マネックスメール 2006年6月19日(月)

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マネックスメール 2006年6月19日(月)

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 マネックスメール<第1688号 2006年6月19日(月)夕方発行>
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      今週23日(金)より、「マイページ」をリニューアル
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  よりわかりやすく、より使いやすいサイトを目指して。
  6月23日(金)15時30分頃より、ログイン後の「マイページ」を
  リニューアルいたします。お客様の声を反映、ニーズに応えたサイト  構成にご期待ください。
  
  http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new/news606d.htm
≪本日の目次≫
 1.相場概況
 2.きょうの「マネいち」
 3.バンガード・海外投資事情
 4.「やさしいマネー講座」
 5.株式市場アウトルック
 6.投資信託基準価額
 7.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき

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=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-1.相場概況
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
底入れ感も強く押し目買い意欲は旺盛

日経平均            14,860.35 (▼18.99)
日経225先物         14,890 (▼30 )
TOPIX            1,527.66 (▼ 7.05)
単純平均             467.79 (▼ 0.47)
東証二部指数           4,352.88 (△20.92)
日経ジャスダック平均       2,349.08 (△11.39)
東証マザーズ指数        1,462.71 (△ 0.26)
東証一部
値上がり銘柄数          856銘柄
値下がり銘柄数          752銘柄
変わらず             87銘柄
比較できず            0銘柄
騰落レシオ           77.42%  △1.99%
売買高            14億3755万株(概算)
売買代金        1兆7305億5900万円(概算)
時価総額          486兆7120億円(概算)
為替(15時)          115.62円/米ドル

◆市況概況◆

 米国市場がもたついていたことやシカゴ市場(CME)の日経平均先物が軟調であったことに加え、寄り付き前に市場筋の推計として伝えられる外国人の売買動向(外資系13社ベース)が3日ぶりに売り越しとなったことや先週末の大幅高の反動もあって売り先行の始まりとなりました。それでも小型銘柄を中心に底入れ感も強く、底堅い動きとなり底堅さを確認しながらおちついた動きとなりました。

 昼の市場外取引も売り買いの偏りはなく、後場に入ってもおちついた動きが続きました。ただ、底堅さが確認されると先物にも仕掛け的な買いが入り、先週末の終値を上回る場面も見られました。その後は方向感なく押し目買いと戻り売りがせめぎ合う形で一進一退となりましたが、最後は目先筋の見切り売りもあって軟調となりました。それでも「売られた」と言う感じも少なく、底入れ感が強くなっているようです。

 小型銘柄は終始堅調な動きとなりました。朝方から戻り売りも少なかったことから先物の動きに振り回されることもなく、底入れ感が出て押し目買いや値動きの良い銘柄への積極的な買いも見られました。先物の動きを見てもまとまった売り買いに振らされる場面でも先週半ばまでとは違い、全般的に売りに追随する動きよりも買いに追随する動きの方が目立っていたのではないかと思われます。市場のセンチメントも「底入れ」と言うことになってきたような感じです。

 底堅い動きと戻り売り圧力の少なさを確認するような展開となりましたが、外国人の売買動向が気になってまだ積極的に買い上がるような動きにはならないようです。まだ、積極的に買い上がるよりは早め早めに利益を出しながら回転売買を繰り返す、といった感じで下値を売り叩く動きは少なくなったものの、まだ疑心暗鬼の中での押し目買いが中心ということではないかと思います。外国人の売りが止まったとはっきりすれば積極的な買いも期待出来るのでしょう。

(投資情報センター 清水洋介)


−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・戻り(もどり)
 相場が下落している局面での、一時的な上げのことをいう。この局面で売る ことを、「戻り売り」という。
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◆個別銘柄◆ 

 目先的な利食い売りなどで証券株は安く、出遅れ感もあって薬品株が高い

ファーストリテイ (9983) 9,300円 △80 円 :100株単位
 同社が運営する「ユニクロ」と東レ(3402)が衣料品の開発・生産で提携す
ると報じられたことが材料となって、買いが集まり堅調な動きが続きました。

日電産 (6594) 8,140円 ▼320 円 :100株単位
 米国市場がもたついた展開だったこともあり、同社などハイテク銘柄はさえ
ない動きとなり、引けは大幅安となりました。

ホンダ (7267) 7,170円 △20 円 :100株単位
 相場に底入れ感が出ていることや円安基調にあることもあって、同社など好
業績の主力銘柄の一角に買いが集まり、引けは堅調となりました。

三住海上 (8752) 1,323円 ▼31 円 
 取引時間中に、金融庁が同社に対し一部業務停止を命じる方針であると報じ
られ、売りがかさんで引けは軟調となりました。

日立造 (7004) 155円 △6 円 :500株単位
 相場を押し上げる材料に乏しい中で、目先筋が低位株を物色する動きもあっ
て堅調な動きが続きました。

ゴールドクレ (8871) 5,960円 ▼70 円 :10株単位
 国土交通省が建設業者の「丸投げ」を規制する方針であると伝わり、同社な
どマンション関連銘柄や大手建設株はコスト増加を懸念する向きもあって売り
が優勢となり、軟調な引けとなりました。


日経平均や外国為替などのテクニカル分析が「マーケットメール−夕刊−」に
詳しく解説されています。是非、日々の投資にご活用ください。
http://www.monex.co.jp/Etc/00000000/guest/G1800/form/toshi_mail_form.htm

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※株式分割銘柄に関してはマネックス証券のウェブサイトにログイン後、
「投資情報」→「株式周辺情報」→「資本異動銘柄」をご覧ください。

 本コラムに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測
であり、情報の正確性について保証するものではありません。また、内容は
予告なく変更されることがあります。なお、本コラムは情報提供のみを目的
として作成されたもので、有価証券の売買、為替取引の勧誘を目的とした
ものではありません。


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2.きょうの「マネいち」
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本日の各世銀債の参考利率

米ドル3年債:4.70% (±0.00%)
ユーロ4年債:2.98% (−0.02%)
豪ドル3年債:5.36% (±0.00%)
NZドル2年債:6.06% (+0.02%)


◆きょうのはてな◆
Q2.新しくなった「マネいち」は旧マネオクとどこが違うの??(1)

A2.人気の銘柄に発行保証が付きました!

「せっかく申込んでも発行されるかどうか分からない!」とのご指摘を受け、
お申込み状況の多い銘柄を「今月の銘柄」に指定し、為替水準が規定以上に円
安に振れない限り、発行保証をお付けいたします!
ただし、「今月の銘柄」指定時に発行保証が付かなかった銘柄は、その次点で
申込み受付が終了となってしまいますので、欲しい銘柄がある場合は、ぜひお
早めにお申込みください!

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3.バンガード・海外投資事情 第225回
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 あなたのポートフォリオは全天候型ですか?(後編)

 前編では2つの投資原則のうち「バランス」について触れましたが、これだ
けでは十分とはいえません。

 個別アセットクラス内での分散

 ポートフォリオにはいろいろなタイプの株式や債券を保有したほうがよいで
しょう。言い換えると、なるべくリスクを減らしたいという投資家は、アセッ
トクラス間の分散同様、個別アセットクラスの中でも分散を進めることをおす
すめします。

 一般的に個別の株式や債券は「アンシステマティック・リスク(個別銘柄リ
スク)」あるいは「企業リスク」と呼ばれるリスクに曝されやすいといわれて
います。これらはある企業の不祥事や業績の悪化などが原因でその株価が下落
するというような銘柄固有のリスクを指します。複数の銘柄で構成される投資
信託に投資することは、この個別銘柄リスクを低減できる簡単な方法のひとつ
で、個別銘柄の変動による影響の緩和が期待できます。

 アセットクラスを構成する銘柄が複数のセクターや時価総額規模で分散され
ていれば、少数の銘柄を保有しているだけでも企業リスクを避けることができ
るでしょう。もし、銘柄の特性が類似しているのなら、それらのパフォーマン
スもまた似たような動きをすることになり、たとえ何百もの銘柄を保有しても
十分に分散できていないかもしれません。

 たとえば米国のナスダック100のインデックスを例にあげてみます。 2006年5
月の時点で米国市場がほぼ回復したのにもかかわらず、ナスダック100は2000年
以前の時価総額のおよそ半分しか回復していません。ナスダック100の構成銘柄
は比較的値動きの激しいテクノロジー・セクターに属しており、それらの企業
の一部は依然として業績が落ち込んだままです。一方、広範囲に米国市場をカ
バーするインデックスは全ての主要セクターの銘柄で構成されており、その大
半の企業は近年業績も好調です。

 分散投資への近道

 投資において「バランス」と「分散」の価値は明らかであるのにもかかわら
ず、米国でも多くの投資家が実践できていないのはなぜでしょうか。

 「最も大きな障壁は“惰性”です。」とバンガードの投資カウンセリング&
リサーチ・グループのアナリスト、ジョン・アメリクス氏は言います。 「米国
では、ポートフォリオ全体のバランスや分散投資を考えたりするのが面倒だと
考える人が多いようです」(アメリクス氏)

 しかし、ポートフォリオにバランスと分散を取り入れるためには、必ずしも
複雑な構築方法を考える必要はありません。たとえばバランス型ファンドに投
資することもその解決方法のひとつです。


※トヨタアセット・バンガード海外株式ファンド
 販売手数料がかからない「ノーロードファンド」
 トヨタアセットマネジメントがバンガードグループのインデックスファンド
 の組み入れによって運用を行う、ファンドオブファンズ形式の国内投資信託
 です。1万円からのお買付ができ、月次定額積立、カードde自動つみたて
 も可能。ファンドの内容はマネックス証券のホームページでご確認下さい。

※投資信託をお申込みの際には、「目論見書」にて詳細をご確認下さい。


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4.「やさしいマネー講座」−第7回−
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 相場は常に動いています。株式市場然り、為替市場然り。
 人間は欲の深い生き物ですから、相場の良いときには「もっと投資しておけ
ば良かった」「もっと早く始めれば良かった」と思い、相場が悪いときには
「しなければ良かった」
「早く利食っておけば良かった」と思うものです。

 投資をすれば、必ずこうした市場の動きの影響を受けるものですが、なるべ
く「ブレない」運用をするために、値動きの異なる商品に分散投資する「アセッ
ト・アロケーション」を行うことが効果的であることは皆様には既におなじみ
ですよね。

 投資の勉強もしている、知識もある、でもなかなか運用をスタートできない
という方もいらっしゃると思います。勉強しているからこそ、つい市場の動き
を横目で見てしまい「今買うと高すぎないか」「もっと安くなるのではないか」
と先読みをしてしまい、いつまでも買えないパターンではないでしょうか。
 ブレない運用をするために買うはずなのに、結局タイミングを見計らう「投
機」と同じスタンスで運用を始めようとしてしまっているのですね。

 運用を始めるのは早ければ、早いほど、効果があります。投資の効果はいつ
買ったかというタイミングではなく、どういう配分で保有したかに因るところ
がずっと大きいのです。
 とは言っても、まとまった資金を一度に投資すれば「いつ買ったか」によっ
て泣いたり笑ったりと差が出てしまうことも事実です。
 なかなか運用を始められない方は、購入時期の分散も兼ねて、「記念日積み
立て」で始めてみてはいかがでしょうか?

 誕生日を迎えた、新社会人になった、お子さんが小学校に入学した、(すで
に2ヶ月ほど経っていますが・・・)、お子さんやお孫さんが誕生した、などな
ど。人生の節目節目の記念日に積み立てを開始するのです。
 例えばお子さんが生まれたときから始めた積み立てが、小学校や中学校に入
学するときの入学金になったり、成人式のお祝いになったりと月々の金額はわ
ずかなものでも長い時間をかけてまとまった資金となることも期待できます。
(長期投資の効果ですね!)

 積み立て投資には他にも利点があります。
 日々の忙しさ、慌しさの中で、つい運用から遠ざかってしまうことはあるも
のです。そんなとき後になって「買いそびれた!」などということなく自動的
に確実に積み立ててくれるのは忙しい人には大きな味方です。

 もう一つ、運用には興味はあるけれど、お金のマネジメントはちょっと・・・
という方もいらっしゃいます。月々、年間の収支についてキチンと把握してい
る方は残念ながら少数派。入ってきたお金をなんとなく使いきる、残っていた
ら貯蓄、というドンブリ派が大多数です。まとまったお金があれば前向きに運
用に取りかかろうとするのですが、まとまったお金がないときは「運用するお
金がない!」となってしまいがちです。
 運用はまとまったお金でなくてもできるものです。まずは
収入―支出=残れば貯蓄・・・ ではなく
収入―貯蓄分(積み立て分)=支出
 というふうに確実に少額ずつでも積み立てに回すことで、ドンブリ派の方に
も確実に運用を始めることは可能なのです。

 なかなか運用がスタートできず、きっかけが欲しい方はぜひ「記念日積み立
て」を行ってみてはいかがでしょうか。


★廣澤 知子
株式会社マネックス・ユニバーシティ 取締役副社長
http://www.monexuniv.co.jp/
ファイナンシャル・プランナー(CFP (R)) 、1級ファイナンシャル・プラ
ンニング技能士。
著書「金利をやさしく教えてくれる本」発売中。
http://www2.monex.co.jp/lounge/book/index.html


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5.株式市場アウトルック(提供:フィスコ)
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 売られ過ぎ銘柄の日替わり物色

 14000円割れ目前でセリングクライマックスに

 日経平均は6月13日に614.41円安と同時多発テロの影響を受けた2001年9月12
日以来の下げ幅を記録し、翌14日には14045.53円までの下落を余儀なくされた。
しかし、14000円割れ目前で急速に下げ渋りをみせ徐々に自律反発ムードを強め
ると、米国市場の14日の反発、そして15日の大幅高を受けて一気にリバウンド
の動きを強めている。世界的株安の連鎖に歯止めを打ったとの見方が強まった
ほか、6月9日時点の信用取引残高では、買い残高が5兆円を割り込んだことから
目先調整一巡との見方も強まったようである。また、先週は先に調整一巡した
との見方から新興市場を中心とした中小型株が強い動きをみせていた。これに
より、マザーズ指数は25日線を突破し、ヘラクレス指数も25日線を捉えてきて
いる。

 世界的株安の連鎖への警戒感が薄れた。日経平均は14000円割れ目前からの切
り返し、そして週末にかけての上昇により、週足では600円幅の長い下ヒゲを付
けた陽線に。また、一目均衡表では雲上限(先行スパンA)をサポートする格
好からの切り返しであり、チャート形状でも目先的な底打ち感が強まっている
状況である。週初こそ先週末にかけての大幅上昇の反動から利益確定の動きが
強まる可能性はあるが、上昇に転じた5日線(14542.25円 16日)がサポートと
して機能するようなら25日線(15480.16円)を目先のターゲットとしたリバウ
ンドへの期待が強まる可能性はある。ただし、週足ベースで一目均衡表の遅行
線が過去の実線を上から下に割り込んでいる状況であり、実線を下から上に抜
けて陽転させるには最低でも16000円を回復させる必要がある。そのため、本格
的なトレンド転換には時間を要しそうである。また、村上ファンド問題の政界
への波及や、米金融政策の行方、今後総裁選を控えていることなどを考慮する
と、やはり上値を積極的には追いづらそうである。

 需給面では週前半の急落によって、さらに信用買い残の整理が加速した感は
ある。週末の上昇で再び買い残が増加しているとの見方もあるが、先行き不透
明感のくすぶる状況では買いポジションを膨らます動きは限定的と考えられる。
また、6月1週の投資主体別売買動向では外国人投資家、個人投資家が売り越し
となった半面、国内機関投資家はそろって買い越しとなっている。下値では国
内機関投資家の買いが入るとの見方が強まってくるようなら、下支え要因とし
て買い安心感につながることになる。また、ジャスダック市場では、5月5週に
外国人投資家が9週ぶりに買い越しに転じた後、6月1週には2週連続の買い越し
となっている。非公式の外資系注文状況では、16営業日ぶりに買い越しに転じ、
2日連続買い越してきている。この流れが今週以降も定着してくるようなら、下
値不安は相当低下することにつながると考えられる。また、今週から株主総会
のシーズンとなる。総会を控えている企業などは、経験則的にではあるが、株
価は堅調に推移する傾向がある。

 このように底打ち感が台頭する一方、積極的には上値を買いづらい状況であ
る。また、日経平均が3000円下落した後に、1000円戻していることも、達成感
が出やすいところである。今後は、より出遅れ感の強い銘柄を循環物色してい
く動きが出ることが考えられる。また、自律反発を強めていた新興市場は週末
にはやや動きが鈍っていた。東証1部の主力処が切り返した影響などもあろうが、
マザーズ、ヘラクレス指数ともに25日線を捉えていることをみれば、一旦は達
成感が出てもおかしくないところである。市場心理としては、日経平均の25日
線までの500円幅を考えれば東証1部の出遅れ銘柄などに行きやすいと考えられ
る。ただし、ポジションを積極的には保有しづらい状況と資金の回転の早さ、
逃げ足の早さなどを考慮すると、引き続き下落幅が大きく、値幅の出やすい新
興市場の中小型株へのリバウンドの動きが強まると考えられる。証券各社のア
ナリスト評価が高い一方で、大きく売り込まれていた銘柄などには見直し買い
の動きが強まる可能性はある。また、25日線との乖離の大きい銘柄などを探る
動きも強まろう。本格的な上昇トレンド入りを確認するまでは、これら売り込
まれている銘柄の自律反発狙いを日替わりで行うことになろう。


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6.投資信託基準価額
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詳しくは
→ http://www.monex.co.jp/FundGuide/0/syohin/tousin/syohnitirhyouji/guest

※マネックス証券の全取扱いファンドが騰落率順に表示できます。
※外国投信を売買する際の適用為替レートは、ログイン後「投資信託」トップ
画面の「適用為替レート」でご確認いただけます。


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7.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
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 6月19日    <睡眠>

 週末にやたら寝ました。最近疲れが溜まってきていて、肉体的にも精神的に
も蘇生力が落ち込んでいる気がしていました。食欲は一切問題なく、夏バテで
はなさそうです。マッサージなどに行くと、一時的に復活するのですが、また
次の日に疲れやすくなります。

 どうも普段と違う気がしていて嫌な気分だったのですが、一ついつもと違う
ことがあって、それは睡眠不足が頭抜けて累積していることでした。そこでこ
の週末は、徹底的に寝ることにしました。土曜日、寝る。日曜日、寝る。昨日
はサッカーのクロアチア戦も捨て、9時からぐーぐー寝ました。すると今日は
絶好調です。頭スッキリ、体は軽く、視力も極端に上がり、オフィスの反対側
にいる社員の眉毛まで見えそうです。やはり人間、睡眠が一番大切ですね。体
が軽くなり、頭の回転が速くなるだけでなく、考え方も明るくなります。

 かつて外資系証券会社で働いている頃、忙しくて睡眠時間が短くなってくる
と、よくNYの上司に叱られました。「もっと寝ろ。」「やることが沢山ある。
寝る時間が短くなるのはしょうがない。」「それは下らない言い訳だ。アメリ
カの大統領を見ろ。お前よりも何倍もやることがある筈だが、睡眠時間はお前
よりずっと長い。」そういうやりとりをよくしたものです。やはり睡眠時間は
大切ですね。これからは睡眠不足を溜め過ぎないように、注意したいと思いま
す。


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     本日19日(月)より、eワラントに新たに269銘柄を追加
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  ポケットマネーでアクティブな投資が楽しめる「eワラント」に、
  本日19日(月)より新たに269銘柄が追加されました。
 「道路交通法改正バスケットeワラント」、「長期国債先物eワラント」
  も登場。

  http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new/news6068.htm

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