マネックスメール 2006年6月28日(水)

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マネックスメール 2006年6月28日(水)

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 マネックスメール<第1695号 2006年6月28日(水)夕方発行>
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≪本日の目次≫
 1.相場概況
 2.きょうの「マネいち」
 3.10年後に笑う!マネープラン入門
 4.HSBCの中国情報
 5.はじめてみよう!株式投資 
 6.投資信託基準価額
 7.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき

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=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-1.相場概況
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買い手控え気分の強い中、米国株安を受けて大幅安

日経平均            14,886.11 (▼285.70)
日経225先物         14,920 (▼210 )
TOPIX            1,527.51 (▼ 21.86)
単純平均             464.18 (▼ 6.63)
東証二部指数           4,325.79 (▼ 26.53)
日経ジャスダック平均       2,324.25 (▼ 8.10)
東証マザーズ指数         1,427.18 (▼ 10.72)
東証一部
値上がり銘柄数          212銘柄
値下がり銘柄数         1,429銘柄
変わらず             54銘柄
比較できず            0銘柄
騰落レシオ           81.00%  ▼ 7.16%
売買高            14億6662万株(概算)
売買代金        2兆0124億3200万円(概算)
時価総額          485兆7141億円(概算)
為替(15時)          116.26円/米ドル

◆市況概況◆

 米国市場が大幅安となったことや外国人売買動向(外資系13社ベース、市場筋推計)が引続き売り越しとなったこと、シカゴ市場(CME)の日経平均が大幅安であったことから売り先行で始まり、軟調となりました。先物へのまとまった売りに下げ幅を広げる場面も多く、市場のセンチメントが悪いなかで「戻れば売り」という感じで終始軟調となりました。

 米国でのFOMC(公開市場委員会)を控えて金利や米国株式市場の波乱が予想され、その波乱を嫌ってポジションを減らしたり、ヘッジから売り急ぐ向きもあったようです。直接足元の業績などへの反応ではなく米国市場や米国でのイベントに過剰反応となったような感じです。それでも値がさ銘柄に軟調なものが多いのですが小売株の一角や好業績銘柄には堅調なものもあり、銀行株など主力銘柄にも底堅いものも散見されました。

 小型銘柄も軟調なものが多かったのですが、主力値がさ銘柄ほどの下げはなく底堅い動きとなりました。ある程度売り尽くした面もあり、下値を売り叩く動きにはなり難いようです。先物にもまとまった売り買いが散発的に見られましたがそれほどむきになって追随するような動きもなく、寄り付きから大きく売られたあとは比較的値動きに乏しい展開となりました。

 米国発で大幅安となりましたがFOMC後のFRB(連邦準備理事会)のコメント次第で上にも下にも行き易くなっているのではないかと思います。皆が同じ指標に注目し同じ行動をしているのでここから上がるにしても下がるにしても米国FOMC次第、ひいてはFRB次第と言うことになるのでしょう。


 (投資情報センター 清水洋介)


−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・値がさ銘柄(ねがさめいがら)
 50円額面換算したときに値段の高い銘柄のこと。50円額面換算とは、銘柄に よって決まっているみなし額面というものを50円に換算することである。た とえば、東京電力(9501)のみなし額面は500円なので、50円額面換算するた めに、株価を10で割ることになる。
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◆個別銘柄◆

 小型株やディフェンシブ銘柄は底堅く主力値がさ株が安い

ホウスイ (1352) 245円 △18 円 
 主力銘柄がほぼ全面安となる中で、同社など値動きの良い低位株を目先筋が物色する展開となり、堅調となりました。

ブリヂストン (5108) 2,140円 ▼95 円 :100株単位
 今期の連結営業利益予想を下方修正したことが嫌気され、朝方から売りが優勢となり、大幅安となりました。

みずほ (8411) 939,000円 △5,000 円 :1株単位
 前場はさえない動きが続いていましたが、後場に入ってからは前日比プラスに転じ、引けは堅調となりました。大手銀行株の中でも値動きの荒い銘柄として注目が集まり、目先筋の値幅取りの動きも見られるとの指摘もありました。
エルピーダ (6665) 4,150円 ▼430 円 :100株単位
 生産能力を倍増させることが報じられましたが、公募増資による資金調達で1株あたり利益の希薄化などが懸念されて売りが優勢となり、大幅安となりました。

コナミ (9766) 2,525円 △65 円 :100株単位
 底入れ感もあって朝方から買いが集まり、堅調な動きとなりました。機関投資家や投資信託が買いを入れているとの指摘もありました。

武 田 (4502) 6,720円 ▼160 円 :100株単位
 海外の合弁会社との取引において得られた利益が過少配分されているとして、移転価格税制に基づく追徴課税がなされたことが報じられ、一気に下げ幅を拡大するなど、さえない動きとなりました。


◆ランキング◆


詳細は
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※株式分割銘柄に関してはマネックス証券のウェブサイトにログイン後、 「投資情報」→「株式周辺情報」→「資本異動銘柄」をご覧ください。

 本コラムに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測であり、情報の正確性について保証するものではありません。また、内容は予告なく変更されることがあります。なお、本コラムは情報提供のみを目的として作成されたもので、有価証券の売買、為替取引の勧誘、売買推奨を目的としたものではありません。


=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-2.きょうの「マネいち」
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本日の「今月の銘柄」の参考利率

NZドル2年債:6.00% (−0.04%)

◆きょうのはてな◆
Q9.申込んだ銘柄が、「今月の銘柄」に選ばれなかった場合、買付代金はいつから使えるの??

A9.「今月の銘柄」決定日の午前11時からです。

「今月の銘柄」が決定し、「マネいち」が再開した時点で、他の商品の買付代金としてご利用いただくことが可能です。


詳しくは↓
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=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-3.10年後に笑う!マネープラン入門 第108回
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 債券をどう買う、どう持つ(2)

 昨日、特別のはからいで(50代ではないけれど)マネックス・プレミアム・セミナーに参加させていただいた。その中で講師の1人、三木桂一さん(JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社代表取締役)がご自身のポートフォリオを明かしてくださった。おおまかに国内株30%、海外株30%、海外債券20%、その他20%という。「今は国内債券を持つ魅力が薄く、収入でキャッシュフローを十分補えるので」保有していないとのことだった。

 資産運用のさまざまなリスクに十分対応できる人は「株式が下がったときの下支え」をしてくれる「債券」をもつ必要性は小さくなるのかもしれない。
 ただし私は、前回もお話したとおり長期資産の50%を国内債券(およびファンド)で持つことをお勧めしている。残り50%は、国内株式、海外株式、海外債券などに分散する。
 経済に大きな(特にネガティブな)変化がなければ、あるいは10年、20年という長いレンジで見れば、国内債券の割合が小さいほうがポートフォリオ全体の利回りは大きくなるはず。国内債券の利回りがとても低いからだ。

 ただ日本の多くの個人投資家は、投資を始めたのはここ5年以内という方が多く、それ以前から投資をしていても投資について体系的または理論的に学んで投資している方は少ない。つまり日本の個人投資家の多くはまだビギナー、初級レベルといえる。
 初級者は、少しずつリスクをとってリスクに慣れる練習をすることが大切だ。三木さんのように、金融資産の8割以上をリスク資産(価格の変動する資産)で持って、株式相場の値下がりや円高による外貨資産の目減りに冷静に対処できるようになるには、時間をかけて経験を積むことがかかせない。

 ここ数ヶ月のように国内も海外も株式相場が下落した上に円が高くなると、ポートフォリオの、国内株式、海外株式、海外債券の価値は減ってしまう。 次のようなケースを考えてみよう。
<ポートフォリオA> 
  国内株:30% 海外株:30%  海外債券:20% その他:20%
<ポートフォリオB>
  国内株:25% 海外株:12.5% 海外債券:12.5% 国内債券:50%<値動き>
  国内株      2割安
  海外株      1割安+1割の円高 (合計で2割安)
  海外債券     1割の円高(1割安)
  国内債券&その他 変動なし

 この場合、ポートフォリオAは全体で14%の値下がり、ポートフォリオBは8.75%の値下がりとなる(逆の値動きなら結果も逆に)。
 
 この後株式相場が回復し円安に動く可能性は十分にあるので、この値下がりによる含み損は一時的なもの。ただし損がさらに膨らむ可能性もある(最悪のシナリオとしては、この2倍の値動きを考えてみるといいかもしれない)。 初級者にとって、投資した100万円が一時的でも86万円になるのは厳しいが、92万円ならなんとか耐え忍べるのではないかと思う。そういうわけで「長期資産の半分程度を国内債券で」とおすすめしているのだ。

 日本の投資家は、債券よりも「預貯金」を好むようだが、5年10年以上運用 できる長期資金なら、一般に預貯金より利回りの高い「債券」での運用を考えたい。今なら、個人向け国債(7月発行)が5年ものも10年ものも1%を超えている。
 「株価リスク」や「為替リスク」のない資産は、値上がり益を期待できない かわり利回りが約束されているので、0.1%でも利回りの高いものを選びたい。 通常の(固定金利、5万円単位、10年の)長期国債には金利が上がると債券価 格が下がる「金利リスク」があるが、個人向け国債は中途解約(一定期間、中 途解約できない制限がある)は国が額面価額で買い取るので、手数料はかかる が金利リスクはない。個人には使いやすい。(ただし短期で中途解約すると、投資元本を下回ることもあるので注意)

 債券そのものの利回りが低いと「債券ファンド」の魅力はほとんどない。運用の手数料などを差し引くと、利回りは預貯金とほぼ同じか、場合によってはそれ以下になってしまう。ピーター・リンチは著書の中で「債券を買いたければ個別債券を買えばいい。どうして手数料を払って債券ファンドを買うのか自分には理解できない」と言っている。それも一理ある。
 しかし債券ファンドには毎月買える、解約しやすい、(商品によっては)自由に満期を設定できる、積立できるなどのメリットがある。金利水準が日銀の思惑通りに上がれば、長期公社債投信など債券ファンドが復活する日があるのではと期待している。運用の選択肢が増えるのは喜ばしい。

 ちょうど今、個人向け国債が募集中だ(郵便局では完売)。ポートフォリオに国内債券の割合が少ない人は検討してみよう。ぴったり5年預けたいなら「固定5年」でいいが、今後金利が上がると「変動10年」の方が利回りが高くなる可能性が高い。中途解約する可能性があるときもペナルティの小さい10年が有利だ。


(ファイナンシャル・プランナー 中村芳子)


=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-4.HSBCの中国情報
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 外灘からイギリスへ紅茶を運ぶ 

 中国茶といえばウーロン茶とどうしても連想してしまいます。中国茶には緑茶もあれば紅茶もあるんです。紅茶といえばイギリス人、イギリスに運ばなくてはいけません。今ではインド産が多い紅茶も、最初は中国産のみだったようです。また、今でもアールグレイは中国産の茶葉を使うことが多いようです。
 イギリスが紅茶を輸入する際、当初、東インド会社がこの貿易を独占していました。その後19世紀半ばまでに中英間の茶貿易が解禁され、自由競争の時代に入りました。こうなると船のスピードが上昇します。やはり初物は高く売れますから、一番茶を早くロンドンに届けることが重要になってくるわけです。以前の2年程度から次第に短縮され、最短4ヶ月程度で中国を出た船がイギリスに着く時代が到来しました。このスピードアップを担ったのが、ティークリッパーと呼ばれる高速帆船で、その代表的な船がカティーサークです。カティーサークはおよそ140年近く前、1869年11月22日に進水し、帆船として紅茶貿易を行った最後の世代となりました。速いといっても帆船ですから、限界があります。次第に蒸気船に押されて消えていく運命にあり、蒸気船との競争に勝つことも時々あったようですが、まさに最後の輝きをみせていたわけです。

 こうしたティークリッパーが中国を同時に出航し、ロンドンに向けて競争したこともあったようです。船はインドを超え、アフリカも越えて、大西洋に至り、そしてロンドンへ到着する。中国の起点は上海外灘と見られます。貿易港上海の租界の貿易港であった外灘から6月ごろ中国茶が積み出され、数々の海の難所を越えて、夏が終わり秋に入る10月ごろ、ようやくロンドンに新茶が入荷するわけです。ロンドンの人々は毎年お茶の出来や、今頃紅茶を運ぶ船がどこを帆走しているか、気を揉みながら新茶を待っていたのかも知れません。新茶が上海を出たよ、というのがそれなりに話題になったことでしょう。

 ちなみに、紅茶のアールグレイは訪中経験のあるグレイ伯爵が考案したとの説があります。何か中国でひらめくものがあったのでしょうか。


「HSBCチャイナオープン」はマネックス証券でお申込みいただけます。投資信託をお申込みの際には、「目論見書」にて詳細をご確認ください。

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-5.はじめてみよう!株式投資
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先週の続きより

政策動向

日銀・財務当局の動向
 特に、日本銀行が行う金融政策は景気動向を左右します。日銀政策委員会の決定によって政策の変更が行われます。日銀が四半期別に行う「日銀短観」の結果や、為替相場の動向などに着目するほか、市中銀行の貸出動向やマネーサプライの伸び率など政策決定素材情報を判断する必要があります。
 また、財務省や政府当局の行う財政政策、予算策定作業や政策立案など、政治と財政の動向についても株価への影響を見極める必要があります。

海外市場動向

米国市場動向
 米国の景気動向や株式市場の動向を見極めることは日本株の投資においても大切なポイントとなっています。ニューヨークダウだけでなく、ナスダック市場やフィラデルフィアの半導体指数、シカゴの先物やオプションの動き、また、ニューヨークやシカゴの商品先物の動きや債券・金利動向なども日本市場に与える影響は大きく、それぞれの市場の動きを大雑把にでも掴んでおくことは大切です。
 これらの動向以上に米国経済に一番影響を与えるのが、FRB(連邦準備制度理事会)の動きです。特に議長(グリーンスパンからバーナンキへ、2006年2月に交代)の発言ひとつで市場が大きく動くこともあるので、注意が必要です。

欧州市場動向
 欧州市場の上げ下げや欧州中央銀行の動向が直接日本市場に影響を与えることは少ないのですが、欧州投資家(年金資金やヘッジファンド等)の動きは米国の投資家同様に日本市場に大きな影響を与えることもあります。

外国人投資家動向
 投資の世界においてもグローバル化の進む中で、米国・欧州はもとより、アジア市場やひいては南米市場などの動向も、それぞれに影響し合う関係になっています。
 世界的なアセットアロケーション(資産配分)の中で資金移動が起こり、それぞれの市場に大きな影響を与えるようになってきています。
 個々の市場の細かな動きまで追うことは非常に難しいことですが、世界的な資金の移動を頭の中に描いておくことは非常に大切なことの一つになっています。

その他
 米国の同時多発テロ以降、テロに対する恐怖も市場を動かす一つの要素となっています。中東問題を始め、世界的な紛争が各国経済に対して与える影響も決して小さくはなく、マクロ経済の意味合いからも「世界の流れ」を読むことも必要になっています。


 (投資情報センター長 清水洋介)

 また、ご意見・ご質問はメール件名「清水」宛で
 mailto:feedback@monex.co.jp
 までお送りいただければ清水から回答いたします。


=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-6.投資信託基準価額
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詳しくは
→ http://www.monex.co.jp/FundGuide/0/syohin/tousin/syohnitirhyouji/guest
※マネックス証券の全取扱いファンドが騰落率順に表示できます。
※外国投信を売買する際の適用為替レートは、ログイン後「投資信託」トップ 画面の「適用為替レート」でご確認いただけます。


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  http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new/news6069.htm

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-7.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
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 6月28日    <星空>

 国際会議に参加するためにアスペンに来ました。しかし・・・、東京のオフィスを出てからなんと24時間も掛かりました。成田→サンフランシスコ→デンバーと乗り継いで、いざ最後のアスペン行きのフライトに乗ろうとしたら、突然欠航となってしまったのです。それからが大変です。なんとか目的地に行ける手段の確保、交渉、ウンヌンカンヌン。運命共同体がたまたま私を入れて7人居たのですが、経験のない珍道中となりました。這々の体で辛うじて目的地に着けば、既にほぼ深夜。寂しくバーでスープなぞを飲んで、久し振りの食としました。

 いつも通り、私は荷物をチェックイン(機内持ち込みにしないで預けること)しなかったのですが、7人中5人はチェックインしており、それがまた事態を重くしました。私は15年ほど前に、当時働いていた外資系証券会社で全米数都市を回る出張に行った時に、上司のアメリカ人(BY)にこっぴどく叱られるというかからかわれて以来、どんなに長い旅でも荷物をチェックインしたことがありません。云い換えると、キャリーオン(機内持ち込み)出来る大きさまでしか、荷物を持っていきません。自分のコントロールから自分のものが離れることが、嫌と云うよりも、リスク管理の観点からどうしても受け容れられなくなってしまったのです。まぁ貧乏性と云えばそれまでですが。トレーダーと云う仕事を長くしていたことも、もしかしたら関係があるかも知れません。
 兎に角、なんとか目的地に着き、人気のない目的地の飛行場で仲間の荷物をピックアップしました。妙なことに、天候の所為で欠航したと云われたにも拘わらず、現地は快晴で、ふと真っ暗な飛行場の駐車場から空を見上げると、満天に大粒の星が散らばっていました。ま、いいか!明日はしっかり討論したいと思います。


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