マネックスメール 2006年4月21日(金)

1999年から発行しているマネックス証券の人気メルマガ「マネックスメール」を、ウェブ上で再読できます。

マネックスメール 2006年4月21日(金)

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 マネックスメール<第1650号 2006年4月21日(金)夕方発行>
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≪本日の目次≫
 1.相場概況
 2.今日のマネオク
 3.資産設計への道
  〜その215 リターンだけではなくリスクも考える  内藤 忍
 4.チャートの世界 −第42回−
 5.投資信託基準価額
 6.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき

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 マネックスメール解除の方法は一番下にあります
 またバックナンバーは以下でご覧頂けます。
http://www2.monex.co.jp/monex_blog/index.html

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-1.相場概況
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
主力優良銘柄だけは堅調で指数を押し上げる展開

日経平均            17,403.96 (△86.43)
日経225先物         17,420 (△70 )
TOPIX            1,756.40 (△ 8.54)
単純平均             550.12 (△ 0.41)
東証二部指数           4,994.92 (▼62.06)
日経ジャスダック平均       2,623.70 (▼35.07)
東証一部
値上がり銘柄数          883銘柄
値下がり銘柄数          702銘柄
変わらず             109銘柄
比較できず            1銘柄
騰落レシオ           110.91%  △6.64%
売買高            17億5541万株(概算)
売買代金        2兆9212億3000万円(概算)
時価総額          558兆6557億円(概算)
為替(15時)          117.61円/米ドル

◆市況概況◆

 米国市場はもたついた動きであったものの堅調な底堅い動きとなったのですが、寄り付き前の外国人売買動向(市場筋推計、外資系12社ベース)が売り越しと伝えられたこともあって、売り先行となりました。それでも寄り付きの売りが一巡した後は下値をむきになって売り叩くような動きもなく底堅い動きとなりました。底堅さが確認されると国際優良株を物色する動きも進み、また好業績銘柄を中心に底堅い動きとなるものが多く、堅調となりました。

 昼の市場外取引は金額は大きくやや買いが優勢と伝えられたのですが後場に入ると週末の手仕舞い売りや先物へのヘッジ売りなどもあって上げ幅を縮小しました。最後は好業績が期待されるような銘柄や好業績を発表した銘柄まで売られるといった状況で買い手控え気分の強い展開となりました。決算発表の本格化を前にいったん利益や損失を確定する動きとなったようです。

 小型銘柄は値動きの悪さを嫌気するような展開で軟調となりました。主力銘柄には腰の据わった買いも見られたのですが、小型銘柄は値動きが悪くなると途端に売り先行となるパターンは変わらず終始軟調な展開となりました。先物へのまとまった売り買いも見られましたが、どちらかというとまとまった買いよりもまとまった売りに追随する動きが多く、下向きへの勢いが強く見られました。

 来週も引続き決算をにらんでの動きが続くのでしょうが、月末接近ということでディーラーは動きにくく、逆に投資信託などの買いは期待され、底堅い動きのなかで目先的な動きにかなり振らされるような動きになって来るのではないかと思います。好業績を発表したにもかかわらず、出尽くし感で売られたような銘柄の押し目を拾っていっても良いのではないかと思います。


(投資情報センター 清水洋介)


−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・ディーラー(でぃーらー)
 自らの資金を使い、自らがそのリスク(損益)をとり、証券等を売買する人 のこという。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

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◆個別銘柄◆ 

 TOPIXコア30銘柄は大幅高

ホンダ (7267) 8,120円 △360 円 :100株単位
 朝方から買いが集まって堅調に推移し、大幅高で引けました。米・GM(ゼ
ネラル・モーターズ)が発表した四半期決算の赤字幅が従来予想より縮小した
と伝わり、日米間の自動車における貿易摩擦懸念が和らいだと指摘する声もあ
りました。

JFEHD (5411) 4,560円 ▼150 円 :100株単位
 特に材料は見られなかったのですが、朝方からさえない展開が続き、大幅安
で引けました。海外のヘッジファンドなどからの大口売りを指摘する声もあり
ました。

ソニー (6758) 6,150円 △210 円 :100株単位
 じりじりと値を上げ、引け値ベースで年初来高値を更新しました。来週に発
表が予定されている前期の決算に対する期待感が高まっているようです。

住友鉱 (5713) 1,698円 ▼55 円 
 米国市場で金先物価格が反落となったことで、利益確定売りなどに押されて
さえない展開が続き、大幅安となりました。

ヤフー (4689) 66,100円 ▼600 円 :1株単位
 前期の連結業績が好調だったことなどを好感して、朝方は買いが集まり、大
きく値を上げる場面も見られましたが、発表された業績が概ね会社予想通りだっ
たこともあって市場の反応は鈍く、次第に上げ幅を縮小して引けは軟調となり
ました。

ゼクス (8913) 620,000円 ▼49,000 円 :1株単位
 5月1日付けで東証1部に指定される銘柄が発表されましたが、同社は1部
指定されず、指定を見込んで先回り的な買いを入れていた向きなどの失望売り
がかさみ、引けは大幅安となりました。


日経平均や外国為替などのテクニカル分析が「マーケットメール−夕刊−」に
詳しく解説されています。是非、日々の投資にご活用ください。
http://www.monex.co.jp/Etc/00000000/guest/G1800/form/toshi_mail_form.htm

◆ランキング◆

詳細は
→ http://www2.monex.co.jp/j/monex_asa_mail/rank.htm

※株式分割銘柄に関してはマネックス証券のウェブサイトにログイン後、
「投資情報」→「株式周辺情報」→「資本異動銘柄」をご覧ください。

 本コラムに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測
であり、情報の正確性について保証するものではありません。また、内容は
予告なく変更されることがあります。なお、本コラムは情報提供のみを目的
として作成されたもので、有価証券の売買、為替取引の勧誘を目的とした
ものではありません。

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
2.今日のマネオク
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

本日の各世銀債の参考利率

米ドル3年債:4.48% (±0.00%)  豪ドル3年債:5.22% (+0.02%)
米ドル5年債:4.70% (+0.02%)  豪ドル5年債:5.40% (+0.02%)

( )内は前日比

◆今日のはてな◆

Q5.マネオクではどんな通貨があるの??
 4月は米ドルと豪ドルの2通貨を取り扱っています(各3年、及び5年)。なお、
今後ほかの通貨も順次追加していく予定でおります。
詳しくは↓
http://www.monex.co.jp/ForeignBond/00000000/gaikbond/auction/top/guest


=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
3.資産設計への道 
  〜その215 リターンだけではなくリスクも考える  内藤 忍
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

=============<資産設計情報>==============
本日はマネー誌が一斉に発売される日です。日経マネー、フィナンシャルジャ
パン、ネットマネー、マネージャパンに連載コラムや取材記事が掲載されてい
ますのでご興味あるかたはご覧ください。ちなみに日経マネーの連載“おカネ
を殖やす前に考えること”のテーマは「几帳面な人のまねをする」です。
−−−−−−−−−−<資産設計への道〜その215>−−−−−−−−−−−−

 リターンだけではなくリスクも考える

 先週末の4月16日に東京の赤坂プリンスホテルでマネックス資産運用フェアが
開催されました。予想を上回る2000人以上の方にご来場いただき資産運用の様
々なコンテンツを紹介することができました。
 今回のテーマは投資信託と債券。

債券は世界銀行のブースで「マネオク」の説明を行いました。
マネオクのくわしい説明はこちら。
http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new/news6044.htm

 また投資信託は下記運用会社7社がブースを出展しました。

HSBC投信
フィデリティ投信
日興アセットマネジメント
JPモルガン・アセット・マネジメント
T&Dアセットマネジメント
DIAM(興銀第一ライフ・アセット・マネジメント)
第一勧業アセットマネジメント

熱気あふれる会場の写真はこちらでご覧いただけます。
http://www.monexuniv.co.jp/2006/04/post_26.html

 投資信託の選び方は3つのポイント、すなわち哲学、実績、手数料を考えるの
が鉄則ですが、今回のファアはそれぞれの会社の運用哲学を直接運用会社の担
当者から聞くことができる貴重な機会であったと思います。

●実績は騰落率だけではわからない
 ところで投信選択3つのポイントのうちの2つめの「実績」に関しては誤解が
あるようです。過去の騰落率、つまりリターンだけに注目するケースが多いの
です。例えば昨日(4月20日)の日経新聞に投信ランキング2006という記事が掲
載されていますが日本株で残高100億円以上のファンドの1年間の上昇率で順位
を付けています。

 国内株中心の投信上昇率ランキングということで105.9%の上昇を実現したフ
ァンドがランキングの1位に入っていますが、これがベストのファンドと判断す
ることにはどうも違和感を感じます。

●同じグループで比較しないとわからない
 ファンド同士を比較する場合、同じ土俵で競争しているファンドを比較しな
いと意味がありません。例えば日本株のファンドとグローバルな株式ファンド
を比較しても、国語と算数の点数を比較するようなものであまり意味がないの
です。

 また日本株のファンドといってもまた運用する対象が分かれます。同じ日本
株であってもバリュー、グロース、中小型株といったカテゴリーによってその
実績は変わります。日本株の中でもグループ分けしてその中での相対的な比較
をした方が精緻な比較ということができます。

 さらにファンドのサイズの問題もあります。純資産残高(運用している資産
金額)が10億円以下になっている場合、償還されるリスクがありますから避け
た方が無難です。しかし日経新聞の記事では最低残高を100億円としており、例
えば80億円のファンドは最初から対象外になってしまっています。

●シャープレシオが合理的
 騰落率というリターンだけではなく、リスクも考慮した評価としてはシャー
プレシオを使うのがプロの世界では一般的です。

 リスクとはリターンのブレのこと。例えば確実に5%のリターンが得られるフ
ァンドと10%と0%で半々の可能性があるファンドでは期待リターンは同じです
が後者の方がブレが大きくリスクが高くなります。

 シャープレシオとは過去のリターン(正確にはリターンから無リスクリター
ンを引いたもの)をリスク(標準偏差を使います)で割ることによって同じリ
スクに対してどのくらいリターンがあったかの比率を計算します。

 この方法ならリスクを抑えながらリターンを効率的に実現できたファンドが
大きな数字になります。ハイリスクハイリターン型の商品が上位に並んでしま
うという事態を防止できるのです。

 例えばモーニングスターのWebでは個別のファンドのシャープレシオを調べる
ことができます。シャープレシオを見ればリスクを効率的に取っているかどう
かがわかります。
http://www.morningstar.co.jp/index.asp

●シャープレシオも完璧なものではない
 シャープレシオが合理的といってもこれはあくまで過去の実績に基づく評価
です。相場環境が変われば将来はわからないのも事実です。例えば最初に出て
きた日経新聞で1位にランキングされたファンドも実は基準価額が2,962円まで7
割近く下がったこともあるファンドです。騰落率で比較するとどの期間を使う
かのタイミングで評価が大きく変わるのと同様、シャープレシオも期間の取り
方によって大きく異なる数値になります。

 とは言え、投資信託の評価はリターンだけではなくリスクも考えるべきであ
りファンド購入の前にチェックしておく重要な指標の1つです。

今回の話のまとめ---------
●投資信託の実績は騰落率だけではわからない
●違う運用対象の投資信託を比較しても意味がない
●シャープレシオでリスクを勘案したリターンを調べよう

ではまた来週・・・。


内藤 忍
株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長
http://www.monexuniv.co.jp/

資産設計について聞いてみたいことがある方はメール件名「内藤」宛で
feedback@monex.co.jp まで(コラムで紹介させていただく場合があります)


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4.チャートの世界 −第42回−
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 −実践編:「RSI」−

 図表一覧
⇒ http://www2.monex.co.jp/j/chart/Srsi.htm

 今回はRSI(レラティブ・ストレングス・インデックス=相対力指数)の
検証です。RSIの見方にはいくつかの見方がありますが、一番オーソドック
スな見方である「70以上で売り、30以下で買い」というシグナルを検証してみ
たいと思います。RSIの計算期間もさまざまな数字が使われますが、ここで
は9日間と14日間でRSIを計算し検証してみたいと思います。

 図1.は日経平均の昨年9月からのチャートです。8月から始まった上昇相
場が佳境を迎えたときのチャートなのですが、ここでは9日のRSIだけで70
以上になったとき上向き↑の青い矢印で示し、70以上であったものが70を割り
込んだときを下向き↓の青い矢印で示し、30以下になったときも下向き↓の赤
い矢印で、30以下から30以上になってきたときを上向き↑の赤い矢印で示して
見ました。矢印が比較的固まってでることが多く、だましも多いのですが、売
りとされるところの下向き↓の青い矢印や上向きの↑赤い矢印は比較的しっか
りとその後の方向性を指し示しているような感じです。この例を見ると70以上
になったときに慌てて売るよりも70以上になったときは静観して売り場を探し、
70以上から70を割り込んだときに売り、同じように30以下になったからといっ
て慌てて買いに行くのではなく、30以下になったときは静観し、30以下から30
を上回ってきたときに買いに出るとうまくいくような感じです。

 図2.では30を超えたとき、とか70を割り込んだときと細かく規定せずに他
の指標と併用するようなつもりで「売り場」「買い場」を探してみました。具
体的には9日と14日のRSIがどちらか、あるいは両方が「高値圏=70以上」
にある、「安値圏=30以下」にある、などとして「売り場ではないか」「買い
場ではないか」と検証して見たものです。図の青い枠で囲んだところが「売り
場」とされたところで、赤い枠で囲んだところが「買い場」とされたところで
す。この図から見ても、RSIなどの「オシレーター系」のチャートの弱点で
ある、「トレンドが明確に出た時」にダマシとなっていますが(Cのところ)、
A〜CまでD〜G、Hまでのようなもみ合いの中では有効に機能しています。

 図3.では図1.で日経平均で見たものと個別の銘柄でも見てみたいと思い
ます。ここでは図1.や2.より上昇局面でしっかりと買いのシグナルが有効
であったことがわかります。買い場とされるようなRSIが30を割り込む場面
が少なく、30を割り込んだときでも30を抜けたときでも大きな違いはなく、
「30を割り込んだ場面」が買い場となっています。一方、売り場探しは日経平
均と同様に70を上回ってすぐに売るよりはいったん70を超えて次に70を割り込
む場面で売った方が、うまく行っています。あくまでもここまでの結果論です
が、買いは30を割り込んだところで、売りは70をいったん超えてその後割り込
んだところで売った方が有効であったということです。

 図4.でも図3.の時と同じような感じですが、総じて上昇基調にあったと
いうことで売りの場合に「ダマシ」となるケースがあります。RSIが70以上
になったときに売り場を考えるものの、いったん売った後も再びRSIが上昇
に転じた場合に買戻しを急ぐようにするなどの対策が必要ではないかと思いま
す。また、「売りゾーン」「買いゾーン」とした場合には他の明確な売りシグ
ナルや買いシグナルの補完として使うのがいいのではないかと思います。

 図5.のようないわゆる「保ち合い」、「ボックス相場」の時はRSIは有
効に機能しそうなのですが、ここでも70を超えた時に売るのか70を超えた状態
から70を割り込んだ時に売るのかという問題が出てきます。また、買いの場合
でも30を割り込んだらすぐに買うのか、30を割り込んだ状態から30を超えてき
たら買うのかという問題も出てきます。図5.で見る限りは図3.のケースと
同じように売るときは70を超えた状態から70を割り込んだ時に、買う場合は30
を割り込んだ時にすぐに買いに出るとうまくいくような感じです。また、図5.
では特に「買いシグナル」のところで表れているのですが、「30」を割り込ん
だとき、というように「30」にこだわると買いそびれるような場面と「30」に
こだわったことでうまくいったケースとがあり非常に微妙なところです。

 図6.ではボックス相場の中で「ゾーン」で見ると「買いゾーン」や「売り
ゾーン」の範囲が広すぎるような気がします。確かに平均してみると「買いゾ
ーン」で買って、「売りゾーン」で売ると儲かるようには見えますが、実際の
動きのなかで「ボックス相場」が続くのかどうかはわからず、あくまでも「後
から見れば・・・」と言う感じではないかと思います。実際の取引の中では
「買いゾーン」にあって他の買いシグナルが出た、とか他の売りシグナルが出
た時に「売りゾーン」にあった、というような使い方が正解となるのではない
かと思います。


 (マネックス証券 投資情報センター長 清水洋介)

 「チャートの世界」のバックナンバーは以下でご覧頂けます。
http://www2.monex.co.jp/forum/archives/b_shimizu/index.html

 また、ご意見・ご質問はメール件名「清水」宛で
mailto:feedback@monex.co.jp
までお送りいただければ清水から回答いたします。


-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
5.投資信託基準価額
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
詳しくは
→ http://www.monex.co.jp/FundGuide/0/syohin/tousin/syohnitirhyouji/guest

※マネックス証券の全取扱いファンドが騰落率順に表示できます。
※外国投信を売買する際の適用為替レートは、ログイン後「投資信託」トップ
画面の「適用為替レート」でご確認いただけます。


■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
      テレビ東京の人気番組「モーニング・サテライト」に
白木信一郎(マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ)が出演します
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■

  放映日時:4月24日(月)午前5:45〜6:40
  番組名: モーニング・サテライト(テレビ東京)
       http://www.tv-tokyo.co.jp/biz
  内容:  オルタナティブ投資特集
       白木信一郎が語る「アジア・フォーカス」

  (*番組の都合により番組内容が変更になる場合がございます。)

■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
              もうすぐ締切!
   「マネックス・ビーンズ・ホールディングス」企業研究会開催
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■

4月27日(木) 18:30開場 19:00開演 20:45終了
アルカディア市ヶ谷(東京都千代田区九段北4-2-25)

  前半はマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社 代表取締役
  社長CEO 松本大の平成18年3月期決算に関するプレゼンテーション、後半
  は会場のお客様との質疑応答形式を予定しております。
  http://www2.monex.co.jp/lounge/benkyo/kigyo060427.html


=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
6.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

 4月21日     <引っ越し>

 今日は引っ越しデーです。当社には鍛冶橋と日本橋に2つオフィスがあるの
ですが、鍛冶橋オフィスにあるいくつかの部が、この週末に日本橋に引っ越し
ます。引っ越しをする部は荷物を段ボール箱に詰めており、それらが次々に運
び出されるのですが、いくらでも沸いて出るようにまた段ボール箱が積み上げ
られていきます。

 オフィスに限らず、家の引っ越しをする時や片付けをする時にも思うのです
が、どこにあれだけの荷物がしまわれているのでしょう?不思議です。箱に投
げ入れる訳ではなく、きちんと隙間を作らないように詰めているのに、いきな
り容積が増える気がします。知らず知らずのうちに、エントロピーが増大する
というか、新しい空間を作っているのでしょうか?恐らく、動かさないでいる
状態が、空間を押し潰していくのでしょう。

 頭の中身も同じでしょうか?たまには棚卸しというか、アイデアも全てを出
し切らないと、脳細胞がペシャンコになってしまうでしょうか。引っ越しは、
寂しさや出会いなど、様々な場面を創り出しますが、シャッフルによる空気の
入れ換え自体はとても良いことでしょう。これから二つのオフィスにまたがっ
てアクティビティを増やすことによって、全体の活力を上げていきたいと思い
ます。


■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
       マネックス・ユニバーシティからのお知らせ
【御礼】eラーニング<マネックス・キャンパス> モニター募集終了     
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■

  4月17日より開始いたしましたeラーニング<マネックス・キャンパス>
  モニターの募集は、おかげさまで4月19日を持ちまして定員(1,000名)
  に達しましたので、受付を終了いたしました。誠にありがとうございま
  した。
  http://www.monexuniv.co.jp/2006/04/e.html
  
  サンプル画面はこちらから↓
  https://monexuniv.wbt.ne.jp/mu/intro.html


■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  「第一回 マネックス資産運用フェア」開催レポート     
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■

4月16日(日)に行われた「第一回 マネックス資産運用フェア」
  (主催:マネックス証券、企画・運営:マネックス・ユニバーシティ)の
  模様をマネックス・ユニバーシティのホームページでレポート掲載しまし
  た。資産運用セミナーに使用したテキスト(PDF)もダウンロードできます。
  http://www.monexuniv.co.jp/2006/04/post_26.html


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テレビ東京で平日の朝8時45分から放送されている「株式ワイド オープニ
ングベル」に、投資情報センター長 清水 が毎週月曜日出演しています。是
非、ご覧ください。
http://www.tv-tokyo.co.jp/biz/
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
創刊号からのマネックスメールバックナンバー(マネログ)はこちらから
→ http://www2.monex.co.jp/monex_blog/index.html

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