マネックスメール　2006年7月22日（土）

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≪本日の目次≫
　1.マネックス相場テクニカル分析
　2.来週のトピック
　3.《リレー連載》　マネックスな人々
　4.マネックス証券からのお知らせ

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1.マネックス相場テクニカル分析
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☆☆　来週の相場展望　☆☆

　−　米国市場　−
　今週の米国市場は決算発表数字に一喜一憂し、原油価格動向に振り回され、
インフレ懸念や景況感の悪化にびくびくしながらバーナンキＦＲＢ（連邦準備
理事会）議長の議会証言で息を吹き返した、と言う感じです。指数は底値を探
るような展開となりましたが、底割れは回避し、個別銘柄の業績次第、といっ
た感じでした。

　来週も引き続き決算発表が多く決算発表数字に一喜一憂する展開となるので
はないかと思います。また消費者信頼感指数や地区連銀経済報告（ベージュブッ
ク）、耐久財受注などの発表もあり、これらの発表での景況感やインフレに対
する懸念などに敏感に反応する動きとなるものと思います。市場のセンチメン
トはまだ病み上がりといった感じで、悪い方には敏感に反応し易く、景況感の
悪化が素直に金利の低下に繋がり買い要因になるというよりは景況感の悪化は
直接株売りに繋がるような展開となって来るのではないかと思います。原油価
格が落ち着くなどインフレ懸念が薄らげば好業績に敏感に反応するような動き
になって来るのではないかと思います。

　−　日本市場　−
　今週の日本市場は米国株高や外国人の売りが一段落したとの見方から底入れ
となった感もあります。決算発表も始まりましたがＨＯＹＡ（7741）が上方修
正となったことやユーロ高の好影響なども取りざたされ堅調となる銘柄も多く
なりました。小型銘柄も底値を探る動きとなり、軟調ながらも底堅さが見られ
て来ました。

　来週は日本市場でも四半期決算の発表が本格化し、その結果に一喜一憂する
展開となりそうです。足元の景況感を無視するように目先的な外国人投資家の
需給関係だけで動いていたような感もあり、足元の業績が好調な企業が続出し
てくれば割安感の強いものを見直す動きにもなって来るのではないかと思いま
す。ここまで慎重な見通しをする企業も多かったことで、この傾向が一朝一夕
に変わるとは思えず、四半期決算が好調でも中間決算や通期決算の見通しを据
え置く企業も多いものと思われます。そうした企業にもし、失望売りなどがあっ
ても割安感を見直す動きから押し目買いなども入るような感じになって来るの
ではないでしょうか。

　　　　　　　　☆☆☆　テクニカルコメント　☆☆☆

☆☆　日経平均　☆☆
　遅行線と日々線が「底−底」一致となって底入れと見てもいいのではないか
と思います。日々線が雲に上値を押えられた恰好となっていますが、遅行線が
日々線にサポートされながらしっかりした動きとなって来るのではないかと思
います。週初から日々線が雲に入ってくれば今度は雲の下限も下値のサポート
となって来るのではないかと思います。
　　来週の予想レンジ　14,500円〜15,800円
→ http://www2.monex.co.jp/market_mail/yukan/chart/page1/200607/20060721/Nikkei.htm

☆☆　ＴＯＰＩＸ　☆☆
　日経平均同様に遅行線と日々線が「底−底」一致となって底入れと見てもい
いものと思います。来週の注目は遅行線が日々線を割り込むか、日々線が雲に
上値を押えられるのかそれとも雲の中に入って来るのかと言うことではないか
と思います。遅行線が日々線にサポートされて、日々線が雲の中に入ってくれ
ば強気に転換してもいいのかもしれません。
　　来週の予想レンジ　1,480〜1,600ポイント
→ http://www2.monex.co.jp/market_mail/yukan/chart/page1/200607/20060721/Topix.htm

☆☆　ＪＡＳＤＡＱ　☆☆
　日経平均やＴＯＰＩＸよりも弱い形です。６月の安値を割り込んで来ました
が、日柄的には遅行線と日々線の「底−底」一致と見ても良いものと思います。
ＲＳＩもストキャスティックスも底値圏にあり、移動平均からの乖離も大きく
てそろそろ反発してもいいところです。上値も重そうですが基準線あたりまで
の戻りは期待しても良いのではないかと思います。
　　来週の予想レンジ　2,180〜2,300ポイント
→ http://www2.monex.co.jp/market_mail/yukan/chart/page1/200607/20060721/Jasdaq.htm

☆☆　債券先物　☆☆
　底値を確認した後で堅調となっています。ここからは戻りを試すところです
が、遅行線が日々線を抜けるかどうか、日々線が雲を抜けるかどうかが注目さ
れるところですが、ストキャスティックスは高値圏にあり、ＲＳＩも上値余地
が限られていることから上値も限定的となる可能性も高く、日々線が雲の水準
で押えられてしまうのではないかと思います。それでも下値は基準線でしっか
りとサポートされてくるのではないかと思います。
　　来週の予想レンジ　132.10円〜133.20円
→ http://www2.monex.co.jp/market_mail/yukan/chart/page1/200607/20060721/Jgb.htm

☆☆　為替　☆☆
　高値圏でのもみ合いとなっており、過熱感をこなしながら２月〜４月の高値
を窺がう展開となって来るのではないかと思います。あるいはいったんは過熱
感が冷めるまで基準線をサポートとして落ち着いた動きとなって来るのかもし
れません。
　　来週の予想レンジ　115.50円〜118.50円
→ http://www2.monex.co.jp/market_mail/yukan/chart/page1/200607/20060721/Jpy.htm

☆☆　ＮＹダウ　☆☆
　遅行線と日々線が「底−底」一致となって、遅行線が日々線を抜けて来まし
た。日々線は基準線までの戻りとなり、雲を意識したところで上値も押えられ
ましたがＲＳＩやストキャスティックスも上値余地はあり、遅行線が日々線に
サポートされながらしっかりした動きとなって来るのではないでしょうか。雲
に上値を押えられる恰好となりそうですが、早めに雲の中に突っ込むような展
開になれば今度は雲がサポートとなって来るのでしょう。
　　来週の予想レンジ　10,800ドル〜11,200ドル
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Dji.htm

☆☆　ＳＰ５００　☆☆
　６月の安値を意識したところで遅行線と日々線が「底−底」一致となるよう
な感じで底入れとなりました。上値も基準線をあっさりと抜けて、雲を意識し、
ここまで「節目」とされていた水準（図の赤い点線）までは戻りましたがここ
からが正念場、となって来そうです。週末堅調な相場展開となれば、日々線は
雲の中での動きとなって、遅行線が日々線にサポートされるような展開になる
のでしょうが、週末に軟調となると遅行線が日々線に上値を押えられるような
もたついた展開となって来るのでしょう。
　　来週の予想レンジ　1,230〜1,270ポイント
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Spc.htm

☆☆　ＮＡＳＤＡＱ　☆☆
　ダウ平均やＳ＆Ｐ５００よりも軟調な動きとなっています。６月の安値を割
り込んで底値を探る展開となっています。遅行線が日々線に上値を押えられる
恰好となっており、しばらくは上値の重い展開となって来そうです。ただ、下
値も今週の安値を割り込むかどうかを試す恰好となりそうですが、2,000ドルを
意識して底堅い動きとなって来るのではないかと思います。
　　来週の予想レンジ　2,000〜2,150ポイント
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Nas.htm

☆☆　ＣＲＢ指数　☆☆
　綺麗に雲のねじれで雲を下に割り込んで来ました。それでも下値の目処と見
られたところでしっかりと下げ止まっており、遅行線も雲や日々線を割り込ま
ず底堅い動きとなっています。雲を上値に調整局面となって来そうですが、遅
行線が日々線にサポートされる形で底堅い動きが続くのではないかと思います。
　　来週の予想レンジ　338.0〜348.0ポイント
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Crb.htm

（2006・7・21　17:00記　投資情報室　清水洋介）

　本コラムに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測
であり、情報の正確性について保証するものではありません。また、内容は
予告なく変更されることがあります。なお、本コラムは情報提供のみを目的
として作成されたもので、有価証券の売買、為替取引の勧誘を目的とした
ものではありません。

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2.来週のトピック　
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−　米国　６月耐久財受注　−

　発表予定日時：　7月27日（木）　21：30

　耐久財受注（Durable Goods Orders）は、一般的に３年以上長持ちするとさ
れている製品である自動車、テレビ、航空機などの耐久財の受注を表す指標で、
米商務省から毎月下旬に発表されます。毎月下旬に前月の受注額が発表される
という速報性が特徴で、受注から製造業の将来性を計ることができるため注目
されます。

　耐久財受注は受注総額のほかに、変動の大きな「輸送関連を除いた受注」と
「国防関連を除いた受注」も公表されますが、それでも毎月の変動は大きい傾
向にあり、市場にも影響を与え易い特徴があります。また、民間設備投資の先
行指数と言われる「国防及び航空機を除く資本財の受注」も注目されます。

　受注額が増加すれば、景気が回復し経済が順調に拡大していると捉えること
もできます。しかし、それがインフレの兆候だと判断されれば、金利が引き上
げられるという懸念も出て、市場へはマイナス材料となる可能性もあります。

　現在、米国では引き続き追加利上げが行われるかどうかが注目されており、
あまりに好調な受注が公表されれば、市場へは追加利上げを懸念する向きから
マイナスの材料と受け取られる可能性が大きいと思われます。日本市場も米国
市場の影響を多分に受けるため、耐久財受注を受けた米国市場の動向に注目し
たいところです。

　　―――――――――――――――――――――――――――――――
　　　　　　　　　前回までの　米耐久財受注の変化率
　　―――――――――――――――――――――――――――――――
　　　　　　受注の総額　輸送除く受注　国防除く受注　国防、航空機
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 除く資本財
　　　06.3　　 6.0％ 　　　 3.4％ 　　　　 5.8％ 　　　 3.4％
　　　 4　　-4.7％ 　　　-1.0％ 　　　　-3.5％ 　　　-1.9％
　　　 5　　-0.3％ 　　　 0.7％ 　　　　-0.1％ 　　　 1.0％
　　―――――――――――――――――――――――――――――――

＜参考サイト＞
米商務省　国勢調査局
Manufacturers' Shipments, Inventories, & Orders (M3)　
http://www.census.gov/indicator/www/m3/

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（投資情報室）

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3.《リレー連載》　マネックスな人々
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　＜ツマラナイオトナ二ナルナ.＞　

　社会人になって４ヶ月、私の頭の中にはこんな言葉が居座り、黙ってこちら
を見下ろしています。未だに学生気分が抜け切れず、社会人的発想と無駄に葛
藤することがあります。

　例えば最近、会社で飛び交う"夏休み"という言葉。困ったことに、夏休みと
聞けばついつい１、２ヶ月間の長期休暇を連想してしまう癖が直りません。社
内の使用例でいくと、頑張って１週間程度の意味でしょうか。それを事も無げ
に"夏休み"と呼んでしまう周りのベテラン社会人たちに、若干の戸惑いを感じ
てしまいます。

　私の夏休みはきっと２ヶ月あるにちがいないと、心の隅で未だに信じていま
す。なんとも往生際の悪い、新社会人です。

　２ヶ月あったら、いや１ヶ月でもいいです、休日が続いたら夢みたいですね。
思いっきり好きな事だけできたらいいなと思います。皆さんなら何をされるで
しょうか。JAZZバンドでドラム叩いて、神妙な顔してチェロ弾いて、家でピア
ノを弾き続ける。賛同いただけないかもしれませんが、私が憧れるのはそんな
音楽依存な毎日です。

　どこか遠い南の島で、青い空に青い海なんてのもいいですよね。ぷかぷか浮
かんでぼーっとするなんて素敵です。空気背負って深く潜れたら、尚よいと思
います。こういった休日に癒しを求める発想はなんだか気恥ずかしいので、口
にするのはもっと立派な社会人になってからにしようと思います。

　なんといっても学生の夏休みはやはり長くてうらやましい限りです。実際も
う一度逆戻りするのは意外と退屈かもしれないと思いつつ、未練たっぷりなコ
メントを書いてしまいました。

　"ツマラナイオトナニナルナ."は何を言いたいのでしょうか。相変わらず少し
笑ってこちらを見下ろしています。

　次回はお客様サービス部が担当します。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（新入社員　ツキジ）

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4.マネックス証券からのお知らせ
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