マネックスメール 2006年4月17日(月)

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マネックスメール 2006年4月17日(月)

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 マネックスメール<第1646号 2006年4月17日(月)夕方発行>
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≪本日の目次≫
 1.相場概況
 2.今日のマネオク
 3.バンガード・海外投資事情
 4.オルタナティブのランダム・トーク
 5.株式市場アウトルック
 6.投資信託基準価額
 7.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき

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=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-1.相場概況
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
売りが売りを呼ぶ展開となって安値引け

日経平均            17,000.36 (▼233.46)
日経225先物         17,030 (▼200 )
TOPIX            1,719.05 (▼ 25.02)
単純平均             543.38 (▼ 8.90)
東証二部指数           5,043.16 (▼ 89.76)
日経ジャスダック平均       2,672.51 (▼ 32.89)
東証一部
値上がり銘柄数          164銘柄
値下がり銘柄数         1,474銘柄
変わらず             56銘柄
比較できず            0銘柄
騰落レシオ           105.26%  ▼ 9.77%
売買高            14億3339万株(概算)
売買代金        2兆0002億3200万円(概算)
時価総額          547兆2847億円(概算)
為替(15時)          118.29円/米ドル

◆市況概況◆

 週末の米国市場が休場で週明けの欧州市場が休場となり、様子見気分の強い中で軟調となりました。朝方こそ底堅い動きを見せたものの期待した通りに戻らないと見ると目先筋の見切り売りや仕掛け的な先物のまとまった売りに煽られるように売り急ぐ動きとなり、大幅安となりました。「これ」といった売り要因も無いのですが、金利上昇懸念、イラン問題などの地政学リスク、個別の業績悪化や不祥事など売り要因を探しては売り急ぐような動きとなりました。
 為替も債券も大きな動きはなく、主要な経済指標の発表があったわけではないのですが、市場の動きを見て動くような投資家が「下向き」と見ると売り急ぎ、その動きを見て目先筋の見切り売りが出て、その下げを見て慌てて「利益が出ているうちに・・・」といった売りも出る、というような「売りが売りを呼ぶ」展開となったのではないかと思います。最近の相場でよく見られる現象ですが、ちょっとしたことを市場が大げさに捉え、元来の材料よりも指数が大きく振れるといったことではないかと思います。

 小型銘柄も軟調となるものが多く見られましたが、特にどこの業種が売られるというような動きはなく、満遍なく売られているような感じです。先物には断続的に仕掛け的な売りが出て指数を押し下げ、市場のセンチメントを悪化させる要因となっていたようです。決算発表の本格化を前に手仕舞いを急ぐ動きもあったのかもしれません。

 総じて軟調な動きとなり、ちょっと前の買い気の旺盛であった相場とは様変わりとなっています。金利上昇や景況感の悪化、個別の悪材料など売る理由を探しては売り煽るような動きも見られ、好業績を再認識するような展開が見えると逆に一斉に買い煽るような動きになって来るのでしょう。先物の仕掛け的な動きに目先筋が振らされて指数が動き、その指数の動きを見てあたふたとしている投資家が多いような気がします。


(投資情報センター 清水洋介)


−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・手仕舞い(てじまい)
 保有している銘柄や信用取引の建て玉などを売却や返済をして現金化するこ とをいう。つまり、保有しているポジションを減らす、もしくは、なくすこ とをいう。手仕舞いが行われる理由は、利益を確定するために「手仕舞い」 をする他、週末などの取引がない日に何が起こるかわからないリスク(政治 的要因やテロなどの「イベントリスク」)を出来るだけとらないようにする ために行われることもある。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

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◆個別銘柄◆ 

 ほぼ全面安の中、好業績銘柄はしっかりとした動き

みずほ (8411) 972,000円 ▼28,000 円 :1株単位
 朝方から売りが先行してさえない動きが続き、引けは大幅安となりました。
同社など内需関連銘柄に海外投資家が利益確定売りを出しているとの声もあり
ました。

アドバンテ (6857) 14,290円 ▼30 円 :100株単位
 今期の収益見通しへの期待もあって買いが集まり、堅調に推移する場面も見
られましたが、利益確定売りなどに押されて上げ幅を縮小し、引けは小幅安と
なりました。

JR東日本 (9020) 895,000円 ▼13,000 円 :1株単位
 「駅ナカ」ビジネスへの課税が強化されると報じられ、税負担の増加による
収益悪化を懸念する売りが優勢となり、さえない動きとなりました。

武 田 (4502) 6,960円 △10 円 :100株単位
 前期の連結営業利益で増益を確保したと報じられたことがきっかけとなって、
今期の収益拡大への期待などもあって買いが集まり、堅調に推移しました。

コスモ石 (5007) 639円 ▼2 円 
 同社の千葉製油所で爆発事故が発生して原油処理量が半減し、収益悪化懸念
などから朝方から売りがかさんで軟調となり、後場に入ってからは切り返して
前日比プラスに転じる場面も見られましたが、引けは軟調となりました。

松坂屋 (8235) 1,052円 △1 円 
 国内系投資ファンドが同社株式を買い増していたことが明らかとなり、思惑
的な買いが入って、堅調な動きとなりました。


日経平均や外国為替などのテクニカル分析が「マーケットメール−夕刊−」に
詳しく解説されています。是非、日々の投資にご活用ください。
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※株式分割銘柄に関してはマネックス証券のウェブサイトにログイン後、
「投資情報」→「株式周辺情報」→「資本異動銘柄」をご覧ください。

 本コラムに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測
であり、情報の正確性について保証するものではありません。また、内容は
予告なく変更されることがあります。なお、本コラムは情報提供のみを目的
として作成されたもので、有価証券の売買、為替取引の勧誘を目的とした
ものではありません。

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2.今日のマネオク
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 本日の各世銀債の参考利率

米ドル3年債:4.52% (-0.02%)  豪ドル3年債:5.14% (-0.04%)
米ドル5年債:4.72% (-0.02%)  豪ドル5年債:5.32% (-0.02%)

◆今日のはてな◆

Q1.マネオクってなに??
 マネオクとはマネックスオークションの通称で、お客さま自身で買いたい通
貨・年限をお選びになり、それに対する利率を入力してお申し込みいただく、
新しい世銀債の注文方法です。
詳しくは↓
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3.バンガード・海外投資事情 第216回
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 「引退資金を増やす手段とは?」

 貯蓄や投資の目的を尋ねられた時、多くの米国人は「老後の資金のため」と
答えるそうです。

 しかし意外なことに、最近米国で行われた調査によると「引退資金を貯める
のに最も効果的な手段」といわれる個人退職金貯蓄(IRA)がほとんどの世帯で
有効に活用されていないことが明らかになりました。

 米国投信業界の全国組織である投資会社協会(ICI=Investment Company
Institute)が2006年1月に公表した報告書によれば、米国の70%以上の世帯は税
金が優遇された何らかの退職貯蓄口座を保有していますが、IRAに加入している
世帯は全体のわずか41%に過ぎません。IRAに加入した人の方がしていない人に
比べて、平均すると貯蓄額が多かったという事実にもかかわらずです(ICIによ
れば2005年度では6倍)。さらに悪いことに、IRAの加入者のうち実際に拠出を
したのは少数で、例えば2004年度では全体の加入世帯のうち60%以下でした。

 「IRAは、米国人にとって非常に心強い退職金貯蓄制度です」とバンガードの
リサーチ・アナリスト、ジーン・A.ヤングは言っています。「もし勤務先が企
業年金プランを提供していなかったり、あるいは企業年金プランに加入してい
るが、その掛け金が限度額に達しているのなら、貯蓄額を増やすためにもIRAへ
の加入を検討してみてください」

 それでは、参考までに米国のIRAについてもう少し見ていきましょう。

 米国の一般の投資家がIRAを選ぶ時、従来のIRAもしくはロスIRAという二つの
選択肢があります。どちらも税制上の優遇措置がありますが、それぞれの特徴
は異なっています。

 伝統的なIRAは課税が繰り延べされるので、加入者には引退後の年金引き出し
時まで運用収益に対する課税がありません。そして、年金を引き出すころには、
おそらく低税率区分に属しているでしょうから、結果的に課税額は低く抑えら
れます。その上、拠出金の一部もしくは全部が拠出時の課税所得から控除され
ます。

 一方、ロスIRAは伝統的なIRAとは異なった特徴を持っています。現在の拠出
金の所得税控除を受けることはできませんが、運用収益の課税は繰り延べされ、
引退後の年金引き出しも非課税です。引退後に高い税率で課税されることが予
想される加入者にとっては特に有利だと言えるでしょう。

 どちらのタイプのIRAを選択しても、複利の効果の恩恵を受けられます。運用
収益を再投資し続けることで資産形成を後押ししてくれるのです。


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 も可能。ファンドの内容はマネックス証券のホームページでご確認下さい。

※投資信託をお申込みの際には、「目論見書」にて詳細をご確認下さい。


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4.オルタナティブのランダム・トーク
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 「知る、好く、楽しむ」

 昨日のマネックス資産運用フェアでは2000人以上の方々が出席いただきまし
たが、スペシャルセミナーの演壇の席からは個人投資家の皆様の熱意をビンビ
ン感じとることができました。いや〜熱かったです。どうもありがとうござい
ました。

 数年前と比べると一般投資家の間で投資教育への意欲は素晴らしく発展して
います。日本の間接金融時代の「お任せ主義」から直接金融時代の「自己責任
主義」への意識改革は、今まで地下に眠っていたマグマのようです。

 やはり、このような時代の展開では物事を知ることが、まず大事です。きち
んと物事について知らないと、まさに「自己責任」で自分が想定していなかっ
た費用や損失を負う恐れがあります。

 ただ、知ることより大事なことがあります。それは、物事を好きになること
です。

 投資という行為をそもそも好きでなければ、いくら知識や理屈を得ても、あ
まり意味がありません。何故かというと、それは行動に移らないからです。行
動に移らない知識は、役に立たない燃料と同じです。

 一方、やはり人間は嫌いな物事、無関心な物事と比べて、好きな物事になる
とステップが軽くなります。投資は、何らかの行動を取ることが必要です。単
にお金を銀行に預けることだけではありません。

 ただ、好きであることより大事なことがあります。それは物事が楽しいこと
です。

 単に好きだけであれば、何かの困難や苦痛と対面したときに挫折してしまう
かもしれません。「ああ、必ず儲かると思ったのに、損をしてしまった。やっ
ぱり、投資は難しいから、もう良いや」と投げ出してしまうのであれば、本当
の投資の妙味を味わうことができません。

 一方、人間は物事が楽しいと感じていると、仮に困難に対面しても、それを
困難と思わず、苦痛も苦痛とは思いません。常にわくわくしているから、どの
ような環境に置かれても好奇心は刺激され、その好奇心が行動の持続につなが
ります。本当に楽しければ、その物事に没頭していますから、挫折するという
考えさえ頭を横切ることはないでしょう。

 投資を、このように楽しむことができれば、機関投資家ではまったく歯が立
たないぐらい個人は投資の妙味である長期投資が実施できます。個人はわくわ
くできますが、機関はできません。だって、お仕事だから。

 だから、知ることは大事。でも好くことはもっと大事。更に楽しむことはもっ
と、もっと大事。これは決して現代っ子の軽々しい愚かな現象ではありません。
二千五百年ぐらい昔の思想家であった孔子が残した論語から、実は引用したも
のですから。


△▼△ 『オルタナティブ投資日記』もどうぞ △▼△
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渋澤健 1961年生まれ。シブサワ・アンド・カンパニー株式会社代表取締役。
オルタナティブ投資を専門とするコンサルティング会社。ムーア・キャピタル・
マネジメントおよびゴールドマン・サックス、JPモルガンなどを経て現職。
(財)渋沢栄一記念財団理事、(社)経済同友会幹事、文京学院大学客員教授
なども務める。著書に『シブサワ・レター 日本再生への提言』『渋沢栄一と
ヘッジファンドに学ぶリスクマネジメント』がある。
http://www.kshibusawa.com


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5.株式市場アウトルック(提供:フィスコ)
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 米ハイテク決算が刺激材料となるか

 日経平均、TOPIXは膠着も時価総額はバブル期並み

 先週はテクニカル的な過熱感が台頭する中、利益確定売り優勢の相場展開と
なった。日経平均は13日に一時17068.96円と3月31日以来の水準を割り込み、新
年度入り後の上昇分を帳消しにしている。また、TOPIXは前週、2000年2月
のITバブル高値を突破し、1991年11月以来の水準を回復していた。これまで
1992年以降続く長期抵抗線レベルであった1750pレベルを突破していたが、週
後半にかけてこれを割り込んでいる。外資系証券によるTOPIXの先行き見
通し上方修正など、先高観は依然として強いものの、目先的には1750pレベル
の抵抗線をサポート出来なかったことで心理的な面からも利食いを急ぐ動きが
あったようだ。

 そのため日経平均、TOPIXともに目先的には25日線レベルまでの調整が
あった方が、その後リバウンドに入りやすいと考えられる。ただ、TOPIX
の長期抵抗線水準では強弱感が対立することになり、調整一巡感からのリバウ
ンドも市場エネルギーの増大が不可欠となろう。海外市場は14日のグッドフラ
イデー(聖金曜日)に続き、独、仏、英は週明け17日もイースターマンデーで
休場となる。先週末の東証1部の売買高はSQにも係らず14億株台に低迷してい
た。そのため、週初は海外資金流入がそれほど期待できない状況であることか
ら方向感の掴みづらい相場展開となりそうだ。また、週末の東証1部の時価総額
は5兆5538億円と、1989年12月のバブル高値の5兆9090億円(月末ベース)に接
近している。時価総額ベースでは既にバブル期に迫っており、今後は利益確定
の動きが一段と強まる可能性もある。更なる上昇には、これを上回るエネルギ
ーが必要ということである。

 今週の注目ポイントは、米ハイテク企業の決算であろう。(18日)IBM、
モトローラー、テキサス・インスツルメンツ(TI)、シーゲート、ヤフー
(19日)アップルコンピュータ、インテル、ノベラス・システムズ、クアルコ
ムなどの1−3月期決算発表が予定されている。3月以降、上昇基調を強めていた
ハイテク株だが、相対的には依然として出遅れ感がある。インテルなどが強い
動きをみせてくるようなら、来週以降に本格化する日本のハイテク企業への決
算期待が強まることになろう。「金利」、「原油」動向による米景気拡大への
不透明感も強まってきているだけに、インテルなどの強い見通しにより、期待
がかかることになる。

 日銀が13日発表した3月の企業物価指数によると、消費者に近い製品の価格が
前年同月比で1%前後上昇した。これまで原油高を背景とした原材料価格の上昇
から、景気回復を背景に最終製品にも価格上昇が波及してきている。2005年の
雇用者所得が5年ぶりに増加に転じるなど所得環境が改善しており、これまで価
格転嫁しづらかった川下へ値上げの動きが広まっている。これにより企業収益
の上振れが期待されることになり、決算発表での上方修正企業が増える可能性
がありそうだ。さらに4月の月例経済報告では、景気の回復期間について「相当
長続きする」との見解が示されている。バブル景気に並ぶのは確実とされてお
り、先行きの企業業績についても期待がもたれる。そのため、決算発表が近づ
くにつれて保守的とみられる企業などには業績上振れ期待が相当強まり、見直
し買いの動きが強まる可能性があろう。

 今週の国内企業の決算では、(17日)松屋、オンワード、ABCマート(18
日)ライフ、ガリバー、サイゼリヤ(19日)テレビ朝日、リコーリース、キャ
ビン(20日)ヤフー、HOYAなどが予定されている。国内の経済指標では、
(17日)2月の鉱工業生産指数(確報)、3月の鉄鋼生産、3月の消費動向調査、
(18日)日銀支店長会議、3月の半導体BBレシオ、3月の工作機械受注、2月の
景気動向指数(改訂値)など。海外では、(17日)4月のNY連銀景気指数、
(18日)3月の米卸売物価指数、3月の米住宅着工、(19日)3月の米消費者物価
指数、(20日)3月の米景気先行指数、4月のフィラデルフィア連銀景況指数な
どが予定されている。


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7.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
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 4月17日    <旧知>

 昨日、資産運用フェアなるものを開かせて頂きました。2000人以上のお
客様がお集まりになり、5時間近くにわたるフェアに熱心に聞き入られていま
した。誠にありがとうございました。

 最近このようなフェア、セミナー等を開く度に感じるのですが、年齢層が上
がりつつあり、またセミナーに聞き入られる姿勢が益々シリアスになられてき
ています。投資、資産形成というものが、一部の余剰的問題から、全部の必需
的問題に変化してきていることを感じます。そのニーズにしっかりと応えてい
かねばならないとの思いを更に強くしました。

 さて、今日のお題は「旧知」です。フェアの終了時に、以前にもセミナーに
参加した方など、多くの方々から声を掛けて頂きました。その中でもっとも驚
きであったのは、NYさんです。社会人になる時に、当時の勤め先の入ってい
たビルの1階にあった某銀行に口座と貸金庫を開けました。NYさんはそのお
店で、カウンター越しに色々と面倒を見てくれた方です。その支店は統廃合の
波の中でなくなってしまい、私の口座はちょっと離れたお店に移管されました。
NYさんもそのお店に移り、その頃迄はたまにお話しすることもあったのです
が、その支店もまた別の支店に統合されて移管されてしまった頃から、音信不
通になっていました。そのNYさんが、昨日の資産運用フェアに来て下さり、
「お久しぶりです」と声を掛けて下さいました。以前と殆ど変わらない、NY
さんでした。

 歳のせいでしょうか、旧知が増えています。新しく知り合うことも素晴らし
いことですが、古くからの知人に評価されるような仕事をしていきたいとつく
づく思います。


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