合があります)
ります)


=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
3.チャートの世界 −第36回−
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

−実践編:「ゴールデンクロス・デッドクロス」 −

 ゴールデンクロス(以下「GC」)は買いシグナル、デッドクロス(以下
「DC」)は売りシグナル、とよく言われますが、実はGCで買ってDCで売
るとそれほど儲かるものではありません。移動平均の期間の取り方によっては
うまく儲かるように見えることもあるのですが、どうしても移動平均自体に遅
効性があり、その「遅れる」指標から導き出されたシグナルはどうしても「遅
れる」ことになってしまうのです。(チャートの世界第8回参照)実際にGC
の後上昇し、DCの後下落することも多いのですがGCで買ったときはすでに
十分に高く、逆にDCで売ったときはすでに大きく下落したあとであることが
多いのです。実際にいくつかの事例を挙げておきますので、以下の事例を見て、
「遅れる」という意味をよく確かめてみて下さい。

図表一覧
⇒ http://www2.monex.co.jp/j/chart/Gcdc.htm

 図1.は日経平均の日足(ひあし)チャートです。図の青い線が75日移動平
均線、赤い線が25日移動平均線です。ここで赤い線が青い線を下から上に上回っ
てくることを「GC」逆に赤い線が青い線を上から下に割り込んで来ることを
「DC」とします。図1.ではGCが3回、DCが2回起こっています。GCは
買い、DCは売り、と言われますが果たしてそこで売り買いをしたら儲かるも
のなのかどか検証してみたいと思います。

 図2.は図1.のAの拡大図です。図の赤い丸のところでGCとなっている
のですが実際にはGCの起きた水準に株価があるのではなく、赤い矢印で示し
た水準に株価があるのです。青い線も赤い線も上昇を続け右肩上がりの相場が
続いているように見えるのですがGCが確認できたところではすでに株価は下
落してます。GC=買い、と言うことであればここから上昇に転じる、という
ことになります。

 図3.では図2.で反発が期待された株価が期待に反し下落を続けてしまい
ました。図2.で見たGCは見事に「ダマシ」となったケース(と言ってもG
C=買い、というのはあくまでも「仮定」でしかなく、ここでも目的は本当に
GC=買い、DC=売り、で良いのかどう検証することにあります)です。そ
の後は戻りを見せたものの図の青い丸で今度はDCとなり、GCで買い(図の
赤い矢印)DCで売り(青い矢印)と「教科書通り」の取引をすると失敗となっ
たのです。今度はDCとなったところを見ると先ほどのGCのケースとは逆に
DCが確認されたところでは株価は下落も止まり、戻り歩調にあることがわか
ります(図の青い矢印)今度もDC=売りであるとすればこの戻りも限界があ
り、ここから下落することになるのですが・・・。

 図4.では図3.で見たDCのところは見事に「戻り高値」となり、その後
下落、DC=売り、が正解となりました。ただ、直後の急落場面でしっかりと
買い戻しておかないと何度か戻る場面もあり、DC=売りが正解、と言い切れ
ないことになります。次のGCを見てみると(赤い丸、矢印のところ)これも
また、移動平均線の遅効性を示すものでGCとなるころにはDC後の戻り高値
を抜けて十分に戻って、株価は随分と高いところ(赤い矢印)にあり、DCで
売り、GCで買う、と言う取引では利益を出すことは難しいことがわかります。
十分に戻ったところ、DC後の高値を抜けたところでGCが出現しているので
すが、このGCで買うとしっかりと儲けることは出来るのでしょうか?

 図5.ではGCの直後はしっかりと上昇したもののすぐに下落その後は再び
上昇となりました。この結果を見る限りは今度のGCも正解、とされるものと
思います。ただ、前回までと同様にGC=買い、は正解としても次にDCが出
現するまで保有を続けているとその後の急落に巻き込まれてDCが出現してか
ら売ることになると(図の青い矢印)損をしてしまうことになります。ここま
での動きを見てもお分かりの通り、GCやDCが出現するところはしっかりと
上昇トレンドや下降トレンドが確認されたところで出現するものであることが
わかります。したがってGC=買いが正解であるケースでもDCを待って売っ
たのでは利益にならず、逆にDCで売ってその後も下落したとしてもGCとな
るまでに買い戻さないと儲からない、ということになるのです。図5.の最後
にあるDCのあとは売りで正解となるのか、それとも十分に下がったところで
出現したDCだけに「ダマシ」となって反発するのかが注目されます。

 図6.では図5.のDCが安値圏で出現したことでその後は大きく下がるこ
とはなく、もたついた動きとなった後上昇してしまいました。DCで売ってい
ると(青い矢印)なかなかうまく儲けることは出来なかったのではないでしょ
うか。その後も戻りを続けわりと早いタイミングでGCとなりました(赤い丸)
。DCで売ってGCで買うといった単純な取引ではここでも大きく損をしてし
まったことになります。(図の青い矢印で売り、赤い矢印で買いとなります)
図の丸の位置で売り買いを考えると青い丸で売り、赤い丸で買い、なので儲かっ
ているようにも見えますが、実際に青い丸が出現したときは株価は青い矢印の
位置にあり、赤い丸が出現したときは赤い矢印の位置にあるのです。移動平均
線の遅効性がここでもはっきりと見てとることが出来ます。

 図7.では図6.でのGCの後大きく上昇となった様子が見られます。この
後もご承知の通り日経平均は上昇を続け、ここでのGCを信じて買っておけば
大儲けが出来たということになります。GCで買ってDCで売る、ということ
だけではうまくいかないことがお分かりいただけましたでしょうか。GC後に
上昇、DC後に下落となることは多く、そういう意味ではGCで買い、DCで
売りは正解とも思えるのですが、どちらも出現のタイミングが遅く、何かの指
標などで買ったあとにGCでそのトレンドを確認するというような使い方、あ
るいはDCで損切る、など使い方の工夫が必要ということでしょう。単純にG
Cで買えばDCまでは売らない、DCで売った後はGCまで買わない、という
ことではなく、売り買いの反対売買のタイミングを他の指標などで計る必要が
ると言うことです。来週はGC、DCのタイミングを日経平均という指数では
なく、個別の銘柄でうまくいったケース、ダマシとなってしまったケースなど
いくつか見て行きたいと思います。


 (マネックス証券 投資情報センター長 清水洋介)

 「チャートの世界」のバックナンバーは以下でご覧頂けます。
http://www2.monex.co.jp/forum/archives/b_shimizu/index.html

 また、ご意見・ご質問はメール件名「清水」宛で
 mailto:feedback@monex.co.jp
 までお送りいただければ清水から回答いたします。


-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
4.投資信託基準価額
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
詳しくは
→ http://www.monex.co.jp/FundGuide/0/syohin/tousin/syohnitirhyouji/guest

※マネックス証券の全取扱いファンドが騰落率順に表示できます。
※外国投信を売買する際の適用為替レートは、ログイン後「投資信託コーナー」
トップ画面の「適用為替レート」でご確認いただけます。


=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
5.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

3月10日   <退学>

 取材で小学生の頃の写真を頼まれて探してみると、制服を着た写真が出て来
ました。小学校の1・2年だけ近所の私立の学校に行っていたので、その頃の
ものです。酷いみそっ歯で笑えるのですが、実は私はこの学校から放校されて
います。

 兄は公立の小学校に行ったのですが、先生と合わなかったため、家から20
0メートルぐらいの所に小・中・高一貫のミッション・スクールがあったので
そこに転校しました。一緒に行けるので、私もその学校に入学しました。私が
小2の時に、兄は自ら中学受験を志望しました。残念ながら落ちてしまったの
ですが、その結果、そのミッション・スクールの中学には進学せずに、近所の
公立の中学校に行くことになりました。

 すると先生が私に聞きました。「うちは一貫教育の学校だから、途中でやめ
られるのは困る。お前も4年後に受験するのか?今決めてくれ。」私は家に帰っ
てきて、母に云いました。「聖書の時間で、”明日のことは神のみぞ知る”と
云っていたのに、4年後のこと聞くなんておかしいよ!」その晩二人で新約聖
書をひっくり返して、確かにそのような言葉を見つけました。翌日二人で学校
に行き、校長先生に私から云いました。「明日のことでさえ神様だけが知って
いるというのに、4年後のことなんて決められません。」校長先生曰く、「今
すぐにやめて下さい。」私はその場で退学することになり、兄が合わずにやめ
た公立の小学校に、出戻るように転校することとなりました。

 そんなことを聞く学校も、反抗する小学校2年生も、どっちもどっちですが、
加えてそれを助長する親も、今考えると不思議な存在です。しかし或る意味の
どかで、遠いけれども鮮明に憶えている、とても大切な想い出です。そんなこ
とが出て来た写真を見て、頭と心の中に広がりました。


■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    株式ミニ投資(ミニ株)お取扱い対象銘柄を拡大しました
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■

  売買単位は通常の10分の1。ポケットマネーで投資ができると好評の
  株式ミニ投資。今回、対象銘柄に新たに約300銘柄を追加、合計で
  約600銘柄となりました。
  http://www.monex.co.jp/Etc/00000000/guest/G3200/mini/index.htm

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
創刊号からのマネックスメールバックナンバー(マネログ)はこちらから
→ http://www2.monex.co.jp/monex_blog/index.html

マネックスメール全文を過去にさかのぼって読むことはもちろん、“つぶやき”
の部分だけをさかのぼることや、キーワードで過去のある部分を検索すること
も可能です。ぜひ一度お試しください。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ご意見や、皆様の身近な投資情報は、こちらまでお寄せ下さい。
マネックス証券へ  mailto:feedback@monex.co.jp

===================================
<マネックスメールを解除したい時は>
 マネックスメールの受信解除、メールアドレスの変更等はこちらへ
 ▽ https://stgi.monex.co.jp/php/mon_reg_form.php
 アドレスの変更の場合、お手数ですが、旧アドレスの解除、新規アドレスの
 登録という方法でお願いします。
▽口座に登録しているメールアドレスを変更しても、マネックスメールの配
信先アドレスは変更されません。上記のページより変更のお手続をお願いし
ます。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
●配送できないメールアドレス等の解除について
マネックスメールでは、ご登録いただいたメールアドレスに間違いがありメー
ルを配送できない場合や、何らかの理由で一定期間登録メールアドレスへメー
ルが配送されない場合、その他弊社がやむを得ないと判断した場合には、登録
メールアドレスを解除させていただくことがございます。予めご了承下さい。
マネックスメールへのご登録にあたりましては、正しいメールアドレスが入力
されていることをご確認下さい。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
マネックスメールはマネックス証券株式会社(以下「当社」)が発行するメー
ルマガジンです。マネックスメールの著作権は当社に属し当社の許可なく複製・
再配信等を行うことはできません。当社は有価証券の価格の上昇又は下落に
ついて断定的判断を提供することはなく、マネックスメールをもって有価証券
の売買を勧誘するものでもありません。投資等のご判断は、ご自身の自己責任
においてされますようお願い致します。当社は、お客様のマネックスメール情
報サービスのご利用により生じた損害につきましては、その責を負いません。
またマネックスメールに他社から提供されているコンテンツに関しては、それ
ぞれの会社が作成したものであり、その内容の正確性・有用性等について当社
は一切責任を負いません。
マネックス証券株式会社  http://www.monex.co.jp/ 
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

マネックスからのご留意事項

「マネックスメール」では、マネックス証券でお取扱している商品・サービス等について言及している部分があります。
マネックス証券でお取引いただく際は、所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。お取引いただく各商品等には価格の変動等による損失が生じるおそれがあります。また、信用取引、先物・オプション取引、外国為替証拠金取引をご利用いただく場合は、所定の保証金・証拠金をあらかじめいただく場合がございます。これらの取引には差し入れた保証金・証拠金(当初元本)を上回る損失が生じるおそれがあります。

商品ごとに手数料等及びリスクは異なりますので、詳しくは「契約締結前交付書面」、「上場有価証券等書面」、「目論見書」、「目論見書補完書面」又は当社ウェブサイトの「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」をよくお読みください。

マネックスメール登録・解除

5000号以降のマネックスメール

コラム一覧