マネックスメール 2006年5月26日(金)

1999年から発行しているマネックス証券の人気メルマガ「マネックスメール」を、ウェブ上で再読できます。

マネックスメール 2006年5月26日(金)

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 マネックスメール<第1672号 2006年5月26日(金)夕方発行>
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≪本日の目次≫
 1.相場概況
 2.今日のマネオク
 3.資産設計への道 
 〜その219 商品(コモディティ)価格が気になる方へ  内藤 忍
 4.チャートの世界 −第46回−
 5.投資信託基準価額
 6.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき

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CDG(2487)、モジュレ(3043)
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アストマックス(8734)、アミタ(2490)
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=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-1.相場概況
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
ゼロ金利解除が遠のいたとの見方もあって大幅高

日経平均            15,970.76 (△277.01)
日経225先物         15,980 (△270 )
TOPIX            1,613.78 (△ 29.07)
単純平均             500.67 (△ 7.09)
東証二部指数           4,563.35 (△ 14.89)
日経ジャスダック平均       2,434.32 (▼ 7.93)
東証一部
値上がり銘柄数         1,283銘柄
値下がり銘柄数          320銘柄
変わらず             86銘柄
比較できず            4銘柄
騰落レシオ           72.56%  ▼ 0.34%
売買高            16億4656万株(概算)
売買代金        2兆3563億9800万円(概算)
時価総額          514兆0445億円(概算)
為替(15時)          112.05円/米ドル

◆市況概況◆

 米国市場が堅調な動きとなったのですが、寄り付き前の外国人売買動向が引続き大幅売り越しとされたことで、週末の手仕舞い売りなどに押される展開かとも思われました。それでも朝方発表されたCPI(消費者物価指数)が予想通りとなったことで、ゼロ金利解除が早まることはないと考えられ、先物の買い戻しも交え堅調な始まりとなりました。その後は昼のバスケット取引もやや売り越しと伝えられたこともあって、上げ幅を縮小する場面もありましたが後場中ごろから先物へのまとまった買いもあって、一段高となりました。

 目先的な利上げ懸念が薄らいだことで為替も円安になり、いったん買い戻しや押し目買いが先行すると安くなっていたものが多いだけに底堅く、買い急ぐ動きとなったようです。たださすがに節目と見られる日経平均16,000円を意識する水準では目先筋の戻り売りや利食い売りもあって、上値の重い展開となって来るようです。

 小型銘柄は値動きの鈍さから見切り売りに押されるものが多く軟調となりました。主力銘柄に買いが入りそちらの動きが良くなると値動きの悪い小型銘柄を見切って、値動きの良い主力銘柄を物色する動きとなったようです。先物は今日も相場を主導する格好で、まとまった買いが入ると上がり、まとまった売りが出ると押し目を作る、と言った展開となりました。先物のまとまった売り買いに振らされる展開は続いています。

 引続き疑心暗鬼の中での戻り相場となりました。指数の動きはいいのですが、その割りには個別の銘柄の動きは今一つでそれほど回転が効いているようにも見えません。まだ積極的に買いポジションを膨らませるということもないのでしょうが、下値を売り叩くような弱気な見方も減って来たかもしれません。

(投資情報センター 清水洋介)


−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・CPI(しー・ぴー・あい)
 消費者物価指数のことを言う。家計に関わる商品やサービスの価格を集計し て指数化したもので、物価の動向を測る指標として使われる。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

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◆個別銘柄◆ 

 ほぼ全面高の中で小型銘柄が軟調

りそなHD (8308) 339,000円 △23,000 円 :1株単位
 相場全体の下げが一服となったことや、出遅れ感もあって同社など銀行株に
買いが集まり、大幅高で引けました。

凸版印 (7911) 1,442円 ▼27 円 
 現金決済条項付きCB(転換社債型新株予約権付社債)の発行により700
億円を調達すると発表しましたが、株主価値の希薄化の可能性を見極めにくい
との声もあって売りが優勢となり、引けは軟調となりました。

任天堂 (7974) 18,980円 △1,530 円 :100株単位
 次世代ゲーム機「Wii」の販売価格の見通しが発表され、「PS3」より
も大幅に安く設定される見込みとなったことから、シェア争いで優位に立つと
の見方もあって買いが集まり、大幅高で引けました。

インデックス (4835) 131,000円 ▼5,000 円 :1株単位
 同社など新興市場銘柄は、相場全体の下げに伴い個人投資家の投資意欲が減
退していることもあってさえない動きが続いていますが、本日も、見切り売り
などが優勢となり、引けは軟調となりました。

NTT (9432) 577,000円 △13,000 円 :1株単位
 外資系証券が同社など通信株の投資判断を引き上げたことが材料となって、
朝方から買いが集まり、堅調な引けとなりました。

NPC (8997) 1,390,000円 ▼30,000 円 :1株単位
 改正道路交通法が施行されることに伴い、駐車場需要が増えることへの期待
から買いが優勢となり、値を上げて寄り付きましたが、材料出尽くし感もあっ
て売りが優勢となり、引けは軟調となりました。


日経平均や外国為替などのテクニカル分析が「マーケットメール−夕刊−」に
詳しく解説されています。是非、日々の投資にご活用ください。
http://www.monex.co.jp/Etc/00000000/guest/G1800/form/toshi_mail_form.htm

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詳細は
→ http://www2.monex.co.jp/j/monex_asa_mail/rank.htm

※株式分割銘柄に関してはマネックス証券のウェブサイトにログイン後、
「投資情報」→「株式周辺情報」→「資本異動銘柄」をご覧ください。

 本コラムに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測
であり、情報の正確性について保証するものではありません。また、内容は
予告なく変更されることがあります。なお、本コラムは情報提供のみを目的
として作成されたもので、有価証券の売買、為替取引の勧誘を目的とした
ものではありません。

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2.今日のマネオク
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本日の各世銀債の参考利率

米ドル3年債:4.56% (±0.00%)  豪ドル2年債:5.04% (±0.00%)
                豪ドル4年債:5.38% (±0.00%)
( )内は前日比

◆今日のはてな◆

Q26.金利変動リスクって??

A.途中売却時に市場金利の変動により、売却差損が出てしまうリスクのこと
です。

売却時、金利の上昇等による債券価格の下落により、売却金額が投資元本を割
り込むことがあります。
詳しくは↓
http://www.monex.co.jp/Etc/00000000/guest/G3220/saiken/segin_notes.htm


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3.資産設計への道 
  〜その219 商品(コモディティ)価格が気になる方へ  内藤 忍
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=============<資産設計情報>==============
昨年に引き続き北海道札幌で資産設計セミナーを開催いたします。
http://www2.monex.co.jp/lounge/benkyo/unyo.html
明日は東京大学五月祭でパネラーとして出席します。
http://www.a103.net/may/79/visitor/visitor/gview.cgi?id=385
−−−−−−−−−−<資産設計への道〜その219>−−−−−−−−−−−−

 商品(コモディティ)価格が気になる方へ

 最近商品の値上げに関するニュースが目につきます。ティッシュペーパーや
トイレットペーパーの卸売価格を7月から25%以上値上げすると発表した製紙会
社があれば、外食チェーンも低価格戦略から値上げして付加価値の高い商品に
移行させるケースが多くなりました。

 このようなトレンドが続き、緩やかなインフレになってくると、それに対応
してこれから購入するものを値上がりする前に押さえておくことが必要になり
ます。

 例えばマイホームを持っていないのに不動産価格が値上りしそうなら、居住
用不動産の組み入れられたREITを購入するという方法があります。
 あるいは将来外貨でお金を使うときに円安になっていたら困るのであれば外
貨資産を今のうちから保有しておけば安心です。

 しかしトイレットペーパーが値上がりするからといって1年分買っておいても
置き場所がありません。別の方法を考える必要があります。

●商品市場への投資のメリット
 原油高による生産コスト上昇が紙の値段に影響している訳ですから、原油や
農作物といった商品市場に投資をしておけばよいことになります。米国のデー
タでは商品市場はインフレと相関が高いことがわかっています。商品指数にイ
ンフレがある程度連動するのであれば、そのような指数を買っておけばインフ
レヘッジに有効だということになります。

 また商品指数に投資をしておくともう一つのメリットがあります。それは商
品は株・債券との相関が低く、資産の分散効果を得ることができるのです。

●投資信託で商品指数に連動した投資効果を狙う
 マネックス証券で6月1日から販売するニッセイコモディティファンドはニッ
セイアセットマネジメントが運用する商品インデックス連動ファンドです。
http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new/news6057.htm

 商品のインデックス指数としてはGSCI指数とDJ-AIG商品指数が有名ですが、
このファンドで採用されたのはGSCI指数のエネルギーの比率を減らしたGSCI
Light指数というものです。

 24の銘柄から構成されていますが、2006年3月末現在、エネルギーが約40%、
農産物が約25%、畜産物が約10%、そして非鉄金属と貴金属で25%弱となって
います。DJ-AIG指数と比べるとエネルギーの比率が高く、農産物の比率が低く
なっています。原油や金、小麦といった商品全般の先物市場の動きが指数に反
映されるようになるのです。

 そしてこのファンドが連動するGSCI Light指数には金利が含まれています。
商品先物市場で運用をする場合、保証金を入れて売買を行うことになります。
例えば100のポジションを取るのに必要な保証金はその10分の1の10程度で済み
ます。したがって残りの90は余った資金として短期金融市場で運用することが
できます。ドルの短期金利は4%以上ありますから、90%が運用資金として使わ
れると3%以上の金利を稼ぐことができるのです。

 指数のリターンはこの運用益も含めて計算されますから、例え商品の商品価
格が動かなくてもインデックスは上昇することがありうるということです(投
資信託のコストが差し引かれますから上昇幅は小さくなります。また金利や価
格の動きによってはリターンにプラスにならない場合もあります。)。

 このファンドは最終的には外貨建ての有価証券に投資することになりますか
ら為替変動リスクを伴います。円高局面ではファンドの資産価値が大きく減少
する可能性があることには注意してください。

●アセットアロケーションではその他の資産
 拙書「資産設計塾 実践編」では資産を6つに分類していますが、商品(コモ
ディティ)は6つのアセットクラスの中でその他の資産に入ります。これは不動
産やオルタナティブ投資などと同じように債券や株式とは異なる資産であると
いう意味です。商品への投資についても不動産やオルタナティブ投資同様、全
資産の最大で10%程度までの組み入れが目安になります。

 商品(コモディティ)やニッセイコモディティファンドに興味のある人はファ
ンドの勉強会に参加してみましょう。さらに詳しい説明を聞くことができます。
http://www2.monex.co.jp/lounge/benkyo/commodityfund.html

今回の話のまとめ---------
●値上がりしたら困るものは先に買っておく
●商品(コモディティ)に投資するとインフレにある程度対応できる
●コモディティへの投資は資産の10%まで、が目安

ではまた来週・・・。

内藤 忍
株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長
http://www.monexuniv.co.jp/

資産設計について聞いてみたいことがある方はメール件名「内藤」宛で
feedback@monex.co.jp まで(コラムで紹介させていただく場合があります)

※投資信託に投資をする際は事前に目論見書を読んでご自身の判断で投資の
最終決定を行ってください。


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4.チャートの世界 −第46回−
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 −実践編:「一目均衡表(基準線と転換線)」−

 図表一覧
⇒ http://www2.monex.co.jp/j/chart/Kiten.htm

 今週は先週と同じ銘柄(指数)の同じ期間で「基準線」と「転換線」との関
係を見て見たいと思います。相場の基準となる方向性を指し示す「基準線」と
相場の転換のタイミングを計る「転換線」との相互の関係、そして株価の関係
を検証して見ましょう。

 図1.は先週の図1.と同じで日経平均の動きを表したものです。一目均衡
表の全ての線が描かれており、また見方も複雑なものとなっています。先週は
遅行線と日々線(ローソク足)だけを取り出して見ましたが、今週は基準線、
転換線と日々線だけを取り出してみましょう。

 図2.は「基準線」「転換線」「日々線(ローソク足)」だけを取り出した
もので、上記の図1.よりは基準線や転換線の関係が分かり易いのではないか
と思います。
 Aの丸のところでは基準線と転換線がいわゆる「デッドクロス(転換線が基
準線を上から下に割り込むこと)」「ゴールデンクロス(転換線が基準線を下
から上に抜けること)」となっており、「買い時代(買い方有利の時期)」
「売り時代(売り方有利の時期)」が交互に表れ、最後に大きく上に放れて
「買い」となったところです。
 Bのところではいったん下落した日々線が上昇に転じたところで転換線が基
準線を割り込んで「売り」を示唆し、その後の日々線の上昇は売り場を提供し
た格好となりました。
 Cは転換線が基準線を抜けるところで日々線が転換線や基準線でサポートさ
れた形です。転換線が基準線を抜けることで「好転」、つまり買いシグナルと
なり、それを裏付けるような格好で日々線が基準線にサポートされた、と言う
ことです。
 DはちょうどBと反対のような形です。日々線は上昇しているものの、転換
線が基準線を割り込み売り場を提供すると共に下落を示唆することになりまし
た。
 図の青い矢印は転換線が日々線のサポートや抵抗となったところで、短期の
動きや大きなトレンドの中での押し目、戻り、などをしっかりとしめしている
ものと見られます。
 赤い矢印は基準線がサポートとなったケースです。Cのところでもしっかり
とサポートされているのですが、転換線の動きとは関係のないところでもしっ
かりとサポートとして機能しているということです。

 図3.はこれも先週と同様に新日鉄の一目均衡表です。ここでもこの図だけ
では基準線や転換線の動きが分かり難く。その機能が分かり難いのではないか
と思います。

 図4.では細かい上げ下げの過程で基準線と転換線が交差するケースが多く、
また、基準線や転換線がサポートとなったり抵抗となったりしているケースも
多く見られます。
 Aのところでは転換線が上値抵抗となったあとで基準線を下回り、下落して
います。ただ、転換線が基準線を下回ったことを確認してから売りにいったの
では売り遅れることになったのではないかと思います。
 Bでは基準線がいったん上値を押えた(赤い矢印)あと、転換線でサポート
され、転換線が基準線を抜けて強含みとなったと言う形です。
 Cは基準線と転換線が同じような水準にあり、一気に株価が下回ってしまっ
たケースです。転換線が基準線を下回って、「逆転」=売りのシグナルが遅れ
てしまったパターンですが、株価が基準線や転換線で下げ止まらなかったとこ
ろで、売りと考えていれば、シグナルが遅れても対処できたケースです。
 Dもシグナルが遅れたケースで上昇トレンドを追認したような形です。急騰
となったことで、基準線と転換線が重なっています。
 EもDと同じような形ですが、重なっているような基準線と転換線がきっち
りと日々線のサポートとなって上昇、下値不安が少なく安心感のある上昇となっ
ています。
 Fでは基準線の上昇に合わせ日々線が上昇することが期待されたのですが、
逆にあっさりと割り込んでしまい、その後の下落に繋がった形ですその後は転
換線や基準線が上値の抵抗線となって下落を続け、戻りも鈍くなっている状況
です。基準線を上に抜けることが反転、上昇の条件となって来そうです。

 図5.では最後のところで基準線と転換線を大きく割り込んでいますが、そ
れまではしっかりと基準線と転換線がサポートとなっているように見えます。
これも、基準線と転換線、日々線(ローソク足)だけを取り出して見てみましょ
う。

 図6.は右肩上がりの相場がつづいていたことで、基準線と転換線の交差が
少なくなっています。青い矢印や赤い矢印で示したように、転換線がサポート
となり、転換線を割り込むと今度は基準線がサポートとなる、といった感じで
す。
 Aのところは日々線が先行する形で転換線が基準線を下回り、すぐに日々線
が先行して転換線が基準線を上回っています。このときに先行した日々線が転
換線や基準線にサポートされてしっかりした展開となり、その後の上昇相場に
結びついています。
 Bは日々線が一気に転換線と基準線を割り込んでいます。転換線と基準線が
同じとなっており、この状態からは転換線が離れた方に相場が向かうとされて
います。ただ、基準線を大きく割り込むことがここまで(このグラフの範囲内
では)なかったことからも分かるように、大きな調整となっており、今後は基
準線や転換線が上値の抵抗線として機能してくるのではないかと考えられるわ
けです。


 (マネックス証券 投資情報センター長 清水洋介)


 「チャートの世界」のバックナンバーは以下でご覧頂けます。
http://www2.monex.co.jp/forum/archives/b_shimizu/index.html

 また、ご意見・ご質問はメール件名「清水」宛で
 mailto:feedback@monex.co.jp
 までお送りいただければ清水から回答いたします。


-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
5.投資信託基準価額
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
詳しくは
→ http://www.monex.co.jp/FundGuide/0/syohin/tousin/syohnitirhyouji/guest

※マネックス証券の全取扱いファンドが騰落率順に表示できます。
※外国投信を売買する際の適用為替レートは、ログイン後「投資信託」トップ
画面の「適用為替レート」でご確認いただけます。


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  詳細はこちらから>>>
http://www2.monex.co.jp/lounge/lounge/seminar/index.html


=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
6.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

 5月26日     <オールド・バディ>

 オールド・バディとは即ち旧知のことです。昨日からオールド・バディと会
合が頻発しています。

 先ずは昨日の朝:嘗ての部下−彼女は大変な頑張り屋なのですが−で、今は
NYで新しいファンドに勤めているMTとそのファンドのトップとの意見交換
&営業ミーティング。

 午後:嘗ての競争相手、後に当社の創業期に出資をしてくれ、今は自らの会
社を起業して、逆に私が色々と相談に乗り、更には当社との協業を模索してい
るBBとのミーティング。

 ディナー:新社会人時の同僚であり、極めて優秀なプロ・トレーダーである
TH他とのトレーディング談義。

 本日正午:嘗ての私の大ボス、某投資銀行のトップを務めたあとに米上院議
員となり、今は某州の知事であるJCとのランチ。話し方も、考え方も、全く
もって昔と変わっていないのが、懐かしいやら何とやら。

 そして今晩は、嘗ての同僚ASが始めた”或る”お店に顔を出したあとに、
JCのオールド・バディ達と合流、更に深夜は中高の同級生との2ヶ月に1回
の会合です。もちろん個人的な再会で時間を潰している訳ではなく、今晩の用
事以外は全てビジネス目的です。

 オールド・バディと、昔とは違う形で、しかしビジネスの枠組みの中で、ま
た関わり合って行けることは楽しいものです。そして今晩のような掛け値なし
の集まりも、これまた楽しいものです。お互いに楽しくて有用なオールド・バ
ディであり続けられるように努力していきたいと思います。


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         投資判断はまず勉強してから
  6月1日取扱い開始の「 コモディティファンド」のセミナー開催(無料)
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  お取扱い開始に伴い、コモディティ投資セミナーを6月8日に開催。
  分散投資の一環として注目されている現状をわかりやすくご案内します。
  ご参加お待ちしております。

  詳しくはこちらから>>>
http://www2.monex.co.jp/lounge/benkyo/commodityfund.html


■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   マネックス証券の画面を使って解説
   
         6月6日(火)開催 「やさしいマネー講座」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■

  いよいよ金利が動き出します。世の中はどう変わる?経済はどうなる?
  金利と経済、投資についてマネックス・ユニバーシティ副社長 廣澤知子
  がやさしく解説します。また、金利と関係が深い「個人向け国債」、
  「世銀債(マネオク)」「為替保証金取引(マネックスFX)」などの商品
  をマネックス証券の画面を使いながら解説する予定です。

  お申込みはこちらから>>>
http://www2.monex.co.jp/lounge/benkyo/yasashi_moneykoza.html


―――――――――――――――――――――――――――――――――――
テレビ東京で平日の朝8時45分から放送されている「株式ワイド オープニ
ングベル」に、投資情報センター長 清水洋介 が毎週月曜日出演しています。
是非、ご覧ください。
http://www.tv-tokyo.co.jp/biz/
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
創刊号からのマネックスメールバックナンバー(マネログ)はこちらから
→ http://www2.monex.co.jp/monex_blog/index.html

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