マネックスメール 2006年8月25日(金)

1999年から発行しているマネックス証券の人気メルマガ「マネックスメール」を、ウェブ上で再読できます。

マネックスメール 2006年8月25日(金)

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 マネックスメール<第1736号 2006年8月25日(金)夕方発行>
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 今月販売を開始したオルタナティブ投資ファンドの『チャイナ フォーカス』 『プレミアム・ハイブリッド 2006』の説明会を開催します。

 当日は、福助やラオックスをはじめとする企業再建でも有名なMKSパート ナーズからゲストをお招きしての講演もございます。

説明会の詳細・お申込みはこちらから↓↓↓
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≪本日の目次≫
 1.相場概況
 2.きょうの「マネいち」
 3.資産設計への道 〜その232 銘柄選びでやってはいけないこと 内藤 忍 4.チャートの世界 −第59回−
 5.だから投資は面白い!
 6.投資信託基準価額
 7.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき

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詳しくはウェブサイトをご覧ください。
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=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-1.相場概況
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
相変わらず方向感なく先物に振らされ乱高下

日経平均            15,938.66 (▼21.96)
日経225先物         15,970 (△20 )
TOPIX            1,619.81 (▼ 3.22)
単純平均             470.81 (▼ 0.38)
東証二部指数           4,358.04 (△ 0.41)
日経ジャスダック平均       2,291.40 (▼ 2.35)
東証マザーズ指数         1,364.24 (▼10.15)
東証一部
値上がり銘柄数          663銘柄
値下がり銘柄数          879銘柄
変わらず             153銘柄
比較できず            0銘柄
騰落レシオ           128.99%  △5.18%
売買高            14億9254万株(概算)
売買代金        2兆0023億4800万円(概算)
時価総額          514兆9274億円(概算)
為替(15時)          116.91円/米ドル

◆市況概況◆

 米国市場は堅調でしたが寄り付き前の外国人売買動向が大幅売り越しと伝えられたこともあってもたついた始まりとなりました。寄り付きは底堅く始まったものの、先物に少し売物が出るだけで一気に値を下げ、日経平均も15,900円を割り込む場面もありました。それでも15,900円を割り込んだところでは底堅く、今度は底堅さを確認したように先物に買いが入ると大幅高となるなど先物に振らされて乱高下となりました。

 昼の市場外取引はそれほど金額も多くなく、売り買いの偏りもないとつたえられたのですが、前場の引け際から週末の手仕舞い売りやヘッジ売りで上値の重さが確認されたことで、今度は先物に売りが出ると再びもたついた動きとなりました。それでも日経平均が16,000円を意識したところでは底堅い動きとなっていたのですが、最後は週末の手仕舞い売りや目先筋の見切り売りに押され軟調となりました。最後まで先物に振り回された一日となりました。

 小型銘柄ももたついた展開となりました。方向感のない週末ということで積極的にポジションを取るというよりは見切る動きや目先筋の売りに押されるものが多く、日経ジャスダック平均や東証マザーズ指数は軟調となりました。先物はそれほど大きな売り買いがあったわけでもないのですが、ちょっとした売り買いに追随する動きとなって指数を振り回す結果となりました。

 今週は方向感をしっかりと見極める動きにはならず、目先的な過熱感を嫌気する展開の中で先物の動きなどに振り回された感じです。来週も引き続き月末接近ということでディーラーなどもポジションを積極的に増やすと言うよりは目先的な動きに終始しそうで方向感のない展開が続くのではないかと思います。
(投資情報室 清水洋介)

−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・市場外取引(しじょうがいとりひき)
 取引所を介さない取引のことをいいます。
 証券会社が、売り買いが反対の注文同士を成立させます。
 証券会社が相手となって取引が成立することもあります。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

◆個別銘柄◆ 

 方向感のない中でディフェンシブ銘柄がしっかり

NTTドコモ (9437) 176,000円 △2,000 円 :1株単位
 大手カード会社など複数社と携帯クレジットの共同読み取り端末を開発することが報じられたことや出遅れ感から通信株が買われたことで、堅調となりました。

ソフトバンク (9984) 2,140円 ▼230 円 :100株単位
 外資系証券が目標株価を引き下げたことを囃して、目先筋の売りがかさみ大幅安となりました。

MISAWA (1722) 3,980円 △200 円 :100株単位
 全般的に手掛かり材料難の中で、中期経営計画が発表され収益拡大への期待が高まって買いを集め大幅高となりました。

みずほ (8411) 956,000円 ▼6,000 円 :1株単位
 顧客満足度調査でメガバンクの順位が悪かったこともあって、地合いの悪さに敏感に反応、軟調となりました。

フジタ (1725) 545円 △46 円 :100株単位
 特定株主から自社株を大量に取得すると発表したことで、1株あたり利益の増加への期待などもあって買いが入り、大幅高となりました。

ISS (4297) 211,000円 ▼10,000 円 :1株単位
 実質的な親会社の米ISSを米IBMが買収することが発表されたことで、前日は買いが先行しましたが、本日は利益確定売りなどに押され、軟調となりました。

◆ランキング◆

詳細は
→ http://www2.monex.co.jp/j/monex_asa_mail/rank.htm

※株式分割銘柄に関してはマネックス証券のウェブサイトにログイン後、 「投資情報」→「株式周辺情報」→「資本異動銘柄」をご覧ください。

 本コラムに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測であり、情報の正確性について保証するものではありません。また、内容は予告なく変更されることがあります。なお、本コラムは情報提供のみを目的として作成されたもので、有価証券の売買、為替取引の勧誘を目的としたものではありません。

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-2.きょうの「マネいち」
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
本日の「今月の銘柄」の参考利率

NZドル2.5年債:6.24% (−0.02%)


◆きょうのはてな◆
Q8.発行金利はどうやって決まるの??

A8.市場での当該通貨の金利の動きに連動して発行可能利率を決定します。毎営業日ごとの集計時(午前10時から11時)に、発行可能利率以下でのお申込みが目標発行額を超えていれば、その利率以下でお申込みいただいた全てのお客様は、申込み時に指定した利率に関わらず、一律その利率でご購入いただくことが出来ます。つまり、指定した利率以上の高い利率で購入できる可能性があるのです。

※為替レートが一定以上円安になった場合は発行は見送られます。

詳しくは↓
https://monex2.e-srvc.com/cgi-bin/monex2.cfg/php/enduser/std_adp.php?p_faqid=1743
http://www.monex.co.jp/Etc/00000000/guest/G3220/saiken/auction.htm
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-3.資産設計への道
  〜その232 銘柄選びでやってはいけないこと 内藤 忍
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=============<資産設計情報>==============リクルート「あるじゃん」が主催する楽しく生きるための「セカンドライフ資産運用塾」。9月2日(土)に東京銀座で開催します。
http://www.argent-net.jp/seminer/index.php#koma26
−−−−−−−−−−<資産設計への道〜その232>−−−−−−−−−−−−

 銘柄選びでやってはいけないこと

 先週末8月20日の日経新聞資産運用面に個人投資家の調査結果が掲載されていました。例えば来年の3月までの日経平均の見通しは高値が17,000円〜18,000円、安値は14,000円以上が最も多いという結果です。7月中旬の調整時の水準と4月につけた年初来高値の水準のボックス圏での動きが当面続くと見る個人投資家が多いということがわかります。

 そして今後保有したい、または買い足したい銘柄もランキングされています。集計結果は次のようになりました。

<人気銘柄ランキングベスト10>
1.トヨタ自動車(1)
2.キヤノン(7)
3.ソフトバンク(38)
4.ホンダ(8)
5.ソニー(12)
6.三菱UFJフィナンシャル・グループ(2)
7.東芝(34)
8.武田薬品(9)
9.日産自動車(11)
10.三菱商事(17)

 名称の最後の( )内の数字は時価総額のランキングです。今後保有したい人気銘柄は実は時価総額の大きな有名な会社ばかりであることがわかります。
●マネー誌で取り上げた銘柄に投資をすると・・・
 一方プレジデント(2006.9.4.号)ではマネー誌の取り上げた銘柄の値動きについて検証をしています(45ページ)。「日経マネー」「マネージャパン」「ダイヤモンドザイ」の3誌の4月発売号で推奨している個別の銘柄について均等額で投資をしたと仮定した場合のリターンをTOPIXと比較しています。
 短期のしかも1回限りの結果ですから数字を鵜呑みにはできませんが、大型株が中心の「日経マネー」が最も良い結果ではありましたが、3ヶ月後の数字は3誌ともTOPIXを下回る結果になっています。

●人と同じは安心?
 6月のこのコラムで市場平均を上回るために必要なのは「ジャック天野」だと書きました。世間の常識の逆を行く天邪鬼でなければ市場平均を上回るアルファを得ることはできないということです。
http://www2.monex.co.jp/monex_blog/archives/006950.html

 とすれば次のような方法は銘柄選びでやってはいけないことになります。 ・有名な銘柄に投資する
 ・人の言うなりに投資する
 ・応援したい会社に投資する

 なぜなら結果として他の投資家と同じことをしていることになってしまうからです。有名な会社は機関投資家のようなたくさんのプロが分析しています。その会社に関する情報は価格に織り込まれ、株価はほぼ適正な水準です。人の言うなりに投資をすると、遅れた情報を元に投資をすることになってしまいます。また応援したい会社は他の投資家も応援したい人気の銘柄です。と言うことは既に買われてしまった割高な銘柄になっている可能性があります。

●バリュー株投資は逆バリ投資の1つ
 私自身、個人金融資産の運用は「標準的なアセットアロケーション」を基本に分散投資しています。そして約30%を配分している日本株のほとんどは個別銘柄を自分で選んで投資しています。いわゆるバリュー投資を実践し、業種を分散させた複数の銘柄を中長期で保有する方法を続けています。

 銘柄選択方法は拙書「資産設計塾」(P.214)でくわしく解説していますが、マネックスの勉強会でも好評だったバリューサーチ投資顧問の考え方を参考にしています。

バリューサーチ投資顧問
http://www.value-search.co.jp/

 分析してみると割安と判断される銘柄にはジャスダック市場などに上場するいわゆる新興市場銘柄が多く含まれます。名前を聞いたことが無いような無名の会社が多いのが特徴です。日経新聞の調査結果に出てきた有名銘柄とは対極の結果です。

 何らかの理由で売られすぎた結果、企業本来の価値よりも株価が低くなっている銘柄に投資すれば、将来株価が本来の価値に近づく時にリターンを得られます。株式の銘柄選択で大切なのは「良い会社」を選ぶことではなく「値上りする会社」を選択することなのです。それは誰もが知っている会社よりあまり知られていない会社であることが多いのです。

 人の話や雑誌や新聞からの情報を鵜呑みにして銘柄選択しても恐らくうまくいきません。なぜなら投資とは人の後をついていくのではなく人の半歩先を歩かないと成功しないからです。

 だから自分なりの独自の投資方法が確立できないのに何となく銘柄を選んで投資をするのはやってはいけないことなのです。

今回の話のまとめ---------
●投資とは差異の中に価値を見つけ出す作業
●投資で成功するには人の半歩先を歩くのが重要
●自分なりの投資手法が確立しないのに銘柄選択しても成功しない

ではまた来週・・・。

内藤 忍
株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長
http://www.monexuniv.co.jp/

資産設計について聞いてみたいことがある方はメール件名「内藤」宛で
feedback@monex.co.jp まで(コラムで紹介させていただく場合があります)
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-4.チャートの世界 −第59回−
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
 −実践編:「NT倍率とボリンジャーバンド」−

 図表一覧
⇒ http://www2.monex.co.jp/j/chart/NT2.htm

 このグラフで+2σということは日経平均がTOPIXに比べて割高ということになり、日経平均を売って、TOPIXを買うことになります。逆に−2σと言う水準では日経平均に比べTOPIXが高いことになり、日経平均を買ってTOPIXを売るということになります。

 表1.は2005年9月12日に日経平均をTOPIXで割ったNT倍率が20日移動平均線から+2σ乖離、つまりもしこれが「確率正規分布」であればこのような事態は約5%しか起こりえないことなりました。そこで日経平均を売ってTOPIXを買うということを行なうと(同金額を売り買いしなければならないので日経平均を「1」買うとTOPIXはNT倍率分、この場合は「9.85」買わなければならないのです)その後日経平均が上がったのかTOPIXが上がったのかはわかりませんが、今度は9月16日には、日経平均をTOPIXで割った「NT倍率」が移動平均線より−2σ下方に乖離となりました。そこで今度は日経平均を買い戻し、あらたに買って、TOPIXを売って、新たにNT倍率分だけ売る(ポジションが逆になります)のです。この間9月12日から16日までの間に日経平均は売ったものが上がってしまったので62.25円損をして、TOPIXは買ったものが上がったので187.47円儲かったことになります。そして損得を考えると187.47円儲かって62.25円損をしたので、差し引き125.22円儲かったことになるのです。

 このようにして、NT倍率がその移動平均から+2σ乖離したところでは日経平均を売ってTOPIXをNT倍率分だけ日経平均より多く買い、逆に−2σ下方に乖離したところでは日経平均を買ってTOPIXをNT倍率分だけ多く売る、という行為を繰り返すと表1.のように1年もしないうちに1,374.98円儲けることが出来ました。また表で見られるように12回の売買のうち損をしたのはたったの2回だけ、とかなり投資効率の良い投資となりました。

 もちろん、このように全てうまく行くわけではありません。ここでは手数料等のコストも勘案していませんし、実際にTOPIXと日経平均を「引値」で売買することは出来ません。また、TOPIXを「NT倍率分だけ買う」といってもどうやって小数点以下のTOPIXを買えばいいのでしょうか?また、チャートが出来たあとから「ここで売って、ここで買って」としたことで多少±2σまでの水準でなくても反転しているところで反対売買しているものもあり、実際の売買では注意が必要です。

 では実際に売買する時にはどうしたらいいのでしょうか?実際には引値でNT倍率を確認してトラッキングエラーの許容範囲を決めて先物で取引することになるのでしょう。マネックスではTOPIXの先物を取り扱っていないので、引け値を見てから、ということは出来ませんがETFなどを利用することになるのでしょう。引け近くにNT倍率が±2σに近いと計算されたらTOPIXのETFを引け値でそのNT倍率分だけ売買し、その比率に合わせて日経平均先物を売買する(15時10分まで売買できるので)ということが出来ます。
 いずれにしても、この売買手法はいろいろな応用が出来ます。例えば日経平均採用銘柄と日経平均の割安割高を比べ、割安な方を買い、割高な方を売る、といった個別株と先物(あるいはETF)の取引。また、同業の銘柄(例えばJR東日本とJR西日本、大日本印刷と凸版印刷など)間での裁定取引にも応用が利きそうです。

 来週は日経平均と個別銘柄の「裁定取引」を検証して見ましょう。


 (マネックス証券 投資情報室長 清水洋介)

 「チャートの世界」のバックナンバーは以下でご覧頂けます。
http://www2.monex.co.jp/forum/archives/b_shimizu/index.html

 また、ご意見・ご質問はメール件名「清水」宛で
 mailto:feedback@monex.co.jp
 までお送りいただければ清水から回答いたします。

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-5.だから投資は面白い!
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
 −第23回 ケースを学ぶ 〜こんなとき、あなたはどう判断するか〜−

 <ダイエー(8263)編>

 図表
 ⇒ http://www2.monex.co.jp/j/chart/8263.htm

 ダイエーとイトーヨーカ堂、両グループの業績は図表でご確認いただいたかと思いますが、利益の違いが生まれた理由はどこにあったのでしょうか。
 まず、体制面から。イトーヨーカ堂グループにはセブンイレブン・ジャパンというコンビニエンスストア業界の“雄”がいたことが、業績を分析する上で重要な事実かと思います。
 現在は、イトーヨーカ堂と同じように、セブン&アイ・HD(3382)を持株会社とする非上場企業となっていますが、当時はどちらが親会社か分からないくらい、同グループの収益を稼いでいました。
 ダイエーもイトーヨーカ堂も、本業であるスーパーマーケット事業は、消費低迷の影響により低価格競争も激しく、収益も伸び悩んでいました。その中でグループ内にセブンイレブン・ジャパンがいたことで、グループとしての業績は下支えされていたのではないでしょうか。

 イトーヨーカ堂に限らず、連結対象として傘下に数多くの事業を抱える銘柄を分析する時は、グループ内で勢いのあるものとそうでないものを確認しておくことは大切です。最近はM&A(企業の買収・合併)が1990年代と比較してより活発となっており、上場企業同士でもグループ内の事業を再構築するために長年傘下に抱えていた事業を突然手放すようなことが当たり前のようになってきています。
 グループの稼ぎ頭はどの事業か、また足を引っ張っているのは…? さらに、足を引っ張っている事業があるとしたら、その事業をグループとして今後どのようにしていこうとしているのか、グループ再編はあり得るのか、といったことも今後、どのような銘柄においても投資判断をする上で貴重な材料となってくるでしょう。

 すでにこのコラムでお伝えしましたが、1990年代に入るまでに、ダイエーもグループの拡大を積極的に行っていました。規模だけでとらえらば巨大な経営基盤を構築できていたにも係わらず、収益は低調に推移していきます。
 収益が低迷している原因が足を引っ張っている事業の存在のみだったとしたら、今ほどではないにしても、比較的素早くグループ再編などの策を取ることができたかと思います。しかし、ご存知の通り、収益の低迷は思った以上に長引きました。
 ダイエーグループの事業構成以外に、収益低迷の原因となる理由は存在したのでしょうか。

 次回は、改めてダイエーの事業戦略などを考えていきたいと思います。
(マネックス証券 投資情報室)

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-6.投資信託基準価額
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-詳しくは
→ http://www.monex.co.jp/FundGuide/0/syohin/tousin/syohnitirhyouji/guest
※マネックス証券の全取扱いファンドが騰落率順に表示できます。
※外国投信を売買する際の適用為替レートは、ログイン後「投資信託」トップ 画面の「適用為替レート」でご確認いただけます。

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    「お客さまからのご意見・ご要望への回答」コーナーを新設 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■

  マネックスでは、お客さまから頂いたさまざまなご意見やご要望に
  ついての回答を掲載するコーナーをウェブサイト上に新設しました。  ぜひお立ち寄りください。
  http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new/news608d.htm

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 投資のスキルをUPさせるには、正しい知識を効率的に学ぶのが近道です。 参考書籍・DVDの選択に迷っている方はぜひご参考にしてください。
 書籍・DVD一覧>>>http://www.monexuniv.co.jp/book/


=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-7.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
 8月25日    <カミソリ>

 私の親指の指紋は、1センチほどくっきりと断絶しています。幼稚園生の頃に父親のヒゲ剃り用のカミソリで深く切ってしまい、跡が残ってしまったものです。切った時は台所を歩いていたら突然切れてしまったと母親に説明し、刃を内側に向けないでしまっていた父親が叱られていた記憶がありますが、事実は違います。

 これが初めてのカミングアウトになる気がしますが、実は刃はちゃんと内側を向いて、しかも棚の奥にしまってありました。確か、カミソリは危ないので絶対に触ってはいけないと云われていたのだと思います。云われると気になる性格で、自分で引っ張り出して、本当に切れるのかなぁ、と親指をあてて試したのでした。お父さん、お母さん、嘘をついてすいませんでした。

 まぁしかしこう云うことはあることです。事故をなくすためには、色々な角度からの視点が必要ですね。


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ダイドードリンコ社長中間決算説明会&
  エジプト考古学の第一人者 早稲田大学客員教授 吉村 作治氏講演━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★☆★

清涼飲料市場において自動販売機を中心に、“D-1 COFFEE”や「復刻堂」 シリーズなどのユニークな独自ブランドを積極的に展開する、ダイドー ドリンコ株式会社 代表取締役社長より、同社の企業概要、平成19年1月 期中間決算の説明、及び今後の同社が取り組む企業活動等についてお話 しいただきます。

また、第2部では、メディアでもご活躍中のエジプト考古学の第一人者、 早稲田大学客員教授 吉村作治氏による「古代エジプトの食と文化」の 講演もございます。

ご来場者には、「ダイドードリンコ」製品のお土産もございます。

9月5日(火)  九段会館 大ホール
 http://www2.monex.co.jp/lounge/benkyo/kigyo060905.html

■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
      システムメンテナンスに伴うサービス停止のご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■

マネックスではシステムメンテナンスのため、以下の日程にて為替保証金取引(マネックスFX)、商品先物取引(マネックスCX)、先物・オプション取引を除く全てのサービスを一時停止させていただきます。

■サービス停止日時
 2006年8月26日(土)午前3時〜8月26日(土)午後11時

また、中国株取引につきまして、以下のとおり一時停止させていただきます。
■中国株取引の停止日時
 2006年8月26日(土)午前10時 〜8月26日(土)午後1時

お客様にはご不便をおかけしますが、何とぞご了承いただきますようお願い申しあげます。

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テレビ東京で平日の朝8時45分から放送されている「株式ワイド オープニングベル」に、投資情報室長 清水洋介 が毎週月曜日出演しています。是非、ご覧ください。
http://www.tv-tokyo.co.jp/biz/
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創刊号からのマネックスメールバックナンバー(マネログ)はこちらから→ http://www2.monex.co.jp/monex_blog/index.html

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