マネックスメール 2006年5月22日(月)

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マネックスメール 2006年5月22日(月)

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 マネックスメール<第1668号 2006年5月22日(月)夕方発行>
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≪本日の目次≫
 1.相場概況
 2.今日のマネオク
 3.バンガード・海外投資事情
 4.「やさしいマネー講座」
 5.株式市場アウトルック
 6.投資信託基準価額
 7.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき

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=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-1.相場概況
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
好材料にもかかわらず、先物への仕掛け的な売りで大幅安

日経平均            15,857.87 (▼297.58)
日経225先物         15,800 (▼310 )
TOPIX            1,615.86 (▼ 22.71)
単純平均             501.06 (▼ 6.08)
東証二部指数           4,659.57 (▼ 4.23)
日経ジャスダック平均       2,486.36 (△ 2.22)
東証一部
値上がり銘柄数          459銘柄
値下がり銘柄数         1,158銘柄
変わらず             77銘柄
比較できず            0銘柄
騰落レシオ           70.10%  △1.78%
売買高            19億0646万株(概算)
売買代金        2兆6138億5900万円(概算)
時価総額          514兆4441億円(概算)
為替(15時)          112.43円/米ドル

◆市況概況◆

 週末の米国市場がようやく落ち着いてきたことやシカゴ市場(CME)の日経平均先物が堅調であったこと、寄り付き前の外国人売買動向(外資系12社ベース、市場筋推計)が8日ぶりに買い越しとなったことや為替も円安に振れたことなどを好感してハイテク銘柄などを中心に買い先行で始まりました。それでも上値は重く、積極的に上値を買い上がる動きにも乏しく戻り売りに押される展開となりました。後場に入ると先物へのまとまった仕掛け的な売りに押され軟調となりました。昼の市場外取引が金額も大きく買い越しと伝えられて買い先行で始まったものの先物の売りに押されたという感じです。

 これといった売り材料も無かったのですが、上値の重さを確認したところで先物への仕掛け的な売りで一気に値を崩した感じです。日経平均に影響の大きな銘柄の下げがきつく、これらの値がさ銘柄を売りたかった向きが先に先物を売ってヘッジしたとも考えられます。中国での土地に対する融資規制で香港株が下落しているから、とする見方もありましたが、香港市場の下落が日本市場に大きな影響を与えるとも考え難いのではないかと思います。債券先物が堅調であったことから、債券先物を買い戻し株式の先物を売る動きではないかとの見方もあり、それに伴う円売りで為替も円安になっていたという見方もありました。

 小型銘柄は終始堅調な動きとなり、主力銘柄の下げを尻目に日経ジャスダック平均、二部株指数、東証マザーズ指数は堅調となりましたが引け際に主力銘柄の見切り売りに付き合うように売りが優勢となりかろうじて日経ジャスダック平均が小幅高となったものの二部株指数、東証マザーズ指数は軟調となりました。先物は前場は大きな動きはなかったのですが、後場に入ってからは断続的売りが続き相場全体を押し下げる展開となりました。地合いは悪くないのですが、先物の売りに目先筋が反応して相場を押し下げたという感じです。
 米国市場も日本市場もそろそろ売り飽き気分も強まって来るものと思われ、足下の業績の割りに先行きに対する慎重な見方を嫌気する動きで、上値が重くなっていますが、好業績銘柄には押し目買いも入ってくるものと思われ、徐々に底堅い動きとなって来るのではないかと思います。


(投資情報センター 清水洋介)


−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・堅調・軟調(けんちょう・なんちょう)
 堅調とは、相場が好調つまり株価が高いことを指し、逆に、軟調とは、相場 が不調つまり株価が低いことを指す。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

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◆個別銘柄◆ 

 ほぼ全面安の中、小型銘柄の一角は堅調

KDDI (9433) 737,000円 △10,000 円 :1株単位
 ソニー(6758)と「ウォークマン」ブランドの携帯電話端末を共同開発する
ことが報じられ、収益拡大を期待する買いが集まり、堅調な引けとなりました。


東エレク (8035) 8,480円 ▼250 円 :100株単位
 米国市場で半導体株指数(SOX)が上昇したこともあって、朝方から買い
が集まり堅調に推移していましたが、相場全体の下げを受けて売りが優勢とな
り、引けは大幅安となりました。

日 駐 (2353) 26,770円 △380 円 :1株単位
 駐車料金の無料キャンペーンを実施することが報じられたことや、収益拡大
を期待する声もあって買いが集まり、堅調な引けとなりました。

スズキ (7269) 2,620円 ▼140 円 :100株単位
 インドネシア二輪車市場で販売不振が深刻となっていると報じられ、国内の
同業他社と比較して同国での比率が高いとの指摘もあって朝方から売りがかさ
み、軟調な引けとなりました。

USEN (4842) 2,165円 △215 円 :10株単位
 国内系投資ファンドが同社の大株主となったことが報じられ、目先筋を中心
に買いを集め、大幅高で引けました。

三菱UFJ (8306) 1,630,000円 ▼40,000 円 :1株単位
 取引時間中に公的資金を6月中に完済する方針と報じられましたが、市場の
反応は鈍く、相場全体の下げを受けて後場は下げ幅を拡大する展開となり、安
値で引けました。


日経平均や外国為替などのテクニカル分析が「マーケットメール−夕刊−」に
詳しく解説されています。是非、日々の投資にご活用ください。
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※株式分割銘柄に関してはマネックス証券のウェブサイトにログイン後、
「投資情報」→「株式周辺情報」→「資本異動銘柄」をご覧ください。

 本コラムに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測
であり、情報の正確性について保証するものではありません。また、内容は
予告なく変更されることがあります。なお、本コラムは情報提供のみを目的
として作成されたもので、有価証券の売買、為替取引の勧誘を目的とした
ものではありません。


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2.今日のマネオク
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本日の各世銀債の参考利率

米ドル3年債:4.58% (+0.04%)  豪ドル2年債:5.06% (±0.00%)
                豪ドル4年債:5.42% (±0.00%)

( )内は前日比

◆今日のはてな◆

Q21.為替変動リスクって??

A.為替相場の変動によって受けるリスクのことです。

外国債券は、為替相場の変動により、お受取金額が変動し円換算での投資元本
を割り込むことがあります。お申込みやご購入の債には為替の動きにも十分注
意してご検討ください。
詳しくは↓
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3.バンガード・海外投資事情 第221回
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 「引退用資金を管理するための簡単な5つのルール」

 米国で人気のあるバンパー・ステッカー(車のバンパーに貼るシール)の文
句に「引退しました。:仕事も、ボスも、請求書も、お金も、そして、心配ご
ともありません。」というのがあります。

 かなり誇張された言い回しではありますが、一部はあたっているかもしれま
せん。でも、ほとんどの退職者には「請求書」と「お金」は残っています。(そ
して彼らはその管理を「心配」しなければなりません)

 実際に引退用資産から資金を引き出すにあたっては、少なくとも最初に資産
を貯め始めた時と同じくらいの自己管理が必要です。今日は引退用資産を管理
する際に役立ついくつかの簡単なルールをご紹介しましょう。

1.支出には慎重になりましょう

 引退直後の数年間は、支出に慎重になってください。

 「まず、30年もしくはそれ以上の長きに及ぶかもしれない引退生活に入る際
には、十分慎重になったほうがよいでしょう」と、ジョン・アメリクス氏(バン
ガード投資カウンセリング&リサーチグループ、アナリスト)は言っています。

 退職した人の中には年間の支出を貯蓄の4%に制限している人もいます。これ
はバンガードがお勧めしている方法です。また、自分が必要だと思う資産残高
を決め、それを維持できる割合で支出をしている人もいます。

 潜在的なリスクを考慮し、引退直後の支出をコントロールすることは非常に
重要です。「引退後の早い段階で、投資収益が低く(あるいはマイナスに)なっ
てしまうと、引退用資産が目減りしてしまう可能性もあります。また、自分が
予想以上に長生きする可能性も考慮しなければならないでしょう」(アメリク
ス氏)

2. 税制優遇措置を最大限に利用しましょう

 何種類かの引退用資産を保有している場合、退職した人の多くはどこから最
初に資金を引き出すべきなのかを悩むようです。米国の一般的なケースでご説
明しますと、まず分配金、キャピタルゲイン、社会保障の給付金、パートタイ
ムの就労から得られる収入といった通常課税を免れない資産から手をつけるべ
きだと言われています。

 その後、課税対象の投資資産(相続や寄付をしない場合)、そして従来型のIRA
(個人退職金貯蓄)と企業年金プラン、最後にロスIRAから資金を引き出します
。(ロスIRAは運用収益の課税が繰延べされるからです)「この方法だと税制優
遇措置を受けられる期間を最大限に利用できるでしょう」(アメリクス氏)

3. インフレ分を相殺するために

 インフレは引退用資産の実質的な購買力を落とします。「物価の上昇から資
産価値を守るには、株式関連商品のように物価上昇率をしのぐ成長が期待でき
る資産や、インフレ連動債を組入れたファンドも保有しておいたほうがよいで
しょう」(アメリクス氏)

4. 高リターンで配分比率が高まった資産クラスを売却して、ポートフォリオを
リバランスしましょう

 年に二回程度の割合で、このようなリバランスするとよいでしょう。

5. 常にフレキシブルであることを心がけましょう

 「退職後は、ある意味では「金融市場」があなたの「新しいボス」になりま
す」(アメリクス氏)「金払いが悪い時もありますし、そうかと思えばボーナ
スをくれる時もあります。要は、適切な資産配分を維持する一方で、必然的な
市場の変動に応じて支出を調整する柔軟さが大切なのです。」


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 も可能。ファンドの内容はマネックス証券のホームページでご確認下さい。

※投資信託をお申込みの際には、「目論見書」にて詳細をご確認下さい。


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4.「やさしいマネー講座」−第3回−
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 皆さんは株式投資をしよう!と思ったとき、その元手となるおカネは何を充
てられるでしょうか?
 「積み立ててきたおカネがある程度まとまったので、その一部を。」
 「ボーナスのうち、使う予定のない部分を」
 「宝くじが当たったので、そのおカネで」 などなど・・・
 余裕のあるおカネのうちの、そのまた一部分だけ。と考える方がほとんどで
はないでしょうか?

 そこで客観的に投資金額を捉える方法を考えてみましょう。
 まずは自分の保有している金融資産を書き出してみます。
 預金、貯金、たんす預金、会社で何となく積み立ててきた財形、親や祖父母
から譲り受けた株券などなど。それに現在加入中の生命保険や個人年金も、皆
さんの立派な金融資産です。
 思った以上に「金融資産」を持っているな、と感じた方も多いのではないで
しょうか?

 その金融資産を特性ごとに分けてみましょう。
 すぐに下ろせる、すぐに現金化できる流動性の高いもの。
 解約や引き出しに制限があるもの。
 価値のブレの少ないリスクの小さいもの。価格が変動するリスクの大きいも
の。為替リスクのあるもの、などなど。

 低金利時代においては、残念ながらリスクの少ない貯蓄性商品ではなかなか
お金は増えません。リスクのある商品を上手に利用しないことには、お金を増
やすチャンスがないというのが現実です。
 ところが、リスクが嫌いな日本人は金融資産の半分以上を流動性・安全性の
高い預貯金、3割弱を保険や年金に充てているケースが多いのです。つまり全金
融資産の8割はリスクの少ないものに限定しているのです。
 マネックス証券に口座をお持ちの皆さんはもっとリスクをとっていらっしゃ
るでしょうか?

 次はすぐ使う予定のお金、しばらく放っておけるお金と用途別に分けてみま
しょう。
 しばらく使う予定のないお金は、実は投資に回せるお金なのです。

 冒頭のように、余裕のあるお金のうちの一部だけでリスクをとろう、投資を
行おう・・・とすると8割のうちの2割、そのまた半分といった具合に全体の1割
にも満たない金額だけを元手にたくさんできるだけお金を儲けたい!というよ
うなケースが多いのです。
 金融資産全体を増やそうというときに、そのうちの1割にも満たない資金だけ
で、全体を何%か増やそうというのは大変です。

 そこで、全体の金融資産のうち、どの程度まで安全性の高い貯蓄商品にする
のか、どの程度までをリスクをとって投資商品に投資できるのか、それによっ
てどのくらい資産を増やすことができるのか=全体の利回りはどのくらいにな
るのか、と考えてみることが大切です。

 「全体の中からいくらのお金を、リスクをとる商品に回す」→「その中から、
いくらのお金を株式投資に回す」というように配分していくのです。実はこれ
が「アセット・アロケーション」の第一歩です。

 まずは、自分の金融資産は全部でどのくらいあるのかを確認してみるところ
から始めてみてはいかがでしょうか。


★廣澤 知子
株式会社マネックス・ユニバーシティ 取締役副社長
http://www.monexuniv.co.jp/
ファイナンシャル・プランナー(CFP (R)) 、1級ファイナンシャル・プラ
ンニング技能士。著書「金利をやさしく教えてくれる本」発売中。


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5.株式市場アウトルック(提供:フィスコ)
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 下値不安燻る中、短期リバウンドの流れに

 内需も売られ一時16000円割れ

 GW明けの日経平均は3年連続7営業日続落とはならなかったものの、昨年同
時期の下落幅410.51円に対して、今回は1460.86円と昨年を大きく上回る下げと
なった。米国市場の下落基調が強まってきたことや為替の円高傾向などを背景
に輸出関連への物色が避けられたほか、「脱デフレ」を背景に買われていた銀
行など内需関連も調整売りに押される展開となっている。また、決算発表がピ
ークを迎え、ただでさえ模様眺めムードが強まる状況である中、会計不安が強
まったことも受けて、下方修正の相次ぐ新興市場の下落率は日経平均を大きく
上回っている。

 また、クレディスイスが日本株保有比率を低下させたほか、メリルリンチに
よる機関投資家調査では、今後日本株を増やすという投資家は7%から1%に減
るなど、海外投資家の投資行動に変化がみられていることも調整ムードを強め
る要因となっている。そのため、物色は好決算を発表した銘柄などへの個別物
色となったが、それでもディーラーや個人投資家などの短期資金が中心であり、
値動きの荒さが目立っている。

 日経平均は一時16000円を割り込み、4/7の年初来高値からの下げ幅は1648.98
円、下落率は9.38%と短期間で10%近い下げとなっている。週末にかけては
「押し目買い」、「見直し買い」といった投資行動が強まり、16000円から
16100円レベルで下げ渋る動きをみせている。

 現段階では底打ちが確認されている状況ではなく、今後夏場に向けて政治・
政策リスクなども警戒されてくることを考えると、3月安値の15500円レベルも
しくは1月安値の15000円を意識しながらの相場展開が続く可能性がある。ただ、
今回の急ピッチの下げによって節目の16000円を一気に割り込んでおり、一旦は
短期的なリバウンドを試したいところであろう。決算発表がピークを越えたほ
か、海外ファンドの決算対策に絡んだ売買も落ち着きをみせてくると考えられ、
大きく下押ししている銘柄などには再評価の動きが出てくる可能性はある。ま
た、先週騰落レシオが64.3%にまで低下し、直近3年間で最も低い水準となって
いる。その他のテクニカル面でも「売られ過ぎ」を示すシグナルが多く出てい
ることからも、リバウンドに入りやすいと考えられる。

 なお、先週13週線を割り込んだ日経平均だが、今週は26週線も割り込んでい
る。16000円割れでリバウンドの動きをみせ、16700円レベルに位置する13週線
で上値を抑えられることはあっても、16300円レベルに位置する26週線が上値抵
抗線として意識されるようだと、16000円割れを意識し、その後3月安値、1月安
値を目指すといった弱気ムードが燻ることになろう。

 先週末で決算発表はピークを越え、今週は500社程度となる。(22日)三菱U
FJ、みずほFG、みずほ信託、三井トラスト、住友信託、(23日)三井住友
FG、りそなHD、新生銀、(24日)ミレアHD、日本興亜、ニッセイ同和、
損保ジャパン、あいおい損保など、銀行、損保の決算発表が予定されている。
先週は銀行など内需関連の調整が目立っていただけに、決算発表通過で見直す
動きが強まるかが注目されよう。また、為替動向、金利動向などをみても、物
色は引き続き内需中心と考えられるため、銀行、損保株の動向は相場全体へ動
きに影響を与えることになりそうだ。先週末にはミレアHDの株式分割や三井
住友FGによる増配などが伝えられている。ADR(米国預託証券)でも両社
ともに上昇しており、金融株への期待は高まる。

 また、KDDI、ソフトバンクが次世代携帯電話事業の戦略を示し、KDD
Iは高値を窺う展開となり、年初来安値を更新したソフトバンクはその後押し
目買い意欲を強めている。今週も、電子部品、コンテンツ、流通などといった
関連銘柄への波及効果に期待したいところ。特にソフトバンクの上昇は新興市
場に対して依然として心理面の影響が大きいため注目されそうだ。新興市場全
体としてはトレンドは下向きで需給懸念も払拭されていないと考えられるが、
値幅が出る市場なだけに短期資金が向かいやすいことは確かである。ただ最大
の材料は値ごろ感であるため、短期スタンスの姿勢は継続。

 なお、不安定な動きが続いている米国では、22日にボストン連銀総裁、ダラ
ス連銀総裁の講演、23日にはバーナンキFRB議長、スノー財務長官による証
言が予定されている。先週は、連銀関係者による金利動向に関した発言によっ
て大きく相場を下げた経緯もあるため、注視したいところである。


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6.投資信託基準価額
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詳しくは
→ http://www.monex.co.jp/FundGuide/0/syohin/tousin/syohnitirhyouji/guest

※マネックス証券の全取扱いファンドが騰落率順に表示できます。
※外国投信を売買する際の適用為替レートは、ログイン後「投資信託」トップ
画面の「適用為替レート」でご確認いただけます。


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7.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
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 5月22日    <オフサイト>

 オフサイト、即ち僻地には僻地の効用があります。国際会議で有名なのはダ
ボス会議ですが、ダボスはかなりの僻地です。出来ることと云えばスキーぐら
いで、或る意味で全くつまらない町です。しかしそこに大規模な国際会議をす
る理由があります。他にすることもないし、隣の町まで遊びに行くのも大変な
ので、或る意味でしょうがないから数日間も議論に没頭する訳です。圧力が上
がって何かが生まれる。そういう仕掛けです。

 9・11の直後に一度だけマンハッタンでダボス会議を開いたことがありま
したが、電話は入る、すぐにでもビジネス・ミーティングに出掛けられる、公
私に亘って用事はいくらでも作れる、と云うことで拡散してしまって、今一つ
の会議でした。各企業でも、「オフサイト・ミーティング」と称して本拠地か
ら離れてビジネスプラン・ミーティングなどを開くのは、同じ理由です。(場
合によってはレクリエーション中心の場合もあるようですが。。。)

 オフサイトの効果はカジノ経営にも表れています。経営的に成功しているア
メリカのカジノは、砂漠の真ん中など、なるべく僻地に設営されています。儲
かっても簡単には外には行けない。或いは家族がカジノ併設のブティックや遊
園地で消費する。そういう仕組みでカジノ・テリトリーの中にお金が残るよう
に工夫されています。ロンドンのカジノなどは街なかにあるので、儲かるとす
ぐにカジノから出て飲みに行ったりしてしまう為、経営が安定しません。この
ように「僻地」という一見なんのトクもない事象にも、効用はあるものです。

 しかしどんな場合でも、経済的効用を上げる為には、何かしらの方法で密度
を上げることが肝要です。当社に於いても、社内の密度・圧力を高める工夫を、
継続的にしていきたいと考えています。


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→ http://www2.monex.co.jp/monex_blog/index.html

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