マネックスメール 2006年7月11日(火)

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マネックスメール 2006年7月11日(火)

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 マネックスメール<第1704号 2006年7月11日(火)夕方発行>
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≪本日の目次≫
 1.相場概況
 2.はじめてみよう!為替保証金取引(FX)
 3.ファンドマネージャー坪田好人氏の相場の見方
 4.土居雅紹のeワラントで覚える投資のコツ
 5.投信売れ筋ランキング
 6.投資信託基準価額
 7.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
 8.今週のプレゼントコーナー

【お知らせ】
「だから投資は面白い!」はコラム構成の変更に伴い、毎週金曜日の連載となります。今後もご愛読いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
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※仮条件、ブックビルディング期間等の詳細はウェブサイトをご覧下さい。※購入を検討される際は、目論見書の内容をご確認下さい。

詳しくはウェブサイトをご覧ください。
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  マネックス証券の投資情報室では、「オリジナルニュース」という
  市場概況コメントを、朝、前場、前引け、後場、大引け、まとめ、
  と1日合計6回、発信しています。

  投資情報室が、今の相場をどのように捉えて、今後の動向をどのように  予測しているのかが分かります!是非、ご利用ください。こちらも、  もちろん無料でご利用いただけます。

  こちらは、ログイン後、「投資情報」の「オリジナルニュース」から  https://www.monex.co.jp/Login/00000000/login/ipan_web/hyoji?pagem=1&url1=InvestmentInformation&url2=/syohin/original/init?NewsId=0001
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=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-1.相場概況
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
昨日の反動や米国ハイテク銘柄のもたつきもあって軟調

日経平均            15,473.82 (▼ 78.99)
日経225先物         15,450 (▼100 )
TOPIX            1,585.85 (▼ 8.22)
単純平均             470.51 (▼ 2.68)
東証二部指数           4,306.14 (▼ 35.99)
日経ジャスダック平均       2,295.95 (▼ 16.04)
東証マザーズ指数         1,374.18 (▼ 47.25)
東証一部
値上がり銘柄数          514銘柄
値下がり銘柄数         1,074銘柄
変わらず             108銘柄
比較できず            0銘柄
騰落レシオ           97.02%  △3.35%
売買高            15億7959万株(概算)
売買代金        2兆3463億5700万円(概算)
時価総額          503兆5132億円(概算)
為替(15時)          114.16円/米ドル

◆市況概況◆

 昨日の大幅高の反動や引き続き外国人売買動向が売り越し基調にあることから売り先行となりました。米国市場で半導体関連銘柄が売られていたことから、ハイテク値がさ銘柄に軟調なものが目立ち指数を押し下げる動きとなりました。日銀の政策決定会合を控えていることや米国市場が引き続きはっきりしないことやこれから決算発表が本格化してくることなどから積極的な手が出し難い動きとなりました。

 積極的な買いが入らないだけでなく下値を売り叩くような動きも少なく、先物のまとまった売り買いに下に振らされたり、戻り歩調となったり、といった方向感のない展開が続きました。相場の柱も見当らず割安感の強い銘柄にはしっかりと買いも入っているようですが、物色対象が絞りきれず相場の雰囲気も掴み難い展開となりました。昨日のように腰の据わった買いも入らず手掛かり難の中で目先筋の売買が中心となったという感じです。

 小型銘柄も軟調となりましたが主力銘柄に比べてはほとんど同じようなもたつきとなり、小型銘柄の動きを示す指数も東証マザーズ指数が少し下げ幅が大きいもののほぼ同じような感じの下げとなりました。先物へもまとまった売り買いが散発的には出るのですが、方向感を出すような動きにもならず、あくまでも目先的な動きとなっていたようです。

 物色対象が絞り切れず方向感のないなかでは付和雷同型の動きが強くなっているようです。先物に仕掛け的な動きが出ると想像以上に振れ幅が大きくなっているようですが、一方で振れ幅の大きな割りに方向感が定まらないと言う感じです。それだけ目先的な動きについて行く向きが多い、ということなのでしょうが、あまり目先的な動きにじたばたとついて行くよりはしっかりと方向を見定めてから動いても遅くはないのではないかと思います。

 (投資情報室 清水洋介)

−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・金融政策決定会合(きんゆうせいさくけっていかいごう)
 日本銀行(日銀)の政策委員会が、金融市場への資金供給量など金融政策の 運営方針を話し合うために開く会合のことを言う。構成メンバーは日銀総裁, 副総裁のほか有識者で構成される審議委員で、月2回程度開催される。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

◆個別銘柄◆

 金融株、銀行株の内需株や医薬品株などのディフェンシブ銘柄が堅調

新日鉄 (5401) 455円 △6 円 
 自動車・造船大手に鋼板の値上げを要請することが報じられ、朝方から買いが集まってしっかりとした動きとなりました。

アドバンテ (6857) 12,020円 ▼110 円 :100株単位
 米フィラデルフィア証券取引所の半導体株指数(SOX)が大きく下落したこともあり、同社など半導体関連銘柄は売りが優勢となって、軟調となりました。

三井住友 (8316) 1,270,000円 △10,000 円 :1株単位
 ゼロ金利解除による利ざや改善が期待されるとの指摘もあり、しっかりとした動きとなりました。

NTT (9432) 567,000円 ▼2,000 円 :1株単位
 売りが優勢となって、軟調となりました。IP技術を使った新通信網を同業他社にも開放することが義務付けられると伝わりましたが、今日の下げは続伸の反動ではないかとの指摘がありました。

新電工 (6967) 3,490円 △170 円 :100株単位
 フリップチップパッケージの需給逼迫が続く可能性が高く、生産能力を増強することが収益拡大に直結するとの理由から、外資系証券が投資判断を3段階の最上位に引き上げたことが材料となり、買いが集まって大幅高となりました。
JAL (9205) 268円 ▼7 円 
 公募増資を引き受ける証券会社のうち1社が離脱したことが報じられたこともあって、前場の寄り付きで僅かに値を上げた後は売りが優勢となり、軟調となりました。引受団内で混乱が起きているのではとの指摘もありました。
◆ランキング◆

詳細は
→ http://www2.monex.co.jp/j/monex_asa_mail/rank.htm

※株式分割銘柄に関してはマネックス証券のウェブサイトにログイン後、 「投資情報」→「株式周辺情報」→「資本異動銘柄」をご覧ください。

 本コラムに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測であり、情報の正確性について保証するものではありません。また、内容は予告なく変更されることがあります。なお、本コラムは情報提供のみを目的として作成されたもので、有価証券の売買、為替取引の勧誘、売買推奨を目的としたものではありません。

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-2.はじめてみよう!為替保証金取引(FX)
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
 はじめに −分散投資のススメ−

 「投資」と聞くと、多くの方は「株式投資」を思い浮かべるかもしれません。しかし、投資の対象はなにも株式だけではありません。投資信託、債券、外貨、不動産、商品(コモディティ)など様々な投資対象があります。銀行に預けている預金も一つの投資です。

 「分散投資が大事だ」とよく言われます。全資産をある一つの投資対象に投資をすれば、その投資対象の価値が大幅に下落してしまった場合に、大きく資産を減らしてしまう危険があるからです。様々な投資対象に分散させることが、自分の資産を守り増やすためには重要なことなのです。

 いざ、分散投資をしようと思ったとしましょう。しかし、先にも述べたように、投資対象は様々です。それぞれの投資対象の特性は異なり、リスクやリターンも異なります。まず、いろいろな投資対象の特性を理解することが分散投資を始めるためには非常に重要なことです。良く分からないものに投資するほど危険なことはありません。いろいろな金融商品をまず知ることで、分散投資のスタートに立てるわけです。

 このコラムでは、その投資対象の一つである「為替保証金取引(FX)」について学んでいきましょう。

 第一回 −外国為替取引って何?−

 為替保証金取引(FX)を学ぶ前に、そもそも外国為替を取引するということはどういうことなのでしょうか。外国為替取引というのは、簡単に言ってしまえば、外貨を売買する取引のことです。例えば、円で米ドルを買ったり、逆に米ドルで円を買ったりする取引です。海外旅行などで円を米ドル紙幣に両替することがありますが、あれも一種の外国為替取引といえます。

 ここで少しだけ詳しく考えてみます。例えば、あなたが「1ドル=100円」の時に100ドルを買うとします。そのためには、100円×100ドル=10,000円が必要です。そして、あなたは10,000円を100ドルを持っている人に渡すことで、100ドルを受け取るわけです。逆に100ドルを持っていた人は、取引後には、10,000円を持っていることになります。つまり、当たり前に聞こえるかもしれませんが、外国為替取引とは、「通貨の交換」を行う取引なのです。

 突然、話は変わりますが、お金には「金利」がつくことがあります。もちろん、通貨を財布の中に持っているだけでは、金利はつきませんが、例えば銀行に預ければ金利を受け取ることができます。金利はそれぞれの国の経済情勢などで通貨によって異なるので、円と米ドルでも異なってきます。

 さて、先ほどの取引であなたは100ドルを持っているとしましょう。その100ドルが銀行などに預け入れられた場合、あなたは米ドルの金利(アメリカでの金利)を受け取ることができるわけです。一方、逆に10,000円を手に入れた人は、日本円の金利(日本での金利)を受け取ることができます。つまり、外国為替取引では、通貨と共にその「金利も交換」していると考えられるわけです。
 身近な例で、外貨預金を考えてみてください。外貨預金は、まず、円で外貨を購入します。(通貨の交換)そして、その外貨は現地の銀行などで運用され、その金利を受け取ります。(金利の交換)現在は、日本の金利は低いため、外貨の金利の方が高いことが多く、その高金利で外貨預金が注目されているのです。

−まとめ−
・外国為替取引は「通貨の交換」
・通貨の交換で「金利も交換」
・日本の金利は低く、金利は国によって異なる

 次回は、リスクやリターンについて、取り上げていきます。

<参考サイト>
虎の巻FX 外国為替取引は、通貨の交換?!
http://www2.monex.co.jp/lounge/pdf/toranomaki/fx01_p01.pdf

                    (マネックス証券 投資情報室)
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-3.ファンドマネージャー坪田好人氏の相場の見方
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 直近1ヶ月間の世界の株式市場は米国金融当局のコメントに振らされる形となりました。米国景気が先行きどれだけ悪化しようと足元のインフレ指標次第でどこまでも金利を引き上げるのではないかといった極端な見方を株式市場が織り込みにいった1ヶ月と言えます。特にインフレ指標は遅行指標であることから先行きに対する米国景気のオーバーキルに対する恐怖が株式のポジションを落とす行動につながりましたし、また近時の世界的な規模で拡大した過剰流動性が縮小に向かった時の状況がどうなるか、過去に経験則がないだけに株式相場にとっては極端にネガティブな材料として捉えられました。

 しかしながら現段階では金融当局のコントロール不能という状況になったわけではなく、コントロール下の動きというレベルに止まっていますので、当然のことながらパニックで売ったところは目先の大底となっています。国内の株式市場も残念ながら個別企業のファンダメンタルズやマクロ景気には変化がないにもかかわらず大幅に下落する形となりました。その結果、米国金融市場の動揺が収まると同時に日本株は真空地帯を駈け上がる展開になっています。但しこの先最低3ヶ月間は米国経済がソフトランディングできるかどうかを見極められないことから、株式指数の上値も限定的とならざるを得ないと見ています。

 こういった環境下での長期的な投資戦略ですが、やはり企業業績のグロースに着目した投資が必要になると考えます。これまでの3年間はそれまでの売られすぎの株価水準の訂正や循環的な景気回復による業績回復といったバリュー投資の考え方が支配したマーケットでしたが、この状況は昨年後半で出尽くしたと考えます。幸い日本には米国と異なりデジタル放送の普及やモバイル・ブロードバンド環境の進展によるビジネスチャンスの拡大が至る所で起こっています。また、近時のエネルギー価格の上昇が世界的に省エネのニーズを増しており、この分野で頭抜けて技術力を有する日本企業にとって絶好の環境にあると考えます。この足元のフォローの状況下で持続的な成長を成し遂げられるかどうかに今後の日本の命運がかかっていると考えます。少し大げさですが、日本にとって最後のチャンス即ちこのチャンスを逃したら二度と立ち直れないような大事な局面という気がします。このチャンスを生かしたその時初めて日本株独自の相場展開が可能になると見ています。

坪田好人氏:興銀第一ライフ・アセットマネジメント株式会社(DIAM)にてIBJITMジャパンセレクションの運用を担当。
投資信託をお申込みの際には、「目論見書」をご確認下さい。

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-4.土居雅紹のeワラントで覚える投資のコツ
           第57回 ゼロ金利政策を活用するワンランク上の投資(難易度 ★★★☆☆)
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 「いよいよゼロ金利解除か」と今週の日銀政策会合の動向に注目が集まっています。そこで、今回は、いくつかのシナリオと投資アイデアについて考えて見ましょう。

■ゼロ金利政策の解除とは?
 現在の普通預金の金利は限りなくゼロに近いものが多いのですが、ゼロ金利政策の直接の対象は、銀行間の1日だけの資金のやり取りの際の金利(翌日もの無担保コールレート)です。これをほとんど0%の水準にすることをゼロ金利政策といい、デフレ対策として行われてきました。ゼロ金利政策によって、短期金利のみならず、中期〜長期金利まで水準を押し下げる効果があると言われ、企業の金利負担の軽減や、金融機関の資金調達コストの低下が期待されていました。しかしながら、国内の景気も上向き、デフレ脱却の認識が広がりつつあるなかで、いよいよゼロ金利政策が終わるのではないかと言われているという状況です。

■ゼロ金利政策解除をeワラントの投資機会と考える
 ゼロ金利政策の対象は短期金利ですが、一般に金利への影響というと、長期金利がどうなるかということに関心が集まります。長期金利が上昇すれば、国債利回りも上昇し、国債の価格は下落します。これに効果的に投資できるのが国債先物です。しかしながら、この商品は機関投資家といわれる銀行や証券会社などの投資のプロたちのものでした。

 そこで、先月19日に登場した国債先物eワラントが役に立つと思われます。国債先物eワラントなら、数万円程度の資金から追い証なし(損失は投資元本に限定、但し手数料は別途かかります。)という仕組みを活かして国債先物相場に投資することが可能です。しかも、取引の方法は他のeワラントと同様で、証券口座にある資金で投資できます。

■シナリオ別投資アイデア
☆  投資アイデア1:長期金利上昇継続に乗る
 日本の長期金利はアメリカやユーロ圏の金利と比較しても、過去の水準と比較してもまだまだ低く、長期金利の一つである10年スワップ金利でも2%をちょっと超えた水準です。下記のチャートで無担保コールレート(緑ライン)が2%を上回る水準だった際の同スワップ金利の水準が4〜5%もあったことを考えれば、長期金利が今後次第に切り上がっていくというシナリオもありえると考えられます。
http://www.gs.com/japan/ewarrant/jgb_imgs/jgb_chart.gif
*上記はあくまでも過去の動きであり、必ずしも予想したとおりの将来の結果を保証するものではなく、何らかの行動を勧誘するものではありません。

 この場合、金利がゆっくりと上昇すると考えるのであれば、債券利回りはゆっくりと上昇し、国債の価格はゆっくりと下落します。つまり、プット型で時間経過の影響が少ないものを選べば良いというわけです(コールではないことに注意)。具体的には、長期国債先物9月を対象としたeワラントではなく、満期が長い長期国債12月を対象としたプット型eワラントの中で、実効ギアリングの絶対値が小さい5回プットや6回プットを選ぶことが一般的な選び方だと思われます。

☆  投資アイデア2:利上げ当日のインパクトを狙う
 予定通りゼロ金利政策の解除が行われると想定し、現在の長期金利の水準にはまだ完全にその影響が織り込まれていないと考えた場合は、日銀会合の前日夜に国債先物eワラントのプット型に投資する戦略が有効といえます。この場合、投資リスクと投資妙味のバランスを考えれば、投資金額は少額に抑えつつ、長期国債先物9月を対象としたeワラントプット型を使うことが銘柄選択の一つの方法です。具体的には、前日か当日に購入するのであれば、現在の長期国債の価格(131円12銭、7/10 12:30時点)と権利行使価格が最も近い4回プットか、その次に近い5回プットが探しやすいと思われます。なお、この際の投資のポイントは、購入した時点で、買値+売買スプレッド+数%の売り指値を入れておくことです。こうすれば、発表直後の値動きでタイミング良く反対売買を行うことができる可能性が高まると思われます。

☆  投資アイデア3:利上げ延期でのリバウンドを狙う
 可能性は高くないと見ている識者が多いようなのですが、地政学的なリスクや、3月の量的緩和解除後の株価動向を鑑み、7月の利上げを見送る可能性もゼロではありません。この場合、8月以降には再度ゼロ金利解除のタイミングが来ると思われますが、このところゼロ金利解除を織り込んだような動きが見られるだけに、一旦は長期金利が低下することが考えられます。そうなると、債券利回りの低下は国債価格のリバウンドとなり、債券先物価格は短期的に上昇する可能性があります。このシナリオが実現すると考えるのであれば、日銀会合の直前に国債先物eワラントのコール型で、実効ギアリングが高めのものに投資すると効率の良い投資が可能となります。なお、実効ギアリングの高いものは時間経過のマイナスの影響が大きいものが多いので、投資の前提が当たっても外れても、短期投資に徹するスタンスがポイントになると思われます。

■国債先物eワラント利用上の注意点
 金利(ここでは債券利回りと考えます)と債券価格は逆に動くので注意が必要です。債券利回りが上がれば債券価格は下がり、債券利回りが下がれば債券価格は上がります。なお、短期金利の水準をほぼゼロにするゼロ金利政策が解除されても、長期金利が上昇しない、あるいは下落するという可能性もあります。

本日のポイント: 今週の日銀政策会合に注目して国債先物eワラントの利用を考える

ゴールドマン・サックス証券 eコマース部長 土居 雅紹 (どい まさつぐ)
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<少額投資といえば>『カバードワラント』投資の選択肢が広がります!
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<3日で学ぶeワラント>eワラント入門編(全3回) メルマガ購読もこちら!
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上記はあくまでも投資事例であり、何らかの行動を勧誘するものではなく、予
想した通りの将来の値動きを保証するものでもありません。最終的な投資の判
断は、ご自身の責任で行ってください。上記内容はゴールドマン・サックス証
券の税務上の意見、見解、解釈を述べたものではありません。また、上記内容
は、将来変更されることもあります。税制に関する個別的事情は各投資家が自
己の責任で判断する必要があります。

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5.投信売れ筋ランキング ベスト5
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 1.HSBC インド オープン
 2.日経225ノーロードオープン
 3.HSBC ブラジル オープン
 4.HSBC チャイナ オープン
 5.トヨタアセット・バンガード海外株式ファンド


 ※マネックス証券の2006年07月03日〜07月07日における約定日ベースの販売
  ランキングです。
  当ランキングには、公社債型の投資信託(MRF含む)、外貨建てMMF及び
  マネーポートフォリオは含めておりません。

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6.投資信託基準価額
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詳しくは
→ http://www.monex.co.jp/FundGuide/0/syohin/tousin/syohnitirhyouji/guest

※マネックス証券の全取扱いファンドが騰落率順に表示できます。
※外国投信を売買する際の適用為替レートは、ログイン後「投資信託」トップ
画面の「適用為替レート」でご確認いただけます。


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●7月26日(水) 資産設計に役立つ経済記事の読み方(廣澤知子)
●7月27日(木) 10万円から始める資産設計〜実践編〜(内藤忍)
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  投資に関する知識の習得をサポートする「マネックス・ユニバーシティ」
  のホームページがリニューアル。

  参考図書のコーナーを追加するなど、さらにパワーアップ。

  秋からのeラーニング「マネックス・キャンパス」本格サービス開始に
  向け準備も順調です。
http://www.monexuniv.co.jp/

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7.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
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 7月11日   <ヨコヤリ>

 香港で気になることが起きました。香港最大の財閥である長江グループの総
統(李嘉誠 Li Ka-shing)の息子、李澤楷(Richard Li)は、香港最大の固定
通信会社PCCWの筆頭株主であり、会長です。アメリカとオーストラリアの
投資家が、このPCCWの通信事業を買収しようとし、李会長が交渉をしてい
たのですが、昨晩になって突然、持株の殆どを中国本国との関係が強いと目さ
れる香港の投資銀行家(個人)に売却すると発表したのです。報道によると、
理由は、北京政府が香港最大の通信事業が外国人の手に渡ることを嫌い、法的
な拘束力はないものの横槍と云うか圧力をかけ、北京政府との関係悪化を懸念
した李会長が、このような結末を演出したと云うのです。これは大変気になり
ます。

 或る国の資産を、その国から見た外国人が買おうとすることは、その国に資
本が持ち込まれ、かつ同時にお金以外の様々なリソース(人であったり、アイ
デアであったり)が持ち込まれることに繋がり、その国にとって基本的に良い
ことです。更に、国際的な資本の流通と云う意味に於いても、国際資本市場に
とって良いことです。中国は今後、大量の資本やリソースを海外から導入する
必要がある筈です。報道の観測が正しければ、北京政府がこのような姿勢を取
ることは、間違った保護政策である可能性があります。幸い香港株式市場は殆
ど反応しなかったようですが、今後注意深く見ていくべきだと思います。


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8.今週のプレゼントコーナー
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下記の要領にてEメールでご応募ください

 件名:ハンドブックプレゼント係

 宛先:present@monex.co.jp
本文:お名前、郵便番号、ご住所を記載

締切日:2006年7月18日
抽選日:2006年7月19日

※当選の発表は、商品の発送をもって代えさせていただきます。
※電子メール(Eメール)は、機密保持が保証されない公衆回線を使用し送信
 されるため、第三者により傍受、改ざん等が行われる可能性があります。あ
 らかじめご了承ください。
※プレゼントにご応募いただいたお客様より取得した情報に基づき、当社のサ
 ービス等についてのご案内を行う場合があります。当社の個人情報の利用目
 的等については、以下のページをご参照ください。
http://mail.monex.jp/?4_18515_311509_13

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創刊号からのマネックスメールバックナンバー(マネログ)はこちらから
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マネックスメール全文を過去にさかのぼって読むことはもちろん、“つぶやき”
の部分だけをさかのぼることや、キーワードで過去のある部分を検索すること
も可能です。ぜひ一度お試しください。
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ご意見や、皆様の身近な投資情報は、こちらまでお寄せ下さい。
マネックス証券へ  mailto:feedback@monex.co.jp

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