マネックスメール　2006年8月12日（土）

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≪本日の目次≫
　1.マネックス相場テクニカル分析
　2.来週のトピック
　3.《リレー連載》　マネックスな人々
　4.だから投資は面白い！◆番外編◆
　5.マネックス証券からのお知らせ

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=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-1.マネックス相場テクニカル分析
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☆☆　来週の相場展望　☆☆

　−　米国市場　−
　今週はインフレ懸念の緩和を好感するというよりは景況感の悪化を嫌気する展開となりました。景況感の悪化を嫌気して売られるか金利の低下を好感して買われるかの繰り返しとなっているような感じですが、目先的な利食い売りを急いだ面も強いようです。ＦＯＭＣ（公開市場委員会）を理由にしていましたが、ＦＲＢ（連邦準備理事会）の態度がはっきりしないことが嫌気されたようです。

　来週も引き続き足元の景況感と原油価格動向に振らされるのでしょうが、中東問題に加え、英国でのテロが計画されていたことなどから、テロへの恐怖から買い手が引っ込んでしまう可能性もあり、足元の景況感が良ても上値を積極的に買いあがりにくいのではないかと思います。火曜日には景気指数と卸売り物価指数（ＰＰＩ）が発表になり、水曜日には鉱工業生産指数や住宅着工、消費者物価指数（ＣＰＩ）や設備稼働率が、木曜日は景気先行指数やフィラデルフィア連銀指数、週末には消費者信頼感指数の発表と経済指標が多く発表され、そのたびに一喜一憂する展開となって来そうです。市場のセンチメントは悪くはないのですが、いずれにしても上値の重い展開となりそうです。

　−　日本市場　−
　今週の日本市場は先週と打って変わって大きな動きが多い週となりました。オプションＳＱ（特別清算指数）の算出やお盆休みの前ということでいろいろな思惑があり、先物主導で右往左往させられたと言う感じです。一方で、好業績銘柄をしっかりと拾う動きがあって底堅い展開となりました。

　来週はお盆休みということですが、「お盆休みだから、動かない」のか「お盆休みだから、大きく動く」のかといったところですが、経済指標とか決算発表で大きく動きが出る、と言うよりは米国市場の動きに連られたり、先物の動きに振らされたりする展開が続くのではないかと思います。好業績銘柄の割安感を見直す動きも出ており、底堅さは見られるのではないかと思います。節目を抜けてくれば一気に上伸という可能性もあるのではないでしょうか。

　　　　　　　　☆☆☆　テクニカルコメント　☆☆☆

☆☆　日経平均　☆☆
　雲の中での動きが続いています。遅行線が日々線を抜けて来ており、今度は日々線が遅行線のサポートとして機能して来そうです。ＲＳＩやストキャスティックスが高値圏にあることからいったんは遅行線が日々線のサポートを確認するような動きとなってもたついた展開が続くのかもしれません。
　　来週の予想レンジ　15,300円〜15,800円
→ http://www2.monex.co.jp/market_mail/yukan/chart/page1/200608/20060811/Nikkei.htm

☆☆　ＴＯＰＩＸ　☆☆
　日経平均よりも上値の重い感じです。遅行線も日々線を抜け切っておらず、来週は遅行線が絡むところの日経平均が急落する場面にかかり、いったん調整となって来るのかもしれません。ただ、日々線は雲の中での動きとなっており、下値は雲の下限でサポートされて来るのではないかと思います。
　　来週の予想レンジ　1,540〜1,610ポイント
→ http://www2.monex.co.jp/market_mail/yukan/chart/page1/200608/20060811/Topix.htm

☆☆　ＪＡＳＤＡＱ　☆☆
　１週間の動きがほとんどない感じでした。底入れ感は出たものの、その以上でも以下でもない、と言う感じでしょうか。基準線が下落しており、弱含みとなりそうで、ＲＳＩやストキャスティックスが低い水準になるまで、遅行線が日々線に絡んで来るまではもたついた展開が続くのではないかと思います。　　来週の予想レンジ　2,190〜2,250ポイント
→ http://www2.monex.co.jp/market_mail/yukan/chart/page1/200608/20060811/Jasdaq.htm

☆☆　債券先物　☆☆
　１週間を通して薄い雲の中での動きとなりました。遅行線が基準線に上値を押えられた状況が続きＲＳＩやストキャスティックスも下げ足りなかったことで反発も鈍いものとなったのではないでしょうか。遅行線が雲のねじれにかかっており、そろそろ雲を上に抜けてくるのではないかと思います。いったん抜けてくればしっかりとサポートとなって来るのではないかと思います。
　　来週の予想レンジ　132.00円〜133.30円
→ http://www2.monex.co.jp/market_mail/yukan/chart/page1/200608/20060811/Jgb.htm

☆☆　為替　☆☆
　底値を確認して戻りを試す展開となりました。とりあえず、基準線まで戻って上値を押えられており、引き続き雲をサポートにしながらも上値の重い展開が続くのかもしれません。基準線を抜けてくれば基準線がサポートとなって来るのでしょうが、いったんは遅行線が日々線に沿って下落となる場面もあるかもしれません。
　　来週の予想レンジ　114.70円〜116.10円
→ http://www2.monex.co.jp/market_mail/yukan/chart/page1/200608/20060811/Jpy.htm

☆☆　ＮＹダウ　☆☆
　「三役好転」となったものが「三川」を形成「ダマシ」となりました。遅行線が日々線を割り込んで来てちょっと日柄がずれましたが、遅行線と日々線が「天−天」一致となった感じです。それでも雲の下限でしっかりと下げ止まった感もあり、雲の下限をサポートに底堅い動きが続くものと思います。
　　来週の予想レンジ　11,000ドル〜11,200ドル
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Dji.htm

☆☆　ＳＰ５００　☆☆
　何となく遅行線が日々線にサポートされた形ですが、いったん「三役好転」となったものが日々線が雲を割り込み、「逆転」となって来ました。それでも雲の下限や基準線にサポートされた格好となっており、底堅い動きは続くのではないかと思います。ストキャスティックスも底値圏にあり、しっかりした動きとなっています。
　　来週の予想レンジ　1,250〜1,300ポイント
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Spc.htm

☆☆　ＮＡＳＤＡＱ　☆☆
　底入れ感は出たものの引き続き底値圏でのもみ合いが続いています。基準線に上値を押えられた格好となっており底値を確認する動きは続いています。来週は遅行線が日々線に絡んで来るものと思われ、動きが出てくるのではないかと思います。
　　来週の予想レンジ　2,030〜2,150ポイント
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Nas.htm

☆☆　ＣＲＢ指数　☆☆
　雲を抜けてからもたついた展開となっています。上値は「三角保ち合い」と見られる上値の水準で押えられ、下値は雲にサポートされています。底堅いものの上値も重いのですが遅行線が日々線に絡んでおり、そろそろ動きが出てくるのかもしれません。日々線も来週末には雲のねじれに絡み、動きが出て来そうです。
　　来週の予想レンジ　345.0〜365.0ポイント
→ http://www2.monex.co.jp/j/asa/Crb.htm

（2006・8・11　17:00記　投資情報室　清水洋介）

　本コラムに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測であり、情報の正確性について保証するものではありません。また、内容は予告なく変更されることがあります。なお、本コラムは情報提供のみを目的として作成されたもので、有価証券の売買、為替取引の勧誘を目的としたものではありません。

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-2.来週のトピック　
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−　お盆　−

　日時：　8月13日（日）〜8月16日（水）頃

　今週から来週にかけて、お盆休みの方も多いのではないでしょうか。幸か不幸か、お盆であっても市場は開いていますので、株価や為替なども動き続けています。

　お盆の時期は、機関投資家なども休みを取ることもあり、「比較的おとなしい相場になる」という見方もありますが、果たして真相はどうなのでしょうか。過去のデータを分析してみました。以下のリンクは、過去10年間の８月の売買高と日経平均株価の平均を1.00として算出した日ごとの平均値の推移です。
http://www2.monex.co.jp/j/chart/ObonData.htm

　売買高は、お盆を前に一度落ち込み、平均である1.00を下回る水準での売買高となっていますが、お盆を過ぎると一転し、1.00を超えた比較的活況な売買高となる傾向にあるようです。お盆前の大きく下げたところは、おそらくオプションのＳＱ（特別清算指数）算出に絡んだ様子見的な売買高の落ち込みと考えられます。

　日経平均株価を見ても、売買高ほど顕著な割合ではないものの、お盆前よりもお盆を過ぎてからの方が比較的堅調な相場となっているようです。

　これらは、あくまで過去10年間のデータですので、今年以降の相場がこのように動くというわけではありませんが、「お盆は比較的おとなしい相場になる」とうい仮説はまんざらデタラメでもないということは言えるのかもしれません。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（投資情報室）
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-3.《リレー連載》　マネックスな人々
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　第11回 ＜同姓同名＞

　インターネットの世界は、自分の趣味や関心のあることを、簡単に検索することができ、一瞬にして連帯感を感じられることがあります。単なる興味本位で自分と同姓同名の人がいるのか知りたくなり、何度かネットで検索したことがあります。

　勿論、それだけでは同姓同名の人がいるかどうかを判定することはできないわけですが、Google、Yahoo!共に自分自身に関連したページしかヒットせず、インターネットならではの連帯感を味わうことはできませんでした。

　同姓同名の方に会ったことは無いのですが、同姓の方には仕事やプライベートで何度かお会いしたことがあります。その中で最も印象的な出会いは、6年連続で出場しているトライアスロン大会のバイク（自転車）の途中でした。
　「頑張って〜！毎年応援しているのよ〜！ 私も大平っていうんです〜！」と言いながら急な坂をダラダラと上る私に走り寄ってきた方と、バイクに乗ったまま握手しながら数ｍ走り、言葉を交わすことができました。ほんの数秒の出来事でしたが何だかとても心が温まりました。

　ネット検索で一瞬にして得られる連帯感。自分のことを応援してくれていた方と6年目にして出会えた時の連帯感。人と人のつながりのきっかけは多種多様ですが、マネックスで働く社員として、他のネット証券には無い「何か」でお客さまとつながっていたいと思います。

（ウェブマネジメント部　大平　幸典）

来週はシステム部が担当します。

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-4.だから投資は面白い！◆番外編◆
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　＜はじめに＞

　毎週金曜日のコラム「だから投資は面白い！」では、ある銘柄の株価の推移をチェックしながら銘柄分析のポイントを解説していますが、ウィークエンドメールのコラムに、新たに「だから投資は面白い！◆番外編◆」として、今週発表された主力大型銘柄の最新のニュース、会社説明会の現地ルポなど、個別銘柄にまつわる情報を幅広く発信していきます。

　週末のひと時、来週の投資戦略に思いを巡らせていらっしゃる個人投資家の方も多いかと存じますが、読者の皆様が、疲れたアタマをちょっとリラックスできる、そんなコラムに育てていくことができれば幸いです。

　−第１回　上場前会社説明会に行ってきました！　オービス（7827）編−
　８月９日（水）。台風が関東地方に上陸すると予想していた天気予報も微妙に外れ、たまにしかない外出で雨に降られることのない喜びを感じながら、会社説明会の会場に向かいました。
　会場に到着すると、用意された席は、市場関係者ですでに満席！
　ブームは過ぎたとはいえ、依然として新規上場銘柄、新興市場銘柄の注目度は相変わらず高いようです。
　会社名は、オービス（7827）。梱包用材の販売を主力としている会社です。
　上場・非上場に係わらず、銘柄分析をする時には、経営陣にお会いするのはもちろん、できれば本社や店舗、工場などを見学させていただき、数値面からだけでなく、会社の雰囲気を現地で確認することがとても大切だと考えています。
　しかし、全国各地に散らばっている上場企業の本社でさえくまなく回ることは物理的に厳しく、今回の会社説明会のような機会を設けていただけることが、会社についてより多くの投資家に知ってもらいたい企業側だけでなく、将来性の高い企業を発掘し、投資家の方々により有益な情報を伝えたい我々市場関係者にとっても、とても有意義なことなのです。
　経営者に会って雰囲気を感じ取れる喜びを感じながら、会社説明会で社長の話に聞き入り、久々にノートが書き取った文字でびっしり埋まりました。
　ニュージーランド松（ラジアータパイン）の取扱いではトップシェアを誇る同社。グループの木材専用運搬船を使って日本に輸入し、国内の工場で最新の機械設備を使って製材することで、コスト競争力を高めているそうです。　社長が「歩留まり率（原木１ｍ3あたりで取ることのできる製材の割合）は高水準」と胸を張っておっしゃっていたのが、すごく印象に残っています。徹底したコスト管理で価格競争力を強化していこうとする姿勢を、強く感じました。　その他にも一般建築、仮設事務所などのハウス事業、アミューズメント施設の運営なども手掛けており、それぞれの事業がシナジー（相乗）効果を生んでいるとのことです。
　ここ数年の業績に派手さは見られませんが、本業を中心に着実に収益を拡大している、という印象です。

　経営陣の説明に聞き入り、業績数値のチェックだけでなく、経営陣に実際にお会いして会社を“体感”することの大切さを改めて感じました。
　このコラムを通じて、自らが“体感”できた企業をたくさん伝えられるように、今まで以上に現地に「足」を運んで情報を仕入れていきたいと思います。
　どうぞ、よろしくお願いいたします！

（マネックス証券　投資情報室）

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-5.マネックス証券からのお知らせ
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