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≪本日の目次≫
1.相場概況
2.今日のマネオク
3.資産設計への道
〜その218 BRICsオープンが買えなくなってしまう本当の理由 内藤 忍 4.チャートの世界 −第45回−
5.投資信託基準価額
6.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
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=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-1.相場概況
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
底堅い動きから先物主導で切り返し
日経平均 16,155.45 (△68.27)
日経225先物 16,110 (△40 )
TOPIX 1,638.57 (△ 6.49)
単純平均 507.14 (△ 3.43)
東証二部指数 4,663.80 (△27.79)
日経ジャスダック平均 2,484.14 (△18.86)
東証一部
値上がり銘柄数 1,057銘柄
値下がり銘柄数 562銘柄
変わらず 75銘柄
比較できず 1銘柄
騰落レシオ 68.32% △4.01%
売買高 19億0500万株(概算)
売買代金 2兆7653億0300万円(概算)
時価総額 521兆5768億円(概算)
為替(15時) 110.96円/米ドル
◆市況概況◆
米国市場が軟調であったことや寄付き前の外国人売買動向(市場筋推計、外資系12社ベース)が引続き売り越しとなったこともあって、売り先行の始まりとなりました。ただ、朝方発表になったGDP(国内総生産)が予想を上回り、しかもインフレの兆しも見えないとされたことからゼロ金利解除の時期も遠のくのではないかとの思惑もあり、底堅い動きとなりました。昼の市場外取引でも大きな金額の取引があり、買い越しと伝えられたことから後場に入ると買戻しや押し目買いも入り堅調となりました。先物も前日の高値を上回るような場面もあり、いったん底入れ感が出てくると買戻しを急ぐ動きも出る、といった感じで底堅い動きが続きました。
機関投資家などにもポジション調整の買いも見られたのですが、週末ということもあって積極的な買い手も少なく大きく上昇するかと思われるような場面では目先筋の利食い売りに押され上値の重い展開となりました。その後も週末の手仕舞いの売り買いが交錯しながらも売り飽き気分もあって堅調となりました。
小型銘柄も値動きの良さを素直に好感する動きも出ていました。東証マザーズ指数が大幅高となるなどいったん戻るとなると値動きの良さに「乗る」向きも多く、一気に上昇となるものが多くなるようです。先物への仕掛け的な売りも散発的にあったようですが、週末のヘッジ売りが出る一方でポジション整理の買戻しもあって堅調な展開となったようです。
為替が円安に振れると、とたんに好業績の輸出関連銘柄に買いが入るように市場のセンチメントは悪くはないようです。戻れば売り、といった見方も多くなって来ているのでしょうが逆に買い場を探すような動きもあり、ちょっとしたきっかけで一斉に買いに出るような場面も出て来るのかもしれません。逆に投げ売りがかさむような展開は一服となって来そうです。
(投資情報センター 清水洋介)
−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・GDP(じー・でぃー・ぴー)
Gross Domestic Productの略で国内総生産を表し、原材料費等の中間投入分 を除いた「付加価値」の総額を表すものです。つまり、日本で生み出された 付加価値の総額を表すものです。GDPは各種の統計結果を組み合わせて加 工したもので、加工統計(第二次統計)と言われるものです。
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◆個別銘柄◆
投資判断の引き上げで海運株が高い
郵 船 (9101) 730円 △33 円
外資系証券が同社など海運株の投資判断を引き上げたことが材料となって、
朝方から買いが集まり、大幅高で引けました。
KDDI (9433) 727,000円 ▼4,000 円 :1株単位
米グーグルとの提携を受けて前日は大幅高となりましたが、本日は利益確定
売りなどに押され、引けは軟調となりました。
タカラバイオ (4974) 464,000円 △50,000 円 :1株単位
エイズウイルスを死滅させる実験に成功したと報じられてから、3日間は大
引けでストップ高比例配分となっていましたが、本日は取引時間中に売買が成
立しました。ただ、その後は再び買いが集まり、本日もストップ高比例配分と
なりました。
住友チタニ (5726) 19,490円 ▼630 円 :100株単位
スポンジチタン大手の同社は、ロシアの同業他社の増産観測から競争激化を
懸念する売りが優勢となり、大幅安で引けました。
スルガ銀 (8358) 1,548円 △50 円
今期の連結業績見通しが発表され、増益基調にあることを好感する声もあっ
て買いが集まり、堅調な引けとなりました。
鹿 島 (1812) 592円 ▼13 円
前日に今期の連結業績予想を発表しましたが、公共工事による収益の先行き
不透明感を指摘する声もあり、市場予想を下回る慎重な会社予想に対して失望
売りがかさみ、一時年初来安値を更新する場面もあるなど、軟調な引けとなり
ました。
日経平均や外国為替などのテクニカル分析が「マーケットメール−夕刊−」に
詳しく解説されています。是非、日々の投資にご活用ください。
http://www.monex.co.jp/Etc/00000000/guest/G1800/form/toshi_mail_form.htm
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詳細は
→ http://www2.monex.co.jp/j/monex_asa_mail/rank.htm
※株式分割銘柄に関してはマネックス証券のウェブサイトにログイン後、
「投資情報」→「株式周辺情報」→「資本異動銘柄」をご覧ください。
本コラムに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測
であり、情報の正確性について保証するものではありません。また、内容は
予告なく変更されることがあります。なお、本コラムは情報提供のみを目的
として作成されたもので、有価証券の売買、為替取引の勧誘を目的とした
ものではありません。
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2.今日のマネオク
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本日の各世銀債の参考利率
米ドル3年債:4.54% (−0.04%) 豪ドル2年債:5.06% (−0.04%)
豪ドル4年債:5.42% (−0.04%)
( )内は前日比
◆今日のはてな◆
Q21.マネオクで取り扱っている世銀債にはどんなリスクがあるの??
A.外国債券である世銀債には、以下のようなリスクがあります。
1)価格変動リスク
2)金利変動リスク
3)為替変動リスク
4)発行者の信用リスク
5)流動性リスク
事前にリスクについてご理解いただいた上でお申込みください。
詳しくは↓
http://www.monex.co.jp/Etc/00000000/guest/G3220/saiken/segin_notes.htm
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3.資産設計への道
〜その218 BRICsオープンが買えなくなってしまう本当の理由 内藤 忍
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=============<資産設計情報>==============
6月に札幌でまた資産設計セミナーを開催することになりました。
http://www2.monex.co.jp/lounge/benkyo/unyo.html
新百合ヶ丘で日本経済新聞主催の女性限定のセミナーも募集中です。
http://www.nikkei4946.com/seminar/seminar.cgi?ID=1074
−−−−−−−−−−<資産設計への道〜その218>−−−−−−−−−−−−
BRICsオープンが買えなくなってしまう本当の理由
マネックス証券のWebによるとHSBC BRICs オープン(以下BRICsオープン)の
申込み受付が2006年6月29日午後3時をもって一時的に停止されることになりま
した。受付再開の時期は現状未定です。
ファンドの販売停止というと何か悪いニュースがあったのかと思うかもしれ
ませんが、このファンドには何もトラブルはありません。むしろ運用成績は5月
12日現在、設定以来半年強で騰落率は+32.9%と好調に推移しています。
http://www.monex.co.jp/pdf/fund2/M664.pdf
成績が良いのに一時停止するのは資金流入が急激で運用に支障をきたす可能
性があるからです。
BRICsオープンは主にルクセンブルグ籍米ドル建てのHSBC GIF BRICフリース
タイルに投資をしています。このファンドに世界各国から予想以上のペースで
資金が流入した結果、理想とする運用がやりにくくなってしまったからです。
昨年末には2000億円強であったのが直近では4000億円以上に膨らんできている
ようで、機動的な運用ができなくなる懸念が出ているということです。
●BRICsオープンの運用手法
BRICsオープン(正確には投資しているHSBC GIF BRICフリースタイルの運用、
以下同じ)はグローバルなトップダウンとローカルなボトムアップの組み合わ
せというHSBCならではの特色ある運用方法になっています。
意思決定プロセスはまずマクロ経済を中心にグローバル運用の運用責任者と
各国の運用担当者が国別の資産配分を決定し、次のステップとして各国の市場
で長年運用しているスペシャリストの意見をベースに、銘柄選択を行っていき
ます。
このファンドはフリースタイル運用と言い、インデックスのようなベンチマ
ークを意識した運用にはなっていません。したがってファンドマネージャーが
本当に良いと思った銘柄に集中して投資をするようになっています。絶対水準
での高いリターンを目指す訳ですが一方でその分リスクも大きな運用になって
いると言えます。
実際の組入れ銘柄比率、業種別の構成を見ると特定の銘柄、業種への配分が
高くなっていることがわかります。
●なぜインドオープンやチャイナオープンは申込み中止にならないのか
同じBRICsに投資をするファンドでもインドオープンやチャイナオープンは販
売中止にはなっていません。その理由は運用目標の違いにあります。
インドオープンやチャイナオープンは市場全体が割高であるとしてもその中
で相対的に割安な銘柄を選択してインデックスよりも高いリターンを目指すこ
とになるのです。
一方、BRICsオープンは絶対リターンが投資の目標です。一方の中国、インド、
ブラジル、の各ファンドは資金をほぼ100%それぞれの株式市場に投資します。
そして目標はそれぞれの市場のインデックスに対する相対的なリターンになり
ます。
例えばBRICs諸国の株式がグローバルに見て明らかに割高であるという判断を
した場合、BRICsオープンは投資先のファンドで最大投資比率を50%まで下げる
ことができます。つまり半分を現金に一時的に避難させられるということです。
また投資する国も2ヶ国まで減らせます。50%を現金、25%がブラジル、25%が
ロシアといった偏った配分も可能なのです。
BRICsオープンに大量の資金が流入してくると、割高な環境下にあっても投資
先を見つけて株式を購入しなければならない状態が発生します。投資先として
有望な銘柄には限界がありますし、価格水準から購入できないタイミングもあ
りえます。そのような時期に資金が流れ込むとファンド全体のリターンにマイ
ナスの影響が出てくる可能性があるのです。
これがWeb上に「フリースタイルという運用手法においては、これ以上の資金
流入はファンドの運用にとって好ましくない」と書いてある真意なのです。
『HSBC BRICs オープン』お申込一時停止のお知らせ
http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new/news6058.htm
かつてピーターリンチが運用を行い高いリターンを上げたことで有名になっ
たマゼランファンドも投資資金が大きくなるにつれ、機動的な運用が出来なく
なり1997年から新規の販売を中止しました。アクティブファンドには適正な運
用サイズというものがあるのです。
●これからどうなる?
今後申込みが再開されるのはいつになるかわかりませんが、ファンドの解約
が増えてきて運用できるサイズになる、規制緩和や投資先の市場自体の成長に
よって大きな金額であっても魅力的な投資先を見つけられるようになる、といっ
た情勢変化が起これば可能性はあるでしょう。
なおBRICsオープンは申込みを停止してからも解約は従来どおり可能です。ま
たBRICsオープンの運用自体はもちろん継続されますし、月報・週報などのディ
スクローズも継続されます。ファンドを保有している方は今までと変わらない
サービスを受けられます。
申込みが中止になるからと言って慌てて買う必要はもちろんありませんが、
気になる方は申込み停止になる前に商品概要をチェックしておきましょう。
http://www.monex.co.jp/FundGuide/00000000/syohin/tousin/kihon/guest?MeigCd=++0049910000
今回の話のまとめ---------
●アクティブファンドには適正な運用規模がある
●募集を中止するのは既存の投資家の利益を考えた良心的な判断
●BRICsオープンを慌てて買う必要は無いが、気になる人は商品概要をチェック
ではまた来週・・・
内藤 忍
株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長
http://www.monexuniv.co.jp/
資産設計について聞いてみたいことがある方はメール件名「内藤」宛で
feedback@monex.co.jp まで(コラムで紹介させていただく場合があります)
※投資信託をお申込の際は、事前に目論見書の内容を必ずご確認ください。
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4.チャートの世界 −第45回−
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
−実践編:「一目均衡表(遅行線)」−
図表一覧
⇒ http://www2.monex.co.jp/j/chart/Chi.htm
今回からは一目均衡表の検証をしてみようと思います。まず初めに遅行線が
どういう働きをしているのか遅行線だけをピックアップして有効性を検証した
いと思います。
図1.は5月上旬までの日経平均の日足(ひああし)の一目均衡表です。
「遅行線が日々線を割り込み・・・云々」といろいろな線から総合的に相場を
見なければいけないのですが、遅行線だけで見て相場の方向性などを見ること
が出来るのかどうかを検証してみたいと思います。
図2.は図1.のチャートの日足(日々線)と遅行線だけを取り出したもの
です。A〜Eは遅行線が日々線と絡んでサポートとなったり抵抗線となったり、
また、抜けたことで「好転」「逆転」となったような場面です。遅行線と日々
線の関係だけでトレードして果たしてうまく行くものなのかどうかを検証して
見たいと思います。
AはちょうどCの押し目がしっかりと底になるのかどうかを確認することに
なりました。遅行線が日々線に絡みながら、「保ち合い」の水準と見るとAの
保ち合いの水準がCのところの下落をサポートした形となりました。
Bのところの遅行線はDからの下落を示しているわけですが、あっさりと日
々線を割り込み、今度は日々線が上値抵抗となってしまい下落に繋がりました。
Cの遅行線はいったん日々線を抜けたもののすぐに割り込むパターンとなり
戻りはXのところで「天−底」一致となって反落となった形です。
Dはあっさりと日々線を抜けて、非常に強いパターンとなり、その後Yでの
「天−底」一致となってそれが高値(赤い矢印)となったわけです。
Eのところでは逆にあっさりと日々線を割り込んで下落基調となってしまっ
たということです。
図3.は新日鉄(5401)の日足です。図1.の日経平均よりも遅行線と日々
線の絡むところが少ないような感じですが、これも遅行線と日々線の動きだけ
で株価の動きを読むことが出来るのでしょうか?
図4.ではまずXのところで遅行線と日々線が「天−底」一致となっていま
す。これがAのところでの戻り過程で直前の高値水準(図の赤い矢印のところ)
まで戻らなかった大きな理由となっています。
そしてそのAのところでは綺麗に遅行線が日々線に沿うような動きとなって
おり、直前の高値(図の赤い矢印のところ)を窺がいながらまた日々線の下落
に沿うような形で下落となりました。
高値をつける場面でもYのところで遅行線と日々線が「天−天」一致のよう
な形になっており、上昇が止まったという感じです。
Bのとこでは日々線の「窓(=空)」を空けたところで一気に日々線を割り
込みいったん「窓埋め」で下げ止まったかに見えて、日々線に上値を押えられ、
急落となったという事です。
図5.はキヤノン(7751)の日足です。これもまた日々線と遅行線が重なる
ところが少ないのですが、何か日々線と遅行線の関係で読み取ることは出来な
いのでしょうか。
図6.で見ると細かく見るとA、B、Cのところで遅行線が日々線を下から
上に抜けたり、上から下に割り込んだりしていますが、おおまかには遅行線が
日々線にしっかりとサポートされた格好となっているのが分かります。
つまり、26日前の水準まで戻ると買いが入るということが繰り返されてい
たということなのです。
また、XやYのように遅行線と日々線がかけ離れていても「天−底」一致と
なることが多く、「26日周期」で動くことが多いことが分かります。
Dのところは図4.のBのところと同じような格好であり、日々線の「窓
(=空)」で遅行線が日々線を割り込み「窓埋め完了」で戻りを見せるものの、
遅行線が日々線に上値を抑えら得れる、というところまでの動きとなっている
ようです。この後、遅行線が日々線に上値を押えられながら下落となるか、再
び日々線を抜けて来るかで方向性が決まって来そうです。
以上のように遅行線だけでも節目を見つけることや「天井」「底」を推定す
ること、あるいは、株価の方向性を見つけることもある程度は出来ることがわ
かりました。計算も何もいらず簡単に作成することが出来るチャートでもあり、
是非ご自分で検証して見てください。
(マネックス証券 投資情報センター長 清水洋介)
「チャートの世界」のバックナンバーは以下でご覧頂けます。
http://www2.monex.co.jp/forum/archives/b_shimizu/index.html
また、ご意見・ご質問はメール件名「清水」宛で
mailto:feedback@monex.co.jp
までお送りいただければ清水から回答いたします。
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5.投資信託基準価額
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詳しくは
→ http://www.monex.co.jp/FundGuide/0/syohin/tousin/syohnitirhyouji/guest
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6.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
5月19日 <英字新聞>
私は以前から英字新聞を取り続けています。英語の勉強の為ではありません。
洒落た包み紙確保の為でもありません。世界で一般的に興味を持たれているニュ
ースを知る為です。
なるべく幅広い、バランスの取れたパースペクティブを持とうと、ヘラルド
・トリビューン紙を取っていたのですが、最近ファイナンシャル・タイムズ
(FT)に替えました。やはり得意分野が金融なので、ヘラルドだとゴツゴツ
して中々目を通せないのですが、FTだとスラスラ読めるからです。
国際会議では、FTやヘラルド、或いはウォール・ストリート・ジャーナル、
NYタイムズなどに書かれている記事は、「前提」の知識となっている場合が
多くあります。読んでいるもの、知っているもの、として扱われる訳です。少
なくとも私の専門分野である金融に於いては、FTやウォール・ストリート・
ジャーナルの記事は「知識」としてのみでなく、「最近流行りの考え方」、即
ち常識として押さえておく必要があります。その論旨が全て正しい訳では毛頭
ありませんが、議論のプラットフォームとなっていると云えるでしょう。必ず
しも絶対に一番いいとも云えないが、共通のプラットフォームとして確立され
たアメリカ流会計原則などと似ているとも云えるでしょうか。
しかしこれが中々日本では、一般には遠い存在です。先ず英語。その長さ。
そしてコスト。そこでひとつ提案なのですが、FTなどのサマリーを英語のマ
マで、かつ一日遅れでいいので、一面分に編集して、毎日掲載してくれる新聞
はないものでしょうか?世界標準を手軽に知るいいアイデアだと思うのですが。
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ングベル」に、投資情報センター長 清水洋介 が毎週月曜日出演しています。
是非、ご覧ください。
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