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マネックスメール<第1626号 2006年3月17日(金)夕方発行>
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≪本日の目次≫
1.マネックス相場概況
2.資産設計への道 〜その210 日本株ファンドの選び方 内藤 忍 3.チャートの世界 −第37回−
4.投資信託基準価額
5.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
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=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-1.相場概況
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
先物に振り回わされて結局最後は高値引け
日経平均 16,339.73 (△243.52)
日経225先物 16,240 (△150 )
TOPIX 1,663.98 (△ 18.92)
単純平均 534.31 (△ 5.40)
東証二部指数 4,878.73 (△ 17.02)
日経ジャスダック平均 2,574.79 (△ 4.74)
東証一部
値上がり銘柄数 1,261銘柄
値下がり銘柄数 338銘柄
変わらず 94銘柄
比較できず 2銘柄
騰落レシオ 87.20% △8.34%
売買高 15億2960万株(概算)
売買代金 2兆0944億8500万円(概算)
時価総額 529兆3258億円(概算)
為替(15時) 116.73円/米ドル
◆市況概況◆
米国株が堅調であったことや昨日の大幅下落の反動もあって買い先行の始まりとなりました。寄り付きの買いが一巡した後は寄り付き前の外国人売買動向(市場筋推計、外資系12社ベース)が売り越しであったことから戻り売りや見切り売りに押されもたついた動きとなりました。10時半頃には先物にまとまった売りもあって軟調な動きとなるものが多く、先物は前日の終値を下回っての動きとなりました。
昼の市場外取引が買い越しであったと伝えられたこともあって後場に入ると先物は堅調な動きとなりましたが、東京市場の取引が始まると先物にまとまった売りが出て全般に軟調な動きとなりました。日経平均が昨日の終値近辺になるとさすがに下げ渋る動きとなり、底堅い動きが確認されると週末ということで手仕舞いの買戻しでも入ったのか、先物から急速に戻し始め、いったん戻り始めると買戻しを急ぐような動きもあって、大幅高となりました。
いずれにしても小型銘柄も主力銘柄も先物の動きに振り回されるような展開となり、出来高が少なく、市場参加者の少ない中で大きく振らされるものが多くなりました。結局最後まで買戻しの動きもあり、ヘッジ売りなどをこなして大幅高となりました。小型銘柄も主力銘柄も業種的にどうの、というような動きはなく個別の材料で上げ下げするものと先物の動きに振らされるものばかりとなったようです。
週明けは飛び石連休の狭間ということでトレンドを追うような動きというよりも目先的な需給動向に振らされる、その日限りの動きとなって来るのではないかと思います。もう少し長い目で見ると、何となく買い場を探している、買う材料を欲しがっている向きが多いような気もするのですが・・・。
(投資情報センター 清水洋介)
−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・手仕舞い(てじまい)
保有している銘柄や信用取引の建て玉などを売却や返済をして現金化するこ とをいう。つまり、保有しているポジションを減らす、もしくは、なくすこ とをいう。手仕舞いが行われる理由は、利益を確定するために「手仕舞い」 をする他、週末などの取引がない日に何が起こるかわからないリスク(政治 的要因やテロなどの「イベントリスク」)を出来るだけとらないようにする ために行われることもある。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
---- お知らせ 清水洋介の著作 -------------------------------------
『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」』(パンローリング社)
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=3850&c=9784775990254
セミナーのDVD(ビデオ)「ローソク足と酒田五法」(パンローリング社)http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=3850&c=9784775961094
『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)
http://spn05619.co.hontsuna.com/article/1670803.html
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◆個別銘柄◆
先物主導でほぼ全面高の中、石油関連銘柄は軟調
住友信 (8403) 1,229円 △36 円
第二地銀の八千代銀行の筆頭株主となることが報じられ、店舗網の拡大など
による収益拡大を期待する買いが入り、引けは大幅高となりました。
トレンド (4704) 3,940円 △170 円 :500株単位
国内証券系シンクタンクが投資判断を引き上げたことが材料となって、買い
が集まって堅調に推移し、高値引けとなりました。
東エレク (8035) 7,510円 △100 円 :100株単位
北米エリアの半導体製造装置のBBレシオ(出荷額に対する受注額の割合)
が改善したことを受けて朝方は買いが先行しました。ただ、その後は戻り売り
などに押されてさえない展開が続きましたが、相場全体が上昇に転じてからは
前日比プラスとなり、堅調な引けとなりました。
ナイガイ (8013) 176円 △7 円
取引時間中に2006年1月期の連結最終益が上方修正となった模様と報じられ、
軟調な展開から一転して前日比プラスに転じ、引けは堅調となりました。
ソフトバンク (9984) 3,140円 △120 円 :100株単位
英ボーダフォン日本法人の買収を巡って米投資会社との買収競争が激化する
ことを懸念する見方があって、最近はさえない展開が続いていましたが、同社
が買収することで近く合意に達すると報じられ、財務負担の増加への懸念が薄
らぎ、高値引けとなりました。
ホンダ (7267) 7,080円 ±0円 :100株単位
円高が進行したこともあって、売りが優勢となってさえない展開が続き、引
けは前日と変わらずとなりました。
◆ランキング◆
詳細は
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※株式分割銘柄に関してはマネックス証券のウェブサイトにログイン後、
「投資情報」→「株式周辺情報」→「資本異動銘柄」をご覧ください。
本コラムに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測
であり、情報の正確性について保証するものではありません。また、内容は
予告なく変更されることがあります。なお、本コラムは情報提供のみを目的
として作成されたもので、有価証券の売買、為替取引の勧誘を目的とした
ものではありません。
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2.資産設計への道
〜その210 日本株ファンドの選び方 内藤 忍
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−−−−−−−−−−<資産設計への道〜その210>−−−−−−−−−−−−
日本株ファンドの選び方
株式市場で運用する方法には3つあるということは繰り返し書いてきました。
市場連動にするインデックス運用、自分で銘柄を選ぶアクティブ運用、そして
ファンドマネージャーに運用してもらうアクティブ運用です。この3つを市場の
効率性と自分の銘柄選択能力を考えて使い分けるのが合理的な投資判断という
ことになります。
その中で3つ目のファンドマネージャーに運用してもらうアクティブ運用とは
投資信託を活用するということです。銘柄はファンドマネージャーが選択して
くれる訳ですが、個人投資家はファンドマネージャーを選択する必要が出てき
ます。3000本以上あると言われる投資信託をどうやって選択すれば良いか?こ
れは奥の深い話です。
●投資信託は選ぶのが難しい
拙書「資産設計塾」では投資信託の選定基準として、哲学・実績・手数料と
いう3つの条件を挙げています(75ページ)。哲学とは一貫した運用の方針があ
ること、手数料とは販売手数料と信託報酬の水準です。実績とは過去のパフォ
ーマンスですがどの期間で数字を取るかによって結果が大きく変わります。あ
まり短期間でリターンを比較しても意味がありません。また市場平均(インデッ
クス)などのベンチマーク(基準)との相対値で見るのも原則です。日本株の
ファンドが30%上昇してもTOPIXが同じ時期に40%上昇していたらパフォーマン
スとしてはあまり芳しくないということになるからです。
日経新聞の3月5日に「国内株投信選択のポイントは?」という記事が掲載さ
れていました。2000年2月以前から運用している、つまり運用期間が6年以上あっ
て残高が200億円以上あるファンド27本をランキングしたものです。
●27本のうち9本
6年間のTOPIXのリターンはマイナス3.4%。この市場平均値を上回ったファン
ドは次の9本だけでした。リターンに大きなバラツキがあります。
アクティブバリューオープン 130.7%
さわかみファンド 91.5%
ダイワ・バリュー株・オープン 71.6%
大和住銀日本バリュー株ファンド 46.8%
IBJITMジャパン・セレクション 42.6%
ノムラ・ジャパン・バリュー・オープン 29.6%
メリルリンチ・アクティブ・ジャパン 15.2%
利益還元成長株オープン 4.0%
スーパートレンドオープン 1.0%
●バリュー投資が強い
大きく分けて前半が下落局面、後半が上昇局面。3年単位で分けて分析すると
面白い結果が見えてきます。上位ファンドは特に突出したリターンですが、上
位4本のファンドはすべてバリュー株ファンドです。また5位のIBJITMジャパン
・セレクションは坪田ファンドマネージャーが割安株と成長株の投資タイミン
グを考えるというマルチタイプの運用です。
グロース(成長)型のファンドは後半の3年はTOPIXを上回るリターンのもの
も増えていますが、前半3年ではTOPIXの下落率(▼53.7%)を下回るリターン
のものが多くなっています。一般にグロース型のファンドは下落局面に弱いと
いう傾向が出ていると言えます。
ちなみベストの9本の中でマネックス証券が販売しているのは
IBJITMジャパン・セレクション
メリルリンチ・アクティブ・ジャパン
利益還元成長株オープン
の3本です。
さらにマネックス証券では3月31日(金)より大和投信のダイワ・バリュー株・
オープン(愛称「底力」)を販売開始の予定です。
http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new/news6037.htm
これで9本のうち4本がカバーされることになります。
●さわかみファンド
さて投資信託の品揃えに関して書くと必ず話題になるのがさわかみファンド
です。マネックス証券のお客様が取扱いを強く希望しているという声は澤上社
長にしっかり届いています。と言うのはマネックス証券にいた6年前から何度も
足を運びお願いを続けているからです。
そんな時の澤上さんの答え決まっています。「マネックスで売るのもいいよ
ー。でもその代わり他のファンドは販売やめようね。だって本当に良いファン
ドが1本あれば他はいらないじゃない。」といつもの澤上節です。
ファンドマネージャーのリスク分散が必要というマネックスの主張は澤上さ
んにはまだ受け入れられていただけないようです。
投資信託の選択は本当に難しいものがあります。ファンドもバリューファン
ドだけではなく小型株、グロース株、インデックスと様々なものに分散させる
ことが投信活用のキモだと思っています。そしてもちろん3つの選択基準を常に
意識していくことが前提です。
今回の話のまとめ---------
●投資信託はプロに任せる運用を実現できる商品
●哲学・実績・手数料で選択することになるが現実には難しい
●投資信託も複数銘柄に投資し運用手法・対象を分散させることが重要
ではまた来週・・・。
内藤 忍
株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長
http://www.monexuniv.co.jp/
資産設計について聞いてみたいことがある方はメール件名「内藤」宛で
feedback@monex.co.jp まで(コラムで紹介させていただく場合があります)
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3.チャートの世界 −第37回−
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−実践編:「移動平均線」−
移動平均というのはその計算期間の「買いコスト」「売りコスト」の平均で
あると考えられます。したがって、移動平均から大きく乖離したときは利食い
売りや押し目買い、買戻しなどが入る可能性も高く、移動平均に近づくと下値
支持線になったり、上値抵抗線になったりするのです。そこで今回は移動平均
線が「上値抵抗線」となるケースまた、「支持線」となるケースを細かく見て
行きたいと思います。前回は「日経平均」の日足(ひあし)でゴールデンクロ
ス(GC)、でデッドクロス(DC)を見てみましたが今回は個別銘柄の動きで移動
平均の動きを検証して見たいと思います。
図表一覧
⇒ http://www2.monex.co.jp/j/chart/Idou.htm
図1.はソニー(6758)の2004年からの日足と移動平均(25日=赤い線、75日
=青い線)です。先週見たGCやDCも見られますが、各々の移動平均線と株
価の関係を見てみるとどういう関係になっているのでしょうか。この銘柄が特
別ということではなく、どの銘柄にもあてはまることなのかどうかも含めて見
て行きたいと思います。
図2.でもいくつか移動平均線が「上値抵抗線」になっているケースA、B、
Cの丸に青い矢印のところが見られます。移動平均線だけではどうしてそこで
「上値抵抗線となってしまうのかわかり難いところもありますが、一つずつ細
かく見ていくと移動平均が「上値抵抗線」となっているのと同時にここまでこ
の「チャートの世界」で見て来た「買い」のシグナルや「売り」のシグナルで
しっかりと移動平均線の「上値抵抗線」や「下値の支持線」を指し示している
ことが多いのです。
例えば、図2.のAのところでは戻り歩調となった後に「上ヒゲ線」を引い
て上値抵抗線となった移動平均線(75日)まで戻りを見せているのです。特に
この移動平均線は下落している線で上値抵抗線となり易いものと言えます。そ
して青い矢印のところでも同じように上ヒゲのある線で上昇から下落に転じた
25日移動平均線まで戻ったところでいったんは天井を付けることになったので
す。また、赤い矢印で示したところでは上ヒゲの長い十字足を引いたあと、同
じように上ヒゲの長い足を引き、まだ下落を続けてはいましたが、25日移動平
均線にサポートされるように反発となって来たのです。Bでは依然として下落
を続けていた75日移動平均線をいったんは上回ったのですが、「首吊り足」
(下ヒゲの長い足)を引いたところで下落、その後再び移動平均線を上回る場
面もあったものの「包み足」(=最後の抱き線)で高値を付けるパターンとなっ
たのです。Cでも再び同じような展開となりました。移動平均線を上回ったも
のの「毛抜き天井」となり、しかも「十字足」を引き戻りが限界であることを
示し、その後は下落となったのです。
図3.のAのところでは2本の移動平均線が近づく中でその移動平均線を上に
行ったり下に抜けたりと落ち着きの無い相場となりました。この丸の半ばあた
りからは移動平均線が25日移動平均線、75日移動平均線共にそれまで下落して
いたものが上昇に転じ、相場が変化したことを示しています。その後上昇して
している2本の移動平均線を抜けたことで「節目を抜けた」と考えられ買いの
シグナル、上昇となったのです。Bのところでは25日移動平均線を割り込んで
急落したものの下ヒゲの長い足を引き上昇を続ける75日移動平均の水準で下げ
止まりました。それまでの節目と見られるAの丸の水準まで下落しないことは
75日移動平均線が下落とならないことを示し、この水準が底値となったのです。
その後、Cは急騰したあと25日移動平均線が支持線(=サポート)となったケ
ースです。25日移動平均線が75日移動平均線と大きく乖離するなかで上昇を続
け、下ヒゲの長い足を引き、いったん上昇を続ける25日移動平均線がサポート
となったこと(赤い矢印)でその後も25日移動平均線がサポートとなったのです
。
図4.も下落相場の中でことごとく移動平均線が「上値抵抗線」となったケ
ースです。Aのところではほぼ横ばいとなっている75日移動平均線ですがその
直前の「窓(=空)」をあけたところまでの戻りとなったこともあって、75日
移動平均線が抵抗線となりました。25日移動平均線が勢い良く下落していると
ころであったことで後の「デッドクロス」を予測していたことも抵抗線となっ
た理由ではないかとも思われます。Bでは75日移動平均線は上昇に転じたもの
の25日移動平均線が下落となっているパターンです。25日移動平均線が下げ止
まらない限り大きく75日移動平均線を抜けないと再び下落に転じてしまうので
す。そのときにBではいったん移動平均を抜けたものの「かぶせ線」が出現、
下落を示唆したことで一気に下落することになったのです。
Cでは横ばいから下落に転じた移動平均線が抵抗線になったケースです。25
日移動平均線が下落に転じたところで上値の重い展開となり、移動平均が近づ
いてきたところで大きな陰線を引いて一気に下落となってしまったのです。D
では下落を続けていた25日移動平均線を一気に(実はいったん25日移動平均線で
上値を抑えられたのですが)抜けたことで75日移動平均線も一気に抜けてくる
かとも思ったのですが「包み足」となってその後「孕み足」、下に放れて大き
な陰線と売りのパターンが出て一気に下落となってしまいました。その後は青
い矢印で示したようにいったんは25日移動平均線を割り込んだところで下げ止っ
たのですが、25日移動平均を上回ることが出来ずに再び下落となったのです。
Eでは典型的な高値を付けるケースとなりました。直前の大きな窓(=空)を埋
めたものの25日移動平均線は抜け切れず、「三川」のような形で下落となって
しまったのです。
図5.では赤い矢印のところで一気に25日移動平均線と75日移動平均線を抜
け堅調な動きとなるかに見えたのですが、その後はAのところで、25日移動平
均線と75日移動平均線が絡みあうようなところで2本の移動平均線をサポート
にするような形で底練りの状態となりましたが「毛抜き底」となり反発となっ
たのです。その後は順調に上昇トレンドとなりB、Cでは25日移動平均線まで
下がれば反発、といった形で上伸することになりました。青い矢印のところで
はさすがに移動平均線からの乖離が大きくなったことで上値が重くなったとい
うわけです。図6.は先週と同じ日経平均の日足です。改めて見ても赤い矢印
で指し示したところの移動平均線が「上値抵抗線」や「下値支持線」となって
いることがわかります。このように移動平均線が「節目」となることが多いの
で主要な20日、25日、あるいは75日移動平均線の水準というのは頭に入れて置
く方がいいのではないかと思います。
(マネックス証券 投資情報センター長 清水洋介)
「チャートの世界」のバックナンバーは以下でご覧頂けます。
http://www2.monex.co.jp/forum/archives/b_shimizu/index.html
また、ご意見・ご質問はメール件名「清水」宛で
mailto:feedback@monex.co.jp
までお送りいただければ清水から回答いたします。
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4.投資信託基準価額
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詳しくは
→ http://www.monex.co.jp/FundGuide/0/syohin/tousin/syohnitirhyouji/guest
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トップ画面の「適用為替レート」でご確認いただけます。
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Gomez オンライン証券ランキング
おかげさまで「便利な機能・サービス部門」で第1位
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
マネックス証券は、日本における代表的なeコマース評価機関である
ゴメス・コンサルティング株式会社から、「2006年3月オンライン証券
ランキング」で前回に引き続き、総合第2位を獲得いたしました。
カテゴリー別でも、「便利な機能・サービス」で1位を獲得いたしました。
http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new/news603a.htm
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
5.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
3月17日 <多忙>
やたら忙しくなっています。まるで堰を切ったように、色々なことがやって
来て、対応しなければいけません。例えば今日はそもそも11個のアポがあり、
それに新たに緊急ミーティングが加わったり、色々な電話が掛かってきたり、
次から次に判断しなければならなかったりと、級数的に忙しくなっていきます。
年度末の所為か?と思うと、忙しさの内容は年度とはそれほど関係があるよう
には思えません。要はたまたま波が来ているのだと思います。
たまたま地震が起こるように、たまたま忙しくなる。−複雑系的に考えると、
そういうことでしょうか。流石に体力的にも疲れますが、忙しさの中での清涼
剤は、やはりオモシロい人やいい人に会えたりとか、キラリと光る発言(アイ
デア)を聞いた時です。たかが人、されど人。忙しさの種類が、人との知的摩
擦を伴うものである以上、中々やめられません。さてと、これから初対面の人
と会います。忙しいけど楽しいなぁっと♪
■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
オモシロくて、タメになる!
投資のテレビ局 『マネテレ』 3月分を放送中
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
投資のツボを動画でご紹介、見るマネックス『マネテレ』。
今月は新サービスの「株速ポケット」などをご紹介。
おなじみ佐藤まり江さんも登場!
http://www2.monex.co.jp/lounge/monextv/index.html
※アクセスの集中時など、ご覧になりづらい場合はお手数ではござい
ますが時間をおいて再度お試しください。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
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の部分だけをさかのぼることや、キーワードで過去のある部分を検索すること
も可能です。ぜひ一度お試しください。
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