マネックスメール 2006年6月13日(火)

1999年から発行しているマネックス証券の人気メルマガ「マネックスメール」を、ウェブ上で再読できます。

マネックスメール 2006年6月13日(火)

◆◆◆◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◆◆◆
 楽しい!学べる!得をする!
 マネックスメール<第1684号 2006年6月13日(火)夕方発行>
  http://www.monex.co.jp/
   <口座開設はこちら(無料)>
http://www.monex.co.jp/AccountRegistration/0/guest/G300/acc/index.htm◆◆◆◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇マネックス証券株式会社◇◇◇◇◆◆◆

■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
          == 開催まであと一週間 ==
   テクニカル分析セミナー 清水洋介の「一目均衡表集中講座」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■

  6月20日(火) 19:00-21:00 大手町サンケイプラザ
  
  「一目均衡表」について、作成の仕方から、実際に儲かるのかどうかまで  学ぶ、初級講座を開催します。結果的に「天井」「底」となったところで  はどういったチャートとなっていたのか、具体例を紹介しながら講義を行  ないますので、即戦力になるテクニカル分析を会得したいという方にお勧  めの勉強会です。

  お申込み方法など詳細はこちらから>>>
http://www2.monex.co.jp/lounge/benkyo/tech4.html

≪本日の目次≫
 1.相場概況
 2.ファンドマネージャー坪田好人氏の相場の見方
 3.土居雅紹のeワラントで覚える投資のコツ
 4.だから投資は面白い!
 5.投信売れ筋ランキング
 6.投資信託基準価額
 7.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
 8.今週のプレゼントコーナー

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
      【 〜ブックビルディングのお知らせ〜 】
★当社取り扱いの新規公開銘柄や既公開株式の売出・公募のお知らせです★−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
バリオセキュア・ネットワークス(3809)
ライフステージ(8991)、サイバーステップ(3810)

詳しくはウェブサイトをご覧ください。
http://www.monex.co.jp/StockOrderConfirmation/0/kbodr/kb_bosy_meigara/ichiran/guest
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-1.相場概況
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
悪材料目白押し、売りに理由には事欠かず大幅安

日経平均            14,218.60 (▼614.41)
日経225先物         14,270 (▼540 )
TOPIX            1,458.30 (▼ 52.59)
単純平均             443.92 (▼ 13.18)
東証二部指数           4,169.99 (▼ 66.77)
日経ジャスダック平均       2,240.78 (▼ 18.27)
東証マザーズ指数       1,344.05 (▼ 32.84)
東証一部
値上がり銘柄数          148銘柄
値下がり銘柄数         1,506銘柄
変わらず             42銘柄
比較できず            0銘柄
騰落レシオ           54.31%  ▼ 1.99%
売買高            19億6657万株(概算)
売買代金        2兆3665億4500万円(概算)
時価総額          464兆4961億円(概算)
為替(15時)          114.63円/米ドル

◆市況概況◆

 引き続き米国市場がスタグフレーション懸念から大幅安となったことや寄付き前の外国人売買動向(外資系12社ベース、市場筋推計)が大幅売り越しと伝えられたこと、CME(シカゴ市場)の日経平均先物が大幅安となったことなどから売り先行の始まりとなって、大きく値を下げて始まりました。主力銘柄の中には売り気配から始まるものが見られるなど、買い気の乏しい中で戻り売りや見切り売りがかさむといった状況でした。

 戻り歩調となる場面も見られたのですが、戻れば売られるといった状態でますます買い気も薄れる展開となりました。後場に入っても昼の市場外取引売り買い均衡と伝えられたのですが、先物への仕掛け的な売りが断続的に出て一気に値を崩す大幅安となりました。外国人投資家の売りに加え、機関投資家の損失確定の売りが出たのではないかと見る向きもあり、一気に見切り売りがかさみました。

 小型銘柄も大幅安となったのですが、主力銘柄の下げに比べては小幅の下げに留まり、主力銘柄以上に売り飽き気分も強く、整理が進んでいる感じです。先物へのまとまった売りが断続的に出て大きく値を下げる要因となりました。損失限定の売りに対しヘッジの先物売りがかさんだとも見られますが、米国市場への懸念とアジア市場が軟調なことを材料に仕掛け的な売りが多かったものと思われます。

 底入れ感がなかなか出てこないのですが、小型銘柄の動きに見られるように徐々に売り飽き気分も強くなっており、打たれ強くなって来るのではないでしょうか。SQ(特別清算指数)算出でいったん底入れ感が出たように何らかのきっかけさえあればすぐにでも反発が期待されのではないかと思います。外国人売買動向が買い越しとなって来ることや米国市場に底入れ感が出てくることが必要なのかもしれません。


 (投資情報センター 清水洋介)


−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・スタグフレーション(すたぐふれーしょん)
 物価の上昇(inflation)と景気の停滞(stagnation)が同時に起こること。 通常は、景気が良くなれば物価が上昇し、景気が悪くなれば物価は下落する が、スタグフレーションでは景気の悪化するなかで物価が上昇するため生活 水準の悪化が懸念される。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

---- お知らせ 清水洋介の著作 -------------------------------------
『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」』(パンローリング社)
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=220&c=9784775990254

セミナーのDVD(ビデオ)と執筆を加えた
 「DVDブック ローソク足と酒田五法」(パンローリング社)
http://www.tradersshop.com/bin/showprod?a=220&c=9784775961230

 『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)
http://spn05619.co.hontsuna.com/article/1670803.html
---------------------------------------------------------------------

■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

王道の株式分析セミナー(バリュー投資とテクニカル分析) 7月8日(土)開催
 ☆第二部「ローソク足と酒田五法 【実践編】」 講師/清水洋介 ☆

http://www.tradersshop.com/bin/showprod?c=2011008600008

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■

◆個別銘柄◆

 主力銘柄を中心に全面安の中で小型銘柄の一角は比較的堅調

住 金 (5405) 427円 ▼25 円 
 同社など鉄鋼株は朝方からさえない動きが続いていましたが、後場に入って
から下げ幅を拡大し、引けは大幅安となりました。景気敏感株の一角として売
られているとの指摘もありました。

花 王 (4452) 2,785円 △30 円 
 外資系証券が、同社の投資判断を3段階評価の真ん中から強気に引き上げた
ことが材料となって、相場全体が軟調となる中で堅調に推移しました。

アドバンテ (6857) 10,320円 ▼600 円 :100株単位
 米国市場で半導体株指数が連日の年初来安値更新となるなど軟調だったこと
もあって、朝方から売りがかさみ、大幅安となりました。

阪急HD (9042) 533円 △10 円 
 阪神(9043)と開催した経営統合委員会の準備会合において両社が一致した、
バスの新路線についてなど複数の検討課題が報じられ、これらを好感する買い
が集まり、堅調な引けとなりました。

電 通 (4324) 319,000円 ▼19,000 円 :1株単位
 値ごろ感やW杯による特需への思惑もあって、先週末から続伸となっていま
したが、本日は個人などの見切り売りなども入ってさえない動きが続き、大幅
安で引けました。

日本オラクル (4716) 4,770円 △20 円 :100株単位
 今期の単独経常利益が6年ぶりに最高益を更新する見通しと報じられ、好業
績を好感する買いが集まり、引けは堅調となりました。


日経平均や外国為替などのテクニカル分析が「マーケットメール−夕刊−」に
詳しく解説されています。是非、日々の投資にご活用ください。
http://www.monex.co.jp/Etc/00000000/guest/G1800/form/toshi_mail_form.htm

◆ランキング◆

詳細は
→ http://www2.monex.co.jp/j/monex_asa_mail/rank.htm

※株式分割銘柄に関してはマネックス証券のウェブサイトにログイン後、
「投資情報」→「株式周辺情報」→「資本異動銘柄」をご覧ください。

 本コラムに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測
であり、情報の正確性について保証するものではありません。また、内容は
予告なく変更されることがあります。なお、本コラムは情報提供のみを目的
として作成されたもので、有価証券の売買、為替取引の勧誘、売買推奨を目
的としたものではありません。


=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
2.ファンドマネージャー坪田好人氏の相場の見方
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

○先週の株式相場下落について

 年明け以降の米国株式市場は、米国のインフレ指標の動向と将来の金融政策
に関する思惑によって上下動する相場となり、4月まで景気が堅調でインフレ
懸念が高まり金利引き上げ長期化の可能性が高まると下落し、可能性が減少す
ると上昇するという推移になりました。日本を含め世界中の株式市場がこの枠
組みの範囲内で動いてきましたが、5月10日以降、米国景気が減速の兆候を
示し始めているにもかかわらず、インフレ指標が沈静化しない限り金利引き上
げを継続するとの米国金融当局の意思が明確になるに連れて、市場は先行き経
済のオーバーキルのリスクを感じて急落する結果となりました。日本の株式市
場については昨年40%以上上昇し、ほぼ横ばいの動きとなった米国株式市場
に比して割高感が強かっただけにより大きく下落する結果になっているとも考
えられます。また、今期企業業績見通しがほぼ横這いとの慎重な見通しを4月
から5月にかけて日本企業が発表した結果、PERの高さを説明できなくなってき
たことからより下落したとも言えます。但し、ここ数日の相場急落と今年に入っ
てからの安値である15,000円前後をあっさり割り込んできた先週の相場の動き
はこの考え方からはずれる全く想定外の動きでした。

○今後の相場見通しについて

 先週の相場の動きを詳細に分析しますと、ディフェンシブ株の代表銘柄であっ
た電力株が急落していること等から、これまでの内外の景気減速を懸念した売
りの範疇を越え、ファンド解約売り等ロスカット的な動きが主因と言えます。
やはり日経平均で15,000円以下の水準は現状のファンダメンタルズと乖離した
大幅な売られすぎの水準と考えます。従いまして今後の日本株は、米国株式市
場の下落が止まった段階で大きくリバウンドする相場展開を想定しますが、一
方で米国金利引き上げの打ち止め感が出るまではグローバル経済の低迷リスク
から上値も重く、米国景気のソフトランディングの可能性が高まるまでは株式
指数の高値更新は困難と考えます。このような相場環境下では、マクロ経済の
動向に左右されない強力な成長分野が相場の中心にならざるを得ないと考えら
れ、その候補はやはりデジタル家電や高速大容量通信等のハイテク分野と見て
います。但し年後半以降来年にかけては再度グローバル経済の高成長を織り込
みに行く相場展開を想定しています。


坪田好人氏:興銀第一ライフ・アセットマネジメント株式会社(DIAM)に
てIBJITMジャパンセレクションの運用を担当。
投資信託をお申込みの際には、「目論見書」をご確認下さい。

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
3.土居雅紹のeワラントで覚える投資のコツ
            第53回 金利上昇を活かす
(難易度 ★★★☆☆)
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
◆◇◆◇◆◇ 手数料半額〜無料!eワラント体験キャンペーン ◆◇◆◇◆◇◆
5月1日(月)より7月31日(月)までの3ヶ月間、マネックス証券におけるeワ
ラント売買手数料が売買金額によって半額〜無料となります。この機会にいろ
いろなeワラントを試してみてください。

(注意)売買スプレッドは通常通りです。eワラント取引におけるその他一般的
なリスクに関しても、通常の取引におけるリスクと変わりはなく、ハイリスク・
ハイリターンな商品です(損失は投資金額に限定)。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 

■ゼロ金利政策と量的緩和
 1999年2月からデフレ対策として、翌日もの金利(1日だけ業者間で資金をや
り取りする際の金利)を、ほとんどゼロにする政策が始まりました。途中、
2000年8月に一時解除されましたが、2001年3月に量的緩和政策(日銀が資金を
潤沢に供給する政策)が導入されて、事実上再開されました。この結果、今年3
月に量的緩和政策が解除されるまでは、ゼロ金利+量的緩和政策は丸5年も続い
たことになります。現在もゼロ金利政策は続いていますが、この5年という月日
は長いものです。金利が低下していった局面では、歴史的な低金利と騒がれる
こともあったものの、5年も続くと、この金利水準にすっかり慣れてしまった方
も多いと思われます。

■他通貨の金利水準と比較してみると
 しかしながら、他通貨の金利水準と比べると、現在も続いている短期金利の
水準は極めて特殊な状況であることを再認識させられます。米ドル金利はこの
ところインフレ懸念から引き上げられて5%を越える水準、ユーロやポンドも円
金利と比べると高い水準にあります。円以外の他の通貨が高いのか、円だけ例
外的に低いのかと考えると、どうも後者なのではないかと考えるのが自然なの
ではないでしょうか?

          翌日もの金利     6ヶ月金利     
円         0.09750%       0.39500%
米ドル       5.05125%       5.41813%
ユーロ       2.51875%       3.10663%
英ポンド      4.64000%       4.78469%
 * 翌日もの金利、6ヶ月金利ともに業者間金利のLIBOR(6月12日時点)

■通常の水準に戻るとすれば、今何ができる?
 中央銀行の政策によって変動する短期金利が、現在の特異な水準から次第に
通常の水準に戻っていくとするなら、連動性は保証されませんが、長期金利の
水準にも影響を与える可能性があります。その場合、具体的には長期国債の利
回りや各種業者間金利、一般の長期貸出金利などの金利も以前の通常の水準に
戻っていくと考えることができます(下記リンクから、ちょっと前の業者間金
利(スワップレート)の水準を確認してみてください)。

http://www.gs.com/japan/ewarrant/jgb_imgs/jgb_chart.gif
出所:ブルームバーグ
上記はあくまでも過去の動きであり、必ずしも予想したとおりの将来の結果を
保証するものではなく、何らかの行動を勧誘するものではありません。


 それでは、金利(特に長期金利)の上昇に対してどんな行動ができるのか考
えて見ましょう。

☆固定金利のローンを組んで、金利水準とともに物価も上昇するなら、返済が
楽になる?確かに、過去のインフレ局面ではそういうケースもあったと思われ
ますが、無理に負債を膨らましてしまうことは大きなリスクを伴います。また、
変動金利のローンでは全くの逆効果。金利上昇で利払い負担も増えてしまいま
す。

☆債券投資?これから金利が上がるとするなら、債券の種類には要注意です。
金利が上がると、利払いが固定されている債券では、一般に、その価値は下落
してしまいます。

☆金利上昇に強い株式を探す?確かに金利抵抗力があると言われる企業もある
かもしれません。ただ、金利以外の要因でも株価は変動します。

■国債先物eワラント
 ストレートに長期金利上昇を予想して投資機会に活かすなら、国債先物とい
う手段もあります。 一般に、 長期金利が上昇すれば、国債利回りも上昇し、
国債の価格は下落すると考えられます。これに効果的に投資できるのが国債先
物です。しかしながら、この商品は機関投資家といわれる銀行や証券会社など
の投資のプロたちのものでした。

 そこで、今月19日に登場するのが国債先物eワラント。eワラントのハイリス
ク・ハイリターンながら追い証なし(損失は投資元本に限定)という仕組みを
活かして国債先物相場に投資することが可能です。しかも、取引の方法は他のe
ワラントと同様で、証券口座にある資金で投資できます。

■国債先物eワラント利用上の注意点
 金利(ここでは債券利回りと考えます)と債券価格は逆に動くので要注意。
一般に、債券利回りが上がれば債券価格は下がり、債券利回りが下がれば債券
価格は上がります。それでは、金利が上昇するとしたら、国債先物コール型と
プット型どちらを選ぶべきなのでしょうか?正解はプット型となります。再び、
上記のリンクから金利と債券先物価格の値動きが逆になることを見ると参考に
なると思います。
 なお、短期金利の水準をほぼゼロにするゼロ金利政策が解除されても、長期
金利が上昇しない、あるいは下落するという可能性もないわけではありません。

本日のポイント: 金利上昇には国債先物eワラントプット型を考えてみる

ゴールドマン・サックス証券 eコマース部長 土居 雅紹 (どい まさつぐ)
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
-------------------------------------------------------------------------
<少額投資といえば>『カバードワラント』投資の選択肢が広がります!
http://www.monex.co.jp/CwrntInformation/0/guest/G1300/cwrnt/index.htm
<3日で学ぶeワラント>eワラント入門編(全3回) メルマガ購読もこちら!
https://www.gs.com/japan/ewarrant/mailmag/index.html
<eワラント オンデマンド・セミナー(無料)>あなたのPCがいつでもセミナ
ー会場に!
http://www.gs.com/japan/ewarrant/invest/index8.html

上記はあくまでも投資事例であり、何らかの行動を勧誘するものではなく、予
想した通りの将来の値動きを保証するものでもありません。最終的な投資の判
断は、ご自身の責任で行ってください。上記内容はゴールドマン・サックス証
券の税務上の意見、見解、解釈を述べたものではありません。また、上記内容
は、将来変更されることもあります。税制に関する個別的事情は各投資家が自
己の責任で判断する必要があります。


=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
4.だから投資は面白い!
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

 −第14回 ケースを学ぶ 〜こんなとき、あなたはどう判断するか〜−

 先週のコラムの最後のほうで少し触れましたが、今週は、日産自動車(7201)
のこの十数年の株価を見ながら、投資判断について考えていきたいと思います。

 図表
 ⇒ http://www2.monex.co.jp/j/chart/7201.htm

 チャートの(A)期間。“下降期”です。
 1990年代の初頭に株価が急落しています。この時期に、減収・減益が一時的
でなくなってきているのですが、その理由として挙げられるのは、日産個別の
問題も全く無いとは言えませんが、むしろ、「バブル崩壊」によって、個人消
費が縮小基調となり、株式市場に経済の先行き不透明感が出ていたことのほう
が大きいのではないかと思います。
 つまり、この急落は「内部要因」というよりは、むしろ「外部要因」による
ものと考えてもいいのではないでしょうか。
 この時期の投資判断としては、既に投資をしている場合はいったん利益を確
定する、投資をしていない場合でも、収益拡大が見込めるような段階になって
改めて投資をする、というスタンスが必要でしょう。

 次に、(A)期間の真ん中から右端にかけてをご覧ください。
 この時期に、“下降期”→“どん底期”→“回復期”という流れを期待して
いた投資家の方々も多かったのではないでしょうか。株価も600円を割り込
んで底入れ感が出て、上昇に転じてきていました。株価は戻り歩調にあり、販
売台数の回復も見込まれていたことと思います。
 しかし、(A)期間から(B)期間にかけて、株価は再び下落していくこと
になるのです。
 販売不振による収益の伸び悩みと言ってしまえば簡単ですが、トヨタ自動車
(7203)は、この時期に株価が回復しています。図表の中、青い丸印の時期で
す。
 この時期に、日産には何が起きていたのでしょうか。

 財務基盤が脆弱だったことが第一に挙げられるかと思います。(B)期間、
すなわち“どん底期”の1998年には、連結売上高約6兆円のうち数兆円(一説
によると2兆円?)の有利子負債があったと言われていました。おそらく(A)
期間の右端、1995年あたりにも有利子負債を懸念する声は上がっていたのでは
ないでしょうか。
 (A)期間の初頭にあった株価の急速な下落は、「外部要因」も大きかった
ということは既に取り上げましたが、発売を開始してから長く時間が経過した
既存の商品(自動車)は認知度も高くなっている反面、デザイン、技術力など
商品力の低下が鮮明になっていました。そこで、より質を向上させた商品(自
動車)やサービスの投入などを行い、国内経済の縮小という波をうまくかわせ
れば良かったのですが…。
 多額の有利子負債がのしかかってきて、柔軟な組織運営が出来なかったので
しょうか。
 「技術の日産」といわれた時代に青年期を過ごした50代〜60代の方々とクル
マの話をすると、10年ほど前の日産について、いい印象を持ち合わせている方
が少ないように感じます。この時期の日産を歯がゆく感じていた方々も多いの
ではないかと思います。
 すなわち、財務基盤の脆弱さが車のデザインや販売戦略にも影響を及ぼして
いたのでしょう。
 投資判断としては、会社をひたすら信じて投資し続けるという選択肢もあり
ますが、大きな損失を被る可能性が高く、いったん投資を引き上げて会社の動
向を見極めるというのも一つ、ではないでしょうか。

 読者の皆様がこの時期に日産に投資をしていた、あるいは投資を考えていた
としたら、どのような「視点」で分析をしていたでしょうか。

 次回は、“ゴーンさん”が登場してきます。

(マネックス証券 投資情報センター)

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
5.投信売れ筋ランキング ベスト5
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

 1.日経225ノーロードオープン
 2.ハイパー・ウェイブ
 3.HSBCインドオープン
 4.トヨタ・バンガード海外株式
 5.インデックスファンドTSP


 ※マネックス証券の2006年6月5日〜6月9日における約定日ベースの販売
  ランキングです。
  当ランキングには、公社債型の投資信託(MRF含む)、外貨建てMMF及び
  マネーポートフォリオは含めておりません。

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
6.投資信託基準価額
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

詳しくは
→ http://www.monex.co.jp/FundGuide/0/syohin/tousin/syohnitirhyouji/guest

※マネックス証券の全取扱いファンドが騰落率順に表示できます。
※外国投信を売買する際の適用為替レートは、ログイン後「投資信託」トップ
画面の「適用為替レート」でご確認いただけます。


■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   「マネックス証券相談所 松本大に何でも聞いてみよう!」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■

  「マネックス ラウンジ@銀座」では、来週月曜日のランチタイムに、
  毎回大好評の「マネックス証券相談所 松本大に何でも聞いてみよう!」
  を開催いたします。皆さまのご参加を、お待ちしております。

  6月19日(月) 12:30-13:00 
  
  お申込み方法など詳細はこちらから>>>
http://www2.monex.co.jp/lounge/lounge/seminar/nandemo.html


=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
7.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

 6月13日    <バランス>

 バランスと云うものは、とても難しいものです。私はサッカーは好きですが、
専門家ではありません。しかし昨日の惜敗を見るに、サッカーに於いても物事
は意図通りには行かないことや、微妙なバランスの変化が、致命的な結果をも
たらすことを思い知らされました。

 守備を固めるためであったろう柳沢と小野の交代が、中田を微妙に前線にシ
フトさせ、守備面でのギリギリのバランスを壊したのではないでしょうか?も
ちろん当事者でない者が結果を論じることは、甚だ無責任なことです。私はジ
ーコ監督を尊敬していますし、彼の采配を批判する気は毛頭もありません。た
だ一般論として、バランスが如何に大切で難しいものかと、思い入るだけです。
そしてこのバランスというものは、とてもとても微妙なものです。

 悪魔はディテールに宿る、とは、誰の言葉だったでしょうか。しかし私は、
天使もディテールに宿るものだと思います。サッカーに話を戻すと、微妙なバ
ランスを逆手にとって、あと2戦は上手く勝ってもらいたいものですね。


=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
8.今週のプレゼントコーナー
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

 鮎川良さんの書籍、「一気に儲ける新興市場銘柄とIPO投資」

 〜IPO、新興銘柄の達人が投資の秘訣をズバリ教える!〜
                      を10名様にプレゼント!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆


「一気に儲ける新興市場銘柄とIPO投資」<ナツメ社 \1,470(税込)>
をマネックスメール読者の方の中から抽選で10名様にプレゼント!
皆さまふるってご応募ください。

◎プレゼント応募要領◎ 

下記の要領にてEメールでご応募ください

 件名:鮎川良さん書籍プレゼント係

 宛先:present@monex.co.jp
本文:お名前、郵便番号、ご住所を記載

締切日:2006年6月19日
抽選日:2006年6月20日

※当選の発表は、商品の発送をもって代えさせていただきます。
※電子メール(Eメール)は、機密保持が保証されない公衆回線を使用し送信
 されるため、第三者により傍受、改ざん等が行われる可能性があります。あ
 らかじめご了承ください。
※プレゼントにご応募いただいたお客様より取得した情報に基づき、当社のサ
 ービス等についてのご案内を行う場合があります。当社の個人情報の利用目
 的等については、以下のページをご参照ください。
http://mail.monex.jp/?4_18515_311509_13

●書籍の紹介
IPOや新興市場への投資手法や基礎知識などを簡単な図解でわかりやすく
説明。この本1冊にIPO投資の考え方がすべて詰まっています。投資手法
をもう一度見直したい投資家必見の1冊。

●著者紹介 鮎川 良(あゆかわ りょう)
株式会社マーケット・ウォーク代表
立命館大学卒業後、地方新聞社、帝国データバンク、金融専門誌記者などを経て
マーケット・ウォーク設立。新規公開株(IPO)情報の先駆けとして「東京I
PO」サイトを立ち上げ、現在はQUICKを通じて全国の証券会社に独自のI
PO情報を配信。個人向け「IPOファンクラブ」なども運営。金融雑誌などへ
の執筆やテレビ、ラジオなどにも出演。

主な著書に「IPO新規上場株投資のすすめ」(日本経済新聞社刊)など。

ホームページhttp://www.marketwalk.co.jp/


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
創刊号からのマネックスメールバックナンバー(マネログ)はこちらから
→ http://www2.monex.co.jp/monex_blog/index.html

マネックスメール全文を過去にさかのぼって読むことはもちろん、“つぶやき”
の部分だけをさかのぼることや、キーワードで過去のある部分を検索すること
も可能です。ぜひ一度お試しください。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ご意見や、皆様の身近な投資情報は、こちらまでお寄せ下さい。
マネックス証券へ  mailto:feedback@monex.co.jp

===================================
<マネックスメールを解除したい時は>
 マネックスメールの受信解除、メールアドレスの変更等はこちらへ
 ▽ https://stgi.monex.co.jp/php/mon_reg_form.php
 アドレスの変更の場合、お手数ですが、旧アドレスの解除、新規アドレスの
 登録という方法でお願いします。
▽口座に登録しているメールアドレスを変更しても、マネックスメールの配
信先アドレスは変更されません。上記のページより変更のお手続をお願いし
ます。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
●配送できないメールアドレス等の解除について
マネックスメールでは、ご登録いただいたメールアドレスに間違いがありメー
ルを配送できない場合や、何らかの理由で一定期間登録メールアドレスへメー
ルが配送されない場合、その他弊社がやむを得ないと判断した場合には、登録
メールアドレスを解除させていただくことがございます。予めご了承下さい。
マネックスメールへのご登録にあたりましては、正しいメールアドレスが入力
されていることをご確認下さい。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
マネックスメールはマネックス証券株式会社(以下「当社」)が発行するメー
ルマガジンです。マネックスメールの著作権は当社に属し当社の許可なく複製・
再配信等を行うことはできません。当社は有価証券の価格の上昇又は下落に
ついて断定的判断を提供することはなく、マネックスメールをもって有価証券
の売買を勧誘するものでもありません。投資等のご判断は、ご自身の自己責任
においてされますようお願い致します。当社は、お客様のマネックスメール情
報サービスのご利用により生じた損害につきましては、その責を負いません。
またマネックスメールに他社から提供されているコンテンツに関しては、それ
ぞれの会社が作成したものであり、その内容の正確性・有用性等について当社
は一切責任を負いません。
マネックス証券株式会社  http://www.monex.co.jp/ 
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

マネックスからのご留意事項

「マネックスメール」では、マネックス証券でお取扱している商品・サービス等について言及している部分があります。
マネックス証券でお取引いただく際は、所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。お取引いただく各商品等には価格の変動等による損失が生じるおそれがあります。また、信用取引、先物・オプション取引、外国為替証拠金取引をご利用いただく場合は、所定の保証金・証拠金をあらかじめいただく場合がございます。これらの取引には差し入れた保証金・証拠金(当初元本)を上回る損失が生じるおそれがあります。

商品ごとに手数料等及びリスクは異なりますので、詳しくは「契約締結前交付書面」、「上場有価証券等書面」、「目論見書」、「目論見書補完書面」又は当社ウェブサイトの「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」をよくお読みください。

マネックスメール登録・解除

5000号以降のマネックスメール

コラム一覧