マネックスメール 2006年7月18日(火)

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マネックスメール 2006年7月18日(火)

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 マネックスメール<第1708号 2006年7月18日(火)夕方発行>
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≪本日の目次≫
 1.相場概況
 2.きょうの「マネいち」
 3.はじめてみよう!為替保証金取引(FX)
 4.ファンドマネージャー清水毅氏の相場の見方
 5.土居雅紹のeワラントで覚える投資のコツ
 6.投信売れ筋ランキング
 7.投資信託基準価額
 8.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
 9.今週のプレゼントコーナー

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1.相場概況
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米国株のもたつきや外国人売り、地政学リスクを懸念して大幅安

日経平均            14,437.24 (▼408.00)
日経225先物         14,410 (▼380 )
TOPIX            1,475.28 (▼ 46.43)
単純平均             434.51 (▼ 16.71)
東証二部指数           4,011.57 (▼173.99)
日経ジャスダック平均       2,179.16 (▼ 66.30)
東証マザーズ指数         1,176.42 (▼126.84)
東証一部
値上がり銘柄数          76銘柄
値下がり銘柄数         1,597銘柄
変わらず             23銘柄
比較できず            0銘柄
騰落レシオ           79.87%  ▼ 10.68%
売買高            20億6384万株(概算)
売買代金        2兆5139億4800万円(概算)
時価総額          468兆3768億円(概算)
為替(15時)          116.94円/米ドル

◆市況概況◆

 日本市場が3連休となっている間の米国市場がもたついた動きとなっていた
ことや外国人売買動向(市場筋推計、外資系13社ベース)が大幅売り越しとなっ
たことから売り先行の始まりとなりました。寄り付きからの売りが一巡したと
ころでは底堅い動きから戻り歩調となる場面も見られたのですが、戻り売りも
多く、戻りの鈍さを確認したところで先物へのまとまった売りが出ると一段安
となる場面もありました。それでも前場のうちは日経平均14,500円を意識する
ところでは下げ渋り、底堅いところも見られました。

 昼の市場外取引は売り買いの偏りは無いと伝えられたのですが、後場に入っ
てからも先物への仕掛け的なまとまった売りが続き日経平均は14,500円を割り
込み、先月の安値を窺がうように見られる展開となりました。「これ」といっ
た理由がない中では安値を割り込む勢いで売り叩く展開にもならず、買戻しで
値を戻す場面もありましたが、新興市場が売られていることを下げの要因と見
る向きもあり、最後は目先筋の投げもあって安値引けとなり、日経平均は
14,500円を割り込みました。単に先物への仕掛け的な動きに目先筋の投げが加
わったことで下げ幅が大きくなっただけ、という感じではないかと思います。

 小型銘柄も軟調なものが多く、朝方は底堅い動きとなっていた日経ジャスダッ
ク平均や二部株指数も東証マザーズの下げに引っ張られるように大幅安となり
ました。下げが新たな投げ売りを誘う形で、売り急ぐ向きもあったようです。
先物には仕掛け的なまとまった売りが断続的に出て、下げ止まったかと思った
ら売られるような展開になりました。目先筋が買い戻しを交えながら売り方の
回転を効かせている、という感じで、あくまでも目先的な動きが中心ではない
かと思います。本日より、「日経225mini」と言う先物の小口売買も始まりまし
たが、市場への影響はほとんど無いものと思われます。

 市場のセンチメントが悪い時にはちょっとした先物への仕掛け的な動きにも
敏感に反応してしまうようです。地政学リスクや米国市場の懸念材料をそのま
ま日本市場に持ち込んでも駄目なのではないかと思うのですが、先物ディーラ
ーに「良いように」振り回されているような感じです。それもまた相場と言う
ことなのですが、割安感の出ている銘柄も散見され、そういった銘柄から反発
も期待できるのではないかと思います。

 (投資情報室 清水洋介)

−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・日経225mini(にっけい225みに)
 「日経225mini」とは、現在取引されている「日経平均先物」を小口化した商
 品のこと。「日経平均先物」は日経平均株価の1000倍が取引単位なのに対し
 て、「日経225mini」はその10分の1である100倍が取引単位となり、取引に
 必要な証拠金も約10分の1となるため、より少ない資金でも取引が可能。ま
 た、呼値(値段の刻み)も異なり、「日経平均先物」は10円単位なのに対し、
 「日経225mini」は5円単位となる。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

◆個別銘柄◆

 証券株や非鉄株が安く、医薬品株はディフェンシブ銘柄として底堅い動き

パーク24 (4666) 3,220円 △100 円 :100株単位
 6月の駐車場稼働率が前年同月比で大きく上昇したことが伝わり、道路交通
法の改正による需要拡大を好感する買いが集まり、堅調となりました。

武 田 (4502) 7,030円 ▼50 円 :100株単位
 相場の地合いが悪かったこともあって、ディフェンシブ銘柄として物色対象
となり、後場には前日比プラスに転じて堅調となる場面も見られましたが、大
引けにかけては売りがかさんで、小幅安となりました。

コマツ (6301) 1,996円 ▼124 円 
 米国市場が景気減速への懸念もあってもたついた動きとなっていることもあ
り、収益の多くを米国に依存している同社は売りが優勢となって大幅安となり
ました。

AMI (3773) 432,000円 △14,000 円 :1株単位
 NTTドコモ(9437)と携帯電話のメールを音声で入力できる企業向けサー
ビスを始めることが伝わり、収益拡大への期待感もあって買いが優勢となり、
一時ストップ高となるなど堅調となりました。

住 金 (5405) 428円 ▼27 円 
 朝方から売りが優勢となり、大幅安となりました。外国人投資家の利益確定
売りが出ているとの指摘もありました。

関東ツクバ (8338) 975円 ▼200 円 :100株単位
 公的資金を受け入れる際に策定した経営基盤強化計画の見直しなどを金融庁
に命令されたことを受けて、先行きへの不透明感などもあって売りが優勢とな
り、ストップ安となりました。

◆ランキング◆

詳細は
→ http://www2.monex.co.jp/j/monex_asa_mail/rank.htm

※株式分割銘柄に関してはマネックス証券のウェブサイトにログイン後、
「投資情報」→「株式周辺情報」→「資本異動銘柄」をご覧ください。

 本コラムに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測
であり、情報の正確性について保証するものではありません。また、内容は
予告なく変更されることがあります。なお、本コラムは情報提供のみを目的
として作成されたもので、有価証券の売買、為替取引の勧誘、売買推奨を目
的としたものではありません。

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2.きょうの「マネいち」
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本日の各世銀債の参考利率

米ドル2年債:4.44% (−0.02%)  米ドル3年債:4.64% (−0.02%)
豪ドル3年債:5.52% (+0.04%)   


◆きょうのはてな◆
Q2.債券の魅力って??

A2.運用収益があらかじめ確定しています。

債券は通常定期的に利息を受け取ることができ、償還時まで保有すれば元本は
保証されます。
※債券発行体の信用リスクがあります。
※ゼロクーポン債には定期的な利払いはありません。
※外貨建て債の場合、為替の状況によっては円ベースで元本を割りこむことも
あります。

詳しくは↓
http://www2.monex.co.jp/lounge/pdf/toranomaki/skn01_p02.pdf

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3.はじめてみよう!為替保証金取引(FX)
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 第二回 −リターンとリスク−

 前回に述べましたが、分散投資をするにしても、まず、投資対象についてを
知ることが重要なことなのです。では、何を知ればよいのでしょうか。その最
も重要な要素が、投資対象のリターンとリスクです。では、リターンとリスク
とは何でしょうか。

 まず、リターンとは「収益」のことです。収益源は投資対象によって異なる
ので、その投資対象は何から収益が発生するのかをしっかりと把握することは
ないがしろにされがちですが重要なことです。

 次に、リスクです。リスクは損失という意味で用いられることがありますが、
投資におけるリスクはその意味ではありません。リスクとは「危険性」のこと
で、収益や損失がどれくらいの変動幅で発生する可能性があるのかを表します。
例えば、リスクが大きいと言えば、投資資産の価値が大きく上がる可能性もあ
りますし、同じくらい価値が下がる可能性もあるということを意味するわけで
す。

 一般的にはリスクとリターンは表裏一体で、リスクが大きければリターンも
大きく、リスクが小さければリターンも小さくなります。リスクがあるからリ
ターンがあるとも言えるかもしれません。

 では、まず、一般的な外国為替取引におけるリターンについて考えます。外
国為替取引の収益源は、主に2つです。一つは、「為替レートの変動」による
収益、そしてもう一つは、「金利」による収益です。

 まず、「為替レートの変動」について。まず、為替レートとは、例えば「1ド
ル100円」などといわれる、いわゆる通貨の交換比率のことです。外国為替や為
替とも呼ぶこともあります。為替レートは、国の経済状況の変化などで通貨の
需要が変化することで、刻々と変化します。外国為替取引ではこの為替レート
の変化による収益が期待できるわけです。例えば、為替レートが1ドル100円の
時に10,000円で100ドルを購入したとします。そして、為替レートが1ドル120円
に変化したときに、持っている100ドルで円を購入すると12,000円になります。
ここで、2,000円の収益が得られます。これが、「為替レートの変動」による収
益です。

 次に、「金利」での収益です。例えば、日本円を預金すれば日本での金利が
受け取れるように、外国の通貨で預金すればその外国の通貨の金利を受け取る
ことになります。つまり、外国為替取引で外国の通貨を持つことで、その外国
の金利を受け取れる可能性があるわけです。これが、「金利」による収益です。
金利の高い国の通貨に投資をすれば、高金利を受け取れる可能性があります。
(正確には、無リスク金利を基準に考えるべきですが、分かりやすいように預
金で考えています。)

 では、次に、リスクについて考えます。細かく言えば、外国為替取引には様
々なリスクがありますが、結局のところ、「為替レートの変動リスク」に集約
され、これが最大のリスクと言えます。先に述べたように、為替レートの変動
はリターンの源泉なので、為替レートが変わればリターンも変わるのですから、
当然といえば当然です。また、「金利の変動」もリスクでしょう。同様に金利
によるリターンを変化させるからです。補足すると、「金利の変動」は為替レ
ートも変動させますので、為替レートの変動リスクにもつながります。

 外国為替取引のリスクとリターンについて改めて考えてみたわけですが、い
かがでしたでしょうか。様々な外国為替取引がありますが、意外なことに、為
替レートの変動で収益を狙う取引では、金利による収益を見逃しがちであった
り、逆に、金利の収益に着目する取引では為替レートの変動による収益や損失
について見落としがちだったりします。一つの投資対象について、しっかりと
リスクとリターンを把握することは非常に重要なことなのです。

−まとめ−
・投資対象のリスクとリターンを把握することは非常に重要
・外国為替取引のリターンは、「為替レートの変動」と「金利」による
・外国為替取引の最大のリスクは、「為替レートの変動」

 次回は、外国為替取引で重要な「為替レートが変動する理由」について、取
り上げていきます。

参考ページ
 虎の巻FX 外貨取引のリスクとメリット
 http://www2.monex.co.jp/lounge/pdf/toranomaki/fx01_p03.pdf

                    (マネックス証券 投資情報室)

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4.ファンドマネージャー清水毅氏の相場の見方
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 今年1月に起きたライブドアショック以降の小型株の下落は相当に厳しく、
7/14時点で、今年に入ってからの高値と比較して、Russell Nomura Small Cap
Indexが−-19.0%、新興市場では東証マザーズ指数が-−53.4%、JASDAQ
INDEXJasdaq Indexが−33.7%の下落した水準に留まっています。昨年12月から
今年1月にかけての上昇で小型株は割高感が強まっていましたが、此処もとの調
整でファンダメンタルズ的な価値から乖離して上昇した部分は剥落し、銘柄に
よっては割安と判断できる水準まで低下していると見ています。

 小型株への投資は、タイミングさえ間違えなければ、中・長期で見ると魅力
的と考えます。その理由の一つは、小型株においては、その企業を良く知らな
いからといってその株は下がるのではないかという、心理的なバイアスがかか
り、それがファンダメンタルズ価値とは乖離して株価を下落させている可能性
があるからです。そしてより重要なのは、情報の非対称性の存在で、つまり小
型株はアナリストが調査を十分にしていない銘柄が多く、投資魅力の高い銘柄
がそのポテンシャルを十分に株価に反映していない可能性が高いのではないか
ということです。

 例えば2006年1-3月期に業績予想データが発信された数を企業規模(時価総額)
別に分類し、単純平均してみると(IFISデータを下にDKA作成)、時価総額1兆
円以上の企業では平均10.8人のアナリストがカバーしていたのに対し、100〜
500億円では0.5人、100億円以下になると0.1人、つまり10社に1社しかカバーし
ていないことになります。アナリストが所属する証券会社の方針にも拠ります
が利益重視ですから、機関投資家があまり投資できないしにくいような小型株
を調査することは経営資源の配分上、必ずしも効率的でなく、仮に調査をして
もレポートを発信した直後に株価が高騰することがままあることからして、レ
ポートのみでは、超過収益を稼ぎにくいといった側面があると考えられます。

 上記の理由から小型株は長期的に見て魅力的と考えていますが、あらゆる局
面で有利といったものではなく、長期で計測してわずかにその優位性が認めら
れるといった性格のものです。また小型株においては、ビジネスモデルが十分
に確立されていない、財務基盤が脆弱、業績変動が激しい、流動性が著しく乏
しいなどハイリスクであることにも注意が必要です。これらの銘柄を調査して
投資することは、手間隙がかかりますが、自分で調べた銘柄に投資することは、
全ての投資家において株式投資の醍醐味のひとつなのではないでしょうか。

清水毅氏のプロフィール
1988年 現DKA入社。株式アナリスト暦5年を経て
1993年より現在まで株式投信のファンドマネジャー。
新興企業(上場10年以内、創業25年以内)を主要投資対象とした
「DKA新興成長株オープン」(愛称:J-フロンティア)の運用担当として、
中小型成長株の発掘に注力。

*詳細は当社ウェブサイトをご覧ください。投資信託をお申込みの際には、
「目論見書」をご確認ください。

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5.土居雅紹のeワラントで覚える投資のコツ
             第58回 荒れる相場は相場全体に投資する
(難易度 ★☆☆☆☆)
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 このところ、地政学リスクの高まりや、米国の景気後退懸念に加えて、先週
のゼロ金利政策の解除があり、株式相場は調整が続いています。こんな時に念
頭に置いておきたいのが、個別株ではなく、相場全体への投資。つまり「木」
ではなく「森」を見る相場全体への投資です。

 そこで、今回は、相場変動時の相場全体への投資についてポイントを整理し
て見ましょう。

■まず、相場が大きく動いたら投資機会と考えてみる
 日経平均が大きく変動すると、一般に、日経eワラントのコール型、プット型
ともに売買が増えます。損切りや利食い売りに加えて、リバウンド、反落狙い
の短期の大き目のポジションも目に付きます。つまり、相場が大きく動いた時
は、ポジションの見直しや新たな投資機会と考えるeワラントユーザーが多いの
です。また、為替相場や原油(WTI)相場や金相場も同様に、大きく相場が
動いた局面で、活発に取引が行われます。

 このような場合、現物株だけを利用した取引では、じっと我慢の時期となっ
てしまいます。一方、eワラントユーザーにとってはコールとプットの使い分け
ができるので、振幅が大きくなり投資機会が見つけやすくなっている局面とも
いえます。また、eワラントは最小投資金額が小さく、ハイリスクながら損失を
投資元本に限定した投資が可能です(ただし、手数料、税金は別途かかります)。
この特徴を活かせば、いろんな相場観を試してみることも可能となります。こ
のように、大幅下落もチャンスかもしれないと考えるだけで、回りの景色が違っ
て見えるかもしれません。

■「森」に投資する
 相場が荒れると、相対的に個別株式を対象としたeワラントの取引は少なくな
ります。つまり、相場全体が動く時は、「木ではなく森を見て、森に投資する」
スタンスがeワラントユーザーでは一般的といえます。これは、相場全体が動く
のであれば、どれに投資しても効果は似たものになってくる、そうなると権利
行使価格や満期の種類が豊富で、夜間の値動きも比較的分かりやすい日経平均e
ワラントを使う、といった流れであると想像されます。

■投資スタイル別のポイント
 次に具体的な投資シナリオをいくつか想定して、投資のポイントを考えて見
ましょう。

☆  投資スタイル1:1-2日のリバウンドを狙う
大きく下げた直後に、しばしば一定幅まで戻すことがあります。こういった場
合には、1-2日間の短期投資と割り切って少額のポジションを持つ戦略が有効
と考えられます。この場合の投資のポイントは、
・  投資期間を予め1-2日と決めておく
・  大きく下げたらコール、大きく上げたらプットの利用を考える
・  大幅続落となってしまうリスクを考え、投資金額を限定する
・  実効ギアリングで選ぶなら、10倍から20倍程度の高めのものが用いられ
ることが多い
・  取引を急ぐ必要は無いため、現値よりかなり低めの欲張った買い指値を
入れてみることも一案


☆  投資スタイル2:数日間の短期トレンドに乗る
トレンドが一定期間続くと考えるのであれば、途中でトレンドに乗って、途中
で降りることを念頭に、下げたらプット、上げたらコールという戦略もありま
す。この場合の投資のポイントを挙げるなら、
・  早めに利食いを行う。購入直後に売り指値を入れておくことも一案
・  RSI、ストキャスティクス等の過熱感指標で、買われすぎ、売られす
ぎとなったら手仕舞いのポイントと考える
・  予想以上に長く保有してしまわないように注意する

☆  投資スタイル3:アメリカ市場の動向で取引する
このところ、前日の米国市場の動向が日経平均に与える影響が増えてきたと感
じているかも多いかもしれません。eワラントの取引時間が23:50までなので、
米国株の取引時間の途中で終わってしまいます。そのため、米国株が大幅安で
始まり、その後、反転上昇するといったリスクもありますが、米国株の動向を
取引の目安とすることはできると思われます。このときの投資のポイントは、
・  米国株が大幅高なら日経コール、大幅安なら日経プットの利用を考える
・  米国株の指標(特にNASDAQとS&P500)がまちまちな場合や値動き
が少ない場合は取引を見送る
・  eワラントチャートなどで、5分足の値動きと参照原資産価格を確認して
から取引する(既に、大きく価格に織り込まれている場合は取引を見送る)

■eワラント投資の注意点
 eワラントの価格形成には対象原資産の価格変動に加えて時間経過など様々な
要因が影響を与えます。また、eワラントの価格が極端に低い場合には、対象原
資産の値動きにほとんど反応しない場合があるので注意が必要です。なお、多
くの場合eワラントの価格は、時間の経過に伴い、営業日であるか否かに関わら
ず暦日上(カレンダーベース)の1日単位で減少していきます。(土日祝も含み
ます。また、極端なイン・ザ・マネー状態にあるものや一部の為替eワラント等
の例外があります。)

本日のポイント: 荒れる相場で日経eワラントを使ってみる

ゴールドマン・サックス証券 eコマース部長 土居 雅紹 (どい まさつぐ)

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上記はあくまでも投資事例であり、何らかの行動を勧誘するものではなく、予
想した通りの将来の値動きを保証するものでもありません。最終的な投資の判
断は、ご自身の責任で行ってください。上記内容はゴールドマン・サックス証
券の税務上の意見、見解、解釈を述べたものではありません。また、上記内容
は、将来変更されることもあります。税制に関する個別的事情は各投資家が自
己の責任で判断する必要があります。

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6.投信売れ筋ランキング ベスト5
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 1.日経225ノーロードオープン
 2.HSBC インド オープン
 3.日興ビーンズ日本株ファンド
 4.トヨタアセット・バンガード海外株式ファンド
 5.HSBC チャイナ オープン

 ※マネックス証券の2006年07月10日〜07月14日における約定日ベースの販売
  ランキングです。
  当ランキングには、公社債型の投資信託(MRF含む)、外貨建てMMF及び
  マネーポートフォリオは含めておりません。

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7.投資信託基準価額
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詳しくは
→ http://www.monex.co.jp/FundGuide/0/syohin/tousin/syohnitirhyouji/guest

※マネックス証券の全取扱いファンドが騰落率順に表示できます。
※外国投信を売買する際の適用為替レートは、ログイン後「投資信託」トップ
画面の「適用為替レート」でご確認いただけます。

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  7月25日(火)マネックス・ビーンズ・ホールディングス決算説明会

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  マネックス証券の持株会社である「マネックス・ビーンズ・ホール
  ディングス」の平成19年3月期第1四半期決算発表に関し、個人投資
  家向けに説明会(IRセミナー)を開催します。
  
  松本大CEOが説明する説明会にぜひご参加ください

  ★ご来場いただいた方にオリジナルグッズをプレゼント
  http://www2.monex.co.jp/lounge/benkyo/kigyo060725.html

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8.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
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 7月18日   <コンフィデンス、再び>

 マーケットが嫌な雰囲気です。様々な材料を、悪い方へ悪い方へと解釈する
流れなのでしょう。北朝鮮によるロケット発射、国連決議での複雑な利害の絡
み、レバノンでの戦闘状態と、またその後ろに垣間見える各国の利害、そして
某大統領の(マイクに乗ってしまった)不用意な発言。確かに気になる問題が、
ここに来て噴出しています。日本の金利上げも、本来ならば株式市場にそれ程
悪影響を与えるものとは考えられていませんでしたが、こうなるとそれも悪く
解釈する向きもあるでしょう。実体経済が大きく変化したと云うよりも、コン
フィデンス−信頼−に揺らぎが出ているのでしょう。株価にもっとも影響を与
えるものは、コンフィデンスです。

 ところでこのコンフィデンスは、私たちの日常生活に於ける特定の人に対す
る不信と、全く同じ性質のものだと思います。一つ、対話を断絶し、時間を置
くだけでは事態は一切好転しない。対話だけが不信回復のきっかけであり、ほ
ぼ唯一の方法である。一つ、不信の回復は外から、相手から与えられるもので
はなくて、いつも内から、自分から回復していくものである。今の状況を回復
する方策も、これらの基本手段にしかないと思われます。国のリーダーも、個
々人も、冷静に、且つ前向きに取り組んでいく必要があるでしょう。

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