マネックスメール 2006年6月23日(金)

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マネックスメール 2006年6月23日(金)

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 マネックスメール<第1692号 2006年6月23日(金)夕方発行>
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       マネックス世銀債いちば(通称:マネいち)
   〜 今月の銘柄は「NZドル建て2年債」に決定! 〜
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  マネックス世銀債いちば、「今月の銘柄」として選定された
  「NZドル建て2年債」は只今の参考利率は6.06%!(6月23日現在)
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≪本日の目次≫
 1.相場概況
 2.きょうの「マネいち」
 3.資産設計への道 〜その223  金融業界のマジシャンたち  内藤 忍 4.チャートの世界 −第50回−
 5.投資信託基準価額
 6.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき

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=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-1.相場概況
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先物主導で底堅く、最後は戻り歩調で小幅安

日経平均            15,124.04 (▼11.65)
日経225先物         15,100 (▼30 )
TOPIX            1,545.57 (▼ 3.55)
単純平均             470.01 (▼ 1.47)
東証二部指数           4,342.95 (▼ 9.97)
日経ジャスダック平均       2,337.20 (▼ 2.35)
東証マザーズ指数         1,443.76 (△ 2.82)
東証一部
値上がり銘柄数          504銘柄
値下がり銘柄数         1,076銘柄
変わらず             116銘柄
比較できず            1銘柄
騰落レシオ           79.76%  ▼ 4.35%
売買高            15億5209万株(概算)
売買代金        2兆1043億2300万円(概算)
時価総額          491兆7135億円(概算)
為替(15時)          116.00円/米ドル

◆市況概況◆

 米国市場が軟調となったことや引き続き外国人売買動向(市場筋推計、外資系13社ベース)が売り越しと伝えられたことで売り先行の始まりとなりました。昨日の大幅高の反動もあって、目先筋の利食い売りや見切り売りもあって下げ幅を拡大する場面も見られました。それでも先物へのまとまった買いなどもあって、戻り歩調となる場面もあり、総じて底堅い展開となりました。

 後場に入っても、昼の市場外取引で目立った動きも無かったことから週末の手仕舞いの売り買いが交錯、方向感のない場面もありましたが、引け際には買戻しや先物への仕掛け的な買いが入って戻り歩調となり、小幅安の引けとなりました。特に好材料があったわけでもなく、目立って上昇している業種も無かったのですが、売り飽き気分の強い中で先物主導で指数が押し上げられたという感じでした。

 小型銘柄は昨日の上げ幅が大きくなかったこともあって、下げ渋って始まりました。その後も底堅い動きが続き東証マザーズ指数はしっかりとプラスで引けるなど総じて堅調な引けとなりました。先物へのまとまった売りは少なく、前場から断続的に買戻しを交えながらまとまった買いが入り相場を主導する動きとなりました。

 今週も上げ下げ波乱含みでしたが底入れ感は出てきたのではないかと思います。ある程度までの悪材料は織り込んだ感じで、割安感の強い銘柄も多く、ここからは売られ過ぎの修正や割安感の是正が行われて来るのではないでしょうか。


(投資情報センター 清水洋介)


−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・手仕舞い(てじまい)
 保有している銘柄や信用取引の建て玉などを売却や返済をして現金化するこ とをいう。つまり、保有しているポジションを減らす、もしくは、なくすこ とをいう。手仕舞いが行われる理由は、利益を確定するために「手仕舞い」 をする他、週末などの取引がない日に何が起こるかわからないリスク(政治 的要因やテロなどの「イベントリスク」)を出来るだけとらないようにする ために行われることもある。
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◆個別銘柄◆ 

 まちまちの展開だが主力銘柄が高く、TOPIXコア30が堅調

ファーストリテイ (9983) 9,680円 △50 円 :100株単位
 日経平均先物が大引けにかけて値を戻したことを受けて、日経平均に寄与度の大きい同社など値がさ株の一角も買い戻しの動きなどが優勢となり、引けは堅調となりました。

日産自 (7201) 1,233円 ▼29 円 :100株単位
 円安基調となっており、収益改善期待から買いが集まるかとも思われましたが、本日は朝方から売りが優勢となり、軟調な引けとなりました。

菱地所 (8802) 2,300円 △50 円 
 前場は乱高下となりましたが、大引けにかけて相場全体の戻しもあって上げ幅を拡大し、堅調な引けとなりました。米国市場の景気減速懸念が高まっている中で、収益に影響を受けにくい国内の内需関連銘柄を物色する動きが見られる、との指摘もありました。

電 通 (4324) 313,000円 ▼3,000 円 :1株単位
 同社などW杯関連銘柄は、ドイツW杯で日本が勝ち進めば収益が拡大すると見られていましたが、予選リーグでの敗退を織り込んでいた投資家が多かったとの見方もあり、株価への影響は限定的となって、引けは小幅安にとどまりました。

日ユニシス (8056) 1,781円 △49 円 :100株単位
 同社が発表した今期、来期の業績計画が保守的で上ブレする可能性が大きいとして、国内系証券が同社の投資判断を5段階評価の「3」から「2」に引き上げたことが材料となり、買いが集まって堅調となりました。

ライトオン (7445) 3,730円 ▼180 円 :100株単位
 今期の業績予想を下方修正したことが嫌気されて、朝方から売りが優勢となり、大幅安となりました。


◆ランキング◆

詳細は
→ http://www2.monex.co.jp/j/monex_asa_mail/rank.htm

※株式分割銘柄に関してはマネックス証券のウェブサイトにログイン後、 「投資情報」→「株式周辺情報」→「資本異動銘柄」をご覧ください。

 本コラムに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測であり、情報の正確性について保証するものではありません。また、内容は予告なく変更されることがあります。なお、本コラムは情報提供のみを目的として作成されたもので、有価証券の売買、為替取引の勧誘を目的としたものではありません。

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-2.きょうの「マネいち」
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
☆本日、NZドル建て2年債が、「今月の銘柄」に決定いたしました!☆

本日の「今月の銘柄」の参考利率

NZドル2年債:6.06% (±0.00%)

◆きょうのはてな◆
Q6.「今月の銘柄」に選ばれなかった銘柄はどうなるの?

A6.申込受付を終了し、お預かりした買付代金はお返しいたします。

「今月の銘柄」に選ばれなかった場合、その時点で申込受付は終了し、お預かりしている買付代金は、当日午前11時より他のお取引でのご利用が可能になります。
お申込いただいた銘柄が、「今月の銘柄」に選ばれなかった場合の、買付代金のお預かり期間がぐんと短くなりました。

詳しくは↓
http://www.monex.co.jp/Etc/00000000/guest/G3220/saiken/auction.htm

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-3.資産設計への道 
  〜その223  金融業界のマジシャンたち  内藤 忍
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
=============<資産設計情報>==============早稲田大学エクステンションセンターの秋学期に開講する「内藤忍の資産設計塾」−10万円からはじめる超初心者のためのマネー運用法−の受付が昨日開始になりました。超初心者対象で基礎から学んで自分で運用するのが目標です。http://www.waseda.jp/extension/
−−−−−−−−−−<資産設計への道〜その223>−−−−−−−−−−−−

金融業界のマジシャンたち

 マジシャンとは一般人にはわからないようなトリックを使って不思議な現象を見せてくれる人たちです。例えば1000円札を目の前で1万円札に変えてしまったりするわけですが、目の錯覚に過ぎません。本当に1万円に殖えたわけではないのです。

●金融業界の引田天功
 金融業界にもマジシャンはたくさんいます。数年前にEB債という商品が大ヒットしました。金融業界の引田天功のような存在です。これは例えば有名な上場銘柄株を対象に、株価が事前の決定価格を上回った場合には元本と高い利息が得られ、株価が決定価格を下回ると、対象となった株で現物償還される商品です。つまり株価が下がると株になってしまい株価が上がると金利しか得られない商品なのですが、見た目の高金利に目を奪われ魅力的な商品に見えてしまう錯覚商品でした。

 大人気だったEB債ですが、実はコスト高で個人投資家にメリットの薄い商品であることが明らかになるにつれマーケットから消えていきました(ちなみに引田天功さんは2代目になりましたが現役でご活躍です)。

●新しい金融業界のマジシャン(1)
 しかし最近も新しいマジシャンたちが次々と金融業界に現れています。
 例えば「ステップアップ型社債」というのがあります。これは円建で5年の債券なのですが、利率が年々上がっていく商品です。例えば1年目が1.3%、2年目から0.15%ずつ金利が上がり最後の5年目には年利1.9%になります。現状の国内金利から見ると魅力的に見えますが、マジックは早期償還条項付というところにあります。これは売り手の都合で早期償還されてしまうという条件付きの債券なのです。

 世の中の金利が下がるとこの商品の価値は上がりますが、その時には償還されてしまう可能性が高まります。逆に市場金利が予想以上に急上昇すると償還されず、当初決められた金利が支払われます。

 ちなみに現在募集中の5年・固定の国債の金利は1.30%です。これはステップアップすることはありませんが、途中でいきなり償還されることもありません。http://www.monex.co.jp/Etc/00000000/guest/G3220/saiken/kojin.htm

●新しい金融業界のマジシャン(2)
 逆に市場金利が上昇すると期間が延長になってしまう商品もあります。「期限延長特約付き預金」と言われるものです。

 例えば5年の円定期として当初5年間、年1.5%(税引後年1.2%)の金利を受け取れます。しかし5年後に銀行側の判断で期間が10年に延長される場合があるのです(その場合、6年目以降の金利は年1.6%にアップするようになっています)。

 そしてこの商品は満期までは原則として中途解約できません。万一解約しようとする場合は元本割れとなる可能性があるのです。

 日本の金利が上昇してしまうと銀行は期限延長をしてきます。そうなると定期預金のままで資金が10年間拘束されてしまうのです。

●「デリバティブ=悪」ではない
 どちらもデリバティブ(金融派生商品)を使った仕組み商品と呼ばれるものです。このようなデリバティブを使った商品をすべて否定するものではありません。デリバティブの技術によってそれぞれのニーズに合った商品開発が可能になる面もあるのです。最初の例で言えば償還されるリスクを取っても少しでも高いリターンが欲しいというニーズには対応しているわけです。

 ただし問題はそのリスクの対価であるプレミアムが上乗せ金利に充分反映されているかどうかです。プレミアムは多くの場合オプションの売りを行うことによって得られます。ところが個人投資家がこのような商品を買う場合にオプションの価値までを計算することは現実には不可能です。ブラックボックスの中で価格決定されると売り手の金融機関に有利になっている(つまりかなり抜かれてしまう)可能性が出てきます。

 宣伝を派手にやっているということはそれだけ儲かっているから、と推測することも出来ます。とすれば販売している金融機関の収益源になっているオイシイ商品(個人投資家からは敬遠すべき商品)かもしれません。

●コストの種明かしをしない金融機関のマジシャンたち
 テレビにマジシャンが出演する番組ではトリックを見せた後に種明かしをすることがあります。マジックとは後から聞いてみると何だそんなことか、と思うような錯覚の利用であることがわかります。

 残念ながら金融機関のマジシャンたちはコストについて自ら種明かしをすることは無いようです。種明かしをしないなら個人投資家としての対応は2つしかありません。
個人投資家自らが種明かししてその商品のコスト構造を解明する、
あるいは
トリックがわからないならマジシャンには近づかない、のいずれかです。
今回の話のまとめ---------
●錯覚によって有利に見える金融商品はマジックと同じ
●金融商品はコスト次第であり「デリバティブ=悪」と決め付けるのは早計●マジックの種明かしができないならその商品には近づかない方が良い

ではまた来週・・・。

内藤 忍
株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長
http://mail.monex.jp/?4_28401_134617_15

資産設計について聞いてみたいことがある方はメール件名「内藤」宛で
feedback@monex.co.jp まで(コラムで紹介させていただく場合があります)

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-4.チャートの世界 −第50回−
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
 −実践編:「一目均衡表」(準備構成)−

 図表一覧
⇒ http://www2.monex.co.jp/j/chart/Junbi.htm

 今週は引き続き一目均衡表ですが、その中で「天井・底」を見分ける一つの方法、「準備構成」について検証して見ましょう。いったいどういう形で「天井」や「底」が現れるのか、「酒田五法」の「三山」にちょっと似ていますが、はっきりと表れているようなところを検証して見ましょう。

 図1.は日経平均がバブル後の安値をつけた2003年4月の時の日足です。赤い矢印で示したところが注目点で、基準線を割り込まなかったことで次の段階へ移行し底入れとなって来たのです。「大底」となったところで、遅行線が日々線を抜けた、基準線が上向いた、転換線が基準線を抜けて来た、日々線が雲を抜けて来た、と「買い」のシグナルがほとんど全て綺麗に次々と現れたのですが、「波動」から見るとどうなっているのでしょうか?

 図2.は図1.の「波動」(=値動き)を見易くするために「日々線=ローソク足」だけを取り出して見ました。
 Aから(その前からですが)Xまで下落する過程で何度か戻りを試し、その都度打ち返されてはC〜Xの安値を付け、結果的についにXで底打ちとなったのです。この戻りの場面で大底となったXのところとC〜Eまでの違いが分かれば「大底」を見つけることが出来るのではないかと思います。
 Aの底を打ってBまで戻ったのですが、桃色の点線までは戻らず下落トレンドとなりました。その後Aの水準を割り込んでCを付け、戻りを見せても1の矢印のところでBの水準を越えることは出来ず、またDの安値をつけて戻したところ(2の矢印)でも1の矢印の水準を抜けることは出来ず下落、同様にEの安値の戻り(3の矢印)でも2の矢印の水準を抜けず、下落が続いたのです。 Xの底を打ってからは3の矢印の水準を抜けてFまで上昇、底入れの気配を見せ、Yのところ(買い点線=3の矢印の水準)で下げ止まり(実は基準線がサポート→図1.参照)、その後Fの水準を抜けて、上昇を続け桃色の線(=下落の始まり、底入れ確認の始まり)を抜けて「大底」を確認した格好となり、その後の大相場に繋がっていったのです。

 図3.は新日鉄が昨年の5月に底値をつけた時のチャートです。ここでもはっきりと底値を形成していく過程が見てとれます。青い矢印は基準線を割り込んでいますが、赤い矢印では基準線を割り込んでおらず、ここで底値が確認された格好となっています。

 図4.は図3.の日々線(ローソク足)だけを取り出して見たものです。 A〜Xまで下値を切り下げながら大底を探る動きとなりましたが、この過程でもCの後の戻りでもDはBを超えることが出来ず、EはCを上回って底打ちとなったのですが、FでDの水準を越えることが出来ず、Xの底に繋がったということです。
 Xをつけた後はGではFを超えることが出来ず、Hまでの下落、この過程では図3.で見たようにHでは基準線を割り込んでしまっているのです。そして今度はIでF、Gの水準を抜けて、底入れ感が出て、Jまで下がるものの基準線にサポートされ、C〜Hまでの安値も割り込んでいないのです。この際、Gの水準を抜ける矢印1のところで底入れの兆しが見え、矢印2のところでIを抜け、大底確認となったのです。

 図5.は直近の日経平均の日足です。結果的には図の赤い丸のところで基準線を割り込んだとされ、最後の売り場となったのですが、それが何処で確認されたのかを見てみましょう。

 図6.Xの後Aではしっかり下げ止まったもののBでXを抜けきれず、その押し目Cでも赤い点線で示した節目(S点)では下げ止まったもののAを割り込み下落への兆しがあったということになります。その後の戻りもDまでしか戻らずX、Bの高値を抜けず、しかもA、Cといった安値を割り込み、節目である赤い点線を割り込んだことで、高値が決定的となったのです。その過程で、CやEのところで基準線を割り込んでしまったことが下落の要因となった、と考えるのが「準備構成波」と言うことです。

 今回の項目でもそうですが、一目均衡表の解説では難しい言葉が多く出てきます。(というよりも「聞き慣れない言葉」ですが)ただ、言葉に惑わされずに「どうして天井となったのか」あるいは「どうして底となったのか」を考えることが大切ということです。一つ一つ分析しながら、かつそういった動きが一目でわかるのか「一目均衡表」なのです。


 (マネックス証券 投資情報センター長 清水洋介)

 「チャートの世界」のバックナンバーは以下でご覧頂けます。
http://www2.monex.co.jp/forum/archives/b_shimizu/index.html

 また、ご意見・ご質問はメール件名「清水」宛で
 mailto:feedback@monex.co.jp
 までお送りいただければ清水から回答いたします。


-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-5.投資信託基準価額
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-詳しくは
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=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-6.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
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 6月23日   <毎度・人間ドック>

 また人間ドックを受けました。定期的にも受けるようにしていますが、何か心配事があってもすぐ受けるようにしています。中学からの友人が総合病院の院長をしていて、突然のお願いを聞き入れて貰えるので、感謝しつつも気軽に受けています。

 前に何度かつぶやきでも書いたことがありますが、私は異常に健康です。毎晩ディナーが入っていて、イッパイ飲み、あまり寝ず、休みもほとんど取りません。問診をすると、毎回お医者さんは「これは酷い結果が出そうですね〜」という顔をするのですが、結果が出ると毎回ホントに驚かれます。エコー、CT、心電図、血圧、眼底写真、何でもやります。血液検査もあらゆるオプションを実行します。しかし何も悪いところが見つかりません。胆嚢に2ミリぐらいのポリープ様のものがありますが、これは5年以上前から同じ場所に同じ大きさであるので、そういう形をしているだけでしょう。血液検査は全ての項目が正常値であり、お医者さんは一様に呆れかえります。

 但し今回は例外が2つだけありました。一つは血液検査で、正常値を微妙な誤差の範囲で超えたものが一つだけありました。尿酸値です。しかしこれは直近の食事の影響も受けるものなので、或る程度食事に注意した上で、近いうちに再度チェックしようと思っています。もう一つは胃カメラを飲まなかったことです。消化器の先生が私の友人の妹で、お互いに小さい時から知っています。流石に恥ずかしいものがあり、今回は逃げました。ただ看護婦さんたちも今では顔馴染みになってしまい、妹先生も含めて今更恥ずかしいもないかも知れません。こちらも近いうちに観念してちゃんとチェックしてもらおうと思います。
 ところで私の健康は、多くの友人から「嘘ではないか?」とイチャモンを付けられます。生活パターンを知っていて、しかもお互いに知っている古い友人に診て貰ってることから、そういうことを云ってくるのです。違います。これは正真正銘の結果です!海外でメディカル・チェックアップを受けたこともありますが、同様に完璧な健康体でした。好きな仕事をし、水をよく飲んでいるのが健康の理由だと思っています。しかし慢心せず、これからも健康管理に注意していきたいと思います。


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