マネックスメール 2006年7月21日(金)

1999年から発行しているマネックス証券の人気メルマガ「マネックスメール」を、ウェブ上で再読できます。

マネックスメール 2006年7月21日(金)

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 マネックスメール<第1711号 2006年7月21日(金)夕方発行>
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≪本日の目次≫
 1.相場概況
 2.きょうの「マネいち」
 3.資産設計への道 〜その227 eラーニングの可能性  内藤 忍
 4.チャートの世界 −第54回−
 5.だから投資は面白い!
 6.投資信託基準価額
 7.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき

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1.相場概況
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強弱感が対立する中、前日の大幅高の反動もあって軟調

日経平均            14,821.26 (▼125.58)
日経225先物         14,830 (▼120 )
TOPIX            1,515.53 (▼ 13.06)
単純平均             443.68 (▼ 5.10)
東証二部指数           4,055.60 (▼ 24.79)
日経ジャスダック平均       2,190.72 (▼ 10.10)
東証マザーズ指数         1,183.32 (▼ 42.11)
東証一部
値上がり銘柄数          308銘柄
値下がり銘柄数         1,318銘柄
変わらず             67銘柄
比較できず            4銘柄
騰落レシオ           79.27%  ▼ 9.27%
売買高            13億4802万株(概算)
売買代金        1兆7065億1600万円(概算)
時価総額          480兆8858億円(概算)
為替(15時)          116.85円/米ドル

◆市況概況◆

 米国市場が軟調となったことで売り先行の始まりとなりましたが、昨日の反
発で底入れ感が出たことに加え、外国人売買動向(外資系13社ベース、市場筋
推計)が昨日に続き大幅買い越しとなったことで底堅い動きとなりました。寄
付きからの売りが一巡した後は下値を売り叩く動きもなく、かといってほとん
ど戻り歩調となる場面もなく小動きとなりました。昨日大きく値を戻した証券
株や小型銘柄の一角が安く、輸出関連銘柄は円安メリットを囃す動きもあって
底堅い動きとなるものが多くなりました。

 昼の市場外取引も売り買いの偏りはなく、市場への影響も限定的となり、週
末の手仕舞いの売り買いばかりが目立っていました。米国市場、特にハイテク
銘柄が軟調であったことと外国人買いが期待されることから動き難くなったも
のと思います。好業績銘柄に上方修正期待もあって、むきになって売り急ぐ動
きもなく、米国市場に下落懸念が残るなかでは積極的に買い上がれもせず、方
向感のない相場となったものと思われます。来週以降の相場の方向にも自信が
持てない中ではとりあえず、手仕舞っておこうと言う動きとなったようです。

 小型銘柄は昨日の上昇を吐き出すかのように軟調となるものが目立ちました。
業績面からの下支えが期待されず戻れば売り、といった意識が強く、週末とい
うこともあって、買いが敬遠されたのではないでしょうか。先物へのまとまっ
た売り買いも散発的に出るに留まり、追随する動きにも乏しく、市場を牽引す
る動きにもなりませんでした。目先的な小掬い商いが中心となって狭い範囲で
の動きとなりました。

 来週以降も外国人の売買動向や米国市場に振り回される展開が続くものと思
います。それでも好業績銘柄への上方修正期待もあり、決算発表が本格化する
中では積極的には売り込み難いのではないかと思います。原油価格動向などで
米国市場が大きく崩れない限り、堅調な地合いが続くものと思います。

 (投資情報室 清水洋介)

−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・輸出関連銘柄(ゆしゅつかんれんめいがら)
 売上げ構成に占める輸出比率の高い銘柄のことをさす。そのため、為替の動
 向が収益に影響を与えやすい。例えば、輸出をして外国で物を売った場合に、
 外貨が手に入るが、為替が円安だと円に換えた時により多くの利益を得るこ
 とができる。そのため輸出関連銘柄は円安の際に物色される傾向にある。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

◆個別銘柄◆ 

 輸出関連銘柄がこじっかり、証券株が昨日の反動で大幅安

三菱電 (6503) 835円 △46 円 
 第1四半期の連結営業利益が大幅増益となったことが伝わり、収益拡大を好
感する向きもあって買いが集まり、大幅高となりました。

スズキ (7269) 2,580円 △65 円 :100株単位
 長期的な成長が期待できることなどを理由に、外資系証券が同社の投資判断
を引き上げたことが材料となって買いが優勢となり、堅調となりました。

アドバンテ (6857) 11,080円 ▼250 円 :100株単位
 米インテル、アドバンスト・マイクロデバイス(AMD)の2006年4−6月
期決算がともに市場予想を下回ったことで、半導体業界の先行きを懸念する向
きもあって売りが優勢となり、軟調となりました。

ソフトブレーン (4779) 35,150円 △3,700 円 :1株単位
 サイボウズ(4776)などとコンソーシアム(企業連合)を発足させることが
報じられ、事業拡大への期待などから買いが集まり、大幅高となりました。

ハイデ日高 (7611) 1,067円 △66 円 :100株単位
 東証1部への指定が発表されたことや、最近の下落の反動もあって朝方から
買いが集まり、大幅高となりました。

住友鉱 (5713) 1,577円 ▼16 円 
 ニューヨーク商品取引所の金先物など商品価格が下落したことが嫌気され、
同社など非鉄金属銘柄は売りが優勢となり、軟調となりました。

◆ランキング◆

詳細は
→ http://www2.monex.co.jp/j/monex_asa_mail/rank.htm

※株式分割銘柄に関してはマネックス証券のウェブサイトにログイン後、
「投資情報」→「株式周辺情報」→「資本異動銘柄」をご覧ください。

 本コラムに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測
であり、情報の正確性について保証するものではありません。また、内容は
予告なく変更されることがあります。なお、本コラムは情報提供のみを目的
として作成されたもので、有価証券の売買、為替取引の勧誘を目的とした
ものではありません。

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2.きょうの「マネいち」
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★本日、「今月の銘柄」が豪ドル3年債に決定いたしました!      ★
★       お申込み受付は7月28日(金)10時までです。      ★
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「今月の銘柄」の参考利率

豪ドル3年債:5.44% (−0.04%)

◆きょうのはてな◆
Q5.注文利率の決め方について教えて!

A5.参考利率やその推移を参考にしてください。

ご自身の投資スタンスに応じて、より確実に購入したい場合は参考利率よりも
低め、購入できないリスクが高くなってもより高めの利率を狙いたい方は参考
利率より高めの値でお申込みください。
なお、「利率入力簡易ツール」「利率変更簡易ツール」も大変便利です。是非
ご活用ください。

 詳しくは↓
http://www2.monex.co.jp/lounge/pdf/toranomaki/skn02_p04.pdf
http://www2.monex.co.jp/lounge/pdf/toranomaki/skn02_p03.pdf
http://www2.monex.co.jp/lounge/toranomaki/saiken.html

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3.資産設計への道 
  〜その227 eラーニングの可能性  内藤 忍
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=============<資産設計情報>==============
来週末は29日が福岡、30日が名古屋で「マネー運用を学ぶ」セミナーが開催さ
れます。たくさんの方にお集まりいただければと思っています。
8月には東京、金沢でも同様のセミナーを開催します。
http://www2.monex.co.jp/lounge/benkyo/unyo.html

−−−−−−−−−−<資産設計への道〜その227>−−−−−−−−−−−−

eラーニングの可能性

マネックス・ユニバーシティではマネックス証券のお客様を中心にセミナー・
勉強会などの企画・運営・講師派遣などを行っています。今後はマネックス証
券以外の金融機関、事業会社にも積極的にサービスを提供していく予定です。
(ご興味ある方はメールでお問合せください)

マネックス・ユニバーシティのサービス
http://www.monexuniv.co.jp/corporation.html

 セミナー・勉強会では毎回アンケートを実施し、クオリティの維持・向上に
努めています。毎回のアンケートの中で多いのが、もっと東京以外でも開催し
て欲しい、時間が無いのでなかなか参加できないのが残念、といった参加した
いのに出来ないという不満の声です。インターネットを活用した投資学習教材
の開発を行った理由はこのような真面目で賢明な個人投資家の声に応えるため
でした。

●マネックス・キャンパス レベル1 モニター版
 従来の投資教育の問題として、株、不動産といった単体の取引を教えるセミ
ナーはたくさんありますが、体系化されていないということがあります。

 またもう一つの課題として価格が高すぎることもあげられます。例えば100万
円の資産を運用しようとする人が10万円の教材で勉強しなければならないとし
たらスタート時でマイナス10%になってしまい、多くの人がはじめることはで
きません。

 マネックス・キャンパスはそのような従来の投資教育教材の問題点を解決し
ネット上でいつでも学習できるようなコンテンツを目指しました。4月に募集し
たモニター版ではマネックス・キャンパスの入門部分であるレベル1について資
産設計、株式取引など6つのコースをパッケージにして定価8400円で提供しまし
た。

 ネット上の教材の場合、システムの安定性、使い勝手の良さも重要です。マ
ネックス・ユニバーシティの株主でもあるネットラーニング社のインフラを使
うことで高いクオリティを実現しました。

 ネットラーニング社はイーラーニングの最大手であり、プログラムの高い修
了率が特長です。つまり続けられる方法にノウハウを持った専門家集団です。
コンテンツの提供はマネックス・ユニバーシティ、プラットフォームはネット・
ラーニングという役割分担で開発を進めました。

ネットラーニング社
http://www.netlearning.co.jp/

 使いやすく、体系化された高品質の内容で、手の届く価格であることを目標
にモニター版を制作しました。3日間で1003名の方からお申込をいただき、6月
末まで実際に受講をしていただきました。

●アンケートのフィードバック
 852名の方が6月末までに受講を修了。その方たちからいただいたアンケート
の結果をまとめて開示しています。

<マネックス・キャンパス> レベル1のモニター参加者アンケート
https://monexuniv.wbt.ne.jp/mu/enquete.html

 この結果を見ると改善が必要な点も多数あったものの、概ね高い評価をいた
だくことができ、ホッとしています。修了率は85%と書籍などで勉強するより
も最後までやり遂げやすいことが実証されました。また満足度も高く、コンテ
ンツに関しても体系化された内容に評価が集まったと思っています。学習効果
も他の方法に比べると継続しやすいことがわかります。

●レベル1、さらにレベル2の本格展開へ
 レベル1はモニターの意見を参考に価格や内容を見直し、9月4日に正式版を開
講する予定です。動画を増やして、テキストもモニター版でのご指摘を反映し
たバージョンアップした内容でお届けします。

 またレベル1の修了者を対象にレベル2も展開する予定です。これはさらに進
んだ専門的な内容を学習するもので、例えば、オルタナティブ投資、株式銘柄
選択、信用取引、といったテーマを絞り込み、その分より深く高度な内容を扱
うものになります。現在の予定では10月以降に順次講座を追加していく予定に
なっています。

●投資は勉強しないと成功しない
 長期で資産運用を行う場合、勉強しないと成功することは困難です。短期的
にはビギナーズラックでリターンをあげることができるかもしれませんが、10
年単位では実力が結果に反映されるからです。勘や人の言うなりではうまくい
かないのです。

 勉強のためのツールの選び方が重要ですが、マネックス・キャンパスのよう
なネット上の教材であれば、時間と場所を選びません。体系的な知識を低コス
トで学び、実際の資産運用に役立てて欲しいと思っています。

 eラーニングには大きな可能性があると思っています。あと2ヶ月でバージョ
ンアップしたレベル1が登場します。最新の情報はマネックス・ユニバーシティ
の画面でお知らせしていきますのでもうしばらくお待ちください。

マネックス・ユニバーシティ
http://www.monexuniv.co.jp/

今回の話のまとめ---------
●ネット上での投資教育は高い効果がある
●その前提は体系的で高品質、使いやすく、低価格であること
●9月には本格的なイーラーニング教材がスタート予定

ではまた来週・・・。

内藤 忍
株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長
http://mail.monex.jp/?4_28401_134617_15

資産設計について聞いてみたいことがある方はメール件名「内藤」宛で
feedback@monex.co.jp まで(コラムで紹介させていただく場合があります)

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4.チャートの世界 −第54回−
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 −実践編:「MACD」−

 図表一覧
⇒ http://www2.monex.co.jp/j/chart/JMacd.htm

 今週はMACDの検証をしてみましょう。個人投資家の方にも人気のある指
標ですが、実際のシグナルはどういうところで出てくるのでしょうか。

 図1.は日経平均が下落を続けているときのMACDの動きです。C〜D、
G〜H、M〜Nなど比較的大きな下落トレンドが出ているところではかなりあ
てはまりがいいようですがA〜C、E〜F、あるいはH〜Mのようにほぼ横ば
いとなっているようなところではMACDのシグナルで買ったり売ったりする
とどうも遅れ気味ではないかと思います。
 また、通常の移動平均線のゴールデンクロスやデッドクロスと同じように買
いシグナル(図の赤い矢印)の出た後に上昇していることが多く、売りシグナ
ル(青い矢印)が出現した後はしっかりと下落していることが多いようです。
ただ、買いシグナルで買うのはいいのですが、その買ったものを売りシグナル
で売るとどうしても遅れ気味になるので、買ったものを売る場合、売ったもの
を買い戻す場合に何らかの工夫が必要なのではないかと思われます。

 図2.は新日鉄の昨年の上昇前のチャートです。ここで図1.の日経平均の
チャートと同様に「大きなトレンドの出るところでは当てはまりが良く、買い
シグナルの後でしっかりと上昇、売りシグナルの後でしっかりと下落」という
ことは見て取れるのではないかと思います。
 図1.よりは「ダマシ」が少なく、先ほど述べたようにもう一工夫あればか
なり有用なものではないかと思います。

 図3.はキヤノンの昨年のチャートですが、これでも図1.や図2.と同様
にトレンドの大きなところでは当てはまりがいいことが分かりますが、実際に
MACDで売り買いをするとあまり資金効率は良さそうにありません。大きな
流れで見るとほぼ横ばいの相場となっていることもあって、この中での売り買
いのシグナルに無理がある、と言うことなのでしょう。

 図4.は再び日経平均のチャートです。ここでは「ダマシ」もかなり出てい
るのですが、しっかりと売りシグナルとなったところで高値をつけていたり、
買いシグナルとなったところで底値となっているものも見られます。

 こうしてみるといかに「ダマシ」を減らすか、というところで移動平均の計
算期間を長くしたりするという工夫が必要なのではないかと思われます。

 そもそも移動平均線のデッドクロスやゴールデンクロスでのシグナルは遅れ
気味となるものなのですが、移動平均を利用したMACDのシグナルも遅れる
ことが多いことが分かったのではないかと思います。その遅れをカバーするた
めに週足で見てMACDを作り、もっと投資期間を長くする、あるいは上記に
述べているように移動平均の計算期間を変えるあるいは他の指標との併用を考
えるなどの工夫が必要ということでしょう。

               (マネックス証券 投資情報室長 清水洋介)

 「チャートの世界」のバックナンバーは以下でご覧頂けます。
http://www2.monex.co.jp/forum/archives/b_shimizu/index.html

 また、ご意見・ご質問はメール件名「清水」宛で
 mailto:feedback@monex.co.jp
 までお送りいただければ清水から回答いたします。

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5.だから投資は面白い!
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 −第19回 ケースを学ぶ 〜こんなとき、あなたはどう判断するか〜−

 先週のコラムまで複数回に亘って、日産自動車(7201)のこの十数年を取り
上げてまいりました。
 日産自動車のケースでいけば、ルノーとの資本・業務提携、日産リバイバル
プランなど、1つのトピックに対する見方は投資家によって千差万別で、いろ
いろな思惑があって株価は動いていく、ということは忘れないでいただきたい
と思います。自分の中でもいろいろな見方をできるように、少しずつ視野を拡
げていただくといいのではないかと思います。

 <ダイエー(8263)編>

 今週からはダイエー(8263)について取り上げていきます。

 読者の皆様にも馴染みのある会社かと思います。日々利用しないまでも、オ
レンジ色の“D”のマークを目にしたことがあるのではないでしょうか。

 図表
 ⇒ http://www2.monex.co.jp/j/chart/8263.htm

 ダイエーもこの十数年は経営不振にあえぎ、この数年でようやく再建に向け
て動き出したところです。

 唐突ですが、「社風」というものを気にされたことがありますでしょうか。
 読んで字の如く、「会社の風土」のことです。会社勤めをしていればイヤと
いうほど味わうものですし、会社を経営している方であれば、少なからず意識
するものではないかと思います。大企業、外資系企業、創業者一族が事業運営
を引き継いでいる企業…。会社の数だけ「社風」は存在します。

 会社、あるいは社内にあるそれぞれの部署でもそうかと思いますが、経営者
や上司が交替したら、社内や部署内の雰囲気がガラッと変化したことを感じた
ことのある方も多いのではないでしょうか。
 ダイエーや日産自動車のケースだけでなく、事業運営には「社風」が色濃く
反映されます。その「社風」が時に事業運営に良くも悪くも影響してきます。
 「社風」は、投資判断をする上で大切な情報の1つです。投資をしたい会社
の役社員はどのような人間なのか、その会社がピンチに陥った時にどのような
ことを考える会社なのか…?など、思いを巡らしてみるのも大切ですし、また
面白く、それが投資の判断にもつながってくるのです。

 来週から、ダイエーのこの十数年に注目していきます。「社風」を投資判断
をする上でのキーワードの1つにして、図表を見ながら局面ごとの投資判断を
イメージしてみて下さい。

                     (マネックス証券 投資情報室)

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6.投資信託基準価額
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詳しくは
→ http://www.monex.co.jp/FundGuide/0/syohin/tousin/syohnitirhyouji/guest

※マネックス証券の全取扱いファンドが騰落率順に表示できます。
※外国投信を売買する際の適用為替レートは、ログイン後「投資信託」トップ
画面の「適用為替レート」でご確認いただけます。

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8月5日(土)13時30分〜  会場:ホテル法華クラブ仙台
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7.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
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 7月21日    <αを探せ!>

 本日、マネックス・ビーンズ・ホールディングスの第1四半期の業績発表を
行いました。前年同期(2005年4月ー6月)比では営業収益52%増、経
常利益74%増、純利益105%増となりましたが、前四半期(2006年1
月ー3月)比では営業収益22%減、経常利益35%減、純利益34%減とな
りました。前四半期に比べて国内株式の個人による売買代金が約3割減少して
いますので、3ヶ月という短期で見るとほぼ市場動向に連動した形で、1年と
いう中期で見るとしっかりとした内部成長がある数字だと自己評価しています。

 マーケットは常に上がったり下がったりするものです。そういう市場の変動
に帰属したリターンをβ(ベータ)、市場変動に対する余剰リターンをα(ア
ルファ)と呼びます。投資家の方々がβだけでなくαを探すように、経営に於
いてもαを追求しなければいけないと考えています。市場環境・経営環境に左
右されない、かつポジティブな業績の実現を目指さなければいけません。

 今後我が国ではより多くの一般の方々が、自ら資産形成に取り組まなければ
いけなくなってきます。預貯金の代替となり得る債券などの金利型商品や、専
門家に資産運用を任せる投資信託・オルタナティブ投資・ラップ口座のような
資産運用サービスなどは、この流れの中でもっとも規模の成長が期待できるだ
けでなく、市場動向からの影響も少ない、謂わばαの多いビジネスです。私た
ちはこれらのビジネスの構築に以前から真剣に取り組んでおり、実績も積んで
きています。これからもαを求めて、着実に前進していきたいと思います。

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           ☆来週のマネックス ラウンジ@銀座☆
 7月27日(木)「マネックス証券相談所 松本大に何でも聞いてみよう」
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  本日、オープン1周年を迎えたマネックス ラウンジ@銀座。
  来週木曜日は、
  「マネックス証券相談所 松本大に何でも聞いてみよう!」です。

  7月27日(木) 13:00〜13:30

  お申込み方法など詳細はこちらから>>>
http://www2.monex.co.jp/lounge/lounge/seminar/nandemo.html


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選びの悩みを解決する方法をお教えします。銘柄選択の方法はマーケットバン
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               マネックス証券後援 マーケットバンク主催

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テレビ東京で平日の朝8時45分から放送されている「株式ワイド オープニ
ングベル」に、投資情報室長 清水洋介 が毎週月曜日出演しています。
是非、ご覧ください。
http://www.tv-tokyo.co.jp/biz/
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創刊号からのマネックスメールバックナンバー(マネログ)はこちらから
→ http://www2.monex.co.jp/monex_blog/index.html

マネックスメール全文を過去にさかのぼって読むことはもちろん、“つぶやき”
の部分だけをさかのぼることや、キーワードで過去のある部分を検索すること
も可能です。ぜひ一度お試しください。
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ご意見や、皆様の身近な投資情報は、こちらまでお寄せ下さい。
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