マネックスメール　2006年7月15日（土）

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≪本日の目次≫
　1.マネックス相場テクニカル分析
　2.来週のトピック
　3.《リレー連載》　マネックスな人々
　4.マネックス証券からのお知らせ

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1.マネックス相場テクニカル分析
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☆☆　来週の相場展望　☆☆

　−　米国市場　−
　今週の米国市場は雇用統計の発表を機に軟調な展開となりました。地政学リ
スクなどが取りざたされ、また業績発表が始まるなかでインフレ懸念だけでは
なくスタグフレーションの懸念も強く、軟調な地合いとなっています。

　来週は今週とは違い、主要な経済指標の発表も多く、波乱含みの展開となっ
て来そうです。原油価格動向や個別企業の決算発表も本格化してくる中でそう
した指標や決算発表数字などに一喜一憂する展開となりそうです。市場のセン
チメントは地政学リスクなどもあって、決していいものではないのですが、ま
だ、最後のところでは「ＦＲＢ（連邦準備理事会）が何とかしてくれるのだろ
う」という考えもあり、19日のバーナンキ議長の議会証言も注目されます。足
元の業績などにも陰りが見えてきており、利上げ打ち止め感でも出てこないと
軟調な地合いが続く可能性もあります。原油価格が一服となってこないと引き
続きスタグフレーションの懸念は強く、どちらかと言うと下に振れ易い相場展
開となって来るのでしょう。

　−　日本市場　−
　今週の日本市場はゼロ金利解除が喧しく言われるなかで、地政学リスクや米
国市場の影響もあって軟調な展開となりました。引き続き外国人投資家が売り
基調にあると見られていることも、積極的な買いを手控えさせる要因となって
いたようです。また、オプションのＳＱ（特別清算指数）算出を控えて先物へ
の仕掛け的な動きなどに振らされたことで手を出しにくい面もあったものと思
われます。

　来週は３連休明けとなりますが、四半期決算の発表も本格化し発表数字に一
喜一憂する場面も見られるのでしょう。引き続き米国市場などの動きや地政学
リスクを取りざたする動きにはなって来るものと思われますが、ゼロ金利が解
除されたことであく抜け感も出てくるのではないかと思います。足元の業績が
好調と判断されれば好業績と見られる銘柄をしっかりと買っておこうという動
きになって、底堅い堅調な展開となって来るのではないかと思います。逆に芳
しくない数字が発表されてくるようであれば、今後本格化して来る主力銘柄へ
の買いも慎重にならざるを得なくなり、もたついた展開となって来るのでしょ
う。経済指標に関しては景気動向指数改定値などの発表もありますが、市場へ
の影響は限定的なものがほとんどではないでしょうか。

　　　　　　　　☆☆☆　テクニカルコメント　☆☆☆

☆☆　日経平均　☆☆
　遅行線が日々線に沿って下落となっていますが日々線はしっかりと基準線の
サポートを確認した形です。来週は遅行線が日々線の安値の日柄に応答してく
るので「底−底」一致となっての反発が期待されます。ＲＳＩやストキャスティ
ックスは下げ足りない感もありますが、６月の安値を割り込まない限り、反発
を期待してもいいのではないかと思います。
　　来週の予想レンジ　14,700円〜15,800円
→ http://www2.monex.co.jp/market_mail/yukan/chart/page1/200607/20060714/Nikkei.htm

☆☆　ＴＯＰＩＸ　☆☆
　日経平均よりも堅調な動きとなっています。下値は基準線を意識したところ
で確認できたものと思われ、日経平均同様に来週は遅行線と日々線が「底−底」
一致が期待され、反発が期待されます。ＲＳＩもストキャスティックスも下げ
足りないのですが、遅行線が日々線を抜けて今度はサポートとなり、底堅い動
きとなって来るのでしょう。
　　来週の予想レンジ　1,510〜1,600ポイント
→ http://www2.monex.co.jp/market_mail/yukan/chart/page1/200607/20060714/Topix.htm

☆☆　ＪＡＳＤＡＱ　☆☆
　基準線を割り込んでいますが、遅行線は日々線の安値できっちりとサポート
されており、ここからの反発が期待されます。ＲＳＩは下げ足りない感もある
のですが、ストキャスティックスは底値圏にあり、遅行線と日々線の「底−底」
一致で下げ止まったと考えていいのではないでしょうか。来週は遅行線が日々
線にサポートされて急騰も期待されるところです。
　　来週の予想レンジ　2,200〜2,350ポイント
→ http://www2.monex.co.jp/market_mail/yukan/chart/page1/200607/20060714/Jasdaq.htm

☆☆　債券先物　☆☆
　底入れを確認して反発となって来ましたがここから上値も重くなって来ると
ころです。ＲＳＩやストキャスティックスも高値圏にありますが、上値余地も
あり、いったん上げ一服となりつつもしっかりした動きとなって、雲のねじれ
を目指すような動きになってくるのではないかと思います。
　　来週の予想レンジ　131.80円〜133.00円
→ http://www2.monex.co.jp/market_mail/yukan/chart/page1/200607/20060714/Jgb.htm

☆☆　為替　☆☆
　堅調な展開となています。基準線も上昇し強含みとなっていることを確認し
ています。遅行線が雲を抜けてくるかどうかといったところですが、ＲＳＩや
ストキャスティックスにも上値余地はあり、遅行線が日々線にサポートされな
がら堅調な展開が続くのではないかと思います。
　　来週の予想レンジ　114.00円〜117.50円
→ http://www2.monex.co.jp/market_mail/yukan/chart/page1/200607/20060714/Jpy.htm

☆☆　ＮＹダウ　☆☆
　日々線が雲に上値を押えられたところで、遅行線が日々線の下落に沿って急
落となりました。来週には遅行線が日々線の安値の日柄に応答するところで、
しっかりと「底−底」一致の日柄で底入れとなって来るのではないかと思いま
す。まだＲＳＩやストキャスティックスは下げ足りず、いったん安値を更新す
るような場面もあるのかもしれません。
　　来週の予想レンジ　10,700ドル〜11,200ドル
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Dji.htm

☆☆　ＳＰ５００　☆☆
　ダウ平均よりは底堅い恰好ですが遅行線が日々線に沿って下落したことや日
々線が基準線で下げ止まらなかったことなどは同じ展開となっており、同じよ
うに来週の遅行線が日々線の底値の日柄で下げ止まるかどうかが注目されると
ころです。
　　来週の予想レンジ　1,220〜1,270ポイント
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Spc.htm

☆☆　ＮＡＳＤＡＱ　☆☆
　遅行線が日々線に押されたというよりも日々線が基準線の下落に合わせて軟
調となった感じです。６月の安値を割り込んだことで、次の下落局面に入った
とも見られますが、日柄的に６月の安値のところで、遅行線が下げ止ってくれ
ば底入れ感も出てくるのかもしれません。ストキャスティックスは底値圏にあ
るのですが、ＲＳＩが下げ足りず、値幅的にももう一段の下げがあってもおか
しくはないところです。
　　来週の予想レンジ　2,020〜2,100ポイント
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Nas.htm

☆☆　ＣＲＢ指数　☆☆
　雲をサポートして確認し堅調な展開となっています。遅行線もしっかりと日
々線にサポートされており、堅調な地合いが続きそうです。ＲＳＩやストキャ
スティックスが高値圏にあり、日々線が雲のねじれに絡んで来るところでいっ
たん高値をつけることになってくるのではないでしょうか。
　　来週の予想レンジ　345.0〜365.0ポイント
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Crb.htm

（2006・7・14　17:00記　投資情報室　清水洋介）

　本コラムに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測
であり、情報の正確性について保証するものではありません。また、内容は
予告なく変更されることがあります。なお、本コラムは情報提供のみを目的
として作成されたもので、有価証券の売買、為替取引の勧誘を目的とした
ものではありません。

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2.来週のトピック　
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−　大証で「日経225mini」（ミニ日経225）の取引開始　−

　開始予定日時：　7月18日（月）

　7月18日より、大阪証券取引所で、「日経225mini」の取引が開始（予定）さ
れます。
（マネックス証券では、8月7日（月）より「ミニ日経225」の取扱開始を予定）

　「日経225mini」とは、現在取引されている「日経平均先物」を小口化した商
品です。「日経平均先物」は日経平均株価の1000倍が取引単位なのに対して、
「日経225mini」はその10分の１である100倍が取引単位になります。そして、
取引に必要な証拠金も約10分の１となるため、より少ない資金でも取引が可能
となります。また、呼値（値段の刻み）も異なり、「日経平均先物」は10円単
位なのに対し、「日経225mini」は5円単位です。

　　―――――――――――――――――――――――――――――――
　　　　　　　　　　日経225miniと日経225先物の比較　
　　―――――――――――――――――――――――――――――――
　　　　　　　　　　　　　　　日経225mini 　　　　日経225先物
　　　　取引単位　　　　　　　　100倍 　　　　　　　1000倍
　　　　取引限月　　　　　　　　直近2限月 　　　　　直近5限月
　　　　呼値の単位　　　　　　　5円 　　　　　　　　10円
　　　　呼値変動による損益　　　500円 　　　　　　　10,000円
　　　　証拠金　　　　　　　　　約10分の1 　　　　　　−
　　―――――――――――――――――――――――――――――――

　要するに、日経平均先物が小口化されたことで、個人投資家などがより少な
い資金で先物取引を行うことができるようになるということです。

　株式市場において、日経225先物の動きが日経平均株価（現物の株式）に影響
を与えることがよくあります。そういう意味からも、今後、日経225miniの動き
がどのような動きとなるのかは興味深いところですが、今回の日経225miniの取
引開始そのものが市場に与える影響はかなり限定的なのではないでしょうか。

　日経平均先物取引についての詳細はこちら
　http://www2.monex.co.jp/lounge/hint/sakimono_option/sakimono/sakimono.html

＜参考サイト＞
マネックス証券　「ミニ日経225」の取扱いを開始予定です
http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new/news6078.htm
大阪証券取引所　日経225mini
http://www.ose.or.jp/futures/225mini/index.html

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（投資情報室）

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3.《リレー連載》　マネックスな人々
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　昨年度の新卒入社です。
　誰にも言えなかったのですが、最近、深く傷ついたことがありました。
　この春入社の新卒社員の一言。

　「投資とか運用とか、仕事の時間以外にお金のことばかり考えていたくない
ですね」

　俺のことかよ・・・。
　目が覚めると、ニューヨークの終値が気になり、場中は値動きが気になり、
引ければ決算発表が気になり、夜になるとマネックスナイターの状況を気にし
ています。しかも、ドルやユーロ、ニュージーランド、インドなんて言葉にも
敏感に反応。上品な感じがないだけに苦悩は深くなります。

　入社直後から実地をまじえて教えを受け、会社色に染まったということでしょ
うか。
（入社前からそんな感じだったという説もあります・・・）

　ただ、言い訳になりますが、お金が関係することで、忘れがちな大事なこと
を意識できることもあるのではないでしょうか。

　昨日、当社で絶賛発売中のゼロクーポン債の説明を聞きました。今、額面よ
りも安く設定（＝ディスカウント）された価格で購入して、10年後に額面金額
で戻ってくる、という商品です。この商品を意識すると曖昧模糊とした10年後
が現在に近づいてくるような感じがします。自分の年齢、両親、友人、出会い
（別れ）、隣の席の紳士は元気でいらっしゃるだろうか。ふるさとの商店街、
行きつけの喫茶店、ジダンの評価、自分の頭頂部、腹回り・・・。今と将来を
天秤にかけるため、真剣に具体的に考えるきっかけになるように思います。10
年後のことをこんな色々考えることもあまりなかったように思います。

　ほんと現金なものだと嘆息しつつ、今はお金も一つのきっかけに物事を考え
たいと思います。10年後でも、不惑の年齢には達していないことを言い訳にし
つつ。

　来週は、今年度新卒（fresh2006）です！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（証券業務部）

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4.マネックス証券からのお知らせ
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